「辛口の白ワインはどれを選べばいい?」
「おすすめの銘柄は?」
白ワインといえば、今日世界中で「辛口」が主流です。
ただ、辛口といっても、中辛口やさまざまな産地、ブドウの白ワインがあってどれを選べばいいか迷ってしまうのではないでしょうか。
そこでこの記事では、辛口の白ワインの種類から選び方、おすすめの辛口白ワインをご紹介します。
ぜひ、ワイン選びの参考にしてください。
辛口の白ワインの特徴
ここでは辛口の白ワインの特徴について紹介していきます。
淡麗な味わい
辛口ワインは淡麗な味わいで、アルコール度数が高いことが特徴です。
キリっとした味わいで、飲みやすく癖の少ない味わいなので、主に食事と合わせて楽しまれます。
また、現在では世界的に「淡麗辛口」志向が強いため、辛口ワインが主流とされていることから、非常に注目を浴びています。
甘口と辛口の違い
辛口になる理由を説明するには、その前にアルコール発酵のメカニズムを知る必要があります。
アルコール発酵とは、酵母の働きによって、ブドウの糖分がアルコールへ変化する過程を言います。
発酵を糖分が残った状態で止めてしまえば甘口になりますし、糖分を残さなければ辛口となるのです。
そのため甘口に比べて辛口の方がアルコール度数が高い傾向にあります。
アルコール度数 | 合う料理 | |
---|---|---|
辛口 | 高い(14%前後) | 魚介系の料理 |
甘口 | 低い(12%前後) | サラダなど |
他にもマリアージュとなる料理も辛口なら魚介系、甘口ならサラダなどという違いもあります。
甘口の白ワインについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
>>【ソムリエ厳選】飲みやすい白ワインはコレ!甘口のおすすめ白ワイン20選
辛口の白ワインの選び方
ここからは辛口の白ワインの選び方を紹介していきます。
今回紹介するのは品種・産地・予算の3つのポイントです。
それぞれ3つのポイントから選ぶことで、自分にぴったりの辛口白ワインを見つけることができますよ。
では早速解説していきます。
品種で選ぶ
同じような白ワインでも、色や香り、味わいが全く異なることがあります。
醸造者や産地によっても味は変わりますが、決定的な理由として、ブドウ品種による違いが大きいと言えます。
逆に言えば、品種の個性が分かれば、ワイン選びは容易になるでしょう。
下記で、ワイン醸造に用いられる代表的な白ブドウをご紹介します。
シャルドネ
シャルドネはムロン・ダルボワとも呼ばれます。
フランスに限らず世界中で栽培されており、最もメジャーな白ブドウと言えるでしょう。
リンゴ、柑橘、トロピカルフルーツ等のアロマが香り、味わいは醸造方法によって多彩に変化します。
例えば、シャブリであれば、鋭利な酸味を感じるシャープなワインになりますし、カリフォルニアだとふくよかなボディを持つ濃い味わいのワインになります。
ソーヴィニヨン・ブラン
ソーヴィニヨン・ブランはフュメ・ブランとも呼ばれ、こちらもシャルドネと並ぶ白ワインの代表的な品種です。
特徴は、柑橘フルーツやハーブのような青い香りとフレッシュな酸味です。
ボルドーやロワールで有名な品種ですが、忘れてはならないのはニュージーランドです。
フランスのソーヴィニヨン・ブランは柑橘系のアロマを感じますが、ニュージーランドのは非常に強いハーブのアロマを放ちます。
リースリング
リースリングはドイツやアルザスで有名な品種で、冷涼地で本領を発揮します。
ペトロール(重油香)という香りが特徴的で、豊かな酸味を感じ、フレッシュな味わいになります。
辛口ワインから極甘口ワインまで、多様なワインが造られています。
コルテーゼ
コルテーゼはイタリアのピエモンテ州で栽培されており、北イタリアを代表する白ワイン、ガヴィの主要品種です。
リンゴ、洋ナシ、グレープフルーツ等の香りで、フレッシュな酸味をフィニッシュに感じます。
フルーティーで爽やかなワインになります。
ガルガーネガ
ガルガーネガはイタリア、ヴェネト州のワイン、ソアーヴェの主要品種です。
トロピカルフルーツの香りと豊かなミネラル感を持つワインになります。
数多くのクローンや亜種が存在します。
産地で選ぶ
ブドウ品種と同様、生産地もワインの味わいに大きな影響を与えます。
一概には言えませんが、ヨーロッパのワインは繊細で多彩、カリフォルニアやチリ等のニューワールドのワインは、フルーティーでシンプルなものが多い傾向にあります。
その国々の特徴が分かれば、それがまたワイン選定の基準になるでしょう。
下記で、主な生産国を挙げていきます。
世界最高峰のワイン生産国「フランス」
世界最高峰のワイン生産国と言って良いでしょう。
ほぼ全土でワインを生産しており、例えばボルドーではソーヴィニヨン・ブランやセミヨン主体の白ワイン、ブルゴーニュでは、シャルドネを使用し、高品質な白ワインを生産しています。
辛口白ワインの筆頭としては、シャブリが挙げられるでしょう。
また、南仏のワインは、カジュアルに楽しめるデイリーワインとして人気があります。
歴史が深い「イタリア」
フランスと並ぶワイン大国として有名です。
あらゆる州でワインを生産し、温暖な気候や多様な土壌、数多く栽培されている土着ブドウの豊富さから、個性豊かなワインが生産されており、ワインの歴史はフランスよりも古いとされています。
価格が安くても、驚くほど美味しいワインが存在するのもイタリアワインの特徴とも言えます。
イタリアで有名な白ワインと言えば、北部で生産されてるガヴィとソアヴェです。
どちらもフレッシュな酸味を感じる爽やかな白ワインです。
コスパ最強「チリ」
赤ワインは勿論、白ワインもリーズナブルで高品質のものが多く生産されています。
2017年の段階で、フランス、イタリアを抜いて、日本へのワイン輸入量が一位になっています。
その理由の一つとして、チリワインが安くて美味しいということが挙げられるでしょう。
19世紀後半にヨーロッパ全土を襲ったフィロキセラ(害虫)の影響を受けずに、現在でも接木をせず、ブドウ栽培が可能な国です。
価格帯も幅広く、味わいもシンプルなものから高級なものまであり、ワインを飲み慣れていない方からワイン通まで楽しむことができるでしょう。
幅広く楽しめる「アメリカ」
ほとんどの州でワインを生産しており、中でも主要な州は、カリフォルニアやオレゴンです。
ワインの生産量は世界第4位で、ニューワールドの代表的な国と言えるでしょう。
カジュアルなワインから、超高級ワインまで幅広く生産しており、世界に大きい影響を与えています。
1976年に開催された「パリ・テイスティング」では、フランスの銘醸ワインをおさえて、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーのワインが1位になっています。
この出来事は「パリスの審判」と呼ばれ、優れたワインはヨーロッパでしか生まれないという概念を覆しました。
芳醇な果実味を感じる濃厚なワインから、ヨーロッパを彷彿とさせるエレガントな味わいのワインまで、多彩なタイプのワインを生産しています。
日本のワイン文化に影響を与えている「ニュージーランド」
ニューワールドの中でも、まだ歴史は浅いですが、特に高品質なソーヴィニヨン・ブランを生産しています。
ニュージーランドの草原を彷彿とさせる華やかなハーブのアロマが特徴で、癖になる美味しさがあります。
ピノ・ノワールの品質にも定評があり、その品質の高さには驚かされます。
また、スクリューキャップの普及率も世界で最も進んでおり、コルク不良等で悩むことも少ないでしょう。
日本人の醸造家も活躍しており、研修先にもなっているので、日本のワイン文化にも影響を与えています。
予算で選ぶ
2,000円未満は、普段飲みに利用するカジュアルなタイプで、味わいもシンプルで飲みやすいものが多いでしょう。
2,000円~5,000円は、少し贅沢をしたい時やワイン会へ持ち込む時、または産地や品種の勉強をしたい際に利用しても品質的には問題ありません。
5,000円以上は、価格的にも銘醸ワインであることが多く、贈答品としても利用できるでしょう。
ワインセラーで熟成させ、飲み頃を待ってみるのも良いかもしれません。
辛口のおすすめ人気白ワイン17選
ここからは辛口の白ワイン人気おすすめ17選を紹介していきます。
予算別に紹介しているので、ぜひ自分の目的ごとにお選びください。
では早速見ていきましょう。
- ・高い
- ・飲み切るのが大変
- ・他と比較できない
という悩みがありますよね。
ホームワインは高級ワインが100mlで4本ずつ届くから、ワインの違いをわかりたい方にオススメ。本サイトの編集長ソムリエ佐々木が監修した学習コンテンツや、2023年にスタートしたソムリエによるコンシェルジュサービスも大人気。
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デイリーワインにおすすめ!予算2,000円の辛口白ワイン
まずはデイリーワインにおすすめの5選を紹介していきます。
5位
カジュアルなシーンにオススメ
【ローヌの名門が醸す安旨ワイン!この低価格で驚くほど美味しい♪】
M.シャプティエ社は、1808年にエルミタージュで創業されたローヌを代表するワイナリーです。
一貫した家族経営のもとブドウ畑を管理し、テロワールを重視するワイン造りを行っています。
香り | 洋梨、コリアンダー |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |

4位

アウトドアの時にオススメ
【安旨ワインと言えばコノスル!樽熟成でリッチな飲み心地】
1993年に設立されたコノスルは、十数年でチリで第二位の輸出量を誇るブランドへと急成長しました。
リーズナブルな価格で高品質な数々のワインは、コンクール等の賞やワイン誌での高い評価を国内外で獲得しており、農夫達のハードワークと有機栽培の象徴である自転車ラベルで親しまれています。
香り | レモン、花梨 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |

3位
~知人とのランチにオススメ~
【ハーブの香りがとっても爽やか♪シーフードとの相性は抜群です!】
ニュージーランドワイン輸入量一位に輝いたこともあるワイナリーです。
日本はもちろん、ニュージーランド国内でも人気があり、ニュージーランド航空の機内ワインに採用された実績もあります。
香り | グレープフルーツ、ハーブ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |

2位
~和食と合わせる時にオススメ~
【日本のブドウ100%使用!和食やお寿司と一緒にどうぞ♪】
ココ・ファームの自家畑では化学肥料や除草剤は不使用で、醗酵過程でも天然の野生酵母が使用されています。
少年たちによって開墾された畑で作られたブドウは、その品種の個性やテロワールを引き出し、高品質なワインを生み出します。
香り | レモン、貝殻 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |

1位
~ワイン通の人と飲む時にオススメ~
【有機ブドウを使用した高品質なアルザスワイン】
オーガニック栽培、少量生産による優れた品質のワインを生み出すドメーヌで、アルザスで10本の指に入ると言われています。
火打石のニュアンスを感じ取れる個性的なリースリングは、自信を持って美味しいと言えるオススメの一本です。
香り | ライム、白い花 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |

プレゼントや来客用に!2,000円~5,000円の辛口白ワイン
次にプレゼントや来客用にピッタリの6選を紹介します。
6位
~コスパ最強のシャブリ~
レモンやグレープフルーツなどのアロマに加えてライムやフレッシュハーブの香りを感じられるシャブリ。
ソーヴィニヨン・ブラン寄りの爽やかな印象を受けつつ、はっさくなど清涼感のある果実味に酸とミネラル感もあるピュアな味わいが魅力的です。
シャブリの魅力をリーズナブルに楽しめるコスパ最強の一本です。
香り | りんご、レモングラス |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |

5位
~バーベキューの時にオススメ~
【熟した柑橘フルーツやバニラの香りが華やか!濃厚でリッチな味わいです】
誰もが認めるカリフォルニアの名門で、ナパ・ヴァレー最古のワイナリーです。
世界で初めて赤白両方でワイン・オブ・ザ・イヤーに輝いた実力のある生産者であり、その品質は世界中のワインラバーを魅了しています。
香り | パイナップル、アーモンド |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |

4位
~ワイン会にオススメ~
【女性醸造家によって造られる辛口リースリング】
現当主であるテレーザ女史は、2004年に急逝した前当主ベルンハルト・ブロイヤー氏の醸造所と信念を、当時19歳の若さで引き継ぎました。
リースリングを100%使用した力強い辛口白ワインは、彼女の強い信念を反映させたような高貴な味わいになっています。
香り | レモン、コリアンダー |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |

3位
~贈答品にオススメ~
【ブルゴーニュの名門の実力を堪能しよう♪】
1859年に設立されたブルゴーニュの名門で、酒神バッカスを施したルイ・ジャド社のエチケットが有名です。
ブルゴーニュの真のテロワールを表現することを企業理念とし、20年以上前から化学肥料や農薬を使用していません。
香り | ライム、アカシア |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |

2位
~シーフードと合わせる時にオススメ~
【天才的な醸造技術!ソアーヴェの常識を覆す美味しさ】
1890年に設立されたワイナリーで、大量生産で質が落ちたソアーヴェの品質向上と名誉回復に最も貢献したことで知られています。
他社のソアーヴェとは一線を画す品質で、世界的に評価されている実力のある生産者です。
香り | レモン、貝殻 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |

1位
~ブルゴーニュ好きの人と飲む時にオススメ~
【コスパ最強の南方ブルゴーニュ!】
オリヴィエ・メールラン氏はジュラとカリフォルニアで各二年ワイン造りに携わり、研鑽を積みました。
化学肥料、除草剤は使用せず、収穫は全て手摘みで完熟した健全なブドウのみを選別します。
香り | 花梨、白い花 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |

特別な日におすすめ!予算5,000円の辛口白ワイン
最後に特別な日におすすめの辛口白ワインを紹介します。
6位
ドメーヌ ラロッシュ シャブリ プルミエ・クリュ レ・ヴァイヨン ヴィエイユ・ヴィーニュ
~老舗ドメーヌによるシャブリ~
ドメーヌ・ラロッシュはシャブリで60haもの畑を所有する老舗のドメーヌで、ブドウ栽培はサステイナブル、除草剤・殺虫剤・防腐剤等は一切使用していないことが特徴。
白桃、りんごなどの豊かなアロマやハーブのニュアンスを感じられる一本。
ソフトで透明感あふれる飲み口に優しい果実味とミネラル感を感じられます。
シャブリらしく、スッキリとする酸に塩味を伴う辛口が特徴です。
香り | りんご、ハーブ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |

5位

~贈答品にオススメ~
【ブルゴーニュの神様に師事した生産者】
オーナーであるジム・クレンデネン氏は、ブルゴーニュの神様であるアンリ・ジャイエの下で修業をしました。
ニュイ ブランシュはワイナリーのフラグシップであるブルーシリーズの一本で、シャルドネのトップキュヴェとなっています。
香り | 洋梨、アーモンド |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |

4位
~ワインセラーのコレクションにオススメ~
【世界的評論家が大絶賛するオーガニックのサンセール!】
従兄弟であるフランソワ・コタと共に、サンセールで著名な生産者です。
古典的な製法を父親から受け継ぎ、有機栽培を行い、満月の日に瓶詰めします。長期熟成が可能な数少ないサンセールです。
香り | レモン、ハーブ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |

3位
~シャブリにこだわりたい時にオススメ~
【伝統的な樽醸造によって生み出される長熟シャブリ】
シャブリでは一般的にステンレスタンクを用いますが、伝統的な樽醸造を父から引き継ぎ、守り続けています。
2002年には全ての畑をビオディナミ(占星術に基づいたオーガニック農法)に転換し、他社のシャブリとは一線を画すクオリティで世界から評価されています。
またシャブリについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
>>【ソムリエ監修】シャブリの人気おすすめ24選!特徴や選び方も解説!
香り | 花梨、アカシア |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |

2位
~女性へのプレゼントにオススメ~
【ローヌ盟主の圧倒的なコンドリュー!艶っぽい魅惑のアロマ】
創業は1946年ですが、僅か半世紀で北ローヌ有数の生産者へ急成長しました。
ローヌ全体に約60haの自社畑を所有し、単一畑の高級ワインから、コストパフォーマンスの良いカジュアルなワインまで幅広く手掛けています。
単一畑のコート・ロティで造られる「ラ・ムーリーヌ」、「ラ・ランドンヌ」、「ラ・テュルク」やコンドリューの「ラ・ドリアーヌ」はギガルの象徴と言えます。
香り | 白桃、白いバラ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★☆ |

1位
~ワインセラーのコレクションにオススメ~
【世界一有名な女性醸造家が醸す奇跡のアリゴテ】
ルロワは数多くあるドメーヌの中でも圧倒的な名門、正に唯一無二の存在です。
オーナーであるラルー・ビーズ・ルロワ女史は天才的なテイスティング能力を持っており、ルロワのワインの品質を完璧なものにしています。
自然を重んじる彼女はブルゴーニュで最も早くビオディナミを実施し、1989年にドメーヌは完全に移行しました。
香り | 洋梨、貝殻 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |

辛口白ワインの美味しい飲み方

ここからは辛口の白ワインの美味しい飲み方について紹介していきます。
今回はワイングラス・保存温度・カクテルの3つのポイントを解説します。
ではそれぞれ見ていきましょう。
ワイングラスは万能型がおすすめ
辛口の白ワインを飲むときは、万能型のワイングラスがおすすめです。
万能型のワイングラスは、どのようなワインでも楽しむことができるため、癖が少ない白ワインの良さをそのまま感じることができます。
また白ワインの香りを楽しみたいと考えている方は、モンフラッシュ型のワイングラスを使ってみるのも1つの手です。
モンフラッシュ型は、ボウルが大きくて強い丸みを帯びているため、香りを強く感じられます。
基本的には万能型グラスを用意しておけば、充分に辛口の白ワインを楽しむことができますよ。
また、ワイングラスについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらも参考にしてください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめのワイングラス15選!種類とブランドも紹介
保存温度は8~14℃前後に
辛口の白ワインの保存温度は8~14℃前後がおすすめです。
タンニンが多く含まれている赤ワインに比べて、タンニンの少ない白ワインは保存温度が低くても美味しく飲むことができます。
甘口の白ワインであればもう少し冷やして飲むことが良いとされていますが、辛口の場合は多少温度が高くても問題ありません。
ただ、キリっとした味わいを楽しみたい!とお考えの場合は少しだけ冷やすようにしましょう。
しかし、家の冷蔵庫だけで保存温度を8~14℃前後に保つことは難しいため、ワインセラーの使用をおすすめします。
ワインセラーを使えば、白ワインの味わいにかかわらず適切に保存ができ、他の赤ワインなどの保存にも利用できます。
家庭用のワインセラーについてはコチラを参考にしてみてください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめワインセラー17選!家庭用にはコレ!
カクテルにして楽しむのおすすめ
白ワインはカクテルにして楽しむこともできます。
カクテルにすることで、辛口の白ワインをより自分好みに変化させることができるため、おすすめです。
ここでは白ワインの定番カクテルである「スプリッツァー」の作り方を簡単にご紹介します。
スプリッツァーは「白ワイン90ml・炭酸水60ml・お好みのフルーツ」を用意していただき、それぞれを合わせるだけです。
炭酸水を加えれば加えるほど、アルコール度数を低くすることができるため、お酒が苦手な方でも楽しめる魅力的なカクテルとなっています。
カットしたレモンやライムなどを添えることで、爽やかな見た目のフルーツカクテルの完成です!
カクテルについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。
>>おすすめの美味しいカクテル25種類!レシピも合わせてご紹介!
辛口の白ワインと相性の良いおすすめ料理

ここでは辛口の白ワインと相性の良い料理を紹介していきます。
具体的なおすすめ料理+辛口白ワインと相性の良い料理の見極め方を解説します。
ではそれぞれ見ていきましょう。
辛口の白ワインと相性の良い料理
まずは辛口の白ワインと相性の良い料理を紹介していきます。
・ピザ
・肉とチーズ
・ガーリックシュリンプ
・キノコ蒸し
辛口の白ワインは、キリっとした味わいでどんな料理とも相性が良く、パエリアやピザとマッチします。
特に辛口の白ワインは魚介類との相性が良いため、パエリアやピザの具材に魚介系の食材を使用すると、より楽しめますよ。
また、魚介に限らずキノコや肉類とも合わせられるのが辛口白ワインの汎用性の高いところです。
ワインの産地に合わせた料理を選ぶ
辛口白ワインと合わせる料理は、ワインの産地に合わせることでよりマッチした感覚を楽しむことができます。
実際、辛口白ワインには非常に多くの種類があり、最高に楽しめるマリアージュを見つけることが難しいワインとも言えます。
しかし産地に合わせた郷土料理を選ぶことによって、簡単にマリアージュを探し出すことができるのです。
ワインは気候や風土に大きく影響を受けるので、その産地の郷土料理に合う育て方をされていることが多いです。
そのため、迷ったら「辛口白ワインの産地の郷土料理を選ぶ」と考えてもらって問題ありませんよ。
つまみならアーモンドやティラミスがおすすめ!
おつまみならアーモンドやチーズがおすすめです。
アーモンドは塩気が辛口の白ワインとマッチし、ティラミスの甘さと白ワインのフレッシュさの絡み合いを楽しめます!
またこちらでは白ワインのおつまみについて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
>>【ソムリエ厳選】白ワインの人気おすすめつまみ14選!ワインも紹介!
辛口の白ワインを楽しもう!

リーズナブルなワインから高級ワインまで、一度は飲んでいただきたい辛口白ワインを紹介してきました。
晩酌やワイン会、特別な記念日に、ワインがあると場がとても華やかになります。
辛口白ワインは非常に種類も多く、ワイングラスや飲み方にこだわれば奥の深いワインです。
ぜひ自分だけの最高の辛口白ワインを見つけてくださいね。
今回の記事が、楽しいワイン生活のお役に立てば幸いです。
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