スイスのおすすめ白ワイン10本をソムリエが厳選!産地の特徴や選び方のコツまでご紹介!

2018/12/19
おすすめ白ワイン

「スイスでもワインは造られているの?」
「おすすめの銘柄はどれ?」

スイスは隠れたワインの産地として注目されています。

世界的なワイン評論家のロバート・パーカー氏が、スイスの白ワインを絶賛したことから注目度が高まりました。

この記事では、そんなスイスの白ワインについて、特徴や選び方、おすすめ銘柄をソムリエがご紹介します。

ぜひ、ワイン選びの参考にしてください。

執筆者/監修者

佐々木 健太

J.S.A. ソムリエ・エクセレンス

ソムリエ/年間受講者数日本一を誇るカリスマワインスクール講師  21歳でソムリエ資格を取得。南フランスにある一つ星レストラン「Keisuke Matsushima」にて研鑽を積み、帰国後は南青山「L’AS」を経て、株式会社WINE TRAILを創業。ワインのサブスク「HOME WiNE」を手掛ける。YouTubeチャンネル「ソムリエ佐々木」を運営。第9回全日本最優秀ソムリエコンクールファイナリスト。

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スイスのワイン産地

スイスはアルプス山脈に囲まれた山岳国であり、大陸性から山岳性まで多様な気候を持っているのが特徴です。

雄大な自然が土壌にもたらすミネラル分がブドウにも与えられ、ワインにも独特の風味やミネラル感を生み出します。

また、スイスはフランス、ドイツ、イタリア、オーストリアと国境を接しています。

隣接する国々から影響を受けたワイン造りもスイスの特徴です。

スイスワインは、隣接するこれらの国によって産地が大きく3つに分けられます。

・フランス語圏(スイス・ロマンド)
・ドイツ語圏(スイス・アルモン)
・イタリア語圏(スイス・イタリエンヌ)

中でもフランス語圏が、スイスワインの83%の生産量を占める最大の産出地域です。

次いで、ドイツ語圏が12%、イタリア語圏が5%の生産量を占めます。

それぞれの地域で赤ワインも白ワインも造られていますが、白ワインはフランス語圏を中心に造られています。

スイスワインは国外への輸出量が極端に少ないことでも有名で、希少性の高さも人気の理由のひとつ。

近年は徐々に輸出量が伸びていますが、日本ではまだまだ見かけることが少ない状況です。

スイスの白ワインの特徴

スイスの白ワインにはどんな特徴があるのでしょうか。

こちらでその魅力を3つに分けてご紹介します。

フレッシュでフルーティーな味わい

スイスの白ワインはフレッシュさが最大の魅力です。

広大な山々が広がるスイスは、自然の恵みを受けて育つブドウそのものの品質が非常に高くなります。

そのため、ブドウの個性を活かした新鮮なワイン造りがスイスでは主流になっているのです。

フルーティーではつらつとした酸味があり、ミネラル由来の清涼感ある後味。

これぞ白ワインというフレッシュさを最大限に引き出した味わいが、スイスの白ワインの特徴です。

また、味の主張が強すぎないので、料理と合わせて楽しみやすい点も魅力。

スイスの伝統料理であるチーズフォンデュは白ワインで溶かして食べるので、チーズフォンデュとスイスの白ワインとの相性は抜群です。

また、繊細な和食とも相性がいいので、ぜひお試しください。

白身魚を使った料理などと合わせるとおいしいです。

多様性に富んだ土着ブドウ品種

スイスで栽培されているブドウ品種は50種類以上にも上ります。

シャルドネやピノ・ノワールなど国際品種の栽培も多い中、スイスで古くから栽培されている土着品種も少なくありません。

スイスワインの歴史は古く、紀元前3,000~1,800年にはすでにブドウが栽培されており、紀元前100年頃にはワイン造りが始まったとされています。

長い歴史があるからこそ、スイス独自のブドウ品種が定着していったのです。

白ワイン用の土着品種としては、シャスラ、プティ・タルヴァン、アミーニュなどがあります。

多様な品種があることによって、バラエティ豊かなワインがスイスでは生産されています。

多くの白ワインは辛口タイプとなりますが、アミーニュを使ったリッチな甘口ワインも人気です。

ほとんどが国内で消費される

スイスワインは輸出量が少ないことでも有名です。

その大きな理由は、スイスワインのほとんどが国内で消費されているところにあります。

スイス人1人あたりの年間ワイン消費量は約30Lで、世界ランクでは6位に入るほど消費量が多いです。

これに対し、スイスのワイン生産量は世界20位以内にもランクインしていません。

スイスワインの生産量が少ないのは、山岳地帯が多いためにブドウ栽培が難しいことと、一定の品質を保つために生産量を制限していることが影響しています。

そのためスイスは国産ワインだけで消費量をまかなえず、他国からワインを輸入して飲んでいる状況なのです。

ワインの消費が多く生産量が少ないことから、輸出に回るスイスワインの量が極端に少なくなっています。

スイスワインの輸出量は、総生産量に対してわずか2%未満です。

さらにその2%の輸出量のうち、日本に入ってくるスイスワインはさらにごく僅かになるため、スイスワインは非常に希少価値が高くなっています。

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スイスの白ワインの選び方

こちらでスイスワインの選び方をご紹介します。

産地や品種の違いによってワインの特徴も変わりますので、ぜひご参考ください。

産地で選ぶ

スイスは国土の7割を山脈が占めています。平地が少ないため、ぶどう畑の多くが陽当たりの良い山の斜面や湖のそばにあります。

また、スイスの土地は高低差が大きく、地域によって気候が異なります。

そのため、同じ品種でも地域によってワインの味わいにも違いがあります。

それぞれの地域のワインの特徴を知っていると、好みの味を選びやすいです。

ミネラル感のあるヴォー州

ヴォー州はフランス語圏にあり、丘や湖のある暖かい地域に位置します。

美しいぶどう畑の景観は、世界遺産にも認定されるほどです。

ヴォー州は白ワイン生産量がスイス最大の地域です。

地区によって白ワインの味わいは異なりますが、全体的に上品でミネラル分の豊かな味わいが特徴です。

スイス固有のブドウ品種であるシャスラが広く栽培されています。

すっきりとした白ワインが好みの方は、ヴォー州産の銘柄を選ぶと良いでしょう。

果実味しっかりのヴァレー州

ヴァレー州もヴォー州と同様にフランス語圏にあります。

スイスワインの最大の産地で、スイスワイン全体の40%を産出しています。

ヴァレー州は標高が高く、晴れていて日差しの強い日が多い地域です。

乾燥していて暖かい気候がぶどうの熟度を高めるため、しばしば「スイスのカリフォルニア」と呼ばれることも。

豊富な日照量のあるヴァレー州の白ワインはまろやかで、よりフルーティな味わいが特徴です。

ふくよかでリッチな味わいの白ワインを飲みたい方はヴァレー州産のものがおすすめ。

微発泡のヌーシャテル州

ヌーシャテル州もフランス語圏にあります。

この地域のほとんどのワインが、ヌーシャテル湖畔のぶどう畑から造られたものです。

ヌーシャテル湖に反射した日光がぶどう畑に届くので、気候は温暖です。

ヌーシャテル州では、フレッシュで微発泡の白ワインが多く生産されています。

果実味豊かで爽快感のある白ワインをお探しの方はヌーシャテル州のワインがおすすめです。

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品種で選ぶ

地形や気候の多様なスイスは、造られるぶどう品種も多様です。

現在約90品種が栽培されています。

土着品種も国際品種も造られていますが、品種の特徴を知っていると選びやすいです。

 

軽快なシャスラ

スイスで最も生産量の多い、土着の白ぶどう品種です。

ちなみにワイン評論家のロバート・パーカー氏が絶賛したのが、このシャスラという品種でした。

ヴァレー州では「ファンダン」という名前で呼ばれています。

スイスの白ワインを知るなら、必ず押さえておきたいブドウ品種です。

軽快な味わいでクセがないので、産地の個性を反映しやすい品種と言えます。

ミネラル感があるものが好きならヴォー州、果実味がしっかりしているものが好きならヴァレー州を選ぶといいでしょう。

柑橘系果実の風味 プティ・タルヴァン

プティ・タルヴァンはヴァレー州の土着品種。

「アルヴァン」と呼ばれることもあります。

生産量が非常に少ない品種ですが、日本でも買うことができます。

プティ・ダルヴァンからは、辛口ワインも甘口ワインも造られます。

レモンやグレープフルーツのような柑橘類の香りとフレッシュな酸味、ほんのりとした塩味があるのが特徴です。

はじめてプティ・タルヴァンを飲むなら、さわやかな個性を生かした辛口がおすすめです。

果実味と酸味のバランスが良いアミーニュ

アミーニュも、ヴァレー州の土着品種で、生産量が非常に少ないです。

他の産地では造られていません。

こちらも辛口から、遅摘みの甘口まであります。

華やかな香りがして果実味と酸味のバランスが良いのが特徴です。

はじめてアミーニュを飲むなら、果実味と酸味を同時に味わえる甘口がおすすめです。

ふくよかで万能な味わいのピノ・グリ

ピノ・グリは、フランスやイタリアでの栽培も有名ですが、スイスでも人気のある品種です。

ピノ・グリから造られるワインは、リンゴや洋梨、トロピカルフルーツのような香りが特徴。

果実味と程よい酸味、ふくよかなボディを持つため、フルコースをピノ・グリ1本で合わせられるほど食事との相性がいいとされています。

食事と一緒にワインを楽しみたい方にはピノ・グリが最適でしょう。

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価格で選ぶ

スイスは世界一物価が高い国と言われており、ワインも例外ではありません。

スイス周辺のヨーロッパ諸国と比べると確かに割高ですが、比較的手頃なワインもあります。

まず、スイスの白ワインで生産量が最大の品種シャスラは2,000円台で買えるものがあります。

一方、非常に希少な品種やグラン・クリュ(特級)のワインは1万円程度するものがあります。

気軽に家で楽しむなら2,000円程度のもの、プレゼントや自分に「ごほうび」という目的なら5,000円以上のものなど、目的に応じて選ぶとよいでしょう。

スイスのおすすめ白ワイン10選

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5位|ヌーシャテルブラン

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天ぷらに合わせて
ヌーシャテル州のシャスラ。

ほのかに舌を刺激するような優しい微発泡を感じます。

青リンゴやグレープフルーツのような風味、ほんのりハーブのような青っぽい香りがあるのが特徴です。

天ぷらなどと合わせると、微発泡がほどよく口の中の油っこさを流してくれるでしょう。

産地ブドウ品種
ヌーシャテル州シャスラ
香りシトラス、ミネラル
酸味★★★★★
ボディ★★☆☆☆
佐々木
この一本でスイスワインのポテンシャルの高さに驚かれること間違いないでしょう。天ぷらはめんつゆもいいですが、シンプルに塩のみで食べるとシャスラとも相性抜群です。

4位|マレンゴ ビアンコ スヴィッツエラ

華やかさ満開
このワインが造られているのは、イタリア語圏のティチーノ州です。

日照時間が長い地中海性気候のため、「スイスのトスカーナ」と言われます。

温暖なので果実がよく熟します。

シャルドネとシャスラをブレンドし、果実味があって花のような香りがするのが特徴です。

シャスラをすでに飲んだことがあって、ひと味違ったスイスの白ワインを飲みたいときにおすすめです。

産地ブドウ品種
ティチーノ州シャルドネ/シャスラ
香り白桃、レモン
酸味★★★★☆
ボディ★★★☆☆
佐々木
スイス南部の豊富な日照の恩恵を受けて育ったフルーティーな一本。シャルドネのトロピカルな印象もありつつ、シャスラのフレッシュな酸とミネラル感も同時に感じられます。

3位|アミーニュ ドゥ ヴェトロ AOC

食後のデザートに
ヴァレー州の希少品種「アミーニュ」の甘口白ワイン。

こちらの生産者は低収量にこだわり、量より質を重視して120年もの長い間ワイン造りを行ってきました。

陽当たりの良い段々畑で造るぶどうからは、完熟して糖度の高いワインができます。

オレンジやハチミツのようなリッチな風味があります。

アルコールが13.9%と高めなので、食後のデザートワインとしてゆっくりお楽しみください。

産地ブドウ品種
ヴァレー州アミーニュ
香りりんご蜜、オレンジピール
酸味★★★★★
ボディ★★★★☆
佐々木
ヴァレー州の豊富な日照が目に浮かぶ凝縮感ある一品。完熟したりんごの蜜やハチミツを思わせる甘やかさが軸となり、その甘美な余韻が長く続いていきます。

2位|シャスラ ヴァン スイス

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シャスラ入門編
ヴォー州ラ・コートのシャスラ。

フレッシュで、洗練されていて、ミネラル感あふれる味わいです。

柑橘系果実の風味の中に、トロピカルフルーツのような香りがあります。

ヴォー州のシャスラの典型的な味わいなので、初めてシャスラを飲む方におすすめです。

白身の魚の刺身などと相性がいいです。

産地ブドウ品種
ヴォー州シャスラ
香り洋梨、りんご
酸味★★★★☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
シャスラの特徴をまず捉えたいならこの一本。スイス人の心を虜にしてやまない、シャスラの親しみやすい果実味とフレッシュな酸をご堪能ください。

1位|ファンダン・ドゥ・サン・レオナール AOC

果実味たっぷり
シャスラの別名「ファンダン」が商品名に入っています。

これはヴァレー州のワインということです。

ヴァレー州のワインらしく、果実味が豊かです。

カリンやアプリコットのような風味、アカシアの花の香りが感じられます。

同じ価格帯のヴォー州のシャスラに比べると、やや余韻は長めです。

ラクレット(ジャガイモに溶かしたチーズをかけた料理)などと合わせるとおいしいです。

産地ブドウ品種
ヴァレー州シャスラ
香りアカシアの花、花梨
酸味★★★★☆
ボディ★★★☆☆
佐々木
ヴォー州特有の凝縮感が感じられる、飲み応えあるタイプのシャスラ。ラクレットやチーズフォンデュといった、チーズ系の料理とのマリアージュは格別です。

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5位|シャルモア バーリック

スモーキーなシャスラ
ドイツ語圏のバーゼル・ラントシャフト州のワイン。

この地域はスイスのぶどう栽培の北限にあたり、平均気温が低い地域のため、果実味よりは酸味がきいたワインが多いです。

しかし、このワインは樽で熟成させているため、酸はまろやか。

樽熟成から生まれる香ばしい香りがコクのある風味を演出しています。

スモークサーモンなどと相性がいいです。

産地ブドウ品種
バーゼル・ラントシャフト州シャスラ
香りレモン、クローブ
酸味★★★★★
ボディ★★★☆☆
佐々木
シャスラの生き生きとした酸が熟成によって丸みを帯び、樽由来の香ばしさやコクも備わった魅力的な一本です。食事とはもちろん、ワイン単体でも十分楽しめますよ。

4位|ピノグリ ビオ

ビオワインの好きな方に
ヌーシャテル州のピノ・グリを使ったワイン。

有機農法の「ビオディナミ農法」で栽培されたぶどうを使っています。

土壌や天候の変化だけでなく、天体の動きにも注意して農業をおこなう独特な農法です。

トロピカルフルーツのように果実味がしっかりとしたワインです。

ボディがしっかりとしているので、魚料理より鶏肉や豚肉と相性が合わせると相性がいいです。

産地ブドウ品種
ヌーシャテルピノ・グリ
香り杏子、アプリコット
酸味★★★☆☆
ボディ★★★★☆
佐々木
熟れた洋梨、花梨、アプリコットなどの果実味がはっきりと感じられるアロマティックな一本。ハマる人にはとことんハマる、そんな味わいがお楽しみいただけます。

3位|プティ タルヴィン ヴァレー AOC

世界で認められる希少ワイン
ヴァレー州の「プティ・タルヴァン」を使ったワイン。

希少品種でありながら、国際的なワインコンクールでの受賞歴もあります。

標高1,500メートルの畑で栽培された果実は、日光をたくさん浴びて果実味豊かです。

プティ・タルヴァンの特徴である、グレープフルーツのような爽やかな酸味、樽熟成から生じる濃厚なコクがあります。

脂の乗った魚の料理などと合わせるといいでしょう。

産地ブドウ品種
ヴァレー州プティ・タルヴァン
香りグレープフルーツ、レモンタルト
酸味★★★★★
ボディ★★☆☆☆
佐々木
シトラス系のアロマに樽由来の香ばしさが相まり、レモンタルトやメロンクリームといった風味が醸されています。ソーヴィニヨン・ブラン好きに試していただきたいですね。

2位|レジェンド

600年の歴史ある「グラン・クリュ」
世界遺産のあるヴォー州ラ・ヴォー地区のワイン。

なんと600年前に建てられた醸造所で造られています。

ぶどう栽培もワインの醸造も手作業が中心で、どのワインも11〜22か月の樽熟成をしています。

伝統に忠実で、実直な姿勢がワインの味わいからも伝わってきます。

そして、この生産者のワインはすべて「特級」と名乗ることが認められています。

他の生産者が手掛ける軽快なシャスラとはひと味違う、とてもリッチなシャスラです。

いろんなプレミアムワインを飲んできた方におすすめです。

産地ブドウ品種
ヴォー州シャスラ
香り花梨、バニラ
酸味★★★★★
ボディ★★★★☆
佐々木
果実味のボリューム感と骨格のしっかりとした酒質は、まさにグラン・クリュを名乗るにふさわしい仕上がり。これまで紹介したシャスラと飲み比べるとその差は歴然です。

1位|メディネッテ

ワインの神に愛された、日本酒のようなワイン
世界遺産のあるヴォー州ラ・ヴォー 地区のワイン。

その中でも特に高品質と言われるデザレー村で造られており、「特級」を名乗ることを認められたワインです。

ワインを発酵させた後にオリと共に寝かせるシュール・リー製法をしているため、日本酒を思わせるような酵母の風味があります。

酵母の風味が柑橘類のフレーバーと調和し、やわらかい味わいを生み出しています。

ワインの神バッカスをあしらったラベルは、100年以上使われているそうです。

普段は日本酒を多く飲む方へのプレゼントにいかがでしょうか。

産地ブドウ品種
ヴォー州シャスラ
香り洋梨、吟醸香
酸味★★★★☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
香りのアタックに吟醸酒と近しいものを感じる伝統的な一品。酸味も白ワインのようなフレッシュさというよりは、むしろ日本酒に近い丸みと甘やかさを伴っています。

スイスワインの購入方法

希少価値が高くなかなかお目にかかる機会の限られるスイスワイン。

こちらでスイスワインの購入方法についてご紹介します。

ワイン専門店で購入する

実店舗での購入を検討される場合は、ワイン専門店での購入をおすすめします。

スイスワインは流通量が非常に少ない希少なワインです。

そのため、一般的な酒屋やスーパーマーケットなどでスイスワインを取り扱っている確率は限りなく低いでしょう。

一方で、ワイン専門店であればスイスワインを扱っていることもあります。

ワイン専門店の中でも、マイナー生産地のワインを売りにしている店舗がおすすめです。

お近くのワイン専門店にスイスワインの取り扱いがあるかを、ホームページや電話などで確認してみてください。

オンラインで購入する

確実にスイスワインを購入する方法としては、オンラインストアの利用が挙げられます。

「スイスワイン」と検索をすれば、Amazonや楽天、ワインショップのオンラインストアなどのページがヒットするはずです。

ネットであれば在庫がある店舗からスイスワインを取り寄せることができるので、確実にスイスワインを手に入れたい方はオンライン購入がおすすめ

ただし、送料が発生するために価格が高額になるデメリットがあるので、注意してください。

スイスの白ワインに合うおつまみ

最後にスイスの白ワインに合うおつまみをご紹介します。

スイス名産のチーズ料理のほか、フレッシュなスイスワインにおすすめな料理をピックアップしました。

チーズフォンデュ

スイスの名物といえばチーズフォンデュ。

チーズフォンデュと合わせる白ワインは、シャスラやフミテールなど、酸味とミネラル感があるものがおすすめです。

酸味がチーズのこってりとした脂身を中和し、ミネラル感が口の中をさっぱりとさせてくれます。

スイスならではのペアリングをぜひお楽しみください。

ラクレット

ラクレットもスイス料理としては外せないでしょう。

溶かしたチーズをジャガイモなどの野菜やソーセージなどにかけて食べる料理です。

ラクレットはチーズをやや焦がした状態で食べるので、ふくよかな白ワインがおすすめ。

ワインの果実味と酸味が、チーズの塩気と旨味を引き立ててくれるでしょう。

餃子

白ワインと相性の良い料理として注目されている餃子。

スイスの白ワインの中でも、辛口でフルーティな味わいのものが餃子と相性が良いです。

きりっとしたワインの酸味が餃子の脂っこさを中和し、口の中をリフレッシュさせてくれます。

酢コショウで餃子を食べることで、ワインの味わいとより馴染みやすくなるのでおすすめ。

和食

フレッシュな味わいのスイスワインは、和食ともよく合います。

和食の特徴は、素材の個性を活かした繊細な味わいです。

爽快感のある瑞々しい味わいのスイスの白ワインは、旬の食材をシンプルに仕立てた和食とよく合うでしょう。

和食の中でも、焼き魚や貝の酒蒸し、天ぷらなどが白ワインにはおすすめ。

スイスワインは知る人ぞ知る白ワイン産地!

スイスの白ワインは全体的にすっきりしていて普段の食事に合わせやすいものが多いです。

そんなスイスワインは、とてもバリエーションが豊富だということがおわかりいただけたでしょうか。

上記を踏まえてスイスの白ワインをお楽しみいただけたらうれしいです。

お読みいただき、ありがとうございました。

白ワインがお好きな方は以下の記事もぜひチェックしてみてください。

>>【ソムリエ厳選】白ワインのおすすめ16選!種類や選び方を解説!

>>【ソムリエ解説】産地ごとの白ワインの特徴!おすすめワインもご紹介

>>【ソムリエ監修】白ワインのぶどう品種20種類とおすすめワインを解説!

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