
WA97+点!醸造知識ゼロの愛好家まさかの100点生産者という離れ業、唯一の11年100点生産者!
ビーヴァン・セラーズ “テンチ・ヴィンヤード” カベルネソーヴィニヨン オークヴィル ナパヴァレー
【凝縮感と鉱物のニュアンス】 深く濃い黒紫色、土っぽさ、赤味肉、血の香と深煎りしたモカ・コーヒー、プラム、クレーム・ド・カシスに、様々なスパイスボックス、ミンチした肉アロマが渾然一体となっています。フルボディで凝縮感が強く、鉱物的なニュアンスと生き生きとした長い余韻が続きます。
牛肉、子羊肉、鹿肉、狩猟肉などのお料理と共に
- ワイン名
- ビーヴァン・セラーズ “テンチ・ヴィンヤード” カベルネソーヴィニヨン オークヴィル ナパヴァレー
- 原語
- Bevan Cellars Cabernet Sauvignon Tench Vineyard Oakville NapaValley
- ヴィンテージ
- 2016年
- タイプ
- 赤ワイン
- 飲み口
- 辛口
- 原産国・地域
- カリフォルニア、ナパヴァレー、オークヴィル
- 造り手
- ビーヴァン・セラーズ
- ぶどう品種
- カベルネソーヴィニヨン100%
- 熟成
- フレンチオーク(100%新樽)にて熟成
- アルコール
- 14.9%
- 容量
- 750ml
- 飲み頃温度
- 16〜18℃
※実際のヴィンテージ につきましては画像と異なる場合がございます。
正確なヴィンテージにつきましては<ワインデータ>ヴィンテージ欄をご確認下さいませ。
【2016 Wine Advocate 97+点】
【2015 Wine Advocate 99点】
【2014 Robert Parker 100点】
【2013 Robert Parker 98点】
ワイン好きが高じて醸造知識ゼロの愛好家からワイン造りをスタート
ソノマ生まれのラッセル・ビーヴァンは、1995年当時はアメリカ中西部に住みデンタルケア製品の会社に務めており、後に妻となる歯科衛生士のヴィクトリア・デ・クレシェンツォと出会います。二人の共通の趣味はワインでブラインド・テイスティングを楽しんでいました。その後多くの情熱的なワイン愛好家とインターネットを通じて知り合うことになり、趣味が高じてウェブにワイン・コラムを書いたり、その取材やオフ会などを兼ねてナパヴァレー、ソノマへ定期的にツアーを組み、様々なワイナリーを訪問し醸造家達と出会う機会が広がります。
培ってきた醸造家との人脈により普段では聞くことの出来ない、カルト生産者から貴重なワイン造りの本質を教わる事が出来ました。フィリップ・トーニからはワイン造りにおける細部までの配慮を聞き、ボブ・フォーリーがラボに頼らずにどのようにして葡萄の収穫時期を見極めるのかを知り、グレッグ・ラフォレからはワイン造りにおいては些細な事でも慎重に検討しないと最終的にワインに多大なる影響を及ぼす大事さを学びました。
2004年にはソノマに移住、自宅の庭にシラーを植樹。その年にビーヴァン・セラーズを設立しました。早速、ナパ・ヴァレー、オークヴィルにある後のピーター・マイケル自社畑オー・パラディとなるショーケット・ヴィンヤードのカル・ショーケットとの交流により葡萄を調達し、初めてのワイン造りをスタートしました。無名の生産者ながらスタートから普通では手に入れる事の出来ない素晴らしい葡萄によってワイン造りを始める事が出来たのです。
学校・研修未経験の素人がまさかの100点生産者という離れ業、唯一の11年100点生産者となる
ラッセルは正式に醸造学校に行ったり、ワイナリーで研修することもなく、自身のワインを造ることになったわけです。最初の葡萄が運びこまれた時に、ワイン仲間十数人に招集をかけ、素人の手作業で選果を16時間もかけて徹底的に未熟な葡萄の粒を取り除くことに注力。もう全員がヘトヘト状態になったその当時の事が今でもワイン造りの大事なポリシーになっているそうです。自分のテイスティングを信じ、造りたいワインを強く念頭に置き、葡萄の調達から、醸造に至るまで徹底的にこだわることがビーヴァン・セラーズのポリシーであり初ヴィンテージから現在に至るまで貫いていることです。
栽培家やワイナリーオーナーと密接な関係を築き、ヴィンテージ毎に畑を増やし、シングル・ヴィンヤード名ワインを中心に造り、数種のマルチ・ヴィンヤードのボルドー品種のレッド・ワインも造ります。またソノマやサンタリタヒルズからシャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、ピノノワール、シラーなど多岐にわたって手掛けています。
2013年のプレミア・ナパ・ヴァレー・オークションにて120本、$75,000でトップ・ロットを獲得、同年、雨が多く特に冷涼でカリフォルニアでは難しいとされていた2011年ヴィンテージにもかかわらず、遂にパーカーポイント100点を獲得しました。カリフォルニアで2011年にパーカー100点を獲得したのはビーヴァンのみです。2011年唯一の100点獲得生産者となりました。
その後も100点を連発し既に確定と暫定を合わせ11のワインで100点を獲得しています。ビーヴァンは素人から100点満点ワインを造り上げるという離れ業をやってのけたのです。造るアイテムは多いですが各生産量は非常に少ない為、日本へは限定アイテムのみとなりますが、2016年ヴィンテージより遂に日本への正式輸入がかないました。
その後も銘醸畑がひしめくオークヴィル西斜面、スクリーミング・イーグルの真隣の畑テンチ・ヴィンヤードの単一畑のカベルネです。2014年にはパーカー100点を獲得しています。