山形のおすすめ人気白ワイン15本をソムリエが厳選!特徴や選び方も解説

2020/03/15 おすすめ白ワイン

「山形でもワインは造られている?」
「山形でおすすめなワインは?」

山形は山梨、北海道、長野と並ぶ日本の代表的なワイン産地です。

果樹王国として有名な山形県では多くの美味しい白ワインが作られていますが、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、山形の白ワインの特徴から、おすすめのワインをソムリエがご紹介します。

ぜひ、ワイン選びの参考にしてください。

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執筆者/監修者

佐々木 健太

J.S.A. ソムリエ・エクセレンス

ソムリエ/年間受講者数日本一を誇るカリスマワインスクール講師  21歳でソムリエ資格を取得。南フランスにある一つ星レストラン「Keisuke Matsushima」にて研鑽を積み、帰国後は南青山「L’AS」を経て、株式会社WINE TRAILを創業。ワインのサブスク「HOME WiNE」を手掛ける。YouTubeチャンネル「ソムリエ佐々木」を運営。第9回全日本最優秀ソムリエコンクールファイナリスト。


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山形はどのようなワイン産地?

山形県は東北で随一のワイン産地です。

果樹王国」とも称される山形県は、ブドウの収穫量において国内第3位を誇ります。

日本ワインの生産量では全国第4位となっており、山梨県、長野県、北海道と並ぶ重要な国産ワインの銘醸地です。

主要なワイン産地としては上山市、高畠町、朝日町が挙げられ、各地の気候や土壌を活かしたワイン造りが行われています。

山形県でのブドウ栽培は江戸の中期から始まり、1870年代には三島通庸県令の奨励によりワイン造りが盛んになりました。

1892年には東北初のワイナリー「酒井ワイナリー」が南陽市赤湯に誕生し、多くのワイン醸造所が次々と開業。

一時期は甘味果実酒ブームによる大手企業の参入もありましたが、1960年頃のブーム後退に伴い、小規模ワイナリーがヨーロッパ系ブドウ品種を含む本格的なワイン製造を開始しました。

山形県のワイナリー数は他県に比べてそう多くはありませんが、数々のコンクールで受賞した実績を持っています。

また、上山市の「ワイン特区」認定や「GI山形」の認定など、今後もさらなる発展が期待されている日本のワイン産地です。

山形の白ワインの特徴

山形の白ワインにはどのような特徴があるのでしょうか。

その特徴についてこちらで解説していきます。

甘口から辛口まで幅広い

山形県の白ワインは甘口から辛口まで、幅広いスタイルのワインが生産されている点が特徴です。

その大きな理由は、山形県内で栽培されているブドウ品種の豊富さにあります。

山形で最も栽培面積の大きい「デラウェア」は、フレッシュさが大きな特徴であることから甘口や半甘口のワインとして仕上げられることが多いです。

一方、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランのような国際的に知られる品種も山形で栽培されており、こちらは多くの場合辛口ワインとして生産されています。

このように、山形県ではブドウ品種の特性に合わせ、様々なタイプの白ワインが作られているのです。

カジュアルな甘口ワインはワイン初心者に人気で、辛口タイプは食事との相性も良く世界のワインファンから高い評価を受けています。

果実の風味がいきいきしている

山形県の白ワインは、際立った果実の風味が特徴の一つです。

「果樹王国」と呼ばれる山形県では、ブドウのほかにもさくらんぼやリンゴ、ラフランス、梨など様々なフルーツが名産品となっています。

いきいきとした果実の風味を味わえるブドウを生み出しているのは、フルーツの栽培に適した山形県の気候風土です。

東北に位置する山形県は全体的に冷涼な気候ですが、長い日照時間を有しています。

この理想的な環境下でブドウはゆっくりと成熟し、糖度と酸味が良好なバランスを保つことができます。

その結果、果実の本来の風味や香りが引き立ち、ワインにもその鮮やかな特性がしっかりと反映されるのです。

特に、山形県で多く栽培されているデラウェアやナイアガラなどの品種は、そのフルーティさが際立ちます。

このブドウの持ついきいきとした果実の風味は山形県ならではのものであるため、ワイン造りにおいてもこの風味を活かした製法が取られることが多いです。

原産地呼称「GI山形」

「GI山形」とは、山形県で生産されるワインに与えられる原産地呼称(Geographical Indication)です。

これはワインの品質、特性などが一定の水準であることを保証するもので、2022年6月に「GI山形」は認定されました。

「GI山形」を名乗るためには、使用するブドウや製法、産地などの基準を満たす必要があります。

現在日本において、GIが認定されているのは以下の5つのみです。

GI認定のあるワイン産地
北海道
山形
長野
山梨
大阪

国内でワイン産地としてGI認定を受けている産地は5つしかなく、山形県はその数少ない産地のひとつに数えられています。

GI認定された希少な日本ワインとして、山形県のワインは今後も国内外問わず注目を増していくことでしょう。

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山形の白ワインの選び方

こちらで山形の白ワインの選び方をご紹介します。

味わいで選ぶ

甘口

山形県ではデラウェアやナイアガラなどの品種から甘口の白ワインが造られています。

甘口ワインはフルーティーでさわやかな味わいです。辛口ワインが苦手な人におすすめです。

濃厚な甘さではありませんので、軽い和食と合わせてお楽しみください。

辛口

山形県ではシャルドネやセイベル9110から辛口ワインが造られています。

樽を使わないタイプは酸の豊かなスッキリした味わい、樽熟成させたタイプはコクのある味わいです。

樽熟成させないものは刺身や天ぷらなど、樽熟成させたタイプは脂の乗った焼き魚などと合わせてお楽しみください。

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品種で選ぶ

デラウェア

デラウェアは日本の果物売り場でもおなじみですね。

デラウェアは山形県で最もワイン用に栽培されている白ぶどう品種。

山形県はデラウェアの栽培面積で全国1位です。

デラウェアからは甘口ワインも辛口ワインも造られています。

デラウェアのワインは甘口でも辛口でも、酸と果実味のバランスが良い若飲みタイプです。

ナイアガラ

ナイアガラはコンコードとキャサディという品種をかけ合わせた品種です。

ナイアガラからは甘口ワインも辛口ワインも造られています。

糖度がとても高く、洋ナシやマスカット、ショウガのような風味があります。

シャルドネ

山形県ではシャルドネも多く栽培されています。

基本的にシャルドネは辛口のみで、樽熟成させるタイプ、樽熟成させないタイプが造られています。

樽熟成させるタイプは、バニラやトーストなどの香ばしい風味があります。

樽熟成させないタイプは酸が豊かでグレープフルーツのような風味があります。

山形県のシャルドネからはスパークリングワインも造られています。

>>【ソムリエ監修】シャルドネの人気おすすめワイン30選!特徴を徹底解説

セイベル9110

セイベル9110はフランスのセイベル氏が造った交配品種です。

寒さに強く、シャープな酸が特徴です。

山形県のセイベル9110は基本的に若飲みタイプです。

青リンゴのようなフルーティーさがあり、さわやかな味わいです。

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おすすめワイナリーで選ぶ

酒井ワイナリー

酒井ワイナリーは創業120年を超える老舗ワイナリー

戦争中も戦後も苦労を重ねながらワイン造りを続けてきました。

2018年には日本ワイナリーアワードで五つ星ワイナリーに選ばれました。

除草剤や殺虫剤を使わない自然農法のぶどう畑には、羊のほか多くの動植物が一緒に暮らしています。

白ワイン品種はデラウェア、シャルドネ、甲州などを栽培。

ろ過機を使わないワインの製造方法が特徴です。

タケダワイナリー

まもなく創業100年を迎えるワイナリー。

タケダワイナリーは、栽培から収穫、醸造、瓶詰め、出荷までを一貫して行うドメーヌ型です。

2018年には日本ワイナリーアワードで先述の酒井ワイナリーと並び五つ星ワイナリーに選ばれました。

白ワインはシャルドネ、リースリング、ヴィオニエなどを栽培しています。

有機農法のひとつ「ビオディナミ」を取り入れ、収穫は丁寧に手摘みです。

2008年には洞爺湖サミットの食事会でもタケダワイナリーのワインがふるまわれました。

また、フランスのワイン雑誌にもタケダワイナリーのワインは掲載されたことで話題に。

丁寧なワイン造りからはスタンダードラインであっても高品質なワインが生まれています。

高畠ワイナリー

高畠ワイナリーは比較的新しいワイナリーですが、100年かけて世界の銘醸地に並ぶプレミアムワイナリーになることを目指しています

サクラワインアワード(日本の女性ソムリエがワインを選ぶコンテスト)では2019年に樽熟成のシャルドネが最高賞のダブルゴールド賞を受賞しています。

高評価のシャルドネのほか、デラウェアやピノ・ブランでもワインを造っています。上品な味わいが特徴です。

山形のおすすめ白ワイン15選

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6位 高畠ワイナリー ”高畠ジャパネスク” リースリングフォルテ

リースリング・フォルテ種で造られたやや甘口の白ワイン。

この品種は、日本固有のぶどう品種「甲州三尺」と欧州系品種「リースリング」の交配によって生まれ、リースリングの成熟の遅さや収穫量の不安定さを改良する目的で開発されました。

軽快で爽やかな飲み口が特徴で、フレッシュな果実の香りが楽しめます。

香りフレッシュな果実
酸味★★☆☆☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
辛口でありながら、優しい口当たりと気品ある余韻を持ち、飲みやすい仕上がりとなっています。ぜひロックやソーダ割りでもお楽しみください。

5位 蔵王スターアイスワイン

デラウエア100%の甘口ワインです。果実の味を存分に引き出し、甘さが絶妙なおいしさを演出しています。

炭酸で割ったりオンザロックで飲んだりといった工夫をほどこすことで、よりおいしくなるワインです。

熟れたブドウを凍らせて、無駄な水分を取り除くことで香りと甘さの密度を高めています。

香りマスカット、ネクタリン
酸味★★★★☆
ボディ★★★★☆
佐々木
デラウェアのような生食用ブドウらしい瑞々しさ溢れる果実味と優しい酸味が特徴の国産アイスワインです。ぜひロックやソーダ割りでもお楽しみください。

4位 朝日町ワイン 山形デラウェア

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こちらもデラウエア100%で、みずみずしい果実のアロマと、さわやかな味わいを楽しめます。

ブドウのうま味を逃がさないよう、あえてろ過をせずに瓶詰めした1本です。

甘味が強いのはすこし苦手、という人におすすめです。

香りブドウ、白桃
酸味★★★★☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
デラウェアを先ほどとは違い、スッキリと辛口に仕上げた一本。生食用特有の瑞々しさはもちろん顕在です。

3位 朝日町ワイン アイスエッセンス 氷の妖精

完熟ブドウを凍らせることで水分を閉じ込めると、溶けだすときにブドウの成分も一緒に流れ出ます。

このときしみ出るエッセンスだけを醸造したワインです。

凍ったブドウから造るため、手間暇がかかるワインです。

トロピカルフルーツのアロマと極甘口の味わいを感じることができます。

2010年・2012年・2013年に日本ワインコンクールで銅賞を受賞しています。

香りアプリコット、りんご蜜
酸味★★★★☆
ボディ★★★★☆
佐々木
手間暇かかる製法で造られたアイスワイン。特有のトロピカルフルーツやりんご蜜のような味わいが堪能できるデザートワインです。

2位 朝日町ワイン スパークリングデラウェア

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華々しい香りと柔和で辛口な味わいに仕上がっており、余韻にはミネラルを感じることができます。

開けやすい王冠が使用され、375mlのハーフサイズということもあり、気軽に味わえるでしょう。

香りブドウ、スミレ
酸味★★★★☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
スミレやスイカズラのような花々を思わせるフローラルな香りがまず漂い、ブドウ本来のピュアな果実味が後を追うように続きます。人によってはハーフサイズも嬉しいポイントですね。

1位 高畠ワイン たかはたナイアガラ

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ナイアガラ種特有のアロマを存分に感じることができる若々しさにあふれたワインです。

どこか懐かしいブドウの香りを感じるとともに、口当たりの軽い酸味を楽しめます。

香りマスカット、野花
酸味★★★★☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
ナイアガラ種特有のマスカットのような華やかな香りが魅力的。また、口当たりや飲んだ後の余韻も心地よく、後に残らない雑味のなさも素晴らしい仕上がりです。

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9位 高畠ワイナリー ”高畠クラシック” シャルドネ

ピュアな果実味を楽しめる飲み口の良いシャルドネです。

樽の風味はないので、スッキリとした味わいが特徴で様々な食事にはもちろん、良く冷やしてビールの代わりの1杯目にもお勧めです。

香り柑橘
酸味★★★★☆
ボディ★★★☆☆
佐々木
複数の酵母と醸造法が生み織りなす柑橘系の華やかなフルーティな果実のフレーバーと、躍動感ある豊かな味わいに仕上がっています。

8位 高畠ワイナリー ”高畠バリック・シャルドネ樫樽熟成”

2016年には、クラアワード2018で1本のみが選出されるベスト日本白ワインに選ばれた1本です。

果実と樽の絶妙なバランスを生みだしております。新樽からくるスモーキーな香りと、トロピカルフルーツを思わせるミネラル感たっぷりな味わい。

プレミアムワインに求められる、香り、味、含み感、余韻でのフレーバーの質と量における一貫性が十二分に感じられる上品なワインです。

香りトロピカルフルーツ
酸味★★★★★
ボディ★★★★☆
佐々木
しっかりとした樽の風味は一口目から忘れられない味わいとなるでしょう。瑞々しさに引き締まった酸味、樽の風味が口中に広がります。

7位 高畠ワイナリー ”高畠フニクリ・フニクラ・デ・木村シャルドネ”

2017年のサクラワインアワード2019で金賞に輝いた1本。

熟度の高い凝縮した味わいが新樽からくるスモーキーな香りと融合し、とろけるような口当たりでミネラル感たっぷりな味わい。

躍動感あふれる果実とミネラリティーが樽由来の優しいバニラやトースト感に包まれた調和をお楽しみいただける辛口ワインです。

香りバニラ、トースト
酸味★★★★★
ボディ★★★★☆
佐々木
昔ながらのブルゴーニュの造り方をお手本とし、日本のぶどうで造ったワインと思えないシャルドネだと感じるでしょう。

6位 高畠ワイナリー ”高畠ラ・クロチュア・エレクトリック・エン・上和田シャルドネ”

こちらも、2017年のサクラワインアワード2019で金賞を受賞した1本です。

熟度の高い凝縮した味わいが樽熟成と融合し、新樽からくるスモーキーな香りと、とろけるような口当たりでミネラル感たっぷりな味わい。

新世界のワインのような香り高く厚みのある飲み応えたっぷりな白ワインに仕上がっています。

香りトロピカルフルーツ
酸味★★★★☆
ボディ★★★☆☆
佐々木
トロピカルフルーツのような熟したぶどうの凝縮した味わいが樽熟成と折り重なりリッチな味わいに仕上がっています。

5位 高畠ワイナリー まほろばの貴婦人

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研究を重ねた結果、フルミント種とオレンジマスカット種をブレンドしたワインです。

甘口の味わいで、柑橘系の香りを感じることができます。

香り砂糖漬けのレモン、オレンジピール
酸味★★★★☆
ボディ★★★☆☆
佐々木
ハンガリーでお馴染みのフルミントを使った珍しい一品。砂糖漬けしたレモンやオレンジのアロマが豊かに香る一本です。

4位 デラウェア プリデムース・ブリュット・ナチュール

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デラウェアを使ったスパークリングワイン。

やわらかくなめらかな果実の味わいを辛口で楽しむことができます。

果実味の好きな人や甘味の少ない口当たりが好きな人におすすめです。

香り洋梨、ブドウ
酸味★★★★☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
こちらは、優しい果実味や酸、ガス感を備えたスパークリングワインをお探しの方にピッタリな一本。デラウェアのフレッシュな味わいが溌剌と感じられます。

3位 天童ワイン 「NIAGARA」

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果実のアロマと共に甘口の味わいを楽しむことができ、またナイアガラ特有の香りも感じられます。

アロマ、味わいともに親しみやすいタイプです。

香りマスカット、白い花
酸味★★★★☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
飲み終えた後にベタつかないフレッシュな甘みが特徴。ナイアガラ特有のマスカットのような味わいがお好きな方に、ぜひおすすめしたい一本です。

2位 かみのやま産シャルドネ

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シャルドネ100%の辛口白ワインです。

スズランを思わせる香りと、完熟したブドウのやわらかな味わいを楽しめます。

2016年ヴィンテージが「日本ワインコンクール2017」にて銅賞を受賞しました。

香り洋梨、白桃
酸味★★★★★
ボディ★★☆☆☆
佐々木
シャルドネの洋梨や白桃のピュアな果実味が全面に感じられる一本。デラウェアやナイアガラとは違う、より都会的な洗練された味わいが堪能できます。

1位 マイスターセレクション・キュヴェ

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さわやかな柑橘系の香りと酸味の中にハーブのような清々しいアロマを感じられます。

また、樽由来のバニラなどの風味が気持ちよく、華やかで口当たりのいい味わいです。

2016年と2017年の日本ワインコンクール銅賞を受賞しています。

香りレモンクリーム、トースト
酸味★★★★★
ボディ★★★☆☆
佐々木
フレッシュな白桃の果実味に樽由来のアロマが溶け込み、より高級感の増した味わいに。軽い前菜からバターを使った魚介や鶏料理とぜひお楽しみください。

山形の白ワインに合わせる料理

こちらで山形の白ワインと合わせる料理をご紹介します。

フレッシュな山形の白ワインに合うものをピックアップしましたので、ぜひお試しください。

フルーツのカプレーゼ

フレッシュな山形の白ワインに合わせたいのがフルーツのカプレーゼ。

フレッシュなフルーツとモッツァレラチーズは、果実の風味が豊かな白ワインと相性ぴったりです。

辛口のワインはもちろん、やや甘口のワインともよく合います。

ラ・フランスや桃など、山形フルーツと山形ワインの組み合わせをお楽しみください。

カルパッチョ

辛口な白ワインにはカルパッチョをおすすめします。

特に合わせていただきたいのが、シャルドネやソーヴィニョン・ブランを使った白ワインです。

国際品種らしいきりっとした酸味と骨格は、魚介の旨味や風味を引き立ててくれます。

日本海の幸にも恵まれた、山形県の新鮮な魚介をカルパッチョにしてぜひ合わせてみてください。

山形のだし

山形のだしは夏野菜を使った郷土料理。

ナスやきゅうり、ミョウガをめんつゆやとろろ昆布で味付けした、素朴でさっぱりした味わいが特徴です。

そんな山形のだしには、フルーティーで辛口な白ワインがよく合います。

辛口に仕上げたデラウェアやナイアガラを合わせることで、ワインの爽やかな酸味と果実味が素朴な味わいに華を添えてくれます。

いも煮

いも煮は東北地方を代表する郷土料理です。

地域によって味付けが醤油や味噌に変わったり、甘味の強弱が変わったりします。

甘味のある芋煮には、ワインもやや甘味を感じるタイプがおすすめ。

醤油の塩辛さが際立つ芋煮は、シャルドネなどを使った爽やかな辛口タイプを合わせると良いでしょう。

ワイナリー見学に行ってみよう!

山形のワインをもっと楽しむには、ワイナリー見学が一番です。

こちらでワイナリー見学ができる山形のおすすめのワイナリーを3つご紹介します。

朝日町ワイン

朝日町ワインは森林豊かな朝日町を代表するワイナリー。

ワイナリー見学では瓶詰め工程の見学のほか、40種類を越えるワインとブランデーの試飲を楽しむことができます。

1ヘクタールに広がるブドウ畑の景色は圧巻です。

ブドウの収穫期にはワインイベントも開催しているので、気になる方はホームページをチェックしてみてください。

朝日町ワイン 基本情報
・住所:山形県朝日町大字大谷字高野1080
・電話:0237-68-2611
・営業時間:9:00~17:00(4月~10月)
9:00~16:00(11月~3月)
・試飲:無料
・見学:無料
・ワインショップ:あり
・ホームページ:https://asahimachi-wine.jp/

タケダワイナリー

創業100年の歴史を持つ老舗ワイナリー。

ワイナリー見学はタケダワイナリーが歩んできたその長い歴史を体感することができます。

自然な栽培にこだわる自社ブドウ畑、ワインの製造工程が見学可能です。

駅から徒歩で行ける距離にあり、アクセス良好なところもポイント。

タケダワイナリー 基本情報
・住所:山形県上山市四ツ谷二丁目6-1
・電話:023-672-0040
・営業日:4月1日~8月31日/無休
(但し、8月13日〜16日は夏季休業)
9月1日〜11月30日/日・祝日 休業
12月1日〜3月31日/土日・祝日 休業
(但し、12月29日〜1月4日は年末年始休業)
・営業時間:10:00~12:00/13:00~17:00
・試飲:なし
・見学:無料
・ワインショップ:あり
・ホームページ:http://www.takeda-wine.co.jp/

高畠ワイナリー

東北最大の規模を持つ高畠ワイナリー。

地元産のブドウにこだわり抜いたワイン造りを行っています。

ブドウ畑や工場見学、ここでしか飲めない限定ワインの試飲も楽しむことができます。

また、ブドウ収穫体験や感謝祭、テイスティング会など、ワインファンとの交流イベントもたくさん開催されているところも高畠ワイナリーの魅力。

気になる方はホームページの「お知らせ」ページをチェック!

高畠ワイナリー 基本情報
・住所:山形県高畠町糠野目2700-1
・電話:0238-40-1840
・営業時間:【4月~11月】
10:00~17:00
【12月~3月】
10:00~16:30
・試飲:無料
・見学:無料(有料ツアーあり)
・ワインショップ:あり
・ホームページ:http://www.takahata-winery.jp/

山形の白ワインはフレッシュで高品質!

山形の白ワインは、江戸時代の金山発掘が遠因となりブドウ栽培が始まったのがきっかけとされています。

今でも日本有数のワイン生産地です。

地場産ブドウを使った日本らしい優しい味わいをお試しください。

山形県の赤ワインに興味がある方はぜひ以下もご覧ください

>>【ソムリエ監修】山形のおすすめ赤ワイン14選!特徴や選び方も解説
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