ピノ・ノワールと言えば、高級ワインのロマネコンティに使用されていることで有名ですね。
ピノ・ノワールのワインと言っても、種類が多くどれが選べばよいのか迷ってしますね?
今回はピノ・ノワールの特徴、合わせる料理、おすすめのワインをご紹介します。
ピノ・ノワールとは
ピノ・ノワール(Pinot Noir)は世界中で栽培される黒ブドウ(赤ワイン用のブドウ品種)です。
ピノ・ノワールには「シノニム」と呼ばれる別名が存在します。
各国でのピノ・ノワールの呼び名は以下の通りです。
ドイツ・・・シュペートブルグンダー
オーストリア・・・ブラウアーブルグンダー
ピノ・ノワールの有名なワイン
ピノ・ノワールは世界的に有名なワインに使われているブドウ品種です。
有名な赤ワインではロマネコンティ、ジュブレ・シャンベルタンなどに使用されています。
赤ワイン用の品種ですが、シャンパンにも使用されています。
>>ロマネ・コンティとは?気になる価格、味、当たり年をソムリエが徹底解説!
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ピノ・ノワール原産地と主要産地
原産地はフランスのブルゴーニュ地方です。
フランス以外の主な生産国は、イタリア、ドイツ、ニュージーランド、アメリカです。
近年では、オーストラリアでの栽培面積も増えており、そのほかイスラエルやモルドバ共和国、チリ、日本など多くの国で生産されています。
ピノ・ノワールの特徴
ブドウの特徴
ピノ・ノワールは栽培が難しい品種とされています。
ブドウの果皮が薄いため病気に弱く、管理に手間がかかります。
その一方で、果皮が薄いことから渋み成分が少ない点もピノ・ノワールの特徴です。
冷涼な気候を好む性質があり、暑い場所ではブドウが一気に成熟してしまい味わいの特徴を失ってしまいます。
このようにピノ・ノワールは栽培に手間がかかるため、ワインの価格は高くなる傾向にあります。
ワインの特徴
ピノ・ノワールは、赤ワインの代表品種カベルネ・ソーヴィニヨンと多くの部分で対照的な品種です。
果皮が薄いので渋みは控えめで、しっかりとした酸と軽やかでシルクのような口当たりが特徴。
ベリー系やスミレ、バラの花、梅、紅茶などの豊かな香りが感じられ、熟成により妖艶で複雑な香りに変化していきます。
味わいはライトボディからミディアムボディです。
シャンパーニュ地方を除いて、ブレンドされることはほとんどなく単一で使用される品種です。
ピノ・ノワールの選び方
こちらでピノノワールの選び方をご紹介します。
選び方のポイントは以下の3つです。
・熟成期間で選ぶ
・価格で選ぶ
以下で順に解説していきます。
産地で選ぶ
ピノ・ノワールは元々「繊細すぎて、安定した生産が難しい」とまで言われた品種ですが、国際品種として世界各地で栽培されています。
ピノ・ノワール種のワインを選ぶポイントとしてぜひ覚えておきたい生産国とそれぞれのワインの特徴をご紹介します。
フランス・アルザス
ニュージーランド
アメリカ
チリ
フランス・ブルゴーニュ
ピノ・ノワールの発祥地で、テロワールも合っている事から数多くの素晴らしいワインを生産しています。
ブルゴーニュには最高傑作と称されワインラバー垂涎の非常に高価なアイテムが多いのが特徴。
その中でもいつか飲みたい憧れはご存知ロマネ・コンティですよね。
ブルゴーニュの格付けワインはなかなか家飲みで愉しむことは難しいですが、記念日や特別のシーンなどに奮発して飲んでみてはいかがでしょうか。
>>【ソムリエ監修】ブルゴーニュワインの特徴は?人気おすすめ10選も紹介
フランス・アルザス
ドイツと国境に位置するアルザス地方は、ピノ・ノワールが黒ブドウで唯一栽培が認められた品種です。
フルーティさを愉しむ軽やかなアイテムが多く2,000円程度から入手出来ます、
リーズナブルにフランス産のピノ・ノワール愉しむにはオススメです。
>>【ソムリエ監修】アルザスの人気おすすめワイン10選!特徴も解説!
ニュージーランド
NZ・セントラルオタゴのピノ・ノワールは、ブルゴーニュに匹敵するとも言われるエレガントさで世界的に高い評価を受けています。
冷涼な気候と昼夜の寒暖差で果実味豊かでしっかりとした酸のワインが造られています。
2,000円程度のアイテムから1万円を軽く超える高級アイテムまで幅広く、用途に応じて選ぶことが出来るのも魅力です
>>【ソムリエ厳選】ニュージーランドおすすめワインランキング15選!歴史・特徴を解説!
アメリカ
カリフォルニア州のモントレー・ソノマ・サンタバーバラ、オレゴン州のウィラメットヴァレー等が名産地です。
比較的気候は涼しく日照時間は長いため、エレガントでかつ果実の凝縮味がパワフルなワインに仕上がる傾向があります。
ブルゴーニュのピノ・ノワールは、ある程度熟成を待たないと楽しむことができません。
その一方で、アメリカのピノ・ノワールは全体的に品質も高く、購入して直ぐに飲んでも楽しめるアイテムが多いのも特徴です。
>>【ソムリエ解説】アメリカワインのおすすめ15選!特徴や産地の解説も
チリ
チリではカサブランカ・ヴァレーやサンアントニオ・ヴァレーなどの冷涼な気候の地区でピノ・ノワールが栽培されています。
海と山に挟まれたこれらの地区は、朝の霧や海からの風で気温が下がります。
そのため、ゆっくりと果実が熟し、華やかな香りが生まれます。
チリのピノ・ノワールはハーブの風味があり、果実味と酸味のバランスが良いです。
>>【ソムリエ監修】チリワインの特徴は?産地やおすすめの有名銘柄をご紹介
熟成期間で選ぶ
熟成期間の短いフレッシュなタイプ
飲みやすさや果実味を楽しみたいなら、熟成期間が長くないワインがおすすめです。
若いピノ・ノワールのワインは果実のような香りと軽やかなタンニンが特徴で、ラズベリーやレッドベリーなどの香りが鼻を抜け爽やかな味わいを楽しめます。
特にニューワールド(チリやニュージーランド)のワインの若いヴィンテージがおすすめ。
軽やかなタンニンとフレッシュな果実味を楽しめるので、ワインの渋みが苦手な方でも美味しく飲めるでしょう。
熟成期間が短いフレッシュな味わいのワインには、マスカルポーネやリコッタなどのフレッシュチーズやフルーツとのマリアージュがぴったりです!
熟成期間が長いタイプ
ワインらしいどっしりとした味わいと奥行きを楽しみたいなら、熟成期間が長めのピノ・ノワールがおすすめです。
熟成期間が長いものを選ぶうえで、価格がある程度の目安となります。
なめらかなタンニン、樽の香りや果実の酸味と甘味のバランス、長い余韻、ワイン全体を包み込むエレガントさといったピノ・ノワールの真髄が堪能できます。
熟成期間が長いピノ・ノワールの赤ワインには肉料理・クリーム系ソースの料理とのマリアージュがおすすめです。
また、醤油との相性が抜群なので、和食にも非常に合わせやすい赤ワインです。
価格帯で選ぶ
ピノ・ノワール種の赤ワインは1,000円前後の価格帯は極端に少なく、3,000円以上の価格帯が非常に幅広い品種です。
上は高級車が軽く買える金額帯のものまで存在します。
普段使いには3,000円前後を目安にすると良いでしょう。
ピノ・ノワールは価格帯による味わいの違いが比較的はっきりした品種です。
用途や好みに合わせてその価格帯でベストの選択をする情報収集がポイントです。
3,000~5,000円・・・特別な日に
5,000~10,000円・・・プレゼント向き
10,000円以上・・・憧れの高級品
おすすめのピノ・ノワール20選
価格帯が幅広いピノ・ノワールのワインですが、ここでは価格帯別のおすすめワインをご紹介します。
普段使いならコレ!予算3000円
商品画像 | |||||
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商品名 | アルベール ビショー ブルゴーニュ ピノ・ノワール ヴィエイユ ヴィーニュ | ブルゴーニュ・ルージュ クーヴァン・デ・ジャコバン [2014] | コノスル ピノノワール・ヴァラエタル ハーフ375ml | シレーニ セラー セレクション ピノ・ノワール | ダークホース ピノ・ノワール |
詳細 | 度数:12.5 % 味わい:ミディアムボディ 産地:フランス、ブルゴーニュ | 原産国:フランス(ブルゴーニュ) タイプ:ミディアムボディ 生産年:2014年 | 原産国:チリ タイプ:ミディアムボディ 生産年:購入時期によって異なる | 原産国:ニュージーランド タイプ:ミィディアムボディ | 原産国:アメリカ タイプ:ミディアムボディ 生産年:購入時期によって異なる |
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5位
ダークホース ピノ・ノワール
タイプ:ミディアムボディ
生産年:購入時期によって異なる
予想外の旨さという意味がこめられた、アメリカ産のまさにダークホースなワインです。
ミディアムボディながら濃縮した旨味と果実の芳醇な香りが特徴。
食中酒として楽しんだり、ピノ・ノワールを初めて飲む方にもおすすめです。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | アメリカ | – |
香り | カシス、プラム |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋味 | ★★★☆☆ |
4位
シレーニ セラー セレクション ピノ・ノワール
タイプ:ミィディアムボディ
シレーニは日本で一番売れているニュージーランドワインのブランドです。
そしてこのワインは日本航空国際線のビジネスクラスの機内ワインに選ばれた実績もあるワインです。
果実味があるとともに、エレガントさも持っています。
こんなワインが1,000円台とはとてもお買い得です。
親しみやすい味わいでもあるので、気軽に自宅での食事と合わせてお楽しみください。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | ニュージーランド | – |
香り | ベリージャム、スミレ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋味 | ★★☆☆☆ |
3位
コノスル ピノノワール・ヴァラエタル ハーフ375ml
タイプ:ミディアムボディ
生産年:購入時期によって異なる
飲みきりできるハーフサイズワインで、お試しにピッタリのワインです。
程よい渋みと果実味があり、ピノ・ノワールらしさがしっかり表現されています。
お手頃価格のハーフボトルは、ピノ・ノワール100%の赤ワインをはじめて飲む方におすすめです。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | チリ | – |
香り | クランベリー、ハーブ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋味 | ★★☆☆☆ |
2位
ブルゴーニュ・ルージュ クーヴァン・デ・ジャコバン [2014]
タイプ:ミディアムボディ
生産年:2014年
ブルゴーニュを代表する大ワイナリーのひとつルイ・ジャドのピノ・ノワールです。
果実の香りの中に腐葉土やスパイシーな香りを感じ、とても芳醇で濃密なひとときを楽しむことができます。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | フランス・ブルゴーニュ | 2014年 |
香り | ラズベリー、プラム |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋味 | ★★☆☆☆ |
1位
アルベール ビショー ブルゴーニュ ピノ・ノワール ヴィエイユ ヴィーニュ
味わい:ミディアムボディ
産地:フランス、ブルゴーニュ
アルベール・ビショーは6世代にわたるブルゴーニュの名門ワイナリー。180年以上の歴史があります。
このワインはブルゴーニュのコート・ド・ボーヌとコート・ド・ニュイの樹齢25〜35年のぶどうを使用。
商品名に「ヴィエイユ ヴィーニュ(古木)」と入っているのはそのためです。
樹齢の高い木から収穫されたぶどうのワインはとても味わいに凝縮感があります。
カシスやプラムのフレッシュな風味、ほのかな樽の香りが感じられます。
ブルゴーニュのピノ・ノワールの手始めにいかがでしょうか。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | フランス・ブルゴーニュ | – |
香り | アメリカンチェリー、樹皮 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋味 | ★★★☆☆ |
特別な日におすすめ!3000円~5,000円
商品画像 | |||||
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商品名 | カレラ セントラルコースト ピノ・ノワール | クロ・デ・ミグラン フェヴレ 2015 | ブルゴーニュ・ピノ・ノワール ロベール・シリュグ 2014 | マルセル・ダイス アルザス ルージュ | ローリング・メグ・ピノ・ノワール 2015 |
詳細 | 味わい:ミディアムボディ 産地:アメリカ、カリフォルニア 品種:ピノ ノワール | 生産国:フランス(ブルゴーニュ) タイプ:ミディアムボディ 生産年:2015年 | 生産国:フランス(ブルゴーニュ) タイプ:ミディアムボディ 生産年:2014年 | 味わい:フルボトル 産地:フランス、アルザス | 生産国:ニュージーランド タイプ:ミディアムボディ 生産年:2015年 |
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“カリフォルニアのロマネコンティ”の愛称で知られる上質な赤ワインが「カレラ」。
カリフォルニアらしい明るい果実味がありつつも、どこかフランスのピノ・ノワールを彷彿とさせる綺麗な酸味も備えています。
ブルゴーニュ好きの方にこそ飲んでほしい一本です!
香り | いちごジャム、ローズマリー |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |
5位
ローリング・メグ・ピノ・ノワール 2015
タイプ:ミディアムボディ
生産年:2015年
パーカーポイント97点を獲得した、ニューワールド産の注目のワインです。
バランスの良い酸と果実味に、上品なタンニンが余韻を残す素晴らしいワインに仕上がっています。
しっかりとした味わいと余韻を楽しむためにも、濃い味付けの肉料理や熟成チーズと一緒にいただくのがおすすめです。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | ニュージーランド | 2015年 |
香り | ブラックチェリー、スミレ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋味 | ★★★☆☆ |
4位
マルセル・ダイス アルザス ルージュ
産地:フランス、アルザス
マルセル・ダイスはフランスのワインガイドで三つ星を獲得したアルザスの生産者。「アルザスの天才」とも呼ばれています。
1997年から有機農法のひとつ、ビオディナミ農法を採用し、土地の個性を生かしたワイン造りをしています。
このピノ・ノワールはラズベリーのようなフレッシュな果実味、木の実のような香ばしさと共にミネラル感が感じられます。
細やかなタンニンと酸味のバランスも良いです。
アルザス特有の豊かな酸をお楽しみください。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | フランス・アルザス | 2011年 |
香り | 木苺、ナツメグ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋味 | ★★★☆☆ |
3位
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール ロベール・シリュグ 2014
タイプ:ミディアムボディ
生産年:2014年
本場フランス産の王道ワインです。
2014年ヴィンテージは繊細な舌触りと、ほんのり甘く上品な香りが特徴です。
家飲みのワインとして大変人気があります。
収穫年の違いを楽しむのもおすすめです。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | フランス・ブルゴーニュ | 2014年 |
香り | プラム、スミレ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋味 | ★★☆☆☆ |
2位
クロ・デ・ミグラン フェヴレ 2015
タイプ:ミディアムボディ
生産年:2015年
神の雫コラムで『リーマンのロマネ・コンティ』と称され、絶大な人気を獲得した2015年ヴィンテージです。
ラズベリーやプラムといった甘く爽やかな香りと、ピュアな旨味が楽しめる『ちょっといいワイン』として根強い人気が続いています。
記念日やデートシーンにもおすすめです。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | フランス・ブルゴーニュ | 2015年 |
香り | アメリカンチェリー、ハーブ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋味 | ★★☆☆☆ |
1位
カレラ セントラルコースト ピノ・ノワール
産地:アメリカ、カリフォルニア
品種:ピノ ノワール
カレラのオーナーは、大学時代イギリス留学中にブルゴーニュワインにはまり、自国アメリカ・カリフォルニアでワイナリーを設立。
畑にはピノ・ノワールの栽培に最適な石灰質土壌の土地を選びました。
現在カレラは世界的ワイン評論家にも絶賛され、「カリフォルニアのピノ・ノワールの巨匠」と言われています。
このワインはカレラのスタンダードなピノ・ノワール。
イチゴやキノコのような風味、ほのかな苦味が感じられます。
なめらかな口当たりながらカリフォルニアらしい力強さもあります。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | アメリカ | 2012年 |
香り | レッドチェリー、ローズマリー |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋味 | ★★★☆☆ |
プレゼントにおすすめ!5,000~10,000円
商品画像 | |||||
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商品名 | シャンボール ミュジニー プルミエ クリュ オー コンボット ドメーヌ ルー ペール エ フィス 2014 | ジャイエ ジル ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ ルージュ 2013 | イヴニング ランド ヴィンヤーズ セブン・スプリングス ヴィンヤード ピノ・ノワール エオラ アミティ ヒルズ 2015 | ボデガ チャクラ バルダ | ハーシュ ヴィンヤーズ サン アンドレアス フォルト ピノ・ノワール 2011 |
詳細 | 味わい:フルボディ 産地:フランス、ブルゴーニュ | 度数:13 % 味わい:ミディアムボディ 産地:フランス、ブルゴーニュ | 度数:13 % 味わい:ミディアムボディ 産地:アメリカ、オレゴン 品種:ピノ ノワール | 度数:12.8 % 味わい:ミディアムボディ 産地:アルゼンチン | 味わい:フルボトル 産地:アメリカ、カリフォルニア 品種:ピノ ノワール |
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5位
ハーシュ ヴィンヤーズ サン アンドレアス フォルト ピノ・ノワール 2011
産地:アメリカ、カリフォルニア
品種:ピノ ノワール
生産者ハーシュは1990年代にカリフォルニアの高級ワイナリーのキスラーやウィリアム・セリエムなどにぶどうを供給してきました。
やがて自社ワイナリーを立ち上げ、2002年ヴィンテージから自分たちのワインを販売し始めました。
以来、ハーシュのワインはワイン評価誌で高評価を得ています。あのオバマ元大統領も愛飲するブランドです。
ハーシュのぶどう畑は急斜面にあり日照量が多い一方、標高が高く涼しいところにあります。
そのため、ぶどうがゆっくりと熟すので香りと酸味が保たれます。樽熟成後にろ過はしません。
酸味、タンニン、果実味のバランスが良く、複雑な味わいのワインです。
味わい | 生産国 | 生産年 |
フルボディ | アメリカ | 2011年 |
香り | ラズベリー、バラ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋味 | ★★★☆☆ |
4位
ボデガ チャクラ バルダ
味わい:ミディアムボディ
産地:アルゼンチン
ワイン好きの方なら「サッシカイア」と言うブランドを聞いたことがあるかもしれません。
サッシカイアは、トスカーナでは珍しかったカベルネ・ソーヴィニヨンなどのボルドー品種を主体としたワインのブランドで、「イタリアワインの至宝」と呼ばれてきました。
そんなサッシカイア・ファミリーがアルゼンチンで手がけるのがこのボデガ・チャクラというワイナリーです。
そして挑戦した品種が栽培の難しいピノ・ノワールでした。
ぶどうは完全有機栽培で、栽培や醸造の作業の多くは伝統的な手作業でおこなわれています。
このワインはボデガ・チャクラのスタンダードワインながらそんな手間暇がかけられています。
丁寧に造られたワインは、透明感のあるデリケートな味わいです。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | アルゼンチン | – |
またアルゼンチンのワインについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
>>【ソムリエ監修】アルゼンチンワインの人気おすすめ12選!特徴も解説
香り | アメリカンチェリー、ラベンダー |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋味 | ★★★☆☆ |
3位
イヴニング ランド ヴィンヤーズ セブン・スプリングス ヴィンヤード ピノ・ノワール エオラ アミティ ヒルズ 2015
味わい:ミディアムボディ
産地:アメリカ、オレゴン
品種:ピノ ノワール
イヴニング・ランド・ヴィンヤーズの所有する畑はアメリカを代表する畑トップ10に選ばれています。
現在アメリカ・オレゴンで最も注目されているワイナリーです。
有機栽培のひとつ「ビオディナミ農法」で栽培したぶどうは、毎年安定したクオリティで、とても濃縮感があります。
アメリカン・チェリーのような果実味、ミネラル感のあるチャーミングな味わいです。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | アメリカ | 2015年 |
香り | レッドプラム、ゼラニウム |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋味 | ★★★☆☆ |
2位
ジャイエ ジル ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ ルージュ 2013
味わい:ミディアムボディ
産地:フランス、ブルゴーニュ
生産者ジャイエ・ジルは、フランス・ブルゴーニュのオート・コート・ド・ニュイ地区の生産者で実力ナンバーワンと言われています。
ジャイエ・ジルのユニークさは、新樽のみで熟成をおこなうことです。
ブルゴーニュのピノ・ノワールは通常新樽だけで熟成をおこないません。
なぜならブルゴーニュの上品なピノ・ノワールを香りの強い新樽だけで熟成させると、樽の香りばかり強調され、本来のピノ・ノワールらしい上品さが薄れてしまうからです。
しかし、ジャイエ・ジルのピノ・ノワールはしっかりした酸、タンニン、果実味があり、パワフルで濃厚なので、新樽のみの熟成に耐えられます。
こんなブルゴーニュのピノ・ノワールもありなのか!と、ブルゴーニュの懐の深さを感じる1本です。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | フランス・ブルゴーニュ | 2013年 |
香り | ブラックチェリー、林床 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋味 | ★★★☆☆ |
1位
シャンボール ミュジニー プルミエ クリュ オー コンボット ドメーヌ ルー ペール エ フィス 2014
産地:フランス、ブルゴーニュ
シャンボール・ミュジニーはブルゴーニュのピノ・ノワール銘醸地の中でも、特に女性的で繊細な味わいのワインが造られます。
そんなシャンボール・ミュジニーの一級畑オー・コンボットで造られたワインがこちらです。
このワインの生産者はルー・ペール・エ・フィス。130年以上の歴史を持ち、これまでたくさんのワインコンクールで賞を受賞してきました。
手摘みで丁寧に収穫したぶどうを使い、木樽で15〜18か月熟成させました。ラズベリーやスパイスのような風味が優雅に感じられます。
大切な女性へのプレゼントに良いでしょう。
味わい | 生産国 | 生産年 |
フルボディ | フランス・ブルゴーニュ | 2014年 |
香り | フランボワーズ、クローブ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋味 | ★★★☆☆ |
憧れの一品!10,000円以上
商品画像 | |||||
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商品名 | ヴォーヌ ロマネ プルミエ クリュ レ ショーム 2012 | リッポン ピノ ノワール ティンカーズ フィールド 2012 | ドメーヌ・デ・ヴァロワイユ・ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエクリュ・ラ・ロマネ 2015 | スリー・スティックス・ギャップス・クラウン・ヴィンヤード・ピノ・ノワール 2015 | ドメーヌ・ヴァンサン・ルグー・ヴォーヌ・ロマネ 2015 |
詳細 | 味わい:ミディアム 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:ピノ ノワール | 生産国:ニュージーランド タイプ:ミディアムボディ 生産年:2014 | 生産国:フランス(ブルゴーニュ) タイプ:ミディアムボディ 生産年:2015年 | 生産国:アメリカ(カリフォルニア州) タイプ:ライトボディ 生産年:2015 | 生産国:フランス タイプ:ミィディアムボディ 生産年:2015年 |
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5位
ドメーヌ・ヴァンサン・ルグー・ヴォーヌ・ロマネ 2015
タイプ:ミィディアムボディ
生産年:2015年
ロマネ・コンティの真隣の畑で栽培されている樹齢30~70年の古樹ピノ・ノワールのみを使用したワインです。
日本への輸入は限られた本数のみなので希少性が高く、お値段も相応です。
濃厚な果実味としっかりとしたタンニンが感じられ、そこにテロワールからのミネラルなどが加わった複雑な味わいが特徴です。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | フランス・ブルゴーニュ | 2015年 |
香り | 熟れたラズベリー、腐葉土 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋味 | ★★★☆☆ |
4位
ドメーヌ・デ・ヴァロワイユ・ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエクリュ・ラ・ロマネ 2015
タイプ:ミディアムボディ
生産年:2015年
『伝説の畑』と言われる地で生産されるワインです。
ブラックチェリーやなめし革といったややスパイシー味わいに、なめらかなタンニンと芳醇でエレガントな香りを感じる、複雑で繊細なワインです。
2015年ヴィンテージは日本に100本ほどしか入荷されていないようなので、かなり希少性の高いワインです。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | フランス・ブルゴーニュ | 2015年 |
香り | ブラックベリー、バラ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋味 | ★★★☆☆ |
3位
スリー・スティックス・ギャップス・クラウン・ヴィンヤード・ピノ・ノワール 2015
タイプ:ライトボディ
生産年:2015
アメリカ産のカルト的人気のワインで、本国アメリカでは高級レストランでしかお目にかかれない逸品です。
至宝のワインメーカー『ウィリアムズ・セリエム』の元醸造家が手がけるワインは年に400本ほどしか作られない逸品。お値段も相応です。
まろやかな口当たりと、ややスパイシーな風味は、ワイン中級者のお眼鏡にもかなうでしょう。
銀婚式など大きな記念日や、大切な方との時間に華を添える時におすすめのワインです。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | アメリカ | 2015年 |
香り | レッドベリー、クローブ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋味 | ★★★★☆ |
2位
リッポン ピノ ノワール ティンカーズ フィールド 2012
タイプ:ミディアムボディ
生産年:2014
完熟したダークベリーの果実感にほんのりと香る土の香りが上品なワインです。
透明度のある薄めの色合いで『見た目からは軽いのかと思いきや、はっきりとした果実感に驚いた』という評価がとても多く、人気の高いワインです。
飲んだ後の余韻を楽しめるこちらのワインは、チーズとのマリアージュでいただくのがおすすめです。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | ニュージーランド | 2014年 |
香り | ブラックプラム、スミレ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋味 | ★★★★☆ |
1位
ヴォーヌ ロマネ プルミエ クリュ レ ショーム 2012
産地:フランス、ブルゴーニュ
品種:ピノ ノワール
フランス・ブルゴーニュの中でも、世界最高峰のピノ・ノワールを生み出すのが特級畑ロマネ・コンティのあるヴォーヌ・ロマネという村です。
このワインはそのヴォーヌ・ロマネの一級畑クロ・デ・レアのワインです。
クロ・デ・レアはヴォーヌ・ロマネの一級畑の中でもワンランク上の畑です。
このワインを作ったのはヴォーヌ・ロマネの名門、ミッシェル・グロ。
ミッシェル・グロのワインは果実の凝縮感や樽熟成の風味を強調しません。
ソフトでエレガントな味わいをお楽しみください。
味わい | 生産国 | 生産年 |
ミディアムボディ | フランス・ブルゴーニュ | 2012年 |
香り | ドライローズ、マッシュルーム |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋味 | ★★★★☆ |
ピノ・ノワールの楽しみ方
こちらでピノ・ノワールの楽しみ方をご紹介します。
繊細なピノ・ノワールを最大限楽しむためにも、ぜひご参考ください。
今回ご紹介するピノ・ノワールの楽しみ方は以下の4つです。
・大ぶりのグラスで飲む
・温度にこだわる
・空気に触れされる
・料理と合わせる
順に解説していきます。
大ぶりのグラスで飲む
ピノ・ノワールを楽しむには、グラスにもこだわりたいところ。
ピノ・ノワールにはブルゴーニュ型と呼ばれるグラスがおすすめ。
ブルゴーニュ型のグラスは、グラスのボウル部分が楕円のように広がり、膨らみの部分が多くなっているのが特徴です。
グラスの膨らみが大きくなることでワインの液体面積がより大きくなり、香りが立ち上がりやすくなります。
また、グラスの口はすぼまった形をしているため、香り成分はグラスの中に閉じ込められます。
ピノ・ノワールの大きな魅力のひとつが、官能的とも呼ばれる多様な香りです。
・いちご
・スミレ
・薔薇
・紅茶
・ローズマリー
・干し草
・土
・なめし皮
・キノコ
・生肉
ブルゴーニュ型のグラスを使うことで、これらの香りが混然一体となりピノ・ノワール特有の高貴な香りを生み出します。
ピノ・ノワールを最大限に楽しむためにも、ぜひブルゴーニュ型のグラスを1脚用意してみてはいかがでしょうか。
>>【ソムリエ厳選】おすすめの人気ワイングラス15選!種類もご紹介
温度にこだわる
ワインは飲む温度によっても印象が変わります。
白ワインは冷やして、赤ワインは常温で飲むというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
温度によって変わるワインの大まかな特徴を、以下にまとめました。
■温度で変わるワイン
ワインの要素 | 低い温度 | 温度 |
甘味 | すっきり | 強まる |
酸味 | 爽やか | 穏やか |
渋み | 強い | まろやか |
香り | 穏やか | 感じやすい |
熟成感 | フレッシュ | 複雑な印象に |
このように、ワインの風味は要素ごとに温度変化していきます。
つまり、温度を調節することでワインの風味をある程度コントロールすることや、個性を引き出すことができるのです。
それでは、ピノ・ノワールはどのような温度で飲むべきなのでしょうか?
ピノ・ノワールは、渋みが柔らかで繊細な香りが特徴の赤ワインです。
そのため、冷やし過ぎず温すぎない15℃前後の温度帯がピノ・ノワールに最適でしょう。
15度を基準に、若いピノ・ノワールは13~14℃、年代物のピノ・ノワールは17~18℃などと調節することをおすすめします。
室温でワインを保管している場合は、冷蔵庫で1~2時間程度冷やせば15度前後に近づくでしょう。
冷蔵庫でワインを保管している場合は、冷蔵庫からワインを取り出して1時間程度経てば飲み頃の温度になります。
空気に触れさせる
ピノ・ノワールは繊細な香りを楽しむワインです。
ワインの香りは空気と触れ合うことで、新たな香りを放出するという特徴があります。
そこで覚えておきたいのが「スワリング」のテクニックです。
スワリングとは、ワインの入ったグラスを軽く回して、ワインを空気に触れさせる技法を指します。
スワリングをすることでワインには以下の反応が起こります。
・温度が上昇する→香りが立ちやすくなる
・ワインが酸化する→新しい香りが発生する
つまりスワリングは、ワインの香りを意図的に変化させるテクニックと言えるでしょう。
ピノ・ノワールは魅惑的な香りを楽しめるワインです。
適度なスワリングをすることで、ピノ・ノワールの香りを存分に味わいましょう。
①ワインをグラスの膨らみ部分まで注ぐ
②スワリングをする前にワインの香りを確認する
③ワイングラスの脚の部分を持ち、3~5回程グラスを小さく回す
④ワインの香りを確認する
ワインをグラスに並々と注ぐと、スワリングが難しくなるので注意しましょう。
また、スワリングをせずともワインからは香りを感じ取れますので、まずはスワリングをする前の香りをチェックすることをおすすめします。
その後にスワリングをして、香りの変化を確認してみてください。
なお、ピノ・ノワールは非常に繊細な香り成分を持つので、スワリングしすぎると香り成分が揮発しきってしまいます。
ワインを飲むたびにグラスを回すのではなく、香りが弱まってきたタイミングでスワリングをするようにしましょう。
料理と合わせる
ピノ・ノワールはミディアムボディな味わいのため、幅広く料理と合わせることが可能です。
こちらでピノ・ノワールと料理の組み合わせの一例をご紹介します。
コック・ヴァン
コック・ヴァンは、ブルゴーニュ発祥の鶏肉料理です。
芳ばしく炒めた鶏肉と野菜を、ホロホロになるまで赤ワインで煮込みます。
コクと旨味が詰まった味わいは、熟成したピノ・ノワールと絶妙な組み合わせ。
ブルゴーニュの郷土料理との鉄板のペアリングをぜひお試しください。
鴨肉のロースト
ピノ・ノワールは鴨肉と非常に相性が良いです。
鴨肉のほどよくジューシーで独特な風味が、ピノ・ノワールの上品で酸味が効いた味わいとマッチします。
ピノ・ノワールと合わせる肉料理は、鴨肉や鶏肉がおすすめです。
鴨肉のローストだけでなく、ローストビーフやカルパッチョ、コンフィなどでも美味しくいただけます。
マグロのカルパッチョ
若いピノノワールにはマグロのカルパッチョがおすすめ。
赤身魚であるマグロは、赤ワインとの相性が良いです。
中でも渋みが少なく、軽やかなワインであるピノ・ノワールとはぴったり。
炙ったマグロや、漬けマグロをカルパッチョにすると相性がもっと良くなるでしょう。
チーズ
ピノ・ノワールとチーズは欠かせない組み合わせです。
ブルゴーニュ産の熟成されたウォッシュチーズや、ヤギのミルクから作るシェーブルチーズはピノ・ノワールと相性抜群。
食後にゆっくりと、ピノ・ノワールとチーズの組み合わせをお楽しみください。
ウォッシュやシェーブルチーズはクセが強くて苦手という場合は、クリームチーズやブリーなど食べやすい白いチーズがおすすめ。
フルーツソースを添えることでより食べやすくなります。
ピノ・ノワールは優雅に味わえる上品なワイン!
おすすめのピノ・ノワールを15本ご紹介しましたが、これらはピノ・ノワールのワインのほんの一部にすぎません。
同じ生産者でもヴィンテージによって違う味わいになったり、同じ生産国でも生産エリアによって特徴が違ったりと、ピノ・ノワールの楽しみ方は無限大です。
ここで紹介した選び方のポイントを抑えて、あなただけのお気に入りの1本を見つけ出して下さいね。
他の赤ワイン品種も知りたい方はこちらをどうぞ。
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