オーストリアの赤ワインは白ワインの影に隠れ、あまり知名度がありません。
ただ、固有品種のツヴァイゲルトなどで造られるオーストリアの赤ワインは非常に品質が良く、味わい深いものが多いという特徴があります。
そこで今回は、オーストリアの赤ワインの特徴からおすすめのワインをご紹介します。
目次
オーストリアの赤ワインの特徴
オーストリアの赤ワインはその生産が全体の3割と少なめです。
気候と産地
オーストリアは冷涼で降水量が少なく、寒暖の差が激しい気候です。この気候がぶどうに旨味を与え、バランスの取れた果実味溢れる赤ワインを造りだしています。
生産地は、気候条件が望ましいオーストリア東部に集中。各産地ごとに気候や土壌に違いがあり、異なる個性のワインを生み出しています。
品種について
オーストリアの赤ワインは固有品種のツヴァイゲルトをはじめとして、タンニンが豊富なブラウフレンキッシュ、ピノ・ノワールの別名であるブラウアーブルグンダーを中心に栽培されています。
ツヴァイゲルトはタンニンが強めの品種で、若飲みから熟成まで幅広いタイプが製造されています。
ブラウフレンキッシュはフルーティーで酸とタンニンのバランスが良く、長期熟成のポテンシャルがある品種です。
ブラウアーブルグンダーはエレガントで繊細な味わいながら、オーストリアの風土の中で、フランスのピノ・ノワールとはまた違った個性を発揮しています。
オーストリアの赤ワインの選び方
オーストリアの赤ワインは、品種によって味わいが異なります。価格やボディの強さも、選ぶ際には重要なポイントになるでしょう。それぞれについて説明していきましょう。
品種で選ぶ
まずは品種で選ぶ方法です。
今回紹介するのはツヴァイゲルト・ブラウフレンキッシュ・ブラウアーブルグンダーの3種類です。
それぞれ特徴が異なるので、ぜひ自分好みの品種を見つけてくださいね。
では早速見ていきましょう。
オーストリアを感じられる「ツヴァイゲルト」
ツヴァイゲルトはオーストリアの固有品種です。耐寒性があり、寒冷な地域でも栽培可能。
オーストリアで最も広く栽培されています。国内では主にカルヌントゥムとノイジードラーゼー周辺で、質の良い赤ワインが造られています。
紫がかった赤色でタンニンが強く、ベリー系のフルーティーな香りが特徴です。熟成するとサワーチェリーの風味の芳醇な味わいになります。若飲み用のワインから、熟成させた力強い味わいの高級ワインまで幅広く造られています。
フレッシュさと力強さの融合「ブラウフレンキッシュ」
オーストリアで2番目に多く栽培されている品種です。
温暖な気候が合う品種で、生き生きとした酸と、力強くてしっかりしたタンニンが特徴です。ブラックベリーやチェリーのようなフルーティーな香りで、シナモンのようなスパイスも感じられます。十分熟成させることで真価を発揮し、素晴らしい味わいの赤ワインになります。
別名ピノ・ノワール「ブラウアーブルグンダー」
ピノ・ノワールの別名です。オーストリアのほとんどの赤ワイン生産地で栽培されています。
理想的な環境で生育して完熟させたブラウアーブルグンダーは高品質で、長期熟成により高品質な赤ワインを生みだします。
薄めの色調でストロベリーやラズベリーの高貴な香り、上品な酸味が特徴で、エレガントで繊細な味わいの赤ワインに仕上がります。
味わいで選ぶ
オーストリアの赤ワインは、ライトボディからフルボディまでその味わいはさまざまです。
その中でもツヴァイゲルトなどの固有品種で造られるワインはミディアムボディやフルボディが多く、軽やかな味わいから奥深いタンニンを味わえるものが多いです。
ツヴァイゲルトやブラウフレンキッシュは長期熟成にも向いている品種で、熟成させることで複雑で深い味わいのあるフルボディのワインになります。
価格で選ぶ
オーストリアの赤ワインは手頃な価格帯が多く、高級ワインでも1万円を超えるものは少なめです。
日常使いとして選ぶなら、2,000円未満を目安にすれば選びやすいでしょう。
特別な日や来客用にするなら、2,000円以上、5,000円未満の範囲で探してみてください。十分な品質の赤ワインが見つかるはずです。
最高級のオーストリアワインが飲みたい人は、5,000円以上の予算を組んでみてください。満足のできるクオリティのワインが見つかるはずです。
オーストリアのおすすめ赤ワイン17選
それではさっそく、おすすめのオーストリアの赤ワインをご紹介しましょう。
予算別に紹介しているので、自分の目的ごとにお選びください。
- ・高い
- ・飲み切るのが大変
- ・他と比較できない
という悩みがありますよね。
ホームワインは高級ワインが100mlで4本ずつ届くから、ワインの違いをわかりたい方にオススメ。本サイトの編集長ソムリエ佐々木が監修した学習コンテンツや、2023年にスタートしたソムリエによるコンシェルジュサービスも大人気。
ワインをもっと楽しむために、始めない理由がありません!▼
※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。
日常使いにおすすめ!予算2,000円ベスト6
6位
クレムザー シュミット ブラウアー・ツヴァイゲルト
オーストリアの固有品種であるツヴァイゲルトを使用した赤ワイン。力強いタンニンを感じつつも、柔らかいベリーの間隔を感じられるミディアムボディのため、飲みやすいことが魅力です。コスパ良くオーストリアの特徴を味わいたい方にはおすすめの一本です。
香り | カシス、ナツメグ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |
5位
ブラウフレンキッシュ エルフェンホーフ
ブルゲンラント州のルストで造られた、ブラウフレンキッシュ100%の赤ワインです。軽い味わいのライトボディで、日常使いには最適 。明るいルビーガーネットの色彩で、チェリーのような果実の香りが感じられます。優しい酸味とフルーティーな味わいが、心地よく広がるでしょう。牛肉やハードチーズに合わせてどうぞ。
香り | ブラックベリー、ナッツ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

4位
レッド ペップ ブラウアー ツヴァイゲルト
グリューバーは、ニーダーエスタライヒ州・ヴァインフィアテル地区のパイオニア的存在。1814年より農業を営み、1950年代にブドウ栽培とワイン醸造をスタートさせた、家族経営のワイナリーです。ベリー系の少し甘みを感じる果実味がたっぷり。なめらかでスムースな口当たりが魅力的です。コスパ抜群で、手頃な価格で本格的なツヴァイゲルトを味わいたい人におすすめです。
香り | ブルーベリー、レーズン |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

3位
ツヴァイゲルト クラシック
250年の歴史を持つワイナリー・エスターハージが手がけるツヴァイゲルト100%の赤ワインです。深いルビー色で、野イチゴなどベリー系の香り。チェリーやフランボワーズなどの果実味があり、ベルベットのようなタンニンとフルーティーな味わいが心地よい辛口です。照り焼きチキンやきんぴらごぼうといった和食によく合います。
香り | イチゴ、アーモンド |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

2位
マインクラング ブルゲンランド
マインクラングはオーストリアの先進的なビオディナミワインの生産者です。ブルゲンランドのテロワールを生かして、ツヴァイゲルトとブラウフレンキッシュ、ザンクト・ラウレントの3品種をブレンド。チェリーやカシスのようなフルーティな香りで、さわやかな酸味と柔らかな果実味が調和しています。自然派ワインを手頃な価格で味わいたい人におすすめです。
香り | ブルーベリー、杉 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

1位
ピットナウアー ピッティ
ピットナウアーはビオディナミ農法を実践し、オーガニック栽培をしているワイナリーです。ツヴァイゲルトとブラウフレンキッシュをブレンド。ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、高い評価を受けているワインです。ブラックベリーやブラックチェリーの香り。ブラウフレンキッシュ由来のスパイシーな風味と、ツヴァイゲルト由来の柔らかさ、芳醇さがが融合しています。生き生きとした酸にタンニンがバランスよく溶け合い、自然派ワインならではの優しい味わい。このクオリティでこのお値段はとてもお値打ちです。日常使いでも少し贅沢したいという人は、ぜひどうぞ。
香り | カシス、胡椒 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★★☆ |

2,000円以下のオーストリア赤ワイン比較表
商品画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | ピットナウアー ピッティ | マインクラング ブルゲンランド | ツヴァイゲルト クラシック | レッド ペップ ブラウアー ツヴァイゲルト | ブラウフレンキッシュ エルフェンホーフ | クレムザー シュミット ブラウアー・ツヴァイゲルト |
詳細 | オーストリア、ミディアムボディ | オーストリア、辛口/ミディアムボディ、徳岡 | オーストリア、辛口/ミディアムボディ、AWA(エイ・ダヴリュー・エイ) | オーストリア、辛口/ミディアムボディ、レッド ペップ ブラウアー ツヴァイゲルト | オーストリア、ライトボディ、エルフェンホーフ | オーストリア、ミディアムボディ |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
週末のご褒美や来客などがある日にはコレ!2,000円~5,000円ベスト6
6位
ブラウフレンキッシュ ブルゲンランド
ブラウフレンキッシュ100%で造られた奥深い味わいを楽しめる一本。イチゴやチェリーの果実味溢れる味わいが口の中を見たしつつも、繊細で力強いタンニンを感じられます。余韻を長く感じられるため、エレガントな雰囲気を楽しみたい夜にはおすすめのワインです。
香り | ザクロ、森林 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

5位
モリッツ ツヴァイゲルト
オーストリア国内と隣のドイツで完売してしまい、現地でも入手困難という幻のワインです。原料のツヴァイゲルトは、2006年より開始したオーガニック栽培の畑で収穫しています。フルーティーな香りのあとに、複雑なスパイシーのニュアンス。しっかりと完熟した果実味に、柔らかなタンニンが調和しています。ボトルのラベルはフェルト製で、1枚1枚手作業で切り貼りしているというもの。プレゼントにすると喜ばれるでしょう。
香り | チェリー、ヘーゼルナッツ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

4位
アキラ【a'Kira】
「アキラ」とはブルゲンラントの方言で「ああ、すてき」の意味です。あきらさんという名前の人にプレゼントしたら喜ばれそうですね。ブラウフレンキッシュ100%で造られています。ベリーやユーカリの香りで、スモーキーなニュアンスも感じられます。爽やかな酸味とまろやかなタンニンで、完熟したプラムのような果実味もあります。とてもパワフルで、長い余韻が続くでしょう。
香り | カシス、ミント |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

3位
クルッツラー ブラウフレンキッシュ 2014
ヴァイングート・クルッツラーは国際的な評価を受ける、オーストリアの中でも特別な位置付けのワイナリーです。チェリーのような果実の風味に、ブラウフレンキッシュの特徴であるスパイシーさが感じられます。爽やかな酸と適度なタンニン。豊かなミネラルが特徴的。シンプルで自然に沿った醸造を行い、しなやかさと優雅さのある、繊細な飲み心地の赤ワインに仕上がっています。休日のゆっくりした時間に味わいたい極上のワインです。
香り | ブラックベリー、アーモンド |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

2位
ストラーカ・アイゼンベルクDAC 2013
ストラーカは2013年からすべての畑を完全オーガニック栽培に切り替え、オーガニックワインを生産しているワイナリーです。ブラウフレンキッシュ100%で造られたワインはフルーティーな香りにスパイシー差が混じり合い、複雑なニュアンスを醸し出しています。スッキリした酸とまろやかなタンニンはバランス良く、長い余韻を与えてくれるでしょう。牛フィレや鹿のローストなど、脂肪分が少ない赤身肉によく合います。おしゃれな鳥のラベルで、プレゼントにも最適です。
香り | ブルーベリー、草原 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

1位
ブリュンデルマイヤー ツヴァイゲルト 2010
ブリュンデルマイヤーはカンプタールの中心・ランゲンロイスの家族経営ワイナリーです。紫がかったダークチェリーレッで、ベリーフルーツやカシス、プラムなどの果実の香り。シナモンなどのスパイス、オーク香、爽やかな森林のニュアンスも感じられます。豊かな果実味で、酸味とタンニンが綺麗に溶け込んでいるバランスの良い仕上がり。ぶり大根や鍋料理など、和食によく合います。
香り | カシス、チョコレート |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

2,000円~5,000円のオーストリア赤ワイン比較表
商品画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | ブリュンデルマイヤー ツヴァイゲルト 2010 | ストラーカ・アイゼンベルクDAC 2013 | クルッツラー ブラウフレンキッシュ 2014 | アキラ【a'Kira】 | モリッツ ツヴァイゲルト | ブラウフレンキッシュ ブルゲンランド |
詳細 | オーストリア、辛口/ミディアムボディ、ブリュンデルマイヤー | オーストリア、ミディアムボディ、ストラーカ | オーストリア、甘辛・辛口/ミディアムフルボディ、クルッツラー | オーストリア、辛口/フルボディ、T.FX.T A'KIRA | オーストリア、辛口/ミディアムボディ、モリッツ | オーストリア、辛口/フルボディ |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
プレゼントや特別な日にコレ!5,000円以上ベスト5
5位
アニータ&ハンス・ニットナウス ブラウフレンキッシュ ライタベルグ 2012
オーストリアの中でも古くからのワイン産地・ライタベルクで造られるブラウフレンキッシュ100%の赤ワインです。石灰質独特の引き締まった酸味とミネラル感が特徴。華やかでスパイシーな香りと、緻密なきめ細かい味わい。ボリュームがありながらもエレガントで、ややスモーキーな余韻が残ります。記念日やお祝いの席に、華やかな時間を演出してくれるでしょう。
香り | ブラックベリー、ゼラニウム |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

4位
ユルチッチ ソンホフ ツヴァイゲルト タンツァー レゼルヴ
ユルチッチソンホフは、1868年からワイン造りを続ける老舗のワイナリーです。チェリーやフランボワーズのようなフルーティーな香り。ビロードのような濃密さが口の中に広がります。心地よい酸味とタンニンが溶け合い、長い余韻が続くでしょう。 週末のゆっくりした時間に、じっくりと味わいたい極上の逸品です。
香り | 香り 野いちご、シナモン |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

3位
クルッツラー ペルウォルフ 2013
クルッツラーは多くの国から国際的な評価を受ける、オーストリアの中でも特別な位置付けのワイナリーです。ブラウフレンキッシュ90%、カベルネソーヴィニヨン10%のブレンド。チェリーを思わせるフルーティーな香りと、スパイスのニュアンスが感じられます。複雑さと凝縮感ある味わいで、最後に溢れるようなミネラル感が残るでしょう。オーストリアワインの真髄を味わえる高品質なワインです。
香り | カシス、杉 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

2位
ゲゼルマン「G」ゲー 2009年
ゲゼルマンは国際的にもオーストリアのトップ生産者として評価されているワイナリーです。樹齢40年から80年の古木で収穫したブラウエンキッシュで造られた、2009年のヴィンテージです。良作の年にしか造られない最高傑作のフルボディ。サンクトラウレントをわずかにブレンドしています。オークの小樽で40ヶ月熟成させた味わいは、パワフルでミネラル感抜群。オーストリア最良の赤ワインと言われるのも頷けます。特別な日のディナーに添えれば、素晴らしい思い出になるでしょう。
香り | ブラックベリー、シナモン |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |

1位
フリッツ サロモン ブラウアー ブルグンダー
フリッツサロモンはビオディナミ農法で自然派ワインを生産しているワイナリーです。オーストリアのピノ・ノワールであるブラウアー ブルグンダーを100%使用。ベリー系の果実の香りに、わずかなスパイシーさが感じられます。伸びやかな酸と適度な凝縮感があり、チェリーのような魅力的な果実味と繊細な味わいは格別です。徹底したビオディナミ農法で育まれたオーストリアのピノを、この値段で味わえるのは驚き。特別な日にふさわしい極上の逸品です。
香り | いちご、牡丹 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

5,000円以上のオーストリア赤ワイン比較表
商品画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
---|---|---|---|---|---|
商品名 | フリッツ サロモン ブラウアー ブルグンダー | ゲゼルマン「G」ゲー 2009年 | クルッツラー ペルウォルフ 2013 | ユルチッチ ソンホフ ツヴァイゲルト タンツァー レゼルヴ | アニータ&ハンス・ニットナウス ブラウフレンキッシュ ライタベルグ 2012 |
詳細 | オーストリア、辛口/ミディアムボディ、フリッツ サロモン | オーストリア、辛口/フルボディ、ゲゼルマン「G」ゲー | オーストリア、辛口/フルボディ、クルッツラー | オーストリア、辛口/ミディアムボディ、ユルチッチ・ソンホフ【JURTSCHITSCH SONNHOF】 | オーストリア、辛口/ミディアムボディ、アニータ&ハンス・ニットナウス |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
オーストリア赤ワインの美味しい飲み方
ここではオーストリア赤ワインの美味しい飲み方について紹介します。
今回紹介するのは温度・グラス・飲み方のコツ・デキャンタージュです。
では解説していきます。
温度は15~20℃で保存しよう
オーストリアの赤ワインは15~20℃で保存しておきましょう。
15~20℃で赤ワインを保存することで、タンニンの奥深さを強く感じられます。
また赤ワインの保存温度は13~20℃など幅広くとられていることが多いですが、理由はボディによって保存温度が変わるからです。
具体的にはフルボディなら20℃近く、ミディアムボディなら15℃近くで保存するとタンニンや味わいに奥深さが生まれます。
しかし15~20℃での保存は冷蔵庫だと温度が低すぎることや、夏場の場合は常温で保存することが難しいでしょう。
そこでオーストリアの赤ワインの保存には積極的にワインセラーを利用することをおすすめします。
ワインセラーを利用すればオーストリアの赤ワインはもちろん、白ワインなどの他ワインも適切に保存できますよ。
家庭用のワインセラーについてはコチラを参考にしてみてください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめワインセラー17選!家庭用にはコレ!
口の広いグラスがおすすめ
オーストリアの赤ワインを飲むときは口の広いグラスがおすすめです。
オーストリアの赤ワインはフルボディやミディアムボディが多いことから、インパクトの強い香りやタンニンの奥深さを感じられる口の広いワイングラスが良いからです。
特にフルボディの場合はタンニンの奥深さを強く感じられるため、口の広いワイングラスを使うようにしましょう。
具体的にはブルゴーニュ型やボルドー型のグラスを選べば間違いありません。
ぜひ自分に合ったワイングラスを選んでみてください。
またワイングラスについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめのワイングラス15選!種類とブランドも紹介
香りを楽しむために軽く回してみよう
オーストリアの赤ワインを飲む際は、香りを楽しむためにグラスを軽く回すことがおすすめです。
ワインを回す「スワリング」は、ワインを空気に触れさせるためのテクニックの1つで、オーストリアの赤ワインの芳醇な香りやタンニンの深さを感じられるようになります。
スワリングをする際には、右利きの方であれば反時計回りにグラスを回すと、ワインがこぼれたときでも自分側にワインがこぼれるため、周りに迷惑をかけることなく安心です。
またワイングラスを回さずに傾けて香りを感じる行為も最近では良く行われています。
ぜひどちらも試してみて自分に合った方法で赤ワインを楽しんでくださいね。
デキャンタージュでさらに楽しむ
オーストリアの赤ワインを飲むときは、デキャンタを使ってみましょう。
デキャンタージュは若い赤ワインから、熟成させた赤ワインをまろやかにしたり、渋みを取り除くことができます。
特に高級なオーストリアワインを選んだ時にはデキャンタージュすることがおすすめです。
デイリーワインの場合は、デキャンタージュに向いてないこともあるため5,000円以上のオーストリアワインあたりから試してみると良いでしょう。
デキャンタージュを行うことで味わいが奥深く、まろやかになることをぜひ楽しんでみてください。
しかしデキャンタという言葉を知っていても、使い方や選び方がわからない方も多いでしょう。
デキャンタについてより詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。
>>デキャンタとは?使い方から、おすすめのデキャンタ10選をご紹介!
オーストリア赤ワインと相性が良い料理
ここではオーストリアの赤ワインと相性の良い料理について紹介していきます。
ぜひ今回紹介する料理の中から、オーストリアの赤ワインと相性の良い自分だけのマリアージュを見つけてくださいね。
では早速見ていきましょう。
・鹿肉ステーキ赤ワインソース
・マグロのレアカツ
・牛肉、豚肉をワインやトマトでじっくり煮込んだ料理
・すき焼き
・肉汁溢れる手作りハンバーガー
・ワインを加えてよく煮込んだシチュー
・濃厚なソースのハンバーグステーキ
・トマトのミートパスタ
・サラダチキン
オーストリアの赤ワインはフルボディが多いため、濃い味付けの料理が相性と合わせることをおすすめします。
理由は料理も同じようにインパクトの強いものを選ぶことで、濃い味同士での相乗効果を楽しめるからです。
味付けが入念にされており、主張の強い料理を選べば間違いありません。
またミディアムボィのオーストリア赤ワインの場合は、上記の料理を少し優しめの味付けにすることで充分に楽しむことができます。
ミディアムボディの赤ワインの場合は、薄い味付けやサラダなどと合わせることがおすすめですよ。
調理方法や味付け具合を工夫して、ぜひ今回紹介した以外にもマリアージュを見つけてくださいね。
オーストリアの郷土料理と合わせるのもおすすめ
オーストリアの郷土料理と合わせて赤ワインを楽しむこともおすすめです。
理由はワインは産地ごとの気候や風土の影響を大きく受けることに加えて、郷土料理との相性を意識して造られることも多いからです。
具体的には薄い唐揚げに似たシュニッツェルや、ビーフシチューのようなグラーシュが挙げられます。
日本ではあまり販売していないですが、似たような料理を楽しむだけでも一気にオーストリアを感じられますよ。
またオーストリアの赤ワインと合わせておつまみを楽しみたい方は、こちらをご覧ください。
>>【ソムリエ厳選】赤ワインにおすすめのつまみ!手軽に買える物から簡単レシピまでご紹介!
オーストリアの赤ワインを楽しもう!
オーストリアの赤ワインを17本、厳選してご紹介しました。
手頃なものが多く、品種ごとに個性が違うので選びやすいのが特徴です。
お店ではなかなか見かけないオーストリアワインですが、一度味わうとその品質の高さと味わいに驚くでしょう。
おすすめのワインを参考に、いろいろな品種のオーストリア赤ワインを堪能してみてはいかがですか?
関連記事


【ソムリエ厳選】ニュージーランドの人気赤ワイン15選!味わいの特徴、選び方のコツも解説
世界で高い評価を受けているニュージーランド の赤ワイン。 国際的なワインコンペで上位に選ばれるなど、その実力は国際


【ソムリエ監修】オーストラリアのおすすめ人気赤ワイン13選!
オーストラリアワインはリーズナブルで高品質なワインとして話題の「ニューワールド・ワイン」として世界各国で


【ソムリエ監修】ポルトガルのおすすめ人気赤ワイン10選!選び方も解説
ポルトガルは世界のワイン市場で今まさに注目産地の一つです。 ポルトガルでは近年ブドウ栽培やワイナリーへの投資に積極


【ソムリエ厳選】アルゼンチンのおすすめ赤ワイン34選!産地の特徴や選び方のコツも解説!
現在アルゼンチンでは、隣国のチリワインの質向上を受け、「質より量」というワイン造りからコストパフォーマンスに優れたワ


赤ワインの産地ごとの特徴とおすすめワインをソムリエが解説!全12ヵ国を紹介!
「赤ワインを飲みたいけど、どうやって選べばいい?」「普段とは違う赤ワインを試してみたい!」 赤ワインに興


【ソムリエ監修】南アフリカの人気赤ワイン銘柄20選!産地特徴と味わい、選び方を解説!
南アフリカはニューワールドのワイン生産国として、近年注目を集めています。 寒暖差の激しい気候で海が近いという立地条


【ソムリエ厳選】ハンガリーのおすすめ赤ワイン10選!品種特徴、選び方までご紹介!
ハンガリーの赤ワインの代表と言えば「雄牛の血」の異名を持つエグリ・ビカヴェールです。 16世紀エゲルの地の戦いで、


【ソムリエ監修】オーストリアのおすすめ人気白ワイン15選!特徴を解説
オーストリアのワイン生産量は世界全体の1%ほどと少ないですが、品質の高いワインが多く造られています。 とくに白ワイ


【ソムリエ監修】オーストリアのおすすめ人気白ワイン15選!特徴を解説
オーストリアは白ブドウと黒ブドウの生産比率が6:4と、白ワインが有名なワイン産地です。 味わいも辛口から極甘口まで
人気記事ランキング


【ワイン教養】高級シャンパンおすすめ35選ランキング!シャンパンの基礎知識からギフトにおすすめな銘柄までをご紹介!


【ソムリエ厳選】おすすめの赤ワイン20選!選び方・飲み方も解説!


【編集部厳選】おすすめの高級焼酎25選!人気のプレミアム焼酎を厳選!


高級ウイスキーのおすすめ人気ランキング21選!美味しい飲み方も紹介


【2022年版】人気おすすめ焼酎26選!種類から選び方まで徹底解説
特集記事


日本酒スキンケア用品ランキング6選!併せて楽しめる日本酒もご紹介!


人気おすすめの純米酒ランキング31選!選び方や美味しい飲み方も紹介


【ソムリエ厳選】おすすめの赤ワイン20選!選び方・飲み方も解説!


リキュールとは?種類から、おすすめのリキュール一覧、飲み方まで徹底解説!

