辛口の白ワインといえばシャブリがすぐに思い浮かぶほど、一般的に広く知られています。
一度は飲んだことはあるけど、シャブリについて詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。
今日はシャブリの特徴や選び方について詳しく解説いたします。後半では予算別でおすすめのシャブリもご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
目次
シャブリとは
シャブリ(Chablis)とは、ブルゴーニュ地方・シャブリ地区で造られる辛口の白ワインのことです。
シャブリ地区はブルゴーニュ地方最北にあるヨンヌ県にあり、シャンパンで有名なシャンパーニュ地方から近い場所に位置しています。
ブルゴーニュ地方の中でもかなり冷涼なワイン産地であり、厳冬から霜害を受けやすい春先にかけては、ブドウ畑に夜通しストーブを焚く造り手もいるほどです。
これほどまで寒い産地で造られたシャブリには、シャープで美しいキレのある酸がもたらされます。
シャブリの特徴
シャブリの特徴について、詳しく見ていきましょう。
シャブリの使用品種
フランスでは地域ごとに使えるブドウ品種が法律で決められていますが、ブルゴーニュ地方では単一という規定があります。
そのため、シャブリ地区で造られる白ワインの品種はシャルドネのみです。
シャブリの味わい
ブルゴーニュ地方の中でも冷涼な気候のシャブリ地区は、なんと言ってもキリッとしたシャープな酸が特徴です。
また、キリメンジャンと呼ばれる石灰質の土壌によりミネラリー感溢れる極辛口のワインとなります。
これは特にプルミエクリュ、グランクリュクラスのアイテムから顕著に感じることが出来ます。
シャブリの土壌
シャブリ地区は太古の昔には海の底で、その後地層が隆起して陸となった場所です。
海の時代のなごりで、牡蠣などの化石が転がっている石灰岩質の土壌になっているのです。
そのためミネラル分が豊富で、そこで生育したシャルドネは、シャブリに独特の個性をもたらしています。
シャブリにあるミネラル感は、この土壌の質が大きく影響していると言われています。
シャブリ特有の格付け
フランスのワインは法律でブドウの栽培方法やワインの製造方法について基準があり、厳しく規制されています。
AOC(原産地統制呼称)の制度が作られ、条件をクリアしたワインだけがAOCに認定されますが、シャブリもこの認定を受けています。
さらにブルゴーニュ地方のワインは、このAOCによって「畑による格付け」がされています。細かく4つに分類され、格付けの高い順から次のように呼ばれています。
・シャブリ・グランクリュ
・シャブリ・プルミエクリュ
・シャブリ
・プティシャブリ
シャブリ・グランクリュ(特級)
シャブリの町中心辺りスレン川沿いの南向きにある、陽当たりのよい7つの畑からのみ造られます。
生産量は少なく全体の2%ほどで最上級のシャブリです。
エチケットには「Chablis Grand Cru」と畑名が明記されています。
シャープな酸にミネラリーで複雑な味わいは、長期熟成によりまろやかな酸味に、エレガントで奥行きのある味わいに変わっていきます。
シャブリ・プルミエクリュ(1級)
スレン川両岸にある優良な畑がプルミエクリュに指定されています。
エチケットには「Chablis Premier Cru」と畑名が明記されます。(1級畑のブレンドはChablis Premier Cruのみ)
若いうちはミネラル感のあるフローラルなアロマが印象的ですが、少し熟成を待つ事により繊細で優雅な香りと複雑みのある高貴な味わいに変化しいきます。
格付けの中では、シャブリの特徴をよく表現した素晴らしいアイテムが多いです。
シャブリ
シャブリ全地域で栽培されたブドウを使用、主にネゴシアンが買い付けたブドウをブレンドして造られます。
エチケットにはシャブリとだけ記載があります。
品質や味わいにはかなり差があり、シャブリの特徴でもある豊富なミネラル感が薄アイテムも多くあります。
シャブリらしさを味わうというより、カジュアルに愉しめるさわやかな早飲みタイプです。
プティ・シャブリ
プティ・シャブリは、シャブリ全地域で栽培されたブドウを使用しており、シャブリとしての個性が一番薄いワインです。
キリメンジャン土壌でない地域も多いのでミネラル感よりもフルーティで軽やかなアイテムが中心です。長期熟成型ではなく早飲みタイプです。
なぜシャブリは日本で人気!?
ここではシャブリが日本で人気の理由を紹介します。
シャブリの輸入量世界3位
ワインの輸入量では、日本は毎年世界で10位前後です。
ただ、シャブリの輸入量は世界で日本が3番目、
いかに、日本でシャブリが人気か分かります。
ブルゴーニュの白ワインの中ではお手頃なワイン
白ワインと言えば、まずブルゴーニュを思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。
ブルゴーニュの白ワインには、コルトン・シャルルマーニュ、ムルソー、モンラッシェなど素晴らしい銘柄が多くありますが、総じて大変高価です。
一方、シャブリに関しては、非常に幅広い価格帯での選択肢があり、数万円のものだけでなく、比較的低価格なワインも多くあります。
ブルゴーニュの白ワインでありながら、幅広い価格帯から選べることもシャブリの人気の一因です。
日本食との相性
シャブリは現在、国内の多くのレストランでオンリストされているワインです。
シャブリの味わいは和食と大変相性がよく、昔は日本酒しか扱わなかった格式高い割烹料理や高級鮨店などでも、今では必ずと言えるほど、シャブリを揃えています。
シャブリの選び方
ここからはシャブリの選び方について紹介していきます。
シャブリを選ぶ際は格付け、生産者、価格の3つのポイントを見ることがおすすめです。
格付けで選ぶ
AOCの格付けは品質の保証でもあります。
とにかく良質なワインがいいならプルミエクリュ
良質で最もシャブリらしい味わいを愉しみたいのであれば、プルミエクリュを選んでください。
グランクリュは更に素晴らしいですが、ある程度の熟成が必要です。オンライン等で購入する際には、あまり新し過ぎる最近のヴィンテージではなく少々値段が高くても少し熟成されたアイテムを選ぶと良いです。
シャブリ入門なら有名なワイナリーで
「シャブリというワイン名だけは知っているけど。。。」という方は、まず通常のシャブリで比較的メジャーな造り手のアイテムから選ぶと良いです。
生産者で選ぶ
ここでは生産者で選ぶ方法を紹介していきます。
シャブリ入門編におすすめの造り手
シャルドネはテロワールや造り手の意向がワインに反映する品種なので、シャルドネ単一品種のシャブリも味わいに差があります。
ブルゴーニュ初心者でシャブリ・プティシャブリクラスを選ぶなら、外れの少ない有名な造り手のアイテムがおすすめです。
・メゾン・ジョセフ・ドルーアン
・ルイ・ジャド
・ラ・シャブリジェンヌ
・ウィリアム・フェーブル
それぞれの特徴を解説します。
エレガントとバランス「メゾン・ジョセフ・ドルーアン」
エレガンスとバランスを大切にしたワインづくりをしており、食事との相性が良いことが魅力的なワイナリー。
ビオディナミ栽培という生態系の良さを受け入れつつ活かす、といった栽培法を採用しており、細部にまでこだわりが見えることでも人気を集めています。
ワイナリーの熱意が伝わる「ルイ・ジャド」
ルイ・ジャド社は、フランスのブルゴーニュ地方で1859年に創設されたワイナリーです。
淡いイエローで、ギリシャ神話に登場するワインの神バッカスの顔のデザインがトレードマークとなっています。
AOCブルゴーニュからグラン・クリュまでのすべてのワインを同じと考え、同じ熱意を持ってワイン造りに取り組んでいる象徴と言えます。
ミネラルを感じられる「ラ・シャブリジェンヌ」
テロワールを大切にすることを掲げワイン造りに取り組むワイナリー。
透明感が強く、軽やかなミネラルを感じさせられるワインが魅力的です。
ピュアな味わい「ウィリアム・フェーブル」
ピュアな味わいで透明感を感じられるワインを作りだすワイナリーです。
ビオディナミ栽培や手での収穫を取り入れており、こだわりの強さが特徴です。
高品質なシャブリ造り手のおすすめ
プルミエクリュやグランクリュクラスなら、シャブリ最高峰の造り手として名を馳せる造り手がおすすめです。
・フランソワー・ラヴノー
・ヴァンサン・ドーヴィサ
’では解説していきます。
高品質なシャブリと言えば「フランソワー・ラヴノー」
ワイン専門誌「ワインアドヴォケイト」でシャブリにおいて初の満点級の評価を獲得して人気を集めたワイナリーです。
入手困難が続いた時期もあるほど、高品質なワインを造っています。
世界中から圧倒的支持「ヴァンサン・ドーヴィサ」
ビオディナミの先がけとなったワイナリーです。
手摘みで選別しながら収穫しており、世界中からも圧倒的支持を得ていることが特徴です。
価格で選ぶ
シャブリは全体的に品質にばらつきがあり、価格も1,000円台後半から4~5万円のアイテムまで幅があります。
シャブリ・プティシャブリクラス
シャブリ・プティシャブリクラスなら2,000円から4,000円程の価格帯で幅広い選択肢があります。
プルミエクリュ、グランクリュ
プルミエクリュ、グランクリュは5,000円以上から入手出来、10,000円程度出すことで満足度の高いアイテムに出会えることと思います。
古めのヴィンテージや秀逸な造り手のものは更に価格帯が上がります。
シャブリの人気おすすめワイン24選
ここからはシャブリの人気おすすめ24選を紹介していきます。
では早速見ていきましょう。
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9位
アルベール・ビショー シャブリ ラ・キュヴェ・デパキ
インパクトの強いシャブリをお探しの方におすすめしたい1本です。
10か月間熟成されたこちらのシャブリは、他にはないフルーティーな果実味を感じさせてくれます。
緑と金色の美しいワイン色もエレガントな雰囲気を演出しており、値段以上の価値が魅力的です。
香り | 白桃、海 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
8位
ノーダン ペール エ フィス
元祖シャブリとも言える、昔ながらの味わいが特徴的な一本。
取り繕ったような雑味もなく、なめらかで飲みやすいことが魅力となっています。
爽やかな口当たりから始まりつつも濃厚なフルーツエキスを感じられることや、コスパの良さから人気あるシャブリです。
香り | 洋梨、貝殻 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
7位
シャブリ ラ・シャンフルール
200年以上の歴史を誇るワイナリー、ルイ・ラトゥールによるシャブリ。
すっきりとした飲み口が特徴的で、花の香や果実味を感じられます。
爽やかで飲みやすいシャブリをお探しの方には、ぜひおすすめの一本です。
香り | ライム、スイカズラ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
6位
ドメーヌ・デ・アット シャブリ
農薬や除草剤を使用せずに自然栽培にこだわり抜くことで造られたシャブリ。
自然の風味や果実味を楽しむことができ、ロバート・パーカー・チームなど世界中のワイン評論家から厚い支持を受けています。
値段もリーズナブルなことからコスパが良くデイリーワインはもちろん、ちょっとしたプレゼントにもおすすめな1本です。
香り | レモン、小石 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
5位
シャブリ ドメーヌ・デ・マロニエール
レモンやグレープフルーツなどのアロマにライムやフレッシュハーブの香りが続き、ソーヴィニヨン・ブラン寄りの爽やかな印象。
はっさくなど清涼感のある果実味に、しっかりとした酸とミネラル感もあるピュアな味わいです。
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香り | 青リンゴ、ミント |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
4位
ドメーヌ・ジャン・クロード・コルトー シャブリ
ジャン・クロード・コルトーが手がけているのはシャブリとプティシャブリのみ、ブドウ栽培と畑仕事を重視しています。
レモンやグレープフルーツなどシャブリらしいフレッシュなアロマに、ベルガモットや洋梨などの繊細な香りが続きます。
口当たりは非常にエレガントで溌剌とした酸がしっかりと出ており、ミネラリーさが心地よい仕上がりです。
香り | 洋梨、貝殻 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
3位
シャブリ ピエール・ド・シャブリゾー
ピエール・ド・シャブリゾーはフランス国内で人気の造り手です。
レモンやグレープフルーツなどのフレッシュなアロマが印象的です。キレのあるシャープな口当たりと引き締まった酸がきれいに仕上がっています。
ほのかなミネラル感に、切りたてのライムを思わせるフルーティな余韻が心地よい、コスパに優れた1本です。
香り | 花梨、スイカズラ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
2位
ドメーヌ フィリップ シャルロパン パリゾ プティ シャブリ
フィリップ・シャルロパン・パリゾは、故アンリジャイエ氏から指導を受けており、世界中に熱狂的なファンを持つドメーヌです。
爽やかな白い花やオレンジピール、白桃などのアロマに引き締まった辛さと溌剌とした酸が印象的。
味わいに深みがありミネラル感が前面に出たまろやかなプティシャブリです。
香り | リンゴ、アカシア |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
1位
シャブリ/ウィリアムフェーブル
ウィリアム ・フェーブルはシャブリで「御三家」に入る造り手です。美味しいシャブリを飲みたければウィリアムフェーブルのを買えば間違いなしとまで言われています。
柑橘系果実の爽やかなアロマに、スッキリとした口当たりでみずみずしい果実味にキレのある酸が調和します。
シャブリならではのミネラリーで清涼感のある辛口で、教科書通りですが生ガキとの相性が抜群です。
香り | レモン、貝殻 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
3,000円以下のシャブリ比較表
商品画像 | |||||||||
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商品名 | シャブリ/ウィリアムフェーブル | ドメーヌ フィリップ シャルロパン パリゾ プティ シャブリ | シャブリ ピエール・ド・シャブリゾー | ドメーヌ・ジャン・クロード・コルトー シャブリ | シャブリ ドメーヌ・デ・マロニエール | ドメーヌ・デ・アット シャブリ | シャブリ ラ・シャンフルール | ノーダン ペール エ フィス | アルベール・ビショー シャブリ ラ・キュヴェ・デパキ |
詳細 | 度数:12.5 % 味わい:辛口 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:ピノ・ノワール | 味わい:辛口 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:シャルドネ | 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:シャルドネ | 度数:12.5 % 味わい:辛口 産地:フランス、ブルゴーニュ | 味わい:辛口 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:シャルドネ | 度数:13% 味わい:辛口 産地:ブルゴーニュ 品種:シャルドネ | 度数:13% 味わい:辛口 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:シャルドネ | 味わい:辛口 産地:ブルゴーニュ 品種:シャルドネ | 度数:12.5% 味わい:辛口 産地:ブルゴーニュ 品種:シャルドネ |
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週末や来客などがある日に!3,000円~5,000円ベスト5
5位
シモネ・フェブル・シャブリ・プルミエ・クリュ・モンマン
シモネフェブルは1840年創業老舗ワイナリーです。2003年からはルイ・ラトゥールの傘下になっています。
白い花やレモン、グレープフルーツなどのさわやかなアロマに、シャープな酸と豊かなミネラル感は、伝統的なシャブリのスタイルそのものです。
白桃などほのかに甘さのある果実味と、ほろ苦さを感じるスッキリとした辛さとが上手くコラボした素晴らしい仕上がりです!
香り | 洋梨、アカシア |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
4位
モメサン シャブリ
モメサンは長年契約農家との信頼関係と保ち、密接に協力し合って素晴らしいワインを造り出しています。
白い花やパイナップル、グレープフルーツなどの繊細で豊かなアロマに、イキイキとした酸が特徴的です。白桃やソルダムなどの引き締まった果実感にミネラルの風味が爽やかに広がるシャープな辛口に仕上がっています。
香り | ライム、花梨 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
3位
ルイ ジャド シャブリ プルミエ クリュ フルショーム
ルイジャドは、ブルゴーニュ最大級の大ドメーヌであり素晴らしいネゴシアンでもあります。
フルショームはプルミエクリュ畑の中でもクオリティが高いとして人気です。
切りたてのりんごやレモンなどのフレッシュなアロマに、樽由来の穏やかな香りが続きます。
口当たりはパワフルで、凝縮した果実味はブドウそのものの甘さも感じるます。スッキリとした酸が心地よく、高級感のある苦味が印象的です。
香り | ライム、アーモンド |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
2位
ドメーヌ ラロッシュ シャブリ プルミエ・クリュ レ・ヴァイヨン ヴィエイユ・ヴィーニュ
ドメーヌ・ラロッシュはシャブリで60haもの畑を所有する老舗のドメーヌです。ブドウ栽培はサステイナブル、除草剤・殺虫剤・防腐剤等は一切使用していません。
シロツメクサやシトラス、白桃、りんごなどの豊かなアロマにハーブのニュアンスが続きます。ソフトでクリアーな口当たりに優しい果実味とミネラル感がシャブリらしく、清涼感のある酸に塩味を伴う辛口です。
香り | レモン、ミント |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
1位
ドメーヌ・ドルーアン・ヴォ―ドン シャブリ プルミエ・クリュ セシェ
セシュの畑はヴァイヨンと同じ斜面に有り、ドルーアンは自社畑を所有、ブドウは丁寧に手摘みされています。
レモンなど柑橘系果実のフレッシュなアロマに、くるみやヘーゼルナッツ、はちみつのニュアンスが加わり、ほのかに複雑さも感じます
キレのあるフルーティな果実の凝縮感があり、豊かなミネラル感とスッキリとした酸とが調和する仕上がりです。
香り | グレープフルーツ、アーモンド |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
3,000円~5,000円のシャブリ比較表
商品画像 | |||||
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商品名 | ドメーヌ・ドルーアン・ヴォ―ドン シャブリ プルミエ・クリュ セシェ | ドメーヌ ラロッシュ シャブリ プルミエ・クリュ レ・ヴァイヨン ヴィエイユ・ヴィーニュ | ルイ ジャド シャブリ プルミエ クリュ フルショーム | モメサン シャブリ | シモネ・フェブル・シャブリ・プルミエ・クリュ・モンマン |
詳細 | 度数:13 % 味わい:辛口 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:シャルドネ | 度数:12.5 % 味わい:辛口 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:シャルドネ | 度数:13 % 味わい:辛口 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:シャルドネ | 味わい:辛口 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:シャルドネ | 度数:13 % 味わい:辛口 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:シャルドネ |
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5位
ルイ ジャド シャブリ プルミエ クリュ フルショーム
ルイ・ジャドが手がけるプルミエ・クリュのシャブリです。
輝きのある黄金色とふくよかな果実味、引き締まった酸味が特徴です。
柑橘系のフレッシュな香りに、熟した果実のニュアンスがボリューム感を生み、深みのある味わいを楽しむことができます。グラタンやクリームソースを使った魚料理に合うでしょう。
香り | レモン、貝殻 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
4位
シャブリ グラン・クリュ レ・ブランショ 2004年 ラ・シャブリジェンヌ
シャブリ全体の4分の1の生産量を誇る生産者協同組合のラ・シャブリジェンヌが手がける、グラン・クリュのシャブリです。
淡く輝くような黄金色で、控えめなバニラの香りにレモンハーブやスパイスなどの複雑なアロマ。
ミネラル感と凛とした研ぎ澄まされた酸が、深く重なり合い、繊細な味わいを醸し出しています。
香り | ライム、コリアンダー |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
3位
2016 シャブリ プルミエ クリュ ヴァイヨン ヴァンサン ドーヴィサ
ヴァンサン・ドーヴィサは、伝統的な樽醸造を守り続ける長熟シャブリの造り手です。
平均樹齢50年のシャルドネで造られるプルミエ・クリュのシャブリは、レモンやメントールの香りが広がります。
ふくよかな果実味とシャブリ独特のミネラル風味を湛え、素晴らしい余韻を残してくれるでしょう。奥深いシャブリを味わいたい人におすすめです。
香り | リンゴ、ヘーゼルナッツ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
2位
シャンソン シャブリ・グラン・クリュ レ・クロ
シャンソンが手がけるグラン・クリュのシャブリです。
フレッシュな花の香りに、ハチミツや桃の香りが複雑に絡み合い、凛とした引き締まった酸味とともに極上の味わいを与えてくれます。
ミネラル感のあるバニラの風味も感じられ、余韻には爽やかな後味が長く続くでしょう。刺し身や寿司などの和食に合わせるのもおすすめです。
香り | グレープフルーツ、白いバラ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
1位
ドメーヌ・ドルーアン・ヴォ―ドン シャブリ グラン・クリュ レ・クロ
メゾン・ジョゼフ・ドルーアンは130年以上の歴史を誇る家族経営の名門ワイナリー。
3つ星レストランをはじめ、世界中で愛されています。樹齢70年の古木が生み出すシャブリは凝縮したコクがあり、長い余韻を与えるものです。
エレガントで繊細、切れ味の良い酸味が絶妙なバランスで、深い味わいを生み出しています。特別な日のご褒美として、極上のシャブリを存分に味わいたい人におすすめです。
香り | ライム、ナッツ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
5,000円~10,000円のシャブリ比較表
商品画像 | |||||
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商品名 | ドメーヌ・ドルーアン・ヴォ―ドン シャブリ グラン・クリュ レ・クロ | シャンソン シャブリ・グラン・クリュ レ・クロ | 2016 シャブリ プルミエ クリュ ヴァイヨン ヴァンサン ドーヴィサ | シャブリ グラン・クリュ レ・ブランショ 2004年 ラ・シャブリジェンヌ | ルイ ジャド シャブリ プルミエ クリュ フルショーム |
詳細 | 格付け:グランクリュ | 格付け:グランクリュ | 格付け:プルミエクリュ | 格付け:グランクリュ | 格付け:プルミエクリュ |
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いつか飲んでみたい憧れのワイン!10,000円以上
5位
シャブリ・ムートンヌ・グラン・クリュ [2015]ドメーヌ・ロン・デパキ
シャブリ地区を代表する作り手。ロン・デパキが手がけるグラン・クリュです。ロン・デパキが単独で所有する区画がムートンヌ。
手摘みで収穫した平均樹齢40年のシャルドネの4分の1を樽発酵し、残りをステンレスタンクで発酵することで、絶妙なバランスを生み出しています。
透明感と美しい輝きを持つ黄金色、ピーチやネクタリンを思わせる熟した果実の香りとほのかな柑橘系、花の香りも感じられます。
ふくよかでミネラル感が際立つ、余韻が長いワインです。
シャブリをいろいろ味わってきて、さらにひとつ上のシャブリを試したいという人におすすめですね。
香り | レモン、アーモンド |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
4位
シャブリ グランクリュ ブーグロ コート ブーグロ [2015]ウィリアム フェーブル
ウィリアムフェーブルは、シャブリ最大のグラン・クリュ所有の生産者です。
レ・プルーズの下に位置するコート・ブーグロは、ブーグロの中でも最高の日当たりと水はけの良い区画。そこで造られるシャルドネは高品質で、濃いミネラルがもたらす芳醇な香りと凝縮した深みのある味わいのシャブリに仕上がります。
最高級のグラン・クリュを味わいたい人におすすめ。驚くほど長く続く余韻に浸ってみてください。
香り | リンゴ、アカシア |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
3位
シャブリ グランクリュ レ ブランショ 2014 ビヨー シモン
平均樹齢50年の古木が生み出すグラン・クリュのシャブリです。
澄んだ黄金の色彩、アカシアや菩提樹の花のような繊細な香りと控えめな柑橘系の香りに、スモーキーなニュアンス。熟した果実のような濃厚な味わいで、長く力強い余韻が続きます。
香り | ライム、コリアンダー |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
2位
シャブリ グランクリュ レ プルーズ[2016]ウィリアム フェーブル
ピュアでミネラル感が溢れるワインを造るウィリアム・フェーブルが手がけるグラン・クリュです。
フローラルな香りとまろやかな口当たりで、エレガントな味わい。グランクリュの中では最も女性的なワインと評価されています。懐石料理などの和食に合わせたい極上のシャブリです。
香り | レモン、貝殻 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
1位
2004 シャブリ プルミエ クリュ フォレ フランソワ ラヴノー
シャブリの最高峰の生産者と言われるドメーヌ・フランソワ・ラヴノーが手がけるプルミエ・クリュの長期熟成ヴィンテージです。
ラヴノーのプルミエ・クリュがその真価を発揮するには、10年以上の熟成が必要とされ、バック・ヴィンテージのリリース後はすぐに完売となるほどの人気。
フォレ フランソワは白い花の甘い香りが溢れ、熟成した柔らかさとパワフルなミネラル感が凝縮した味わいです。ちょっと値は張りますが、長期熟成したシャブリを味わいたい人におすすめしたいもの。他では味わえない濃厚な余韻を楽しめるでしょう。
香り | ナッツ、アカシア |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
10,000円以上のシャブリ比較表
商品画像 | |||||
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商品名 | 2004 シャブリ プルミエ クリュ フォレ フランソワ ラヴノー | シャブリ グランクリュ レ プルーズ[2016]ウィリアム フェーブル | シャブリ グランクリュ レ ブランショ 2014 ビヨー シモン | シャブリ グランクリュ ブーグロ コート ブーグロ [2015]ウィリアム フェーブル | シャブリ・ムートンヌ・グラン・クリュ [2015]ドメーヌ・ロン・デパキ |
詳細 | 格付け:グランクリュ | 格付け:グランクリュ | 格付け:プルミエクリュ | 格付け:グランクリュ | 格付け:グランクリュ |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
シャブリの美味しい飲み方
ここからはシャブリの美味しい飲み方について紹介していきます。
シャブリを美味しく飲むためには、温度・ワイングラス・カクテルの3つのポイントに着目しましょう。
ではそれぞれ詳しく解説していきます。
シャブリの適温は8~12℃
シャブリを美味しく飲む温度は、格付けによって異なります。
プティシャブリを食前酒として飲む場合は8℃程度、お食事と愉しむ場合は9-10℃程度が適切です。
シャブリ、シャブリ・プルミエクリュクラスは、冷蔵庫よりも少し高めの10℃から12℃程度を目安にして下さい。
グランクリュは樽での熟成を経たアイテムが多く、より芳醇な香りが特徴ですので、冷やし過ぎず12℃から14℃程度が最も適切です。
ただ食前酒、食事用に限らずシャブリを8~12℃で保存することは、日本の気候では難しいです。
そこでワインセラーを使うことがおすすめです。
ワインセラーを使うことでシャブリを適温で保存することができ、最大限魅力を引き出せます。
シャブリ以外にも赤ワインの保存などにも使えるため、ぜひワインセラーの購入をご検討ください。
家庭用のワインセラーについてはコチラを参考にしてみてください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめワインセラー17選!家庭用にはコレ!
ワイングラスは万能型グラスを
シャブリを楽しむときは、万能型のワイングラスを用意しましょう。
万能型のワイングラスは、どのようなワインでも楽しむことができるため、シャブリの良さをそのまま感じることができます。
実際にシャブリのような辛口の白ワインには、万能型のグラスが良く使用されます。
また白ワインの香りを楽しみたいと考えている方は、モンフラッシュ型のワイングラスを使ってみることも1つの手です。
モンフラッシュ型は、ボウルが大きて強い丸みを帯びているため、シャブリのフルーティさや花の香りを楽しむことができますよ。
ただ基本的には万能型グラスを用意しておけば、充分に辛口の白ワインを楽しむことができますよ。
またワイングラスについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらも参考にしてください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめのワイングラス15選!種類とブランドも紹介
カクテルにして楽しむのおすすめ
シャブリはカクテルにして楽しむこともできます。
カクテルにすることで、シャブリをより自分好みにアレンジできるためおすすめです。
ここでは白ワインの定番カクテルである「スプリッツァー」の作り方を簡単にご紹介します。
スプリッツァーは「白ワイン90ml・炭酸水60ml・お好みのフルーツ」を用意していただき、それぞれを合わせるだけです。
炭酸水を加えれば加えるほど、アルコール度数を低くすることができるため、より飲みやすくシャブリを楽しむこともできますよ。
フルーツにはカットしたレモンやライムなどを添えてあげることで、爽やかな見た目のフルーツカクテルの完成です!
カクテルについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。
>>おすすめの美味しいカクテル25種類!レシピも合わせてご紹介!
シャブリに合うおすすめ料理
ミネラル感溢れるシャープな辛口のシャブリは、和食と大変好相性です。
特に、素材の味わい活かしてシンプルに調理されたものがオススメですね。
シーフードとはもちろんですが、野菜やベシャメルソース系、さっぱりとした味わいのお肉ともマリアージュを愉しめます。
・白身やホタテなどのカルパッチョ・お刺身・鮨
・鰻の白焼き
・野菜のグリルやせいろ蒸し
・塩でいただく焼き鳥・天ぷら
・白身魚のポワレ
・グラタン
・ハーブやレモンでシンプルにグリルした海老
・塩唐揚げ
・ロールキャベツ(コンソメベース)
・塩レモン鍋
・フィッシュ&チップス
おつまみならアーモンドやチーズがおすすめ!
シャブリをおつまみと一緒に楽しむなら、アーモンドやチーズがおすすめです。
シャブリの爽やかな味わいと、アーモンドやチーズの癖のある感覚がマッチします。
またティラミスのようなスイーツと合わせてみるのも良いでしょう。
さらにシャブリと相性の良いつまみについて知りたい方は、こちらをご覧ください。
>>【ソムリエ厳選】白ワインの人気おすすめつまみ14選!ワインも紹介!
シャブリを楽しみつくそう!
今回はシャブリの特徴から人気おすすめ24選、美味しい飲み方などについて解説してきました。
シャブリはフルーティさやミネラル感が満載の飲みやすい辛口白ワインです。
値段もリーズナブルなものから、高級なものまで幅広く展開しているので、ぜひ1度ご賞味ください。
また辛口の白ワインについてもっと知りたい方は、こちらをぜひご覧ください。
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