ポルトガルは世界のワイン市場で今まさに注目産地の一つです。
ポルトガルでは近年ブドウ栽培やワイナリーへの投資に積極的で、栽培環境や醸造設備が改善され急速に品質向上が進んでいます。
今回はポルトガルの赤ワインについて、特徴やおすすめのワインまでをソムリエがご紹介します。
ポルトガルはどんなワイン産地?
ポルトガルは日本の1/4の面積しかない小さな国ですが、ヨーロッパでも随一のワイン大国に数えられています。
ヨーロッパ・イベリア半島の西端に位置しており、北部の山がちで湿潤な気候と、中央や南部の平野に広がる地中海性気候という二つの顔を持つのが特徴。
夏は高温で昼と夜の温度差が激しく、地理的な多様性がワインのスタイルや品種のバラエティに大きく寄与しています。
ワイン産業の歴史を振り返ると、ポルトガルのワインのルーツは古代ローマ時代にまで遡ることができます。
17世紀以降、特にポートワインの輸出が増加する中で、英国との取引関係が深まりワイン産業は飛躍的に成長しました。
ポルトガルと言えば食前・食後酒として楽しまれるポートワインやマディラなどの特殊な酒精強化ワインが有名ですが、実際は生産の約85%はオーソドックスなワインです。
特に赤ワインは太陽の恵みをいっぱいに受け、濃厚な果実味と厚みのあるボディ、力強い渋みとバランスの取れた酸味を有しています。
また、大部分が海に面したポルトガルは、タコやイワシ、タラ、貝類など日本人に親しみやすい食文化を持っている点も魅力です。
ポルトガル赤ワインの特徴
ポルトガルの赤ワインにはどのような特徴があるのでしょうか。
こちらでその魅力を解説していきます。
力強いフルボディな味わい
ポルトガルの赤ワインの一番の魅力は、その力強いフルボディな味わいにあります。
気候に恵まれていることもあり、赤ワインはしっかりした渋みのある重厚な味わいのものが中心です。
渋味はしっかりしていながら、その味わいが非常にまろやかなところも大きな特徴。
果実の濃厚なアロマと鮮やかなタンニンが絶妙に組み合わさり、ワイン初心者であってもその魅力に引き込まれることでしょう。
そんなポルトガルの赤ワインは、ボリュームのある食事との組み合わせがオススメです。
特に肉料理や濃厚なソースの料理と一緒に楽しむと、そのフルボディな味わいが料理とワインの両方を引き立て合います。
250種を超える土着ブドウ品種
ポルトガルワインの大きな特徴の一つが、250種を超える土着のブドウ品種が存在すること。
ポルトガルの赤ワイン用ブドウ品種は非常に多岐にわたり、スペイン原産のテンプラニーリョ以外はほぼポルトガルの土着品種です。
世界的にポピュラーなカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどの品種は、ポルトガルにおいてあまり栽培されていません。
これはワイン愛好者にとってはまるで宝箱を開けるような感覚と言えるでしょう。
これらの土着品種は長い歴史の中でポルトガルの気候や土壌に適応してきたもので、その結果として非常に独特で多様な味わいのワインが生まれています。
土着品種が多い理由には、第二次世界大戦前後に近隣のワイン生産国と鎖国状態がしばらく続いたため、国内の土着品種を使ったワイン造りが定着したというポルトガルの歴史も関係しています。
酒精強化ワインの名産地
ポルトガルを語るうえで外せないのが「酒精強化ワイン」。
酒精強化ワインとは、発酵途中のワインに蒸留酒を加えることでアルコール度数を上げ、特有の味わいを持たせたワインのことを指します。
中でも、ポルトガル北部のドウロ渓谷は、世界的に有名な「ポートワイン」の産地として世界的に有名です。
ポートワインはその濃厚な甘みと力強いアルコール度数、そして長い熟成期間を経て生まれる独特の香りや風味で多くのファンを魅了しています。
また、南部のマディラ諸島では、「マディラワイン」という酒精強化ワインが製造されています。
マディラワインはトロピカルな風味やナッツのような香ばしさがあり、天然の太陽熱を利用した高温熟成の製法が大きな特徴です。
これらの酒精強化ワインはポルトガルのワイン産業の中でも特別な位置を占めており、ワイン愛好者の間でその存在は欠かせないものとなっています。
赤ワインと同じく濃厚な味わいがありますが、酒精強化ワインならではのひと味違うボリューム感を楽しめるでしょう。
>>【ソムリエ監修】酒精強化ワインとは?造り方から種類・おすすめまで紹介
>>【ソムリエ監修】ポートワインの人気おすすめ18選を紹介!特徴も解説
ポルトガルの赤ワインの種類と選び方
味わいで選ぶ
ライトボディ
ライトボディの赤ワインは、その名の通り軽やかで飲みやすい特徴を持っています。
果実の香りが前面に出るものが多く、渋みを感じる強さも控えめです。
このタイプのワインは、メインの肉料理よりも生ハムやトマト料理など前菜系の食事と合わせるのがおすすめ。
カジュアルなワインが好みの方や、あまり重いワインが得意でない方におすすめです。
ミディアムボディ
ミディアムボディの赤ワインはバランスが良く、幅広い料理とのペアリングが楽しめるのが魅力です。
渋味や酸味、アルコールのバランスが取れており、果実味もしっかりと感じられます。
日常の食事や様々なシチュエーションで楽しむことができるので、ワインを毎日楽しみたい方や、様々な料理と合わせたい方におすすめです。
フルボディ
フルボディの赤ワインは、濃厚で力強い味わいが特徴です。
高いアルコール度数と、しっかりとしたタンニンの存在感があります。
このタイプのワインは、肉料理や濃厚なソースの料理との相性が特に良いです。
赤ワインの濃厚な味わいをしっかりと楽しみたい方や、食事とのペアリングを重視する方に特におすすめです。
品種で選ぶ
アラゴネス(ティンタ・ロリス、テンプラニーリョ)
アラゴネスはポルトガルで最も多く栽培される黒ぶどう品種です。
ポルトガルではほかに「ティンタ・ロリス」とも呼ばれます。
隣国スペインでは「テンプラニーリョ」と呼ばれ、世界的にはこちらの呼び名の方が一般的です。
デリケートで華やかな香りを持つ品種ですが十分なタンニンがあり、樽熟成をさせるとタバコやなめし皮のような複雑な風味が生まれます。
ポルトガルでは他の品種とブレンドされることが多いです。
熟成したハムなどと相性ぴったり。
>>【ソムリエ監修】テンプラニーリョとは?特徴やおすすめワインを紹介
トウリガ・フランカ
トウリガ・フランカはポルトガルのドウロ地方で主に栽培される黒ぶどう品種です。
ブラックチェリーのような凝縮した味わいがあり、濃い色調の赤ワインになります。
トウリガ・フランカは主に他品種とブレンドされます。
ローストしたラム肉などと合わせると美味しいです。
トウリガ・ナショナル
トウリガ・ナショナルはポルトガル全土で栽培される黒ぶどう品種です。
1本の木から少量しか収穫されず、色の濃い凝縮した味わい。
タンニンが豊富で長期熟成にも耐え、高品質のワインになります。
トウリガ・ナショナルは単一品種のワインにもブレンドのワインにもなります。
サーロインステーキなど脂身のある肉料理と最高の組み合わせです。
バガ
バガは主にポルトガル中部のバイラダ地方で栽培されている赤ワイン用のブドウ品種です。
しっかりとしたタンニンと高い酸味を持つことが特徴。
若いうちに飲むとその酸味やタンニンが際立ちますが、熟成させることで非常にまろやかで複雑な味わいのワインへと変わります。
香りは赤系果実のアロマが中心的で、熟成すると干し草やスパイスのようなニュアンスを感じることができます。
ピノ・ノワールのような複雑で奥深い品種が好みの方にバガはおすすめ。
産地で選ぶ
ドウロ地方
ドウロでは酒精強化ワインのポートが集中的に造られてきたため、ポートばかり注目されてきましたが、最近10年で良い赤ワインが生まれています。
特にドウロで有名な赤ワインは「バルガ・ヴェーリャ」というワインです。
秀逸なヴィンテージの年しか造られないため「幻のワイン」と言われていて、あまりお目にかかることができません。
ドウロは冬の寒さが厳しく、夏は非常に乾燥します。
ドウロではぶどうは急斜面で岩だらけの土地で栽培されますが、ぶどう以外の他の植物はほとんど育ちません。
水分の少ないやせた土地のため自然に果実の収量は少なくなり、糖分、タンニン、色調が凝縮した味わいの赤ワインになります。
アレンテージョ地方
アレンテージョはポルトガル南西部に広がる地方です。
全体的に温暖な気候ですが、より涼しい地域ではエレガントなワインが、より暑い地域では濃厚な味わいのワインが造られます。
アラゴネスやその他の品種を使ったブレンドの赤ワインが多く造られます。
ベイラス地方
ベイラス地方はドウロ河の南とタグス河の北にある、大西洋沿岸の地方です。
気候は穏やかで、ベイラス地方では特にバイラーダとダオンという地区が有名です。
バイラーダではバガという黒ぶどう品種が主に栽培されており、長期熟成のワインが生産されています。
ダオンは山地にある地区で、ぶどう畑は丘の上や斜面など標高の高いところにあるのが特徴。
昼夜の気温差が大きいためぶどうがゆっくりと熟し、果実味と酸味のバランスが良い高品質な赤ワインができます。
価格で選ぶ
ポルトガルの赤ワインは、ヨーロッパの産地の中では比較的お手頃です。
2,000〜3,000円前後で十分満足できるものが手に入れられます。
食文化から判断しても、日本の食卓に違和感なくなじむものが多いでしょう。
ティンタ・ロリス(=テンプラニーリョ)以外はほぼポルトガル土着品種のワインです。
最初はお手頃価格で色々なタイプのにチャレンジして、お気に入りを見つけるのがおすすめです。
ポルトガルのおすすめ赤ワイン10選
おすすめのポルトガル赤ワインを2つの価格帯に分けてご紹介します。
まずは2,000円未満でお気に入りのタイプを見つけてください。
- ・高い
- ・飲み切るのが大変
- ・他と比較できない
という悩みがありますよね。
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5位
キンタ ドス アヴィダゴス キンタ ドス アヴィダゴス レゼルヴァ
ボディー フルボディ
原産国名 ポルトガル
メーカー名 稲葉
果実 % ティンタ ロリス、ティンタ バロッカ、トゥリガ フランカ、トゥリガ ナショナル
・凝縮した果実味に長い余韻
ポルトガルの代表的な品種をいくつかブレンドしたワインです。
非常に濃いチェリーレッドで、しっかりとしたボディとやわらかなタンニンが楽しめます。
凝縮された果実味と長い余韻は、ゆっくりワインを楽しみたいときにぴったりです。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
フルボディ | ティンタ ロリス/ティンタ バロッカ/トゥリガ フランカ/トゥリガ ナショナル | ドウロ |
4位
トウリガ ナショナル
原産国名 ポルトガル
果実 % トウリガ・ナショナル100%
・ポルトガルを代表する品種のワイン
ポルトガルを代表する土着品種トゥリーガ・ナショナル100%。
すみれなどの花や完熟した果実の香りで、しっかりした骨格があり、リッチでボリューム感豊かな味わいです。
ポルトガル赤ワインの代表品種をじっくり楽しんでみたい方に。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
ミディアムボディ | トウリガ・ナショナル | リスボア |
3位
キンタ・ダ・アロルナ ヴィーニョ ティント
ボディー ミディアムボディ
原産国名 ポルトガル テージョ
・豊かな樽香が楽しめます
樽由来のバニラやカラメル、チョコレートのような甘い香りが印象的な余韻の長いワインです。
シラーに土着品種をブレンドしたワインは、シラー好きの方におすすめです。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
フルボディ | アリカント・ブーシェ/カステラン/シラー/ティンタ・ロリス | テージョ |
2位
ポルタル・ダ・アーギア DOC ヴィーニョ ティント
ボディー ミディアムボディ
原産国名 ポルトガル テージョ
・ティンタ・ロリスを中心にブレンド
複雑味のあるしっかりとした味わいながら、丸みのあるシルキーな口当たりが魅力のワインです。
チェリーやブラックベリーの豊かな香りは黒い果実を使ったお料理に合わせて。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
ミディアムボディ | ティンタ・ロリス主体 | テージョ |
1位
ドナ・ヘレナ・レゼルヴァ ヴィーニョ・ティント
ボディー フルボディ
原産国名 ポルトガル セトゥーバル半島
・土着品種カステラン100%
ファーストアタックは赤い果実ですが、時間が経つにつれてドライフルーツやョコレート・コーヒー等のエキゾチックなアロマが顔を出します。
ゆったりとした気分で楽しんでいただきたいワインです。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
フルボディ | カステラン | セトゥーバル半島 |
プレゼントや来客用に!2,000円~5,000円
商品画像 | |||||
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商品名 | ヴィーニャ ヴェーリャス レッド | キンタ・ド・ポルタル ティンタ・ロリス | ダンディー ポルトガルワイン リスボン | キンタ・ドス・ロケス トゥーリガ・ナショナル | レヌマ キンタ・ドス・アヴィダゴス |
詳細 | アルコール度数 13 % ボディー ミディアムボディ 原産国名 ポルトガル メーカー名 木下インターナショナル 果実 % バガ | 原産国名 ポルトガル メーカー名 ドラジェ 果実 % トゥーリガ・ナショナル、ティンタ・ロリス、トゥーリガ・フランカ | アルコール度数 14.5 % ボディー フルボディ 原産国名 ポルトガル リスボン メーカー名 キンタ ド ランジェル 果実 % トウリガ・ナシオナル、シラー | 原産国名 ポルトガル 果実 % トゥーリガ・ナショナル100% | ボディー フルボディ 原産国名 ポルトガル ドウロ メーカー名 Donguriano |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
ポルトガルワインは欧州産の中では安価です。この価格帯で十分高品質なワインが入手できる点がうれしいですね。
5位
レヌマ キンタ・ドス・アヴィダゴス
原産国名 ポルトガル ドウロ
メーカー名 Donguriano
・しっかりしていながらまろやかなタンニン
熟した赤い果実と樽の香りがうまく混ざり合ったドウロ産。
タンニンはしっかりしていますが、甘くまろやかです。
長い余韻の心地よい果実味は、冬の夜長にぴったり。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
フルボディ | ティンタ・アマレラ/ティンタ・ロリス ほか | ドウロ |
4位
キンタ・ドス・ロケス トゥーリガ・ナショナル
果実 % トゥーリガ・ナショナル100%
・トゥーリガ・ナショナル100%のダン産ワイン
複雑で重厚ながら味わい滑らか。
心地よい酸とふくよかなタンニンの中に濃縮した様々な果実味が感じられます。
ポルトガル赤の筆頭品種を楽しみたい方に。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
フルボディ | トゥーリガ・ナショナル | ダン |
3位
ダンディー ポルトガルワイン リスボン
ボディー フルボディ
原産国名 ポルトガル リスボン
メーカー名 キンタ ド ランジェル
果実 % トウリガ・ナシオナル、シラー
・遊び心たっぷりのラベル
トゥーリガ・ナショナルにシラーをブレンド。
凝縮された果実感たっぷりの香りとしっりしたタンニンが魅力です。
遊び心たっぷりのネーミングとラベルはプレゼントにもぴったり!
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
フルボディ | トゥーリガ・ナショナル/シラー | リスボン |
2位
キンタ・ド・ポルタル ティンタ・ロリス
メーカー名 ドラジェ
果実 % トゥーリガ・ナショナル、ティンタ・ロリス、トゥーリガ・フランカ
・ボトルデザインがクールでカッコイイ
ティンタ・ロリス(=テンプラニーリョ)にトゥーリガ・ナショナル等の土着品種をプラス。
しっかりとしたコクのある香りと味わいが楽しめる1本。
目を引くボトルデザインはパーティーの手土産などにおすすめです。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
フルボディ | トゥーリガ・ナショナル/ティンタ・ロリス/トゥーリガ・フランカ | ドウロ |
1位
ヴィーニャ ヴェーリャス レッド
ボディー ミディアムボディ
原産国名 ポルトガル
メーカー名 木下インターナショナル
果実 % バガ
・バガから造られた長期熟成に耐えるフルボディ
ボトリング直後のしびれるようなタンニンは、熟成に伴いシルクのスカーフのような滑らかさに変身します。
香りはとてもエレガントかつ複雑。
ポルトガルワインの奥深さに触れたい方にぴったりの1本です。
味わい | ブドウ品種 | 産地 |
ミディアムボディ | バガ | バイラーダ |
ポルトガルの赤ワインに合わせる料理
最後にポルトガルの赤ワインに合わせる料理をご紹介します。
フルボディで果実味のあるポルトガルの赤ワインに合う料理をご紹介しますので、ぜひご参考ください。
ステーキ肉
濃厚でジューシーな旨味のステーキ肉は赤ワインにぴったり。
肉の旨味や濃厚な脂身、赤ワインの持つ渋み成分であるタンニンと良く合います。
特にアルエンテージョやドウロ地方の赤ワイン、特にティンタ・ロリスやトゥリガ・ナシオナルを主体としたものがおすすめ。
その濃厚な味わいがステーキのジューシーさを引き立て、タンニンが肉の脂の口当たりをまろやかにしてくれるでしょう。
生ハム
生ハムは様々なワインと相性の良いおつまみです。
塩味や旨味がしっかりとした生ハムには、ポルトガルのミディアムボディの赤ワインがおすすめ。
バイラダ地方のバガを主体としたワインや、リスボア地方のワインは、生ハムの繊細な味わいを邪魔せず、互いの味わいを引き立てあうことができます。
ミディアムボディのワインのフルーティな香りと、生ハムの塩気がうまく混ざり合うバランスの良さを楽しめるでしょう。
焼き鳥
ポルトガルの赤ワインにはぜひ焼き鳥を合わせていただきたいところ。
特に醤油や味醂で味付けしたタレ味の焼き鳥は、果実味豊かなポルトガルの赤ワインとよく合います。
ライト~ミディアムボディの赤ワインを合わせることで、フルーティーさと焼き鳥のコクが美味く調和した組み合わせを楽しめるでしょう。
もも肉やつくね、レバーなどジューシーな部位がおすすめです。
すき焼き
和食のごちそうであるすき焼きには、フルボディのポルトガルワインを。
すき焼きも焼き鳥同様、醤油や味醂、砂糖などを使った甘辛い風味が特徴です。
そこに和牛の旨味や脂身が加わることで、上品かつ満足感のある味わいが生まれます。
すき焼きの甘味や脂身を受け止めるには、バガ種を使った熟成フルボディタイプの赤ワインを合わせると良いでしょう。
ポルトガルの赤ワインはパワフルで濃厚!
ポルトガルの赤ワインは土着品種から造られ、濃い色と凝縮した果実味、しっかりしていながらまろやかなタンニンが特徴です。
全体的な味わいはミディアム寄りのフルボディといったところでしょうか。
欧州産のワインの中では価格は非常に控えめで、世界的には注目度の高い産地です。
今からしっかり押さえておきましょう。
ポルトガルは白ワインの注目度が高まっているので、気になる方はぜひ以下の記事もご覧ください
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