マーティン・レイは今から80年以上前の1943年から始まった歴史あるワイナリーです。

サンタクルーズマウンテンの中心部にあるサラトガで単一品種の地域固有のワインを造ることに専念したパイオニアであり現在カリフォルニアで最も歴史的な土地の1つであるマウント・エデンを開発したワイナリーです。単一品種の地域固有のワインを造ることに専念したパイオニアでしたがワイナリーは1972年に閉鎖する事になります。

そのワイナリーが再度蘇る事になったのはある偶然がきっかけです。

約20年後の事です。現オーナーであるコートニー・ベンハムがサンノゼの倉庫でマーティン・レイのワイン1500ケースを偶然見つけたのです。コートニーはマーティンレイの歴史的意義とその土地のテロワールを単一品種で表現するという哲学を知り共鳴、コートニーはブランドとワインを購入、ワイナリーを再復興させます。

コートニーのキャリアはプロテニスプレーヤーで始まりました。その後、父の農業とワイン造りの手伝いをする事からワインの世界に入ります。その頃、父親は農業に加えワイン造りを行っていました。父はロスト・ヒルというワインを手掛けていてこの手伝いからワイン業界でのキャリアを追求する足がかりとなりました。

カスタム・クラッシュでワイン造りに何年も携わった後、自身のワインブランド、ブラックストーンを設立しました。このブラックストーンは大成功をおさめベンハムはブラックストーンを10年足らずでカテゴリー・リーダーに育て上げます。その後、サンノゼの倉庫でマーティン・レイを発見。マーティンレイに専念するためにブラックストーンを売却したのです。

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