「赤ワインを飲みたいけど、どの品種を飲めばいい?」
「品種ごとのおすすめ銘柄は?」
ぶどう品種を多く知っていればいるほど、ワインを選ぶ選択肢も多くなっていきます。
そこでこの記事では赤ワイン用のぶどう品種について詳しく解説していきます。
品種ごとのおすすめ銘柄も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
赤ワインに使われるぶどうとは?
赤ワインに使われるぶどうを「黒ぶどう」といいます。ぶどうの果皮が黒っぽい紫色のぶどうです。
黒ぶどうは果皮が黒っぽいから「黒ぶどう」と呼ばれているのですが、赤ワインを造るためにはこの色である必要があります。
見た目も美しく、美味しい赤ワインを造るために、「醸し」を行ってあの深い色合いと渋味成分を得ているところが重要なポイントです。
黒ぶどうからでなければ、赤ワインは造れないのです。
ここからは黒ぶどう品種をご紹介いたします。
日本のワインショップで入手できるものを中心に、以下19品種を解説していきます。
赤ワインの重要ぶどう品種5種類

ここからは赤ワインの中でも重要なぶどう品種5選を紹介していきます。
今回紹介するぶどう品種は以下のとおりです。
・メルロー
・ピノ・ノワール
・シラー
・ガメイ
ではそれぞれ見ていきましょう。
カベルネ・ソーヴィニヨンは女王の気品!

世界でもっとも栽培されている、代表的な黒ぶどう。
環境適応能力があるぶどうなので、栽培地域が世界中に広まりました。
フランスのボルドー地方原産です。
外観は濃い色調で黒っぽいベリー系の香りに加え、熟成が進むにつれてスパイス香、シガーなどのニュアンスを感じるようになります。
また、木樽由来のバニラやコーヒーのような香りもあり、とても華やか。渋味も酸味もしっかりした、長期熟成に耐える品種です。
その華やかでエレガントな味わいから、黒ぶどうの女王に例えられる品種です。
有名なカベルネ・ソーヴィニヨンのワインを覚えておこう
シャトー・ラフィット・ロートシルトは、ボルドー地方ポイヤック村のワインで、いわゆる「5大シャトー」のトップに君臨しています。
カベルネ・ソーヴィニヨンを主体として造られており、長期熟成後に感じる素晴らしい芳香やシルキーな舌触りは、まさにエレガンスの極致。
本品は100年以上の熟成を経た、貴重なヴィンテージ物です。
香り | カシス、腐葉土 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |

メルローはふくよかな柔らかさが魅力!

カベルネ・ソーヴィニヨンに次ぐ栽培面積を誇る、赤ワイン品種の代表的なぶどう。フランス・ボルドー地方が原産です。
ブラックベリー系の果実の凝縮感に、少し土っぽいニュアンスがあるのがメルローの特徴。
カベルネ・ソーヴィニヨンと比べると渋味や酸味は少なく、タンニンは滑らか。ふくよかで柔らかい印象です。
ボルドー以外の産地に、アメリカのカリフォルニア州、チリ、オーストラリア、日本などがあります。
有名なメルローのワイン覚えておこう
シャトー・ペトリュスはボルドー地方ポムロール地区の超高級ワイン。
ポムロールはボルドーでもメルローの栽培が盛んな地域で、戦後に脚光を浴びて値が高騰した「シンデレラワイン」が多く造られています。
ペトリュスのトロリと濃厚な味わいとビロードのような舌触りは、政財界の要人にもファンが多いと言われています。
メルローについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
香り | ブラックベリー、トリュフ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |

ピノ・ノワールは王者の風格!

世界一高額なワインを造るぶどうであり、もっとも熱狂的ファンが多いピノ・ノワール。
栽培する場所を選び、育てるのが難しいので、栽培面積自体はそれほど多くはありません。
ワインの王と讃えられる、ブルゴーニュの赤ワインを生み出す品種です。
透明感のあるルビーのような明るい色調です。
ラズベリーやストロベリーなどの赤いベリー系果実、バラの花束、トリュフやマッシュルームなどさまざまな香りが時間の経過とともに現れ、飲む人を飽きさせません。
タンニンはそれほど強くなく、酸味が豊か。口中に静かに広がっていくその香りと風味は、とても官能的です。
有名なピノ・ノワールのワインを覚えておこう
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ(DRC)が手掛ける、世界でもっとも高額なワイン。
コンティ公がこの畑を巡ってポンパドゥール夫人と争い、ついに勝ち得た話は有名です。
もはや芸術品とも呼ぶべきロマネ・コンティの、DRCの技術を結集して造られる深い味わいは、他を寄せ付けない王者の貫録。
一生に一度は飲んでみたいワインです。
ピノ・ノワールについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
香り | レッドベリー、バラ、森の下生え |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

シラーはジビエや肉料理のよき相棒

原産はフランス、コート・デュ・ローヌ地方。
人気急上昇している品種です。肉料理と相性のいい品種なので、昨今のジビエブームで、まだまだ日本でも人気が出そうです。
ボルドー品種のワインと比べると、色調は少し青みがかって見えます。
カシスやブラックチェリーのような黒い果実、そして最大の特徴である胡椒の香り。
オーストラリアのシラーズにはビター・チョコレートのニュアンスが強く残ります。
渋味も酸味も豊かで加えて鉄分を感じさせるフレーバーがあるため、少しレアな部分が残るロースト肉との相性は抜群です。
有名なシラーのワインを覚えておこう
コート・ロティはコート・デュ・ローヌ地方の北部に位置する地域。
フランス語で「焼けた斜面」という意味を持ち、その名のとおり南向きの急斜面に植えられたぶどう畑は、夏場は太陽の強い光に焼かれます。
ランドンヌはヴィオニエをブレンドせずにシラーのみで造られるため、ギガルが擁するコート・ロティの中でも別格の力強さ。
重厚でタンニンの強いワインが好きな人にぜひ味わってほしい1本です。
香り | ブラックベリー、黒胡椒 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |

ガメイはボージョレ・ヌーヴォーでお馴染み

原産はフランスのボージョレ地区でピノ・ノワールが他の品種と自然交配してできたぶどうと言われています。
毎年11月第3木曜日に解禁される、ボージョレ・ヌーヴォーの原料となるぶどうとして有名。
ラズベリー、ストロベリー、チェリーなど赤い果実の瑞々しさが特徴。
特に、ヌーヴォーは醗酵を終えたばかりの新酒なので、熟成ワインでは感じることのできない発酵由来の香りが残っています。
バナナやフルーツキャンディのような香りです。
赤ワインとしては軽く、フレッシュ&フルーティー。
ピュアな果実の味わいを楽しめてタンニンの渋味も控えめ。
熟成タイプのガメイのワインを覚えておこう
クリュ・デュ・ボージョレと言われる熟成タイプのワインの中でも、特に良年にしか造られないワインです。
マルセル・ラピエールは、フランスの「自然派ワインの父」と呼ばれた人物。
2010年に他界し、現在は息子のマチューがドメーヌを切り盛りしています。
赤いベリー系のピュアな果実味が凝縮され、品質のよいぶどうのうまさを感じる1本です。
香り | ラズベリー、レッドチェリー |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

フランスの赤ワインぶどう品種5種類

ここからはフランスのぶどう品種を紹介していきます。
今回紹介するぶどう品種は以下のとおりです。
・マルベック
・ムールヴェードル
・グルナッシュ
・カリニャン
ではそれぞれ見ていきましょう。
カベルネ・ソーヴィニヨンの親【カベルネ・フラン】

カベルネ・ソーヴィニヨンの親にあたる品種ですが、カベルネ・フランの方が穏やかな味わいです。
赤いベリーやブルーベリーの果実味、バランスの取れた酸味と渋味。
冷涼な地域でぶどうが未熟なまま摘んだ場合に、ピーマンのような青い香りを感じることがあります。
ボルドーの超一流シャトー、シュヴァル・ブランでは、カベルネ・フランのブレンド比率を高くすることで、エレガントな高級ワインを造っています。
またロワールでは、シノン、ブルグイユなど、カベルネ・フラン単体の素晴らしいワインが造られています。
カベルネ・フランのおすすめワイン
シャトーオーゾンヌは「サンテミリオンプルミエグランクリュクラッセA」に格付けされているワイン。
完熟してからブドウを手摘みで収穫し、選びぬかれた質の高い優れたブドウのみを使っています。
ラズベリーやクランベリーなどのアロマにヴァニラやスパイシーなニュアンスが魅力的。
力強く軸のある味わいが特徴的です。
奥深い複雑味のある味わいで、熟したカベルネ・フランの甘みを感じられる一本となっています。
カベルネ・フランについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
「黒ワイン」と呼ばれる濃い色合い【マルベック】

原産地はフランスの南西地方。
この土地のマルベックから造られるワインは、「黒ワイン」と呼ばれるほど色調の濃いもの。
ボディのしっかりした渋味の強いワインになります。
ブラックベリーやブラックチェリー、カシスなどの黒い果実味、しっかりしたタンニンを感じられます。
マルベックのおすすめワイン
シャトー・ラ・ヴァラド
メルロを主体にマルベックをブレンドした一本。
長年の製造方法によりブドウの果実味をシンプルに引き出しており、マルベック特有の黒い果実の旨味やタンニンもしっかり反映されています。
樽でなくコンクリートタンクで熟成させることから、ブドウ本来のアロマを感じられることも特徴の1つ。
まろやかで繊細、かつエレガントで複雑な味わいを楽しめるワインです。
マルベックについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
ブレンドの強い味方【ムールヴェードル】

スペインが原産でフランスのコート・デュ・ローヌ地方南部、プロヴァンス地方、スペインのバレンシア地方で栽培される品種。
濃い色調で力強く、ボリューム感があり、タンニンのしっかりした濃縮感のあるワインを造ります。
渋味の強い品種のため、ブレンドされることが多いですが、長期熟成が可能なため、ムールヴェードル単体で造られているものもあります。
ムールヴェードルのおすすめワイン
創業からビオディナミを採用する自然派の造り手による一本。
ブラックペッパーや杉、タバコに加えてブラックベリー、ブラックチェリーなどの黒い果実の豊富なアロマを感じられます。
力強い骨格を持っており、濃厚な果実味としっかりとしたタンニンがバランス良く絡み合った高品質な仕上がり。
驚くほど長い余韻を楽しめる桁外れに素晴らしい自然派バンドール、ぜひ一度お試しください。
ムールヴェードルについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
ソフトな口当たり【グルナッシュ】

スペインのアラゴンが原産のぶどうで、スペインではガルナッチャ・ティンタと呼ばれます。
フランスではコート・デュ・ローヌ地方、プロヴァンス地方、ラングドック・ルーション地方など、南仏が栽培地。
ブラックベリーの凝縮した果実味に加え、ドライプラム、きのこ、白胡椒などのニュアンスを感じます。
酸味は豊かですが、味わいは全体的に親しみやすく、渋味も穏やか。
チャーミングなワインに仕上がります。産地は他にアメリカやオーストラリアなど。
グルナッシュのおすすめワイン
6世代にわたるワイン造りの名門「アルベール・ビショー」による一本。
アルベール・ビショーはワインメーカー・オブ・ザ・イヤーをダブル受賞するほど実力です。
グルナッシュの他に、シラーやムールヴェドルをブレンドすることでバランスの良い味わいに仕上げています。
ペッパーやパプリカのような香辛料を思わせる香り、深いボディに質の高い芳醇な味わいが魅力的。
特別な日の一本から大切な人へのプレゼントにもおすすめです。
グルナッシュについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
ワインに強さを与えるブレンド要員【カリニャン】

原産はスペインのアラゴンでフランスではコート・デュ・ローヌ地方南部、プロヴァンス地方、ラングドック・ルーション地方など、南仏で栽培されています。
色調が濃く、黒っぽい果実の凝縮した味わいが特徴です。
単独で醸造しての長期熟成も可能ですが、酸味も渋味も強いため、どちらかというと他の品種とブレンドしてワインに強いボディを与える方が得意。
他に、アメリカでも栽培されています。
カリニャンのおすすめワイン
サンタ カロリーナ スペシャリティーズ カリニャン
カリニャンを100%使ったインパクトの強いフルボディワインです。
バランスの取れた酸味と渋味、そしてブルーベリーやブラックベリーのような黒い果実の香りと濃厚な旨味が魅力的。
長く続く余韻は、特別な気分にさせてくれます。
デイリーワインからパーティー用ワインまで幅広く楽しめる一本です。
カリニャンについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
イタリアの赤ワインぶどう品種5種類

ココからはイタリアのぶどう品種について紹介していきます。
今回紹介するぶどう品種は以下のとおりです。
・ネッビオーロ
・バルベーラ
・モンテプルチアーノ
・アリアニコ
ではそれぞれ見ていきましょう。
中部イタリアの華【サンジョヴェーゼ】

イタリアのトスカーナ州原産。
イタリアの広い地域で栽培されています。キャンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノの原料ぶどうとしても有名。
軽めのテーブルワインからフルボディの長期熟成タイプまで、さまざまな味わいを持つワインが造られます。
軽めのものはフレッシュ&フルーティーなワインです。
一方、高級路線のものは、木樽での熟成を経たものが多く、腐葉土、なめし革、乾燥したハーブ、スパイスなどの複雑なニュアンスを感じる風格のあるワインとなります。
サンジョヴェーゼのおすすめワイン
「インターナショナルワインレポート」で98点のスコアをマークしたワイン。
生産数が少ないこともあり、非常に人気な一本です。
レッドチェリーやイチゴの香りに、フローラルな花のニュアンス、エキゾチックスパイスの風味がバランス良く感じられます。
シルキーで美しい質感は綺麗な酸と赤い果実味が絡み合い、ゆったりとした余韻に。
記念日やお祝いの席、自分へのご褒美など、特別な日の一本としてお楽しみください。
サンジョヴェーゼについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
北部イタリアの雄【ネッビオーロ】

イタリア、ピエモンテ州原産のネッビオーロは、バローロ、バルバレスコの原料になることで有名なぶどう品種です。
色調は明るく、この品種特有の鮮やかな赤。
酸味、渋味とも非常にしっかりしており、特に若いワインのタンニンは刺激が強いです。
基本的には長期熟成を経ることで味わいのバランスが取れ、魅力が出てくるタイプ。
ネッビオーロのおすすめワイン
フォンタナフレッダは一世紀以上もバローロを造り続けている歴史あるワイナリーです。
ガーネット色を帯びた美しいルビー色の外見からは熟したプラムやベリーの香りを感じられます。
リコリスやシナモン、タバコのニュアンス、厚いボディに濃厚な果実味が魅力的です。
特別な日やお祝いの席など、ここぞという時に添えたい極上のワインです。
ネッビオーロについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
果実味を楽しむ【バルベーラ】

イタリア、ピエモンテ州原産で酸味は豊かですが渋味は穏やか、チャーミングなワインを造ります。
ピエモンテのものは、黒いベリー系、カシス、プラムなどの果実に瑞々しさを感じますが、アメリカのものはジャムやドライプラムなど、加熱した果実を感じます。
バルベーラのおすすめワイン
バルベーラ 100%の赤ワイン。
樹齢40年以上もの古木から収穫するバルベーラを使い、新樽を100%使い熟成しています。
深いチェリーの香りに、古木で熟成したバルベーラの力強さを感じられるアロマ。
凝縮感のある爽やかな果実味で、奥深い味わいが魅力的です。
鶏肉料理やチーズと相性が良いため、一緒にご賞味ください。
バルベーラについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
バランスのいい味わい【モンテプルチアーノ】

イタリア国内で広く栽培されていますが、主要産地はアブルッツォ州。
「モンテプルチアーノ・ダブルッツォ」というワインを飲んだことがある人も多いのではないでしょうか。
しっかりと濃い色調ながら、渋味は見かけほど強くなく、果実味豊かなバランスのいい味わい。
合わせるお料理の幅も広く、人懐っこい大らかさを感じます。
モンテプルチアーノのおすすめワイン
「神の雫」で激賞されるほどの美味しさを誇るワイン。
通常1枝に8房ブドウを実らせるところ、あえて4房までに減らすことで旨味を凝縮させていることが特徴。
モンテプルチアーノの濃厚な果実味と、アメリカンオーク樽で6か月熟成させることによるバニラのような濃厚な味わいが魅力的です。
消費者目線で評価するイタリアのワインガイド「ルカマロー二」で最優秀生産者にも選ばれるほどの実力。
数々の賞の受賞歴のある有力ワイナリーが造る、究極の濃密フルボディワインをぜひお楽ください。
モンテプルチアーノについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
長期熟成を経て逸品に【アリアニコ】

イタリア南部で多く栽培されている品種ですが、ルーツはギリシャであると言われています。
酸味、渋味とも非常に強いため、ワインを飲むまでには長期熟成が必要。
熟成したアリアニコは、果実味の他、なめし革や乾燥肉、スパイス香、タバコ、コーヒーなどの複雑なニュアンスが備わった逸品になります。
アリアニコのおすすめワイン
カッジャーノは、昔からアリアニコの最上の畑として知られる『マッキア・ゴーディ』から採られるぶどうを使っており、年間3,000本しか製造されないことでも有名。
バリックによって18ヶ月熟成して造られたワインは、凝縮されたエレガントな味わいを楽しめます。
プラムやダークチェリーといった黒い果実が完熟した芳醇な香り、後からリコリス(甘草)やスターアニスといったスパイスの香りが絡み合う複雑な感覚が特徴。
上品ながらもインパクトのあるタンニンと濃厚な口当たりがパワフルかつ気品を感じさせます。
数多くのワイン好きから評価も受けるほどの実力派、ぜひお試しください。
アリアニコについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
スペインの赤ワインぶどう品種1種類

ここからはスペインの赤ワインぶどう品種について紹介していきます。
スペインといえばこれ!【テンプラニーリョ】

スペイン北部が原産で、スペインの代表的な黒ぶどう品種です。
評価の高いリオハを中心に、スペイン各地で栽培されており、ミディアムボディからフルボディまでさまざまなタイプのワインが生産されています。
産地によって、レッドベリー、ブルーベリー、ブラックベリーなど、異なる果実味を感じ、そこになめし革、タバコ、乾燥したハーブのニュアンスが加わります。
木樽熟成しているものは、バニラやコーヒーなどの香りも出てリッチ。
テンプラニーリョのおすすめワイン
ティント・ペスケラの代表ともいえる「ティント ペスケラ クリアンサ」。
まさにテンプラニーリョマスターが造る最高峰のワインです。
高品質ながらも高価すぎない、味わいと価格のバランスが取れていることも特徴の1つ。
テンプラニーリョを楽しみたいなら、選んで間違い無しの1本です。
テンプラニーリョについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
ドイツの赤ワインぶどう品種1種類

ここからはドイツのぶどう品種を紹介していきます。
寒い地域で大活躍!【ドルンフェルダー】

ドイツで造られた交配品種。
そもそもは色調の濃い赤ワインを造るための交配品種だったのですが、環境適応能力に優れ、病害にも強かったため、ぶどうの栽培地としては寒いドイツにとって、安定した収穫量を見込める大切な品種になりました。
色調は濃いですが、口当たりはとても柔らかく、フルーティーです。
北海道など、日本のワイン産地でも盛んに生産されています。
ドルンフェルダーのおすすめワイン
渋みのないミディアムボディで、世界中から支持を受けているワインです。
エレガントかつ軽やかなに広がるベリー系の香りと、フルーティーで芳醇、程よい甘みを感じられる味わい。
華やかさが魅力的なワインのため、女性へのプレゼントにもおすすめです。
ドルンフェルダーについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
アメリカの赤ワインぶどう品種1種類

ここからはアメリカのぶどう品種を紹介していきます。
アメリカの代表選手【ジンファンデル】

アメリカのメジャーな黒ぶどう品種でイタリアではプリミティーヴォと呼ばれており、原産はクロアチアです。
ぶどうの糖分が高いため、アルコール度数が高いボリュームのあるワインを生み出します。
ブラックベリー、カシスなどの凝縮した果実味に胡椒などのスパイス香、しっかりとしたタンニンが特徴です。
ジンファンデルのおすすめワイン
毎日の食卓で楽しめるお手頃価格ワインとしておすすめな一本。
価格以上の質と口コミから人気に火がつくほどの実力です。
樽から由来する複雑さとマスカット・ベーリーAの果実の香りがバランス良く絡み合い、かすかに香るバニラの香りがアクセントに。
デイリーワインとして非常に優秀な一本です。
赤ワインのぶどう品種をもっと知りつくそう!

- ・高い
- ・飲み切るのが大変
- ・他と比較できない
という悩みがありますよね。
ホームワインは高級ワインが100mlで4本ずつ届くから、ワインの違いをわかりたい方にオススメ。本サイトの編集長ソムリエ佐々木が監修した学習コンテンツや、2023年にスタートしたソムリエによるコンシェルジュサービスも大人気。
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黒ぶどう品種にもいろいろなルーツや味わいがあること、分かっていただけましたでしょうか。
現在、世界で栽培されているぶどうは約1000種とも言われ、このうち、実際にワイン用の品種として栽培されているものは100種に及ぶと言われています。
機会があればぜひ飲んだことのない品種にも挑戦してみてくださいね。
白ワインのぶどう品種も知りたい方はこちらをどうぞ。
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