フルミントは、世界三大貴腐ワインであるハンガリーのトカイワインの原料として有名です。
デザートワインから辛口の食中酒まで、多彩な味わいが楽しめます。
今回はそんなフルミントを使った白ワインについて、特徴から厳選おすすめワイン15選を紹介していきます!
フルミントとは?
フルミントとは、白ワインに使用される白ブドウ品種の名前です。
品種の特徴や生産される地域から貴腐ワインに使用される品種としても知られています。
ここではそんなフルミントについて、詳しく解説していきます。
品種の特徴
フルミントの特徴は、「成熟の遅い晩成品種であり、貴腐菌が付きやすい品種であること」「主にハンガリーのトカイワインに使用されていること」の2つが挙げられます。
主要の生産地はハンガリー、スロヴァキア、オーストラリアで、中でもハンガリーとスロヴァキアにかかるトカイと呼ばれる地域でさかんです。
果実自体は果皮が薄く、緑がかった黄色をしており、若い頃は高い酸と糖度が特徴的で長期熟成にも適します。
熟したリンゴのような豊かな芳香が香り、単一品種のワインで使用されることも多いです。
世界三大貴腐ワイン「トカイワイン」の主要品種
フルミントを使用したワインで最も有名なのが、世界三大貴腐ワインの一つである「トカイワイン」です。
トカイワインとは、ハンガリーのトカイ地方で生産されるワインのこと。
中でも貴腐ワインという、貴腐菌(ボトリティス・シネレア)の影響を受け、糖度が凝縮したブドウを使用して作る甘口ワインが多くを占めます。
ルイ14世からも称賛を受けた
トカイ地方の自然条件は貴腐ブドウを作る奇跡の条件を満たし、一説によるとトカイ地方では1500年代からフルミントを使った極甘口のトカイワインを醸造してきたそうです。
さらにフルミントから造られるワインは、かのルイ14世から「ワインの王であり王のワイン」と賞賛されたことでも知られています。
フルミントはこのトカイワインで主に使用される品種であり、100%使用または70~80%使用など大きな割合を占めます。
貴腐ワインについて詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてご覧ください!
>>貴腐ワインを詳しく見る
辛口のワインも優秀
「トカイのフルミントワイン=極甘口」という印象が強いのですが、決して甘口ばかりではありません。
最近ではハンガリー国内のワイナリーにもフランスなど国外の醸造技術を取り入れる流れがおきており、フルミントを使った良質な辛口白ワインを醸造するワイナリーが増えています。
フルミントの辛口白ワインは若々しく、酸味のあるすっきりした味わいが楽しめます。
フルミントの白ワインの選び方
では、実際にフルミントの白ワインを選ぶ際には何を基準にしたら良いでしょうか?
ここでは、選ぶ際の基準として「味わい」「格付け」「予算」の3つに分けて解説していきます!
味わいで選ぶ
フルミントの白ワインは、まず甘口・辛口といった味わいで選ぶのがシンプルでおすすめです。
フルミントを使うワインといえば、貴腐化したフルミントで造る極甘口のデザートワイン。
特に世界中のワインマニアから絶賛されるトカイ地方産のデザートワインは、特別な人と過ごす大切な時間にゆっくり味わいたいですね。
もちろん良質の辛口ワインもお忘れなく。
フルミントのドライは梨やライムの爽やかな香りが特徴で、食中酒として楽しむことができます。
格付けで選ぶ
フルミントの白ワインで最も有名なトカイの貴腐ワインには、原料の配分を基準とする格付けが定義されています。
一般的にトカイの貴腐ワインと呼ばれるものは「トカイ・サモロドニ」「トカイ・アスー」「トカイ・エッセンシア」という名のつく商品。
定義の違いは主に残糖度で、この値が高いほど価格は高価になります。
詳しい違いはこちら。
表記名 | 残糖度 | 特徴 |
---|---|---|
トカイ・エッセンシア | 450g/L | 貴腐化したブドウ(手摘み)のみを使用して、自然の重みでプレスした極甘口 |
トカイ・アスー | 120g/L | 手摘みの貴腐ブドウを使用し、若いワインの中で発酵させ18か月以上の樽熟成を経て作られる甘口 |
トカイ・サモロドニ | 甘口 45g/L 辛口 9g/L | サモロドニは「自然のままに」を表すスラブ語 房ごと収穫したブドウを使用し、貴腐ブドウとそうでないブドウを一緒に醸造 ブドウの貴腐の割合で、甘口か辛口か決まる |
「トカイ・アスー」の商品を選ぶ際に押さえておきたいのが「プットニョシュ(puttonyos)」という言葉。
現在はワイン1Lあたりの糖分の含有量を表す用語として使用され、3~6プットニョシュの幅で数が大きいほど糖度が高いことを表します。
元々は136Lの大樽に入ったブドウの中に含まれる貴腐ブドウの量を表す用語で、「1プットニョシュ」につき約26㎏を表していたそうです。
ラベルには「3プットニョシュ」のように数字と組み合わせて使われ、数字が大きいほど糖度に加え、値段も上がっていきます。
最上級トカイワイン「エッセンシア」
使用する貴腐ブドウの量が多くなり、プットニョシュで表せる数値を超えた場合に使用される「トカイ・エッセンシア」。
トカイワインの甘口貴腐ワインの中でも特に甘い、極甘口であることを表します。
「トカイ・エッセンシア」は100%貴腐ブドウの果汁だけを自然発酵させたワインで、糖度が異常に高いため、酒というよりも薬として扱われてきた古い歴史があります。
また、醸造に大変なコストがかかるため、本場トカイ地方でも量産するワイナリーは存在しません。
そのため「トカイ・エッセンシア」が市場に出回ると、マニアの間で100万円を超える高価格で取引されることもあります。
ちなみに、2009年が最後のヴィンテージとなった「トカイ・アスー・エッセンシア」という表記は「トカイ・エッセンシア」と「トカイ・アスー」の間に位置し、6プットニョシュ以上であることを意味します。
3年の樽熟成、2年の瓶熟成、合計5年間の熟成を経ないと称することができません。
しかし、この表記は2010年に「トカイ・エッセンシア」との誤解による弊害が多いという理由で廃止となり、現在は使われていません。
予算で選ぶ
あらゆるワインがそうであるように、フルミントを使ったワインも、予算をかけるほど上等のボトルを買うことができます。
特に上述した格付けのうち、「5〜6プットニョシュ」や「トカイ・アスー・エッセンシア」など上位ランクのフルミントワインは、気軽に買えるような値段ではない分、貴腐化したフルミントが持つ濃厚な甘さと香りを存分に堪能できる特別なボトルです。
もちろんお手頃価格と品質を兼ね備えたボトルもあるので、予算に応じて個性豊かなフルミントワインを楽しんでくださいね。
【厳選】フルミントのおすすめワイン15選
ここからは、フルミントを使用したおすすめの白ワインを予算別にご紹介していきます。
それぞれ予算2,000円、2,000~10,000円、10,000円~と幅広くご紹介しているので、ぜひおすすめの1本を見つけてみてください。
それでは早速見ていきます!
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商品画像 | |||||
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商品名 | シャトー・デレスラ「 トカイ・フルミント・ドライ」 | シャトー・エラ 「トカイ・フルミント・セミスウィート」 | パトリシウス「カティンカ」 | 高畠ワイナリー「まほろばの貴婦人」 | ヘッツオーロ「ビストロ」 |
詳細 | 原産地 ハンガリー 味わい 辛口 メーカー シャトー・デレスラ | 原産地 ハンガリー 味わい やや甘口 メーカー シャトー エラ 果実 フルミント | 原産地 ハンガリー 味わい 極甘口/フルボディ メーカー モトックス | 原産地 オーストラリア 味わい 甘口/ミディアムボディ メーカー 高畠ワイン | 原産地 ハンガリー 味わい 辛口 メーカー エノテカ |
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5位
ヘッツオーロ「ビストロ」
1502年創業のヘッツオーロは、トカイ地方でも屈指の老舗メーカーです。
「ビストロ」は100%フルミントで醸造した辛口の白ワイン。
原料となるフルミントはオーガニック栽培で、収穫も手摘みと、自然に逆らわない手法で大切に育てられています。
シトラス系のフレッシュな香り、ミネラル感たっぷりの華やかな仕上がりが魅力です。
味わい | 格付け | 品種 |
---|---|---|
辛口 | ー | フルミント100% |
香り | シトラス、ミント |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
4位
高畠ワイナリー「まほろばの貴婦人」
フルミント種にオレンジマスカット種をブレンドしており、白バラを想起させる上品な香りにマスカットの甘いフレーバーが特徴です。
テイストはあくまで極甘口ですが、オレンジマスカットの柑橘系の酸味のおかげでバランスの良い仕上がりとなっています。
文字通り「貴婦人」を思わせる柔らかな甘さと優雅な香りの調和が見事なデザートワインです。
味わい | 格付け | 品種 |
---|---|---|
甘口 | ー | フルミント、オレンジマスカット |
香り | ムスク、オレンジの花 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
3位
パトリシウス「カティンカ」
フルミント種46%に、シャルガ・ムシュコタイ種を29%、ゼータ種を25%ブレンドした、ハンガリーの固有品種にこだわったワインです。
パトリシウスのオーナーであるキケシー家は、1800年代からこの地でブドウ栽培とワイン造りにたずさわってきた名門。
畑ごとの育成条件を尊重し、低収量の高品質ワインを生み出しています。
味わい | 格付け | 品種 |
---|---|---|
極甘口 | ー | フルミント46%、シャルガ・シャルガムシュコタイ29%、ゼータ25% |
香り | 白桃、アプリコット |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
2位
シャトー・エラ 「トカイ・フルミント・セミスウィート」
フルミント100%の甘口ですが、ボディは決して重過ぎず、程よい甘みのコクが魅力です。
味わい | 格付け | 品種 |
---|---|---|
やや甘口 | ー | フルミント |
香り | オレンジ、熟れた洋梨 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
1位
シャトー・デレスラ「 トカイ・フルミント・ドライ」
古くはハンガリー国王がオーナーだったというシャトー・デレスラまさにハンガリーワインを代表する名門ワイナリーといってよいでしょう。
伝統的な農法を重視し、化学肥料の使用は最小限に抑えて造られ「トカイ・フルミント・ドライ」は、フルミント85%にシャルガ・ムシュコタイ15%をブレンドしたもの。
味わいは辛口ですが、トカイワイン特有の糖蜜のような甘さもさりげなく隠されていて、食中酒からデザートワインまで色々な使い方ができる便利な一本。
値段も手頃でコスパが良く、2000円以下で気軽にフルミントを楽しむなら最適のワインです。
味わい | 格付け | 品種 |
---|---|---|
辛口 | ー | フルミント85%、シャルガ・ムシュコタイ15% |
香り | 青リンゴ、蜜 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
ちょっと特別な日に!予算2,000~10,000円ベスト5
商品画像 | |||||
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商品名 | ドボゴ「トカイ・アスー 6プットニョシュ」 | シャトー・パジョス「トカイ・アスー・5プットニョシュ」 | オレムス「トカイ・アス-・3プットニョシュ」 | パトリシウス「トカイ アス― 5プットニョス」 | セント・タマーシュ「マード フルミント 白」 |
詳細 | 原産地 ハンガリー 味わい 極甘口 メーカー ドボゴ | 原産地 ハンガリー 味わい 甘口/フルボディ メーカー 株式会社トゥエンティーワンコミュニティ | 原産地 ハンガリー 味わい 甘口 メーカー トカイ・オレムス | 原産地 ハンガリー 味わい 極甘口 メーカー パトリシウス 果実 フルミント80%、ハールシュレヴェリュ20% | 原産地 ハンガリー 味わい 辛口 メーカー 国分 果実 フルミント |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
5位
セント・タマーシュ「マード フルミント 白」
オークを使用しないことで、いきいきとした味わいが特徴となっています。
フルミントとマードのテロワールによるミネラル感、フレッシュな酸味のある柑橘系の味わいも楽しめます。
味わい | 格付け | 品種 |
---|---|---|
辛口 | ー | フルミント100% |
香り | ライム、ミネラル |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
4位
パトリシウス「トカイ アス― 5プットニョス」
味わい 極甘口
メーカー パトリシウス
果実 フルミント80%、ハールシュレヴェリュ20%
5プットニョシュの濃密な甘味と貴腐ブドウ特有の複雑味が楽しめます。
フルミントを中心としたブレンドの一体感ある味わいで、2017年のものがチャレンジ・インターナショナル・デュ・ヴァン 2022で金賞に輝いています。
味わい | 格付け | 品種 |
---|---|---|
極甘口 | アス― 5プットニョシュ | フルミント80%、ハールシュレヴェリュ20% |
香り | 杏、蜂蜜 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |
3位
オレムス「トカイ・アス-・3プットニョシュ」
メーカーのオレムスは元々王家が所有しており、トカイワインの品質規格を表す「プットニョシュ」が銘打たれた逸品です。
「3プットニョシュ」は甘さのランクとしてはもっとも低いもの。
そのため高級品ぞろいのトカイの貴腐ワインとしてはお手頃価格で手に入れることができます。
もちろん3プットニョシュに格付けされたトカイワインですので、持ち味である高貴な甘みも十分楽しめます。
5,000円ほどで上等なトカイワインを味わえるなら文句なしです。
味わい | 格付け | 品種 |
---|---|---|
甘口 | アス― 3プットニョシュ | フルミント80%、ハールシュレヴェルー10%、ゼータ5%、シャルガ・ムシュコタイ5% |
香り | アプリコット、ブラッドオレンジ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |
2位
シャトー・パジョス「トカイ・アスー・5プットニョシュ」
「エッセンシア」「アスー・エッセンシア」「6プットニョシュ」に続く格付け上位ランクのトカイワインです。
「トカイ・アスー・5プットニョシュ」の原料は100%フルミント。
貴腐化したフルミントは糖蜜のようなねっとりとした甘さ、熟しきった花梨が放つ鼻腔にまとわりつくような甘美な香りを蓄えていますが、程よい酸味もわずかに残り、後味の切れもしっかりあるのが特徴です。
甘さだけだと物足りないという人には、このワインがおすすめですよ。
味わい | 格付け | 品種 |
---|---|---|
甘口 | アス― 5プットニョシュ | フルミント100% |
香り | 蜂蜜、ドライアプリコット |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |
1位
ドボゴ「トカイ・アスー 6プットニョシュ」
「予算2,000~10,000円フルミント白ワイン」ランキング、映えある第1位は、ドボゴの造る「トカイ・アスー・ 6プットニョシュ」。
その名のとおり、格付け「プットニョシュ」の中では最高ランクのボトルです。
ドボゴはハンガリーで国民的人気を誇るリキュール「ウニクム」の醸造で知られています。
所有する畑はたったの5ヘクタールで、徹底的に品質にこだわったトカイワインを少量生産するメーカーです。
フランスの「ソーテルヌ」、ドイツの「トロッケンベーレンアウスレーゼ」とならぶ世界三大貴腐ワインのトカイワイン。
その魅力を存分に、しかもお財布を気にすることなく味わいつくしたいなら、この価格帯がベストの選択だといえるでしょう。
味わい | 格付け | 品種 |
---|---|---|
極甘口 | アス― 6プットニョシュ | フルミント |
香り | レモンピール、シナモン |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |
一生に一度は味わいたい!予算10,000円~ベスト5
商品画像 | |||||
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商品名 | シャトー・パジョス「トカイ・アスー・エッセンシア」 | セプシ「ウラジャ畑」 | セント・タマーシュ「セントタマーシュ アスー 白」 | シャトー・デレスラ「トカイ アス― エッセンシア[2008]」 | ヘートソロ「トカイ ヘートソロ エッセンシア 6P」 |
詳細 | 原産地 ハンガリー 味わい 極甘口 メーカー シャトー・パジョス | 原産地 ハンガリー 味わい 辛口 メーカー szepsy | 原産地 ハンガリー 味わい 辛口 メーカー 国分 果実 フルミント | 原産地 ハンガリー 味わい 極甘口 メーカー シャトー・デレスラ | 原産地 ハンガリー 味わい 甘口 果実 フルミント |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
5位
ヘートソロ「トカイ ヘートソロ エッセンシア 6P」
柑橘類やアプリコットのようなフレッシュな香りとメロンやナッツを添えた複雑な香りが香ります。
豊かなフルボディの口あたりで、高い糖度としっかりとした酸味のバランスが絶妙です。
トカイアスー最高位の6プットニョシュで、フルミント100%の贅沢な味わいはなかなか他では味わえません。
味わい | 格付け | 品種 |
---|---|---|
極甘口 | アスー 6プットニョシュ | フルミント100% |
香り | オレンジの花、アーモンド |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |
4位
シャトー・デレスラ「トカイ アス― エッセンシア[2008]」
今では表記が廃止されているアスー・エッセンシアの商品です。
アス―・エッセンシアの基準として、糖度は6プットニョシュ以上あり、甘美な味わいが楽しめます。
なかなかお目にかかれない商品のため、一度は味わってみたい1本です。
味わい | 格付け | 品種 |
---|---|---|
極甘口 | アス―・エッセンシア | ー |
香り | 黒蜜、ドライフルーツ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |
3位
セント・タマーシュ「セントタマーシュ アスー 白」
残糖度が225.5g/Lのアス― 6プットニョシュの商品で、きれいに貴腐化した出来の良いブドウを使用しています。
熟成にも手間がかけられており、複雑でバランスがよく長い余韻のフィニッシュを楽しめる商品です。
味わい | 格付け | 品種 |
---|---|---|
甘口 | アス― 6プットニョシュ | フルミント、ハールシュレヴェリュ、シャルガ・ムシュコタイ |
香り | ナッツ、ドライアプリコット |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |
2位
セプシ「ウラジャ畑」
セプシのトカイワインは、伝統的手法に固執することなく、国外の醸造技術も積極的に採用するのが特徴です。
この「ウラジャ畑」は、セプシが手がけた現代的トカイワインの象徴です。
それまで甘口一辺倒だったトカイワインにも「良質の辛口白ワインがある」と世界に認めさせたボトルといえるでしょう。
「噂のトカイワインにトライしてみたいけど、甘すぎるのは苦手かも・・・」という人にはぴったりのボトルです。
味わい | 格付け | 品種 |
---|---|---|
辛口 | ー | ー |
香り | レモン、白桃 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
1位
シャトー・パジョス「トカイ・アスー・エッセンシア」
原料はフルミント60%、ハーシュレヴリュ30%、ミュシュコタリ10%。
10ヘクタールのブドウ畑から収穫される貴腐ブドウ3トンを漬け込み、最終的に「トカイ・アスー・エッセンシア」としてボトル詰めされるのは、なんと1リットルのみ。
「ワインの王様、王様のワイン」の名にふさわしい希少な逸品です。
親しい方の誕生日など特別な機会に使いたいですね。
味わい | 格付け | 品種 |
---|---|---|
極甘口 | アス―・エッセンシア | フルミント60%、ハーシュレヴリュ30%、ミュシュコタリ10% |
香り | 蜂蜜、シナモン |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |
甘口でも辛口でも味わい深いフルミントワインを楽しもう!
最上の高級デザートワインから気軽に飲める辛口の食中酒まで、フルミントの守備範囲の広さがおわかりいただけたでしょうか?
特に「最高のデザートワインを用意したい」と考えているなら、ぜひ一度はフルミントを使った格付け上位のトカイワインを味わってみてください!
さらに他の白ワイン品種も知りたい方は、こちらをどうぞ。
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