甘口の日本酒はその飲みやすい味わいから、日本酒初心者や女性を中心に人気があります。
しかし、日本酒の多くは辛口であるため、甘口の日本酒選びに困っている方も多いのでは?
今回は甘口の日本酒の選び方やおすすめ銘柄、美味しい飲み方までを解説します。
甘口の日本酒の魅力
甘口の日本酒とは、その名の通り甘い味わいが特徴の日本酒のことを指します。
麹の酵素や発酵由来の旨味も感じられ、単純な甘さだけでなく奥行きのある甘さを楽しむことができます。
口に含んだ瞬間に広がり、優しくまろやかな印象を感じるのが甘口の日本酒の特徴です。
さらに、発酵の過程で生まれるフルーティーな果実の風味もポイント。
華やかな果実の香りが合わさることで、甘味により上品ですっきりとした印象を与えます。
日本酒の甘口と辛口の違いは?
日本酒の甘口と辛口は具体的になにが違うのでしょうか?
甘口と辛口の日本酒の違いについてこちらで解説します。
日本酒度の違い
日本酒の甘口と辛口は、主に日本酒度によって決まります。
日本酒度は日本酒の甘さや辛さを示す指標で、日本酒の中に含まれる糖分の量によって数値が決まります。
プラスの値は辛口を、マイナスの値は甘口を意味します。
甘口の日本酒は日本酒度がマイナスの値を示しており、糖分が多く含まれています。
これにより、まろやかで果実のような甘さや豊かな香りが感じられるのが特徴です。
一方、辛口の日本酒は日本酒度がプラスの値を示し、キレのある味わいやすっきりとした後味が特徴となります。
日本酒度と甘口・辛口の目安 | ||||||
大甘口 | 甘口 | やや甘口 | 中庸 | やや辛口 | 辛口 | 大辛口 |
-20以上 | -10~15 | -5 | ±1~3 | +5 | +5~10 | +10以上 |
甘口の日本酒の製造方法
甘口日本酒の製造には、通常の日本酒造りと同じ工程を取ります。
日本酒の製造方法をざっくりとまとめると以下の通りです。
②米を蒸す
③麹作り
④発酵
⑤搾り
⑥熟成
⑦瓶詰め
甘口の日本酒作りのポイントは、④発酵の工程が重要です。
日本酒の発酵とは、酵母という微生物が米の糖分を利用して、アルコールを生み出すことを指します。
酵母が糖分をどんどん消費してアルコールを生み出すので、発酵が進むにつれて日本酒は甘味が減っていくのです。
甘口の日本酒を造る場合は、発酵の進行を調節することで、糖分が日本酒に多く残るようにコントロールします。
具体的には、アルコール発酵を途中でストップしたり、仕込みの米の量を多くする方法が取られます。
甘口の日本酒の選び方
こちらで甘口の日本酒を選ぶ方法についてご紹介します。
日本酒の多くは辛口に分類されますので、その中から甘口の日本酒を見つけ出す方法を身に付けましょう。
日本酒度で選ぶ
日本酒度は日本酒の甘さや辛さを表す指標です。
数値とプラスマイナスで表現され、プラスになるほど辛口、マイナスになるほど甘口となります。
甘口の日本酒をお探しの方は、日本酒度がマイナスのものを選ぶと良いでしょう。
一般的に、以下のような日本酒度の範囲が参考となります。
日本酒度と甘口・辛口の目安 | ||||||
大甘口 | 甘口 | やや甘口 | 中庸 | やや辛口 | 辛口 | 大辛口 |
-20以上 | -10~15 | -5 | ±1~3 | +5 | +5~10 | +10以上 |
日本酒度はボトルの裏ラベルに記載されていることが多いです。
ラベルを確認し、日本酒度が甘口の範囲にあるものを選ぶようにしましょう。
また、酒蔵のホームページなどから日本酒度を確認することも可能です。
ただし、日本酒度が非公開となっている銘柄もありますので留意しておきましょう。
アルコール度数で選ぶ
アルコール度数と日本酒の味わいには一定の関連性があります。
一般的な傾向としては、アルコール度数が低い日本酒は甘口であることが多いです。
その理由は、先ほど説明した甘口の日本酒の製造方法にあります。
アルコール度数が低い=アルコール発酵が抑えられていることを意味し、すなわち日本酒の中に米の甘味が多く残っていることになります。
甘口の日本酒を探している方には、アルコール度数が低めのものを選ぶことがおすすめです。
一般的な日本酒のアルコール度数は15度前後となります。
甘口の日本酒はアルコール5~12度程度と幅広く、アルコール度数が低いほど甘口な傾向です。
日本酒の種類で選ぶ
貴醸酒
貴醸酒(きじょうしゅ)は、日本酒の中でも特別な製法で作られる甘口の日本酒です。
その大きな特徴は、日本酒の仕込み水の一部を日本酒で代用するところ。
仕込み水にアルコール分を含む日本酒を使うことで、アルコール発酵が途中で止まり甘味をたっぷり含んだお酒に仕上がります。
蜂蜜やみりんを思わせるトロリと濃厚な甘味が感じられ、旨味や酸味などが入り混じった奥行きのある味わいが貴醸酒の特徴です。
そして、貴醸酒のもう一つの大きな魅力が琥珀色に輝く外観。
糖分やアミノ酸を多く含む貴醸酒は通常の日本酒よりも熟成スピードが早く、多くの貴醸酒は麦わら色から琥珀色に染まっています。
濃厚な甘さと美しい見た目から、貴醸酒はデザート酒としても人気です。
にごり酒
にごり酒は甘口と辛口両方のタイプがあります。
にごり酒とは、濾過工程で醪(もろみ)を完全に取り除かず、白濁した状態で瓶詰めされる日本酒です。
醪由来の成分が多く含まれ、濃厚なコクと麹や米の風味がしっかりと感じられます。
甘口タイプのにごり酒は米や麹のやわらかな風味があるため、カルピスやラッシーなどの乳酸菌飲料のような味わいを楽しめるでしょう。
クリーミーな甘口日本酒が飲みたい方はにごり酒がおすすめです。
ストレートで飲むだけでなく、ロックやソーダ割りで楽しむこともできます。
スパークリング日本酒
スパークリング日本酒も甘口タイプが多い日本酒です。
炭酸が含まれた日本酒のため、爽やかな飲み口を楽しむことができます。
近年は日本酒初心者の方でも親しみやすい銘柄として、甘口タイプのスパークリング日本酒が人気となっています。
泡立ちのある華やかな見た目もあり、女子会などにもおすすめです。
>>世界も注目!スパークリング日本酒のおすすめは?タイプ別の特徴や金賞受賞銘柄を一挙紹介!
甘口のおすすめ日本酒15選
商品画像 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | 雪中梅 本醸造 | 大関 極上の甘口 | 今代司 純米吟醸 花柳界 | 澪 スパークリング清酒 | すず音 スパークリング | 別鶴 木漏れ日のムシメガネ | 讃岐くらうでぃ | 白瀧 はちみつ由来酵母by Jozen | 越後鶴亀 ワイン酵母仕込み | 伊根満開 赤米酒 | 朝日山 純米にごり | 桃川 にごり酒 | 八海山 貴醸酒 | 満寿泉 貴醸酒 | 玉川 Time machine 1712 |
詳細 | 日本酒度:-3.5 アルコール度数:15.7度 種類:本醸造 | 日本酒度:-50 アルコール度数:10% 種類:普通酒 | 日本酒度:-15 アルコール度数:11度 種類:純米吟醸 | 日本酒度:-70 アルコール度数:5度 種類:スパークリング日本酒 | 日本酒度:-70~-90 アルコール度数:5.5% 種類:スパークリング日本酒 | 日本酒度:-45 アルコール度数:11~12度 種類:純米酒 | 日本酒度:-70 アルコール度数:6度 種類:にごり酒 | 日本酒度:-70 アルコール度数:8~9度 種類:蜂蜜酵母仕込み/純米酒 | 日本酒度:-32 アルコール度数:13度 種類:ワイン酵母仕込み/純米吟醸 | 日本酒度:-18 アルコール度数:14度 種類:古代米酒 | 日本酒度:-40 アルコール度数:13% 種類:にごり酒/純米酒 | 日本酒度:-18 アルコール度数:15度 種類:にごり酒 | 日本酒度:-36 アルコール度数:17.5度 種類:貴醸酒 | 日本酒度:非公開 アルコール度数:15度 種類:貴醸酒 | 日本酒度:非公開 アルコール度数:11~11.9度 種類:純米酒/江戸流生酛仕込み |
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雪中梅 本醸造
雪中梅 本醸造
やわらかな口当たりの本醸造酒。
ほのかな旨味や苦味を感じられ、日本酒らしいコク深さを楽しめます。
味わいははっきりとした甘口ではなく、幅広く食事と合わせられる程よい甘口な仕上がりです。
すっきりタイプの甘口が好みな方におすすめ。
日本酒度 | アルコール度数 | 種類 |
-3.5 | 15.7度 | 本醸造 |
大関 極上の甘口
大関 極上の甘口
スイーツのような甘味の1本。
使用する酒米の量を当社比で1.4倍にして仕込みました。
お米の甘味を残した、甘酸っぱく濃醇旨口な味わいを楽しめるでしょう。
冷酒はもちろん、氷を入れて飲むロックもおすすめです。
日本酒度 | アルコール度数 | 種類 |
-50 | 10度 | 普通酒 |
今代司 純米吟醸 花柳界
今代司 純米吟醸 花柳界
華やかな甘味を楽しめる純米吟醸酒です。
フルーティーな香りが立ち上がり、味わいにはリッチな甘味を感じます。
はっきりとした甘味がありますが、後切れの良い飲み口が特徴。
ピンクのボトルデザインも華やかで、女性人気の高い銘柄です。
日本酒度 | アルコール度数 | 種類 |
-15 | 11度 | 純米吟醸 |
澪 スパークリング清酒
澪 スパークリング清酒
チャーミングな甘さが魅力のスパークリング日本酒です。
甘酸っぱい味わいは、まさにお米のジュースとも言えるような飲みやすさ。
爽快な炭酸と低いアルコール度数があり、日本酒初心者にもおすすめできます。
そのまま飲むのはもちろん、カクテルにしても楽しめるでしょう。
日本酒度 | アルコール度数 | 種類 |
-70 | 5度 | スパークリング日本酒 |
>>スパークリング日本酒 澪(みお)の特徴は?種類や人気の秘密を解説
すず音 スパークリング
すず音 スパークリング
繊細な甘味を楽しめるスパークリング日本酒。
シャンパンと同じ瓶内二次発酵製法で造られるため、泡立ちの美しさが魅力的です。
やわらかな甘味を炭酸が包み込み、非常に飲み口は上品になります。
リッチな甘口スパークリング日本酒を楽しみたいときにおすすめ。
日本酒度 | アルコール度数 | 種類 |
-70~90 | 5.5度 | スパークリング日本酒 |
別鶴 木漏れ日の虫眼鏡
別鶴 木漏れ日のムシメガネ
日本酒メーカー大手「白鶴」が手がける新シリーズ日本酒のひとつ。
社内の若手社員のみで開発された、甘酸っぱい現代的な味わいの日本酒です。
低アルコールで華やか、甘味と酸味のバランスの取れた味わいはリラックスタイムに最適。
合わせるお食事はハーブを使ったイタリアン、エスニック料理などが良いでしょう。
日本酒度 | アルコール度数 | 種類 |
-45 | 11~12度 | 純米酒 |
讃岐くらうでぃ
讃岐くらうでぃ
大人のカルピスとも称される甘口のにごり酒。
アルコール度数は6度におさえられており、非常に飲み口は軽やかです。
白麹を使うことですっきりとした酸味が生まれ、甘味との絶妙なバランスを醸しだしています。
にごり酒ならではのクリーミーな舌触りも魅力です。
日本酒度 | アルコール度数 | 種類 |
-70 | 6度 | にごり酒 |
白瀧 はちみつ由来酵母by Jozen
白瀧 はちみつ由来酵母by Jozen
はちみつから採取した酵母で造られた日本酒。
とろりとした甘味を感じるチャーミングな味わいが魅力です。
可愛らしいクマのイラストが描かれたラベルもポイント。
冷酒はもちろん、ロックやレモンを搾って飲むのもおすすめ。
日本酒度 | アルコール度数 | 種類 |
-70 | 8~9度 | 蜂蜜酵母仕込み/純米酒 |
越後鶴亀 ワイン酵母仕込み
越後鶴亀 ワイン酵母仕込み
ワイン酵母仕込みの珍しい日本酒。
白ワインのようなフルーティーで上品な風味を感じます。
従来の日本酒とは異なるキリっとした酸味、米由来の甘味と旨味の組み合わせはこの1本でしか味わえません。
しっかりと冷やして、ワイングラスでぜひお楽しみください。
日本酒度 | アルコール度数 | 種類 |
-32 | 13度 | ワイン酵母仕込み/純米吟醸 |
伊根満開 赤米酒
伊根満開 赤米酒
赤色に染まった世にも珍しい日本酒。
古代米と呼ばれる赤や紫色の米を使用することで、日本酒が鮮やかな赤色に染まります。
ロゼワインのような甘酸っぱさや、古代米ならではの旨味や苦味が特徴。
冷やして、ソーダ割りで、常温で、さまざまな味わいの違いを楽しめるでしょう。
日本酒度 | アルコール度数 | 種類 |
-18 | 14度 | 古代米酒 |
朝日山 純米にごり
朝日山 純米にごり
ミルキーな口当たりが魅力のにごり酒。
まるで果実を思わせるようなフルーティーさが大きな特徴です。
アルコール度数は低く、甘酸っぱい味わいはどんな方にも受け入れられるでしょう。
しっかりと冷やして、あるいはロックで飲むのがおすすめ。
日本酒度 | アルコール度数 | 種類 |
-40 | 13度 | にごり酒/純米酒 |
桃川 にごり酒
桃川 にごり酒
昔ながらの伝統的なにごり酒。
甘味や酸味だけでなく、たっぷりの旨味を感じる仕上がりとなっています。
力強い濃厚なにごり酒が好きな方はこちらがおすすめ。
ソーダ割りにしても美味しくいただけます。
日本酒度 | アルコール度数 | 種類 |
-18 | 15度 | にごり酒 |
八海山 貴醸酒
八海山 貴醸酒
濃密な甘味と熟成感を味わえる1本。
貴醸酒ならではの琥珀色に色づいた外観に思わずうっとりします。
口当たりはさっぱりしていますが、熟成により滋味豊かで洗練された甘味を感じます。
そのまま飲むほか、バニラアイスなどと合わせてもいいでしょう。
日本酒度 | アルコール度数 | 種類 |
-36 | 17.5度 | 貴醸酒 |
満寿泉 貴醸酒
満寿泉 貴醸酒
スタイリッシュな味わいの貴醸酒。
蜜を思わせるような甘美な味わいと、鼻から香りが抜けていく長い余韻を楽しめます。
気品あふれるイタリア製のガラスボトルも魅力のひとつ。
少量を小ぶりなグラスに注ぎ、少しずつゆっくりとお楽しみください。
日本酒度 | アルコール度数 | 種類 |
非公開 | 15度 | 貴醸酒 |
玉川 Time machine 1712
玉川 Time machine 1712
江戸時代の製法で造られた超甘口の純米酒。
天然の酵母や乳酸菌によって発酵が行われ、完成した日本酒は熟成の前段階から黄金色に輝いています。
蜜やカラメル、みりんのような複雑性のある甘味があり、単体で飲むのはもちろん食事との相性も抜群です。
バニラアイスやチーズケーキ、ブルーチーズ、フォアグラなどとぜひ。
日本酒度 | アルコール度数 | 種類 |
非公開 | 11~11.9度 | 純米酒/江戸流生酛仕込み |
甘口の日本酒の美味しい飲み方
こちらで甘口の日本酒の飲み方について解説します。
辛口の日本酒とは異なる楽しみ方ができますので、ぜひご参考ください。
冷酒
甘口の日本酒は基本的に冷酒で飲むのがおすすめ。
冷やすことで日本酒の甘味が適度に引き締まり、爽やかな酸味も引き立ちますので甘味が和らぎます。
甘口の日本酒の飲み方に困ったときは、とりあえず冷酒で飲めば間違いありません。
特にスパークリング日本酒は冷やして飲むことで、炭酸の爽快感が強まります。
常温
甘口の日本酒は常温でも美味しく飲むことができます。
日本酒ならではの旨味が感じられ、冷えた状態よりも香りを感じやすくなります。
ただし、銘柄によっては甘味を強く感じすぎる場合もあるので注意が必要です。
常温で楽しむのは、日本酒度-10程度の中甘口タイプまでにしましょう。
ロック
甘味の強い銘柄はロックにしても楽しめます。
氷を入れて飲むことで、口当たりはよりすっきりとした印象に。
また、氷が溶けることでアルコール度数が下がり、口当たりがさらに軽やかになります。
アルコールが苦手な方や、さっぱりした甘口を好む方におすすめです。
味わいの濃いにごり酒はロックに最適。
ソーダ割り
より爽快感を求める方はソーダ割りもおすすめです。
甘口の日本酒をソーダで割ることで、爽快な炭酸が加わり甘味も適度に和らぎます。
日本酒とソーダの割合は日本酒の甘さによりますが、1:1の比率がおすすめです。
日本酒の甘さを抑えたい場合や、パーティーシーンなどでぜひソーダ割りをお試しください。
日本酒カクテル
甘口の日本酒をベースに日本酒カクテルを楽しんでみてはいかがでしょうか。
味わいのはっきりした甘口の日本酒は、カクテルの材料として最適です。
日本酒と相性の良い割り材は、レモンやライムなどの柑橘系の搾り汁や、カルピスやヨーグルトなどの乳酸飲料が挙げられます。
これらをちょい足しするだけで、いつもとは違った日本酒の世界を楽しむことができるでしょう。
甘口の日本酒に合わせる料理
最後に甘口の日本酒に合わせる料理についてご紹介します。
甘口の日本酒と相性の良い料理は、通常の日本酒とは少し異なりますのでぜひご参考ください。
カルパッチョ
カルパッチョは甘口の日本酒と相性ぴったり。
オリーブオイルやハーブ、レモンの爽やかな風味が、甘やかな香りや味わいとうまく調和します。
同じ生魚を使ったお刺身よりも、カルパッチョの方が甘口の日本酒とは相性が良いです。
キリリと冷やした冷酒のほか、ロックで合わせてもいいでしょう。
生ハム
塩気と旨味がたっぷりと詰まった生ハム。
甘酸っぱいフレッシュな日本酒は、生ハムと絶妙な相性を見せます。
日本酒の持つ甘味と酸味、生ハムの塩気、そして両者が持つ旨味が混ざり合うことで互いの良さを引き立てあってくれます。
合わせる日本酒は中甘口タイプを選ぶことで、味わい全体のバランスが整います。
エスニック料理
エスニック料理はスパイシーで辛味の効いた料理が多く、独特の風味が特徴です。
異国情緒溢れるエスニック料理には、フルーティーで甘味のある日本酒がぴったり。
タイ料理は砂糖や酢を使ったものが多いため、これが甘酸っぱい日本酒と共通した味わいがあります。
スパイシーさが強い料理には、芳醇でまろやかな味わいのにごり酒がおすすめ。
甘口のにごり酒にレモンを少し搾れば、和製ラッシーの出来上がりです。
チーズ
甘口の日本酒はチーズとの組み合わせを楽しむことができます。
フルーティーで爽やかな甘口日本酒には、フレッシュタイプのチーズがおすすめ。
モッツァレラチーズやクリームチーズに、フルーツソースをかけるようなイメージで日本酒を合わせることができます。
また、ぜひ試していただきたいのが貴醸酒とハードチーズの組み合わせ。
旨味の強いパルミジャーノやゴーダなどに貴醸酒を合わせることで、塩気・甘味・酸味などの複雑な味わいのハーモニーを楽しむことができます。
また、蜂蜜を思わせるような美しい甘味を持つ貴醸酒は、青かび系のチーズとも相性も完璧です。
自分の好みに合った甘口の日本酒を楽しもう!
甘口の日本酒は日本酒初心者の方や女性におすすめです。
甘酸っぱい味わいに加え、日本酒ならではの旨味やフルーティーな香りを楽しむことができます。
日本酒は辛口タイプが多く、甘口の銘柄を見つけるためには少しコツが必要です。
その見極めの大きなポイントとなるのが、日本酒度とアルコール度数となります。
今回の記事を参考に、ぜひ美味しい甘口の日本酒を楽しんでみてくださいね。
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