オレンジワインとは?味わいや作り方・おすすめ銘柄をソムリエが紹介!

2019/10/17
ワインの基礎知識

「最近よく聞くオレンジワインって何?」
「オレンジワインはどうやって作られる?」

最近耳にすることが多い、オレンジワイン。

どのように作られているのかわからないという方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、オレンジワインの作り方について紹介します。

オレンジワインの選び方やおすすめの銘柄も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事を最後まで読むことで、オレンジワインについての知識が深まり、お気に入りの1本を見つけることができます。

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執筆者/監修者

佐々木 健太

J.S.A. ソムリエ・エクセレンス

ソムリエ/年間受講者数日本一を誇るカリスマワインスクール講師  21歳でソムリエ資格を取得。南フランスにある一つ星レストラン「Keisuke Matsushima」にて研鑽を積み、帰国後は南青山「L’AS」を経て、株式会社WINE TRAILを創業。ワインのサブスク「HOME WiNE」を手掛ける。YouTubeチャンネル「ソムリエ佐々木」を運営。第9回全日本最優秀ソムリエコンクールファイナリスト。

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オレンジワインとは

オレンジワインは、白ブドウを用いて、赤ワインの作り方で造られるワインのことです。分類は白ワインになります。

オレンジワインの作り方

通常白ワインを造るときは、ぶどうを圧搾した後、果皮を取り除いて果汁だけ発酵させます。

一方、オレンジワインは果皮と種を果汁に触れさせた状態で何日も(場合によっては何か月も)かけて発酵させます。

これにより、赤ワインと同様に果皮から色素が抽出されてワインの色がオレンジ色になるため、オレンジワインと呼ばれています。

オレンジワインの味わい

オレンジワインは白ワインの一種ですが、果汁と果皮や種子を一緒に発酵させるためタンニンを多く含みます。

そのため、通常の白ワインよりも苦みや渋みが感じられます。

しかし、白ブドウは黒ブドウほどのタンニンを含まないため、赤ワインほどの渋みはありません。

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オレンジワインの発祥地は!?

オレンジワインの発祥地ジョージア

オレンジワインの発祥はジョージアです。

日本ではかつて「グルジア」と呼ばれていた国です。

(現地では「アンバーワイン」と呼ばれていますが、これもやはり色調がアンバー色に由来します。)

ワイン発祥の国!?

ジョージアは実はオレンジワインだけでなく、ワイン発祥の地でもあります。

ジョージアでは昔から白ブドウでも黒ブドウでもワインは果汁、果皮、茎、種子が一緒に発酵させられていました。

このようなジョージアのワイン造りの伝統によって、オレンジワインが生まれました。

ジョージアではいまだにワイン造りが国の免許制度などで管理されてはいません。

そのため、個人が自宅で自由にワインを造って飲むことや、販売することができます。

それでも伝統的なオレンジワインが残っているのは、ジョージアの人々が自分たちのオレンジワインの味に自信を持っているからでしょう。

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オレンジワインの選び方

オレンジワインの選び方

ここではオレンジワインの選び方を紹介していきます。

オレンジワインの選び方には大きく分けてブドウ品種・産地・価格の3つがあります。

それぞれの特徴について解説していくので、ぜひご覧ください。

では見ていきましょう。

ブドウ品種で選ぶ

同じオレンジワインでも使われるぶどう品種により味わいが異なります。

ここでは大きく品種を2つの系統に分けて紹介します。

具体的な品種名についても触れるので、ぜひご覧ください。

では解説していきます。

アロマティック品種

アロマティック品種は多くのオレンジワインに使用されている品種です。

アロマティック品種は白ブドウの芳醇な香りが魅力で、フレッシュさを感じることができます。

ブドウの香り成分をより引き出すために醸し発酵させることも特徴の1つです。

具体的な品種にはリースリングやヴィオニエ、ゲヴェルツトラミネールなどが挙げられます。

オレンジワインの王道を飲みたいと考えている方は、ぜひアロマティック品種から選んでみてはいかがでしょうか。

強い酸味が特徴の品種

オレンジワインのブドウには、強い酸味が特徴の品種が使用されることもあります。

オレンジワインは発酵に長期間を必要とするため、ブドウの酸味が発酵過程で損なわれてしまうことがあります。

しかし酸味が強い品種を使うことで、酸味が失われるデメリットを解消できるため、オレンジワインに採用されています。

もちろん酸味が強い品種はオレンジワインの味わいにも影響されるので、よりインパクトを求める方におすすめです。

具体的な品種はジョージアのルカツィテリなどが挙げられます。

アロマティック品種を楽しんだ後に、ぜひ楽しんでみてください。

オレンジワインの産地と種類

オレンジワインは産地によって味わいの特徴が異なります。

ここでは有名な産地であるジョージア・イタリア・日本の3つを紹介します。

では見ていきましょう。

ジョージアのオレンジワイン

ジョージアはヨーロッパとアジアをつなぐ場所に位置しています。

ジョージアには8000年のワイン造りの歴史があります。

オレンジワインの多くはジョージア最大のワイン産地カヘティで造られています。

伝統的なオレンジワインの造り方は、クヴェヴリという素焼きのツボに果汁、果皮、茎、種を一緒に入れて20〜40日発酵させるもの。ルカツィテリという酸の豊かな白ぶどうが使われることが多いです。

このようなクヴェヴリを使ったワイン造りは、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

現在はジョージアでもクヴェヴリを使わないヨーロッパ式の造り方が多くなっています。

ジョージアのオレンジワインは、果皮と果汁を触れさせておく期間が長いため、タンニンがきいています。

本格的なオレンジワインが飲みたいなら一度は試したい産地です。

イタリアのオレンジワイン

イタリアでは白ワインの銘醸地フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州を中心にオレンジワインが造られています。

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州はイタリアの北東部にあり、オレンジワインが造られるようになったのはつい最近です。

フリウラーノやリボッラ・ジャッラなどの酸の豊かな地場品種を使って造られます。

オレンジワインも酸が豊かな味わいになります。

イタリアワインの好きな方におすすめです。

日本のオレンジワイン

日本でオレンジワインに使われる品種は日本固有品種の甲州が多いです。

甲州はナシのようなフレッシュでやさしい味わいのワインが多いですが、オレンジワインにするとコクが出ます。

日本のオレンジワインは和食との相性が抜群です。

価格で選ぶ

オレンジワインには価格で選ぶ方法もあります。

オレンジワインの場合は3,000円未満がデイリーワイン、3,000円以上は特別な日におすすめです。

「オレンジワインに挑戦してみたい」という方には1,000円~のオレンジワインもあるので、気軽に購入することもできます。

低価格のオレンジワインを飲んで少しでも美味しいと感じたなら、3,000~5,000円のオレンジワインをぜひ楽しんでみてください。

オレンジワインのおすすめ12選

おすすめのオレンジワイン12選

ここからはおすすめのオレンジワインを12選紹介していきます。

予算別に分けて紹介しているので、自分の目的にあったオレンジワインを見つけてください。

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※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。

 

では早速見ていきましょう。

デイリーワインに!予算3,000円

6位 ウィマーラ・ピノグリ

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低価格でオレンジワインを楽しむならコレ

オレンジワインの中でも特に安価で楽しむことができる1本。

しかしその味わいは洋梨のようなアロマから、パイナップルやリンゴのフルーティーさを感じられます。

またタンニンが控えめなので、ワインの渋みが苦手な方でも楽しめることが魅力です。

香り焼きリンゴ、ピーチティー
酸味★★★☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★☆☆☆
コメントオレンジワインは、その名前の印象から”キャッチー”なキャラクターを想像するが、実際の味わいは実に通好みな味わいなことが多い。その為、その中でも”ライト”な特徴を有するこの手のオレンジワインから飲んでみることを強くお勧めしたい。

5位 甲州 オランジュ グリ

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鍋物と合わせて

造り手のマルスワインは老舗酒造メーカー、本坊酒造が山梨県笛吹市に設立した会社。 国内外で高い評価を受ける造り手です。

甲州種の特徴であるナシのような果実香とハチミツのような風味が重なって豊かな味わいに仕上がっています。

魚介を使った鍋物などと相性が良いです。

香り花梨、ビワ
酸味★★★☆☆
ボディ★★☆☆☆
渋み★☆☆☆☆
コメント現在、日本でもオレンジワインを生産しているワイナリーは多いが、どれをとっても飲みやすいライトなキャラクターなのが特徴。皮や種も漬け込むことで、ブドウまるごとのキャラクターを引き出そうという狙いがある。

4位 ストリ マラニ ルカツィテリ

ジョージアのオレンジワイン入門編

2014年設立の新しいワイナリーが造るオレンジワイン。しかし、製法は伝統的なクヴェヴリというツボを使った製法です。

4〜6か月間、果皮と果汁を触れさせています。オレンジの皮やハーブのような風味があります。

価格的に手頃なので、本場のオレンジワインを気軽に楽しみたい方にぴったりです。

ハーブをきかせた料理と一緒にお楽しみください。

香り焼きリンゴ、ピーチティー
酸味★★★☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★☆☆☆
コメントジョージアのオレンジワインは香りも強く、渋味も赤ワインほど有する”本格派”が多い。特にジョージアで栽培面積No.1の白ブドウ品種「ルカツィテリ」はドライなタンニンが印象的。お肉に合わせて飲んで頂きたい。

3位 カザ アグリコラ アレクシャンドレ レウヴァス アートテッラ クルティメンタ

ポルトガル土着品種を味わうオレンジワイン

造り手は自然派農法のひとつ、環境保全型農法を導入しています。

このワインはポルトガルの土着品種を主体に使い、3週間果皮と果汁を触れさせてから、6か月の樽熟成をさせています。

新鮮なオレンジやシナモンの風味が感じられます。果実味とタンニンのバランスが良いワインです。

イワシのパテや生ハムなどと相性が良いです。

香り焼きリンゴ、ピーチティー
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★☆☆☆
コメント知る人ぞ知る美味しくてコスパの良いワインの宝庫「ポルトガル」。この国のワインは、聞いたこともないような土着品種を”ブレンド”して作るのが基本であるため、ワインを品種で選んで選びたい人にはとっつきにくいことも多い。しかし、味わい自体は実に素晴らしいものが多い。果皮接触期間が3週間とやや短めのこのオレンジワインも、ライトなオレンジワインだといえる。

2位 プリモシッチ リボッラ・ジャッラ

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偶然の産物
このワインの造り手はイタリアのワイン誌で高評価を得ています。

果皮の厚いリボッラ・ジャッラはプレスすると果汁が飛び散ってしまいます。

そこでこのオレンジワインは、果汁が飛び散らないようにするために果汁と果皮をそのまま漬け込んだことから生まれました。

このワインは完熟したりんごや白い花の香りが特徴で、レモンをたっぷり絞ったイカのフリッターなどと合わせるとおいしいです。

香りレモンティー、アカシア
酸味★★★☆☆
ボディ★★☆☆☆
渋み★★☆☆☆
コメントオレンジワインはどれも「紅茶」のようなニュアンスを持っているが、このワインはレモンティーの香りに似ている。リボッラ・ジャッラはイタリアオレンジワイン界の花形白ブドウ品種で、世界的に注目を集めている。

1位 マカシヴィリ ワイン セラー ルカツィテリ

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長い余韻
この造り手は世界各国のワインコンクールでの受賞歴があります。その中でもこの「マカシヴィリ ワイン セラー」はこの生産者の代表的なシリーズ。

有機栽培されたぶどうを手摘みで収穫し、クヴェヴリで発酵させます。そして、果皮と共にクヴェヴリで6か月熟成させます。

桃やカリンのような果実味があり、長い余韻を楽しめます。餃子や点心などと相性が良いです。

香りダージリンティー、ウーロン茶
酸味★★★☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★★☆
コメントオレンジワインのもう一つの特徴は、ブドウの旨味に溢れているということ。味の濃い中華に負けないのはそのため。心地よい適度なタンニンが脂を洗い流してくれるので、味付けの濃い料理と一緒でもお口の中を常にさっぱりと保ってくれる。

プレゼントや来客用に!3,000円~5,000円

6位 クラヴァン・ワインズ ピノ・グリ

値段以上の味わい

値段以上の味わいを楽しむことができる1本。

爽やかで飾らない味わいが非常に飲みやすく、むしろピノ・グリの味わいを引き出しています。

少し強い酸とフルーティーな果実味が魅力的です。

香りアールグレイティー、木の根
酸味★★★☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★☆☆
コメントピノ・グリという品種もオレンジワインに仕立てられることが非常に多い品種であり、色調がやや赤みを帯びているのが特徴。タンニンとバランスをとるようにややコクのあるボディに仕立てられており、飲みやすさも兼ね備えている。

5位 イル チェンソ プラルアール

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黄金色のワイン

イタリア、シチリアのワイン。プラルアールはアルバニアの方言で「黄金色の」という意味です。アルバニアからの移民が多い土地らしい名前です。

ぶどうの果皮と果汁を2週間以上触れさせて醸しているため、トロピカルフルーツのような濃厚な風味があります。

ポークチョップなど、トマトや豚肉を使った料理と合います。

香りパイナップル、カラメル
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★☆☆☆
コメント甘い華やかな香りの中に、ややスモーキーなニュアンスが深みを与えている。シチリアらしい陽気な性格で、ビギナーから中級者まで幅広く楽しめる味わい。

4位 大和葡萄酒 ハギーワイン 甲州クヴェヴリ 壷仕込み

日本とジョージアのコラボ
大和葡萄酒は世界のワインコンクールでも受賞歴を持つワイナリー。このワインは、日本固有種の甲州を使って、ジョージアと同様にクヴェヴリで果皮と果汁を触れさせて醸したユニークなワインです。

甲州ワインが好きな方に、いつもとは一味違った甲州の魅力を知ってもらいたいときにプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

香りセイロンティー、丁子
酸味★★☆☆☆
ボディ★★☆☆☆
渋み★★☆☆☆
コメント日本国内でクヴェヴリを使用した本格派のオレンジワインはまだ少ないが、その中でも貴重な一本。まろやかな味わいに、派手さはないが深呼吸したくなるような複雑な香りが、時間とともにグラスから立ち上る。

3位 エイン クアンタム カオス

まさにカオス

オーストリアの生産者が手がけるオレンジワイン。オーストリア特有の栽培方式に、ゲミシュター・サッツというものがあります。複数のぶどう品種をひとつの畑に一緒に植えるというもので、このワインはそのゲミシュター・サッツという方式で造られています。

商品名の「カオス」は「混沌」という意味で、まさにゲミシュター・サッツを示しています。

有機農法を導入し、ぶどうは手摘みで収穫。ワインは10日間果皮と果汁を触れさせて醸したものをろ過せずに瓶詰めしています。酸化防止剤は使っていません。

アルコールはややひかえめで柔らかい味わいですが、十分な複雑味があります。

オレンジワインを飲んでみたいけれど、渋みが強いもの、ボリュームがありすぎるものは苦手という方におすすめです。

香りイエローアップル、おがくず
酸味★★★★☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★☆☆☆
コメント「ゲミシュター・サッツ=混植混醸」の最大の長所は、一つ一つのブドウの特徴がでないかわりに”土地”の個性がワインに宿ること。さらに今回は皮・種をも漬け込んだオレンジワインということで、野心的な個性あふれる一本に仕上がっている。

2位 ボルクドドン ウィス ブランシス フリウリ ヴェネツィア ジューリア IGT

ひとりで造るオレンジワイン
なんとこのワイナリーではワイン造りをほぼ1人でおこなっています。

ぶどうは平均樹齢50年の古木からとれたものを使用。

畑では化学肥料、除草剤、殺虫剤を使用していません。酸化防止剤の使用は最低限にとどめています。

紅茶のような風味、オレンジのような果実味、ミネラルが凝縮したワインです。

ぜひひとり静かにこのワインに向き合ってみてください。

香りべっこう飴、オレンジピール
酸味★★★☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★☆☆☆
コメント香りは繊細だが、最大の特徴は旨味たっぷりで余韻の長い味わいにある。すき焼きなどの和の食材と合わせたい。

1位 クヴェヴリ ワイン セラー ルカツィテリ

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伝統的、本格的オレンジワイン

クヴェヴリ ワイン セラーのナレクリシヴィリ家はジョージアで3世代ワインを造り続けてきました。

ジョージアがソ連から独立した後、ワイン産業が低迷していた時期には、家族経営のワイナリーでは経営が成り立たず、他のワイナリーで働いていたのです。

しかし、今では独立したワイナリーとして、ジョージアのワインの祭典で最優秀ジョージアワイン賞を受賞するほど力をつけました。

自然派農法で造ったぶどうをクヴェヴリで固形物と共に3〜4か月熟成させます。さらにワインだけで6か月熟成させます。

完熟したアンズのような風味とスパイシーなタンニンがきいた味わいのワインです。

伝統的で本格的なオレンジワインを飲みたい方におすすめです。

香り杏子、干し柿
酸味★★★☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★★☆
コメントエキゾチックなスパイスの香りに、メリハリのきいたタンニンが口中を締め付ける。個性溢れるワインには、個性的な料理をぶつけたい。ナンプラーをきかせたパッタイなどの東南アジア系料理と。

オレンジワインに合う料理

オレンジワインに合う料理

オレンジワインに合う料理は以下のようなものです。

おすすめのマリアージュ
チキンのガーリック焼き(パクチーのソースで)
・青パパイヤのスパイシーサラダ(上からナッツをかける)
・シメジなどのキノコ類のソテー
・フキノトウなどの山菜の天ぷら
・アーティチョークのオイル付け
・ビビンバ
・インド風チキンカレー

オレンジワインは、苦み、渋み、発酵によるコク、ナッツのような風味が感じられます。

そのため、苦みのある野菜、ナッツを使った料理、スパイシーな料理、鶏肉などの肉料理、発酵食などと相性が良いです。

ぜひオレンジワインと一緒に楽しんでください。

オレンジワインの美味しい飲み方

オレンジワインの美味しい飲み方

ここではオレンジワインの美味しい飲み方について紹介します。

今回はオレンジワインにおすすめのワイングラスと適温について詳しく解説していきます。

では早速、見ていきましょう。

グラスは万能型がおすすめ

オレンジワインを飲むときは万能型のグラスがおすすめです。

オレンジワインは白ワインですが赤ワインの製法で作られているため、タンニンを含んでいるなどの赤ワインの特徴も兼ね備えています。

そのためオレンジワインを美味しく飲むためには、赤ワイン・白ワインどちらにもおすすめできる万能型のグラスを使うことが良いでしょう。

ただ白ワインっぽさが強いオレンジワインにはモンフラッシュ型、赤ワインっぽさが強いオレンジワインにはブルゴーニュ型のワイングラスで飲むなどの使い分けもおすすめです。

まずは万能型のグラスで楽しみつつ、様々なワイングラスでもオレンジワインを楽しんでみてください。

オレンジワインの適温は12~16度

オレンジワインは通常の白ワインと同じくらい冷やしてしまうと渋みが際立ちすぎてしまい、美味しく感じられません。

通常の白ワインは6~12度くらいで飲みます。

オレンジワインは、だいたい12~16度くらいで飲むとおいしいです。

これは軽めの赤ワインの適温と同じくらいの温度です。

しかし12~16度でオレンジワインを保存するには常温では暑すぎ、冷蔵庫では冷えすぎてしまいます。

そのためオレンジワインの保存にはワインセラーを使うことがおすすめです。

ワインセラーを使えばオレンジワインはもちろん、赤ワインや白ワインも適温で保存できるため、美味しく飲むことができます。

家庭用ワインセラーをお探しの際は、こちらをぜひ参考にしてください。

>>【ソムリエセレクト】おすすめワインセラー17選!家庭用にはコレ!

オレンジワインを楽しもう!

オレンジワインを楽しもう!

オレンジワインはまだまだ知られていないワインの1つです。

しかしオレンジワインの美味しさは確かなものであり、楽しみ方も様々です。

また安価で楽しめるオレンジワインもあるので、まだ飲んだことがない方はぜひチャレンジしてください。

自分にぴったりの品種や産地を見つけて、オレンジワインを楽しみましょう!

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