焼酎にもサブスクのサービスがあることをご存じでしたか?
焼酎好きの方にとって、毎月様々な焼酎が自宅に届くサブスクサービスは非常におすすめです。
今回は焼酎のサブスクサービスについて、おすすめサービスとその選び方についてご紹介します。
焼酎のサブスクとは
焼酎のサブスクリプション(サブスク)サービスは、多彩な焼酎銘柄を定期的に自宅にいながら楽しむことができる魅力的なサービスです。
そもそもサブスクリプションとは、「定期購読、継続購入」という意味を持ちます。
近年は「Netflix」「Spotify」「Amazon prime」などのインターネットサービスを中心に、サブスク型のサービスがメジャーになりつつあります。
お酒の業界でも定期便や頒布会などの、いわゆるサブスク型の販売サービスが再注目されるようになりました。
焼酎のプロが厳選した銘柄を定期的に楽しむことができる点が、焼酎のサブスクの大きな魅力のひとつです。
また、店舗まで買いに行かずとも、自宅まで配送してくれる利便性も大きなメリットと言えるでしょう。
焼酎のサブスクの選び方
焼酎のサブスクの選び方についてご紹介します。
いくつかのサービスの中から、自分の求めるものを選ぶためにもぜひご参考ください。
焼酎の種類で選ぶ
焼酎には様々な種類があり、原材料や製法によって味わいや香りが大きく異なります。
麦焼酎、芋焼酎、米焼酎など、好みの原材料を基準にサブスクサービスを選ぶのは一つの方法です。
特定の焼酎に特化したサービスや、毎月様々な種類を楽しめる幅広いセレクションを提供するサービスなど、自分の興味や好みに合わせて選ぶことが重要です。
まずは自分がどんな焼酎が好きなのか、またはどのように焼酎を楽しみたいのかを明確にしましょう。
容量・本数で選ぶ
焼酎のサブスクサービスには、提供する焼酎の容量や本数が異なるものがあります。
日常的に楽しむためのサービスであれば、大容量のボトルや複数本が含まれるプランがおすすめ。
逆に、多くの種類を楽しみたい場合は、小容量のボトルやサンプルセットを提供するサービスが適しています。
自分の焼酎を飲むペースや飲みたい銘柄の数を考慮しつつ、最適な容量・本数を提供するサービスを選ぶようにしましょう。
販売元で選ぶ
焼酎のサブスクサービスは、メーカー直営のものから小売店・専門店が提供するものまで様々です。
メーカー直営の場合、そのメーカーの商品を深く知ることができ、限定品や新製品の先行試飲などの特典がついてくることも。
一方、小売店や専門店が提供するサービスは、複数の蔵元の焼酎を取り扱うため新たな焼酎を発見する機会が増えます。
販売元によって特色や強みが異なるので、自分の目的や好みに合わせて選ぶことが肝重要です。
【注意点】契約内容をよく確認しよう
焼酎のサブスサービスを利用する際、契約内容の確認は非常に重要です。
申込みの前によく確認すべきポイントとしては以下の項目が挙げられます。
・契約期間(最低契約期間)
・更新・解約の条件
・料金体系、支払い方法、送料
・返品・交換
・スキップの可否
ホームページでこれらの項目を確認したうえで、不明点や疑問点があれば事前にサービス元に確認を取ることも必要でしょう。
焼酎のサブスクサービスおすすめ8選
こちらでおすすめの焼酎サブスクサービスを8種類ご紹介します。
メーカー公式のものと、酒販店などが提供するサービスの2つに大きく分けてご紹介します。
メーカー公式!焼酎サブスク4選
肥前屋【光武酒造公式】定期購入セット
芋焼酎「魔界への誘い」で知られる光武酒造の焼酎サブスクサービス。
同じ銘柄の焼酎が届く「定期便コース」と、月替わりで蔵元おすすめの焼酎が届く「頒布会コース」の2つが用意されています。
光武酒造はオンラインショップにも注力しており、サブスクを申し込むことでポイントが倍増したり、会員ランクがVIPになったりと特典も豊富です。
料金:頒布会 3,950円~
定期便 4,180円~
送料:無料 ※離島・クール便は別途料金が発生
お届け期間:毎月or3カ月
スキップ:可
ホームページ:https://www.hizennya.com/c/sabusuku?a8=BLiC0Lqg7K5DZf5MMe4pg648ThhS565F6e4LOKF6F2-g7KiLDKirDfURDK.MUMl5y2WfsTiryLiCPs00000020789001
濱田酒造 CLUB Shochu.life
「海童」「だいやめ」などを生み出す濱田酒造のサービスです。
季節に合わせたおすすめの焼酎が毎月2本届くコースとなっています。
初回限定で焼酎専用グラスがプレゼントされる嬉しい特典付き。
また、濱田酒造からのニュースレターも届くため、焼酎の楽しみ方や蔵元の豆知識なども楽しむことができます。
届く焼酎の内容はCLUB Shochu.lifeのホームページをチェックしてみてください。
送料:料金に含まれる
お届け期間:毎月
スキップ:可
ホームページ:https://shochu.life/clubshochulife
霧島酒造 定期お届けコース
黒霧島や赤霧島などで知られる霧島酒造の定期便コースです。
特定の商品を定期的に購入したい方向けのコースとなっています。
初回注文時には特製グラスがプレゼントされます。
定期便で注文できる商品の内容は、定期お届けコースのホームページからチェックしてみてください。
送料:10,000円以上の注文で無料
お届け期間:自由に設定可
スキップ:可
ホームページ:https://www.kirishima-product.com/user_data/guide/monthly/
白露 だれやめ便
薩摩半島で芋焼酎「白露」を製造している白露酒造の焼酎定期便コースです。
定期便は30日・60日・90日の3パターンから選べるのが嬉しいポイント。
初回注文時には白露のオリジナルグラスが特典として付きます。
注文できる商品は定番の白露のほか、希少な芋焼酎原酒や麦焼酎、梅酒などがラインナップされています。
送料:11,000円以上の注文で無料
お届け期間:30日・60日・90日
スキップ:可
ホームページ:https://www.bunkamura.net/shiratsuyu/dareyame/
飲み比べ!バラエティ豊かな焼酎サブスク4選
柿原商店 九州焼酎定期便
熊本の小さな酒屋の九州焼酎定期便。
九州地方の様々な芋・麦・米の焼酎銘柄を楽しむことができます。
毎月2本×12カ月のお届けなので、年間を通してバラエティ豊かな焼酎を試したい方におすすめです。
焼酎どころである九州の酒屋ならではの、レアな焼酎に出会えるかも?
送料:別途
お届け期間:月1回・12カ月
スキップ:可能
ホームページ:https://kakisake.com/products/subsc
リカーポート蔵家 焼酎頒布会
東京都・町田の酒屋が厳選した焼酎頒布会コースです。
蔵元の想いを伝えることを使命として掲げ、本当に良いお酒だけを取り扱っています。
頒布会のコースは「蔵元の魅力を楽しむ」「原材料の違いを楽しむ」「ラグジュアリーコース」などいくつかの種類があります。
お好みの用途によって、頒布会の種類を選ぶことが出来る点が大きな魅力です。
送料:料金に含まれる
お届け期間:毎月
スキップ:無し
ホームページ:https://kura-ya.com/product-category/%E9%A0%92%E5%B8%83%E4%BC%9A/
山仁 本格焼酎頒布会
宇都宮の老舗酒屋が行う焼酎頒布会コースです。
焼酎だけでなく、ワインや日本酒に精通したスタッフが選び抜いた銘柄を、各月で楽しむことができます。
すべての商品には、日本の酒類業界において大きな影響力を持つ同社社長の大橋健一氏のコメントが記載されています。
送料:別途
お届け期間:奇数月または偶数月に1回、または毎月
スキップ:要問合せ
ホームページ:https://www.yamajin.com/distribution/
さとふる 焼酎定期便セット
さとふるは、ふるさと納税紹介サイトです。
焼酎どころである九州には、焼酎を返礼品としている自治体が多くあります。
中にはお値打ちな焼酎を定期便として返礼品にしているところも。
節税しながらお得に焼酎のサブスクを申し込みたい方は、ぜひさとふるを活用してみてください。
さとふるでふるさと納税の焼酎返礼品を見る:さとふる「焼酎」「定期便」検索ページ
サブスク焼酎の楽しみ方
こちらでサブスクでの焼酎の楽しみ方をご紹介します。
自宅での焼酎ライフをより楽しむためにも、ぜひご参考ください。
飲み比べを楽しむ
焼酎の飲み比べを楽しむ上で、焼酎の違いを理解することは非常に重要です。
こちらで焼酎の飲み比べを楽しむ上でのポイントを簡単に解説します。
主原料の違い
焼酎は芋や麦などの主原料を発酵・蒸留させることで製造されます。
主原料の違いによって焼酎は呼び名が変わる点が特徴です。
以下に代表的な焼酎である「芋焼酎」「麦焼酎」「米焼酎」の違いを記します。
項目 | 芋焼酎 | 麦焼酎 | 米焼酎 |
原材料 | さつま芋 | 大麦 | 米 |
香り | 甘い・芳醇 | 軽やか・香ばしい | 淡麗・爽やか |
味わい | 濃厚・深み | すっきり・ほのかな甘味 | すっきり・キレ味 |
主な産地 | 鹿児島・宮崎 | 大分・長崎 | 熊本 |
このように、原材料によって焼酎の個性は大きく変わります。
それぞれの主原料の個性がわかるようになると、飲み比べがもっと楽しくなりますよ。
麹の種類の違い
焼酎造りにおいて欠かせないのが「麹」です。
麹は焼酎の主原料に含まれるでんぷんを分解し、発酵に必要な糖分を生み出す役割があります。
この麹にもいくつかの種類があり、それぞれに特徴的な個性があるのです。
以下に主要な麹である「黒麹」「白麹」「黄麹」の違いを記します。
項目 | 黒麹 | 白麹 | 黄麹 |
色 | 黒 | 白っぽい茶色 | 黄色 |
主に使用される酒 | 焼酎・泡盛 | 焼酎 | 日本酒・醤油など |
焼酎の個性 | コクと切れ味 | やわらかな味わい | 華やかですっきり |
麹は焼酎のコクと切れ味に大きな影響を与えます。
黒麹は濃醇かつ切れのある焼酎を、白麹はほっこりとマイルドな焼酎を生み出すのが特徴。
一方で、主に日本酒や醤油、味噌造りに用いられる黄麹は、フルーティーで爽やかな焼酎を作り出すとして、近年人気が出始めています。
蒸留方法の違い
焼酎は蒸留酒と呼ばれるお酒です。
この蒸留の工程は、どのような環境で蒸留を行うかによって仕上がる焼酎の印象が大きく異なります。
こちらでは高温で蒸留を行う「常圧蒸留」と、圧力をかけて低温で蒸留を行う「減圧蒸留」の違いを解説します。
項目 | 常圧蒸留 | 減圧蒸留 |
蒸留温度 | 90~100度 | 40~50度 |
焼酎の特徴 | 昔ながらの味わい | 軽やかでフルーティー |
香り | 原材料の風味が強い | 繊細で華やか |
口当たり | 濃厚 | すっきり |
常圧蒸留は原材料の個性が出やすく、香ばしく濃厚な味わいが楽しめる伝統的な製法です。
一方で減圧蒸留の焼酎は、繊細で華やかな風味とすっきりとした飲み口を楽しむことができます。
産地の違い
焼酎の産地と言えば九州。
その九州の中でも、産地によって生産される焼酎の種類や構成は異なります。
以下に九州の中でも焼酎造りが盛んな「鹿児島」「宮崎」「大分」「熊本」「沖縄」の違いをまとめました。
項目 | 主要な焼酎 | 特徴 | 年間焼酎消費量 (全国順位) |
鹿児島 | 芋焼酎 | 重厚・コク | 24.45ℓ(1位) |
宮崎 | 芋焼酎・蕎麦焼酎 | 軽やか・風味豊か | 20.44ℓ(2位) |
大分 | 麦焼酎 | 爽快で香ばしい | 13.27ℓ(4位) |
熊本 | 米焼酎 | まろやかで淡麗 | 10.93ℓ(5位) |
沖縄 | 泡盛 | 独特の風味 | 14.1ℓ(3位) |
九州各地域の焼酎は、その地の歴史や文化、気候などに影響されています。
これらの産地ごとの特色を理解することで、焼酎の味わいや香りの背景をより深く感じることができるでしょう。
ちなみに、焼酎消費量の全国平均値は8.16ℓです。
この数値を踏まえると、九州がいかに焼酎処であるかがわかりますね。
飲み方をいろいろ試す
焼酎は多彩な飲み方を楽しむことのできるお酒です。
飲み方を変えることで焼酎の濃度や温度が変わり、様々な味わいや風味の変化を楽しむことができます。
【飲み方1】ロック
氷を入れて焼酎を注ぎ、冷やして飲む飲み方。
適度に焼酎の味わいが和らぎ、すっきりとキレの良い味わいを楽しむことができます。
氷が溶けていくことで、ゆっくりと変化していく焼酎の味わいを堪能することができるでしょう。
パワフルかつすっきりとしたロックは、肉料理や揚げ物、濃厚な料理に合わせるのがおすすめ。
【飲み方2】水割り
水割りは焼酎の最もポピュラーな飲み方のひとつ。
好みの濃さに調整して楽しめるため、焼酎初心者の方におすすめできます。
マイルドな味わいの水割りは、食中酒として非常に優秀です。
さっぱりとした料理や魚料理、和食全般と相性が良く、どんな食事とも合わせやすいでしょう。
【飲み方3】お湯割り
焼酎に熱いお湯を注いで飲む、焼酎ツウが好む飲み方です。
焼酎が温まることで、香りがふわりと立ち上がり、ほのかな甘味を感じやすくなります。
九州では定番の飲み方で、特に芋焼酎はお湯割りが最も美味しい飲み方だとも言われています。
お鍋やおでん、煮物など、温かい料理との相性が抜群です。
【飲み方4】ソーダ割り
焼酎に炭酸水を加えて飲む爽やかな飲み方です。
焼酎の癖のある味わいがやわらぎ、爽快感あるのど越しを楽しむことができます。
華やかな香りの焼酎はソーダ割りがおすすめです。
サラダや軽い前菜のほか、揚げ物や洋食などと合わせると良いでしょう。
【飲み方5】ストレート
氷や水などを加えずに、そのまま焼酎を飲む方法です。
焼酎本来の味わいをダイレクトに楽しむことができます。
初めて飲む銘柄は、まずはストレートで少量を飲んでみることをおすすめします。
アルコール度数が高いので、チェイサーと一緒に飲むようにしましょう。
サブスクで様々な種類の焼酎を楽しもう!
焼酎のサブスクは焼酎ライフを楽しみたい方に非常におすすめのサービスです。
焼酎どころを旅する気分で、国内の多種多様な焼酎の風味を堪能できるのがサブスクの魅力。
焼酎初心者から熟練者まで、新たな発見やお気に入りがきっと見つかるでしょう。
もっといろいろな焼酎との出会いを求める方は、ぜひ焼酎のサブスクを利用してみてはいかがでしょうか。
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