フランスといえば、「ボルドー」「ブルゴーニュ」「コート・デュ・ローヌ」といった、世界中のワイン愛好家が憧れる、赤ワインの銘醸地が多くある国です。
しかし、いざフランスの赤ワインを飲んでみようと思っても、あまりの種類の多さにどれを選べばいいのか迷ってしまうことはありませんか。
この記事ではフランスの赤ワインの特徴や選び方、おすすめの赤ワインについて紹介していきます。
目次
フランスの赤ワインの特徴
かなり有名なフランスの赤ワインですが、一体どのような特徴があるのでしょうか。
生産量・消費量ともに世界トップクラス
フランスは生産量で毎年イタリアと首位を争っており、近年では2011年と2014年に世界1位の生産量を誇りました。
国内におけるワイン消費量でも、アメリカに次ぐ世界2位となっています。
また、生産量や消費量だけでなく、フランスは品質の高いワインを数多く生み出した長い歴史と伝統があり、世界中のワイン産地に影響を与え続けています。
世界中のワイン愛好家が憧れる銘醸地の数々
ほぼ全ての産地でワインが造られており、フランスのワイン産地は大きく10に分けられます。
赤ワインでは、「ボルドー」「ブルゴーニュ」「コート・デュ・ローヌ」の3つの産地が有名です。
ブドウ品種としては、ボルドーではカベルネ・ソーヴィニヨン、ブルゴーニュではピノ・ノワール、コート・デュ・ローヌではシラーが有名で、これらのブドウ品種は世界中の新興国でも栽培されています。
フランスは、昔から産地とワインの強い結びつきもあって、原産地呼称制度の成立にも大きな影響を与えました。
EUワイン法による品質分類の格付け
フランスのワインは、A.O.C.(原産地統制名称ワイン)と呼ばれる、各ワイン産地の名称を守り、品質を保証する規定があります。
ボルドーのメドック地区の格付けが有名ですね。
地方名→地区名→村名→畑名と、範囲が狭まるほど格付けが厳しくなっていきます。
「格付けがない=品質が悪い」わけではありませんので、お間違えないようご注意ください。
フランスの赤ワインの種類と選び方
一括りにフランスの赤ワインといっても、品種も産地も種類が多すぎて、ラベルを見ただけで選ぶのは難しいかもしれません。
ここからはフランスの赤ワインの選び方を解説していきます。
今回紹介する選び方のポイントは以下の3つです。
- 品種
- 味わい
- 産地
では解説していきます。
品種で選ぶ
まずはブドウ品種でワインを選べるようになりましょう。
タンニンが豊かで渋みが強いカベルネ・ソーヴィニヨン
「カベルネ・ソーヴィニヨン」は、ボルドー地方を代表する黒ブドウです。
深みのある色合いで、果実味とスパイスの香りが感じられます。
ポリフェノールを多く含み、タンニンが豊かで渋みが強いタイプです。
長期熟成型のワインに向いているため、リーズナブルなワインから高級ワインにまで幅広く使われています。
力強くスパイシーな風味!シラー
力強くスパイシーな風味を持つ「シラー」。
色合いが濃く、ジビエのような香り、渋みも強い、飲みごたえのあるワインを生み出します。
中でも、ローヌ川北部の流域で獲れるシラーは、エレガントな長期熟成タイプのワインで有名です。
なめらかな味わいのピノ・ノワール
ブルゴーニュの赤ワインを代表する、高級ブドウ品種の「ピノ・ノワール」。
淡いルビー色が特徴で、なめらかな味わいです。
シャンパンの原料にも使われれており、ロワール川流域の中部やアルザスでも栽培されています。
冷涼な気候を好み、ライトボディよりの赤ワインになります。
おだやかなタンニンのガメイ
「ガメイ」はブルゴーニュ地方南部にある、ボージョレ地区の主要品種です。
おだやかなタンニンで、フルーティーな若飲みタイプのワインに仕上がります。
11月の第3木曜日に解禁されるボージョレ・ヌーヴォーで使われているのは、このガメイです。
まろやかなワインに!メルロー
「メルロー」は、フランスで最も栽培面積が広いブドウ品種です。
タンニンが少なく、口当たりの良い、まろやかなワインとなります。
ボルドーのメドック地区ではブレンドされて使われ、ワインに複雑さをもたらす引き立て役として活躍します。
ミディアムボディ向きの黒ブドウです。
味わい(ボディ)で選ぶ
白ワインの場合は、「辛口」「甘口」で味わいを評価しますが、赤ワインの場合は「ボディ」で味わいを評価します。
ボディとは、赤ワインを口に含んだ時の渋みの印象を、「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」といった言葉で表すことです。
「酸味」「渋み」「アルコール度数」などを基準に、総合的に判断します。
重いワインが好みならフルボディ
深みのある色合いで、タンニンによる渋みが強く、飲みごたえがあるのが特徴。
ガツンとくる、アルコールが高いのが飲みたい時や、渋みが強くて濃厚な赤ワインを楽しみたい時にピッタリです。
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー主体など
バランス重視ならミディアムボディ
フルボディとライトボディの中間にあたり、誰にでも美味しく楽しめます。
どんな料理にも合わせやすい赤ワインが飲みたい時、重すぎず軽すぎない、口当たりの良い赤ワインが好きな方にピッタリです。
ブドウ品種:メルロー主体など
軽いワインが好みならライトボディ
淡い色合いで、食事に合わせやすく、アルコール度数は低い傾向。
すっきりとした飲みやすい赤ワインが好み、華やかな果実味を感じるエレガントな赤ワインが飲みたい時におすすめです。
・ブドウ品種:ピノ・ノワール、ガメイ主体など
産地で選ぶ
同じブドウ品種を使っても、産地ごとの環境の違いによって、出来上がるワインは全く異なる味わいのワインになります。
フランスの代表表的な赤ワインの産地をみていきましょう。
ブルゴーニュ & ボージョレ地方
ブルゴーニュのワインは、単一品種で造られているのが特徴で、なで肩のボトルと、香り豊かなピノ・ノワールが有名です。
特にコート・ド・ニュイ地区では、赤のグラン・クリュ(特急畑)が集中しています。
「ピノ・ノワール」や「ガメイ」を使った、エレガントな赤ワインも見逃せません。
ボルドー地方
ボルドーは複数品種のブレンドを行っています。ブレンドにより品種単体の短所を補い、ヴィンテージごとの出来の違いを最小限に抑えることを目的としています。
ボルドーで生産される99%のワインが、厳しい格付けのあるA.O.C.ワインです。
ブドウ品種は「カベルネ・ソーヴィニヨン」「カベルネ・フラン」「メルロー」など。
コート・デュ・ローヌ地方
スイス・アルプスから流れる「ローヌ川」を中心とした、南北200km・東西100km以上に広がる渓谷地帯です。
北部と南部で畑が分けられ、また右岸・左岸でも分けられます。
主に北部では「シラー」、南部では「グルナッシュ」が目立ちます。この地域で生産されている8割が赤ワインです。
フランスのおすすめ赤ワイン18選
ここからはフランスのおすすめ赤ワインを紹介していきます。
予算別に紹介しているので、ぜひお気に入りの赤ワインを見つけてくださいね。
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7位
ルイ・ジャド ブルゴーニュ ピノ・ノワール
ミディアムボディ
熟成された香りと果実味が特徴の赤ワイン。
果実のフルーティさや熟成された香り、スパイシーさが魅力的な赤ワインです。赤身肉やチーズとの相性も良いため、ぜひ料理に合わせてルイ・ジャド ブルゴーニュ ピノ・ノワールを飲んでください。
香り | ラズベリー、キノコ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋味 | ★☆☆☆☆ |
コメント | 世界一の高級ワイン産地「ブルゴーニュ」。値段が過去に一度も下がることなく、未だに年々上昇し続けている。そんなブルゴーニュを代表する大手生産者が「ルイ・ジャド」。大手ならではの良心的な価格を維持しており、品質も安定しているのが最大の魅力。 |
6位
シャトー・フレイノー ボルドー
生産年:2016
フルボディ
樽の香りが魅力的な赤ワイン。
12か月間の樽熟成を経て造られており、香り高いワインです。濃い赤色をしており、お肉料理や魚料理、ナッツやチョコレートまでも相性が良いため、ぜひご一緒に楽しんでください。
香り | カシス、杉 |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋味 | ★★★★☆ |
コメント | 高級ワイン産地として名が知られているボルドーだが、意外にデイリーワインの宝庫でもある。熟した黒系果実の香りに樽由来の香ばしく甘い香りが調和。フルボディのワインが好きな方にオススメ。 |
5位
ブルゴーニュ ピノ ノワール ヴィエイユ ヴィーニュ エレーヴ アン フュ ド シェーヌ
生産年:2014
フルボディ
ブルゴーニュ地方のピノ・ノワール種100%の赤ワイン。
古木ブドウを使用し、樽熟成まで施した本格派でありながら、コストパフォーマンスに優れた1本です。高級ブドウ品種のピノ・ノワールは、近年価格高騰もしているため、なかなかこの価格では手に入りません。
香り | レッドチェリー、シナモン |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋味 | ★★☆☆☆ |
コメント | ブドウの樹は樹齢が25~30年を上回ると房の数が減ることから、生産性を向上させるために植え替えられることが多い。それをしない「高樹齢=古木」(フランス語で”ヴィエイユ・ヴィーニュ”という)のブドウ樹は、量は少ない代わりに香りや味わいが凝縮した質の高いブドウの実がなる。 |
4位
シャトー ベレール ラグラーヴ
生産年:1993
フルボディ
150年以上の歴史を持つ、由緒あるシャトー「ベレール・ラグラーヴ」が手がけた赤ワイン。
25年以上の熟成が施された、貴重なヴィンテージの赤ワインです。手頃な価格でありながら、プラムなどの果実の風味や、ジビエの香りがバランスよく楽しめる、お買い得な1本。ぜひ体験してみてください。
香り | なめし皮、シガーボックス、腐葉土 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋味 | ★★★☆☆ |
コメント | 赤ワインを熟成させると、香りに”土”のような香りが生まれ、渋味が丸くなり柔らかい舌触りとなる。しかし、万人に好まれるかといったら決してそうではない。熟成のピークを過ぎると品質は下降していくからである。このワインを通じて熟成のピークを体験して頂きたい。 |
3位
シャトー・ヌフ・デュ・パプ オレゾン
生産年:2009
フルボディ
グルナッシュ種を80%以上使い、南ローヌの豊かな味わいを堪能できる1本です。
温暖な気候による果実味と甘み、そして熟成したニュアンスがしっかりと感じられます。アルコール度数は飲みごたえのある14.5%。シャトー・ヌフ・デュ・パプ未体験の方にも、愛好家の方にも、おすすめしたい赤ワイン。
香り | プラム、ラベンダー |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋味 | ★★★☆☆ |
コメント | 地中海の温暖な気候が生んだ陽気な性格に、野性味溢れるニュアンスが混然一体となっている。ワインもグローバル化が進み、似たような味わいのワインが世界中で造ることができる現代において、未だコピー不可能の圧倒的な個性を放っているのが「シャトー・ヌフ・デュ・パプ」であろう。 |
2位
クロワ・サン・タデール カベルネ・ソーヴィニョン
生産年:2016
フルボディ
南フランスのラングドック・ルーション地方で造られた赤ワイン。
辛口で圧倒的人気なカベルネ・ソーヴィニヨン種による、確かな果実味と濃厚な味わいを楽しめます。地元では羊肉料理によく合わせられますが、牛肉料理との相性も抜群です。楽天ランキングで数多くの1位を獲得しており、カベルネを含む全6品種から選べるのも魅力的なポイント。
香り | レッドチェリー、シナモン |
酸味 | ★☆☆☆☆ |
ボディ | ★★★★★ |
渋味 | ★★★☆☆ |
コメント | フランス人は、いつも高級なワインばかりを飲んでいるわけではない。ワインを毎日のように飲むからこそ”上質”なデイリーワインの存在が必要不可欠である。そんなときには「ラングドック・ルーション」のワインが最適。完熟ブドウに由来する、極めてまろやかでコクのある味わいを堪能できる。 |
1位
シャトー モンペラ ルージュ 2015
生産年:2015
フルボディ
ボルドーの地で250年以上も前からブドウ栽培をしてきた歴史を持つ「デスパーニュ」の赤ワイン。
地元ボルドーでも数多くの金賞を受賞し、スーパープレミアムワイン「オーパスワン」に匹敵すると、人気漫画「神の雫」で絶賛されて話題を呼んでいます。フルーティーな香り、滑らかなアタックとバランスのとれた渋み、そして深い味わいが忘れられません。
香り | ブラックベリー、鉛筆の芯、針葉樹 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋味 | ★★★★☆ |
コメント | ヴィンテージが若いうちから味わいのバランスに優れ、果実の風味が顕著に感じられるのがこのワインの最大の特徴。重たいボディを、伸びのある酸味が支えており、心地よい渋味に口中がマッサージされるような味わい。 |
3,000円以下のフランス赤ワイン比較表
商品画像 | |||||||
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商品名 | シャトー モンペラ ルージュ 2015 | クロワ・サン・タデール カベルネ・ソーヴィニョン | シャトー・ヌフ・デュ・パプ オレゾン | シャトー ベレール ラグラーヴ | ブルゴーニュ ピノ ノワール ヴィエイユ ヴィーニュ エレーヴ アン フュ ド シェーヌ | シャトー・フレイノー ボルドー | ルイ・ジャド ブルゴーニュ ピノ・ノワール |
詳細 | 産地:ボルドー 生産年:2015 フルボディ | 産地:ラングドッグ 生産年:2016 フルボディ | 産地:ローヌ 生産年:2009 フルボディ | 産地:ボルドー 生産年:1993 フルボディ | 産地:ブルゴーニュ 生産年:2014 フルボディ | 産地:フランス 生産年:2016 フルボディ | 産地:フランス ミディアムボディ |
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6位
ドメーヌ・シェイソン シルーブル
生産年:2019
ミディアムボディ
冷やしても美味しい赤ワイン。
クリュ・デュ・ボジョレの中で、しなやかでエレガントと言われているシルーヴルAOCです。通常赤ワインは常温で飲むと美味しいとされていますが、冷やしても美味しいことが特徴です。普段とは違う赤ワインの楽しみ方をしたい方におすすめの1本です。
香り | クランベリー、ザクロ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋味 | ★★☆☆☆ |
コメント | 「ボジョレー・ヌーヴォー」に使用されるブドウ品種「ガメイ」であるが、ヌーヴォーはこのガメイの個性を醸造によって消すことでキャンディーのような香りを与えている。つまり、今回のこのワインこそが「ガメイ」というブドウ本来の上質なキャラクターであり、ボジョレーという土地ならではの風味が備わっているのだ。 |
5位
シャトー ダルマイヤック 2013
生産年:2013
フルボディ
シャトー・ダルマイヤックは、メドック5級の格付けシャトー。
メドック1級のシャトー・ムートン・ロートシルトの隣に畑を構えており、畑は砂利質土壌で水はけがよく、カベルネ・ソーヴィニヨン種に最適な環境が整っています。芳醇な香りと柔らかな舌触りが特徴で、力強くエレガントな仕上がり。すぐに飲んでも長期熟成しても、美味しく飲むことができる1本です。
香り | ブルーベリー、杉 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋味 | ★★★☆☆ |
コメント | フルボディと一言で片づけられてしまいがちな「濃い目の赤ワイン」だが、実はボルドーはそこまで重くないのが真骨頂。酸味がボディを引き締め、味わいの重心を支えている。果実味ばかりに頼らない、深呼吸したくなるような森の香りが鼻腔をくすぐる。 |
4位
プピーユ 2011
生産年:2011
ミディアムボディ
ワイン専門家によるブラインド・テイスティングで、最後までシャトー・ペトリュスと競い合った実力派の赤ワイン。
シャトー・プピーユのオーナー「フィリップ・カリーユ氏」は、海外で豊かな経験を持つ実力派の生産者です。果実味が豊かで、酸味とのバランスも良く、若いヴィンテージながら、樽熟成のニュアンスも強く感じられます。漫画「神の雫」にも登場した、メルロー100%の赤ワインです。
香り | プラム、鉄分 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★★ |
渋味 | ★★★★☆ |
コメント | ブレンドされることの多いボルドーにおいて、メルロー100%で造られる珍しいわいんであるが、その知名度は非常に高いワイン。液体ではなく固体が喉を通るようなヘビー級の味わいで飲むものを圧倒する。 |
3位
トロ・ボー アルース・コルトン 1er フルニエール 2016
生産年:2016
ミディアムボディ
フルニエールとは、アロース・コルトンの1級畑のこと。
特急畑の弟分ともいえる土地で、トロ・ボーによって生産されています。密度のある香りが閉じ込められており、ヴィンテージごとのブレが少ない安定した品質が特徴のひとつです。楽天市場の赤ワインランキングで1位を獲得した実績を持ち、果実味が豊かでキメ細やかなタンニンが感じられる赤ワインです。
香り | サクランボ、梅紫蘇 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋味 | ★★☆☆☆ |
コメント | 口に入れた瞬間がおとなしい第一印象だが、味わいの中盤から後半にかけて、静かに確実に盛り上がってくる様子はオーケストラの旋律のよう。飲み終えた後に漂う風味は、気付いたときには思い出にかわる。濃いワインだけが上質なワインではないということを教えてくれる。 |
2位
シャトー・ソシアンド・マレ 2009
生産年:2009
フルボディ
ジャン・ゴートロー家によって生産される、ボルドー地方オー・メドックの辛口フルボディ赤ワイン
。果実味とタンニンは格付けシャトーを凌ぐといわれ、ボルドーの秀逸な年といわれる2009ヴィンテージのワインです。長期熟成することで、ふくよかで洗練された味わいが華開き、グラン・クリュ3級に匹敵するポテンシャルを秘めているといわれています。
1位
ヴォーヌ・ロマネ 2015 ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール
生産年:2015
フルボディ
ブルゴーニュ高級赤ワインの代名詞「ヴォーヌ・ロマネ」。
ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スールが生産し、村名ながらエシュゾー特級に値する一級品です。凝縮感があり、完熟したラズベリーの香り、なめらかなタンニンが感じられます。ピノ・ノワール100%で香り高く、気品のある1本。その上、ブルゴーニュ赤の2015年は秀逸な当たり年です。ぜひ、この機会にお買い求めください。
香り | ラズベリー、バラの花束 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋味 | ★★☆☆☆ |
コメント | グラスに注いだ瞬間はまだ大人しい印象だが、じっくりと待とう、いずれあなたの脳裏にはバラの花束が浮かび上がる。上質なワインこそ香りが「閉じ気味」のことが多い。焦ってはいけない。 |
3,000円〜10,000円のフランス赤ワイン比較表
商品画像 | ||||||
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商品名 | ヴォーヌ・ロマネ 2015 ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール | シャトー・ソシアンド・マレ 2009 | トロ・ボー アルース・コルトン 1er フルニエール 2016 | プピーユ 2011 | シャトー ダルマイヤック 2013 | ドメーヌ・シェイソン シルーブル |
詳細 | 産地:ブルゴーニュ 生産年:2015 フルボディ | 産地:ボルドー 生産年:2009 フルボディ | 産地:ブルゴーニュ 生産年:2016 ミディアムボディ | 産地:ボルドー 生産年:2011 ミディアムボディ | 産地:ボルドー 生産年:2013 フルボディ | 産地:ボジョレー 生産年:2019 ミディアムボディ |
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憧れの一品!10,000円以上
5位
ル プティ ムートン ド ロートシルト 2015
生産年:2015
フルボディ
メドック第1級の格付け「シャトー・ムートン・ロートシルト」のセカンドワイン。
ムートン・ロートシルトは、1855年の格付けで唯一、1973年に2級から1級に昇格した実績のあるシャトーです。大きな赤いブドウのラベルが印象的で、芳醇な味わいと力強いタンニンが感じられる、ファーストに負けない資質を持ったワイン。このワインは年間生産量が3万本しかなく、非常に希少価値が高くなっています。
香り | プラム、腐葉土、ローズマリー、動物のニュアンス |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋味 | ★★★★☆ |
コメント | 「セカンド・ワイン」とは文字通り二番手のワインという意味であるが、一番手のワインが桁違いに上質である為、二番手であってもやはり秀逸なことには変わらない。特にムートンのセカンドワインはボルドートップの五大シャトーのなかでも評価が高いことで有名。 |
4位
フランソワ・ラマルシュ クロ・ド・ヴージョ 2013
生産年:2013
フルボディ
ブルゴーニュ地方ヴージョ村にあるグラン・クリュ「クロ・ド・ヴージョ」の所有者であるフランソワ・ラマルシュが生産する赤ワイン。
ビオロジック農法により栽培され、収穫は手積みによる手間暇をかけた丁寧な作業が特徴。新樽比率が6割以上と高めで、清澄とフィルターをせずに瓶詰めされます。ヴォーヌ・ロマネらしいエレガントさとフィネスを兼ね揃え、余韻が長く、熟成することでより深い風味と味わいを楽しめます。
香り | ラズベリーのリキュール、キノコ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋味 | ★★☆☆☆ |
コメント | 香りと味わいのバランスに特に秀でていることで有名な「ヴォーヌ・ロマネ」村の特徴を見事に表現しきった一本。まだまだ20年以上熟成可能であろう。 |
3位
クロ ヴージョ グラン クリュ グラン モーペルテュイ ミッシェル グロ
生産年:2014
ミディアムボディ
こちらもブルゴーニュ地方の特急畑「クロ・ヴージョ」でミッシェル・グロにより造られた赤ワイン。
ブドウ本来の味わいを大切にしており、ピュアでエレガントなスタイルのワインを造り出しています。やや無骨で大地の匂い、シルキーなニュアンスが感じられ、高級ブドウ品種ピノ・ノワールの素晴らしさを堪能できる、おすすめの1本です。
香り | 野イチゴ、ナツメグ、土 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋味 | ★★☆☆☆ |
コメント | スパイシーで男性的な、やや骨格のある味わいのピノ・ノワール。キメの細かい上質なタンニンはシルクのような舌触りを生む。 |
2位
ノーヴル・ソシエテ リヴザルト 1958
生産年:1958
ライトボディ
リヴサルトとは、発酵途中にアルコールを添加することで発酵を止め、ブドウ本来の糖分を残したまま仕上げる製法のことです。
こちらは1958年の古いヴィンテージとなっており、還暦祝いやバースデーワインにピッタリ。木箱包装や文字入れも可能な商品です。糖分もアルコール度数も高いので、抜栓後の日持ちが良く、じっくりとワインを楽しむことができます。
香り | ドライイチジク、エスプレッソ |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋味 | ★☆☆☆☆ |
コメント | ワインの全ジャンルの中で、最も長期熟成可能なタイプなのが「甘口ワイン」。コーヒーのような見た目に、ドライフルーツのような凝縮したアロマ。活力に溢れた味わいは、瓶内でワインはまだまだ生きているという証。 |
1位
シャトー カロン セギュール 2001
生産年:2001
ミディアムボディ
メドック格付け3級シャトーであり、ハートマークのラベルで世界的に有名な「カロン・セギュール」。
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランなどがブレンドされており、力強さ、優美さ、品質、どれをとっても一級品の仕上がり。カップルのプレゼントや結婚祝いなど、ハレの日のシチュエーションにふさわしい赤ワインです。
香り | ブラックチェリー、血液、針葉樹 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★★ |
渋味 | ★★★★★ |
コメント | メドック地区の中でも、メルローの割合が他のシャトーよりも高いのが特徴。重低音を響かせたようなコクのある味わい。 |
10,000円以上のフランス赤ワイン比較表
商品画像 | |||||
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商品名 | シャトー カロン セギュール 2001 | ノーヴル・ソシエテ リヴザルト 1958 | クロ ヴージョ グラン クリュ グラン モーペルテュイ ミッシェル グロ | フランソワ・ラマルシュ クロ・ド・ヴージョ 2013 | ル プティ ムートン ド ロートシルト 2015 |
詳細 | 産地:ボルドー 生産年:2001 ミディアムボディ | 産地:ボルドー 生産年:1958 ライトボディ | 産地:ブルゴーニュ 生産年:2014 ミディアムボディ | 産地:ブルゴーニュ 生産年:2013 フルボディ | 産地:ボルドー 生産年:2015 フルボディ |
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美味しいフランスの赤ワインの飲み方
ここではフランスの赤ワインを美味しく飲むための方法について見ていきます。
今回紹介する内容は以下の通りです。
- 香りを楽しむためにグラスを回す
- 色の濃さによって温度を分ける
では解説していきます。
香りを楽しむためにグラスを回す
フランスの赤ワインを美味しく飲むためには、まず香りを楽しむためにグラスを回しましょう。
グラスを回す行為は「スワリング」と呼ばれ、ワインに変化をもたらして香りを楽しむためのものです。
フランスの赤ワインの果実味やスパイシーさを香りから楽しむと、実際に飲むときに新しい発見や魅力を感じることができ、おすすめです。
またグラスを回す際には、反時計回りで回すとワインがこぼれても相手側に飛ばないため、ぜひ覚えておきたいですね。
色の濃さによって温度を分ける
フランスの赤ワインに限らず、ワインを飲むときには温度に気を付けることが大切です。
赤ワインであれば基本的には常温(15~18℃)で飲むと美味しく飲むことができます。
そのため赤ワインであれば常温、夏ならば冷蔵庫から出して約30分に飲むことがおすすめです。
ただ色の薄い赤ワインの場合は、少し温度を下げて10~15℃で飲むとより一層ワインの個性を楽しむことができます。
赤ワインの色が薄いときは冷蔵庫から出してから10~15分ほどで飲むと、良いでしょう。
同じ赤ワインでも濃さによって温度を調節してみてくださいね。
フランスの赤ワインと相性の良い料理
赤ワインと相性の良い料理はお肉や魚などです。
フランスの赤ワインは味わい深く、渋みやスパイシーさも兼ね備えているため、インパクトの強い料理との相性が良いです。
そのため、お肉のトマト漬けやピリ辛なすびなどと合わせて食べると良いでしょう。
ぜひフランスの赤ワインを料理と一緒に楽しみましょう。
お気に入りのフランスの赤ワインを見つけよう!
フランスの赤ワインの特徴、選び方、おすすめの赤ワインを解説しました。
フランスはどこも銘醸地ばかりで迷ってしまいますが、まずは気になった1本をぜひ飲んでみてくださいね。
この記事を参考に、お気に入りのフランスの赤ワインが見つかれば幸いです。
他の産地にも興味ある方は「【ソムリエ執筆】赤ワインの産地ごとの特徴を解説!おすすめワインもご紹介」の記事を参考にしてください。
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