おすすめレモンリキュール7選!自宅で楽しめるカクテルもご紹介!

2022/11/30
カクテル

レモンと言えば酸味と爽やかな香りが特徴。

それを活かして料理や飲み物、お菓子など様々なものに使用されています。

「レモンリキュール」はそんなレモンの良い所が存分に含まれたアイテムです。

その中でも人気なのが南イタリア発祥の「リモンチェッロ」

今回は「リモンチェッロ」を中心におすすめ銘柄をご紹介。

他、レモンリキュールを使用してご自宅で簡単に楽しめるカクテルもラインナップします。

どうぞ参考にしてみて下さい。

執筆者/監修者

西尾 舞

ウイスキー文化研究所主催 ウイスキーコニサーエキスパート取得

バーテンダー歴18年
名古屋市中区錦
「PianoとWhiskyの店MaiMai」
オーナーバーテンダー
《PianoとWhiskyの店MaiMai》
公式LINE ID @578atvid
店舗Blogはこちら→ https://maimai-whisky-piano.com/

レモンリキュールとは

リキュールの語源は、ラテン語の「溶かし込む」に由来します。

レモンリキュールは、レモンピールをふんだんに使用した南イタリアで誕生したリキュール。

リキュールとは一般的に、蒸留酒に果実や花などの香り成分を溶かし込んで造る混成酒の事です。

リキュールの定義

リキュールの定義は酒税法によって以下に定められています。

 

リキュールの定義

1.糖類と酒類とその他の物品を原料とした酒類である事

2.液体中の固形物の含有量、基本的には甘味料の成分が2%以上である事

3.清酒、合成清酒、焼酎、みりん、ビール、果実酒類、ウイスキー類、および発泡酒に該当するものは省く

 

つまり、一般的には蒸溜酒に果物や花や薬草などを加えてねかせた酒の事です。

またそれに甘味料を足してより魅力的な酒に仕上げています。

ストレートでもOKですが、割ると違う楽しみ方が出来るのも魅力の一つ。

他ドリンクだけでなく、料理やお菓子に加え香り付けする事もあります。

レモンリキュールの製造方法

リキュールの製造方法は様々です。

メーカーや銘柄によっては公開されていないものまであります。

一番オーソドックスなのは、レモンからエキスを抽出しベースとなる酒にブレンドし、熟成させる方法です。

基本的にベースに使用するのは、ウオッカなど癖のないアルコール。

しかし、ウイスキーなど個性的な酒を使用したり、2種類以上の蒸留酒をブレンドさせる事もあります。

家庭で簡単に作れるレシピご紹介

ご自宅でも簡単にレモンリキュールは作る事が出来ます。

アルコールに慣れていない方は、ホワイトリカーの量を加減してみて下さい。

 

材料&準備するもの

1.レモン 800g(レモン5個程度)

2.ウオッカなどのホワイトリカー 1ℓ 少しだけスピリタスを混ぜ合わせると大人の味に。
アルコールに慣れていない方は、半分程ミネラルウォーターに変更してもOK

3.氷砂糖 150g

4.保存容器 4ℓ程度入るもの ※しっかり煮沸消毒して乾いたものをご利用下さい。

 

【作り方】

1. レモンを塩水でしっかり洗います。その後包丁かピーラーで皮を剥いて下さい。
白い部分が入ってしまうと苦くなるので、丁寧に黄色部分のみ削ぎ落として下さい。

2.その後レモン本体も薄皮を剥ぎ、実だけを綺麗に取り除きます。

3.実だけになったレモンを瓶に入れやすいようカット

4. 瓶に、レモンの実と皮と氷砂糖を入れ、そこにウオッカを加えます。
この時、皮をたくさん入れすぎないように、また一番上にくるように気をつけて下さい。

そして、しっかり密閉し、常温で1週間漬け込みます。

5. 1週間後、いったん皮だけを取り除きます。

6. その後3週間漬け込んで完成です。

味見をしてみて、甘さが足らない場合は氷砂糖を熟成途中で付け足してみて下さい。

 レモンリキュールの味わい

レモンリキュールの味わいの特徴は、甘酸っぱさです。

口に含めば、まず豊かな甘みが口一杯に広がり、そこにレモンピール特有の苦みと実の酸味が調和していきます。

後味もとてもすっきりとしており、ベタ付きもありません。

飲み飽きないため、シーンや人を選ばないドリンクでしょう。

イタリア発祥の「リモンチェッロ」が人気

レモンリキュールは各地で製造されています。

中でも、南イタリア「青の洞窟」で知られるカプリ島で誕生した「リモンチェッロ」は、とても人気です。

元々リモンチェッロは、各家庭で育ったレモンを保存するために作られたのが始まりだそうです。

現在でも自家製リモンチェッロは多くの家庭で親しまれています。

古くからイタリアでは一般的に、脂っこい食事の後さっぱりするために食後酒としてストレートで飲みます。

その後、バカンスで訪れた旅行客がヨーロッパ全土へ広めたと言われています。

今ではイタリアを代表する特産物として、世界中で愛されています。

銘柄の選び方

レモンエキスの量で選ぶ

レモンリキュールを選ぶ際には、エキス量に着目してみて下さい。

香りや味わいはレモンエキスの量によって変化します。

ですから、レモンの濃厚な香りは堪能されたい方はエキス量の割合が高いアイテムを選ぶと良いでしょう。

一方、すっきりとした味わいが好みの方はエキス量の割合が少ない物をお試し下さい。

アルコール度数で選ぶ

リモンチェッロを作る際には、アルコール度数の高いスピリッツを使用するためどうしてもアルコール度数が高めです。メーカーによって多少の違いはあるものの、ほとんどはアルコール度数30度前後です。

リモンチェッロはストレートで飲むのが一般的なので、アルコール度数をチェックしてください。

レモンの産地で選ぶ

レモンリキュールの源産地で有名なのは「カンパーニア州」と「シチリア州」

特にカンパーニア州のアマルフィー産レモンを採用したレモンリキュールは香りが豊か。

アマルフィーのレモンは、日本でよく見かける物とは形が違います。

丸く実が大きく、皮もごつごつとしています。

また、香りが強いのも特徴です。

しかしながら、アマルフィー産のレモンは栽培が難しく生産量が少ないためとても貴重です。

そのため、アマルフィー産レモンを使用して作られた銘柄はあまりありません。

今回少しだけご紹介しますので、どうぞお試し下さい。

レモンリキュールおすすめ銘柄7選

7位 古都のリキュール 檸檬

古都のリキュール 檸檬

詳細情報
■メーカー 佐々木酒造
■アルコール度数 25%
■容量 500ml

瀬戸内で作られたレモンをふんだんに絞り、その後京都の蔵元でリキュールとして製品化されました。

甘さ控えめなので、お食事との相性も抜群。

アルコール分25%とレモンリキュールとしては控えめです。

また、ハイボールにしてもお湯割りにしても、味が崩れてしまう事もありません。

天然果汁をそのまま使用しているため、果実の一部が沈殿している事があるそうです。

しかしながら、この「オリ」の中に旨味があるので、捨てずによくシェイクしてお召し上がり下さい。

アルコール度数原産地
25度瀬戸内産

6位 リモンチェッロ・ディ・カプリ

南イタリアのカンパーニア州カプリ島で作られたリモンチェッロです。

「I.G.P.」に認定されたソレント産のフェッミネッロ種レモンを使用しています。

「I.G.P.」とは欧州連合が定めた農産物や食品に対しての商標。

品質や特徴や名声が生産地に由来し、生産・加工がその地域内で行われるものがIGP製品として認定されます。

フェッミネッロ種レモンは皮が厚くみずみずしく酸味が少ないのが特徴。

それ故、高品質のレモンリキュール造りに適しています。

甘さをしっかり味わいたい方は、割らずにクラッシュアイスの上から注いでお召し上がり下さい。

アルコール度数原産地
32度ソレント産

5位 リモンチェッロ・エッセンツァ・ディ・ソレント

リモンチェッロ・エッセンツァ・ディ・ソレント

詳細情報
■メーカー ‎エッセンツァ ディ ソレント
■アルコール度数 30%
■容量 700ml

純度の高いアルコールにレモンピールを加え1~2週間浸漬。

その後、濾過しシロップを添加させたリキュールです。

このリキュールはナポリ沿岸に浮かぶカプリ島で誕生しました。

前オーナーの祖母がペンションに訪れる客に自家製のレモンリキュールを振る舞い、それらが予想以上の好評を得たのが始まりだそうです。

製品化された今もレシピは当時と全く変えていません。

化学肥料などを一切使用していないオーガニックレモンのみを贅沢に使用。

そのため、レモンの甘酸っぱさをダイレクトに感じる事が出来ます。

特に、スパークリング・ワインに少し加えると甘酸っぱさが引き立ちます。

他、お菓子を作る際、レモンの風味付けに活用するのも良いでしょう。

アルコール度数原産地
30度ソレント産

4位 サッポロ リモンチェッロ

サッポロ リモンチェッロ

詳細情報
■メーカー ‎サッポロ
■アルコール度数 24%
■容量 720ml

南イタリアのリモンチェッロをモチーフにして造られたレモンリキュールです。

原料には、朝摘んだシチリア産のレモンを24時間以内に絞った物を採用。

他にレモンピールエキスも使用ているので、甘さの中にもほろ苦さが加わり深みのある味わいに仕上げました。

酸味と甘味、ほのかな苦味のバランスの良いリキュールです。

また、アルコール度数は24%とやや低め。

従って、あまりお酒に強くない方にもおすすめです。

アルコール度数原産地
24度シチリア産

3位 ボッテガ リモンチーノ

ボッテガ リモンチーノ

詳細情報
■メーカー ‎リモンチェッロ
■アルコール度数 30%
■容量 500ml

グラッパにレモンピールを漬け込んで醸して造られたリモンチェッロです。

グラッパを使用しているので、味わいが重厚でトロミがあります。

原材料には、シチリア産のレモンを使用。

シチリア産のレモンはフレッシュな酸味が特徴。

そのレモンを使用しているため、トロミの中でも後味はスッキリ爽やかです。

芳醇なので、その個性を活かしたカクテルを作りたい時にはピッタリの銘柄です。

アルコール度数原産地
30度シチリア産

2位 シェーカー・リモンチェッロ

シェーカー・リモンチェッロ

詳細情報
■メーカー ‎アルディス
■アルコール度数 30%
■容量 200ml

「I.G.P.」に認定されたアマルフィー産レモンを使用。

シェーカー社のリモンチェッロは、レモンピールのみを使用して製造されます。

そのため、無農薬レモンである事が非常に大切です。

その原材料を伝統的な製法を用いて丁寧に作り上げられました。

まず、レモンピールを95度前後のアルコールに加えレモンの香りと色を抽出。

その後それをシロップで割り一週間ほど熟成し、仕上げました。

甘みと華やかさと穏やかな酸味が程よく調和したリモンチェッロです。

是非よく冷やして、ストレートでじっくり召し上がってみて下さい。

カクテルを作りたい時にはピッタリの銘柄です。

アルコール度数原産地
30度アマルフィー産

1位 リモンチェッロ・アマルフィ・バイオリンボトル

リモンチェッロ・アマルフィ・バイオリンボトル

詳細情報
■メーカー ‎プロフーミ コスティエーラ
■アルコール度数 32%
■容量 200ml

苦味が少なく香り豊かな事からアマルフィ産レモンを採用し続けているリモンチェッロです。

しかもそのレモンは着色料・香料・保存料一切不使用。

加えて、手造りで丁寧に造られています。

なんとレモン1個1個の皮剥きから、一つ一つ職人の手作業で行われるそうです。

まず、ピールを96.5%のピュア・アルコールに浸漬。

1週間程かけてレモンピールエッセンスを抽出し、その後皮を取り除きます。

そしてそこに蒸留水と砂糖が添加され、リモンチェッロは出来上がります。

爽やかなレモンの香りと豊かな甘みとスッキリした後味が特徴。

200mlとミニサイズのため、少し試すにもちょうどいいでしょう。

また、バイオリンの形が可愛いのでちょっとしたプレゼントにも最適です。

アルコール度数原産地
32度アマルフィー産

レモンリキュールを使用したカクテル

レモンリキュールはカクテルの材料にピッタリです。

おすすめレシピをご紹介しますのでどうぞお試し下さい。

紅茶を使用したカクテル

材料

1.紅茶 1杯

2.レモンリキュール 2tsp.

3.レモンスライス 1枚

【作り方】

1.カップに紅茶を淹れる。

2.その上に垂らすようにリモンチェッロを静かに注ぐ。
この時、出来るだけ静かに丁寧にフロートさせると香りや味が混じり合う様をゆっくり楽しめます。

3.レモンを浮かべる。

いつものティータイムにひと味違う演出をつけ加えられるカクテルです。

紅茶の茶葉は、香り豊かで渋みの少ない「アッサム」が良いでしょう。

オレンジの果肉を使用したカクテル

材料&用意するもの

1.オレンジ 1個

2.レモンリキュール 15ml

3.氷 適量

4.ミキサー

【作り方】

1.オレンジの皮を剥き、実だけを取り出す。
この時、苦味が出てしまうので薄皮も剥ぐようにして下さい。

2.材料をミキサーに入れて30秒程回す。

おもてなしなどにも使える、フローズンカクテルです。

ミントなどを添えるとより一層おしゃれに。

ラムを使ったカクテル

材料

1.ダークラム 15ml

2.レモンリキュール 15ml

3.ベルモット 15ml

4.レモンの皮 適量

【作り方】

1.大きめの氷をロックグラスに入れる。
ロックグラスは予め冷やしておくと良いでしょう。

2.材料をそれぞれ入れる

3.軽くかき混ぜる

4.レモンの皮をお好みで入れる。

アルコール度数は強いのですが、それぞれの原材料が響き合って深みを楽しめるカクテルです。

じっくりお召し上がり下さい。

まとめ

レモンリキュールは、爽やかな味わいなので使い勝手の良いアイテムです。

例えば、今回ご紹介したカクテルだけでなく、お菓子などに加えてもアクセントになります。

色々な物に加えればアイデア次第で大活躍するでしょう。

是非、お気に入りの活用法を見つけてみて下さい。

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