フランスのボルドー地方にあるメドック地区は、世界でも有数のワイン産地です。
特に赤ワインで有名な産地ですが、白ワインもAOC認可が検討されている今後が楽しみな産地でもあります。
今回はそんなメドックの白ワインに焦点をあて、おすすめや選び方を紹介します。
目次
メドックの白ワインとは
メドックとは、フランスのボルドー市街の北側、ジロンド川の左岸に位置する地区名です。
赤ワインで有名なボルドーの中でも特に高級赤ワインの産地として知られており、有名なシャトーが多い地域でもあります。
ここではそんなメドックについて、基本情報と最近注目されている白ワインについて押さえておきましょう!
メドック地区の格付け
メドック地区の原産地呼称は南側の「AOCオー・メドック」と、北側の「AOCメドック」に分かれています。
1855年のメドック格付けはとくに有名で、グラーヴ地区のシャトー・オー・ブリオンを含めて、61のシャトーが第1級から第5級まで、5つの等級に分けられました。
しかしメドック地区では赤ワインのみがAOCで認められているため、白ワインはどんなに上質でもAOCボルドーになります。
メドックにある4つの1級シャトー
メドックの第1級シャトーを5大シャトーと呼び、そのうちのメドック地区にあるシャトーは以下4つあります。
・ シャトーラフィットロートシルト
・ シャトーラトゥール
・ シャトームートンロートシルト (1973年に昇級)
・ シャトーマルゴー
特に赤ワインが有名ですが、同じテロワールで生まれる上質な白ワインにも注目したいところです。
認可目前のメドックの白ワイン
現在メドックで作られている白ワインには原地呼称法の認可がなく、赤ワインで認められているようなAOCメドックなどの呼称を用いることができません。
そのため、メドックで造られている白ワインでもAOCボルドーの記載までに留まっています。
しかし、今後白ワインの生産量アップに向け、認可の最終調整段階との情報もあり今後が期待されています。
メドックの白ワインの探し方
メドックの地区は今後白ワインでのAOC認可も期待されていますが、2023年6月時点ではその予定は未定となっており、探すのが難しいのが現状です。
そこで、ここからはメドック地区の白ワインを探す際のポイントをご紹介します。
ぜひ参考にしながら、今後さらに注目されるメドックの白ワインをいち早く楽しみましょう!
生産者から探す
メドック地区には5大シャトーを始めとする多くの有名シャトーがあります。
その中には白ワインの生産を行っているシャトーもあるため、それぞれのシャトーについてチェックするのも1つの手段です。
ちなみに現在ボルドー1級シャトーのうちメドックで白ワインを生産しているのは、シャトー・ラフィット・ロートシルトとシャトーマルゴーです。
メドックの白ワインを探す際には「生産者 白ワイン」などと検索すると見つけることができます。
村名で探す
メドック地区には有名な村名があり、ネットで探す際などには「村名 白ワイン」などと検索するとメドック地区の白ワインを探すことができます。
メドック地区の主要な村名は以下の通り。
・サン・テステフ
・ポイヤック
・サン・ジュリアン
・リストラック
・ムーリ
・マルゴー
本記事内でもおすすめを紹介しているので、参考にしてください!
メドックの白ワインの特徴
メドックの白ワインの特徴について、品種、格付け、生産量から確認してみましょう。
品種について
ボルドー地方で栽培される白ブドウ品種はソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデルなどで、メドックでの栽培も同様です。
造られる白ワインはこれらのブレンドが多く、シャトーごとに異なる味わいのワインが造られています。
格付けについて
メドックでは1855年、61の生産者に1級から5級までの格付けが行われています。
しかしこれは赤ワインの格付けで、白ワインには格付けがありません。
格付けされているいくつかのシャトーで、白ワインが造られているという形になります。
生産量について
フランスのワイン生産量はイタリアに次いで2番目です。
フランス国内でのボルドー地方のワイン生産量は年間で約530万haで、フランス全体の15%ほど。
メドック地区でのワイン生産量はその約30%になります。
しかしメドックでのワイン生産のほとんどは赤ワインで、白ワインの占める割合はごくわずかです。
メドックの白ワインの選び方
メドックの白ワインを選ぶ際には、使われている品種、味わい、造っているシャトーをチェックするといいでしょう。
特に造っているシャトーで選ぶ際には、赤ワインの格付けを見てみるのがおすすめです。
ここではそれぞれの特徴やポイントを解説します。
品種で選ぶ
メドックの白ワインで使われる品種はソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデルなど。
単一品種ではなく、ブレンドして使われるのがほとんどで、品種ごとの違いはわかりにくいですが、それぞれがワインの味わいに関わる役割を担っているので、特徴を押さえておきましょう。
ソーヴィニヨン・ブラン
現在は世界各国で栽培されていますが、フランスのボルドー地方原産の品種です。
メドックの白ワインではブレンドして使用されることが多いですが、柑橘の豊かなアロマやハーブのような穏やかな雰囲気を持ってるのが特徴です。
辛口のワインが中心になる品種で、スッキリした酸とミネラル感、爽やかな香りもあります。
セミヨン
フランス・ソーテルヌ地区原産の非常に育てやすい品種です。
辛口から甘口まで骨格や厚みを出すのに幅広く使われていますが、強い特徴が無いため、主体となる品種を支える役割として使用されます。
セミヨンは甘口ワインの主要品種になることが多く、辛口でも補助的に使われます。
杏や蜂蜜の香りで、まろやかな味わい、貴腐ワインの原料にもなります。
ミュスカデル
ミュスカデルは辛口と甘口の両方に、10%以内で補助的にブレンドされることが多い品種です。
フローラルな香りで、芳醇な味わいがあります。
似た名前に「ミュスカ」「ミュスカデ」という品種がありますが、それぞれ違った品種です。
味わいで選ぶ
メドックの白ワインのほとんどは、赤ワインと同じくアッサンブラージュされて造られています。
基本的にソーヴィニヨン・ブランとセミヨンを組み合わせたブレンドが多く、造られるのは辛口のみ。
控えめな酸に、複雑で気品のある味わいが特徴です。
ブレンドされる品種やシャトーごとの醸造方法によって、違ったスタイルが楽しめます。
赤ワインの格付けで選ぶ
メドックの白ワインは、赤ワインの格付けがされているシャトーで造られています。
シャトー・マルゴーやシャトー・ムートン・ロートシルトなど格付け1級のシャトーをはじめ、いろいろなシャトーが造る白ワインは、シャトーごとに飲み比べてその違いを味わうのも楽しいでしょう。
メドックのおすすめ白ワイン23選
ここからは、厳選したおすすめの白ワイン23本をご紹介します。
日常使いにおすすめ!予算2,000円ベスト5
商品画像 | |||||
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商品名 | シュヴァリエ・ド・レイソン ブラン | グラン バトー ボルドー ブラン バリエール フレール | ドメーヌ バロン ド ロートシルト プライベート・リザーヴ ボルドー・ブラン 2016 | プティット シレーヌ ブラン 2016 | ミシェル リンチ オーガニック ブラン |
詳細 | フランス、辛口、メルシャン | フランス、バリエール・フレール | フランス、辛口 | フランス、辛口、オンラインワインストアWassy's | フランス、辛口、JMカーズ |
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5位
ミシェル リンチ オーガニック ブラン
生産者のJMカーズは、シャトー・ランシュ・バージュを所有し、ボルドーワインを中心にさまざまなワインを製造しているワイナリーです。
有機栽培のソーヴィニヨンブラン、セミヨンを使用したEU認定のオーガニックワイン。
トロピカルフルーツやピンクグレープフルーツ、レモンの香りに、まろやかでフレッシュ、レモンの皮のニュアンスがあります。
エレガントで長い余韻が楽しめるでしょう。
高品質でこの価格はとてもお値打ち、テーブルワインにも上質なものを求める人におすすめです。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨンブラン、セミヨン | 辛口 | メドック第5級 |
香り | グレープフルーツ、柑橘類 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
4位
プティット シレーヌ ブラン 2016
メドック格付第三級のシャトー・ジスクールの醸造チームが厳選したワインです。
ソーヴィニヨン・ブランを主体にセミヨンをブレンド。
白い花やレモンの熟した香りに、セミヨン由来のアプリコットや桃の甘い果実味が感じられます。
フレッシュな飲み口とミネラル感のある酸が見事なバランスです。
洗練された辛口白ワインが飲みたい人は、ぜひどうぞ。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨンブラン、セミヨン | 辛口 | メドック第3級 |
香り | レモンピール、白桃 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
3位
ドメーヌ バロン ド ロートシルト プライベート・リザーヴ ボルドー・ブラン 2016
1855年に格付けを取得したシャトー ラフィット ロートシルトが手がける白ワインです。
ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンのブレンド。
グレープフルーツやライムを思わせる柑橘系の香りに、ミネラルもある力強くて深みのある香り。
口に含むとソフトで、華やかな風味とフレッシュな余韻が楽しめます。
プライベート・リザーブ=「男爵のお気に入り」の名に恥じないエレガンスさ。
テーブルワインにも品質の高さを求める人におすすめです。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨンブラン、セミヨン | 辛口 | メドック第1級 |
香り | レモングラス、白桃 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
2位
グラン バトー ボルドー ブラン バリエール フレール
シャトー・ベイシュヴェルの伝統と技を受け継ぎ、フレンチオークの新樽で造られた白ワインです。
ソーヴィニヨン・ブラン100%を使用。
かすかにトーストのアロマがあり、エキゾチックなフルーツやバニラの風味が広がります。
爽やかな酸と果実味のバランスよく、フレッシュな味わいで、シーフード料理や白身のお肉によく合います。
格付けシャトーの絶品白ワインを味わいたいなら、こちらは見逃せません!
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨンブラン | 辛口 | AOCボルドー |
香り | メロン、トースト |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
1位
シュヴァリエ・ド・レイソン ブラン
シャトー・レイソンは、創設300年の歴史を誇る、オー・メドック地区の伝統的なシャトーです。
シュヴァリエとは、「騎士」のこと。セミヨンとソーヴィニヨン・ブランのブレンドです。
輝きのある淡く緑がかった黄色の色彩で、柑橘系フルーツや白い花の香りが感じられます。
いきいきとした酸のバランスが良く、ボルドー地方の果実の恵みを十分に感じることができます。
野菜や魚介などの前菜に合わせてどうぞ、パーティーに出せば、大人気の1本になるでしょう。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨンブラン、セミヨン | 辛口 | AOCオーメドック |
香り | 白桃、アカシアの花 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
週末や来客などがある日に!2,000円~5,000円ベスト10
商品画像 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | シャトー・ルデンヌ・ブラン | シャトー シャス スプリーン ブラン 2013 | アルト ド カントナック ブラウン | シャトー・レイノン | シャトー タルボ カイユ ブラン 2014 | キュヴリエ ファミリー キュヴリエ ブラン | クラレンドル・ブラン | ムートン・カデ・ブラン | シャトー ラグランジュ レ フルール デュ ラック | バロン ド ロートシルト サガ R ボルドー(白) |
詳細 | フランス、辛口/ミディアムボディ、アサヒビール | フランス、辛口 | フランス、辛口、シャトー・カントナック・ブラウン | フランス、辛口、シャトー・レイノン | フランス、辛口、シャトー・タルボ | フランス、辛口、シャトー・レオヴィル・ポワフェレ | フランス、辛口、クラレンドル | フランス、辛口、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド | フランス、辛口、シャトー・ラグランジェ | フランス、辛口、バロン・ド・ロートシルト |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
10位
バロン ド ロートシルト サガ R ボルドー(白)
日本でも手に入りやすく、高コスパの1本です。
2022年よりサントリーが日本全国でリニューアル販売を開始しており、日本に馴染み深いメドック白ワインでもあります。
ソーヴィニヨンブランとセミヨンのブレンドで、ジューシーかつクリアな果実味と口に広がるアロマが特徴。
ワイン単体でもゴクゴク飲めてしまう飲みやすさも魅力です。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン | 辛口 | AOCボルドー |
香り | レモン、洋梨 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
9位
シャトー ラグランジュ レ フルール デュ ラック
ソーヴィニヨン・ブランを主体としたフレッシュで豊かなアロマが特徴の1本です。
パッションフルーツのような南国フルーツを思わせる溢れる果実のアロマが感じられ、マイルドな酸味がさらに爽やかな雰囲気をもたらしています。
全体的に丸みのある柔らかな印象を受け、バランスも良く飲みやすい味わいです。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ソーヴィニヨン・グリ | 辛口 | AOCボルドー |
香り | ハーブ、メロン |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
8位
ムートン・カデ・ブラン
メドック格付け1級シャトーが手がける高コスパな1本。
手がけるのは「オーパスワン」を有する、1級シャトーのバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドです。
ソーヴィニヨン・ブラン主体の爽やかな柑橘のアロマと果実味が楽しめます。
口に含むと感じる芯のある酸味もワインの味わいに幅を広げており、そのふくよかさもゆっくり味わいたい1本です。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル | 辛口 | メドック第1級 |
香り | レモングラス、リンゴ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
7位
クラレンドル・ブラン
1級格付けシャトーの血を受け継ぐワイナリーが手がける贅沢な1本です。
セミヨン主体の特徴的な上品なアロマと柑橘やはちみつを思わせる甘美な味わい。
口に含むと果実のふくよかさを感じ、ソーヴィニヨン・ブランのキリッとした酸が味を引き締めています。
和食との相性も抜群なボルドーらしい白ワインです。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル | 辛口 | AOCボルドー |
香り | 花の蜜、白桃 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
6位
キュヴリエ ファミリー キュヴリエ ブラン
メドック2級シャトーが厳選したブドウを用いて「パリの高級レストランでも通用するハウスワイン用」として作られた1本です。
手がけるのはメドック2級シャトーのシャトー・レオヴィル・ポワフェレ。
ソーヴィニヨン・フラン100%でマロラクティック発酵がされてないため、新鮮な果実のフレッシュさをしっかりと感じることができます。
ハーブや花のような華やかな香りもあり、季節やシチュエーションを選ばず楽しめます。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン | 辛口 | メドック第2級 |
香り | ハーブ、レモン |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
5位
シャトー タルボ カイユ ブラン 2014
シャトー・タルボは、サン・ジュリアン村に位置するメドック格付第4級シャトーです。
オーナーがゲストに振る舞う特別な白ワイン。
ロバート・パーカー氏が「メドック最上の白ワインの1つ」と絶賛した逸品です。
ソーヴィニヨン・ブランを主体に、セミヨンをブレンド。
透明感のある果実味にセミヨンの蜂蜜のような風味が加わり、複雑でふくよかな味わいに仕上がっています。
週末にゆっくり味わうのに最適な1本です。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン | 辛口 | メドック第4級 |
香り | 白い花、シトラス |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
4位
シャトー・レイノン
シャトー・レイノンは、白ワインの権威でボルドー大学教授デュブルデュー氏所有のシャトーです。
ソヴィニヨン・ブランを主体に、セミヨンとミュスカデルをブレンド。
軽い樽香を伴う、トロピカルフルーツのエレガントな香りが感じられます。
適度な酸とタンニンがバランスよく、洗練された味わいで、長い余韻が残るでしょう。
魚介のムニエルに合わせてどうぞ。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル | 辛口 | AOC カディヤック・コート・ド・ボルドー |
香り | パッションフルーツ、ハーブ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
3位
アルト ド カントナック ブラウン
マルゴーを代表する造り手、格付け3級シャトー・カントナック・ブラウンが手掛ける白ワインです。
ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンを使用。
年間生産本数9,000本~10,000本という貴重なワインです。
メロンやグレープフルーツを思わせる柑橘系果実のアロマと豊かなミネラルが溶け込んだ、洗練された味わい。
穏やかな酸に、ほのかな心地よい苦み、リンゴなどの果実味も感じます。
時間がたつほどに肉厚な味わいへと変化し、余韻にはハーブやミネラルのニュアンスも。
くつろいだ時間に、ゆっくりと味わいたい1本です。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン | 辛口 | メドック第3級 |
香り | グレープフルーツ、ミネラル |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
2位
シャトー シャス スプリーン ブラン 2013
シャトー シャス スプリーンはムーリスのトップ・クラスのシャトーとして、格付け以上の評価を受けているワイナリーです。
セミヨンとソーヴィニョン・ブランをブレンドしています。
グレープフルーツやメロンの香りにローソクのロウのニュアンス、複雑なアロマが特徴です。
比較的酸は控えめで、ミネラル感のある味わい。
来客のおもてなしや記念日のテーブルに用意すれば、豪華な演出をしてくれるでしょう。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン | 辛口 | AOCムーリ |
香り | 柑橘類、石灰 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
1位
シャトー・ルデンヌ・ブラン
シャトー・ルデンヌは、連続でバリューボルドーに選出されている実力派のシャトーです。
最新の技術で醸造したボルドートップクラスの白ワイン。
ソーヴィニョンブランを主体に、セミヨンをブレンドしています。
色調は輝きのある淡い黄色で、上品な香りがエレガント、穏やかでやさしいリンゴの皮のような味わいが印象的です。
繊細な味わいは女性にピッタリ。
プレゼントにしても喜ばれます。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン | 辛口 | AOCメドック |
香り | レモンピール、ハーブ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
いつか飲んでみたい憧れの一品!5,000円以上ベスト8
商品画像 | ||||||||
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商品名 | エール ダルジャン 2015 | パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー 2014 | ボルドー ブラン ド ランシュ バージュ | テルトル・ブラン | シャトー コス デス トゥルネル | シャトー・ブラーヌ・カントナック ブラン | シャトー・ランシュ・バージュ ブラン ド ランシュ バージュ[2020] | レ・パゴド・ド・コス・ブラン[2018] |
詳細 | フランス、辛口/フルボディ、ドラジェ | フランス、アルディス | フランス、辛口/フルボディ、シャトー・オー・ブリオン | フランス、辛口/ミディアムボディ | フランス、辛口、徳岡 | フランス、辛口、シャトー・ブラーヌ | フランス、辛口、シャトー・ランシュ・バージュ | フランス、辛口、シャトー コス・デストゥルネル |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
8位
レ・パゴド・ド・コス・ブラン[2018]
メドック2級シャトーが手がけるソーヴィニヨン・ブラン主体の辛口ワインです。
ジューシーで華やかなアロマから、口に含むと感じる何層にも重なるニュアンスが味わいに複雑さを生んでいます。
口いっぱいに広がるふくよかさを持ちながら、バランスも良く飲みやすい味わいと上品な余韻を残したフィニッシュ。
最終的にまとまる一体感が魅力的です。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン | 辛口 | メドック第2級 |
香り | 白桃、洋梨 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
7位
シャトー・ランシュ・バージュ ブラン ド ランシュ バージュ[2020]
プライベート用ワインが評判により商品化。
メドック5級シャトーが手掛ける、隠れた名品白ワインです。
フレッシュな果実とフローラルなアロマが魅力で、しっかりとミネラル感も感じます。
口に含むと広がるふくよかさもあり、長めの余韻が心地よい1本です。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル | 辛口 | メドック第5級 |
香り | 白桃、白胡椒 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
6位
シャトー・ブラーヌ・カントナック ブラン
メドック2級シャトーが手掛ける希少な白ワイン。
メドック2級シャトーの「シャトー・ブラーヌ」が数量限定で発売した1本で、豊かな果実味としっかり感じる樽香が見事にマッチし、高貴な雰囲気を醸し出しています。
巡りあえた際には是非試したい1本です。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン | 辛口 | メドック第2級 |
香り | 白桃、バタートースト |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
5位
シャトー コス デス トゥルネル
格付け2級ながら、実力的には1級に匹敵すると言われるシャトー・コス・デストゥルネルが造る白ワインです。
ソーヴィニヨン・ブランを主体に、セミヨンをブレンド。
グレープフルーツや白桃の香りと、豊かな酸味が特徴です。
他のメドック白ワインに比べ、ソーヴィニヨンブランの個性が強く引き出されています。
第1級シャトーに匹敵するほどのクオリティで、この価格はかなりお買い得。
本格的な辛口白ワインを求める人は、ぜひどうぞ。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン | 辛口 | メドック第2級 |
香り | レモングラス、グレープフルーツ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
4位
テルトル・ブラン
マルゴーのアペラシオン中で最も標高の高い台地にある、格付5級シャトー・デュ・テルトルが手がける白ワインです。
ボルドーらしさとは少し異なり、シャルドネ、ヴィオニエというオリジナルなブレンドをしています。
ドライピーチやリンゴ、ハチミツの香り。
はつらつとした酸と果実味が重なり合います。
他のメドック白ワインとは異なる味わいを試したい人に、おすすめです。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
シャルドネ、ヴィオニエ | 辛口 | メドック第5級 |
香り | 花梨、リンゴ蜜 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
3位
ボルドー ブラン ド ランシュ バージュ
メドック5級格付けのシャトー・ランシュ・バージュが手がける白ワインです。
石灰質土壌が少ないメドックにのなかで、石灰質を多く含む土壌で育てられたブドウを使用してます。
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデルの3種類をブレンド。
新樽100%で仕上げられていますが、樽のフレーバーは突出せず、バランスの良い味わいです。
果実が良く濃縮され、ミネラル感溢れるワインに仕上がっています。
上品で自然な味わいで、洋食だけでなく和食全般によく合います。
大切な人のおもてなしに、ぜひどうそ。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル | 辛口 | メドック第5級 |
香り | シトラス、火打ち石 |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
2位
パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー 2014
5大シャトーの中で最も女性的といわれる、シャトー・マルゴーが手がける白ワインです。
ソーヴィニヨン・ブラン100%ですが、ブドウ本体の個性というよりは、大樽での熟成が味わいに複雑味を与えている強烈な個性のワインに仕上がっています。
華やかな香りと滑らかな口当たり、繊細さとしっかりしたボディを合わせ持ちます。
圧倒的な果実味の凝縮感は、ボルドーの宝石と讃えられるほど、余韻も長く続くでしょう。
白ワインですが熟成向きで、30年以上の熟成にも耐えられとか。
プレゼントに最適で、記念日など特別な日の1本にすれば、最高の思い出になるでしょう。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン | 辛口 | メドック第1級 |
香り | アプリコット、ハチミツ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |
1位
エール ダルジャン 2015
ワイン好きなら知らない人はいない、メドック格付け1級のシャトー・ムートン・ロートシルトが手がける白ワインです。
約35年ぶりに白ワインの生産を復活させ、1991年から生産されたのが「銀の翼」という名のエール・ダルジャンです。
レモンの香りを中心とした柑橘系果実の濃厚な香り。
そこに白桃や洋梨のアロマが続きます。
エレガントな樽香とともに、緑茶やアプリコットを思わせる香りも感じられるでしょう。
芳醇で複雑な味わいで、長い余韻が楽しめます。
とっておきのプレゼントとしておすすめ。
特別な日のサプライズで用意するのも最高ですね。
品種 | 味わい | 赤ワインの格付け |
---|---|---|
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン | 辛口 | メドック第1級 |
香り | 白桃、メロンソーダ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |
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メドックの白ワインのおすすめを15本、ご紹介しました。
生産量がわずかですが有名シャトーのものが多く、品質が高くて逸品揃いです。
低価格でも満足のいくものが見つかるでしょう。
シャトーごとに飲み比べて違いを感じるのも面白いですね。
第1級シャトーが造る白ワインはお高めですが、一度は試してみたい極上の味わいです。
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