コストパフォーマンスが高いことで知られているチリワイン。
今やレストランや居酒屋、スーパーやコンビニなど色々な場所でお目にかかることができ、多くの日本人に求められるワインになっています。
チリワインと言えば、まず思い浮かぶのは赤ワインだと思いますが、近年、チリではスパークリングワインに力を入れるワイナリーが増えてきました。
今回は「チリのスパークリングワイン」に注目し、その魅力とおすすめを紹介します。
目次
チリのスパークリングワインの特徴
スパークリングワインも安くて旨い!
チリのスパークリングワインの特徴を一言でいえば、通常のチリワインの特徴と同様「安くて美味しい」ことです。
その理由は、まず、チリがブドウの栽培に大変適している土地ということ。ブドウがしっかり熟すので果実風味が凝縮された美味しいワインに仕上がります。
技術の発展で質が向上
チリのワイナリーはヨーロッパやアメリカ、他の地域のワイナリーが多く参入し、世界の名門ワイナリーの技術を取り入れています。スパークリングワインをつくる技術も同様で、伝統的な「トラディショナル方式(瓶内二次発酵)」から、トラディショナル方式を簡略化した「シャルマ方式」まで、高度な技術が用いられています。
経済状況が安さを後押し
さらに、チリの土地代や人件費が安いことに加え、日本とチリはEPA(経済連携協定)を結んでおり段階的に関税が引き下げられているので、値段がお手頃価格になります。
チリのスパークリングワインの選び方
最近、徐々に種類が増えてきたチリのスパークリングワインですが、どのように選べば良いのでしょうか?
選び方のコツは「ブドウ品種」「ワイナリー」そして「価格」の3つの軸です。
品種で選ぶ
チリのスパークリングワインのブドウ品種のおすすめは「シャルドネ」と「ピノ・ノワール」!
どちらか、もしくは2種のブレンドを選べばハズレはありません。
シャルドネ
シャルドネはスパークリングワインに酸味を与えます。また産地によってはミネラル感も与えます。
チリのスパークリング用のシャルドネは、作られる産地によって味わいの特徴が異なります。内陸の地域でつくられたものは、酸味に加えリンゴや熟したレモン、パイナップルなどの果実風味を感じることができます。海に近い地域でつくられたものはシャープな酸味が特徴になります。
ピノ・ノワール
ピノ・ノワールはスパークリングワインにコクを与えます。
チリのスパークリング用のピノ・ノワールは、他の国より果実風味が強い分、まろやかさとコクをより感じることができます。ロゼの場合はやや熟したラズベリーやイチゴのような果実風味を楽しむことができます。
ワイナリーで選ぶ
日本に輸入されているチリのスパークリングワインはまだ多くはないですが、その中でもおすすめのワイナリーをご紹介します。
ビーニャ・バルディビエソ
南米初のスパークリングワインのワイナリーで、シャルマ方式からトラディショナル方式まで様々なグレードのスパークリングワインを作っています。
ランチやピクニックにもって行きたいようなお手頃タイプは泡がはつらつとしており気軽に飲むことができ、ブドウ品種や製法にこだわったものは複雑性がありプレゼントや特別な日に最適です。
コノスル
コストパフォーマンスで日本で一躍有名になったコノスル。スパークリングワインも同様、果実の特徴をしっかり感じることができながら、スパークリングワインの爽やかさを同時に楽しむことができる満足感の高いスパークリングワインに仕上がっています。
ブリュット、ロゼ以外に、白ブドウ・シャルドネのみを使った「ブラン・ド・ブラン」もあり、お食事に合わせて選ぶことができます。
サンタ・ヘレナ
チリのワイナリーの中でもいち早く海外進出を果たしたワイナリーで、日本ではアルパカのブランドで大人気です。
お値段以上のお味と満足感で、デイリースパークリングワインとして重宝されます。どんなお料理にも合わせやすいお味で、手軽に購入できます。
ウンドゥラガ
チリの名門ワイナリーで国内で2番目に大きなスパークリングワインのメーカー。デイリータイプから晴れの日に使いたい高級タイプのものまで様々なスパークリグワインを取り揃えています。
お手頃タイプのものでも口当たりやアフターテイストなど大変バランスが取れており、ちょっとしたパーティなどにもっていくのにもおすすめです。お洒落なボトルのかたちもポイントです。
価格で選ぶ
お手頃価格のチリのスパークリングワインは1,000円以下のお財布に大変優しい価格帯のものもあれば、3,000円くらいまでのちょっとしたパーティや手土産に最適な価格帯のものもあります。
1,000円以下は泡がはつらつとしておりさっぱり飲めるものが多く、1,000円~2,000円になると果実風味豊富さなど個性を感じるものが多くなります。
チリのおすすめスパークリングワイン10選
おすすめのチリのスパークリングワインを価格帯別でご紹介します。ぜひ参考にしてください。
フルボトル(750ml)の高級ワインには、
- ・高い
- ・飲み切るのが大変
- ・他と比較できない
という悩みがありますよね。
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デイリーワインに!予算1,000円
5位
サンタヘレナ・アルパカ・スパークリング・ブリュット
誰かにすすめたくなる極旨スパークリングワイン
レモンや青リンゴなどの爽やかな果実風味に、はつらつとした泡が特徴的。サラダや軽めの前菜にぴったりです。
4位
コンチャ・イ・トロ プードゥ スパークリング
世界で絶賛されるチリワインブランドのスパークリング
リンゴのような果実風味が豊かで、優しい泡が口の中に広がります。軽めの味わいになるので、軽めの味付けのお料理との相性が良いです。
3位
バルディビエソ ブリュット ロゼ NV
南米初のスパークリングを手掛けたワイナリーの極上ロゼ
ストロベリーやチェリーなど赤系ベリーの甘酸っぱさを感じられるスパークリングワイン。前菜やさっぱり味付けした鶏肉料理などに合います。
2位
スパークリングワイン サンタ・ヘレナ・アルパカ・スパークリングワイン ロゼ
満足感たっぷりのロゼスパークリングワイン
ストロベリーやラズベリーなどの酸味のあるフレッシュな果実風味が主体のロゼスパークリング。さっぱりしながらコクも感じられるので、アヒージョなどのややオイリーな前菜などにも合わせることができます。
1位
バルディビエソ ブリュット
コストパフォーマンス最強のスパークリングワイン
シャルドネ由来のきりっとした酸味とピノ・ノワール由来の豊富な果実風味のバランスが大変良く、満足感溢れる味わいに仕上がっています。柑橘系主体の味わいになっているので、カルパッチョや軽めの前菜と合わせてください。
1,000円以下のチリスパークリングワイン比較表
商品画像 | |||||
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商品名 | バルディビエソ ブリュット | スパークリングワイン サンタ・ヘレナ・アルパカ・スパークリングワイン ロゼ | バルディビエソ ブリュット ロゼ NV | コンチャ・イ・トロ プードゥ スパークリング | サンタヘレナ・アルパカ・スパークリング・ブリュット |
詳細 | 味わい:辛口 果実 :シャルドネ、ピノ・ノワール | 度数:12.5 % 味わい:辛口 果実 :カベルネソーヴィニヨン、ソーヴィニヨンブラン | 度数:12 % 味わい:辛口 果実:ピノ・ノワール、シャルドネ | 度数:12 % 味わい:甘口 果実 :シャルドネ | 度数:12 % 味わい:辛口 果実:シャルドネ、セミヨン |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
ちょっとしたご褒美に!1,000円~2,000円
5位
スマイル コノスル スパークリングワイン ブリュット
革新的なチリのワイナリーが造るスパークリング
柔らかな泡、レモンなどの柑橘系の果実風味に加えオレンジの花のような華やかな香りが特徴的なスパークリングワイン。ちょっとした前菜から炒め物、トマト系のパスタまで色々合わせることができます。
4位
コノスル スパークリングワイン ロゼ
味わいのバランスと価格に大満足なロゼ
ラズベリーやストロベリーの赤系ベリーの果実風味にミネラルの要素も加わった辛口ロゼ。ほのかに渋みやボディを感じることができ、イベリコハムやサーモンのカルパッチョなどやや味わいのしっかりした前菜に合います。
3位
ウンドラーガ スパークリング ブリュット
第五回 SAKURA Japan Womans Wine Award 2018 ダブルゴールド賞受賞
柑橘系の味わいに加え赤いリンゴや洋ナシ、かりんなど豊かな果実風味が口いっぱいに広がります。余韻はきりっと辛口なので、魚介のカルパッチョからから揚げやてんぷらなどの油料理にもピッタリ。
2位
ウンドラーガ・スパークリング・ブリュット・ロゼ
元モエ・シャンドンのヘッドワインメーカーが監修するピノ・ノワール100%ロゼスパークリング
ラズベリー、イチゴ、チェリーなどの赤系果実の香りが広がり、ミネラルとほんのりスパイスや渋みを感じることができます。幅広く合わせることができますが、ややスパイスをきかせたミートパイやお肉系のトッピングののったピザ、トマト系のパスタなどと相性が良いです。
1位
コノスル センティネラ ブリュット ブラン・ド・ブラン
特別な畑のシャルドネ100%!トラディショナル方式のこだわりスパークリングワイン
ライムやレモン、グレープフルーツの柑橘系とピーチなどの香りが主体となり、瓶内二次発酵ならではのビスケットやアーモンドなどの複雑な香りが余韻に漂います。サーモンのカルパッチョ、レモン風味のマグロのステーキ、さっぱりとした味付けの鶏肉料理などと合わせると、マリアージュを楽しむことができます。
1,000円~2,000円のチリスパークリングワイン比較表
商品画像 | |||||
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商品名 | コノスル センティネラ ブリュット ブラン・ド・ブラン | ウンドラーガ・スパークリング・ブリュット・ロゼ | ウンドラーガ スパークリング ブリュット | コノスル スパークリングワイン ロゼ | スマイル コノスル スパークリングワイン ブリュット |
詳細 | 果実 :シャルドネ | 度数:12.5 % 味わい:辛口 果実 :ピノ・ノワール100% | 度数:13 % 味わい:辛口 果実 :シャルドネ、ピノ・ノワール | 度数:12 % 味わい:中辛口 果実 :ピノ・ノワール100% | 度数:12 % 味わい:辛口 果実:シャルドネ95%、ピノ・ノワール5% |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
チリのスパークリングワインまとめ
いかがでしたか?チリのスパークリングワインは、今チリ国内でも色々なワイナリーが新しいラインナップとして造り始めており、大注目です。ぜひ見かけたら試してみてくださいね。
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