「3,000円ぐらいでワインは買える?」
「予算3,000円で赤ワインを購入したい…」
ワインは価格帯の幅が広く、選ぶときに何を目安にすればいいのか一見複雑で、初心者の方は「むずかしそう」と感じてしまいがちです。
実際、3,000円という予算は決まっていて、その価格帯のワインが見つけられないという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、3,000円前後の赤ワインでソムリエが厳選したものを10本ご紹介します。
さらには、ワインの選び方についても紹介するので、今後はワインを見つけやすくなるでしょう。
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3,000円前後で美味しい赤ワインは買えるの?
ワインの味わいのタイプと、主な品種ごとの特徴を理解すれば、3,000円前後で美味しいワインを選ぶのは、案外簡単です。
この価格帯になると、選び方のポイントを押さえれば、飲みごたえのある満足度の高いワインを入手することができます。
1,000円台までの日常的に楽しむ価格帯のワインとは、明らかに趣が違うと言うことがわかるでしょう。
また、今回ご紹介する基本知識を身に付けておくと、これからのワイン選びが俄然楽しくなります。
赤ワインの選び方
具体的な赤ワインの選び方を「ボディ」、「品種」、「産地」を軸にご紹介します。
ボディの違いで選ぶ
赤ワインの味わいは、基本的に「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」と「ボディ」という表現を基準にします。
これは、「ボリューム感」に近いイメージと思ってください。
ボディタイプは主観的な基準で、統一された規格があるわけではありません。ワインショップ・ワイン輸入元によって多少違いがあることは覚えておきましょう。
フルボディ
濃い色のしっかりしたタンニンが楽しめます。
この後ご紹介するカべルネ・ソーヴィニヨン、シラーといった品種であれば間違いないでしょう。
ライトボディ
薄い色と弱いタンニンが特徴です。ワインの渋みや重さが苦手という方におすすめ。
代表選手は毎年11月の第三木曜日解禁のボージョレー・ヌーヴォーです。
ボージョレー・ヌーヴォー以外では、あまり熟成させず一般的に「若のみ」と言われるジューシーなタイプのワインがライトボディと呼ばれます。
ミディアムボディ
色・タンニンともにライトボディとフルボディの中間の味わいのワイン。
品種で言えば、メルロー、ピノ・ノワールです。
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品種で選ぶ
代表的な赤ワイン用ブドウ品種の特徴を覚えてしまいましょう。
これを把握しておくと自分のワインの好みが見えてくるので、ワイン選びがとても楽しくなります。
品種名 | ボディ | タンニン | 酸 | 香り |
---|---|---|---|---|
カベルネ・ソーヴィニヨン | フルボディ | 強め | 豊か | 清涼感のある植物系 |
メルロ | ミディアム~フル | 中庸 | 弱め~中庸 | 濃い色の果実 |
シラー | フルボディ | 中庸~強め | 豊か | スパイシー・動物系 |
ピノ・ノワール | ライトボディ | 強め | 豊か | 小さくて華やかな果実 |
ガメイ | ライトボディ | 弱め | 豊か | 赤いベリー系 |
フルボディの代表品種、カベルネ・ソーヴィニヨン
世界中で栽培されているフルボディの代表品種です。
しっかりしたタンニンと酸を持ちながら、清涼な植物系の香りがあるので、暑い時期にも楽しめるフルボディです。
赤身の肉との相性抜群。しっかりとしたフルボディの赤ワインを選びたいときは、この品種が良いでしょう。
上品でエレガントなピノ・ノワール
栽培が難しく、栽培環境の影響を受けやすい品種です。タンニンはほどよく、酸はしっかり感じます。
繊細で上品、エレガントな味わいのワインになり、高額で取引されるワインの代表銘柄「ロマネ・コンティ」の品種です。
鴨や鶏などの繊細な肉質の料理にぴったり。比較的気難しい品種のため、一部のチリ産を除いて、あまり安価なものはありません。
バランス抜群のメルロー
肉厚な果肉の果実味と控えめな酸、柔らかなタンニンは、飲み手を選びません。
煮込みの肉などふっくらとした感じの料理にぴったり。
ピノ・ノワール同様、「シャトー・ペトリュス」「シャトー・ルパン」といった高額ワインの品種としても有名です。
ややワイルドなフルボディならシラー
フランス産はスパイシーでエレガントな味わい、「シラーズ」と表記されるオーストラリア産は熟した濃密な果実味を前面に感じます。
シカ、イノシシ、野ウサギなど、狩猟対象と野生鳥獣を使ったジビエ料理を楽しむ機会には、ぜひ試していただきたい品種です。
いちごの香りタンニン弱めのガメイ
いちごのようなフレッシュな赤いベリーを連想させる果実の香り。ソフトでフレッシュな果実味と、少なめのタンニン、イキイキした酸味を感じます。
毎年11月第3木曜日に解禁される、「ボジョレー・ヌーヴォー」の品種として有名です。
ヌーヴォー(=新酒)以外の「ボジョレー」ワインもガメイで造られています。
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産地で選ぶ
3,000円前後で失敗しない鉄板の選択肢を産地でご紹介します。
カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ主体なら、フランス・ボルドー
ボルドーワインはフルボディの王道といって良いでしょう。
カベルネ・ソーヴィニヨン主体なら、フルボディ王道の味わい。
ただし、ボルドーは基本的に品種をブレンドするので、バックシールなどで品種の割合を確認するのがおすすめです。
ワインの渋みが苦手ならフランスのボジョレー
ガメイで造られたボジョレーは、タンニンの渋みが苦手という方にも抵抗なく楽しんでいただけます。
濃厚な果実味ならオーストラリアのシラーズ
濃厚な果実味のフルボディを楽しみたいなら、オーストラリアのシラーズがおすすめです。
エレガントながらしっかりした果実味ならNZ産ピノ・ノワール
ピノ・ノワールの魅力は繊細さとエレガントさ。ピノ・ノワール原産地ブルゴーニュはもちろん高品質ですが、ニュージーランド産ピノ・ノワールの果実味も魅力いっぱいです。
3,000円前後のおすすめ赤ワイン10選
ワインの選び方の基礎知識、ご理解いただけましたか? 具体的な商品をご紹介します。
予算3,000円の赤ワインベスト5
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詳細情報
度数:14.6%
味わい:フルボディ
産地:アメリカ、カリフォルニア、ナパヴァレー
品種:カベルネソーヴィニヨン
人気の高いナパ産赤ワイン。ですが、価格も高いのがネックとなっています。
そんな中産まれたのが「シックス・エイト・ナイン」
十数年の間に築いたブドウ栽培農家との深い信頼関係から、良質なブドウを妥当な価格で入手し低価格帯のワインを実現。
香り | ブルーベリージャム、ココナッツ |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
5位 セレシン セレシン エステイト レア ピノ ノワール
NZ産ピノ・ノワールのいいとこ取り!
ニュージーランド屈指の銘醸地マールボロ産。エレガンスだけでなく、凝縮した果実味を堪能できる味わいです。
4位 ウィンダム・エステート ウィンダム555シラ−ズ
ANAのビジネスクラスでも採用!
紫帯びた深みのある深紅色で、熟したプラムやベリーの香りに、胡椒などのスパイスも感じます。
濃厚な果実を感じる味わいは、オーストラリア産シラーズならではです。
3位 シャトー・トゥール・サン・ボネ
ボルドー産王道フルボディ
有名ワイン評論家ロバート・パーカーが「いつでも私のお気に入り」と評価しています。
やや酸味を感じさせる渋味と、凝縮されたタンニンの味わいが魅力の、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー主体のフルボディ。
2位 モルゴン ジョルジュ デコンブ
ボジョレーならではの優しい味わい
イチゴのような香りに、 しっかりした果実味と凝縮感。
ガメイで造られたものなら、赤ワインの渋みが苦手な方にも楽しんでいただけます。
1位 ルイ・ジャド ブルゴーニュ ピノ・ノワール
ブルゴーニュ名門のピノ・ノワール
老舗ルイ・ジャドのピノ・ノワールは、高価格帯が多いブルゴーニュワインの中でとてもお手頃。
ブルゴーニュのピノ・ノワールのエレガントさや上品さを味わってみてください。
3,000円台の赤ワインベスト5
5位 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール オリヴィエ・ルフレーヴ
地元飲食店も支持
ブルゴーニュの名手、オリヴィエ・ルフレーヴのピノ・ノワールは、フレッシュな果実味と柔らかな酸の、バランスの取れた味わいが魅力。
現地のホテル・レストランからも大きく支持されているワインです。
4位 ケンダル・ジャクソン ヴィントナーズ・リザーブ カベルネソーヴィニヨン ソノマカウンティ
カリフォルニアの名門が手がけたカベルネ・ソーヴィニヨン
カリフォルニアはカベルネ・ソーヴィニヨンの優秀な生産地の一つ。
ブラックチェリーなどの黒い果実の香りが広がり、しっかりしていながら丸みのあるタンニンを楽しめます。
3位 ペンフォールズ BIN8 カベルネ・シラーズ
オーストラリアシラーズの看板ワイナリー
タンニンが豊かながらスムーズなのどごしは、さすが名門ペンフォールズ。
スパイスをきかせた肉料理と楽しんでいただきたい赤ワインです。
2位 ベリンジャー ヴィンヤーズ ナパ ヴァレー メルロー
守備範囲の広さがメルロの魅力
黒い果実の熟したフルーツに、バニラやナツメグなどのスパイスの風味が重なります。
メルローらしい「ちょうどいい」タンニンは、トマトソースのパスタから肉料理まで、幅広い料理に合うのが魅力です。
1位 シャトー・ラモット・ヴァンサン レゼルヴ
飲みごたえ抜群のフルボディ
ボルドー産の赤は、フランスのワインコンクール常連メダリスト。
凝縮した果実味と複雑な香りを楽しめる、ボルドーらしさがあふれた1本です。
まとめ
好きなボディのタイプや品種、生産地が発見できると、ワイン選びは一気に楽しくなります。
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ワインショップでワインを選ぼうとしても、価格帯の幅が広く、何を目安にすればいいのかよくわからないですよね。