「ブラン・ド・ブランとは?」
「おすすめの銘柄はどれ?」
爽やかな味わいが魅力のシャンパーニュの中でも特におすすめなのがブラン・ド・ブラン。
キリッとした爽やかな味わいは、蒸し暑い夏に飲めば美味しさも倍増です。
この記事では、そんなブラン・ド・ブランについて、特徴からおすすめ銘柄までをソムリエがご紹介します。
ぜひ、ワイン選びの参考にしてください。
目次
ブラン・ド・ブランとは
白ブドウのみを用いて作られたシャンパーニュ
ブラン・ド・ブラン(Blanc de Blancs)は白ブドウのみを用いて作られたシャンパーニュの事を指します。
シャンパーニュは通常アッサンブラージュ(複数のブドウをブレンド)され、白ブドウと黒ブドウを混ぜて醸造するのが基本です。
シャルドネが主要品種となり、ブラン・ド・ブランのほとんどがシャルドネ100%となっています。
ここ近年では古代品種を見直す造り手も出てきており、ピノ・グリ100%やピノ・ブラン100%のブラン・ド・ブランも見られるようになりました。
>>【ワイン教養】高級シャンパンおすすめ32選!シャンパンの基礎知識からギフトにおすすめな銘柄までをご紹介!
ブランド・ド・ブランに使われるブドウ品種
シャンパーニュはフランスのシャンパーニュ地方で、AOCの厳しい規定に従って造られた発泡性ワインです。
使用出来るブドウ品種も法律で決められています。
シャンパーニュに使用される主なブドウ品種は以下の通りです。
・ピノ・ノワール【黒ブドウ】
・ピノ・ムニエ【黒ブドウ】
さらに古代品種であるピノブラン、ピノ・グリ、プティ メリエ、アルバンヌ(※全て白ブドウ)も使用が許されています。
ただし、主要3品種に比べると栽培面積は4品種合わせても全体の3%に満たないほどです。
>>【ソムリエ監修】シャルドネの人気おすすめワイン30選を徹底解説!
>>【ソムリエ監修】ピノ・ノワールとは?おすすめのワインや特徴まで解説
ブラン・ド・ブランの特徴
ブラン・ド・ブランとはどんなシャンパーニュなのでしょうか。
こちらでブラン・ド・ブランの特徴について解説していきます。
魅惑的な香り
ブラン・ド・ブランの大きな魅力のひとつがその魅惑的な香りです。
シャルドネ種のブドウから作られるブラン・ド・ブランからは、繊細で複雑な香りを感じることができます。
青リンゴやレモン、ライム、白桃などのフレッシュな果実の香りが特徴です。
さらにはアカシア、白い花の香りや、石灰、火打ち石などミネラルの香りが感じられることがあります。
また、長い熟成を経たブラン・ド・ブランからはパンやビスケット、ナッツなどの香りが現れることも。
このようにブラン・ド・ブランには非常に多様な香りが含まれています。
飲むものを虜にしてしまうような、複雑で爽快な香りがブラン・ド・ブランの大きな魅力です。
美しい酸味
ブラン・ド・ブランのもう一つの魅力が美しい酸味。
白ブドウのみを使ったブラン・ド・ブランは、他のシャンパーニュとはひと味違う清涼感ある酸味を持っています。
ブラン・ド・ブランに使用されるシャンパーニュ地方のシャルドネは、冷涼な気候が生み出す繊細で豊かな酸味が特徴です。
一般的なシャンパーニュはシャルドネのほかにピノ・ノワールなどの黒ブドウ品種がブレンドされますが、ブラン・ド・ブランにはシャルドネのみが使われます。
そのため、ブラン・ド・ブランにはシャルドネ由来のフレッシュな酸味をしっかりと感じられるのです。
長期熟成したブラン・ド・ブランであっても、熟成によって酸味がぼやけることなく、フレッシュな味わいを維持しています。
複雑性を生み出すミネラル感
ブラン・ド・ブランの複雑な風味を生み出すひとつの要素がミネラル感です。
ミネラル感とは、ワインに感じられる石や土のような風味のことで、テロワール(ブドウの栽培環境)に由来します。
シャンパーニュ地方の土壌は石灰質土壌で、特にシャルドネが育つコート・デ・ブラン地区では、この土壌がブドウに独特のミネラル感を与えています。
そんなミネラル豊富な土壌で育ったシャルドネ100%仕込みのブラン・ド・ブランは、口に含んだ瞬間に感じられる石灰や鉄分などの風味が特徴的です。
このミネラルの風味がブラン・ド・ブランの複雑さとエレガンスさ、奥行きのある余韻につながります。
ブラン・ド・ノワールとの違いは?
ブラン・ド・ブランの対極に位置するのが「ブラン・ド・ノワール」です。
ブラン・ド・ノワールとは、黒ブドウ品種のみを使って造られるシャンパーニュです。
では、ブラン・ド・ブランとブラン・ド・ノワールの両者には具体的にどんな違いがあるのでしょうか?
その違いを簡単に表にまとめてみました。
■ブラン・ド・ブランとブラン・ド・ノワールの違い
種類 | ブドウ品種 | 味わい | 特徴 |
---|---|---|---|
ブラン・ド・ブラン | シャルドネ | 柑橘・青リンゴ・花 | フレッシュで繊細な酸味 |
ブラン・ド・ノワール | ピノ・ノワール ピノ・ムニエ | 赤い果実・スパイス・トースト | 果実味豊かでふくよか |
このように、両者はいずれもシャンパーニュではありますが、使われるブドウ品種によって仕上がりが異なります。
ブラン・ド・ブランとブラン・ド・ノワールどちらが優れているというのではなく、シーンや好みに応じてどちらかを選ぶことが重要です。
>>【ソムリエ厳選】ブラン・ド・ノワールのおすすめ人気シャンパン20選!
ブラン・ド・ブランの選び方
こちらでブラン・ド・ブランの選び方のコツについてご紹介します。
自分好みの1本を見つけ出すためにも、ぜひご参考ください。
シャンパーニュの生産体制で選ぶ
毎年安定した品質を提供する NM(ネゴシアン・マニュピュラン)
NM(ネゴシアン・マニュピュラン)はブドウの一部又は全てを買い付け、醸造、熟成、瓶詰めを行うシャンパーニュメーカーの事です。
シャンパーニュは世界的に大きな需要があるため、世界的に有名なメーカーも多いようにワインの大量生産が必要になります。
大量生産するからといって、商品のクオリティーを落とすわけにはいきません。
そこでNMは様々な業者からブドウを買い付け、巧みなブレンド技術を身に着けることでシャンパーニュの品質を安定化させています。
ブドウの出来に左右されない安定した品質のシャンパーニュがNMの特徴です。
自社でブドウの栽培から全て行う RM(レコルタン・マニュピュラン)
RM(レコルタン・マニュピュラン)とは、自社でブドウ栽培から醸造、熟成、瓶詰めを行う生産者の事です。
製造コストが高くなるためNMよりも生産量は少なくなりますが、大手とは違い個性的なシャンパーニュが造られています。
少量生産だからこそ実現可能な、丁寧な畑の管理や細部までこだわった醸造がRMの特徴です。
近年ではワイン愛好家やシャンパーニュ上級者がRMにハマる傾向にあります。
掘り出しものも多く、値段の割に瓶内熟成期間を通常よりもかなり長くとっていたり、高品質でコストパフォーマンスに優れたアイテムも多いです。
単一年度かブレンドで選ぶ
同じ収穫年のブドウのみ使用!ミレジメ
ミレジメは単位年のワインだけで造られるシャンパーニュで、エチケットに収穫年の記載が認められています。
ブドウが良作だった年のみ、又はプレステージシャンパーニュなどはミレジメが多いです。
瓶内熟成期間は3年と決められており、ノン・ミレジメよりも高額です。
安定供給!ノン・ミレジメ
ノン・ミレジメは複数年のリザーブワインをブレンドして造るベーシックなシャンパーニュです。
その年の気候や雨量などの影響でブドウの作柄が良くない時でも、安定した品質と味わいを供給出来るところが利点です。
瓶内熟成期間は15カ月と決められています。
価格で選ぶ
ブラン・ド・ブランは、基本の3品種を使用したアッサンブラージュのシャンパーニュよりも価格帯は上です。
5,000円台から入手出来るアイテムがあり、10,000円前後までで十分選択の幅があります。
造り手によっては、非常にこだわりを持っていたり瓶内熟成を規定よりもかなり長期間行うなど、個性ある素晴らしいアイテムも多いです。
上記以上の価格でもかなり選べる幅はあります。
ブラン・ド・ブランのおすすめシャンパーニュ14選
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5位|デロ・ドゥリュニー シャンパーニュ キュヴェ・フォンダトゥール ピノ・グリ・ブリュット
ピノグリ100%、2009年発表後今までに数回しかリリースされていない幻のシャンパーニュです。
ブルーがかって見える黄金色、よく熟したアプリコットやりんごの果実香がフレッシュでふくよか。
グレープフルーツを思わせるキレのある酸にミネラリーな風味が心地よい、フルーティさが強く出たスタイルに仕上げています。
珍しいだけでなく品質も伴った素晴らしいシャンパーニュなので、古代品種にご興味ある方は是非!
生産体制 | ミレジメ | ブドウ品種 |
---|---|---|
RM | ミレジメ | ピノ・グリ |
香り | 洋梨、アプリコット |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
4位|ラルマンディエ ベルニエ ラティテュード ヴェルテュ ブラン ド ブラン
小規模な造り手ながら、飲む人に感動を与えるシャンパーニュを造っています。
1999年からビオディナミを採用しており、瓶内熟成期間は2年です。
マンダリンオレンジやグレープフルーツの引きしまった果実香に、ブリオッシュやハニーのニュアンスが続きます。
口に含むとよく熟した柑橘系の果実味が弾け、ミネラルとエレガントな酸とのバランスがエクセレントです。
生牡蠣やスモークサーモン、白身魚のポワレや塩レモン鍋など様々なお料理とのマリアージュを愉しめます。
生産体制 | ミレジメ | ブドウ品種 |
---|---|---|
RM | ノン・ミレジメ | シャルドネ |
香り | 白桃、トースト |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
3位|ゾエミ・ド・スーザ・ブリュット・プレシューズ グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン NV
除草剤、殺虫剤、化学肥料などは一切使用しない、「世界で選ばれるシャンパーニュ」を造り出すレベルの高いRMです。
美しい黄金色、キメ細やかで上品な泡立ちにレモンやグレープフルーツなどの爽やかで力強さある果実香と、後からナッツやトーストなどのニュアンスが追いかけてきます。
ブラン・ド・ブランの特徴である芳醇なミネラル感に溢れて、ドライフルーツやハニーの風味が印象的。
シルキーで滑らかな口当たりはレベルの高いシャンパーニュを物語っています。
コスパ最高、真鯛とホタテなどのカルトッチョやアクアパッツアなどと良く合います。
生産体制 | ミレジメ | ブドウ品種 |
---|---|---|
RM | ノン・ミレジメ | シャルドネ |
香り | 熟れたグレープフルーツ、ブリオッシュ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
2位|ブラン ド ブラン NV アンリオ
1808年の創業以来、家族経営を守っている老舗のメゾン。
シャルドネ本来のエレガントさを完璧に表現した贅沢なブラン・ド・ブランです。
アンリオの特徴とも言えるキメ細やかでとにかく上品な泡立ち、ミントや白い花、ハニーなどフレッシュな香りが印象的。
柑橘系の果実味やスパイス、ヴァニラの風味も感じられます。
とにかく上品でまろやかな口当たりにキリッとした酸とのバランスも素晴らしく、ブリオッシュのような長い余韻には感動です。
エレガントで上品なシャンパーニュをお探しなら是非!
生産体制 | ミレジメ | ブドウ品種 |
---|---|---|
RM | ノン・ミレジメ | シャルドネ |
香り | アカシアの花、ヴァニラ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
1位|ローノワP&F ブラン・ド・ブラン・ヴーヴ・クレモンス
1872年創業の老舗、コート デ ブラン 地区(100%グランクリュ シャルドネ)の中央に位置し、クリュグ クロ ド メニル のお隣にあるメゾンです。
ヴーヴ クレモンスはグランクリュ 100%のブドウを使用。
りんごやよく熟したパイナップル、白桃、洋梨などの果実香に、チョークのニュアンスも感じられてミネラル豊か、後からトーストも香りが追いかけてきます。
柑橘系のさっぱりした果実味にほんわかジンジャーの風味あり、いきいきとした酸も印象的な超上品なブラン・ド・ブランは長期熟成も望めます。
ブラン・ド・ブラン初心者から上級者までオススメ出来る安定した仕上がりです。
生産体制 | ミレジメ | ブドウ品種 |
---|---|---|
RM | ノン・ミレジメ | シャルドネ |
香り | りんご、バタートースト |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
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9位|パルメ ブラン・ド・ブラン[正規品][化粧箱入り]
モンターニュ・ド・ランスの7人の若手シャンパーニュ生産者が集まって造られたメゾン。
2021年には、英国のアルコール飲料専門誌「ドリンクス・インターナショナル」が選ぶ「世界で最も称賛されるシャンパーニュ・ブランド2021」にてパルメが全シャンパーニュ生産者4,500超の中で23位に選ばれており、今もっとも勢いのあるシャンパーニュ生産者です。
過去4年で3度の世界一、シャンパーニュ部門では4年連続で頂点に輝いているシャンパーニュを代表する品質を備えています。
これまで、ほとんどがGMと呼ばれる有名メーカーが受賞してきた部門で名だたるグランメゾンを抑えて大快挙となる世界一に輝いた1本です。
生産体制 | ミレジメ | ブドウ品種 |
---|---|---|
CM | ミレジメ | シャルドネ |
香り | 柑橘系、アーモンド |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
8位|テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン[2012]
毎年6万人以上の訪問客が訪れ、セラーを見学する大手シャンパーニュメゾン。
現在、テタンジェのぶどう畑には、シャンパーニュ地方でも最高レベルに属する37のクリュがあり、植えられている品種はシャルドネの割合がとくに高くなっています。
そのシャルドネだけを使用して作られるのがテタンジェが誇るフラッグシップのコント・ド・シャンパーニュ。
2008年ヴィンテージでジェームス・サックリングより100点を獲得した1本です。
度数 | ミレジメ | ブドウ品種 |
---|---|---|
12.5% | ミレジメ | シャルドネ |
香り | グレープフルーツ、スパイス |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
7位|アンリ・ジロー ブラン・ド・ブラン[2014][正規品][化粧箱入り]
アンリ・ジローは1625年、フランソワ・エマールによって創立された長い歴史を持つシャンパーニュメゾン。
栽培されるブドウの種類はピノノワールとシャルドネで、今も頑固までに守り続ける伝統製法で、ブドウ本来のピュアな味わいを生かしています。
繊細にして芳醇、奥深さと複雑性を兼ね備え、味と香りの奥からフィネスが感じられる1本。
セイヨウサンザシなど白い花のニュアンスも。熟したイチジクに上質なバターの風味にシャープなミネラルを備えたフィネス溢れる味わいです。
度数 | ミレジメ | ブドウ品種 |
---|---|---|
12% | ミレジメ | シャルドネ |
香り | バニラ、アプリコット |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
6位|[JS100点]テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン リミテッド・エディション[2008][正規品][化粧箱入り]
テタンジェは、その名を社名に掲げるテタンジェ家が、今なおオーナー兼経営者である希少な大手シャンパーニュ・メゾン。
テタンジェのぶどう畑には、シャンパーニュ地方でも最高レベルに属する37のクリュがあり、植えられている品種はシャルドネの割合がとくに高くなっています。
最初にフレッシュで洗練された果実味があり、熟した果実の香りが続きます。
口に含むと滑らかで生き生きとしており、グレープフルーツとかすかなスパイスの風味がする洗練された味わいが特長の1本。
度数 | ミレジメ | ブドウ品種 |
---|---|---|
12.5% | ミレジメ | シャルドネ |
香り | グレープフルーツ、スパイス |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
5位|キャティア ブラン ド ブラン ブリュット
1763年設立の家族経営メゾン。
畑にコンピュータ制御観測機を付けて温度湿度を常に計測、最適状態でのブドウ管理を行っています。
輝く様なグリーンがかったゴールド色、柑橘系やりんごの爽やかな香りからブリオッシュのニュアンス。
生き生きした酸とほんわか感じる熟成のニュアンスとがバランス良くエレガントに仕上がったブラン・ド・ブランです。
キャティアのプレステージが、あの世界のセレブに愛されるアルマンド ブリニャックです。
生産体制 | ミレジメ | ブドウ品種 |
---|---|---|
RM | ノン・ミレジメ | シャルドネ |
香り | りんご、トースト |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
4位|ルイナール ブラン ド ブラン
1729年創業、世界最古のシャンパーニュメゾンとして名を馳せるルイナール。
何世紀にも渡り磨き上げられてきた伝統製法により生み出されるシャンパーニュは、「シャルドネの個性」を完璧に表現しています。
まるで真珠のようにも見えるゴージャスな泡立ちに、オレンジやリリコイなどの果実香が広がり、ブリオッシュやローストアーモンドの香りが続きます。
白桃の優しい果実味からジャスミンや蜂蜜をも思わせる風味が口に広がって、滑らかで深みのある味わいです。
風格のあるボトルは、ギフトにも最適ですね。
生産体制 | ミレジメ | ブドウ品種 |
---|---|---|
NM | ノン・ミレジメ | シャルドネ |
香り | 白桃、ミネラル |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
3位|ピエール・パイヤール ブージー GC ブラン・ド・ブラン レ・モトレット
力強いピノノワールを生み出すブージ村にありながらシャルドネの栽培率が高い異色の生産者です。
洋梨やよく熟したりんご、レモンやアプリコットの爽やかな香りを感じます。
ブリオッシュやほのかにスパイシーなニュアンスも感じられ、クリーミーでしなやかな味わいが特徴です。
フルーティなのにパワフルなボディ、優雅な酸とミネラル感ともバランスが取れた官能的なシャンパーニュです。
ヒラメカレイのカルパッチョ、タラバガニの蒸籠蒸しや天ぷら、シンプルに焼いたのどくろやなども良いですね!
生産体制 | ミレジメ | ブドウ品種 |
---|---|---|
RM | ミレジメ | シャルドネ |
香り | マンダリン、バター |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
2位|ジャック・セロス ブリュット イニシャル
ロバート パーカー氏に「これはまず類い稀なほど偉大なシャルドネのワインであり、そして次に卓越したシャンパーニュである」と言わしめたゴージャスな1本です。
健全なブドウ栽培のためにビオディナミを実践、「イニシャル」は、平均樹齢40年 アヴィーズ、クラマン、オジェのグランクリュシャルドネを使用しています。
きめ細やかな泡立ちに白桃やヴァニラ、クロワッサンと、シャンパーニュならではの強い酵母の香りが印象的。
いきいきとしたクリーミーな質感と豊満なボディ、ミネラル感とのバランスにも卓越、ブラン・ド・ブランの最高峰と言われるのも納得です。
大きなお祝いの時などに是非愉しみたいですね。
生産体制 | ミレジメ | ブドウ品種 |
---|---|---|
RM | ノン・ミレジメ | シャルドネ |
香り | 白桃、ブリオッシュ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
1位|ペリエ・ジュエ ベル・エポック ブランドブラン
美しいアールヌーボー調のボトルが映えるペリエジュエのプレステージ、もっとも希少な高級キュヴェです。
気品ある輝きのゴールド、白いモクレンのように華やかな香りからシトラスの香りが融合し、シナモンやスパイス、ハニーの香りが続きます。
弾けるように爽やかな口当たりでミネラリー感が続き、白桃や洋梨などのリッチな果実味にレモンタルトのさっぱりとしたニュアンス。
しっかりした酸にことごとく繊細ながら、ふくよかなボディはこの上ない優美なシャンパーニュです。
ご自身の結婚など人生で最高に幸せな瞬間に開けて、素晴らしい思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
生産体制 | ミレジメ | ブドウ品種 |
---|---|---|
NM | ノン・ミレジメ | シャルドネ |
香り | りんご蜜、ヴァニラ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
ブラン・ド・ブランの楽しみ方
こちらでブラン・ド・ブランの楽しみ方をご紹介します。
フレッシュで爽快な味わいのブラン・ド・ブランを美味しく味わうためにも、ぜひご参考ください。
冷やして飲む
ブラン・ド・ブランを美味しく楽しむためには、適度に冷やして飲むことをおすすめします。
ブラン・ド・ブランの適切な提供温度は6~10度です。
温度を低くして飲むことで、ブラン・ド・ブランの魅力である爽快な酸味と、豊かな泡立ちを存分に楽しむことができます。
温度が温くなってしまうと酸味の味わいがぼやけ、炭酸の刺激も弱まってしまうので注意。
ブラン・ド・ブランを飲む際には、事前に半日ほど冷蔵庫で冷やしておくことをおすすめします。
開栓後には、ワインクーラーを使ってボトルを冷やしながらブラン・ド・ブランを楽しみましょう。
白ワイングラスで飲む
ブラン・ド・ブランを楽しむなら、白ワイングラスを使うことをおすすめします。
白ワイングラスを使うことで、ブラン・ド・ブランが持つフレッシュな香りをしっかりと堪能できるでしょう。
また、爽やかな酸味やミネラル感などの味わいも少しずつ味わうことができます。
シャンパーニュ用のグラスといえば、縦長のフルートグラスを想像される方も多いかもしれません。
フルートグラスはシャンパーニュの泡立ちを美しく見せ、かつ長持ちさせる効果があります。
しかしその一方で、シャンパーニュそのものの香りや味わいは感じにくい構造となっているのがデメリット。
近年はシャンパーニュそのものの味わいを味わってほしいという生産者の意向を踏まえ、シャンパーニュを白ワイングラスで提供するレストランも増えています。
せっかくブラン・ド・ブランを飲むのであれば、白ワイングラスを使ってその銘柄をじっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。
爽やかな季節に飲む
ブラン・ド・ブランは爽やかな季節に飲むのに最適です。
春や初夏の暖かい日差しと軽やかな風が吹く時期には、ブラン・ド・ブランの爽快な酸味と香りがさらに心地よく感じられます。
春から初夏にかけての季節は新緑が芽吹き、花々が咲き誇り、自然が生き生きと活動する時期です。
ブラン・ド・ブランの優雅な味わいは、この美しい季節にぴったりで、友人や家族とのピクニックやビーチでのバカンスなどで楽しむことができます。
また、爽やかな季節には新鮮な野菜や魚介類が豊富に手に入り、ブラン・ド・ブランと相性の良い料理を作ることができるでしょう。
ブラン・ド・ブランの特徴はフレッシュではつらつとした味わいですので、肩ひじ張らずにカジュアルなシーンで飲んでいただきたいと思います。
爽やかな季節にブラン・ド・ブランを手に取り、美しい自然の中で楽しむことは最高の思い出となるでしょう。
ブラン・ド・ブランに合わせる料理
こちらでブラン・ド・ブランに合う料理をご紹介します。
爽快なブラン・ド・ブランと最高の組み合わせを楽しめる逸品をチョイスしたので、ぜひお試しください。
スモークサーモンのマリネ
スモークサーモンは、燻製の香ばしさとサーモンの脂のコクが特徴です。
ブラン・ド・ブランの爽やかな酸味が、スモークサーモンの脂分を中和し、口の中をリフレッシュしてくれます。
また、燻製の風味がシャンパーニュの奥深い複雑な香りと混ざり合い、何とも言えない風味を楽しむことができるでしょう。
オリーブオイルやレモンなどと合わせることで、より爽快な味わいを楽しめます。
生牡蠣
フレッシュなブラン・ド・ブランは生牡蠣と相性抜群。
ブラン・ド・ブランのミネラル感が、生牡蠣の磯の風味と調和して味わいを引き立てます。
しっかりとした酸味が生牡蠣にかけるレモンの役割を果たし、バランスの良い味わいを楽しむことができるでしょう。
ぜひ新鮮な生牡蠣とブラン・ド・ブランの組み合わせをお楽しみください。
天ぷら
繊細な味わいのブラン・ド・ブランは和食ともぴったり合います。
素材の風味を活かした天ぷらは、旨味を感じる素朴な味わいとサクサクとした食感が特徴です。
ブラン・ド・ブランの爽やかな酸味が、天ぷらの油分をカットし、口の中をリフレッシュしてくれます。
また、ブラン・ド・ブランのミネラル感が、海鮮や野菜の天ぷらの風味を引き立てる効果があります。
天つゆもいいですが、塩と柑橘を軽く搾ったシンプルな味付けがブラン・ド・ブランにはおすすめ。
寿司
寿司とシャンパーニュは相性の良い組み合わせとされています。
ブラン・ド・ブランの爽やかな酸味が、シャリの酢飯の酸味と手を取り合うように調和。
また、繊細な泡立ちとミネラル感が、魚介類の滋味深い旨みをうまく引き立てる効果があります。
寿司とシャンパーニュの組み合わせはぜひ1度試していただきたいので、機会があればぜひ。
ブラン・ド・ブランは爽快感溢れるシャンパン!
ブラン・ド・ブランだけでも幅広い選択肢があることをお分かりいただけたのではないかと思います。
年末年始にかけて、久しぶりに合う友人との会食や自宅でおせち料理を堪能、同僚との新年会など、シャンパーニュを飲む機会が多くなると思います。
是非、お気に入りのブラン・ド・ブラン見つけてみてくださいね。
他にも、赤ブドウのみのシャンパーニュ、ブラン・ド・ノワールがあります。気になる方はチェックしてみてください。
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