マルセル・ダイスは、アルザスワインのトップに君臨する革命的なワイナリー。
アルザス内での影響力はすさまじく、法律まで変えてしまったそのワインは常識を覆す美味しさ。
今回はマルセル・ダイスのワインについて、特徴やおすすめ銘柄をソムリエがご紹介します。
目次
マルセル・ダイスとは
マルセル・ダイスは、アルザス地方で270年以上の長い歴史をもつ家族経営のワイナリーです。
9つの村に広大な畑を所有し、アルザスではもちろん、世界でもトップクラスの実力を誇ります。
アルザスに初めて「テロワール(気候や土壌など、ブドウが育つ環境)」の概念を持ち込み、法律まで変えてしまった革命的な生産者です。
彼の哲学はテロワールを最大限に引き出すことにあります。
そのためにもマルセル・ダイスのワイナリーでは、1970年代から最も厳格なオーガニック農法である「ビオディナミ農法」を採用。
最も自然な状態でブドウを育て、その結果としてテロワールの特性を最大限に引き出すワインを生産しています。
また、ひとつの畑で育てられた複数のブドウ品種をブレンドしてワインを造っていますが、これもまたテロワールをワインに反映するための技法です。
マルセル・ダイスはアルザスワインをワールドクラスのワインに昇華させた功労者として認識されており、そのワインは世界中のワイン愛好家によって高く評価されています。
そもそもアルザスはどんなワイン産地?
アルザスとはドイツとの国境沿いに位置する、フランス東部のワイン産地です。
アルザスは歴史的な背景からフランスとドイツの文化が入り混じっており、そのワインには両文化の要素が反映されています。
ワインはフルーティで芳醇な香りと鮮やかな酸味、ミネラル感を持ち、エレガントでバランスの取れた味わいが特徴です。
ワイン造りの伝統においても、アルザスは他のフランスの地域とは一線を画しています。
栽培されているブドウ品種はリースリングやゲヴュルツトラミネールなど、ドイツに由来する品種が多く栽培されています。
また、アルザスのワインは通常単一のブドウ品種で醸造され、その品種名がラベルに明記されます。
これはボルドーやブルゴーニュなどフランスの他の地域では一般的ではありません。
なお、アルザスのこのワイン法は、マルセル・ダイスが長年に渡り意を唱えたことによって法律が改正され、ボトルにブドウ品種名を明記さなくても良いことになりました。
「ワインの価値はブドウ品種ではなく、テロワールにある」
このマルセル・ダイスが持つ強い信念が、現在のアルザスワインの価値を高めたといっても過言ではないでしょう。
>>【ソムリエ監修】アルザスのおすすめ人気ワイン20選!特徴も解説
マルセル・ダイスのワインの特徴
マルセル・ダイスの生み出すワインにはどんな特徴があるのでしょうか。
こちらでその特徴を3つに分けてご紹介します。
凝縮感が強く軽やかなワイン
マルセル・ダイスのワインは凝縮感がありながらも軽やかさを両立しています。
ブドウの果実味やミネラル感が非常に強く、味わい深いながらその飲み口は極めてなめらかです。
その秘密はとにかく手間暇をかけるブドウ栽培・醸造工程にあります。
ブドウ栽培においては、一般的な収穫量よりも半分にブドウの収量を抑えることで、ブドウ一粒ずつの凝縮度を高めています。
そして栽培方法は後述するビオディナミ農法を用いることで、完熟したブドウは繊細なミネラルやピュアな果実味を持った状態に。
ブドウの圧搾は優しい力で時間をかけて行い、ピュアなブドウの風味を残した果汁を絞りだします。
醸造はブドウに付着した天然酵母を使い、長い時間をかけて発酵を進めます。
最高のブドウを、丁寧に醸造することで、マルセル・ダイスのワインは極めて品質の高い仕上がりとなっているのです。
テロワールを重視したビオディナミ農法
マルセル・ダイスはテロワールを重視し、ビオディナミ農法を採用しています。
ビオディナミ農法は、オーガニック農法の一種です。
農地を自給自足の生態系として捉え、土壌、植物、動物が一体となって働くことで自然のバランスを維持しようとします。
土壌の管理は自然の素材(動物の排泄物や植物の堆肥など)を用いて行われ、さらに特定のハーブや鉱物を含む天然の調製剤が農薬の代わりに使われます。
ビオディナミ農法は、ワイン造りにおいてテロワールを反映するためには最適なブドウの栽培方法です。
この自然に優しい持続可能な農法は、マルセル・ダイスによってアルザスに持ち込まれました。
ビオディナミ農法は効率的なブドウ栽培とは真逆となる、極めて手間暇のかかる農法です。
しかしながら、マルセル・ダイスのワイン哲学に共感する生産者も多く、ビオディナミ農法に取り組むアルザスの生産者も増えています。
>>【ソムリエ解説】ビオワインの人気おすすめ15選!特徴や製法も解説
様々なブドウ品種を使用する混植・根醸
マルセル・ダイスのワイン造りにおける大きな特徴のひとつが、混植と混醸です。
混植とは、ひとつのブドウ畑で複数のブドウ品種を育てること。
そして混醸とは複数のブドウ品種を分けずにブレンドしてワインを造ることを指します。
この手法は中世ヨーロッパのワイン造りの伝統的な手法で、ブドウの品種間の相互作用が理解されていなかった時代に始まりました。
畑に様々な品種を植えることで、天候や病気によるリスクを分散させ収穫量を確保することができました。
マルセル・ダイスはテロワールをワインに表現するために、アルザスの代表的な13品種の混植・根醸を行っています。
同じ畑であっても異なる品種を植えることによって、テロワールの異なる表面を見せることができると彼は考えているのです。
マルセル・ダイスのワインシリーズ
マルセル・ダイスのリリースするワインには3つのシリーズに分かれます。
こちらでその3つのシリーズを確認していきましょう。
単一品種ワイン
このシリーズでは、一つのブドウ品種の特性を最大限に引き立てることを目指しています。
リースリング、ピノ・グリ、ゲヴェルツトラミネールなど、それぞれの品種の特性や風味が際立つよう、ブドウの成熟度や発酵の進み具合を調整します。
単一品種ワインを飲むことで、アルザスで生産されたそのブドウ品種の個性を良く知ることができるでしょう。
ヴィンテージワイン
このシリーズは、特定のヴィンテージの気候条件やテロワールの特性を反映するワインを生産することを目指しています。
生鮮品であるブドウの出来栄えはその年の天候に左右され、さらにブドウの品質はそのままワインの品質に直結します。
そのため、ワインの世界ではブドウの収穫年である「ヴィンテージ」が重要視されるのです。
ヴィンテージワインはその年の気候条件やテロワールが生み出すワインの個性を味わうことができます。
テロワールワイン
テロワールワインは特定の畑や地域のテロワールの特性を最大限に表現することを目指したシリーズ。
ラベルにはブドウ品種の記載が無く、畑の名前のみが記載されます。
畑のテロワールを表すワインであるため、ブドウ品種は混植・混醸された複数の品種が用いられます。
このテロワールワインこそが、マルセル・ダイスが最も力を入れているワインだと言えるでしょう。
マルセルダイスのおすすめワイン10選
それではこちらでマルセル・ダイスのおすすめワインをご紹介します。
どのワインも非常に完成度の高い仕上がりとなっているので、気になる1本をぜひ試してみてください。
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商品画像 | ||||||||||
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商品名 | マルセル・ダイス アルテンベルグ・ド・ベルグハイム グラン・クリュ | 【2009年】 マルセル・ダイス シェネンブルグ グラン・クリュ | マルセル・ダイス グラスベルグ・プルミエ・クリュ | マルセル・ダイス マンブール グラン・クリュ[2012] | マルセル・ダイス アルザス・ルージュ [2016] | アルザス ゲヴュルツトラミネール | ピノ グリ マルセル ダイス | アルザス エンゲルガルテン プルミエ・クリュ マルセル・ダイス | アルザス ショフウェグ プルミエ・クリュ マルセル・ダイス | ヴァン ルージュ ド サン イポリット マルセル ダイス |
詳細 | アルコール度数 13 % 味わい 辛口 原産国名 フランス メーカー名 ヌーヴェル・セレクション | アルコール度数 13 % 味わい 辛口 原産国名 フランス メーカー名 ヌーヴェル・セレクション | 原産国名 フランス メーカー名 マルセル・ダイス 果実 % リースリング、ゲヴェルツトラミネール | 原産国名 フランス メーカー名 マルセル・ダイス | ボディー ミディアムボディ 原産国名 フランス メーカー名 マルセル・ダイス 果実 % ピノノワール | 味わい:辛口 産地:フランス、アルザス 品種:ゲヴュルツトラミネール | 味わい:中辛口 産地:フランス、アルザス 品種:ピノ グリ | 味わい:辛口 産地:フランス、アルザス 品種:リースリング、ピノ・グリ、ブーロ、ミュスカ、ピノ・ノワール | 味わい:辛口 産地:フランス、アルザス 品種:リースリング 50%、ピノ・ブラン、ピノ・ノワール、ピノ・グリ | 産地:フランス、アルザス 品種:ピノノワール |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
アルテンベルグ・ド・ベルグハイム グラン・クリュ
マルセル・ダイス アルテンベルグ・ド・ベルグハイム グラン・クリュ
アルザスの伝統品種すべてをブレンド
従来、AOCグラン・クリュで使用できる品種は4つと法律で決められていましたが、マルセル・ダイスの提唱で複数品種のブレンドが認められました。
このワインにはアルザスのすべての伝統品種13種がブレンドされています。
鉄分豊かな赤い粘土石灰質と石灰岩質の混ざった土壌で、ブドウの平均樹齢は25年。
貴腐菌がブドウの完熟を促して、凝縮した果実味の濃厚で力強いワインが造られます。
トロピカルフルーツの華やかな香りが広がり、ハチミツ、黒コショウなどの複雑なニュアンスが溢れ出します。芳醇な果実味とコクのある旨味。滑らかな質感が魅惑的な白ワインです。甘みを伴う余韻が長く続きます。
シリーズ | ブドウ品種 |
テロワールワイン | アルザスの13品種 |
香り | トロピカルフルーツ、りんご蜜 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |
シェネンブルグ グラン・クリュ
【2009年】 マルセル・ダイス シェネンブルグ グラン・クリュ
長期熟成のポテンシャル
リースリングが80%で、ミュスカ、ピノ・グリ、シルヴァネール、シャスラなどのブレンドです。
平均樹齢50年。シェネンブルグは土壌の石膏中に硫黄分が多く含まれている畑で、ワインにもマッチを擦ったような香りが感じられます。
花やフルーツの香りに、ハチミツのニュアンス。しっかりした骨格の中に上品な甘さがあり、凝縮感と濃密さ、粘度がありながらもスッキリと味わえる極上の逸品。
長期熟成のポテンシャルの高いワインです。
力強く、複雑味のある味わいは、現代アルザスワインの頂点のひとつと言われています。
シリーズ | ブドウ品種 |
テロワールワイン | リースリング/ミュスカ/ピノ・グリ など |
香り | 白桃、蜂蜜 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
グラスベルグ プルミエ・クリュ
マルセル・ダイス グラスベルグ・プルミエ・クリュ
ミネラルが豊富
「グラスベルク」は草しか生えない場所という意味です。
丘の頂上部に位置する斜面の畑で、グラン・クリュのアルテンベルグの近くにあります。粘土質がまったくない石灰岩の畑で、小石のみ。ブドウ栽培だけが可能な場所です。
リースリングとゲヴェルツトラミネールのブレンド。
熟した青リンゴや白桃などの果実の香りに、ハチミツやシナモンを思わせるニュアンスが広がります。
甘みのある果実の凝縮感が強く、豊富なミネラルや酸が感じられる複雑な味わい。
シリーズ | ブドウ品種 |
テロワールワイン | リースリング/ゲヴェルツトラミネール |
香り | デリシャスりんご、白胡椒 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
マンブール グラン・クリュ
マルセル・ダイス マンブール グラン・クリュ[2012]
唯一の辛口
マンブールは、南向きの斜面に位置する畑。
ピノ・グリ、ピノ・ノワールなどをブレンドした白ワインです。
北風が強いため貴腐菌が付かず、マルセル・ダイス唯一の辛口ワインとされています。
低収量で造られているため、凝縮した果実味が強く感じられるワイン。
熟したトロピカルフルーツや白桃のような濃密な香りに、バター、ハチミツ、レモンのようなニュアンス。
透明感のある口当たりで、ミネラル感に溢れ、力強く深い味わいです。
シリーズ | ブドウ品種 |
テロワールワイン | ピノ・グリ/ピノ・ノワール/ピノ・ムニエ など |
香り | アプリコット、りんご |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
アルザス・ルージュ
マルセル・ダイス アルザス・ルージュ [2016]
希少な赤ワイン
年間生産量5000本の限定品です。
ピノ・ノワール100%のミディアムボディ。
ベリー系の華やかな香りで、しっかりした酸があり、豊かな果実味と繊細なタンニンがバランスのとれた味わいです。
アルザスのテロワールが反映されたピノ・ノワールで、ブルゴーニュのワインにも決して引けを取らない美味しさです。
シリーズ | ブドウ品種 |
ヴィンテージワイン | ピノ・ノワール |
香り | フランボワーズ、出汁 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
ゲヴェルツトラミネール
アルザス ゲヴュルツトラミネール
ライチやオレンジの皮、カモミールやばらの花びらなど妖艶なアロマに、ヴァニラのニュアンスが続きます。
果実味は大変濃厚で、生き生きとした酸とのバランスが絶妙です。
ハチミツを思わせる余韻が続く、品種の特徴を上手く引き出した辛口ワインに仕上がっています。
シリーズ | ブドウ品種 |
単一品種ワイン | ゲヴェルツトラミネール |
香り | ライチ、白薔薇 |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
ピノ・グリ
ピノ グリ マルセル ダイス
マルセルダイスのピノグリは、コクのある味わいと、しっかりとしたシャープな酸が特徴です。
完全に熟した白桃を思わせるチャーミングでフルーティなアロマとよく調和しています。
粘性のある口当たりに、スモーキーなニュアンスが複雑さを出しています。
奥行きのある半甘口で、飲みやすい印象タイプの白ワインに仕上がっています。
四川麻婆豆腐や甘味を効かせた酢豚、スパイシーなカレーなどと大変合わせやすいです。
シリーズ | ブドウ品種 |
単一品種ワイン | ピノ・グリ |
香り | カリン、黄桃 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
エンゲルガルテン プルミエクリュ
アルザス エンゲルガルテン プルミエ・クリュ マルセル・ダイス
マルセルダイスのプルミエクリュを代表するの看板アイテムで、エンゲリガルデンとは、「天使の庭」を意味します。
セパージュはリースリング50%に、ピノグリ、ミュスカ、ブーロ、ピノノワールのブレンドで、複雑な味わいが特徴的です。
ふくよかなボディにグレープフルーツやレモンなどの爽やかなアロマが印象的な仕上がりです。
カルパッチョやシーフードサラダ、シンプルなチキングリルなど大変良く合います。
シリーズ | ブドウ品種 |
テロワールワイン | リースリング/ピノ・グリ/ミュスカ など |
香り | シトラス、白桃 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
ショフウェグ・プルミエクリュ
アルザス ショフウェグ プルミエ・クリュ マルセル・ダイス
ショフウェグはグランクリュ畑マンブールと同じ傾斜の畑にあるため、別名「プティ・マンブール」とも呼ばれています。
はっさくや黄桃、パイナップルなどフルーティなアロマに、ミネラリーなニュアンスが続きます。
果実味が大変豊かで、ハーブやホワイトペッパーの風味が上品に調和しています。余韻にはハチミツを思わせる香りが長く続きます。
辛口過ぎる白ワインが苦手な方でも受け入れやすい、エレガントな仕上がりです。
シリーズ | ブドウ品種 |
テロワールワイン | リースリング/ピノ・ブラン/ピノ・ノワール など |
香り | パイナップル、アカシアの蜜 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
ヴァン・ルージュ・ド・サン・イポリット
ヴァン ルージュ ド サン イポリット マルセル ダイス
2004年リリースのピノ・ノワール100%です。
年間生産量がたったの2千本、超希少価値の高い赤ワインなので、見つけたら即買いをオススメします。
アルザスらしい引き締まった強めの酸と、ミネラリーなニュアンスが特徴的です。
ジューシーな果実味が口いっぱいに広がり、軽やかでフルーティな余韻が続く、チャーミングでエレガントな仕上がりです。
シリーズ | ブドウ品種 |
ヴィンテージワイン | ピノ・ノワール |
香り | カシス、ラズベリー |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
マルセル・ダイスのワインに合わせる料理
それでは最後にマルセル・ダイスのワインに合わせる料理をご紹介します。
マルセル・ダイスのワインは柔らかで軽快な味わいがあるので、食事との相性は抜群です。
ジビエ料理
マルセル・ダイスの赤ワインに合わせていただきたいのが、ジビエ料理です。
ジビエ料理の魅力は、個性的な風味と滋味あふれる旨味。
このジビエの持つ特徴は、ナチュラルで個性的な風味と強い凝縮感を感じるマルセル・ダイスのワインにぴったりと合います。
ピノ・ノワールを使った上質な赤ワインと、鴨肉や羊肉のステーキは最高の組み合わせとなるでしょう。
豚肉のロースト
マルセル・ダイスのワインは、凝縮感と軽やかさを持つ特徴があります。
そのため、程よい脂身と旨味を楽しめる豚肉のローストとの相性が良いです。
豚肉の豊かな旨味と、ワインのフルーティでバランスの取れた味わいが調和し、相互に引き立て合います。
塩やハーブなどのシンプルな味付けには白ワインを、濃厚なソースでいただく場合は赤ワインを合わせると良いでしょう。
チーズ【マンステール】
マンステールは、アルザス地方で生産される牛乳から作られるチーズであり、アルザスの伝統的なチーズとして知られています。
熟成によってオレンジ色に表皮が染まっており、柔らかなテクスチャーとクリーミーな味わいが特徴です。
アルザス地方のワインとの相性は抜群で、特に辛口の白ワインとの組み合わせがおすすめ。
マルセル・ダイスのやわらかな酸味とマンステールのクリーミーさが相まって、最高のマリアージュを楽しむことができます。
おでん
おでんは出汁の効いた日本の伝統的な煮込み料理です。
マルセル・ダイスのワインは、凝縮感のあるブドウの果実味とミネラル感が特徴であり、おでんのシンプルで優しい風味とよく合います。
おでんの具材としては大根、こんにゃく、卵、牛すじなどがありますが、どの具材もマルセル・ダイスのような優しいワインとの相性が良いです。
おでんには特にミネラル感をしっかりと感じる白ワインとの相性が良いでしょう。
天ぷら
天ぷらは、揚げたての軽い食感と香ばしい味わいが特徴の料理。
マルセル・ダイスのワインは軽やかな酸味と清涼感があるため、繊細な和食とも相性ぴったりです。
塩を振った天ぷらに柑橘を搾るかのように、マルセル・ダイスの白ワインをぜひ合わせてみてください。
ワインと天ぷらの両方の旨味が引き出されるペアリングを楽しめるでしょう。
マルセル・ダイスはアルザスワインを変えた偉大な生産者!
マルセル・ダイスのワインについて、ご紹介しました。
世界の注目を集めるその革命的な味わいは、ワイン愛好家なら一度は試したい極上の逸品です。
ご紹介したラインナップも参考に、その素晴らしい味わいをお楽しみください!
マルセル・ダイスのあるアルザスには、他にも豊富なワインのラインナップがあるので、気になる方は以下の記事もご覧ください!
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