自然派のビオワインで特に入手困難な造り手と言えば、ドメーヌ・プリューレ・ロック。
ブドウそのものの純粋な味わいを活かしたワインは人々を魅力してやみません。
今日はそんなプリューレ・ロックについて詳しくご紹介いたします。
目次
プリューレ・ロックとは
プリューレ・ロックは、フランスブルゴーニュ地方のニュイ・サン・ジョルジュ村にあるドメーヌ(ブドウの栽培から醸造、瓶詰を行う生産者)です。
1989年、アンリ・フレデリック・ロック氏によって設立されました。
創業当初から徹底した有機栽培を実施しており、化学的なものは一切使用しないブドウ栽培を行っています。
日本でも大変人気のある自然派ワインの造り手です。
創業者のアンリ・フレデリック・ロック氏
天才醸造家でDRCの共同経営者
アンリ・フレデリック・ロック氏は、ドメーヌルロワ2代目であるアンリ・ルロワ氏の孫にあたります。
1989年、ロック氏はブルゴーニュ最高峰のDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ)が、ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑を売り出しているのを目にします。
兼ねてからワイン造りを仕事にしたいと考えていたことから、その畑を購入してドメーヌ・プリューレ・ロックを創業しました。
ロック氏は、ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑を購入したことがきっかけとなり、1992年からDRCの共同経営者にもなっています。
自然派ワイン造りの第一人者
ロック氏は自らの手で畑仕事を行うなどブドウ栽培を重視しており、創業時から一貫して農薬や化学的な肥料は一切使用していません。
醸造もあえて手間のかかる昔ながらの手法を取り入れるなど、妥協を許さないワイン造りを徹底しました。
自然派ワインの第一人者そして天才醸造家として、フランスのみならず世界で高い評価を受けています。
2018年にこの世を去る
ロック氏は、2018年11月に56歳という若さでこの世を去りました。
現在は、2010年より共同経営者となったヤニック・シャン氏(2005年から醸造責任者)が指揮をとっています。
ドメーヌ・プリューレ・ロックのこだわりと特徴
完全ビオロジックの自然派ワイン
プリューレ・ロックはドメーヌ創業時から農薬や化学的な肥料は一切使用しない完全ビオロジック農法を行っています。
信念を貫く醸造
畑の草取りから収穫まで一貫して手作業にこだわりを持つ造り手です。
一番の特徴とも言えるのが、100%全房発酵を行っていることです。
そのために収穫期を遅らせて、茎まで熟すのを待ってから収穫しています。
100%全房発酵することにより、
・フレッシュな口当たりなる
・果実の酸味が優しくまろやかになる
・タンニンがよりシルキーになる
・ワインに複雑さをもたらす
といった効果が期待出来ます。実はDRCもこの手法を取り入れています
さらに、プリューレ・ロックでは発酵に天然酵母を使用し、ワインに補糖は行っていません。
酸化防止剤についても、ほぼ不使用です。
(どうしても必要な場合のみ、ごく微量を添加する可能性がありますが、通常は使用していません。)
ここまでこだわりを持って造られたワインは大変完成度が高く、ブドウそのものの純粋な味わいを活かした可憐なタイプに仕上がっています。
自然派とは思えない完成度の高さ
自然派ワインによくある独特な癖のある香りや風味が苦手…という方も多いと思います。
しかしプリューレ・ロックのワインには、そのような独特のニュアンスがありません。
還元臭も感じられず、ピノ・ノワールらしい華やかなアロマが心地よく広がります。
ビオにありがちなマイナス面を感じさせない高い品質ゆえ、ここまで人気が定着したのかも知れません。
プリューレ・ロックの選び方
プリューレ・ロックのワインは全て一級品です。
ただ、それぞれに異なった個性があるため、自分に求めているワインを選びたいですよね。
そこで、ここではプリューレ・ロックを選ぶ際のポイントについて解説していきます。
今回紹介するポイントは以下の通りです。
- ブドウ品種
- 年代
- 価格
ではそれぞれ見ていきましょう。
2種類から選ぶブドウ品種
プリューレ・ロックには主に2種類のブドウ品種が使用されています。
ここではそれぞれの特徴について詳しく解説していきます。
早速見ていきましょう。
繊細で上品なピノ・ノワール
ピノ・ノワールで造られたワインは、赤ワインの中では繊細な味わいや香りが特徴です。
タンニンが少ないためクセが無く、親しみやすい飲み口となっています。
ただ、熟成されたピノ・ノワールで造られたワインは、奥深く落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
繊細ながらも上品なブドウ品種と言えるでしょう。
極上の辛口シャドルネ
シャドルネは辛口の極上ワインを造りだす、ブドウ品種です。
シャドルネは地域ごとで違った味わいを発揮するカメレオンのようなブドウ品種と言われています。
プリューレ・ロックに使われているシャドルネは、果実味を含んだフルーティーな味わいや香りを醸し出し、キリっとした辛さが魅力ですよ。
自然派ワインだからこそ注目したい年代
プリューレ・ロックは自然派ワインのため、年代にも注目しておきたいです。
自然派ワインは天候の影響などを大きく受けるため、味わいや香りが年代ごとに大きく変化します。
とは言っても、プリューレ・ロックのワインは毎年違った魅力を持っています。
様々な年代を試してみて、自分に合ったワインを見つけることがおすすめです。
価格も外せないポイント
プリューレ・ロックのワインは、決してリーズナブルとは言えません。
1万円近くするものから、5万円近くの値が付くこともあります。
購入する際には、予算を決めて考えておくこともおすすめですね。
プリューレ・ロックのおすすめワイン10選
プリューレ・ロックのおすすめワイン10選を解説していきます。
1.ブラン
プリューレ・ロック ブラン (オレンジワイン)
品種:シャルドネ
シャルドネから造られたオレンジワインです。
実験的に赤ワインのように茎や枝などを取り除かずに、全房発酵で造ってみた事がきっかけで、リリースすることとなりました。
果実味豊かで味わいに奥行きがあるスタイル!穏やかな口当たりで非常にフレッシュでまろやかな印象です。
香り | アンズ、セイロンティー |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
コメント | ブルゴーニュでは珍しいオレンジワイン。時間と共に広がっていく深みのある香りを楽しむためには、大きめのグラスと、赤ワインほど温度を上げるのがポイント。 |
2.ブルゴーニュ ロゼ
プリューレ・ロック ブルゴーニュ ロゼ
産地:フランス、ブルゴーニュ
品種:ピノ・ノワール
ピノノワール100%のロゼワインです。
ラズベリーやブラックベリーなどのチャーミングなアロマに、ほのかにスパイスやキノコを思わせる複雑さも感じられます。
滑らかな口当たりで、熟成感のあるジューシーな果実味が印象的!
ブドウそのもののピュアな甘さに、しっかりとした酸を感じる優しいロゼワインに仕上がっています。
香り | バラ、イチゴ |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
コメント | ピノノワールの銘醸地で作られる本格派なロゼワイン。しっかりと冷やして小ぶりのグラスで飲むのがポイント。 |
3.ラドワ・ブラン ル・クル ブルゴーニュ
プリューレ・ロック ラドワ・ブラン ル・クル
品種:シャルドネ
ラドワ・セリニィ村産のシャルドネで作られたワインです。
畑の広さはなんと0.35ha、非常に希少価値の高いワインとして、マニア垂涎の的となりました。
青リンゴやレモンなどシャルドネらしい爽やかなアロマにマイルドな口当たりが印象に残ります。
シャープな辛口ですが、味わいに奥行きがありふくよかなでリッチな仕上がりです。
香り | ライム、梨 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
コメント | 今注目の村ラドワ・セリニィで作られたワイン。ライムや梨の爽やかな香りがありバランスの良い味わいに仕上がっている。 |
4.ヴォーヌ・ロマネ レ・クルー
【ドメーヌ プリューレ ロック】 ヴォーヌ ロマネ レ クル【ドメーヌ プリューレ ロック】 ヴォーヌ ロマネ レ クル [2014]
産地:フランス、ブルゴーニュ
品種:ピノ・ノワール
レ・クルーは、村格付け区画のブドウをブレンドしたワインです。
オレンジピールやいちごジャム、よく塾したブラックベリーのアロマに、腐葉土やスパイスなどの複雑さが続きます。
フレッシュな果実味に、しっかりとした酸と溶け込んだタンニンとのバランスが完璧です。
香り | 紅茶、ブルーベリー |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
コメント | 丸みを帯びた、優しい味わい。ベリーやイチゴのアロマが飲んだ瞬間に駆け抜けていきます。大きめのグラスで香りを楽しむのがポイント。 |
5.ヴォーヌ・ロマネ 1er レ・スショ
プリューレ ロック ヴォーヌ ロマネ 1er レ スショ
産地:フランス、ブルゴーニュ地方
品種:ピノ ノワール
レ・スショは、「ロマネ サン・ヴィヴァン」と「クロ サン ドニ」のグランクリュ畑に挟まれたプルミエクリュ畑です。
土壌に石灰岩が多くワインにミネラル感を与えています。
バラの花びらを思わせるフローラルなアロマに、ブラックベリーやスパイス、ヴァニラのニュアンスが続きます。
シルクのように柔らかい口当たりで、力強い果実の凝縮感を感じます。気品溢れる完成度の高い仕上がりです。
香り | アーモンド、スグリ |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
コメント | 熟した黒系果実の香りに香ばしい樽の香りが加わり気品ある仕上がり。女性的なワインが好きな方におすすめ。 |
6.クロ・ド・ヴージョ グランクリュ
プリューレ・ロック/クロ・ド・ヴージョ
クロ・ド・ヴージョはヴージョ村のグランクリュで、コート・ド・ニュイ最大の面積を誇ります。
プリューレ・ロックは条件の良い上部区画に畑を所有、ブドウの樹齢は35年から70年の古樹です。
ブラックベリーや紫蘇の葉、カカオなどのアロマに、贅沢な樽香が続きます。
優しい口当たりで味わいは奥深く、ふくよかさが特徴的です。穏やかな酸に溶け込んだタンニンが非常にエレガントに仕上がっています。
香り | カシス、キノコ |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
コメント | 古い葡萄の木から作られるワイン。古木から作られるワインは香りや味わいが凝縮した奥深い味わいに仕上がる。 |
7.ニュイ・サン・ジョルジュ 1er クロ・デ・ザルジリエール
ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュクロ・デ・ザルジリエール プリューレ・ロック
品種:ピノ・ノワール
クロ・デ・ザルジリエールは、フランスのワイン評論家ミシェル・ベタンヌ氏が「DRCグランクリュ に匹敵する」と大絶賛しているプルミエクリュ畑です。
野いちごやブラックベリー、ラズベリーなどのアロマに、繊細で穏やかな口当たりが印象に残ります。
凝縮されたジューシーな果実味に、ブドウそのもののほのかな甘さを感じるピュアな仕上がりです。
香り | さくらんぼ、ゼラニウム |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
コメント | 細かく畑が区切られているブルゴーニュ。そんな中最上級の畑、グランクリュに匹敵する味わいのワイン。繊細なワインが好きな方におすすめ。 |
8.ニュイ サン ジョルジュ クロ・デ・コルヴェ
プリューレ・ロック ニュイ・サン・ジョルジュ クロ・デ・コルヴェ 2014
産地:フランス、ブルゴーニュ
品種:ピノ・ノワール
クロ・デ・コルヴェは、ドメーヌプリューレ・ロックのモノポール(単独所有)であるプルミエクリュ畑です。
フレデリック・ロック氏が最も愛した畑とも言われています。
ラズベリーや梅、バラの花びらを思わせるフローラルなアロマに、湿った土やほのかにトリュフのニュアンスも感じます。
濃厚な果実味に、ピノノワールとは思えないほどパワフルなタンニンが特徴的!
ミネラリーで心地よい余韻が続く素晴らしい仕上がりです。
香り | スミレ、椎茸 |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
コメント | ニュイサンジョルジュで作られる力強いワイン。濃厚なフルーツの香りに加え、動物的なニューアンスも兼ね備えているので男性的なワインが好きな方におすすめ。 |
9.シャンベルタン クロ・ド・ベーズ グランクリュ
プリューレ・ロック/シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ
グランクリュのシャンベルタンクロ・ド・ベーズは、ブルゴーニュの中でもとりわけ素晴らしいワインのひとつです。
ブラックベリーやカシスのアロマに、枯れ葉やスパイシーなニュアンスも感じられます。
優美で豊かな果実味が濃厚で、ふくよかな骨格が特徴的!
風格のあるタンニンに、したたかな酸と全てが偉大で感動を覚える秀逸なワインです。
香り | バラ、紅茶 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
コメント | ブルゴーニュの中でも特に人気の村。豊かな香りに加え、シルクのようなタンニンもありゆっくりと時間をかけて飲むのがポイント。 |
10.ヴォーヌ・ロマネ・1er クロ・ゴワイヨット
【ドメーヌ プリューレ ロック】 ヴォーヌ ロマネ クロ ゴワイヨット
産地:フランス、ブルゴーニュ地方
品種:ピノ ノワール
クロ・ゴワイヨットは、ドメーヌプリューレ・ロックのモノポール(単独所有)であるプルミエクリュ畑です。
ブラックベリーやバラの花びらなどの妖艶なアロマに、トリュフやスパイスなどの複雑さも感じられます。
口当たりは驚くほど滑らかで、まろやかな果実味が口いっぱいに広がります。
伸びやかな酸と、優雅なタンニンとのバランスが完璧な仕上がりです!
香り | 花束、カシス、落ち葉 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
コメント | ロマネコンティで有名なヴォーヌロマネ村で作られるワイン。グラスに注ぐとスミレやバラのフローラルの香りが広がり花束をもらったと錯覚するワイン。 |
プリューレ・ロックのおすすめ10選比較表
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
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商品名 | 【ドメーヌ プリューレ ロック】 ヴォーヌ ロマネ クロ ゴワイヨット | プリューレ・ロック/シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ | プリューレ・ロック ニュイ・サン・ジョルジュ クロ・デ・コルヴェ 2014 | ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュクロ・デ・ザルジリエール プリューレ・ロック | プリューレ・ロック/クロ・ド・ヴージョ | プリューレ ロック ヴォーヌ ロマネ 1er レ スショ | 【ドメーヌ プリューレ ロック】 ヴォーヌ ロマネ レ クル【ドメーヌ プリューレ ロック】 ヴォーヌ ロマネ レ クル [2014] | プリューレ・ロック ラドワ・ブラン ル・クル | プリューレ・ロック ブルゴーニュ ロゼ | プリューレ・ロック ブラン (オレンジワイン) |
詳細 | 味わい:フルボディ 産地:フランス、ブルゴーニュ地方 品種:ピノ ノワール | 産地:フランス、ブルゴーニュ | 味わい:フルボディ 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:ピノ・ノワール | 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:ピノ・ノワール | 産地:フランス、ブルゴーニュ | 味わい:ミディアムボディ 産地:フランス、ブルゴーニュ地方 品種:ピノ ノワール | 味わい:フルボディ 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:ピノ・ノワール | 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:シャルドネ | 味わい:辛口 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:ピノ・ノワール | 産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:シャルドネ |
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プリューレ・ロックのワインを買う際の注意点
並行輸入はNG?
プリューレ・ロックのワインをご購入の際は並行輸入されたものではなく、正規輸入品を選ぶのがおすすめです。
正規品の場合、運搬の際にコンテナ内の温度も厳密に管理されています。
一方、並行輸入の場合は、温度管理は特段約束されている訳ではないのです。
管理している場合もありますし、していない場合もあります。
温度管理がされていないコンテナーで運ばれるとかなり高温になり、ワインが劣化しやすくなります。
自然派ワインは非常に繊細
ドメーヌ・プリューレ・ロックのワインには酸化防止剤を使用していない、もしくはごく微量しか入っていません。
自然派ワインは特にデリケートなので、通常のワイン以上に購入元や輸入ルートを確認しないと、本来の味わいと大きく変わってしまうことがあります。
プリューレ・ロックの美味しい飲み方
ここでは、プリューレ・ロックを美味しく飲むための方法について解説していきます。
一級品の自然派ワインをより楽しんでくださいね。
今回紹介するプリューレ・ロックの美味しい飲み方は以下の通りです。
- ワイングラス
- 保存温度
- デキャンタ
- スワリング
ではそれぞれ見ていきましょう。
ワイングラスにこだわる
プリューレ・ロックを飲むときは、ワイングラスにこだわりましょう。
赤ワインのプリューレ・ロックは基本的フルボディ~ミディアムボディが多いため、口の広いグラスを使うことがおすすめです。
口の広いワイングラスに注ぐことで、自然が造り出したプリューレ・ロックの香りを楽しむことができます。
具体的には、タンニンの香りや味わいを引き出してくれるブルゴーニュ型やボルドー型のワイングラスが良いでしょう。
対して白ワインのプリューレ・ロックの場合は、万能型のワイングラスがおすすめです。
万能型のワイングラスを使えば、プリューレ・ロックの自然本来の味わいを堪能することができます。
またワイングラスについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらも参考にしてください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめのワイングラス15選!種類とブランドも紹介
慎重に保存する
プリューレ・ロックは慎重に保存することが大切です。
酸化防止剤を使用していない、またはほとんど使っていない自然派ワインのプリューレ・ロックは、保存方法によって味わいが大きく変化してしまいます。
そのため丁寧に扱いましょう。
赤ワインのプリューレ・ロックなら13~15℃、白ワインなら6~9℃を目安に保存することがおすすめです。
ただ、日本の気候ではプリューレ・ロックを適温で保ちつづけることは難しいです。
そこでプリューレ・ロックの保存にはワインセラーを使いましょう。
ワインセラーを使うことで、プリューレ・ロックはもちろん、他のワインなども適切に保存することができます。
家庭用のワインセラーについてはコチラを参考にしてみてください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめワインセラー17選!家庭用にはコレ!
デキャンタを使えばさらに美味しく
赤ワインのプリューレ・ロックを飲む際には、デキャンタを使用しましょう。
デキャンタを使うことで、ワインをまろやかにしたり、10年ほど寝かせた赤ワインの渋みを取り除いたりすることができます。
また、自然派ワインには独特のきつい味わいなどを感じられるケースがありますが、デキャンタを使用することで、まろやかになることもあります。
ただ、デキャンタを使用しないままの口当たりを好む方もいるので、一度試してみて今後の飲み方について考えてみるのも良いでしょう。
しかしデキャンタという言葉を知っていても、使い方や選び方がわからないという方もいるかと思います。
デキャンタについてより詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。
>>デキャンタとは?使い方から、おすすめのデキャンタ10選をご紹介!
スワリングで香りを楽しむ
赤ワインのプリューレ・ロックの芳醇な香りを楽しむには、ワイングラスを回して香りを楽しむことがおすすめです。
ワイングラスを回して香りを楽しむことを「スワリング」と呼びます。
特にプリューレ・ロックは、年代ごとに味わいや香りが異なる自然派ワインのため、スワリングによってよりプリューレ・ロックを感じることができますよ。
またスワリングは、右利きの方であれば反時計回りにワイングラスを回すようにしましょう。
スワリングの際に、万が一ワインがこぼれても、自分側にワインがこぼれるため対面の方に迷惑をかけずに済みます。
スワリングも、ただ回せすだけの行為というわけではないので、自分にあった回し方を見つけてくださいね。
プリューレ・ロックと相性の良い料理
ここではプリューレ・ロックと相性の良い料理を紹介します。
プリューレ・ロックは、真っすぐで雑味のない味わいが魅力の自然派ワインのため、素材の味を活かした料理との相性が非常に良いです。
具体的には以下のような料理がおすすめです。
・すき焼き
・ワインを加えてよく煮込んだシチュー
・マグロの刺身
・パエリア
・魚介系のピザ
ステーキや赤身の刺身など、素材をそのまま味わうような料理との相性が良いです。
また純粋に赤ワインのプリューレ・ロックなら、すき焼きやシチューもマリアージュの料理となります。
白ワインのプリューレ・ロックなら魚介系の料理がおすすめですね。
自然の味わいと素材の味の相乗効果による食事を、ぜひ楽しんでください。
自然派ワインの造り手「プリューレ・ロック」を楽しもう!
いかがでしたでしょうか。
プリューレ・ロックは、アンリ・フレデリック・ロック氏が作り上げた最高級の自然派ワインです。
丁寧に造られたプリューレ・ロックの味わいは、まさに衝撃を受けるほど美味しいと評判。
今回の記事を参考にして、ぜひ一度プリューレ・ロックを楽しんでみてくださいね。
またビオワインについて詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。
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