ボジョレーのワインといえば、ジョルジュ・デュブッフは外せません。
その軽やかで飲みやすい味わいのボジョレーワインは、世界中でボジョレー人気を呼び起こしました。
今回はジョルジュ・デュブッフのワインの特徴や選び方、ラインナップをソムリエがご紹介します。
目次
ジョルジュ・デュブッフとは
ジョルジュ・デュブッフは1964年、ボジョレー地区に設立されたワイナリーです。
創設者のジョルジュ・デュブッフ氏は、「ボジョレーの帝王」とも呼ばれています。
その卓越した鼻と舌でボジョレーワインの理想的な味わいを造りあげ、1970年代からはヌーヴォーを世界に紹介。
11月の第3木曜日を解禁日とするボジョレー ・ヌーヴォーを「解禁と同時にワインが美味しく飲める特別な日」として宣伝し、世界的に有名にしました。
ボジョレー地区の素朴な地酒を、一代で世界の名ワインにまで築き上げたのです。
ジョルジュ・デュブッフがボジョレーヌーボーを世界に広げた
日本でも流行しているボジョレー・ヌーボーは、ジョルジュ・デュブッフが世界に広めたものです。
こちらでジョルジュ・デュブッフとボジョレー・ヌーボーの関係について確認していきましょう。
ジョルジュ・デュブッフの生涯
ジョルジュ・デュブッフは1933年、ボジョレー地方の北部・マコン地区に生まれました。
早いうちから父親を亡くし、家業である栽培農家を営みながら18歳にしてワイン醸造家として活動を始めます。
活動当初は自家醸造したワインを瓶に詰め、自転車で近隣のレストランにワインを届けていたとのことです。
若き日のジョルジュ・デュブッフはその当時から類まれな味覚の持ち主としてしられており、1964年にワイン商として現在にも続く「ジョルジュ・デュブッフ社」を立ち上げました。
ボジョレーを愛するジョルジュ・デュブッフは、地元でしか飲まれていないワインを世界に広げるべく積極的に活動するようになります。
地酒であるボジョレー・ヌーヴォーを解禁日に楽しむというマーケティング手法を軸に、ボジョレーワインは世界各国へ広がりを見せました。
特に日本でのブームはすさまじく、日本はボジョレーワインNo.1の輸出国となっています。
ボジョレーワインを世界的に広めたジョルジュ・デュブッフは、2020年4月に86歳の年齢でこの世を去りました。
彼がいなくなった現在も、ボジョレー・ヌーボーは日本を含め毎年世界各国で楽しまれています。
そもそもボジョレーヌーボーとは?
そもそもボジョレー・ヌーボーとはどんなワインなのでしょうか。
ボジョレー・ヌーボーのヌーボーとは「新酒」を意味しています。
その年に収穫したブドウですぐにワインを仕込み、ブドウの出来映えを確認しながら収穫を祝うために生まれたのがボジョレー・ヌーボーです。
そのためボジョレー・ヌーボーの味わいは非常にフレッシュで、軽やかな味わいがあります。
ボジョレー・ヌーボーのもう一つの特徴が「解禁日」です。
毎年11月の第3木曜日がボジョレー・ヌーボーの解禁日となっており、解禁日を迎えるまではボジョレー・ヌーボーを販売及び飲むことはできません。
ボジョレー・ヌーボーは1800年頃から造られていた記録があり、地元であるリヨンの街でのみ楽しまれていました。
いわば地酒とも言えるボジョレーヌーボーは、ジョルジュ・デュブッフの手腕によって現在は世界中で楽しまれるようになっています。
>>ボジョレーのおすすめ赤ワイン15選!ヌーヴォーについても解説!
ジョルジュ・デュブッフのワインの選び方
こちらでジョルジュ・デュブッフのワインの選び方をご紹介します。
ご自身の求めるワインを選ぶためにもぜひご参考ください。
ワインの種類で選ぶ
ワインの種類は、赤ワインが6点、白ワインが4点販売されています。
ジョルジュ・デュブッフの赤ワイン
赤ワインはスタンダードなボジョレーワイン2点と、ボジョレー地区の中でも最も格上に位置づけられるクリュ・デュ・ボジョレーで造られた村名ワインを4点揃えています。
そのほとんどがガメイの単一品種で造られ、それぞれの畑ごとの個性的な味わいを楽しむことができます。
シラーなどのブレンドで造られた1本は、味わいにこだわる「通向き」のワイン。
ガメイとは違った、ジョルジュ・デュブッフのもうひとつの味わいを堪能できます。
>>【ソムリエ解説】ガメイとは?特徴からおすすめのワイン15選も紹介
ジョルジュ・デュブッフの白ワイン
白ワインは、マコネ地区で栽培されたシャルドネを中心に造られています。
ジョルジュ・デュブッフならではの、上品で爽やかな味わい。
各畑ごとのシャルドネの違いを楽しむことができます。
>>【ソムリエ監修】シャルドネの人気おすすめワイン30選を徹底解説!
生産地で選ぶ
ボジョレー地区には産地によってワインの等級が分けられています。
その中でも特別な品質を認められた「クリュ・ デュ・ボジョレー」と呼ばれる10のAOCがあります。
その代表的なものをご紹介しましょう。
【ボジョレーA.O.C】ボジョレーのスタンダード
ボジョレー地区で生産されるワインの総称です。
赤・白・ロゼと多様なワインがボジョレーでは造られています。
ボジョレーA.O.Cは最も気軽に楽しめるボジョレーワインと言えるでしょう。
【ボジョレー・ヴィラージュ】ワンランク上の品質
ボジョレー地区のワインの中でもワンランク上の品質のワインです。
ボジョレー北部にある38の村からなるボジョレー・ヴィラージュは、ボジョレーワインの中でもちょうど真ん中のランクです。
ボジョレー・ヴィラージュは日当たりが良く温暖な北部で生産されるため、通常のボジョレーよりもふくよかで成熟した味わいに仕上がります。
【サンタムール】ミネラル豊富でフルーティー
クリュ・ボジョレーの中でも最北に位置する産地です。
隣接するマコネ地区とテロワールが似ており、ミネラルの印象を感じる滋味深いワインに仕上がります。
果実味のあるふくよかさと、すっきりとした味わいを感じるバランスの取れたボジョレーワインを楽しめるでしょう。
【ムーラン・ナ・ヴァン】芳醇で長期熟成向き
花崗岩砂層にマンガンの鉱脈が入り込んだ土壌で水はけが良く、ブドウ栽培に適した場所。
クリュ・デュ・ボジョレーで一番力強いワインを造る産地と言われています。
タンニン豊富で、しっかりとした複雑な味わい。長期熟成向きのワインが多く生産されています。
繊細で女性的なフルーリー
クリュ・デュ・ボジョレーの中で、最も女性的なワインと言われています。
花崗岩の土壌で生産されるワインは、繊細さと女性的な香りが魅力的。
若いうちは開花したばかりの花のような味わいで、熟成すると複雑味が増しスパイスのニュアンスを感じるようになります。
【マコネ地区】白ワインの名産地
ボジョレー地区の北側に隣接するマコネ地区。
こちらは白ワインの産地として有名で、「シャルドネの故郷」とも言われています。
石灰質の土壌が生み出すミネラルの要素と、ブルゴーニュ南部の温かい気候が育む厚みのある味わいがマコンの特徴です。
マコネ地区で生産される、プイィ・フュイッセやサン・ヴェランというワインが世界的に大きな人気を誇っています。
価格で選ぶ
ジョルジュ・デュブッフのワインは、ほとんどがリーズナブルな価格です。
テーブルワインには2,000円未満の予算で美味しいワインが手に入るでしょう。
特別な日の1本や来客用には、2,000円〜4,000円の範囲で選ぶことができます。
毎年11月第3木曜日に解禁されるボジョレー・ヌーヴォーも手ごろな価格。
気軽にジョルジュ・デュブッフを試すことができます。
ジョルジュ・デュブッフのラインナップワイン10選!
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | ジョルジュ デュブッフ ボジョレー | ジョルジュ デュブッフ サンタムール | ジョルジュ デュブッフ フルーリー | ジョルジュ デュブッフ キュベ コネスール | ジョルジュ デュブッフ ムーラン・ナ・ヴァン | ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ | ジョルジュ デュブッフ サン・ヴェラン | ジョルジュ デュブッフ マコン・ヴィラージュ | ジョルジュ デュブッフ プイィ・フュイッセ | ジョルジュ デュブッフ キュベ コネスール |
詳細 | アルコール度数 12 % ボディー ライトボディ 原産国名 フランス ボージョレ メーカー名 サントリー 果実 % ガメ | アルコール度数 13 % ボディー ミディアムボディ 原産国名 フランス ボージョレ メーカー名 サントリー 果実 % ガメ | アルコール度数 13 % ボディー ミディアムボディ 原産国名 フランス ブルゴーニュ メーカー名 サントリー 果実 % ガメ | アルコール度数 13 % ボディー ミディアムボディ 原産国名 フランス ボージョレ メーカー名 サントリー 果実 % 赤ブレンド | アルコール度数 13 % ボディー ミディアムボディ 原産国名 フランス ボージョレ メーカー名 サントリー 果実 % ガメ | アルコール度数 13 % ボディー ライトボディ 原産国名 フランス ボージョレ メーカー名 サントリー 果実 % ガメ | アルコール度数 12.5 % 味わい 辛口 原産国名 フランス ボージョレ メーカー名 サントリー 果実 % シャルドネ | アルコール度数 13 % 味わい 辛口 原産国名 フランス ブルゴーニュ メーカー名 サントリー 果実 % シャルドネ | アルコール度数 13 % 味わい 辛口 原産国名 フランス ボージョレ メーカー名 サントリー 果実 % シャルドネ | アルコール度数 12 % 味わい 辛口 原産国名 フランス メーカー名 サントリー 果実 % 白ブレンド |
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ジョルジュ・デュブッフ ボジョレー
ジョルジュ デュブッフ ボジョレー
ボディー ライトボディ
原産国名 フランス ボージョレ
メーカー名 サントリー
果実 % ガメ
万人向けの爽やかなボジョレー
フレッシュでいきいきとした味わいの、スタンダードな1本。
ガメイ100%で造られたライトボディです。
「誰もが気軽に楽しめる」というジョルジュ・デュブッフの理想を形にしたワイン。
赤い果実や花の香りが心地良く、軽やかでフルーティーな味わいが広がります。
日常の料理にも気軽に合わせることができます。軽く冷やしてお楽しみください。
種類 | 産地 | アルコール度数 |
赤ワイン | ボジョレーA.O.C | 12% |
香り | スミレ、イチゴ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
ジョルジュ・デュブッフ サンタムール
ジョルジュ デュブッフ サンタムール
甘い香りとまろやかな味わい
クリュ・デュ・ボジョレーのワインです。
ガメイ100%のライトボディ。
桃やアプリコットの果実のような甘く優しい香りと、バランスのとれた丸みのある味わいです。
サンタムールとは「愛の聖人」という意味で、その名にちなんで恋人へのプレゼントにする人も多いようです。
種類 | 産地 | アルコール度数 |
赤ワイン | サンタムール | 13% |
香り | ラズベリー、牡丹 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |

ジョルジュ・デュブッフ フルーリー
ジョルジュ デュブッフ フルーリー
ボディー ミディアムボディ
原産国名 フランス ブルゴーニュ
メーカー名 サントリー
果実 % ガメ
繊細で優しい口当たり
クリュ・デュ・ボジョレーの女王と呼ばれるワインです。
フルーリーは「花」という意味で、その名の通りユリやアイリスを思わせる甘い香りのワインです。
口あたりは絹のようになめらかで、熟成させるとスパイシーな香りが楽しめます。
種類 | 産地 | アルコール度数 |
赤ワイン | フルーリー | 13% |
香り | 熟れたイチゴ、スミレ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |

ジョルジュ・デュブッフ キュベ コネスール
ジョルジュ デュブッフ キュベ コネスール
ボディー ミディアムボディ
原産国名 フランス ボージョレ
メーカー名 サントリー
果実 % 赤ブレンド
ワイン通向きの味わい
シラー、グルナーシュ、カリニャンのブレンドです。
ガメイ以外で造られ、他のジョルジュ・デュブッフとは趣を異にする赤ワイン。
「キュベ コネスール」とは「通のためのワイン」という意味です。
豊かな香りの風味深い、しっかりした味わいのミディアムボディ。
コクのあるワインが好きな人におすすめです。
種類 | 産地 | アルコール度数 |
赤ワイン | ボジョレーA.O.C | 12% |
香り | ブラックチェリー、スパイス |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |

ジョルジュ・デュブッフ ムーラン・ナ・ヴァン
ジョルジュ デュブッフ ムーラン・ナ・ヴァン
芳醇で力強いボディ
ムーラン・ナ・ヴァンはボジョレー地区の中でも最も格上に位置づけられるクリュ・デュ・ボジョレーのうちのひとつで、その中でも最も力強いワインができるとされている産地です。
芳醇で、ボジョレーの最高峰とも言われている味わい。
長熟にも適しているワインです。
種類 | 産地 | アルコール度数 |
赤ワイン | ムーラン・ナ・ヴァン | 13% |
香り | カシス、フランボワーズ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

ジョルジュ・デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ
ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ
ボディー ライトボディ
原産国名 フランス ボージョレ
メーカー名 サントリー
果実 % ガメ
より深い味わいが楽しめる
ボジョレー・ヴィラージュ地域で造られています。
南部で作られるワインよりも果実や花の香りが凝縮していて、より深い味わいが楽しめます。
軽く冷やしてお楽しみください。
種類 | 産地 | アルコール度数 |
赤ワイン | ボジョレー・ヴィラージュ | 12% |
香り | クランベリー、花 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |

ジョルジュ・デュブッフ サン・ヴェラン
ジョルジュ デュブッフ サン・ヴェラン
味わい 辛口
原産国名 フランス ボージョレ
メーカー名 サントリー
果実 % シャルドネ
シャルドネらしい爽やかな味わい
ジョルジュ・デュブッフは、上品さや明るさを特徴とする白ワインにも定評があります。
ボジョレーの北にあるマコネ地区の中でも、とくに白ワインの銘醸地とされているサン・ヴェランのシャルドネから造りました。
花や蜂蜜を思わせる華やかな香りで、ハーブのニュアンスもかすかに感じられます。
シャルドネらしいふくらみのある果実味と、バランスの良い酸が魅力的な辛口の白ワインです。
種類 | 産地 | アルコール度数 |
白ワイン | マコネ地区 | 12.5% |
香り | レモン、ハーブ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |

ジョルジュ・デュブッフ マコン・ヴィラージュ
ジョルジュ デュブッフ マコン・ヴィラージュ
味わい 辛口
原産国名 フランス ブルゴーニュ
メーカー名 サントリー
果実 % シャルドネ
ミネラル感に溢れた辛口
シャルドネの果実味と、大地のミネラル分が豊かに凝縮された辛口です。
心地よくふくらみのある香り。
豊かな果実味と酸とのバランスが絶妙で、口当たりは優しくまろやか。
あと味はキリリと引き締まって、爽やかな印象が残ります。
魚介類はもちろん、やわらかな酸味なので肉料理にもよく合うでしょう。
種類 | 産地 | アルコール度数 |
白ワイン | マコネ地区 | 13% |
香り | 白桃、アカシア |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |

ジョルジュ・デュブッフ プイィ・フュイッセ
ジョルジュ デュブッフ プイィ・フュイッセ
味わい 辛口
原産国名 フランス ボージョレ
メーカー名 サントリー
果実 % シャルドネ
熟成したワンランク上の味わい
マコネ地区の銘醸地とされているプイィ・フュイッセのシャルドネで造られた辛口です。
甘い果実の香りに、樽熟成に由来するナッツのような香ばしい香りが複雑に混ざり合います。
まろやかな口当たりで、長い余韻が続くでしょう。
記念日などの特別な日や自分へのご褒美に、ゆっくり味わいたい逸品です。
種類 | 産地 | アルコール度数 |
白ワイン | マコネ地区 | 13% |
香り | りんご、トースト |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★☆ |

ジョルジュ・デュブッフ キュベ・ネスール
ジョルジュ デュブッフ キュベ コネスール
ワイン通におすすめの1本
コロンバール、ユニ・ブラン、クレーレットをブレンドした辛口です。
まろやかで心地よい口当たりに仕上がっています。
日常使いでも本格的なワインを求める人におすすめな1本です。
種類 | 産地 | アルコール度数 |
白ワイン | マコネ地区 | 12% |
香り | グレープフルーツ、シトラス |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |

ジョルジュ・デュブッフのワインの美味しい飲み方
こちらでジョルジュ・デュブッフのワインを美味しく飲むコツをご紹介します。
ぜひご参考ください。
軽く冷やして飲む
ジョルジュ・デュブッフのワインは基本的に冷やして飲むことをおすすめします。
ジョルジュ・デュブッフの赤ワインは、ボジョレー地区の品種である「ガメイ」が使われることが多いです。
このガメイは渋みが少なく、軽やかでチャーミングな風味の赤ワインを生み出します。
フレッシュ感が魅力のワインが多いことから、通常の赤ワインよりも冷やして飲むことでより美味しく楽しむことができるでしょう。
しかし、熟成によって深みを増したミディアムボディの銘柄については、やや常温に近い温度で飲むのがおすすめ。
白ワインやライトボディの赤ワインは冷やして、ミディアムボディの赤ワインは温度を上げて飲むようにしてください。
熟成させずに飲む
ジョルジュ・デュブッフのワインはフレッシュ感が魅力です。
そのため、熟成させずにすぐに楽しめる銘柄が多くあります。
赤ワインは熟成することで深みを増すと言われていますが、それは熟成に耐えうる造りを行ったワインのみです。
具体的には、カベルネ・ソーヴィニョンやメルロー、ネッビオーロなどが熟成赤ワインに使われるブドウ品種の代表格として知られています。
一方で、ボジョレー地区を代表する品種のガメイは、渋みや酸味が穏やかで軽やかな味わいが特徴です。
そんなガメイの赤ワインを楽しむには、フレッシュ感のあるうちにワインを飲むことをおすすめします。
中にはガメイを使った熟成可能な赤ワイン銘柄もありますが、ジョルジュ・デュブッフのワインは基本的に熟成せずにそのまま飲むといいでしょう。
ジョルジュ・デュブッフのワインに合わせる料理
最後に、ジョルジュ・デュブッフのワインに合わせる料理をご紹介します。
美味しいワインと美味しい食事の組み合わせを、ぜひお楽しみ下さい。
生ハムメロン
ワインのお供にピッタリなおつまみである生ハムメロン。
生ハムの塩気がメロンの甘味を引き出し、絶妙な味わいとなります。
そこにワインのフレッシュな酸味とフルーティーな香りが合わさり、見事なマリアージュを生み出してくれるでしょう。
フレッシュ感のあるライトな赤ワインや、白ワインと一緒にぜひ。
酢豚
ジョルジュ・デュブッフの赤ワインと合わせて頂きたいのが酢豚です。
特にパイナップル入りの酢豚との相性は抜群。
甘味・酸味・旨味のある酢豚が、フルーティーで軽やかな味わいのボジョレーワインとぴったりマッチします。
意外な組み合わせに思えるかもしれませんが、ぜひ試していただきたいペアリングです。
鴨肉のロースト
上質なボジョレーワインには鴨肉のローストを合わせたいところ。
独特な風味と旨味を感じる鴨肉が、チャーミングな風味のボジョレーワインと好相性です。
ガメイのチャーミングな風味を鴨肉と合わせることで、何とも言えないふくよかな風味を生み出します。
ジョルジュ・デュブッフの高品質ラインナップである、ムラーン・ナ・ヴァンやフルーリーなどにはぜひ鴨のローストを。
ホタテのバター焼き
ジョルジュ・デュブッフの白ワインにはホタテのバター焼きがおすすめ。
マコネ地区の白ワインは、シャルドネを使った爽快な辛口に仕上がります。
海鮮との相性は間違いなしで、ミネラルの要素を含む貝類とは特にマッチします。
バターの風味は樽熟成をしたプイィ・フュイッセとも好相性です。
ジョルジュ・デュブッフはボジョレーワインの代表格!

フルボトル(750ml)の高級ワインには、
- ・高い
- ・飲み切るのが大変
- ・他と比較できない
という悩みがありますよね。
ホームワインは高級ワインが100mlで4本ずつ届くから、ワインの違いをわかりたい方にオススメ。本サイトの編集長ソムリエ佐々木が監修した学習コンテンツや、2023年にスタートしたソムリエによるコンシェルジュサービスも大人気。
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※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。
ジョルジュ・デュブッフのワインについて、ご紹介しました。
ボジョレーのワインを語るなら、外せない存在のジョルジュ・デュブッフ。10のラインナップは、どれも試してみたいものばかりです。
毎年11月に解禁になるボジョレー・ヌーヴォーと合わせて、ぜひ味わってみたいですね。
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