「テタンジェとは?」
「おすすめの1本はどれ?」
テタンジェは世界的に有名なシャンパーニュブランド。
最良の畑で造られたシャルドネを主体に造られたシャンパーニュは、繊細で複雑味のある上質な味わいです。
この記事ではテタンジェの歴史やこだわり、9つのラインナップについてソムリエがご紹介します。
ぜひ、ワイン選びの参考にしてください。
目次
テタンジェとは
テタンジェは1932年に設立されたフランス大手シャンパーニュ・メゾンです。
テタンジェ家が現在もオーナー兼経営者であり、その精神は4代目のピエール=エマニュエルから長女ヴィタリーへ、そして長男のクロヴィスへと受け継がれています。
美食家として知られていた初代当主であるピエール・テタンジェは、料理との相性を重視したシャンパーニュを目指しました。
特にコート・デ・ブラン産の優れたシャルドネを使用した繊細で洗練されたスタイルは、「シャンパーニュの貴婦人」と評されます。
テタンジェはフランス大統領主催の公式レセプションや世界の一流レストランで採用され、ノーベル賞晩餐会でも提供されていることから、シャンパーニュとしての品質は極めて高いと言えるでしょう。
ラインナップには定番のブリュット・レゼルヴをはじめ、ロゼやプレステージキュヴェのコレクション・プリヴェなど、多岐にわたる製品があります。
家族経営ならではの伝統を受け継いだテタンジェの味わいは、世界中のワインファンや美食家たちを虜にしています。
>>【ソムリエ厳選】おすすめのシャンパン銘柄16選!概要から味わいの特徴、飲み方も解説!
テタンジェの特徴
テタンジェは、1734年創業のシャンパーニュメゾンで、シャルドネ種を重視したエレガントなスタイルが特徴。
自社畑は東京ドーム約61個分に及び、そのうち50%以上がグラン・クリュとプルミエ・クリュに指定された優良畑です。
また、古代ローマ時代に掘られた貯蔵室を使用するなど、伝統と革新を融合させています。
特徴 | 詳細 |
---|---|
シャルドネ種重視 | エレガントで洗練された味わいを実現 |
広大な自社畑 | 東京ドーム約61個分、半分以上が優良畑 |
古代ローマ時代の貯蔵室 | 伝統と革新の融合 |
映画「007」で有名に | ジェームズ・ボンドが愛飲 |
テタンジェ・アート・コレクション | アーティストとコラボしたボトルデザイン |
ル・テタンジェ 国際料理賞コンクール | 料理とシャンパンのマリアージュを追求 |
テタンジェの味わい
テタンジェのシャンパンは、シャルドネ種主体のエレガントな味わいが特徴です。
ブリュットスタイルは、柑橘系果実やリンゴ、白い花のアロマに加え、ミネラル感とフレッシュな酸味が調和しています。
一方、ロゼスタイルは、イチゴやラズベリーなどの赤い果実のアロマに、スパイシーなニュアンスが加わります。
ヴィンテージシャンパンは、熟成による複雑味と深みが加わり、より豊かな味わいを楽しむことができます。
スタイル | 味わいの特徴 |
---|---|
ブリュット | 柑橘系果実 リンゴ 白い花のアロマ ミネラル感 フレッシュな酸味 |
ロゼ | イチゴ ラズベリーなどの赤い果実のアロマ スパイシーなニュアンス |
ヴィンテージ | 熟成による複雑味と深み 豊かな味わい |
テタンジェのシャンパンは、その品質の高さから、美食家たちに愛され続けているブランド。
エレガントな味わいは、トリュフのクリームパスタやホタテのカルパッチョ、エビチリなど、様々な料理と見事にマリアージュします。
テタンジェのこだわり
テタンジェはどのようなシャンパーニュなのでしょう。
こちらでテタンジェのこだわりについて3つご紹介します。
シャルドネを重視したスタイル
テタンジェは、シャルドネを基軸とした独自のスタイルを追求しています。
シャンパーニュは白ブドウ品種であるシャルドネと、黒ブドウ品種のピノ・ノワールやピノ・ムニエのブレンドから作られることが一般的です。
しかし、テタンジェは白ブドウのシャルドネに重点を置いた「テタンジェスタイル」を確立しています。
初代当主ピエール氏は「これからの時代は洗練された軽やかな味わいが求められると」と考え、シャンパーニュ生産におけるシャルドネの重要性を早くから認識していました。
1957年にシャンパーニュ地方の特級畑であるコート・デ・ブランで栽培された100%仕込みのシャンパーニュ「プレステージ・キュヴェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン」をリリース。
コート・デ・ブランは、シャルドネブドウが栄える石灰質の土壌を持つことで知られ、独特の芳醇な香りと複雑性をシャンパーニュにもたらします。
また、良質なシャルドネは長期熟成にも適しており、熟成することでバターやトーストなどのリッチな風味を生み出すのも特徴です。
その繊細かつフレッシュでありながら、複雑なアロマを持つ味わいは、従来のシャンパーニュの常識を覆すことになりました。
>>【ソムリエ監修】シャルドネの人気おすすめワイン30選!特徴を徹底解説
東京ドーム約61個分の自社畑
テタンジェは288ヘクタールという広大な自社畑を所有し、高い自給率を誇ります。
さらに長期契約の優良なワイナリーや協同組合から厳選したブドウを仕入れることで、コート・デ・ブラン地区のグラン・クリュ(特級畑)で造られたシャルドネを、どこのメゾンよりも多く使うことができています。
テタンジェの畑は「白い丘」と呼ばれる石灰質の土壌で、栽培されている品種の40%はシャルドネです。
ミネラル豊富で繊細な味わいがあり、香りは柑橘類や白い花などの華やかさが感じられます。
古代ローマ時代に掘られた貯蔵室
テタンジェのシャンパーニュは、地下18メートルに位置する貯蔵室にて熟成が行われるのが特徴です。
この貯蔵室はガロ=ローマ時代の石灰岩採掘場から発展し、13世紀に建てられたサン=ニケーズ修道院の遺跡に位置しています。
かつて礼拝堂として使用されていたこの地下室は、涼しい気温と適度な湿度がありワインの熟成には最適な環境です。
貯蔵室は印象的なゴシック様式の遺跡としての価値も高く、ユネスコの文化遺産リストに登録されています。
テタンジェのこの熟成セラーは見学が可能で、毎年6万人もの観光客が訪れる人気スポットとなっています。
テタンジェの歴史
テタンジェの歴史は、ピエール=シャルル・テタンジェが第一次世界大戦中にエペルネ近郊のとある城とその土地に魅了されたことから始まります。
彼は1932年にシャンパーニュ地方で最も古いメゾンの一つであるフォレスト=フルノーを買収し、テタンジェを立ち上げました。
ピエールの後を継いだ3人の息子たちも、テタンジェの名声を高めるために尽力します。
1955年には110ヘクタールのシャルドネ畑を購入し、メゾンの規模を大幅に拡大。
1970年代には、スパークリングワインメーカーやホテルチェーンを買収し、1990年にはカリフォルニアのワイン産業にも進出します。
しかし、急速な事業拡大が企業買収の標的となり、2006年にはテタンジェはクレディ・アグリコル銀行主導の投資グループに買収されました。
それでも2008年には、4代目のピエール=エマニュエル・テタンジェがメゾンを買い戻しました。
家族経営によって受け継がれてきたシャンパーニュであることが、わずか2年でメゾンを取り返す大きな原動力となったと言えるでしょう。
現在、4代目のピエール=エマニュエルから娘のヴィタリーへと経営が継承され、長年にわたって築き上げたメゾンの評判を守りつつ、現代の消費者のニーズに応えるシャンパーニュを提供し続けています。
人気の理由
映画「007」で一躍有名に
テタンジェの人気が上がったのが、映画「007」に登場してからです。
テタンジェは1963年にイギリスで公開となった映画「007 ロシアより愛をこめて」の中で、オリエント急行の食堂車での食事シーンに登場します。
映画の中で主人公のジェームズ・ボンドは「ブラン・ド・ブランをくれ。」と注文しています。
このブラン・ド・ブランとは、テタンジェの最高級シャンパン「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン」のことです。
テタンジェ・アート・コレクション
別名「泡の出る現代美術」とも呼ばれるシリーズです。
初代当主のクロード氏が芸術をこよなく愛すしていたことから、1978年よりアート・コレクションは始まりました。
各ヴィンテージごとに異なる現代美術家に依頼しており、ラベルだけでなくボトル全体をデザインしているのが特徴的です。
偉大なヴィンテージのみリリースが許されており、これまでに13種類しか販売されていません。
テタンジェ・アート・コレクションは数量限定生産のためとても希少で、輸出本数も少なくロマネ・コンティよりも入手しにくいとも言われています。
テタンジェ・アート・コレクションのインターネット通販での相場は、税込み30,000円から80,000円くらいです。
ル・テタンジェ 国際料理賞コンクール
ル・テタンジェ国際料理賞コンクールは、テタンジェの初代当主の功績に敬意を表して1967年にスタート。
ピエール・テタンジェはシャンパンだけでなく、料理に対しても情熱を持ち、フランス料理の発展に大きく貢献した人物でした。
ル・テタンジェ 国際料理賞コンクールは、フランス料理界における3大コンクールのひとつに数えられます。
これまでに、このコンクールからたくさんの優秀な料理人が生まれています。
世界的に有名なジョエル・ロブションもこのコンクールの受賞者のひとりです。
これまでには1984年と2018年の2回で日本人が優勝を果たしています。
テタンジェの評価
世界的な影響力を持つワイン専門誌「ワイン・スペクテーター」では、「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2005」で100点満点中94点という高得点を獲得。
「コント・ド・シャンパーニュ ロゼ2005」は国際的なワインコンクール、インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティションで金メダルを獲得しています。
2018年に開催されたサッカーのW杯では公式シャンパーニュに選ばれています。
テタンジェのシャンパーニュはシャンパーニュの中でも、その質を世界的に評価されています。
テタンジェ(シャンパン)の選び方
シャンパンの王道ブランドとして知られるテタンジェ。
その洗練された味わいと品質の高さから、多くの愛好家を魅了しています。
しかし、テタンジェのラインナップは多岐にわたるため、選び方に迷ってしまうことも。
そこで、ブドウの品種、熟成期間、予算の3つの観点から、テタンジェの選び方を解説します。
ブドウの品種で選ぶ
テタンジェのシャンパンは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエの3種類のブドウを使用しています。
シャルドネ主体のシャンパンは、テタンジェの代名詞ともいえるエレガントな味わいが楽しめます。
一方、ピノ・ノワール主体のシャンパンは、力強さとコクが特徴。
ムニエ主体のシャンパンは、柔らかでフルーティな味わいが魅力です。
自分の好みに合ったブドウ品種を選ぶようにしましょう。
熟成期間で選ぶ
テタンジェのシャンパンは、熟成期間によって味わいに違いが生まれます。
熟成期間 | 特徴 |
---|---|
3年未満 | レッシュで軽やかな味わい 果実味が豊か |
3~5年 | バランスの取れた味わい ナッツやトーストのニュアンス |
5年以上 | 複雑味と深みのある味わい 熟成香が豊か |
熟成期間が短いシャンパンは、フレッシュで軽やかな味わいが特徴。
果実味が豊かで、アペリティフにぴったりです。
3~5年熟成のシャンパンは、バランスの取れた味わいが魅力で、ナッツやトーストのニュアンスが加わり、様々な料理と合わせやすくなります。
5年以上熟成のシャンパンは、複雑味と深みのある味わいが楽しめ、熟成香が豊かに感じられます。
特別な日に味わいたい1本です。
予算で選ぶ
テタンジェのシャンパンは、リーズナブルなものから高級なものまで、幅広い価格帯で展開されています。
予算 | おすすめのシャンパン |
---|---|
5,000円前後 | ブリュット レゼルブ |
10,000円前後 | プレリュード グラン・クリュ ブリュット ミレジメ |
20,000円以上 | コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン コント・ド・シャンパーニュ ロゼ |
予算が5,000円前後であれば、テタンジェの代表作「ブリュット レゼルブ」がおすすめ。
シャルドネ主体のエレガントな味わいが、手頃な価格で楽しめます。
10,000円前後の予算では、「プレリュード グラン・クリュ」や「ブリュット ミレジメ」など、より洗練された味わいのシャンパンを選ぶことができます。
20,000円以上の予算があれば、「コント・ド・シャンパーニュ」シリーズなど、テタンジェの最高峰シャンパンを味わうのもおすすめです。
自分の好みや予算に合わせて、テタンジェのシャンパンを選んでみてください。
テタンジェのラインナップ9選
テタンジェのラインナップは、次の9種類です。
- ・高い
- ・飲み切るのが大変
- ・他と比較できない
という悩みがありますよね。
ホームワインは高級ワインが100mlで4本ずつ届くから、ワインの違いをわかりたい方にオススメ。本サイトの編集長ソムリエ佐々木が監修した学習コンテンツや、2023年にスタートしたソムリエによるコンシェルジュサービスも大人気。
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※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。
ラインナップ | 特徴 |
---|---|
ブリュット・レゼルヴ | テタンジェのスタンダードシャンパーニュ |
プレスティージュ ロゼ | 赤ワインがブレンドされた果実味豊かな辛口のロゼ |
プレリュード グラン・クリュ | グラン・クリュのシャルドネを使用 |
ブリュット ミレジメ | グラン・クリュのシャルドネとピノ・ノワールを使用 |
ノクターン | 澱とともに長期熟成させた辛口 |
ノクターン スリーヴァ― | ノクターンの限定ボトル版 |
ノクターン スリーヴァー ロゼ | ほのかな甘みとコクのあるロゼ |
コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン | シャルドネだけで造られた辛口 |
コント・ド・シャンパーニュ ロゼ | ピノ・ノワール主体の辛口のロゼ |
ブリュット・レゼルヴ
ノーベル賞晩餐会で提供されているシャンパーニュです。シャルドネ、ピノ・ノワールを主体に、ピノ・ムニエをブレンド。
桃や白い花などを思わせるアロマに、ブリオッシュやヴァニラのニュアンスも感じられます。
生き生きとしたフレッシュな酸味と、エレガントで複雑な味わい。長い余韻が続きます。
スモークサーモンや新鮮な魚介類のカルパッチョ、エビやカニ料理などによく合います。食前酒としてもおすすめです。
味わい | ブドウ品種 | 参考小売価格 |
---|---|---|
辛口 | シャルドネ40%、ピノ・ノワール35%、ピノ・ムニエ25% | 6,700円 |
2011年ワインスペクテーター誌 90点獲得
プレスティージュ ロゼ
シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエをブレンドしたロゼのシャンパーニュです。
瓶内二次発酵のあと最低3年熟成させることで、きめ細かく魅力的な泡が造られています。
モンターニュ・ド・ランス地区の最上級のピノ・ノワールから造られた赤ワインを15%ほどブレンド。
美しい色合いで、新鮮な赤い果実を思わせる力強い香りが感じられます。
生き生きとして果実味豊かな味わいのシャンパーニュです。
フルーツタルトやフルーツサラダなど、デザートに合わせてお召し上がりください。
味わい | ブドウ品種 | 参考小売価格 |
---|---|---|
辛口 | ピノ・ノワール45%、 シャルドネ30%、ピノ・ムニエ25% | 9,500円 |
プレリュード グラン・クリュ
グラン・クリュ(特級畑)のシャルドネとピノ・ノワールを50%ずつブレンド。
一番搾りの果汁のみで造られています。5年以上セラーで熟成。
みずみずしい柑橘系の香りが際立ち、その後白桃のシロップ漬けの香りが漂います。
シャルドネのミネラル感と、ピノ・ノワールの力強さが調和した、繊細さと複雑味を持つ味わいです。豊かな余韻が長く続きます。
刺身や新鮮な魚介類のカルパッチョ、エビやカニなどの甲殻類のグリルなどに合わせてお召し上がりください。
味わい | ブドウ品種 | 参考小売価格 |
---|---|---|
辛口 | シャルドネ50%、ピノ・ノワール50% | 9,500円 |
ブリュット ミレジメ
シャルドネとピノ・ノワールを50%ずつブレンドしています。
モンターニュ・ド・ランス地区のグラン・クリュで収穫したブドウを使用。
5年間セラーで熟成し、ゆっくりと時間をかけてアロマを引き出しています。
フローラルとシトラスが融合した香りで、力強さとミネラル感がある芳醇な味わいのシャンパーニュです。
しっかりした酸味とミネラル感ある味わいは、寿司や刺身などの和食によく合います。
サケや白身魚のソテー、鶏肉料理などにも合わせてどうぞ。
味わい | ブドウ品種 | 参考小売価格 |
---|---|---|
辛口 | シャルドネ50%、ピノ・ノワール50% | 10,000円 |
ノクターン
シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエをブレンド。澱引きする前に最低4年間熟成させています。
フローラルとシトラスが融合した香り。力強さとミネラル感があり、芳醇な味わいが広がります。
心地良い滑らかな余韻が長く続き、まさにノクターン(夜想曲)を思わせるシャンパーニュです。
さっぱりした野菜のマリネやフォアグラ添えのジンジャーブレッド、フルーツのデザートに合わせてどうぞ。
味わい | ブドウ品種 | 参考小売価格 |
---|---|---|
辛口 | シャルドネ40%、ピノ・ノワール35%、ピノ・ムニエ25% | 8,000円 |
ノクターン スリーヴァ―
シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエのブレンドです。澱引きする前に最低4年間熟成。
ゆっくりと熟成させることで、円熟さと甘美でふくよかな風味が醸し出されています。
ナイトパーティーなどにぴったりな、華やかなボトルデザインが印象的です。
熟れた果実のような優美で繊細な香り。果実のシロップ漬けのような、みずみずしい味わいです。
滑らかで心地良い余韻が長く続くでしょう。
野菜や新鮮な白身魚を使ったマリネ、エビなど甲殻類のグリル、クリームソースを使った魚介料理に合わせてお召し上がりください。
味わい | ブドウ品種 | 参考小売価格 |
---|---|---|
辛口 | シャルドネ40%、ピノ・ノワール35%、ピノ・ムニエ25% | 8,000円 |
ノクターン スリーヴァー ロゼ
シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエを使用。30ヶ所前後の異なる畑のブドウがブレンドされています。
ドサージュ(澱引きの際リキュールを添加)が多めで、ほのかな甘みを感じさせるやや辛口のシャンパーニュです。
華やかなピンク色ときめ細かい泡。華やかなアロマが魅力的です。
滑らかなタンニンとキレのある酸味、官能的でコクのある味わい。ノクターン(夜想曲)の名の通り、夜の幸せなひと時を楽しむのにふさわしいシャンパーニュです。
魚介類を使ったホワイトシチューやオリーブのマリネによく合います。
チョコレート菓子やフルーツのデザートとの相性もバッチリです。
味わい | ブドウ品種 | 参考小売価格 |
---|---|---|
辛口 | シャルドネ30%、ピノ・ノワール45%、ピノ・ムニエ25% | 9,800円 |
コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン
シャルドネ100%使用の辛口シャンパーニュです。8~10年の長期熟成。
フレッシュで洗練された果実の香りに、口に含むと滑らかで生き生きとした酸味が広がります。
グレープフルーツとかすかなスパイスの風味があり、洗練された味わいが楽しめます。
爽やかな味わいのシャルドネは食事に合わせやすく、シーフードなどの前菜やトリュフを使ったシンプルな料理、熟成したチーズによく合います。
味わい | ブドウ品種 | 参考小売価格 |
---|---|---|
辛口 | シャルドネ40%、ピノ・ノワール35%、ピノ・ムニエ25% | 2006年/22,000円 2007年/23,000円 |
コント・ド・シャンパーニュ ロゼ
ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のブレンドです。
一番搾りの果汁のみ使用。 瓶内二次発酵のあと約7年間セラーで長期熟成することで、複雑な香りとまろやかさが生まれています。
甘く熟した果実の香りと新鮮なイチジクの風味。滑らかで豊かな口当たりで、奥行きの深い味わいです。
幅広い料理に合わせることができます。
赤身肉やラム肉の料理やフルーツのサラダ、チョコレート菓子などのデザートと一緒にお召し上がりください。
味わい | ブドウ品種 | 参考小売価格 |
---|---|---|
辛口 | シャルドネ40%、ピノ・ノワール35%、ピノ・ムニエ25% | 39,000円 |
テタンジェの楽しみ方
こちらでテタンジェの楽しみ方をご紹介します。
最高品質のシャンパーニュを最大限楽しむためにも、ぜひご参考ください。
温度にこだわる
シャンパーニュは適切な温度で提供されることで、その繊細な香りと味わいが最大限に引き出されます。
テタンジェを含む多くのシャンパーニュは、8~10℃が理想的な飲用温度です。
この温度範囲内では、シャンパーニュのフレッシュな酸味と華やかな香りがバランスよく感じられ、炭酸の刺激も心地よく楽しめます。
また、飲み始めから時間が経つことでやや温度が上がり、シャンパーニュの持つ複雑な香りや奥行きのある味わいを感じるようになります。
飲む前に数時間冷蔵庫で冷やし、抜栓後は氷と水を混ぜたワインクーラーに入れて冷やしながらシャンパーニュを楽しむと良いでしょう。
グラスにこだわる
シャンパーニュを飲む際のグラス選びも重要なポイントです。
シャンパーニュと言えば、その繊細な泡立ちを美しく魅せることから縦長のフルートグラスがよく用いられます。
しかし、最近ではより香りを感じやすい白ワイングラス型を推奨する生産者やレストランが増えています。
白ワイングラスはボウル部分がやや広がり、口元が狭まっている形状をしているのが特徴。
シャンパーニュの複雑な香り成分をグラス内に閉じ込めつつ、飲む際に鼻へと香りが広がりやすくなっています。
テタンジェのような高品質なシャンパーニュは、白グラスを使用することでシャルドネの繊細な香りや味わいをより深く楽しむことができるでしょう。
また、シャンパーニュそのものの味わいも感じやすくなるため、料理とのペアリングの観点からも白ワイングラスはおすすめです。
テタンジェと合わせる料理
最後にテタンジェと合わせる料理をご紹介します。
テタンジェは美食家のためのシャンパーニュです。
食事と合わせてこそテタンジェはその真価を発揮しますので、気になる組み合わせがあればぜひお試しください。
トリュフのクリームパスタ
濃厚なクリームソースと魅惑的な香りが混ざり合うトリュフのクリームパスタ。
そんなリッチなパスタにはしっかりと熟成を経たテタンジェがぴったりです。
熟成したシャルドネの複雑な風味がクリームとトリュフの香りを混ざり合い、繊細な泡立ちと豊かな酸味がボリュームのある味わいを洗い流してくれます。
クリーム系の濃厚な食事には、プレリュード グラン・クリュやコント・ド・シャンパーニュを合わせてみてください。
ホタテのカルパッチョ
シャンパーニュと魚介料理の組み合わせは鉄板です。
シャルドネを重視したテタンジェのシャンパーニュには、ホタテのカルパッチョがおすすめ。
ホタテの持つ素材本来の甘味や旨味を、テタンジェが引き出してくれるでしょう。
シャルドネの良さが引き立つシンプルなペアリングを、ぜひお試しください。
エビチリ
甘辛くスパイシーな味わいが人気のエビチリ。
そんなエビチリに合わせていただきたいのが、ロゼのテタンジェです。
ボリュームのあるエビチリの味わいと、ふくよかなロゼの口当たりが調和し、爽やかな酸味が加わることで味わい全体のバランスが良くなります。
熟成香がスパイシーな香りともマッチし、意外な組み合わせを楽しめるはずでしょう。
エクレア
最後にご紹介するのがデザートとテタンジェのペアリング。
瓶内熟成を経たテタンジェは、トーストやバターのアロマを持つために、パンや焼き菓子などとも風味が馴染みます。
香ばしいシュー生地とチョコレートの甘やかな味わい、そこにテタンジェを合わせることで香りの調和を楽しむことができます。
やや甘やかな印象のあるノクターンとの組み合わせがおすすめ。
テタンジェは美食家が愛するシャンパーニュ!
テタンジェのシャンパーニュについて、ご紹介しました。
世界中で絶賛される最高品質のシャンパーニュは、特別な日にぜひとも味わいたい逸品です。
ご紹介したラインナップを参考に、ぜひお気に入りの1本を見つけてください!
他のシャンパーニュの銘柄についてもっと知りたい方はぜひ以下の記事もご覧ください
>>【ワイン教養】高級シャンパンおすすめ32選!シャンパンの基礎知識からギフトにおすすめな銘柄までをご紹介!
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