みなさんはリースリングをご存知でしょうか?
ドイツをはじめ、世界各地で栽培されている白ワイン品種です。
土壌や気候の影響を大きく受けるため、産地によってその味わいはさまざま。
今回はリースリングの特徴や選び方と、おすすめのリースリングの白ワイン15選をご紹介いたします!
目次
リースリングとはドイツで最も栽培される白ワインの品種
リースリング(Riesling)はドイツ原産の白ブドウの国際品種です。
冷涼なドイツでは栽培の環境が適していて、世界の6割の栽培面積を誇る代表的な品種になっています。
別名、「ヨハニスベルガー」、「ホッホハイマー」、「カステルベルガー」などとも呼ばれます。
リースリングの原産地と主要産地
原産地はドイツのラインガウです。
ドイツのラインガウ、モーゼルをはじめ、フランスのアルザス、オーストリア、新世界では、アメリカのオレゴン、オーストラリアと世界各地で栽培されています。
リースリングの特徴
ここではリースリングの特徴について見ていきます。
ブドウの特徴
果粒は小さく、果皮は厚い。熟すると茶色の斑点ができる。
耐寒性があり、冷涼な地域でよく育ちます。生命力が強い樹木で高収量になりますが、その品質が落ちることはありません。
ワインの特徴
辛口から甘口まで、あらゆるタイプの白ワイン、スパークリングワインになります。また、貴腐ワイン、アイスワインの品種としても使用されます。
シャープな酸味とみずみずしい果実味、豊富なミネラルな味わいです。熟成させるとハチミツのような香りが表れます。
産地による味わいが出やすいのも特徴です。
リースリングの選び方
ここからはリースリングの選び方について解説していきます。
今回紹介する選び方は以下の通りです。
- 味わいの違い
- 産地
- 価格
ではそれぞれ見ていきましょう。
味わいの違い
リースリングは甘口から辛口まで造られており、総じて鋭い酸とフローラルなアロマ、力強い果実味が特徴です。
辛口、甘口ごとの特徴をご紹介します。
辛口のリースリング
辛口タイプは青リンゴや洋梨などの香りに、いきいきとした酸としっかりとした果実味を感じます。
辛口リースリング銘醸地はフランスのアルザス地方で、お料理に幅広く合わせやすいとして評価の高いアイテムが多いです。
家飲みワインのストック用としても辛口リースリングは重宝します。
甘口のリースリング
甘口タイプは洋梨やオレンジなどのコンポートのような凝縮した甘い香りに伸びやかな酸を感じる優しい味わいです。ワイン初心者や、辛いお酒が苦手な女性におすすめです。
極甘口は食後のデザートとして、ワインだけでもスイーツと合わせても愉しむことが出来ます。
産地に注目して選ぶ
リースリングは世界各地で栽培されています。
おすすめはドイツ、フランスのアルザス、オーストラリアなので、今回はその3か国を紹介していきます。
ではそれぞれ見ていきましょう。
ドイツ
リースリング大国ドイツ!モーゼル・ザール・ルーヴァとラインガウが二大生産地です。
ひと昔前まではドイツワイン=甘口でしたが、現在は世界的なニーズが辛口化しておりドイツでも辛口ワインの生産が増え、甘口は減少傾向にあります。
モーゼル、ザール、ルーヴァ地域
北緯50度に位置するモーゼルはドイツ最も古いワイン産地で、フルーティで溌剌とした酸にミネラル豊かな辛口のワインが多く生産されています。
辛口よりは少ないものの、甘口のリースリングも生産されています。
ボトルの色はグリーンが主体です。
ラインガウ地域
リースリングが全栽培面積の90%近くを占め、高い評価を受けるワインが多く生産されています。
辛口が主体でモーゼルに比べて、より果実のボリュームを感じるボディに、酸味は若干マイルドで気品のある味わいです。
またトロッケンベーレンアウスレーゼ(世界三大貴腐ワインの一つで極甘口)の生産地でもあります。
ボトルの色はブラウンが主体です。
フランス、アルザス
アルザス地方の中で最もエレガントな品種と言われるリースリング。
レモンやグレープフルーツ、青リンゴなどの香りに引き締まった果実味と強い酸とのバランスに優れたワインが多く、ミネラリーでペトロール香がしっかり出るアイテムもあります。
シーフードからシンプル又は軽いソースのチキンやポーク、エスニックなど幅広くお料理とのマリアージュを愉しめます。
コスパ良し!オーストラリア
オーストラリアでは、クレアヴァレーのリースリングはオーストラリアの中で一番評価が高く、トロピカルフルーツのような香りにミネラリーで繊細な味わいが特徴です。
オーガニック農法でブドウを栽培する農家も増えており、世界的に評価が高まっています。
比較的コストパフォーマンスに優れたアイテムも多く、気軽に購入して愉しめるのも魅力です。
価格で選ぶ
リースリングは価格で選ぶこともおすすめです。
リースリングは安価なものであれば2,000円未満、高価なものは5,000円以上のものもあります。
中には1万円近くするリースリングもあるため、楽しむ目的ごとに選ぶことが良いでしょう。
基本的に高いリースリングは老舗だったり、長期間熟成されたりしているため、味が繊細で深い甘みが魅力です。
ただデイリーワインとして楽しむなら2,000円未満でも十分に楽しむことができますよ。
リースリングのおすすめワイン15選
それでは、厳選したリースリングの白ワインを予算別にご紹介しましょう!
2,000円未満から5,000円以上と幅広くのリースリングを用意したので、自分の目的ごとにお選びいただけます。
それでは早速見ていきましょう。
フルボトル(750ml)の高級ワインには、
- ・高い
- ・飲み切るのが大変
- ・他と比較できない
という悩みがありますよね。
ホームワインは高級ワインが100mlで4本ずつ届くから、ワインの違いをわかりたい方にオススメ。本サイトの編集長ソムリエ佐々木が監修した学習コンテンツや、2023年にスタートしたソムリエによるコンシェルジュサービスも大人気。
ワインをもっと楽しむために、始めない理由がありません!▼
※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。
日常使いにおすすめ!予算2,000円ベスト5
5位
F.E.トリンバックリースリング
熟した果実味と酸味のバランス
F.E.トリンバックは1626年創業の、歴史あるアルザスのワイナリーです。
典型的なアルザス・リースリングの味わいを色濃く出しているワイン。緑色のエッジを持った美しい色彩で、ミネラルのニュアンスが広がります。 熟した果実味と酸味がバランス良く、長い余韻が続くでしょう。
マリネや焼き魚など、魚料理全般によく合います。辛口で飽きない美味しさ。毎日の食卓に常備したい1本です。
香り | 白桃、アスパラガス |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
コメント | アルザスの名門トリンバック。緑がかった色調に白桃やマスカットを思わせるフルーツの香りを感じることが出来ます。 |
4位
ファルケンベルク ピースポーター ミヘルスベルク リースリング
軽くて柔らかな口当たりと爽やかな味わい
ドイツで由緒あるワイナリー、ファルケンベルクが手がける白ワインです。
快い芳香と、少し甘味を含んだ爽やかな味わい。軽くて柔らかな口当たりは、女性にも好評です。
魚介料理、刺身など、和食によく合います。リーズナブルに本場ドイツのリースリングを味わいたい人は、ぜひどうぞ。
香り | マスカット、ネギ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
コメント | ドイツの伝統ある生産者ファルケンベルク。グラスに注ぐと輝きある外観。口に含むと優しい味わいが広がり、料理の邪魔をしないので食事と一緒に飲むのがおすすめ。 |
3位
カールジットマン ツェラー・シュヴァルツ・カッツ
クリーンでいきいきとした酸とソフトな口当たり
「黒猫の座った樽のワインは最もできが良い」という、ドイツのモーゼル地方ツェル村の伝説から誕生したワインです。商品名は、「ツェル村の黒猫」という意味。
ピーチやアプリコットを思わせるアロマで、クリーンでいきいきとした酸と、ソフトな口当たりです。
甘い余韻が長く続くでしょう。ビギナーから飲み慣れた人まで、幅広く楽しめる美味しさです。
おしゃれなロイヤルブルーボトルは、プレゼントに最適。とても喜ばれるでしょう。
香り | 白いバラ、パッションフルーツ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
コメント | ラベルに描かれた黒猫が印象的なワイン。白いバラやアプリコットの香りが広がり、ワインの甘さがより一層幸福な気分をもたらしてくれます。 |
2位
フライシャー リースリング
豊かな酸味とフレッシュな果実味
レ・グラン・シェ・ド・フランスは、アルザスで1979年創業のワイナリーです。
輝きのある黄金色で、青リンゴやシトラスのフルーティーなアロマ。ミネラル、白い花のニュアンスも感じられます。
豊かな酸味とフレッシュな果実味で、とても飲みやすい辛口。料理の味を引き立ててくれるので、テーブルワインとして最適の1本です。
香り | ライム、チョーク |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
コメント | 老舗ワイリーで作られるリースリング。お花の香りに加えチョークや火打ち石を思わせる香りがワインにミネラル感を与えています。ミネラル豊富な辛口ワインが好きな方におすすめ。 |
1位
ブリー ホワイト リースリング
ほのかな甘みとスッキリとした酸が調和
女性が女性のために開発した、スタイリッシュなボトルデザインのワインです。
ベルリンワイントロフィー金賞受賞の中辛口ワイン。緑がかった淡い黄色で、レモンやリンゴ、トロピカルフルーツなどの豊かな果実の香りが特徴です。
ほのかな甘みとスッキリとした酸が調和した、エレガントな味わい。食卓を華やかに演出する1本です。女性へのプレゼントにも、ぜひどうぞ。
香り | グレープフルーツ、フェンネル |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
コメント | 女性が作成した印象的なデザインボトル。ワインの酸味とボディのバランスが絶妙でスマートなワインに仕上がっています。ワインが苦手な方にもお勧めできるワインです。 |
2,000円以下のリースリング比較表
商品画像 | |||||
---|---|---|---|---|---|
商品名 | ブリー ホワイト リースリング | フライシャー リースリング | カールジットマン ツェラー・シュヴァルツ・カッツ | ファルケンベルク ピースポーター ミヘルスベルク リースリング | F.E.トリンバックリースリング |
詳細 | アルコール度数 11 % 味わい 辛口 原産国名 ドイツ プファルツ | アルコール度数 13.5 % 味わい 辛口 原産国名 フランス アルザス | 味わい 甘口 原産国名 ドイツ メーカー名 カールジットマン 果実 % リースリング | アルコール度数 9 % 味わい 甘口 原産国名 ドイツ モーゼル・ザール・ルーヴァー 果実 % リースリング | アルコール度数 12.5 % 味わい 辛口 原産国名 フランス、アルザス 果実 % リースリング 100% |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
週末や来客などがある日に2,000円~5,000円ベスト5
5位
サンタバーバラ ワイナリー ドライ リースリング ラフォンヴィンヤード
柑橘系の香りとしっかりとしたミネラル感
1962年、カリフォルニアのサンタバーバラで初めて設立された、最古のワイナリーです。
リースリングは1970年代半ばに自社畑「ラフォン・ヴィンヤード」に植樹されたブドウ品種で、ワイナリー最古の自社畑から造られた贅沢な辛口ワインです。
柑橘系の香りに、白桃、ネクタリンのフレーバー。しっかりとしたミネラル感があり、ほのかな白桃と蜂蜜の味わいが楽しめます。フィニッシュにはレモンの砂糖漬けのニュアンスがあり、複雑味のある仕上がりです。
料理に合わせやすく、来客へのもてなしにすれば喜ばれるでしょう。
香り | レモン、花の蜜 |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
コメント | ニューワールドで作られる新しいスタイルのワイン。テロワールを生かしたアロマティックな香りが楽しめます。アルザス地方のリースリングと飲み比べるのもおすすめ。 |
4位
シュタインベルガー リースリング カビネット クロスター エーバーバッハ
キレのある酸と豊かなミネラル感
クロスター・エーバーバッハは1136年からの歴史を誇る、ワイナリーです。
ラインガウの銘醸畑では、900年以上一度として途切れることなくワイン造りが営まれてきました。
リースリングらしい柑橘系やオイリーなニュアンスに、キレのある酸。土壌が育む豊かなミネラル感に溢れ、透明感のある優しい甘口ワインに仕上がっています。
ドイツの伝統的なリースリングを味わいたい人に、ぜひおすすめです。
香り | ライム、チョーク |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
コメント | ドイツの銘醸地ラインガウで作られる一本。伝統ある産地で作られるワインはしっかりとミネラルが感じられ、程よい甘さも兼ね備えています。甘めのワインが好きな方におすすめ。 |
3位
ユルツィガー・ヴュルツガルテン リースリング
引き締まった酸と果実味がバランスが絶妙
ドイツ・モーゼルの断崖絶壁の急斜面にある超一級畑、ヴュルツガルテンから生まれるリースリングの芸術品です。
最高樹齢80年の古木から収穫されるリースリングのワインは優しい香りで、引き締まった酸と果実味がバランスの良い絶妙な味わい。長い余韻が続きます。
前菜や、グリルした肉、魚料理によく合います。週末のゆっくりした時間に、豪華なディナーと一緒にお楽しみください。
香り | 白桃、パッションフルーツ |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
コメント | ドイツワイン好きだったら一度は聞いたことのある産地モーゼル。そこで作られるワインはオイリーなしっかりとした味わいのワインい仕上がります。鶏肉など軽めの肉料理とも相性抜群です。 |
2位
シーグラス リースリング モントレー・カウンティ
ほんのりとした甘みとさわやかな酸味
シーグラスは、コストパフォーマンス抜群のワインでファンを魅了しているワイナリーです。
シリコンヴァレーから少し南に位置するモントレーは、美しい海が広がるリゾート地。冷涼な気候から生まれるリースリングの辛口ワインは絶品です。
ほんのりとした甘みとさわやかな酸味が、心地良い味わい。チャーミングなラベルと美しいブルーボトルが、食卓を華やかに彩ります。
香り | メロン、アスパラガス |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
コメント | アメリカ カリフォルニア州で作られるリースリング。ドイツリースリングとは違い海沿いの産地で作られており、爽やかな酸味と豊富なミネラルを味わうことが出来ます。 |
1位
リースリング クラシック / ファミーユ・ヒューゲル
味わい 辛口
原産国名 フランス アルザス
メーカー名 ジェロボーム
果実 % リースリング
上品なアロマに、シャープな酸
ヒューゲルは1639年創業。12代360年以上にわたり、ブドウ栽培とワイン造りの歴史を刻んできました。
そんなアルザスの正統派ワイナリー・ヒューゲルが手がける、伝統的な辛口ワインです。
アルザスの気候と土壌が、リースリングの秘めた特性を最大限に発揮させています。
上品なアロマに、シャープな酸。溢れるミネラル感が優雅な味わいを造り出しています。
休日のゆっくりした時間に味わいたい極上の1本。記念日やお祝いの席に添えれば、豊かな時間を与えてくれるでしょう。
香り | 洋梨、シダ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
コメント | 世界的に人気なヒューゲルのワイン。輝きのある外観と洋梨や花のアロマチックの香りが広がりリースリングのお手本のようなワインです。小ぶりのグラスでしっかりと冷やして飲むのがポイント。 |
2,000円~5,000円のリースリング比較表
商品画像 | |||||
---|---|---|---|---|---|
商品名 | リースリング クラシック / ファミーユ・ヒューゲル | シーグラス リースリング モントレー・カウンティ | ユルツィガー・ヴュルツガルテン リースリング | シュタインベルガー リースリング カビネット クロスター エーバーバッハ | サンタバーバラ ワイナリー ドライ リースリング ラフォンヴィンヤード |
詳細 | アルコール度数 13 % 味わい 辛口 原産国名 フランス アルザス メーカー名 ジェロボーム 果実 % リースリング | アルコール度数 13 % 原産国名 アメリカ カリフォルニア メーカー名 布袋ワインズ 果実 % リースリング | アルコール度数 10 % 味わい 甘口 原産国名 ドイツ モーゼル メーカー名 稲葉 果実 % リースリング | 味わい 甘口 原産国名 ドイツ | 味わい 辛口 原産国名 アメリカ カリフォルニア |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
特別な日に5,000円以上
5位
「テラ・モントーサ」 ラインガウ リースリング Q.b.A. トロッケン
味わい 辛口
原産国名 ドイツ
メーカー名 ゲオルク・ブロイヤー
果実 % リースリング
引き締まった酸と土壌由来のミネラルのバランス
テラモントーサは、数多いワインの中から洞爺湖サミットの卓上を飾った辛口ワインです。
ゲオルグブロイヤーはリースリング造りの天才とも称されるワイナリー。 その所有する2つ急斜面の畑から造られたリースリングを、見事な割合でブレンドしています。
2つの畑の特性が活かされたワインは、 引き締まった酸と土壌由来のミネラルがバランスの良い味わい。
特別な日のディナーに添えれば、料理の味を引き立てて素晴らしい時間を演出してくれるでしょう。
香り | レモン、チョーク |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
コメント | 輝きのあるレモンのような色調に柑橘とチョークの香りが混ざりさっぱりとした印象。辛口のスッキリとしたワインが好きな方におすすめ。 |
4位
ドメーヌ・ツィント・フンブレヒト リースリング ブランド グラン・クリュ
濃厚な香りと熟した酸
フンブレヒトはアルザスで1959年創業のワイナリーです。ビオディナミ農法を実践し、畑のテロワールの特徴を最大限に表現しています。
明るいイエローの色彩で、かぐわしく濃厚な香りと白い果実のアロマ。熟した酸に、深みと複雑性を持つ凝縮度の高い味わいです。
オーガニック・リースリングの辛口を味わいたい人は、ぜひどうぞ。
香り | マスカット、ホワイトアスパラ |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
コメント | 近年人気を集めているオーガニック ワイン。マスカットやホワイトアスパラを思わせる香りが広がり、力強い酸を感じることができる。複雑な味わいのワインが好きな方におすすめ。 |
3位
トレフェッセン エステート ナパ・ヴァレー ドライ・リースリング
美しい酸が印象的
トレフェッセンはカリフォルニアのナパ・ヴァレーで40年以上、一族経営でワイン造りを続けているワイナリーです。
ナパ最南端の冷涼な地域で育てられたリースリングは、繊細でエレガントな味わい。ドライでありながらリンゴや洋梨の熟した風味やハーブのニュアンスを持ち、美しい酸が印象的です。
珍しいナパのリースリング。ドイツワインと飲み比べて、その個性を味わってみてください。
香り | リンゴ、かすみそう |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
コメント | 人気の産地ナパ ヴァレーで作られるワイン。冷涼な気候から酸が引き締まり、リンゴやかすみそうの香りを感じることができる。力強い酸のワインが好きな方におすすめ。 |
2位
ドクター・ローゼン リースリング アイスヴァイン 2016
味わい 極甘口
原産国名 ドイツ モーゼル
メーカー名 Donguriano
果実 % リースリング
濃縮された自然の甘さが絶品
200年にわたり代々ローゼン家に受継がれている畑で、平均樹齢60年の古木から造られた極甘口のデザートワインです。
ドクター・ローゼンは 世界中から「 リースリングの伝道師」と賞賛されるワイナリー。ブドウの収穫量を半分に減らし、化学肥料を使用せず有機肥料を使った最新農法を取り入れ、昔ながらの素朴な醸造法を行なっています。
甘い花や蜜を思わせる香りに、濃縮された自然の甘さ。十分な糖度と酸度を持ったアイスヴァインに仕上がっています。
よく冷やして、小ぶりのグラスでお召し上がり下さい。食後酒として、デザートやフルーツと合わせるのもおすすめです。
香り | 黄桃、花の蜜 |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
コメント | 自然の甘さのアイスヴァイン。口に含むと黄桃や花の蜜を思わせる香りが広がり自然な甘さが口いっぱいに広がります。食事の最後やリラックスしたい時におすすめ。 |
1位
ヴェレナー・ゾンネンウーア リースリング アウスレーゼ2006
果実の香り高く、生き生きとした酸味
ヨハン・ヨーゼフ・プリュムの歴史は12世紀にまでさかのぼり、モーゼルで古くからワインを造る著名なワイナリーです。「モーゼル御三家」とも称されています。
リースリングの可能性を追求し、長期熟成を前提としたワイン造りを行なっています。ゾンネンウーアは、ドイツでも最高の畑のひとつ。
果実の香り高く、生き生きとした酸味。長い熟成の妙味が楽しめる逸品です。
特別な日のとっておきの1本に、ワイン愛好家の友人へのプレゼントに、あらゆるシーンで活躍する極上ワインです。
香り | オレンジ、白いバラ、火打ち石 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
コメント | 伝統ある作り手。ドイツの伝統ある畑で作られるリースリングはオレンジや白いバラの香りに加えてオイリーなニューアンスもあるのでしっかりめのワインが好きな方におすすめ。 |
5,000円以上のリースリング比較表
商品画像 | |||||
---|---|---|---|---|---|
商品名 | ヴェレナー・ゾンネンウーア リースリング アウスレーゼ2006 | ドクター・ローゼン リースリング アイスヴァイン 2016 | トレフェッセン エステート ナパ・ヴァレー ドライ・リースリング | ドメーヌ・ツィント・フンブレヒト リースリング ブランド グラン・クリュ | 「テラ・モントーサ」 ラインガウ リースリング Q.b.A. トロッケン |
詳細 | 原産国名 ドイツ | アルコール度数 6.2 % 味わい 極甘口 原産国名 ドイツ モーゼル メーカー名 Donguriano 果実 % リースリング | アルコール度数 12.5 % 味わい 辛口 原産国名 アメリカ カリフォルニア | アルコール度数 13.5 % 味わい 辛口 原産国名 フランス アルザス | アルコール度数 11.3 % 味わい 辛口 原産国名 ドイツ メーカー名 ゲオルク・ブロイヤー 果実 % リースリング |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
リースリングの美味しい飲み方
ここからはリースリングの美味しい飲み方について紹介します。
今回紹介する美味しい飲み方のポイントは以下の通りです。
- ワイングラス
- 保存温度
- 飲むタイミング
それぞれ見ていきましょう。
ワイングラスは味わいや種類によって変える
リースリングは味わいや種類が幅広いため、特徴ごとにワイングラスは、変えることがおすすめです。
ただし、すべてのリースリングのおすすめなワイングラスは万能型です。
万能型のワイングラスであれば、どんなワインにも適するため幅広い種類があるリースリングにも対応できます。
そのため「1本しかワイングラスを選べない」という方なら、まずは万能型のワイングラスを購入することがおすすめです。
ここからは味わいや種類ごとのワイングラスの選び方について見てきましょう。
辛口系のリースリングなら万能型でOK
辛口系のリースリングなら、万能型のワイングラスを使用すれば充分楽しむことができます。
ただ、リースリングのフルーティーな香りを存分に楽しみたい方は、モンフラッシュ型のワイングラスを使ってみることも良いでしょう。
モンフラッシュ型のワイングラスは、強い丸みを帯びたボウルの形をしており、香りを強く感じられるつくりになっています。
そのため香りを楽しみたい方はモンフラッシュ型、全体的に楽しみたい方は万能型を選びましょう。
甘口系のリースリングは小さめのワイングラスを使おう
甘口系のリースリングなら、ワイングラスが小さいものを使うことがおすすめです。
甘口のリースリングは温度が少し上がるだけでも、味がぼやけてしまいます。
そのためワインと空気の触れる面積が小さいワイングラスを使うことで、リースリングの温度が下がることを防げます。
また、小さめのワイングラスを使えば、自然と一度に飲み切れる量のリースリングしか注がないため、グラスの中で温度が上がってしまう心配もありません。
具体的には、デザートワインや貴腐ワインなどは非常に甘いため、小さめのグラスを用意するようにしましょう。
また、ワイングラスは小さめのものか、シェリー型などを使用すると甘口のリースリングを楽しめますよ。
スパークリング系のリースリングなら口の狭いグラスがおすすめ
スパークリング系のリースリングなら、口の狭いワイングラスを使いましょう。
口の狭いワイングラスを使うことで、スパークリングワインの魅力である炭酸が抜けることを防ぎます。
具体的にはフルート型などのワイングラスを使うことがおすすめです。
空気と触れる面積の狭いワイングラスを使うことで、長い時間スパークリング系のリースリングを楽しみましょう。
またワイングラスについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらも参考にしてください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめのワイングラス15選!種類とブランドも紹介
保存温度は6~9℃前後に
リースリングの保存温度は6~9℃がおすすめです。
リースリングは白ワインであるため、白ワインと同じ温度で保存すれば基本的に美味しく飲むことができます。
ただ、さらにリースリングの味わいを際立出せたい方は、味わいごとに保存温度を変えましょう。
具体的には甘口のリースリングの場合は、通常よりも少し低い温度で保存するのです。
甘口のリースリングを低い温度で保存しておくと、普通に保存するより糖度が凝縮され深くてまろやかな甘い味わいに変化します。
特にリースリングの中でも貴腐ワインなどは、甘口ワインの中でも非常に甘いため4℃近くまで冷やして飲むことがおすすめです。
また、リースリングを適切に保存しておくには、冷蔵庫などよりもワインセラーを使用するようにしましょう。
ワインセラーがあればリースリングはもちろん、赤ワインなども適切に保存することができます。
家庭用のワインセラーについてはコチラを参考にしてみてください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめワインセラー17選!家庭用にはコレ!
味わいによって飲むタイミングを変える
リースリングは味わいによって飲むタイミングを変えることがおすすめです。
具体的には辛口なら料理と一緒に、甘口やスパークリングなら食前酒やデザートと一緒に楽しむといったイメージです。
基本的に辛口のリースリングはキリっとした味わいで料理と合います。
対して甘口やスパークリングなら食事の前の景気付けや、甘いデザートと相性が良いです。
味わいごとに飲むタイミングを考えるだけで、リースリングをより一層楽しむことができますよ。
リースリングと料理のマリアージュ
ここではリースリングと相性の良いおすすめ料理を紹介します。
辛口・甘口・スパークリングと分けて紹介しているので、リースリングの味わいによって参考にしてみてください。
それでは見ていきましょう。
辛口からやや辛口のリースリング
しっかりとした酸が特徴の辛口リースリングと和食は幅広くマリアージュを楽しめます。
辛口には照り焼きソースなど甘い味付け
辛口には、照り焼きや甘辛く味付けしたもの、あとは酢飯とも好相性、お鮨なら特にイカや平目、ホタテなどとのマリアージュがおすすめです。
また塩でいただく天ぷらとの相性も抜群です。リースリングが油の風味を爽やかにし、素材の旨味を引き立てます。
やや辛口には海鮮系
やや辛口なら、お鮨で言うと穴子、甘エビ、サーモン、お口直しのガリとも意外に好相性、蟹・海鮮系のお鍋やおでんもおすすめです。
スパイスやハーブが多めの手作り感があるウインナーソーセージとも合います。
甘口からやや甘口のリースリング
やや甘口にはスパイシーな料理
半辛口から半甘口なら、ワインとは合わせ難いと言われるカレーと好相性です。特にスパイシーなキーマカレーやタイのカレーなどは辛味とリースリングの優しい甘さが調和して引き立て合います。
韓国料理、スパイスや油を多く使うアジア料理、中華とも合わせやすいです。
甘口にはスイーツ
甘口は白レバーのパテやフォアグラ、青カビチーズなど、そしてスイーツとも好相性です。
デパ地下やパティシエのいるお店のベイクドチーズケーキやモンブラン、バームクーヘンなどと合わせるスイーツ女子会におすすめです!
スパークリングのリースリング
スパークリングのリースリングは、どんな料理とも相性が良いです。
そのため辛口・甘口のリースリングで紹介した相性の良い料理の中から選ぶと良いでしょう。
また、トマト系の味付け料理との相性が非常に良いです。
スパークリングのリースリングは、トマトパスタやトマト煮などと一緒にお楽しみください。
幅広い味わいのリースリングを楽しもう!
ドイツが起源の品種で、世界各地で栽培されているリースリング。甘口から辛口まで、幅広い味わいが楽しめます。
価格帯も、リーズナブルなものから高級ワインまでさまざま。リースリングが初めての人は、本場ドイツの手ごろな辛口から試してみるのがいいでしょう。他の生産地との味の違いを比べてみるのも、面白いですね。
他の白ワイン品種も知りたい方はこちらをどうぞ。
<
p style=”text-align: right;”>>>白ワインのぶどう品種一覧
ドイツの白ワインが気になる方はこちらもどうぞ。
関連記事
【ソムリエ監修】ヴィオニエの人気おすすめワイン15選!特徴も解説
「ヴィオニエ」という品種をご存知ですか。 シャルドネやソーヴィニヨン・ブランほどメジャーではありませんが、
【ソムリエ解説】アリゴテとは?特徴からアリゴテのおすすめのワイン10選まで紹介
ブルゴーニュ地方の家庭では、シャルドネよりもアリゴテ が日常的に飲まれているのをご存知ですか。 シャルドネ
【ソムリエ監修】シュナン・ブランとは?特徴やおすすめ15銘柄を紹介
辛口から甘口まで種類豊富な白ブドウ品種、シュナン・ブラン。 ワイン伝統国のフランスから新世界の南アフリカな
【ソムリエ監修】ガルガーネガはどんな品種?特徴からおすすめのワイン10選を紹介
ガルガーネガは、主にイタリアのヴェネト州で栽培されている品種です。「ソアーヴェ」というDOC(原産地呼称)を名乗
【ソムリエ監修】ミュスカとは?特徴からおすすめのワイン10選まで紹介
ミュスカと聞くと、よくわからないという人も多いかもしれません。しかし実はこれ、日本でもおなじみのマスカットのこと
【ソムリエ監修】ソーヴィニヨン・ブランとは?人気おすすめ18選も紹介
酸味がフレッシュで、爽やかなソーヴィニヨン・ブラン! 世界各地で栽培されている人気の白ブドウです。
【ソムリエ監修】フルミントとは?特徴からおすすめ15選を紹介
フルミントは、世界三大貴腐ワインであるハンガリーのトカイワインの原料として有名です。 デザートワインから辛口の
【ソムリエ監修】白ワイン品種のトレッビアーノとは?特徴からおすすめ銘柄10選をご紹介!
トレッビアーノはイタリアで最も広く栽培されている、デイリーワインの代表的ぶどう種です。 トレッビアーノの白
白ワインの種類は?ぶどう品種20種類とおすすめワインを解説!【ソムリエ監修】
白ワインが好きなんだけど、気が付くといつも同じワインばかり飲んでいる、なんていうことはありませんか? 気分
【ソムリエ監修】アルバリーニョとは?特徴からおすすめのワインまで紹介
「海のワイン」とも呼ばれるアルバリーニョを使ったワイン。 アルバリーニョは爽快な味わいがあり、日本でも栽培