【ソムリエ監修】山形県・朝日町ワインとは?産地の特徴からおすすめ銘柄までご紹介!

2018/11/30 ブランド・銘柄一覧

朝日町ワインは山形県で造られているフルーティーで優しい味わいのワインです。

料理に合わせやすい爽やかな味わいは、一度試してみる価値があるものばかりです。

今回は朝日町ワインについて、その特徴や評価、おすすめ銘柄をソムリエが詳しくご紹介します。

執筆者/監修者

佐々木 健太

J.S.A. ソムリエ・エクセレンス

ソムリエ/年間受講者数日本一を誇るカリスマワインスクール講師  21歳でソムリエ資格を取得。南フランスにある一つ星レストラン「Keisuke Matsushima」にて研鑽を積み、帰国後は南青山「L’AS」を経て、株式会社WINE TRAILを創業。ワインのサブスク「HOME WiNE」を手掛ける。YouTubeチャンネル「ソムリエ佐々木」を運営。第9回全日本最優秀ソムリエコンクールファイナリスト。

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朝日町ワインとは

朝日町ワインは1975年に山形県西村山郡にある朝日町と地元農協(現JAさがえ西村山)が共同出資で始めたブランドです。

歳月をかけ、さまざまな研究を重ねて「朝日町ワイン」を誕生させました。

ワイン事業は地元朝日町のブドウ農家を守り支援することも目的としています。

朝日町ワインの原料になるブドウはマスカット・ベーリーA、デラウェア、シャルドネなどで、すべて朝日町で栽培されているものです。

ブドウの良さを最大限に引き出すため、醸造にはフランス産樽の使用や低温発酵などを行い、香り高いフレッシュなワインを造りだしています。

朝日町ワインの特徴

朝日町ワインはどのようなワインを生産しているのでしょうか。

こちらで朝日町ワインの特徴を3つに分けてご紹介します。

風味豊かな山形ワイン

朝日町ワインは風味豊かで親しみやすい味わいが魅力のワインです。

地元で栽培されたブドウの個性を最大限に引き出した、フレッシュでフルーティーなワイン造りを志しています。

できるだけブドウのフレッシュな果実味をワインに残すために、ワインは低温でじっくりと時間をかけて発酵。

飲み心地が良く、気取らずに飲めてしまうような優しい味わいが朝日町ワインの特徴です。

山形県産ブドウを100%使用しているので、朝日町ワインは「日本ワイン」に該当します。

>>【ソムリエ解説】日本ワインの特徴は?選び方や飲み方について解説!

四季がはっきりとした気候

朝日町は山形県の中央部に位置する、自然豊かな地域です。

ブドウ産地は大朝日岳のふもとにあり、南北に流れる最上川の両岸に広がる傾斜地。

東北の南アルプスと呼ばれる朝日連峰に囲まれた朝日町は、豊かな自然環境に恵まれた地域と言えるでしょう。

水はけの良い粘土質の土壌で、ブドウ栽培に適している場所です。

気候は内陸性で、夏は蒸し暑く冬は寒い日が多い積雪地帯。

昼夜の寒暖差が大きいのが特徴で、四季がはっきりとした気象条件を有しています。

寒暖差が大きいことと、良質な土壌があることは、質の高いブドウ栽培において欠かすことのできない条件です。

朝日町ではこの恵まれた環境を活かし、朝日町ぶどう生産組合の栽培農家が手間暇を惜しまずにブドウ栽培に取り組んでいます。

国内外の多様なブドウを栽培

朝日町ワインは様々なブドウ品種を使用したワインを製造しています。

朝日町で生産されている主なブドウ品種は以下の通りです。

 

朝日町で生産されるブドウ品種
・シャルドネ
・メルロー
・カベルネソービニヨン
・デラウェア
・マスカット・ベーリーA
・ブラッククイーン

マスカット・ベーリーAやブラッククイーンは日本固有のブドウ品種です。

一方で、シャルドネやカベルネ・ソーヴィニョンなどの、国際品種も朝日町では栽培されています。

近年はより多品種のブドウ栽培に力を入れており、こちらで紹介した以外のブドウ品種の栽培にも積極的に取り組んでいます。

朝日町ワインの歴史

朝日町ワインの創業は約70年前の1944年までさかのぼります。

その歴史の始まりは、なんと太平洋戦争がきっかけ。

ワインを醸造する際に発生する「酒石酸」という成分が、イヤホンやマイクなどの電子探知機を製造するために必要なため、日本全国にワイン工場が増産されました。

その一環でブドウ栽培に適した朝日町にもワイン工場が作られることになったのです。

そして戦後の1973年に、大手ワインメーカーの下請けを経て自社でのワイン造りがスタートします。

朝日町ワインは地元の農協と朝日町が共同出資して立ち上げたブランドのため、地元農家との繋がりが非常に強いメーカーです。

軍需産業として始まった量産型のワインから、飲んで美味しいワインを造るために、農家とワイン生産者は連携しながら試行錯誤を重ねました。

その品質は着実に向上していき、地元で消費されていたワインは隣県、東北地方、関東圏などと徐々にその販路を拡大しています。

近年は日本ワインコンクールをはじめとする数多くの賞を受賞。

2016年の伊勢志摩G7サミットでは朝日町ワインの赤ワインが採用されるなど、その品質が高く評価されています。

朝日町ワインの種類

ここからは朝日町ワインの種類を紹介します。

赤ワイン

ボディはミディアムボディ

赤ワインの味わいは一般的に3種類に分類されます。

スッキリして軽やかなライトボディ 、コクがあって重厚なフルボディ、その中間でバランスの良い味わいのミディアムボディ。

朝日町ワインの赤ワインはどれもミディアムボディで、酸味とタンニンがバランスのとれた味わいが特徴です。

まろやかで飲みやすい美味しさを感じることができます。

 

使われているブドウ品種

朝日町ワインの黒ブドウ品種
・マスカット・ベーリーA
・ブラック・クィーン
・カベルネ・ソーヴィニヨン
メルロー

赤ワインの原料は、すべて朝日町の契約農家から仕入れたブドウを使用しています。

マスカット・ベーリーAの単一品種以外は、さまざまな組み合わせのブレンドが造られています。

どのブレンドもこだわりの醸造方法によって、品種の個性がよく引き出された絶妙な味わいです。

朝日町の土壌と気候に育まれた個性豊かなワインを堪能することができます。

白ワイン

辛口から甘口まで幅広い味わい

白ワインはスッキリした酸味と辛口と、まろやかな味わいの甘口があります。

辛口は料理の味わいを引き立て、飲み飽きない美味しさで、豊かな果実味も感じられるもの。

甘口はアルコール分控えめで、ワインが飲み慣れない人でも飲みやすい味わいです。

品種の個性が引き出された、優しい味わいを楽しむことができます。

 

使われているブドウ品種

朝日町ワインの白ブドウ品種
・シャルドネ
・デラウェア
・リースリングフォルテ
・ナイアガラ

白ワインに使うブドウ品種は国際品種が中心です。

リースリングフォルテは、ドイツ系品種のリースリングと国産品種である「甲州三尺」の交配品種となります。

どのブドウも朝日町の理想的な気候と土壌で育まれたもの。

低温発酵の醸造方法を行うことで、フレッシュで凝縮した果実味のワインが造られています。

ロゼワイン

ロゼワインは、マスカット・ベーリーAを使ったスタンダードな辛口や、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローをブレンドした洗練された味わいのやや辛口が造られています。

どちらも赤ワインを造るときの製法である「セニエ方式」を採用。

果皮と果汁を一緒に発酵させたあと、果汁だけを別のタンクに移して発酵を続ける方法です。

これにより、鮮やかな色彩で香り豊かなロゼに仕上がっています。

スパークリングワイン

スパークリングワインはデラウェアを使用した辛口と、ナイアガラを使った甘口の2種類があります。

どちらも低温発酵・低温熟成により、華やかな香りとフレッシュな果実味が引き出された逸品です。

生き生きした泡で、リフレッシュしたいときにおすすめな爽やかな味わい。

辛口は料理の味を引き立て、幅広い料理に合わせて楽しむことができます。

朝日町ワインの選び方

こちらで朝日町ワインの選び方をご紹介します。

豊富なラインナップの朝日町ワインから、お好みの1本を選ぶためにもぜひご参考ください。

ワインの種類で選ぶ

赤ワイン

赤ワインは豊かなコクと風味を持つワインです。

ブラックベリーやラズベリーのような果実の風味のほか、スパイス、チョコレートなど濃厚で複雑な風味を持っています。

また、タンニンと呼ばれる渋み成分があり、肉料理や濃い味付けの料理との相性が良い点も特徴です。

朝日町ワインの赤ワインは、バランスの良いミディアムボディな仕上がりとなっています。

コクのあるワインを飲みたい方や、肉料理などボリュームのある食事との組み合わせを楽しみたい方は赤ワインを選ぶと良いでしょう。

 

白ワイン

白ワインはフレッシュで爽快な味わいが魅力。

果実のフレッシュな香りや、レモン、リンゴ、ピーチなどの果物、さらには花、ハーブ、ミネラルといった爽やかさが感じられます。

また、白ワインは酸味が特徴的で、口の中をさっぱりさせるような爽やかな口当たりが特徴です。

朝日町ワインの白ワインは甘口から辛口まで幅広くラインナップされており、そのどれもが優しく親しみやすい味わいとなっています。

ワインに飲みやすさを求めるなら甘口、食事との相性を求めるのなら辛口がおすすめ。

白ワインは魚介類やサラダ、軽めの前菜などと相性が良いです。

 

ロゼワイン

鮮やかなピンク色が映えるロゼワイン。

黒ブドウの果皮と果汁の接触を短時間にすることで、ワインの色は淡く鮮やかなピンク色に。

白ワインのようなフレッシュさがありつつ、赤いベリー系の風味や程よいコクを持つのがロゼワインの魅力です。

赤ワインと白ワインのどちらかで迷っているという方は、ロゼワインを試してみてはいかがでしょうか。

もちろん見た目がキレイだからという理由でロゼワインを選んでも良いでしょう。

 

スパークリングワイン

爽快な炭酸の飲み心地を楽しめるスパークリングワイン。

フレッシュで心地よい口当たりがあり、グラスの底から立ち上る繊細な泡立ちは見た目も美しいです。

朝日町ワインのスパークリングワインは辛口・甘口の2種類が生産されています。

辛口は食中酒として非常に優秀で、甘口は食前・食後酒に最適です。

また、発泡性のある華やかな見た目はお祝いの席や、パーティーシーンなどにも向いています。

ブドウ品種で選ぶ

カベルネソービニヨン

カベルネ・ソービニヨンは最も有名な黒ブドウ品種です。

果実味と渋みが豊富に含まれ、フルボディで複雑なワインを生み出します。

香りはカシスやブルーベリー、胡椒、スパイスの風味が特徴的。

長期熟成向きの品種で、フルボディの赤ワインの代表的なブドウ品種です。

朝日町のカベルネ・ソーヴィニョンはややソフトに仕上がっており、コクはありますが柔らかさも備えています。

>>【ワイン教養】カベルネ・ソーヴィニヨンを解説!品種特徴や豆知識、おすすめ銘柄などご紹介!

 

メルロー

メルローは黒ブドウの品種です。

フランスのボルドー地方を中心に、しっかりとした骨格の赤ワインに使用されます。

味わいはしっかりとしていて、プラムやチェリー、チョコレートの香りが特徴的です。

カベルネ・ソーヴィニョンと比較して、なめらかな舌触りやマイルドな味わいとなります。

柔らかな味わいの赤ワインが好みの方はメルローを。

>>【ソムリエ監修】メルロの人気おすすめワイン25選を紹介!特徴も解説

 

シャルドネ

シャルドネは白ブドウの品種で、世界で最もポピュラーなブドウ品種です。

シャルドネは非常に順応性が高く、世界中の多くのワイン産地で栽培されています。

その土地の個性を反映するブドウ品種のため、産地によって大きく特徴が異なるのがシャルドネの特徴。

朝日町で栽培されるシャルドネは、果実味と酸味のバランスの取れた爽快な仕上がりとなっています。

朝日町ワインの魅力を感じたい方は、産地特性をワインに写し出すシャルドネを選ぶと良いでしょう。

>>【ソムリエ監修】シャルドネの人気おすすめワイン30選!特徴を徹底解説

 

デラウェア

デラウェアは食用ブドウとしても知られる白ブドウの品種。

アメリカが原産地ですが、日本でもよく栽培されています。

デラウェアはフレッシュで、リンゴやピーチのようなフルーティーな香りが特徴です。

ブドウそのものの特徴がワインにも反映されるので、飲みやすいワインをお探しの方にデラウェアは非常におすすめです。

 

マスカット・ベーリーA

マスカット・ベーリーAは日本を代表する国産黒ブドウ品種です。

ワインからはイチゴやキャンディを思わせるようなチャーミングな風味を感じます。

渋みは控えめで、フレッシュかつ軽やかな口当たりのワインになるのが特徴です。

軽快で親しみのある味わいの赤ワインが好みの方はぜひマスカット・ベーリーAを。

照り焼きや味噌煮込みなど、和食の濃い口な料理と相性抜群です。

>>【ソムリエ監修】 マスカット・ベーリーAとは?特徴から、おすすめワイン10選を紹介!

 

ブラッククイーン

ブラッククイーンも国産の黒ブドウの品種です。

その名の通り、黒く色づいた果皮が特徴的。

濃色の果皮から抽出される豊かな渋みと、しっかりした酸味がブラッククイーンの魅力です。

マスカット・ベーリーAよりも厚みのあるボディの赤ワインが仕上がります。

ボリュームのある国産赤ワインを飲みたい方はブラッククイーンを選ぶと良いでしょう。

おすすめの人気朝日町ワイン8選

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朝日町ワインのおすすめを8本、厳選してご紹介します。

商品画像朝日町ワイン スパークリングナイアガラ 白 甘口朝日町ワイン スパークリングデラウェア 白 辛口朝日町ワイン マイスターセレクション・キュヴェ メルロー&カベルネロゼ 朝日町ワイン ロゼ 朝日町ワイン マイスターセレクション シャルドネ朝日町ワイン 白朝日町ワイン マイスターセレクション アッサンブラージュ ルージュ朝日町ワイン 赤
商品名朝日町ワイン スパークリングナイアガラ 白 甘口朝日町ワイン スパークリングデラウェア 白 辛口朝日町ワイン マイスターセレクション・キュヴェ メルロー&カベルネロゼ朝日町ワイン ロゼ朝日町ワイン マイスターセレクション シャルドネ朝日町ワイン 白朝日町ワイン マイスターセレクション アッサンブラージュ ルージュ朝日町ワイン 赤
詳細アルコール度数 10 %
味わい  甘口
アルコール度数 12 %
味わい  辛口
アルコール度数 13 %
味わい  辛口
果実  山形県産ぶどう
アルコール度数 11 %
味わい  中辛口
果実   山形県産ぶどう
アルコール度数 13 %
味わい  辛口
果実  シャルドネ
アルコール度数 11 %
味わい  中辛口
原産国名 日本
メーカー名   朝日町ワイン
果実 %     山形県産ぶどう
アルコール度数 12 %
ボディー  ミディアムボディ
果実  マスカットベーリーA ブラッククィーン・メルロー
アルコール度数 11 %
ボディー  ミディアムボディ
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

赤ワイン

スタンダードな赤

朝日町ワイン 赤

詳細情報
アルコール度数 11 %
ボディー  ミディアムボディ

華やかな香り

朝日町ワインで一番売れている赤ワインです。

2015年日本ワインコンクール銀賞を受賞。マスカット・ベーリーAとブラック・クィーンをブレンドしています。

紫を含んだ濃いめのガーネット色で、ブラックチェリーのコンポートやキャンディ、すみれの花などの華やかな香りが特徴。滑らかなタンニンで、果実味豊かな味わいです。

味わいブドウ品種
ミディアムボディマスカット・ベーリーA/ブラッククイーン
香りいちご、スミレ
酸味★★★☆☆
ボディ★★☆☆☆
渋み★★★☆☆
佐々木
ヌーヴォーを思わせるフレッシュで甘やかな果実香が魅力的な一本。タンニンと酸のバランスもよく、飲み心地の良さも抜群です。

ワンランク上のブレンド

朝日町ワイン マイスターセレクション アッサンブラージュ ルージュ

詳細情報
アルコール度数 12 %
ボディー  ミディアムボディ
果実  マスカットベーリーA ブラッククィーン・メルロー

ふくよかで豊かな果実味

日本ワインコンクールやサクラアワードなど、数々の賞を受賞しているワインです。

マスカット・ベーリーAとブラック・クィーンに、メルローをブレンド。フランス産の樽で熟成させています。

ブレンドすることでそれぞれの個性が調和し、複雑で奥行きのあるワインに仕上がっています。芳醇で果実味溢れるふくよかな味わいをお楽しみください。

味わいブドウ品種
ミディアムボディマスカット・ベーリーA/ブラッククィーン/メルロー
香りカシス、レッドプラム
酸味★★★☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★☆☆
佐々木
ベリー系の生き生きとした果実味を主体に、樽熟成による深みと厚みが味わいに感じられます。和食にも優しく寄り添う味わいで、飲みやすい一本です。

白ワイン

スタンダードな白

朝日町ワイン 白

詳細情報
アルコール度数 11 %
味わい  中辛口
原産国名 日本
メーカー名   朝日町ワイン
果実 %     山形県産ぶどう

香り豊かでフルーティー

デラウェアを主体に、リースリングフォルテなどをブレンドしたやや甘口のワインです。
発酵温度をすべて15℃以下に抑えて華やかな香りを抽出。
フレッシュでフルーティーな味わいに仕上がっています。

味わいブドウ品種
中辛口デラウェア/リースリングフォルテ
香りりんご、白桃
酸味★★★☆☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
低温発酵に由来するりんごや白桃、メロンを思わせる華やかな果実香が人気の一本。程よい甘さに仕上がっているため、辛口ワインが苦手な方におすすめです。

ワンランク上のシャルドネ

朝日町ワイン マイスターセレクション シャルドネ

詳細情報
アルコール度数 13 %
味わい  辛口
果実  シャルドネ

複雑味とミネラル感

山形県産のシャルドネ100%で造られた辛口ワインです。果皮を果汁に長く漬け込んで低温発酵を行い、果実味を最大限引き出しています。

グレープフルーツなどの柑橘系の香りに、ハーブを思わせる爽やかなアロマと樽由来のヴァニラ、ナッツなどの風味が心地よく広がります。キリッとした酸味とミネラル感がフレッシュな印象。エレガントで繊細な味わいです。

味わいブドウ品種
辛口シャルドネ
香りシトラス、トースト
酸味★★★★☆
ボディ★★★☆☆
佐々木
年々クオリティの高まる日本のシャルドネ。当銘柄もその一つで、フレッシュな果実感に加えて主張の強すぎない樽香が魅力的です。

ロゼワイン

スタンダードなロゼ

朝日町ワイン ロゼ

詳細情報
アルコール度数 11 %
味わい  中辛口
果実   山形県産ぶどう

受賞歴多数の本格派

日本ワインコンクールで数年連続ロゼ部門最高賞を受賞するなど、高い評価を受けているロゼです。

マスカット・ベーリーAを使用。ブドウの果皮を果汁に漬け込むセニエという製造方法で醸造し、マスカット・ベーリーA特有の香りがしっかり引き出されています。

バラやフルーツキャンデーなどの甘い香りが広がり、果実味と酸味のバランスが良い味わい。コスパの高いワインです。

味わいブドウ品種
中辛口マスカット・ベーリーA
香りラズベリー、スミレの花
酸味★★★☆☆
ボディ★★☆☆☆
渋み★★☆☆☆
佐々木
アロエやラズベリーの果実味、スミレやバラの繊細な花々のアロマも感じられる甘やかな一本。その程よい甘みが幅広い食事を引き立ててくれます。

ワンランク上のメルロー&カベルネ・ソーヴィニヨン

朝日町ワイン マイスターセレクション・キュヴェ メルロー&カベルネロゼ

詳細情報
アルコール度数 13 %
味わい  辛口
果実  山形県産ぶどう

洗練されたロゼ

メルローを主体に、カベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドしています。

ブルーベリーやプルーン、スミレの花などの爽やかな香りに、穏やかな酸味が調和した魅力的な味わい。スッキリした辛口で、幅広い料理によく合います。

味わいブドウ品種
辛口メルロー/カベルネ・ソーヴィニョン
香りカシス、スパイス
酸味★★★☆☆
ボディ★★☆☆☆
渋み★★☆☆☆
佐々木
先ほどのロゼとは異なり、国際品種のみのブレンドで仕上げられた辛口ロゼの一本。こちらも赤や白では難しい、幅広い料理にマッチしてくれます。

スパークリングワイン

デラウェアのスパークリング

朝日町ワイン スパークリングデラウェア 白 辛口


爽やかでミネラル豊か

山形県産のデラウェアを低温発酵・低温熟成させた辛口のスパークリングワインです。
フレッシュな果実の香りと、キンモクセイの花の香りが調和しています。
生き生きした泡で、品種の個性がはっきりした、爽やかな味わい。
ミネラル感のある後味が残ります。

味わいブドウ品種
辛口デラウェア
香りデラウェア、白桃
酸味★★★★☆
ボディ★☆☆☆☆
佐々木
デラウェアの一大産地である山形県産を100%使用した一本。余韻にかけてフワッと香るデラウェアの心地よい苦味や果実味が特徴です。

ナイアガラのスパークリング

朝日町ワイン スパークリングナイアガラ 白 甘口


フレッシュでまろやか

山形県産のナイアガラを低温発酵・低温熟成させた甘口のスパークリングワインです。
マスカットやパイナップル、ハーブのアロマが優しく広がり、もぎたてのフルーツのようなフレッシュな味わいが楽しめます。

味わいブドウ品種
甘口ナイアガラ
香り洋梨、りんご
酸味★★★☆☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
ナイアガラらしいフレッシュな甘やかさが堪能できる、非常に飲み心地のいい一本。ヤンニョムチキンのような甘辛チキンと合わせると絶品です!

朝日町ワインのワイナリーに行ってみよう!

朝日町ワインをもっと楽しみたい方は、ワイナリーを訪問してみてはいかがでしょうか?

朝日町ワインのワイナリーには、工場見学やワインの購入・試飲ができる「朝日町ワイン城」が併設されています。

工場見学は無料で、瓶詰め工程などを見学することが可能です。

試飲できるワインはブランデーなども含め20種類程度をラインナップ。

雄大な自然環境に囲まれながら、朝日町ワインを隅々まで楽しむことができるでしょう。

 

朝日町ワイン城 詳細
・住所:朝日町大字大谷字高野1080 [MAP]
・0237-68-2611
・営業日:9:00~17:00(4月~10月)
9:00~16:00(11月~3月)
・ 定休日:年末年始(他は土・日・祝日休まず営業)
・アクセス:山形自動車道寒河江ICから車(タクシー)で約20分
・駐車場:有り(30台)
・工場見学:無料
・ホームページ:http://asahimachi-wine.jp/

朝日町ワインは山形が誇る日本ワイン!

ドイツの白ワインの特徴

今回は山形ワインである朝日町ワインをご紹介しました。

地元朝日町で栽培されたブドウで丁寧に造られたワインは、低価格なのに高品質なものばかり。

日本のワインならではの柔らかな味わいで、フレッシュな香りも魅力的です。

まだ試したことのない方も、ぜひこの機会に風味豊かな朝日町ワインをお楽しみください!

山形県のワインに興味が湧いた方は以下の記事もぜひご覧ください

>>【ソムリエ監修】山形のおすすめ白ワイン10選!特徴から選び方のコツも解説

>>【ソムリエ監修】山形のおすすめ赤ワイン14選!特徴や選び方も解説

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