「コート・デュ・ローヌの白ワインではどの銘柄がおすすめ?」
「どうやって選べばいい?」
コート・デュ・ローヌは、フランス南東部にあるワインの生産地を指す言葉です。
ボルドーに次ぐ多くのA.O.Cワインを生み出すワイン生産地でもあり、フランスを代表するワイン生産地でもあります。
この記事では、そんなコート・デュ・ローヌが生み出す極上ワインの特徴と選び方についてまとめています。
また、5,000円以内のオススメの白ワインをピックアップしていますので、ぜひ参考にしてください。
コート・デュ・ローヌの白ワインとは
コート・デュ・ローヌで白ワイン造りが始まったのはフランスで最も古い、紀元前600年頃だと言われています。
その後、14世紀にローマ法王庁がアヴィニョンに移動したことを機に、急激に発展しました。
生産量はフランスの広域AOCでは国内2番目だと言われており、かなりポピュラーな産地とも言えます。
コート・デュ・ローヌの白ワインの特徴
コート・デュ・ローヌの白ワインには、ヴィオニエ、マルサンヌ、ルーサンヌという白ブドウ品種が主に使用されています。
ヴィオニエは豊かな果実味と華やかな味わいが特徴で、酸味が少なめのブドウ品種です。
マルサンヌは程よい酸味と繊細なアロマが特徴で、ルーサンヌは複雑で力強いアロマとエレガントさが魅力です。
コート・デュ・ローヌの白ワインの選び方
地区で選ぶ
コート・デュ・ローヌのワインは、地域によって大きく味わいや特徴が異なります。
大きく分類すると、ヴィエンヌからヴァランスまでの北部地域と、地中海に近い南部地域に分けることができます。
ローヌ北部
ローヌ北部では赤ワインのシラー、白ワインだとヴィオニエが主なブドウ品種となります。
基本的には単一のブドウ品種で造られることが一般的で、バランスの良さが特徴的です。
しっかりとしたアロマとエレガントで力強い味わいが特徴のワインが楽しめます。
ローヌ南部
ローヌ南部では、多種多様な品種をブレンドさせて造ることが特徴です。
地区によって大きく味わいは異なってくるので一概には言えませんが、豊かなフルーツの味わいと甘味が楽しめることが多いです。
味わいで選ぶ
コート・デュ・ローヌのワインは、甘口、辛口、フルボディ、ミディアムボディなど、様々な味わい、タイプのものが揃っています。自分の口に合うワインを選べるように、選ぶ際は自分好みの味わいをしっかり把握しておきましょう。
価格で選ぶ
コート・デュ・ローヌのワインに限らず、ワインは非常に価格の幅が広いものです。購入する前に自分の予算をしっかりと決めておくことが大切です。予算に合わせて選びましょう。
コート・デュ・ローヌの白ワインおすすめ10選
コート・デュ・ローヌの白ワインの魅力をお分りいただけましたでしょうか?
ぜひ味わってみたいけど、なかなか選べないという方のため、コート・デュ・ローヌのオススメの白ワインをラインナップしてみました。
日常使いにぴったりのリーズナブルなものから、プレゼントに最適なものまで幅広く集めてみたので、ぜひ参考にしてみてください!
- ・高い
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第5位
ブティノ社は、「レストランで喜ばれるワイン」で有名なワイン生産者です。
ロンドンの高級な区画でレストラン経営を行い、成功した資産家の元に生まれたポール・ブティノが、やがて家業を手伝うようになった頃、当時のロンドンのワインの品質に疑問を抱き、自らワインを仕入れるようになったのがきっかけで創業しました。
こちらの一本はそんなブティノ社が誇る、上質で繊細な花の香りが楽しめる白ワインです。
爽やかな酸味もあり、スッキリと綺麗な口当たりが特徴で、オーク樽の程よい風味も楽しめます。
第4位
レオン・パルディガルはシャトー・ヌフ・デュ・パプで長年ワインを造り続けている世界的ブランドOGIERの使者とも言える存在です。
OGIERの名声と信頼を築く際に一役買ったと言われており、そんな彼の名前を冠している素晴らしいローヌワインを手掛ける新ブランドです。
グレープフルーツや花の香り、フレッシュで、しっかりとしたフルーツ感が楽しめる一本です。
ワインを飲み慣れていない、という方でも飲みやすいのでオススメです。
第3位
コート・デュ・ローヌ・ブラン レ・グラン・カルケール
作り手のドメーヌ・サンタ・デュックはここ10年ほどの間に、ジゴンダスで最もクオリティの高いワイナリーとして注目を集めている生産者です。
現当主のイヴ・グラはそれまでの経営方針を大きく変更し、自家ブドウ園でワインの元詰を開始。
若くて情熱的な生産者として知られています。
また、世界的に有名なワイン評論家ロバート・パーカー・Jr.が「ジゴンダスの5つ星生産者」「ジゴンダスに君臨するチャンピオンである」などと表現したことも相まって、他のワイン評論家からも注目されるようになりました。
こちらのワインはそんなドメーヌ・サンタ・デュックが作った渾身の一本です。
酸化を防ぐステンレスタンクで低温発酵をさせて出来上がったワインで、香りが豊かな白ワインです。
ミネラルが豊富で、フレッシュな味わいが特徴です。
第2位
作り手は1976年からオランジュでワイン造りに励んでいるレ・ドメーヌ・ベルナール社で、ルイ ベルナールは同社が誇るブランド名です。
レ・ドメーヌ・ベルナール社はクオリティが高いワインを安定して創り出すために生産者としっかりとした関係を作り、栽培、収穫、品質管理、マーケティングなど生産者と共にワイン造りに励んでいます。
また、生産者は醸造責任者のジャン・フランソワ・ランヴィエの下、各々の個性を最大限に引き出すべく、毎年ブドウ栽培や醸造、熟成技術の向上に向けて努力を重ねています。
そのため、同社は、数々の偉大な生産者が集まるローヌの中でも、最も高い評価を与えられている生産者の一つとなっています。
中でも今回ピックアップしたワインは、ルーサンヌ、ユニ・ブラン、クレレットなど6種類のブドウを絶妙なバランスでブレンドした一本で、豊かな果実味に、程よい酸味、フレッシュでフルーティーな香り、優しい口当たりが楽しめます。
第1位
ゴネ ペール エ フィス コート デュ ローヌ ラ ジュリア
作り手のゴネ ペール エ フィスは、世界的に有名なドメーヌ・フォン・ド・ミッシェルが2004年に始めたネゴシアン部門です。
ワインは基本的に樹齢60年以上のものから取れたブドウを使用することが多く、そのクオリティ、コストパフォーマンスの高さから世界から注目を集めています。
しっかりとしたフルーツの味わいに、程よい酸味が加わり、バランスの良い一本です。
白ワインは辛口派という人は普段使いにぴったりです。
週末や来客のある日に2,000円~5,000円ベスト5
第5位
生産者のペラン・ファミリーは、それぞれの品種に最適なテロワールを見極め、古くからオーガニック栽培を実践しています。
時代に合わせて変容しながらも、なるべく自然の力でワインを造るというポリシーを大切にしてきました。
そんなペラン・ファミリーが誇る一本がこちらです。
柑橘類やりんご、ピーチなどの豊かな果実味が感じられ、滑らかな口当たりが特徴のワインです。
しっかりとしたコクがありながらも、程よいボディで、華やかさがあります。
第4位
生産者のレ・ヴァン・ド・ヴィエンヌは、ローヌの歴史を大切にしワイン造りに励む、北ローヌを代表するネゴシアンです。
こちらはエレガントな花やライチ、アプリコットなどのフルーティーな香りがしっかりと楽しめる一本で、フレッシュなミネラルが豊富です。
また程よい酸味のバランスも良く、徐々に感じられる甘味が特徴のワインです。
カルパッチョやハーブを使用する料理に良く合います。
第3位
生産者であるアルベール ビショーは180年以上もの間、優雅なワインの味わいを追求し続けてきた名門ワイナリーです。
こちらのワインは、グルナッシュ・ブラン、ユニ・ブランをバランス良くブレンド。
繊細な花のアロマや、豊かな果実味も感じられる華やかな一本です。
第2位
作り手のシャトー ド サン コム はローヌでいち早く有機栽培を取り入れるなど、ジゴンダスのパイオニア的存在のトップワイナリーです。
14代目のルイ・バリュオールはワイン・スペクテーター誌において「ジゴンダスの天才」とも評されており、現在ではその名が世界的に知られています。
こちらの一本は、ワインの複雑味と重厚感がありつつも、スッキリとした後味が特徴です。
パパイヤやパイナップルを連想させるようなフルーティーさも楽しめます。
万人受けするので、ワインの好みがわからない方へのプレゼント用に選んでも良いでしょう。
第1位
生産者のシャトー モンフォーコンは、徹底された優しくて繊細なワイン造りが評価され、毎年多くの賞を受賞しています。
ブドウは全て手摘みで、ワインの醸造と熟成は16世紀からと長い歴史があります。
そして、そんなシャトー モンフォーコンによる、白い花やライムといった柑橘系の爽やかな風味が特徴の、香り高いワインがこちらになります。
フレッシュでミネラルも豊富。
程よい塩味も感じられ、お寿司やてんぷらなどの和食ともよく合います。
食事会やパーティーに呼ばれた際の手土産にはぴったりです。
まとめ
いかがでしたか?
フランスを代表するコート・デュ・ローヌのワインは地域によっても味わいが大きく異なり、さっぱりしたものから、しっかりとしたもの、バランスの良いものまでバラエティ豊富です。
ぜひ自分にぴったりの一本を見つけてみてください。
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