オーストリアは白ブドウと黒ブドウの生産比率が6:4と、白ワインが有名なワイン産地です。
味わいも辛口から極甘口まであり、バリエーションが豊富にあります。
今回はオーストリアの白ワインについて、特徴から選び方、おすすめのワインまでご紹介します。
美味しい食事との組み合わせについても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
オーストリアの白ワインの特徴
オーストリアの白ワインにはどんな特徴があるのでしょうか。
こちらでワインの特徴からオーストリアの気候風土まで解説していきます。
個性的で高品質な白ワイン
オーストリアの白ワインは高品質で個性的な銘柄が多くあります。
オーガニック先進国とも呼ばれるオーストリアは、オーガニック製法のワインも豊富。
ワインの生産量に関しては、他のヨーロッパ諸国と比較して多くは無いでしょう。
しかし、小規模生産者が作り出すこだわりのオーストリアワインは、他国の銘醸地と肩を並べるほどの確かな品質があります。
ワインの特徴としては隣国であるドイツとの共通点が多く、白ワインはミネラル豊かでシャープな味わいが魅力です。
ブドウの生産比率は白ブドウ6:黒ブドウ4と、白ワインの生産量が多くなっています。
>>【ソムリエ監修】オーストリアの人気おすすめワイン15選!特徴も解説
>>【ソムリエ監修】オーストリアの人気おすすめ赤ワイン17選を紹介!
代表的な白ワイン品種
オーストリアの代表的な白ぶどう品種は以下の通りです。
・ヴェルシュリースリング
・ヴァイスブルグンダー
・リースリング
オーストリア固有品種のグリューナー・ヴェルトリーナーが、オーストリアで最も一番多く栽培されています。
他の品種としてはヴェルシュリースリング、ヴァイスブルグンダー(ピノ・ブランの別名)、リースリングが挙げられます。
この他にもオーストリアの土着品種がいくつかあり、独自のブドウ品種を使った多様性のあるワイン造りが行われている点も特徴です。
産地の特徴
オーストリアは全体として冷涼な気候を有しています。
ワインの一大銘醸地として知られるフランス・ブルゴーニュと同じ緯度に位置しており、穏やかな気候と昼夜の寒暖差が多い点が特徴です。
涼しい気候が爽やかな酸味を生み出し、夏の強い日差しはブドウの糖度を高めてくれます。
この気候風土が、ワインにフレッシュな酸味とふくよかなボディを与えるのです。
ワインの産地は、気候条件がブドウ栽培に適しているオーストリアの東部に集中しているのが特徴。
オーストリアは国土の60%以上が山となっており、国土の中心から西側にかけてはアルプス山脈の山岳地帯となっています。
北東部のニーダーエスタライヒ州、ウィーン州、南東部のブルゲンラント州、シュタイヤーマルク州の4州が主要産地です。
ワインの多くは国内で消費される
オーストリアワインのほとんどは国内で消費されています。
ワイナリーが経営するホイリゲ(住民が集うワイン酒場)などでワインは消費され、輸出されるのはほんのわずか。
オーストリアのワイン生産量は世界全体の約1%と多くありません。
さらにその多くはオーストリア国内で消費されるため、オーストリアのワインは世界的に見ても希少なワインと言えるでしょう。
オーストリアの白ワインの種類と選び方
こちらでオーストリアの白ワインの選び方をご紹介します。
好みのワインを選ぶためにぜひご参考ください。
味わいで選ぶ
オーストリアはドイツと国境を接し、ドイツと同じ白ぶどう品種が多く栽培されています。
そのため、オーストリアの白ワインはドイツの白ワインと味わいが似ていると思われがちです。
しかし、オーストリアの方がドイツより温暖で降水量が少ないという特徴があります。
ドイツよりも温暖なオーストリアの白ワインは味わいに厚みがあり、アルコール度数が高いです。
全体的に肉料理と合わせやすい白ワインと言えるでしょう。
>>【ソムリエ監修】ドイツのおすすめ人気白ワイン23選!辛口から甘口まで
辛口
オーストリアワインでは辛口が主流です。
ドイツと同様、辛口は「トロッケン」と呼ばれます。
オーストリアの辛口白ワインは、香りと酸味を際立たせた造りが特徴的です。
食事と合わせるなら辛口のワインがおすすめ。
甘口
オーストリアの甘口白ワインと言えば、貴腐ワインです。
貴腐ワインとは、特殊な気候条件下である菌が付着したぶどうを使って造られる甘口ワインです。
琥珀色をしていて、濃厚な甘みがあります。
オーストリアの貴腐ワインで最も有名なのが、ルスター・アウスブルッフという貴腐ワインです。
歴史的にヨーロッパの王侯貴族に愛されてきました。
現在でも評価が高い甘口ワインです。
>>貴腐ワインとは?美味しい飲み方、おすすめの貴腐ワインをソムリエが紹介
品種で選ぶ
オーストリアの白ワインは品種ごとに味わいが違います。
品種の特徴をこちらで確認していきましょう。
ハーブと白コショウの風味!グリューナー・フェルトリーナー
オーストリアの白ワインといえば、外せないのがグリューナー・フェルトリーナー。
栽培面積はオーストリア全体の30%以上を占める、主要品種です。
辛口から甘口まで、軽めの味わいからリッチな味わいのものまでさまざまなタイプがあります。
まろやかな酸味とハーブや白コショウの味わいが特徴。
ショウガやパクチーなどの香りをきかせた鶏肉や豚肉料理と相性が良いでしょう。
オーストリアワインの特徴を知りたい方は、グリューナー・フェルトリーナーからぜひお試しください。
>>【ソムリエ監修】グリューナー・フェルトリーナーとは?特徴からおすすめのワイン10選を紹介
口当たりの良い白ワインに ヴェルシュリースリング
北イタリア原産の品種で、オーストリアで2番目に多く栽培されています。
酸が強く癖のない味わいで、ワインは非常に口当たりが良く爽やかな仕上がりに。
しっかりした酸味、青リンゴのような風味があります。
いきいきとした酸味のあるスパークリングから、トロッケンベーレンアウスレーゼのような最高級の貴腐ワインまで、広範囲なスタイルのワインが出来上がります。
さっぱりした味わいなので、冷製の肉料理などと合わせるとおいしいです。
酸味の豊かなリースリング
ドイツ原産の品種であるリースリング。
比較的冷涼なオーストリアの気候に合った品種で、昔から栽培されて品質の高いワインを生み出しています。
リースリングからも、辛口から甘口、軽いタイプから熟成させたリッチなタイプのワインなど様々です。
酸味の豊かでレモンのような風味があるので、レモンやポン酢などの味付けをした料理が合います。
よりリッチな味わいのものなら、レモンを絞ったフライドチキンなどと合わせても良いでしょう。
>>【ソムリエ監修】リースリングとは?おすすめ15選や特徴を解説!
最高品質の白ワインに ヴァイスブルグンダー
ヴァイスブルグンダーはピノ・ブランの別名です。
オーストリアでは主に石灰系の土壌で栽培されています。
若飲みのワインではフローラルな香りと心地良い酸があり、エレガントな味わいのワインになるのが特徴です。
熟成すると香ばしいナッツの香りが深く芳醇な味わいになり、最高品質の白ワインが出来上がります。
早飲みタイプではカジュアルに、熟成タイプでは深い味わいを楽しむことができるでしょう。
産地で選ぶ
ミネラル感豊かなヴァッハウ
ヴァッハウのぶどう畑は、ユネスコの世界遺産にも認定されるほど美しいことで有名です。
オーストリアの中では高級白ワインの産地として知られています。
ヴァッハウで特に名高いのはリースリング。
ヴァッハウのワインは、キリッとした酸味・華やかな香り・ミネラル感が特徴です。
これぞ白ワイン!というような爽快なワインが好みの方におすすめ。
スパイシーな味わいのヴァインフィアテル
ヴァインフィアテルはオーストリア最大で最北にある生産地域です。
ぶどう栽培面積全体の半分はグリューナー・フェルトリーナが栽培されています。
ヴァインフィアテルのワインは、スパイシーな味わいが強いのが特徴です。
オーストリアらしい白ワインを飲みたい方はヴァインフィアテルのワインを選んでみてください。
ミネラル感豊かなものからフルーティなものまでいろいろ ウィーン
ウィーンの白ワインで有名なのが、「ゲミシュター・サッツ」です。
これはひとつのぶどう畑に異なる品種を少なくとも3種以上の白ぶどうを植え、すべて同時に収穫してブレンドされるワインです。
グリューナー・フェルトリーナ、リースリング、ピノ・ブラン、トラミナーなどが栽培されています。
同じウィーンの中でも味わいに違いがあります。
ウィーン北部は柑橘類の風味としっかりとしたミネラル感があり、ウィーン南部と北東部はフルーティな味わいになります。
>>【ソムリエ監修】ウィーンのおすすめ白ワイン10選!選び方のコツも解説
価格で選ぶ
オーストリアの白ワインは比較的手頃なものが多く、日常使いなら2,000円以下で購入できます。
リーズナブルでも品質は高く、美味しいワインが手に入ります。
週末にゆっくり味わうなら、2,000円〜5,000円の範囲で探してみましょう。
十分にクオリティの高い辛口ワインや、熟成して味わい深いワインが見つかるはずです。
特別な日に用意したい最高品質の白ワインは、5,000円以上の予算で探すことができます。
最高級と言われる貴腐ワインも、その中で選ぶことができるでしょう。
オーストリアのおすすめ白ワイン15選
それでは、厳選したオーストリアの白ワインを15本ご紹介しましょう。
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商品名 | マイヤー アム プァールプラッツ ウィーナー ゲミシュター サッツ | ヴィンツァー クレムス グリューナーフェルトリナー | グリューナー ヴェルトリーナー アロイス ヘレラー | クレムザー シュミット グリューナー ヴェルトリーナー | グリューナー・フェルトリナー ベートーベン 第9ラベル |
詳細 | オーストリア、辛口、株式会社モトックス | ||||
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5位
グリューナー・フェルトリナー ベートーベン 第9ラベル
オーストリアの首都ウィーンにある、1683年設立の歴史あるワイナリーです。
国内では数々の賞を受賞する実力派。
また、ベートーヴェンが住んでいた「ベートーヴェンハウス」が ワイナリーの敷地内にあり、ワインボトルのデザインもベートーベンの肖像画です。
繊細な果実の香りにハーブやスパイスのニュアンス。
グリューナー・フェルトリーナーならではのバランスの良さで、長い余韻を楽しめます。
クラシックなワインファンへのプレゼントに最適です。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
辛口 | グリューナー・フェルトリーナー | ウィーン |
香り | レモン、白胡椒 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
4位
クレムザー シュミット グリューナー ヴェルトリーナー
フレッシュなみずみずしさを感じられる白ワインです。
クレムザーシュミットは、オーストリアを代表するワイン協同組合。
多くのワイン製造者が集うことで、白ワインから赤ワイン、貴腐ワインまでを幅広く製造しています。
グリューナー・フェルトリーナーらしい、青リンゴやハーブのような香りが特徴。
わずかなミネラル感も心地よく、食事に合わせやすい1本です。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
辛口 | グリューナー・フェルトリーナー | ニーダーエスタライヒ |
香り | 青りんご、洋梨 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
3位
グリューナー ヴェルトリーナー アロイス ヘレラー
大容量のリーズナブルな白ワインです。
グリューナー・フェルトリーナーを100%使用。
フレッシュなワインと、大樽で熟成したワインをブレンドすることで、味わいに厚みを持たせています。
品種特性であるハーブや白胡椒の香りに加え、蜂蜜のような甘い風味が魅力。
1Lボトルのため毎日の食卓を彩る1本としておすすめです。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
辛口 | グリューナー・フェルトリーナー | ニーダーエスタライヒ |
香り | りんごの蜜、洋梨 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
2位
ヴィンツァー クレムス グリューナーフェルトリナー
オーストリアの名門が造る個性的な1本。
ヴァッハウの冷涼な気候により、果実感や酸味、白胡椒のスパイシーな風味を引き出しました。
グリューナー・フェルトリーナーの特徴を楽しみたい方には非常におすすめです。
和食とも相性が良く、特に天ぷらとは最高の組み合わせを楽しめるでしょう。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
辛口 | グリューナー・フェルトリーナー | ヴァッハウ |
香り | 洋梨、スパイス |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
1位
マイヤー アム プァールプラッツ ウィーナー ゲミシュター サッツ
複雑かつ爽快な風味を楽しめる白ワインです。
「ゲミシュター・サッツ」という、複数のブドウ品種を混醸する製法を採用。
ふくよかでありながら切れ味よく、青々とした風味を感じることができます。
オーストリアの伝統製法を用いた1本。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
辛口 | グリューナー ヴェルトリーナー 40%/リースリング 30%/ツィアファンドラー 15%/ロートギプフラー 15% | ウィーン |
香り | レモン、白胡椒 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
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商品名 | シュロス・ゴベルスブルク リースリング | ゲミシュター・サッツ サテリート 2018 | クラッハー、トロッケンベーレンアウスレーゼ | プローダー・ローゼンベルク ヴァイスブルグンダー | ツァーヘル アイン・ヴィルデス・グレーヒェン グリューナー・フェルトリーナー |
詳細 | オーストリア、辛口、シュロス・ゴベルスブルク【SCHLOSS GOBELSBURG】 | オーストリア、甘口/フルボディ、ワイングート アロイス クラッハー | |||
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5位
ツァーヘル アイン・ヴィルデス・グレーヒェン グリューナー・フェルトリーナー
古樹から生まれるブドウで仕込まれた贅沢な白ワイン。
なるべく人の手を加えない製法が用いられ、無濾過・無清澄に仕上がっています。
杏子や柑橘を思わせるフルーツの香りや、ミネラルを感じる旨味、フレッシュな酸味を堪能できます。
体に染みわたるような自然な味わいが魅力的です。
ハーブを効かせた魚介料理との組み合わせがおすすめ。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
辛口 | グリューナー・フェルトリーナー | ウィーン |
香り | ライム、白胡椒 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
4位
プローダー・ローゼンベルク ヴァイスブルグンダー
家族経営の小さなワイナリーが生み出す実力派の1本です。
ヴァイスブルグンダーを100%使用し、ブドウ栽培は徹底したオーガニック農法にこだわりました。
青リンゴや白い花のような華やかさ、熟成によるナッツのような芳ばしさが特徴。
味わいはふくよかさと伸びやかな酸味が調和し、豊かな余韻を楽しめます。
非常に満足感の高い白ワインです。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
辛口 | ヴァイスブルグンダー | シュタイヤーマルク |
香り | 白桃、アーモンド |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
3位
クラッハー、トロッケンベーレンアウスレーゼ
クラッハーが初めて作った、1/4サイズのトロッケンベーレンアウスレーゼです。
ウェルシュリースリングを主体に、シャルドネとトラミナーをブレンドした貴腐ワイン。
フレッシュさや凝縮感を追求するために、さまざまなヴィンテージをブレンドしたノンヴィンテージです。
何年も置かずに、今すぐ本物の熟成した味わいを楽しめます。
輝く琥珀色の外観があり、芳醇な香りと深い味わいは飲むものを虜にします。
世界最高と言われるデザートワインが少量サイズで手軽に味わえます。プレゼントにしても喜ばれるでしょう。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
甘口 | ウェルシュリースリング/シャルドネ/トラミナー | ブルゲンラント |
香り | ネクタリン、蜂蜜 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |
2位
完熟したブドウの味わいをいっぱいに感じる自然派ワイン。
産地であるウィーン州のシュタンマースドルファー地区は温暖な地域ですが、2018年はいつにも増して高い気温がありました。
太陽の恵みをいっぱいに受けたブドウからは、白桃やメロン、ミントなどの豊かな風味が感じられます。
強い果実味がありつつ、酸もしっかりしたメリハリのある1本。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
中辛口 | グリューナー・ヴェルトリーナー/リースリング/ソーヴィニヨン・ブラン/シャルドネ | ウィーン |
香り | 白桃、ミネラル |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
1位
シュロス・ゴベルスブルク リースリング
シュロス・ゴベルスブルクは、カンプタールの最高峰と言われているワイナリー。
国内だけでなく国外からも高い評価を得ています。
白桃やカリン、白い花などの甘くて華やかなアロマ、爽やかな酸とほのかな甘さの果実味のバランスが絶妙です。
時間を置くと複雑な深みが現れ、リースリングの醍醐味を存分に味わえるでしょう。
和食によく合い、来客に出せばとても喜ばれるでしょう。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
中辛口 | リースリング | ニーダーエスタライヒ |
香り | レモン、香木 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
プレゼントや特別な日にはコレ!5,000円以上ベスト5
商品画像 | |||||
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商品名 | ピヒラー・クルツラー グリューナー・フェルトリーナー リート・プァッフェンベルク アルテ・レーベン | ブリュンデルマイヤー グリューナー・フェルトリナー リードラム | ゲゼルマン トロッケンベーレンアウスレーゼ 2013 | エリザベート ニコライホーフ | ワイングート ゲオルク プライジンガー シックスティーフォー ヴァイスブルグンダー 2009 |
詳細 | オーストリア、辛口、ブリュンデルマイヤー | オーストリア、辛口/ミディアムボディ、ニコライホーフ | |||
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5位
ワイングート ゲオルク プライジンガー シックスティーフォー ヴァイスブルグンダー 2009
1851年からワイナリー経営を続ける老舗の1本。
人類が月面に着陸した1964年に植樹された古いブドウ樹を使用しています。
この土壌は緑豊かで石灰を多く含み、ワインにミネラルを与えます。
清涼感ある風味と、滋味深くフレッシュな味わいを楽しめるでしょう。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
辛口 | ヴァイスブルグンダー | ブルゲンラント |
香り | 白桃、ミネラル |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
4位
エリザベート ニコライホーフ
ニコライホーフは、ビオディナミ農法の先駆者として知られているトップワイナリーです。
ヴァッハウ地方で、3つ以上の白品種が一緒に栽培されるゲミシュターサッツで栽培。
リースリング、グリューナー・フェルトリーナー、ノイブルガー、ヴァイスブルグンダーの4種類をブレンドしています。
柑橘系の果実の香りに、スパイシーなニュアンスも。豊かな果実味と美しい酸、ミネラルがバランス良く、長い余韻が続くでしょう。
魚介類のソテーや、ラム肉や仔牛の肉料理によく合います。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
辛口 | リースリング/グリューナー・フェルトリーナー/ヴァイスブルグンダー/ノイブルガー | ヴァッハウ |
香り | シトラス、白い花 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
3位
ゲゼルマン トロッケンベーレンアウスレーゼ 2013
蜜のような濃厚な甘味を楽しめる貴腐ワイン。
ハンガリーとの国境沿いにあるブルゲンラント州にてブドウ栽培を行っています。
熟成により色味は黄金色というよりも、やや赤みを帯びています。
カラメルのような甘味にベリーを思わせる酸味、そこにわずかな苦味が加わることで奥行きのある味わいに。
貴腐ワインの中でも非常に複雑性を感じる1本です。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
極甘口 | ショイレーベ | ブルゲンラント |
香り | アプリコット、焦がしキャラメル |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |
2位
ブリュンデルマイヤー グリューナー・フェルトリナー リードラム
ブリュンデルマイヤーは、数々の賞を受賞している実力派のワイナリー。
有機栽培のグリューナー・フェルトリナー100%で造られた白ワインです。
柑橘系の果実やハーブの香り、白胡椒やミネラルのフレーバーも感じられます。
豊かな果実味に、エレガントな酸がバランスの良い味わい。
これから数年熟成させて、深い味わいを楽しむこともできます。
正統派のオーストリアワインを味わいたい人におすすめです。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
辛口 | グリューナー・フェルトリーナー | ニーダーエスタライヒ |
香り | シトラス、ホワイトペッパー |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
1位
ピヒラー・クルツラー グリューナー・フェルトリーナー リート・プァッフェンベルク アルテ・レーベン
ブドウの個性を追求した自然派ワイン。
補糖・清澄無し、グリューナー・フェルトリーナーの魅力を存分に引き出しました。
ミネラルを感じる火打石のような風味とフローラルな香り。
口当たりはスムーズで、華やかなアロマとわずかな塩味が見事にまとまって感じられます。
非常に完成度の高いゴージャスなグリューナー・フェルトリーナーです。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
辛口 | グリューナー・フェルトリーナー | ニーダーエスタライヒ |
香り | グレープフルーツ、白胡椒 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
オーストラリアの白ワインに合うおつまみ
こちらでオーストリアの白ワインに合わせるおつまみをご紹介します。
オーストリアご当地の名物料理から、意外な料理との組み合わせをピックアップしました。
シュニッツェル
シュニッツェルはオーストリアの伝統的な肉料理です。
仔牛の薄切り肉をフライにしたウィーン発祥の料理で、オーストリアでは国民食として親しまれています。
レモンをキュッと搾っていただくシュニッツェルは、オーストリアのふくよかな白ワインと相性抜群!
現地では、牛肉の他に豚肉や鶏肉のシュニッツェルが食べられることもあります。
塩とレモンで食べるトンカツを、和風シュニッツェルとして合わせてみてもいいでしょう。
ロールキャベツ
オーストリアの白ワインとぜひ試していただきたいのがロールキャベツ。
肉の旨味を吸ったキャベツやスープは、程よい酸味とボディのあるオーストリアワインとよく合います。
特にハーブや胡椒の風味のある、グリューナー・フェルトリーナーとは完璧な組み合わせです。
至高のマリアージュが楽しめるはずなので、ぜひお試し下さい。
寿司
上品な味わいのオーストリアワインは、寿司との組み合わせも楽しめます。
冷涼な気候が生み出すキリリと引き締まった辛口タイプの白ワインは、寿司との相性が特に良いです。
辛口のリースリングやヴァイスブルグンダーを、ぜひ寿司と一緒に合わせてみてください。
柑橘を搾って塩で食べる寿司が特に合います。
チーズケーキ
チーズケーキとぜひ合わせてほしいのがオーストリアの貴腐ワイン。
濃厚な甘さが魅力の貴腐ワインは、デザートとのペアリングが非常におすすめです。
貴腐ワインのはっきりとした酸味と濃厚な甘味が、チーズケーキの風味と旨味を引き出してくれます。
食後のデザートに、ぜひこの組み合わせを試してみてください。
【番外】オーストリアワインの新酒「ホイリゲ」
最後にオーストリアのワイン文化として、ホイリゲをご紹介しましょう。
ホイリゲとは、オーストリアの「新酒ワイン」のことを指します。
その年に収穫したブドウですぐにワインを造り、収穫祭が行われる毎年11月11日に新酒であるホイリゲが飲まれます。
同じ新酒としては、フランスのボジョレー・ヌーヴォーが毎年11月の第3木曜日に解禁することで有名ですね。
また、ホイリゲには「ワイン酒場」という別の意味もあります。
日本でいう居酒屋のようなもので、オーストリアの多くのワインはこの酒場としてのホイリゲで消費されます。
新酒のホイリゲは非常にみずみずしく、新鮮な味わいが大きな魅力です。
11月11日の解禁に合わせ、オーストリアの新酒ワインを楽しんでみてはいかがでしょうか?
ザーヘル ホイリガー 赤・白
ザーヘル ホイリガー 赤・白
ホイリゲの故郷とも言われるウィーン産の新酒。
ザーヘルはホイリゲの代名詞とも呼ばれるほどの名門ワイナリーです。
その年のブドウの出来映えを見事に表現した、フレッシュなホイリゲを楽しめます。
オーストリアの新酒を飲んでみたい方はぜひこちらから。
白ワイン
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
やや辛口 | シャルドネ/リースリング/グリューナー・フェルトリーナー | ウィーン |
赤ワイン
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
ミディアムライト | ツヴァイゲルト | ウィーン |
オーストリアの白ワインは軽やかで万能な味わい!
オーストリアの白ワインを15本、ご紹介しました。
手頃な価格の物が多く、辛口から貴腐ワインまでバラエティに富んだスタイルを楽しむことができます。
品種ごとに個性がはっきりしているので、その違いを味わうのも面白いでしょう。
ナチュラルワイン先進国としても注目を集めており、まだまだ進化しているオーストリアの白ワイン。
この記事を参考に、ぜひ最高の味わいを堪能してみてください!
オーストリアワインや他国の白ワインの特徴を知りたい方はこちらもどうぞ。
>>【ソムリエ解説】産地ごとの白ワインの特徴!おすすめワインもご紹介
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