「今日は自宅で簡単に済ませたいな。」
「急なお客様の訪問!これから作る時間はないから、ちょっと気の利いたアイテムないかしら?」
そんなときにスーパーやコンビニエンスストアで手軽に買えて、赤ワインとも相性がいいものがあったら嬉しいですね。
そこでこの記事では、赤ワインに合うおつまみを32選ご紹介しています。
コンビニやスーパーで購入できるものを選んでいますので、ぜひ参考にしてください。
目次
赤ワインとおつまみの合わせ方
赤ワインとおつまみの相性を楽しむには、いくつかのポイントがあります。
ワインのボディや色、産地、そして味わいを考慮することで、より豊かな味わいの体験ができます。
以下に、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
ボディと合わせる
ワインのボディ(軽さや重さ)とおつまみの重さを合わせることで、バランスの取れた組み合わせが楽しめます。
軽いボディのワインには軽めのおつまみ、フルボディのワインには濃厚なおつまみが適しています。
例えば、ライトボディの赤ワインには生ハムやチーズ、フルボディのワインには濃厚な肉料理やチョコレートなどが好相性です。
このバランスを意識することで、ワインとおつまみが互いを引き立て合い、より豊かな味わいを楽しむことができます。
色を合わせる
ワインの色とおつまみの色を合わせることで、視覚的にも楽しい組み合わせが生まれます。
赤ワインの場合、赤身肉や赤い果実、トマトベースの料理など、赤系の食材との相性が良いです。
例えば、赤ワインと生ハム、ベリー系のジャムを添えたチーズなどは、色の調和が取れた美しい組み合わせとなります。
また、コントラストを楽しむ方法もあり、白身魚のカルパッチョなど、白い食材と赤ワインを合わせることで、味覚と視覚の両方で新しい発見があるかもしれません。
産地を合わせる
ワインと同じ産地や地域の食材を合わせることで、その土地ならではの味わいの組み合わせを楽しむことができます。
例えば、イタリアの赤ワインにはイタリアのチーズや生ハム、フランスのボルドーワインにはフランスのチーズやパテなどが好相性です。
これは「郷土に産するものは互いに調和する」という考え方に基づいており、長年培われてきた地域の食文化を体験することができます。
味わいを補う
ワインの味わいを補完するおつまみを選ぶことで、より豊かな味わいを楽しむことができます。
例えば、タンニンの強い赤ワインには脂肪分の多い肉料理が好相性で、タンニンが肉の脂肪と結びつき、まろやかな味わいになります。
また、酸味の強いワインには塩味のあるおつまみ、甘みのあるワインには辛みのあるおつまみなど、対照的な味わいを組み合わせることで、互いの特徴を引き立て合います。
このように、ワインとおつまみの味わいのバランスを考えることで、より深みのある味わいを楽しむことができます。
赤ワインに合うおつまみの選び方
ここでは赤ワインのおつまみの選び方を紹介していきます。
赤ワインのおつまみはボディで選ぶことが基本ですが、産地での選び方も紹介していきます。
では早速見ていきましょう。
ボディで選ぶ
赤ワインにはその重さでワイン全体のイメージを表す「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」という表現があります。
大まかに言うと「フルボディ」は重厚感やふくよかさ、コクがより多く感じられるもの。「ライトボディ」は爽やかさがあり、さっぱりとした味わいのもの。「ミディアムボディ」はその中間くらいです。
味 | 度数 | 熟成 | 合う料理 | |
---|---|---|---|---|
フルボディ | 色が濃い・タンニンが強くどっしり | 15%前後 | 長熟 | 牛・羊などの肉料理 |
ミディアムボディ | フルとライトの間 | 13%前後 | ほどほど | タレ味の焼き鳥、すき焼き |
ライトボディ | 色は薄め・タンニンは弱く軽やか | 11%前後 | あまりさせない | チキン、サラダ |
赤ワインに合うおつまみを選ぶなら、そのワインの香りや味わいの重さ(ボディ)に合わせるイメージで選ぶと良いです。
赤ワインの産地で選ぶ
意外にもおすすめなのが赤ワインの産地で選ぶ方法です。
赤ワインはその地ごとの気候や風土の影響を強く受けることから、産地ごとの郷土料理との相性が良い傾向があります。
そのためヨーロッパ系の赤ワインならチーズを選んでみるなど、産地や郷土料理を考えて選ぶことがおすすめです。
具体的には日本ワインには和食系のおつまみと合わせるなどが挙げられます。
もちろん産地とおつまみがあってなくとも楽しめますが、郷土料理と合わせやすく造られているワインもあるため、一つの基準として考えてみるのも面白いでしょう。
フルボディの赤ワインに合うおつまみ
フルボディの赤ワインと言えば、メインの肉料理と合わせるイメージがあるのではないでしょうか?
このようにしっかりとしたジューシーで味わい深いものがフルボディの赤ワインと相性がよいです。
今回は肉料理だけでなく、もう少し手軽に合わせられるおつまみもご案内しようと思います。
牡蠣の燻製
燻製系のおつまみは、樽香豊かな赤ワインの熟成感と相性ばっちりです。
カベルネ・ソーヴィニヨンを主体としたチリのフルボディが特におすすめです。
IGOR イタリア産 ゴルゴンゾーラ ピカンテ
塩気の強い青カビチーズのゴルゴンゾーラは、パンチのきいたフルボディの赤ワインと相性ぴったりです。
「ピカンテ」とは辛口という意味で、より青かびが多く塩気がきいていて風味が強いチーズです。
同じゴルゴンゾーラチーズでも、ゴルゴンゾーラ ドルチェ(甘口)はよりマイルドで食べやすいです。
同じイタリアのフルボディワイン、バローロなどと合わせたら最高です。
明治屋 おいしい缶詰 牛タンのデミグラスソース煮
手軽に牛タンのデミグラスソース煮が楽しめる缶詰です。ソースには八丁味噌と赤ワインを使っています。
カベルネ・ソーヴィニョン種のフルボディワインと相性が良さそうです。
より本格的にデミグラスソースのお料理を楽しみたい場合は、下のレシピを参考にしてください。
ロカボナッツ燻製仕込み
このナッツはフランスで伝統的な製法で造られるブルターニュ酸の塩と発酵バターで味付けされた燻製ナッツです。
オーク樽で熟成させたワインと、オークのチップで燻製したナッツはすばらしいマリアージュです。
チョコレート(ゴディバ)
最近では、コンビニエンスストアでも上質なチョコレートのラインナップが充実しています。
カカオたっぷりのチョコレートはオーストラリアのシラーズとのマリアージュがおすすめです。
甘酢団子
甘酢団子の甘く濃い味付けと、フルボディの重厚な味わいの組み合わせはやみつきになるほど。
赤ワインは意外と中華系との相性が良いため、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
また美味しいフルボディの赤ワインはこちらを参考にしてみてください。
ライトボディの赤ワインに合うおつまみ
軽めのワインは酸度が感じられるドライタイプだけでなく、やや甘めでデザート感覚で楽しめるタイプもあります。
それぞれに合うおつまみをご提案いたします。
ほうれん草のお総菜(ドライタイプに)
最近では野菜の冷凍食品も充実しています。冷蔵庫にあるベーコンやソーセージをくわえるとさらにボリューム感もでます。
ピノ・ノワールや日本固有品種のブラッククイーンなどがおすすめアイテムです。
焼あなごしょうゆ味
しょうゆ味のおつまみはライトボディの赤ワインによく合います。
このおつまみはこんがりと香ばしく焼いた穴子を、しょうゆだれで味付けしたもの。
ピノ・ノワール種の手頃なワインと合わせるとおいしいです。
トンデンファーム スモーク生ハムスライス
北海道江別市にある手作りハム・ソーセージ・ベーコンを作る会社、トンデンファーム。
国際的なハム・ソーセージで何度も賞を受賞しています。そのトンデンファームが作る生ハムです。
やや甘口の赤ワインと相性が良いです。
SABAKAN さばのトマトパッツァ
カゴメの完熟トマトソースでさばをやわらかく煮込んだおつまみ。
トマトの甘さと酸味が、さばと調和しています。
イタリアワインのキャンティなどとよく合います。
ドライフルーツ(やや甘~甘口)
やや甘口~甘口のライトボディの赤ワインには果実味と相乗効果のあるドライフルーツがおすすめです。
国産のコンコードなどの甘口ワインと共に。
美味しいライトボディの赤ワインはこちらを参考にしてみてください。
ミディアムボディの赤ワインに合うおつまみ
中間的な味わいのミディアムボディの赤ワインは万能タイプと言えます。
トマトソースやホワイトソースをつかって、パスタや肉、魚料理と幅広く合わせていただけます。
ピザ・マルゲリータ
さくっとしたクリスピータイプの生地で、より香ばしさが感じられるものがおすすめです。
ワインはイタリアのモンテプルチアーノやスペインのテンプラニーニョがおすすめです。
エナフ パテ・ド・カンパーニュ
パテ・ド・カンパーニュは、豚ミンチの中にレバーペーストを混ぜ込んで焼くフランスの伝統料理です。
パンやクラッカーに塗ってお召し上がりください。
レバーのような風味があるシラー種を使った南フランスのワインなどとよく合います。
家バル 砂肝のアヒージョ
スペインバルの定番、アヒージョです。やわらかく、臭みのない砂肝はまろやかな赤ワインにぴったりです。
軽やかなボジョレー・ヌーボーとも合います。
チーズチップスパルミジャーノ・レッジャーノ
パルミジャーノ・レッジャーノはとても硬いチーズですが、こちらは食べやすくチップ状にカットされています。
濃厚なミルクのうま味がミディアムボディの赤ワインとよく合います。
鯖缶
サバ缶のオリーブオイル漬けです。鯖の身にはお醤油を数滴たらして召し上がって頂きたいです。
その他に、バケットもご用意いただき、オリーブオイルに添えて召し上がっていただいても美味しいです。
南フランスのローヌ地方のグルナッシュと合わせたいです。
たこ焼き
たこ焼きのソースの程よいインパクトが、ミディアムボディのワインと相性抜群です。
鰹節の風味を感じられる和の雰囲気も魅力の1つ。日本のワインと合わせてみても良いでしょう。
やきそば
ソースの甘味とタンニンの味わいや酸味がマッチします。
主食とミディアムボディのワインを合わせたいときには、ボリュームのある焼きそばを選んでみてはいかがでしょうか。
やきとり
やきとりの甘みはミディアムボディの赤ワインにぴったりです。
あぶらの乗ったやきとりとタンニンの味わいが口の中で絡み合う瞬間は強いインパクトを感じられます。
ポテトチップス
ポテトチップスの濃い味付けは意外にもミディアムボディの赤ワインと合います。
特に塩味や癖になるコンソメ味など種類が豊富でリーズナブルなことが魅力のポテトチップス。
自分だけのお気に入りのコンビを見つけることも楽しみの1つと言えます。
また美味しいミディアムボディの赤ワインはこちらを参考にしてみてください。
どの赤ワインにも合う万能おつまみ
柿ピー
柿ピーは言わずもがなワインとの相性抜群です。
程よい辛味が赤ワインの奥深さを刺激し、柿ピーを口へ運ぶ手が止まらなくなります。
ピーナッツのアクセントも効いており、手軽に食べられる楽しさが魅力です。
ヤガイ おやつカルパス 50本
鶏肉をベースに、豚肉を加えて造ったセミドライソーセージ。
この商品は「おやつカルパス」の名前のとおり、子どもでもおやつとして食べやすいやわらかい食感です。
個包装なので大勢人が集まるパーティや屋外でもおつまみに出しやすいです。
サラミ
おやつカルパスよりも本格的な気分を味わいたい方は、サラミを選んでみてはいかがでしょうか。
サラミのスパイシーな味わいと、赤ワインの酸味とタンニンが絶妙にマッチします。
カットが面倒な方は、スライスサラミを選ぶなどすれば手軽に楽しめておすすめです。
江崎グリコ 生チーズのチーザ チェダーチーズ
生チーズを原料として50%以上使用したチーズスナック。
クセがなくコクのあるチェダーチーズ味です。カリカリした食感がたまりません。
ギア サンドライドトマト オイル漬け
トマトをひまわり油とオリーブ油に漬け込んで、香辛料やワインビネガーで味をつけたものです。
そのまま食べてもおいしいですし、刻んでサラダやパスタに入れたり、バケットにのせて食べたりしてもおいしいです。
チーズアソート
いろんな種類のチーズが少しずつ、セットになっているのでチーズに詳しくなくても迷わない!
その中からお気に入りのチーズが見つかればさらにラッキーです。
野菜チップス
最近、スーパーで気になる商品。色とりどりの野菜チップス。特にオクラの食感がいい!
豚の角煮
軽いおつまみよりもボリュームがほしいときには、豚の角煮がおすすめです。
煮込むことで滲み出た甘みと旨味がワインの味を引き立てます。
缶詰タイプであれば手軽に食べられ、コンビニなどでも売っているためおすすめです。
赤ワインに合うおつまみの簡単レシピ4選
- ・高い
- ・飲み切るのが大変
- ・他と比較できない
という悩みがありますよね。
ホームワインは高級ワインが100mlで4本ずつ届くから、ワインの違いをわかりたい方にオススメ。本サイトの編集長ソムリエ佐々木が監修した学習コンテンツや、2023年にスタートしたソムリエによるコンシェルジュサービスも大人気。
ワインをもっと楽しむために、始めない理由がありません!▼
※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。
フルボディにはこれ!牛肩ロースのデミグラスソース
タマネギを炒めて、デミグラスソースを投入、コトコト煮込んだらできあがりです。
ボリュームを増したい時はパスタを絡めたり、翌日も楽しめる逸品です。
・牛肩ロース300グラム
・タマネギ(中1個)
・冷凍にんじん
・冷凍ブロッコリー
・赤ワイン50ml
・炒め用の油
作り方
① スライスしたタマネギを鍋で炒める。
② 食べやすい大きさに切った牛肩ロースを鍋に入れて炒める。
③ 赤ワインを入れて軽くアルコールを飛ばす。
④ デミグラスソースをいれて弱火でコトコト煮込む(30~60min) 沸騰させずにコトコト優しく煮込んでください。
⑤ 冷凍にんじんとブロッコリーを解凍して盛り付け。
ライトボディにはこれ!半熟玉子のアンチョビ添え
アンチョビの塩加減が卵とマッチしてほどよい加減です。マヨネーズやマスタードをアクセントに。
・アンチョビ
・マスタード
・マヨネーズ
・黒こしょう
作り方
①卵を半分にカットしてアンチョビを乗せます。
②お好みで黒こしょうを。
ミディアムボディにはこれ!フルーツクリームチーズの生ハム巻き
生ハムでドライフルーツ入りのクリームチーズを巻くだけ!!
生ハムの塩味とクリームチーズのまったり感、さらにドライフルーツの食感と果実味。どの要素も赤ワインにばっちり合います。
・ドライフルーツ入りのクリームチーズ
・パルメザンチーズ
・オリーブオイル
・黒こしょう
作り方
① 生ハムをパックから出してクリームチーズを巻き巻きするだけ。
② あとはパルメザンチーズ、オリーブオイル、胡椒はお好みなので自由に。
万能はコレ!カマンベールのプチフォンデュ
カマンベールチーズをとろっと溶かして、お好みの具材とあわせて食べるカマンベールのプチフォンデュです。
合わせる具材によって印象がだいぶ変わってきそうなのでそれぞれのアレンジを楽しんで頂けると思います。
・ソーセージ
・プチトマト
・クラッカー
・ブロッコリー
・カボチャ
・プチトマト
・バター
作り方
① グラタン皿にバターをぬる
② カマンベールチーズを半分に切ってグラタン皿に入れてトースターで焦げ目がつくまで温める。
③ お好みの具材を並べてトロトロのチーズをチーズと共に。
④ ここにタイトルグラタン皿にバターをぬる
⑤ カマンベールチーズを半分に切ってグラタン皿に入れてトースターで焦げ目がつくまで温める。
⑥ お好みの具材を並べてトロトロのチーズをチーズと共に。
おつまみを工夫して赤ワインを楽しもう!
今回は赤ワインに合うおつまみということでフルボディからライトボディまで提案させていただきました。
そして、今回のおつまみは、ビールにも日本酒にも焼酎にも応用できることもイメージしながら考えました。
皆様が日々楽しいお酒ライフを送れますように、そしてよりワインに親しんでいただけますように。
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