数あるワイン銘柄の中でも、とりわけワイン愛好家垂涎の銘柄ばかりが揃う「カルトワイン」。
アメリカのカリフォルニア州、ナパ・ヴァレーを中心に広く使われるこの言葉が、多くのワイン愛好家のみならず、投資家をはじめとした富裕層までも惹きつけています。
しかし、その魅力を最大限に享受するためには、ワインの背景や特性、選び方や楽しみ方を理解することが何より重要。
そこで当記事ではカルトワインの概要と共に、ナパ・ヴァレーを代表する主要なカルトワイン16銘柄も一挙にご紹介していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
カルトワインとは
カルトワインに実は明確な定義は存在せず、人によって意味合いが若干異なります。
しかし、おおむね「カリフォルニア州のナパ・ヴァレーで造られる”希少性”、”高品質”、”高価格”といった要素を兼ね備えたワイン」のことを指します。
中でもカルトワインの代表的銘柄として知られる「スクリーミングイーグル」は、ナパのオークションにて約5,500万円という過去最高金額で落札されるほど。
そうした比類なきプレミアムさを兼ね備えた銘柄をカルトワインと呼びます。
カルトワインの「カルト(cult)」とは、「崇拝」や「熱狂」といった意味。
世界中のワイン愛好家から崇拝され、熱狂的な支持を受ける、まさにカルト的な人気を持つワインということに由来しています。
カルトワインの味わい
一般的に、カルトワインはそのテロワール(土壌や気候など)の特性を余すことなく表現しています。
深い色合い、豊かな香り、独特の風味、そして長い余韻が特徴的。
生産者ごとに個性が異なるため、同じカルトワインでも味わいは千差万別ですが、やはりどれも高級ワインに相応しい熟成ポテンシャルを秘めています。
ただ、価格が100万円するからといって1万円のワインの100倍、1,000円のワインの1,000倍美味しいということでは決してありません。
これはブランド品やプレミアムな価値を有しているもの、全てに通ずることですよね。
カルトワインの価格について
カルトワインの価格に与える要因は、基本的にブランド品と同じです。
つまり、「希少性」「コスト」「マスメディアの評価」「需要と供給」が該当します。
これらの要素が相互に作用することで、瞬く間に価格は高騰し、カルトワインなるものが市場で生み出されるのです。
カルトワインのその価格の半分くらいは付加価値ないしは有名税である…
そう考えておく方がいいでしょう。
カルトワインはどのようにして生まれた?
ここでは、カルトワインが生まれる経緯についてみていきたいと思います。
なぜカルトワインと呼ばれるその多くがナパ・ヴァレーに偏っているのでしょうか。
それを知るにはまず、「パリスの審判」「有名ワイン評論家」の2点をおさえておきましょう。
【ポイント1】パリスの審判
カルトワインに関してはナパヴァレーが一般的な地域とされていますが、それは何も偶然ではありません。
カルトワインの起源は、1976年にフランスで開催されたワインの歴史上において大変重要な意味を持つ「パリスの審判」まで遡ります。
アカデミー・デュ・ヴァンの創始者であるスティーヴン・スパリュ氏によって主催されたイベント。
「フランスワイン VS カリフォルニアワイン」をブラインドテイスティング形式にて行い、カリフォルニアワインの素晴らしさを世に伝えるための宣伝の一環で企画された。
当時誰もがフランスワインの圧勝に終わるかと予想していましたが、結果は驚くべきことに、多くのカリフォルニアワインが、フランスワインの得点を上回ってしまったのです。
この結果が米国の『タイム』誌に掲載され、これを機にナパヴァレーが素晴らしいワイン産地であることが世界中に広まります。
これがきっかけとなって現在、カルトワインの多くがナパ・ヴァレーに集中するようになった事をおさえておきましょう。
・スタッグ・リーブス
・マヤカマス
・リッジ・ヴィンヤーズ
・クロ・デュ・バル
・ハイツ
【ポイント2】有名ワイン評論家
パリスの審判以降、さらなるカルトワインを数多く世に送り出すきっかけを与えた人物がいます。
ワイン界隈で知らない人はいないであろうその人物こそ、かの有名なワイン評論家 ロバート・パーカー氏。
彼が高得点をつけたことワインは軒並み需要が高まり、それに比例するように価格も高騰しました。
その最たる例が、世界で最も高級なワインの一つであるスクリーミング・イーグルでしょう。
また、パーカー氏は果実味や樽香のしっかりある濃厚な赤ワインを好み、その特徴を見事に表現していたのがナパ・ヴァレーだったという点も大きく関係しています。
また、アメリカの経済発展も追い風となり、巨額の設備投資や富裕層の増加など、ワインにお金が自然と集まってくる情勢も重なったのです。
カルトワインにまつわる豆知識
【豆知識その1】5大カルトワインと次世代カルトワインを知る
ボルドー5大シャトーのように、カルトワインにも5大カルトワインとなるものがあります。
それが、以下の5つ。
*スクリーミング・イーグル
*ハーラン・エステート
*グレース・ファミリー
*ブライアント・ファミリー
*マヤ(ダラ・ヴァレ)
また、次世代のカルトワインとして有名なワイン評論家から高い評価を受け市場価格も年々上がっている銘柄もおさえておきましょう。
*コルギン
*シュレーダー
*シネクアノン
*スケアクロウ
*ハンドレッド・エーカー
さらに、一般的にカルトワインとはあまり呼ばれないものの、その価格や希少性、品質を加味しても十分相応しい銘柄も合わせて知っておきましょう。
*オーパス・ワン
*ケンゾー・エステート
*ドミナス
*ルビコン
*インシグニア
*コングスガード
*レアム・セラーズ
【豆知識その2】シンデレラワインやガレージワインとの違いは?
カルトワインと同じようによく耳にする、シンデレラワインやガレージワインの文言。
この違いについておさえておきましょう。
1990年代フランスで生まれた言葉。
まるでガレージのような小さな醸造設備のもと、少量生産ながら高品質なワインを意味します。
ガレージワインと時を同じくして生まれた言葉。
これまで無名だったものが突如として脚光を浴び、市場で高値で取引されるようになったワインを指します。
これらの代表例といえば、「シャトー・ペトリュス」や「ル・パン」といったボルドー右岸の面々でしょう。
このように、実際にシンデレラワインとカルトワインはほぼ同じ意味を指し、アメリカを中心にカルトワイン、フランスを中心にシンデレラワインくらいの理解で構いません。
また、こうしたワインの多くはガレージワインと呼ばれるような、小規模の生産者ばかり。
そのため、「このワインはカルトワインじゃなくてシンデレラワインだ! ガレージワインだ!」などという論争は不毛ですね…。
これだけおさえる!カリフォルニアのカルトワイン代表銘柄16選
今後も値上がりが期待される銘柄ばかりですが、今ならまだ4万円弱で購入できるものも!
少し背伸びして今のうちに入手しておき、セラーで寝かせてじっくり飲み頃を待つのもよし、値上がりを期待するのもまた一興です。
ぜひ参考にしてみてください。
商品画像 | ||||||||||||||||
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商品名 | スクリーミング・イーグル | ハーラン・エステート | マッカシン | マヤ | コルギン | シネ・クア・ノン | ハンドレッド・エーカー | オーパス・ワン | ケンゾー・エステート | ドミナス | ウルトラマリン・ワイン | インシグニア | コングスガード | エイブリュー・ヴィンヤード | ピーター・マイケル・ワイナリー | カレラ・ジェンセン |
詳細 | ワイナリー:スクリーミング・イーグル 平均価格:70万 | ワイナリー:スクリーミング・イーグル 平均価格:20万 | ワイナリー:マッカシン 平均価格:10万 | ワイナリー:ダラ・ヴァレヴィンヤーズ 平均価格:12万 | ワイナリー:コルギン 平均価格:12万 | ワイナリー:シネ・クア・ノン 平均価格:10万 | ワイナリー:ハンドレッド・エーカー 平均価格:10万 | ワイナリー:オーパス・ワン 平均価格:8万 | ワイナリー:ケンゾー・エステート 平均価格:3万 | ワイナリー:ドミナス・エステート 平均価格:5万 | ワイナリー:ウルトラマリン・ワイン 平均価格:5万 | ワイナリー:ジョセフ・フェルプス 平均価格:4万 | ワイナリー:コングスガード 平均価格:17万 | ワイナリー:エイブリュー・ヴィンヤード 平均価格:11万 | ワイナリー:ピーター・マイケル・ワイナリー ニー 平均価格:4万 | ワイナリー:カレラ・ワインカンパニー 平均価格:3万 |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
スクリーミング・イーグル
スクリーミング・イーグル
世界中のワインマニア垂涎の品こそ、この「スクリーミング・イーグル」。
不動産業で財を成したジーン・フィリップス女史とハイジ・バレット女史、2人の女性が手がけるカルトワインの最高峰。
市場で手に入ることはまずなく、入手できるのはメーリングリストの顧客のみ。
まさにカルトワインに相応しい希少性と個性を備えています。
ワイナリー | 品種 |
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スクリーミング・イーグル | カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン |
ハーラン・エステート
ハーラン・エステート
ボルドー顔負けの品格を備える至極のカルトワインがこちらの「ハーラン・エステート」。
「オークヴィルからフランスのメドック格付け第一級シャトーに匹敵するカリフォルニア・ワインを造る」のビジョンのもと創設され、瞬く間にカルトワインの仲間入り。
ミシェル・ローランなどのボルドー著名のコンサルタントの助けもあり、見事に伝統と革新を融合させたワイン造りを体現しました。
その芳醇なアロマと官能的な甘いタンニンは、一度飲むと忘れられません。
ワイナリー | 品種 |
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ハーラン・エステート | カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド |
マーカッシン(Marcassin)
マッカシン
カリフォルニアを代表する、カルト的人気を誇るピノ・ノワールの生産者「マーカッシン」。
醸造家のヘレン・ターリー氏とジョン・ウェザーズ氏夫妻が、ソノマ・コーストの僻地に設立した小さなワイナリーです。
マーカッシンとは、フランス語で「イノシシ」を意味する言葉。ワイナリー周辺に生息するイノシシにちなんで名付けられました。
マーカッシンのピノ・ノワールは、カリフォルニアを代表する銘醸畑「ブルー・スライド・リッジ」や「マーカッシン・ヴィンヤード」から生み出されます。
ワイナリー | 品種 |
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マーカッシン | ピノ・ノワール |
マヤ
マヤ
カリフォルニアのカルトワインの中でも特に希少困難な「ダラ・ヴァレ マヤ」。
年間生産量はわずか500ケースと、あのスクリーミング・イーグルと同じ数。
ワイン評価誌ワイン・アドヴォケイトでは100点満点を過去6回も受けるほど、その高い品質は世界各国からのお墨付きです。
また、創業者のダラ・ヴァレ氏の妻は日本人ということもあり、日本とは非常に縁も深い銘柄であることもおさえておきましょう。
ワイナリー | 品種 |
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ダラ・ヴァレ | カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン |
コルギン
コルギン
美術コレクターとして名を馳せたアン・コルギン女史が手がける「コルギン」。
自らの芸術的センスをワイン造りにも反映させ、リリース直後からパーカーポイント100点を連発。
飲む度変化する妖艶なアロマと魅惑的かつ官能的なタンニンに、女性醸造家ならではのしなやかさや品の良さが感じられます。
また、夫婦の結婚記念日を意味する当銘柄「Ⅸエステート」はとりわけ評価が高く、 あのパーカー氏も「ブドウ栽培の桃源郷」と絶賛するほどです。
ワイナリー | 品種 |
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コルギン | カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、メルロー、プティヴェルド |
シネ・クア・ノン
シネ・クア・ノン
まさにナパヴァレーにおけるムートン・ロートシルト、「シネ・クア・ノン」。
このワイナリーの面白いところはリリース以来、ワイン名、ブレンド比率、ラベルデザインを毎年変えること。
にも関わらず、有名ワイン評価誌では過去26回も100点を獲得するという異例の功績を収めています。
今回こちらでご案内しているのは、グルナッシュの魅力を最大限に引き出し造られた2014年ヴィンテージのもの。
鮮やかな青のラベルデザインが目を惹き、濃厚な果実味とチョコを思わせる余韻のほろ苦さが愛好家心をくすぐります。
ワイナリー | 品種 |
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シネ・クア・ノン | グルナッシュ |
ハンドレッド・エーカー
ハンドレッド・エーカー
若くして財を成したジェイソン・ウッドブリッジ氏が手がける、「ハンドレッド・エーカー」。
100%単一畑、100%単一品種、100%新樽フレンチオークといった、100へのこだわりに彼の完璧主義さが感じられます。
パーカーポイントをこれまで19回も獲得するなど、パーカー氏お墨付きの一品。
彼に「ナパ・ヴァレーにおけるカベルネ・ソーヴィニョンの模範」とまで評される味わいは、死ぬまでに一度は飲んでみたいですね。
ワイナリー | 品種 |
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ハンドレッド・エーカー | カベルネ・ソーヴィニョン |
オーパス・ワン
オーパス・ワン
誰もが知るカリフォルニアを代表する人気銘柄、「オーパス・ワン」。
“フランスの名門シャトー・ムートン・ロートシルト”のバロン・フィリップ・ド・ロートシルトと、”カリフォルニアワインの父” ロバート・モンダヴィによって生み出されました。
一般的なナパのイメージのまま飲むと、そのボルドーを彷彿とさせるエレガンスな味わいに驚かれること間違いなし。
また、数年前までは5万円ほどで入手出来ましたが、今では市場価格は8万円を超えるほど、その人気と価値は年々高まりつつあります。
ワイナリー | 品種 |
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オーパス・ワン | カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、メルロー、プティヴェルド、マルベック |
ケンゾー・エステート
ケンゾー・エステート
辻本憲三氏がオーナーを務めることで知られるナパのトップワイナリー「ケンゾー・エステート」。
今や世界のトップ100ワイナリー、ナパのトップ10ワイナリーにまで選出されるほど、世界中から高い評価を集めています。
特にフラグシップとなる「rindo」は絶品で、今でもあの時の余韻が思い返されるほど。
あまり一般のワインショップには流通しないため、直営店あるいは公式オンラインストアからのご購入をお勧めします。
ワイナリー | 品種 |
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ケンゾー・エステート | カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、プティヴェルド、マルベック、カベルネ・フラン |
ドミナス
ドミナス
ボルドーとナパ・ヴァレーの融合と称される一品が「ドミナス」。
ペトリュスをはじめとしたボルドー右岸のトップワインを手がけた世界的ワインメーカー、クリスチャン・ムエックス氏が手がけることで知られる逸品。
ボルドーで培った世界屈指の醸造技術に、ナパの恵まれたテロワールを融合させた至極の一品です。
ボルドースタイルのナパワインがお好きな方におすすめです。
ワイナリー | 品種 |
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ドミナス・エステート | カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、プティヴェルド |
ウルトラマリン・ワイン(Ultramarine Wine)
ウルトラマリン・ワイン
カリフォルニアの新星スパークリングワインとして注目を集める「ウルトラマリン・ワイン」。
ナパ・ヴァレーで有機栽培に取り組む若手醸造家、マイケル・クルーズ氏が手がける、小規模生産のプレミアムスパークリングワインです。
畑は、カリフォルニア北部のソノマ・コーストに位置し、冷涼な海風と霧に恵まれた理想的な環境で、シャルドネとピノ・ノワールが育てられています。
伝統的なシャンパーニュ方式(瓶内二次発酵)で造られるウルトラマリン・ワインは、きめ細やかな泡立ちと、豊かな果実味、ミネラル感が特徴的。
ワイナリー | 品種 |
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ウルトラマリン・ワイン | シャルドネ、ピノ・ノワール |
インシグニア
インシグニア
カリフォルニア初となるボルドースタイルによって一躍人気を博した「インシグニア」。
ブレンド比率を固定することは一切なく、常にその年に応じてセパージュ比率を変える様はまさにボルドーシャトーさながら。
ヴィンテージ毎の表情を、テロワールを、こよなく表現することに重きを置かれた凝縮感とエレガンスさに満ち溢れた一品です。
ワイナリー | 品種 |
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ジョセフ・フェルプス | カベルネ・ソーヴィニョン、プティヴェルド、カベルネ・フラン、マルベック |
コングスガード
コングスガード
カリフォルニアシャルドネ5本の指に入る名品を生み出す「コングスガード」。
今回ご紹介しているコングスガードのトップキュヴェ「ザ・ジャッジ」は、わずか年で5〜15樽ほどの超希少銘柄。
サン・パブロ湾からの冷涼な霧、水捌けの良い急斜面の土壌が表現するアロマの凝縮感と比類なき美しい酸がとても魅力的です。
まさに、ナパ最高峰のシャルドネワインといっても過言ではありません。
ワイナリー | 品種 |
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コングスガード | シャルドネ |
エイブリュー・ヴィンヤード
世界でも指折りのブドウ栽培家が手がける「エイブリュー・ヴィンヤード」。
ナパの中でも選りすぐりの栽培家として知られる彼は、栽培管理のコンサルティング企業を設立しており、数々の著名なカルトワイナリーを顧客に持ちます。
そんな彼が自らの卓越したセンスと長年培った経験を活かし、自ら4つの畑を所有。
そこから生まれる最高品質のブドウのみを使って仕込まれるワインは、知る人ぞ知るカルトワインの一つです。
ワイナリー | 品種 |
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エイブリュー・ヴィンヤード | カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、プティヴェルド、メルロー |
ピーター・マイケル・ワイナリー
ピーター・マイケル・ワイナリー
実業家ピーター・マイケル氏によって設立された「ピーター・マイケル・ワイナリー」。
カリフォルニアで飲んだ一杯のワインに感動し、その後ワイン造りに適した畑をすぐさまソノマに見つけ開墾。
「天国の中」と名付けられた当銘柄は、まさにピーター氏の理想が詰まった至極の一品として注目を集めています。
その高い人気度から、今後もさらに入手困難になるであろう銘柄の一つです。
ワイナリー | 品種 |
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ピーター・マイケル・ワイナリー | カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン |
カレラ ジェンセン
カレラ・ジェンセン
“カリフォルニアのロマネ・コンティ”と称され一世を風靡した「カレラ・ジェンセン」。
気品とパワーに満ち溢れ、ワイン初心者から愛好家までも虜にする八方美人な味わい。
フローラルなバラのアロマを軸に、チェリーやレッドベリーの赤系果実、さらにその優美で繊細な酸味はブルゴーニュを彷彿とさせます。
カジュアルラインのカレラとは全く異なる味わいかつ、今回ご紹介した銘柄の中では比較的入手しやすいため買うなら今のうちかもしれません!
ワイナリー | 品種 |
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カレラ | ピノ・ノワール |
まとめ
カルトワインは、その希少性と高品質、個々の物語によってワインの世界で特別な位置を確立しています。
それぞれのワインには、生産者の情熱や技術が詰まっており、一瓶を開けるたびに新たな発見があるでしょう。
また、価格が高騰するカルトワインは投資対象としても注目されていますが、それもワインの魅力の一つ。
今回ご紹介した銘柄の中にも、今ならまだ数万円程で購入できる銘柄も数多くあります。
カルトワインの入口として、今回ご紹介した主要カルトワイン銘柄の中からまずは一本を選んでみてはいかがでしょうか。
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