「北海道でも白ワインは造られてる?」
「北海道の白ワインでおすすめは?」
北海道はブドウ栽培に適した気候条件で、ワイン用ブドウの生産量は日本一です。
しかし、北海道ではどのような白ワインが造られているのか知らない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、北海道のおすすめ白ワインをソムリエが厳選してご紹介します。
北海道の白ワインの特徴や選び方も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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北海道の白ワインの特徴
北海道の白ワインにはどんな特徴があるのでしょうか?
こちらで北海道の白ワインについて、全体像を確認していきましょう。
低価格で高品質なワイン
北海道の白ワインはリーズナブルで高い品質を誇ります。
寒冷地である北海道で栽培されるぶどうは、キリリと引き締まった酸味と豊かな香りが特徴。
ヨーロッパ系の品種に加え、フレッシュな味わいが魅力の食用ブドウの栽培が盛んに行われています。
ワイン好きが好む爽快な辛口ワインから、ワイン初心者でも飲みやすいフルーティーな甘口タイプまで幅広いラインナップも魅力です。
また、北海道ならではの広大な土地を使ったワイン造りも特徴のひとつ。
広い自社畑を持つことでより多くのブドウ栽培が可能になり、それが低価格なワイン造りを実現しているのです。
ヨーロッパに近い気候風土
北海道の気候風土は、ヨーロッパ北限のエリアに類似しているとされています。
ご存じの通り北海道は国内随一の寒冷地で、ブドウ栽培が可能なエリアとしても最も冷涼な気候となります。
北海道の位置する場所は、フランス・シャンパーニュやドイツ・ラインガウなどがある北緯42~45度の間。
白ワインの銘醸地と同じ緯度にある北海道は、ワイン造りに最適な気候風土があると言えるでしょう。
実際に北海道は梅雨や台風の影響が少ないため湿度が低く、昼夜の寒暖差が激しいことからブドウを栽培しやすい環境があります。
ワインの開発では山梨に遅れをとってはいるもののブドウ栽培は非常に盛んで、ブドウ生産量は日本全体トップの約40%。
ブドウ品種はヨーロッパに似た気候風土があることから、ヨーロッパ系品種の栽培が盛んです。
一年を通して気温が低いという気候条件に適したケルナー、リースリング、シャルドネなどが多く栽培されています。
北海道の白ワインの選び方
こちらで北海道の白ワインを選ぶコツをご紹介します。
北海道の白ワインを選ぶときに押さえたいポイントは、味わい・ブドウ品種・地域ブランド・予算の4つです。
味わいで選ぶ
甘口か辛口かの違いは、ワインに残る糖分によって左右されます。
ワインは、ブドウ果汁に含まれる糖分が発酵によりアルコール分に変化することで、できあがります。
発酵によって糖分がどのくらいアルコールに変化したかが、ワインの甘口・辛口の違いということです。
甘口
北海道の白ワインの多くは辛口ですが、甘口の白ワインも販売されています。
まろやかな味わいのやや甘口から、はっきりと甘味を感じる甘口ワインまで幅広くあります。
甘口と表記されているものもありますが、何も書いてない場合はアルコール度数が低め(12%未満)の物を選びましょう。
アルコールが低い=糖分が残っているということで、甘口の可能性が高くなります。
北海道の白ワインはフルーティーなものが多く、甘口はワインを飲み慣れていない方にも非常におすすめです。
>>【ソムリエ厳選】飲みやすい甘口の白ワイン24選!選び方も徹底解説
辛口
辛口とは、甘味が少ないすっきりとした味わいを指します。
辛口の白ワインは飲みやすくクセがないので、料理の味わいを引き立ててくれるでしょう。
リーズナブルな価格帯の白ワインの多くは、軽めの辛口です。
毎日の食卓に常備するテーブルワインにピッタリの味わいです。
表記がなく辛口かどうかで迷ったら、甘口とは逆にアルコール度数が13%以上の高いものを選ぶのがいいでしょう。
ワイン好きな方は辛口を好む傾向があるので、ワイン好きの方へのプレゼントには辛口がおすすめです。
>>【ワインエキスパート厳選】辛口の人気おすすめ白ワイン17選!
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ブドウ品種で選ぶ
北海道は寒冷地でも育ちやすいドイツ系のブドウ品種が多く栽培されています。
ここでは北海道で栽培されているブドウ品種について、その特徴を見ていきましょう。
ケルナー
ケルナーはドイツ生まれの品種です。
北海道よりもさらに北部に位置するドイツ・ヴェルテンベルグ地方で生まれたケルナーは、非常に強い耐寒性が特徴。
ケルナーは極寒の地でも安定して栽培できる品種として、北海道各地で栽培されています。
そんなケルナーの魅力は、マスカットや青リンゴ、ミントを思わせるような清涼感ある風味。
酸味や穏やかでフルーティーな香りがあり、親しみやすい味わいがあります。
ドイツで生まれた品種ではありますが、ケルナーは北海道を代表するブドウ品種と言えるでしょう。
リースリング
リースリングはドイツを代表するブドウ品種です。
リースリングも耐寒性に優れた品種ですが、栽培はやや難しいとされています。
その一方で、ブドウ品種としては大変魅力的で、引き締まった酸味や白い花、洋梨を思わせる香りがあります。
さらにリースリングの特徴は「ぺトロール香」と呼ばれるオイリーさを感じる香り。
キリっとした辛口から、極甘口タイプまで幅広いスタイルのワインがリースリングから作られています。
>>【ソムリエ監修】リースリングとは?おすすめ15選や特徴を解説!
ミュラートゥルガウ
ミュラートゥルガウはアロマティックな香りが魅力のドイツ品種。
気候や土壌への順応性が高い品種のため、日本では北海道のほか岩手や山形などでも栽培されています。
青りんごやマスカットのフルーツ香がいきいきと感じられ、フレッシュなワインに仕上がるのがミュラートゥルガウの特徴。
フレッシュさが魅力のブドウ品種ですので、デイリー飲みのカジュアルタイプのワインに適しています。
シャルドネ
シャルドネは世界中で栽培されている白ブドウ品種です。
日本では北は北海道、南は九州までとどんな環境でも栽培できるのがシャルドネの特徴です。
世界各国で栽培されるシャルドネはニュートラルなブドウ品種とされており、栽培地によって個性が異なります。
寒冷地で育ったシャルドネはレモンやライムなど柑橘系の香りがあり、酸味の乗った清涼感ある仕上がりに。
その一方で豊富な日照量があれば、パイナップルや桃のようなリッチな風味を持つことも。
産地やワイナリーの個性を感じたいときには、シャルドネを選ぶと良いでしょう。
>>【ソムリエ監修】シャルドネの人気おすすめワイン30選を徹底解説!
ナイアガラ
ナイアガラはアメリカで生まれたブドウ品種です。
「日本ワインの父」とも呼ばれる川上善兵衛氏によって、ナイアガラは日本に持ち込まれました。
鮮やかな黄緑色をしたブドウで、糖度がとても高くフルーティーな強い香りが特徴です。
ナイアガラで造られるワインは非常に香り豊かになる傾向にあります。
味わいは甘口から辛口まで幅広いタイプがあり、華やかな香りが特徴なため万人受けするブドウ品種と言えるでしょう。
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地域ブランドで選ぶ
北海道のワイン生産量は日本一ですが、その多くはメルシャン、サントリーなどの大手企業が占めています。
それらには生産量で劣るものの、地元で純国産のワインを製造している地域ブランドがたくさんあり、良質な白ワインを生み出しています。
そのうち代表的なブランドをご紹介しましょう。
十勝ワイン
池田町の財政危機を救うため、町役場の職員がワイン造りを提唱しました。
そこで生まれたのが十勝ワインです。事業主体は池田町役場で、事業主は池田町の町長です。
十勝ワインはこれまで一貫して辛口路線を堅持。
冷涼な北国で造られるブドウは酸味が強くなりますが、この酸味をストレートに表現することで、ワインはフルーティーで爽やかな味わいになります。
同時に樽熟成にも力を入れており、フレンチオーク樽を用いて樽熟成するのが十勝ワインのこだわり。
樽の中で熟成させることにより樽由来の成分がワインに抽出され、色調や香りに深みを与えます。
中でもおすすめは、手頃な価格でデイリーワインにぴったりの「トカップシリーズ」。
白ワインはリースリングとケルナーのブレンドで、フルーティーで繊細な風味の辛口です。
北海道ワイン
純国産ワイナリーでは国内最大規模を誇ります。
本社は小樽にあり、その周辺には契約栽培のブドウ園が約400軒ほど点在しています。
自社農園の鶴沼ワイナリーではミュラー・トゥルガウ、ツヴァイゲルト・レーベ、セイベルなどの欧州系品種が20種類ほど栽培されています。
これほどの欧州系品種を育てている場所は珍しく、多様性に富んだワイン造りが鶴沼ワイナリーの魅力です。
代表的なワインは「おたるワイン」。
ナイアガラやケルナーが主体の飲みやすいワインで、女性にも人気です。
ふらのワイン
ふらのワインは富良野市が農業振興を目的として1972年にスタート。
ワイン用のブドウ栽培に取り組み、富良野市ぶどう果樹研究所を開設したのが始まりです。
富良野地方の気候と土地条件がワインの本場である北ヨーロッパと類似しており、ブドウの育成に適することが研究で立証されたことがワイン造りのきっかけになりました。
ふらのワインは恵まれた気候や土壌に頼るだけでなく、品種選定や品種改良を重ね、栽培技術や醸造技術の導入を図っています。
ふらのワインの白はセイベルを主体にして、口当たりのよい柑橘系を思わせる風味。
誰でも親しみやすい味わいのワインです。
予算で選ぶ
北海道の白ワインはリーズナブルなものが多く、日常使いにおすすめです。
軽めの辛口なら、2,000円以下の予算で選ぶことができます。
来客へのもてなしや特別な日の1本には、2,000円から4,000円の範囲で探してみましょう。
十分クオリティの高いものが見つかるはずです。
最高級の逸品を探すなら、4,000円以上の予算で探してみてください。
数は少なめですが、納得のいく味わいのワインが見つかるでしょう。
北海道のおすすめ白ワイン15選
北海道の白ワインのおすすめを、予算別に厳選しました。ランキングでご紹介します。
- ・高い
- ・飲み切るのが大変
- ・他と比較できない
という悩みがありますよね。
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デイリーワインに!予算2,000円ベスト5
5位 はこだてわいん 北海道100 バッカス
北海道産のバッカス100%で仕込んだ白ワイン。
バッカスはドイツ生まれの交配品種で、マスカットのようなみずみずしさが魅力です。
もぎたて果実の風味と、白い花を思わせる香りが楽しめます。
アロマティックな仕上がりですが、味わいはキリリと辛口。
しっかり冷やして天ぷらやカルパッチョなどの魚介と合わせたい1本です。
味わい | ブドウ品種 | ワイナリー |
---|---|---|
辛口 | バッカス | はこだてわいん |
香り | マスカット、洋梨 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
4位 はこだてわいん 酸化防止剤 無添加ナイアガラ 白
北海道産ナイアガラを100%使用。
「酸化防止剤」を一切使用せずに、厳しい品質管理の下に醸造しています。
造り手のこだわりが生んだ、自然派志向の優しい味わい。
自然な製法を用いたナチュラルなワインにこだわる人に、おすすめです。
味わい | ブドウ品種 | ワイナリー |
---|---|---|
甘口 | ナイアガラ | はこだてわいん |
香り | 青リンゴ、白い花 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
3位 ふらのワイン 白(ラベンダーラベル)
富良野産セイベル5279を使用。
繊細でしなやかなコクで、調和のとれた味わいのワインです。
2011年度国産ワインコンクール銅賞を受賞した実績を誇ります。
富良野地方のラベンダーをラベルにあしらい、見た目も華やか。
食卓を彩るボトルデザインはプレゼントにしても喜ばれるでしょう。
味わい | ブドウ品種 | ワイナリー |
---|---|---|
中口 | セイベル5279 | ふらのワイン |
香り | レモン、野花 |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
2位 十勝ワイン トカップ (白)
十勝ワインを代表する最もポピュラーなワインです。
ドイツ系品種を代表するリースリングとケルナーをブレンド。
繊細な風味と爽やかな酸味のバランスが取れた、スッキリした辛口です。
リーズナブルで、毎日飲んでも飽きの来ない味わいは日常使いに最適。
クセがないので料理の味が引き立ちます。
味わい | ブドウ品種 | ワイナリー |
---|---|---|
中口 | リースリング/ケルナー | 十勝ワイン・池田町ブドウ研究所 |
香り | マスカット、白桃 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
1位 北海道ワイン おたるナイヤガラ
日本ワインではNo.1の売上を誇る甘口のワインです。
北海道産の香り高いナイアガラを使用。
ブドウの特徴を最大限引き出すため、ナイアガラに適した絞り方や酵母を用い、低温下でじっくり醸造しています。
瓶詰め時に、酵母の活動を止める加熱殺菌を行っていません。
醸造後のワイン中に含まれる酵母は瓶詰め前にフィルターで取り除き、ワインの繊細な香りに加熱の影響を与えないことで豊かな果実の香りを楽しむことができます。
マスカットを丸ごと頬張ったような、華やかでフルーティーな香りと味わいは、ワイン初心者でも飲みやすいワインです。
味わい | ブドウ品種 | ワイナリー |
---|---|---|
甘口 | ナイアガラ | 北海道ワイン |
香り | マスカット、白い花 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
来客用やちょっとしたご褒美に!2,000円~4,000円ベスト5
5位 十勝ワイン セイオロサム
十勝ワインの故郷、池田町は明治から大正にかけて「凋寒村(シボサム)」という地名でした。
その周辺がアイヌ語で「セイ・オロ・サム(貝がらのあるところ)」と呼ばれていたことから、この名前がつけられました。
モリオ・マスカットやバッカスなど華やかでフレッシュなブドウ品種をブレンド。
マスカットの華やかな香りが印象的で、スッキリとしてフルーティーな味わいの中辛口です。
魚介料理全般によく合い、テーブルワインにも高いクオリティを求める人におすすめです。
味わい | ブドウ品種 | ワイナリー |
---|---|---|
中辛口 | モリオ・マスカット/バッカス | 十勝ワイン・池田町ブドウ研究所 |
香り | 白い花、マスカット |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
4位 奥尻ワイナリー シャルドネ
奥尻島産のシャルドネを100%使用。
海が近い立地条件のため、ワインからミネラル分を豊かに感じます。
淡い黄緑色で、梨や黄リンゴのような果実の香りがします。
ほどよい酸味と果実味がバランスの良い、コクのある味わいを楽しめるでしょう。
他のワインとは違う個性が楽しめるワインです。
味わい | ブドウ品種 | ワイナリー |
---|---|---|
辛口 | シャルドネ | 奥尻ワイナリー |
香り | レモン、洋梨 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
3位 ブルーム ブリュット 白
国内初の、瓶内2次発酵による辛口のスパークリングワインです。
ケルナーとバッカスをブレンド。
落ちついた白色と熟成による気品ある香り、クリーミーできめ細かい泡立ちが特徴です。
酵母由来の旨味と、エレガントな味わいが感じられ、特別な日に飲みたくなるような1本です。。
食前酒に、または食事と一緒でも楽しめます。
記念日やパーティーなどに添えれば、華やいだ時間を演出してくれるでしょう。
味わい | ブドウ品種 | ワイナリー |
---|---|---|
辛口 | ケルナー/バッカス | 十勝ワイン・池田町ブドウ研究所 |
香り | マスカット、ミント |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
2位 北海道ワイン 葡萄作りの匠 北島秀樹ケルナー
北島秀樹氏は、フルーツの町として知られる北海道余市町のワイン用ブドウ専門農家です。
そこで栽培されたケルナーを100%使用した、切れ味の良い辛口の白ワインです。
マスカットやグレープフルーツのようなフレッシュな果実の香り。
すっきりとした酸味が、新鮮な魚介類に良く合います。
ひと味違う匠のケルナーを、ぜひご堪能ください。
味わい | ブドウ品種 | ワイナリー |
---|---|---|
辛口 | ケルナー | 北海道ワイン |
香り | 洋梨、白い花 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
1位 北海道ワイン おたる特撰ナイヤガラ
人気ワインの「北海道ワイン おたるナイヤガラ」の究極のものを作ろうと、若手醸造家が中心となり開発したワインです。
遅摘みのナイアガラを凍結果汁で仕込むことによって、アイスワイン(極甘口のデザートワイン)を思わせる濃厚な味わいに仕上がりました。
各地の北海道物産展でも絶大な人気を誇る、名物の甘口ワインです。
ワインは甘口に限るという人は、ぜひどうぞ。
味わい | ブドウ品種 | ワイナリー |
---|---|---|
甘口 | ナイアガラ | 北海道ワイン |
香り | 白桃、りんご蜜 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
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5位 オチガビ ゲヴェルツトラミネール
オチガビワイナリーは2012年、北海道の余市町に落希一郎氏が設立したワイナリーです。
欧州品種のゲヴェルツトラミネールを使用。
オチガビのシリーズ中でも生産量が少なく、貴重な品種です。
豊富なアロマで、通常の白ワインよりやや濃い黄金の色合いが特徴のワイン。
ライチやムスク、ラ・フランスなどの甘く熟した香りと、シナモンなどのスパイスの香りが複雑に融合しています。
余市の豊かな気候と土壌で育まれたワインを、特別な日のディナーにぜひどうぞ。
最高の思い出になるでしょう。
味わい | ブドウ品種 | ワイナリー |
---|---|---|
辛口 | ゲヴェルツトラミネール | オチガビワイナリー |
香り | ライチ、白桃 |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
4位 10Rワイナリー こことある ぴのぐり
北海道と栃木の人気ワイナリーがコラボした1本。
北海道・余市で栽培したピノ・グリ種を100%使用。
天然の酵母と乳酸菌に発酵を任せることで、ピュアな味わいを引き出しました。
大自然のめぐみをいっぱいに感じられる希少なワインです。
味わい | ブドウ品種 | ワイナリー |
---|---|---|
辛口 | ピノ・グリ | 10Rワイナリー×ココファームワイナリー |
香り | 洋梨、白桃 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
3位 鶴沼ハーベスト スペシャルキュヴェ ヴァイスブルグンダー
奥行きのあるリッチな風味を楽しめる白ワインです。
鶴沼ワイナリーで古くから栽培している、ドイツ原産のヴァイスブルグンダーを使用。
オーク樽での発酵を経て、ハーブやリンゴを思わせるような風味と、樽由来の甘く芳ばしい香りを纏いました。
辛口ながら骨格がしっかりとした、ワンランク上の味わいをお楽しみください。
味わい | ブドウ品種 | ワイナリー |
---|---|---|
辛口 | ヴァイスブルグンダー | 北海道ワイン・鶴沼ワイナリー |
香り | 白桃、トースト |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
2位 オチガビ ムスカテラー
僅か400本ほどの生産量しかない、オチガビワイナリーの非常に希少な白ワインです。
マスカットの一種であるムスカテラーを使用。
オチガビ自社畑のブドウのみを使い、選果を丁寧に行って仕込んでいます。
ラベンダーやアカシヤの花などの心地よいフローラルの香りが印象的。
優しい酸味に、しっとりとした旨み。果実味溢れるワインです。
北海道の大地に育まれた貴重な味わいを、ぜひ経験してみてください。
味わい | ブドウ品種 | ワイナリー |
---|---|---|
辛口 | ムスカテラー | オチガビワイナリー |
香り | マスカット、洋梨 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
1位 余市ハーベスト ケルナー スペシャルキュヴェ
選りすぐりのケルナー種で仕込んだ極上の甘口ワインです。
白い花の繊細な香りと、熟した柑橘類の風味が感じられます。
口当たりは非常に滑らかで、さらりとした酸味が上品な甘味を引き締めてくれます。
しっかりと冷やし、食前や食後に楽しみたいデザートワインです。
味わい | ブドウ品種 | ワイナリー |
---|---|---|
甘口 | ケルナー | 北海道ワイン |
香り | アプリコット、りんご蜜 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |
北海道の白ワインに合わせるおつまみ
最後に北海道の白ワインに合わせるおつまみをご紹介します。
甘口・辛口などワインの味わいに合わせて、様々なおつまみを合わせてみてください。
カルパッチョ
まず試していただきたいのが、カルパッチョとの組み合わせ。
ウニやホタテ、カニなど北海道は海の幸に恵まれています。
お刺身としてもいいおつまみになりますが、白ワインと合わせるにはオリーブオイルやハーブを纏わせたカルパッチョがおすすめ。
キリっと冷やした辛口~中辛口の白ワインを、ぜひカルパッチョと合わせてみてください。
ジンギスカン
北海道の名物料理のひとつであるジンギスカン。
独特の風味と旨味のあるジンギスカンは、フルーティーな白ワインとよく合います。
辛口よりも、やや甘味があるタイプの白ワインを合わせることで、互いの味わいのバランスが良くなるでしょう。
パンチのあるラム肉には、樽熟成の白ワインもおすすめです。
チーズフォンデュ
北海道はチーズの名産地でもあります。
とろけるチーズとフレッシュな白ワインの相性はいわずもがなでしょう。
ジャガイモやブロッコリー、ソーセージなどをチーズにくぐらせ、ぜひ白ワインと一緒にお楽しみください。
やや甘口の白ワインを合わせることで、チーズの塩気や旨味が引き立ちます。
チーズケーキ
最後におすすめしたいのがチーズケーキとのペアリング。
北海道には甘口タイプのワインも多くあるので、デザートにはぜひチーズケーキを合わせてみてください。
ワインの酸味と甘味が、チーズケーキの持つ旨味やチーズの濃厚な風味を引き立ててくれるでしょう。
ナイアガラなどフルーティーなタイプを合わせるのがおすすめです。
チーズケーキはフレッシュな風味のレアチーズが最適!
北海道の白ワインはフレッシュで高品質!
北海道のおすすめ白ワイン銘柄を15本ご紹介しました。
北海道はその気候から、欧州系品種の栽培にとても適した場所です。
しかし、ヨーロッパとはまた違った個性を持つワインが多く造られています。
白ワインはとくにリーズナブルなものが多く、スッキリした飲みやすい美味しさがありテーブルワインにピッタリです。
いろいろなワイナリーのワインを飲み比べてみるのも楽しいでしょう。
おすすめのランキングを参考に、北海道の白ワインの魅力に触れてみてください!
北海道は白ワインだけでなく高品質な赤ワインも造られています。詳細は下記の記事からどうぞ!
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