世界で最も有名な高級ワインとして知られる五大シャトー。
五大シャトーの歴史に裏付けられた品質は素晴らしく、現在でもワイン業界において不動の人気を誇っています。
今回は五大シャトーについて、ソムリエがその歴史や価格相場などをわかりやすく解説します。
目次
五大シャトーとは
五大シャトーとは、フランス・ボルドー地方に君臨する5つのシャトーを指します。
ボルドー地方ではワイン生産者の格付けがされており、その1級シャトーに選ばれた5つのシャトーが五大シャトーと呼ばれます。
・シャトー・ラトゥール
・シャトー・マルゴー
・シャトー・オー・ブリオン
・シャトー・ムートン・ロートシルト
五大シャトーは高級ワインとしてワイン業界ではもちろんのこと、ワインを深く知らない方にも認知されています。
格付けが行われたのは1800年代半ばですが、現在でもその人気は衰え知らずです。
ヴィンテージによって価格は大きく変わりますが、安くても1本5万円以上、年代物となると数十万円の価格で取引が行われています。
メドック地区とは
五大シャトーは「メドック地区の格付け」によって格付けされています。
格付けについて理解を深めるために、ワイン産地としてのメドック地区についてわかりやすく解説していきます。
そもそもメドック地区とは?
メドック地区は、フランス南西部にあるボルドー地方の中にあるひとつの地区です。
ボルドー地方は中心に「ジロンド川」という大きな河川が流れており、この川は「ガロンヌ川」「ドルドーニュ川」という2つの小さな川が合流して作られています。
ボルドーのワイン産地はこの川を基準に「右岸」「左岸」の2つに分類されるのが特徴。
ジロンド川を下流としたときに、右側から合流するドルドーニュ川を右岸、左側から合流するジロンド川を左岸とします。
ボルドー地方の地区は以下のように分かれています。
・メドック地区【左岸】
・グラーブ地区【左岸】
・ソーテルヌ地区【左岸】
・ポムロール地区【右岸】
・サンテミリオン地区【右岸】
まとめると、メドック地区はボルドーの左岸にあり、より海沿いに近い場所に位置しています。
海沿いに近いことから、メドック地区のワインは輸出向きのワインとして発展していきました。
メドック地区はどのようなワイン産地?
メドック地区を有するボルドー地方は、全体としてフルボディの赤ワインが有名な産地です。
そんな特徴を持つボルドーワインですが、メドック地区はとりわけフルボディな赤ワインを生み出す産地として知られています。
その理由はボルドーの右岸と左岸の違いがポイント。
まず、ボルドーの右岸と左岸は異なる川が流れているために、その川が運んでくる土壌にも違いが生まれます。
そして、土壌の違いによって変わってくるのが、栽培に適したブドウ品種。
ボルドー左岸は渋みのしっかりとしたカベルネ・ソーヴィニョンの栽培に適しており、右岸はなめらかさが魅力のメルローに適した土壌であるのが特徴。
そのため、左岸はより男性的で骨太なワインに、右岸はふくよかでマイルドな女性的な赤ワインが仕上がる傾向となります。
五大シャトーの格付けの歴史
こちらで五大シャトーの歴史について解説していきます。
どのようにして五大シャトーが有名になっていったのかを確認していきましょう。
きっかけは1855年のパリ万博
五大シャトーの歴史は1855年、パリ万博をきっかけに始まります。
パリ万博の前には1851年にイギリス・ロンドンで万博が開催されました。
大成功を収めたロンドン万博に対し、ナポレオン三世は非常に強い対抗意識を燃やしていたとのこと。
イギリスにはない自国の魅力を考えたところ、ナポレオン3世は当時人気が高まっていたワインに注目しました。
博覧会に来た世界の人々に良質なフランスワインをアピールしようと考えたのです。
海外から訪れる観光客にもわかりやすいようなワインの指標を作るため、ボルドーワインの格付けを行うことが決まりました。
ボルドー商工会議所が格付けを設定
ナポレオン3世はワインの格付けをボルドー商工会議所に依頼。
一説によると、商工会議所はボルドー左岸のみを担当していたために、当時の格付けには左岸のワインのみが選ばれたとのことです。
ワインの格付けは非常に手間がかかるため、商工会議所はボルドーワインの仲買人に「ボルドーワインを5つの級に格付けしてほしい」と依頼を出しました。
仲買人たちはその依頼を商工会議所と同様に面倒な仕事だと捉え、当時の流通価格をもとにワインの等級を決めることにしました。
その結果、57のシャトーが格付けに選ばれ、1級には以下の4シャトーが選ばれます。
・シャトー・ラフィット・ロートシルト
・シャトー・ラトゥール
・シャトー・マルゴー
・シャトー・オー・ブリオン
現在も大きな影響力を持つ「メドック地区の格付け」が、ワインの試飲や議論も無しに決められたというのは驚きですね。
しかも、最初の格付けの時点では五大シャトーではなく四大シャトーだったというのも意外な事実です。
たった1度だけ格付けの変更が行われる
その後、メドックの格付けシャトーは増減を経て、現在は61のシャトーが格付けに入っています。
そして1973年、メドック格付け史上最大の変更が行われます。
それが2級に格付けされていたシャトー・ムートン・ロートシルトの1級昇格です。
シャトー・ムートン・ロートシルトは最初の格付けで、1級間違い無しと思われていましたが、結果はまさかの2級。
ムートンはこれに対し並々ならない執念を見せ、4代にわたる努力の末に1級昇格を勝ち取ったのです。
こうして1級シャトーにムートンが加わり、現在の五大シャトーが完成しました。
格付けの変更はムートンの昇格のみが例外的に行われ、現在に至るまでその内容は変わっていません。
五大シャトーに使用されるブドウ品種
こちらで五大シャトーのワインに使用されるブドウ品種をご紹介します。
これらのブドウ品種は「ボルドーブレンド」とも呼ばれ、ボルドーのフルボディの長期熟成タイプの赤ワインに使用されています。
カベルネ・ソーヴィニョン
ボルドーの赤ワインに欠かせない主要な品種です。
ボルドー全域で栽培されていますが、特にボルドー左岸地区でブレンド比率が高くなります。
深い色合いと豊富なタンニン、ブラックベリーやハーブなどの香りが特徴。
骨格のある骨太な赤ワインに欠かせない、ボルドーを代表する品種です。
>>【ワイン教養】カベルネ・ソーヴィニヨンを解説!品種特徴や豆知識、おすすめ銘柄などご紹介!
メルロー
メルローはカベルネ・ソーヴィニョンに次ぐボルドーの主要品種です。
特にボルドー右岸にてメイン品種として使われています。
カベルネ・ソーヴィニヨンに比べると色合いはやや薄く、タンニンは非常になめらか。
果実味が豊かで柔らかで、プラムやチェリーの香りが特徴的です。
メルロー主体のボルドーワインは、女性的でしなやかな仕上がりとなります。
>>【ソムリエ監修】メルロの人気おすすめワイン25選を紹介!特徴も解説
カベルネ・フラン
カベルネ・フランはボルドーワインに軽快さを与える品種です。
見た目はカベルネ・ソーヴィニョンとよく似ていますが、色調や渋みなどは控えめ。
香りはラズベリーや草本の要素が感じられ、可憐な印象です。
主要品種としてはやや物足りないですが、個性の強いカベルネ・ソーヴィニョンやメルローをまとめるブレンド品種として活躍しています。
>>【ソムリエ監修】カベルネ・フランとは?品種特徴、おすすめ15銘柄も価格別にご紹介!
プティ・ヴェルド
プティ・ヴェルドは深みのある晩熟の品種です。
他のブドウ品種と比較して生産量は多くありませんが、メドック地区を中心に栽培されています。
渋みや濃い色調があり、カカオやブラックペッパーなどの香ばしくスパイシーな風味が特徴。
プティ・ヴェルドをブレンドすることで、より複雑性や奥行きのある赤ワインが生まれます。
五大シャトーの特徴と相場価格
それではこちらで五大シャトーについてひとつずつ解説していきます。
五大シャトー | 生産地 | セパージュ | 相場価格 | 当たり年 |
シャトー・ラフィット・ロートシルト | メドック地区 ポイヤック | カベルネ・ソーヴィニヨン70% メルロー25% 他 | 80,000円~110,000円 | 2014年/2012年/2011年/2000年/1999年 |
シャトー・ラトゥール | メドック地区 ポイヤック | カベルネ・ソーヴィニヨン85% メルロー14% 他 | 90,000円~110,000円 | 2009年/1996年/1982年 |
シャトー・マルゴー | メドック地区 マルゴー | カベルネ・ソーヴィニヨン75% メルロー20% 他 | 100,000円前後 | 2009年/2010年/2015年 |
シャトー・オー・ブリオン | グラーヴ地区 ペサック・レオニャン | カベルネ・ソーヴィニヨン45% メルロー37% カベルネ・フラン18% | 70,000円台~100,000円 | 1989年/2000年/2014年 |
シャトー・ムートン・ロートシルト | メドック地区 ポイヤック | カベルネ・ソーヴィニヨン81% メルロー15% 他 | 80,000円~100,000円 | 2000年/2014年/2013年/1982年 |
シャトー・ラフィット・ロートシルト
シャトー・ラフィット・ロートシルトは、「格付け第1級シャトーの中で1位の座」に君臨する気品に溢れる力強いワイン。
ラフィットが五大シャトーの筆頭と呼ばれるのは、格付け決定時に流通価格が最も高かったことが理由です。
ラフィットはあえて樽での熟成期間を減らし、ワインにフレッシュでフルーティな味わいを残しています。
繊細さと力強さを兼ね備え、芳醇な香りとシルクに包まれるような滑らかな飲み心地には度肝を抜かれます。
2019年の5月、国賓としてトランプ元アメリカ大統領夫妻を迎えて開かれた宮中晩餐会「歓迎の宴」にて、ラフィットの1996年が供されました。
格付け当時と変わらず、ラフィットは現在でも五大シャトーの中で最も高い評価を受けているシャトーです。
シャトー・ラフィット・ロートシルトの価格
750mlでは、相場は80,000円~110,000円です。
シャトー・ラフィット・ロートシルトの当たり年
おすすめの当たり年は、2014年、2012年、2011年、2000年、1999年です。
シャトー・ラトゥール
エチケットに描かれた塔がシンボルの1級シャトー。
5大シャトーの中でも非常にパワフルで濃厚、しっかりとしたタンニンを持ちあわせた男性的なワインです。
長期熟成のポテンシャルは他シャトーの追随を許さないほどです。
ラトゥールは非常に素晴らしいテロワールに恵まれていながら、常に高い品質にこだわりを持っています。
五大シャトーで唯一、プリムール販売取り止めて飲み頃になってからリリースするなど、徹底した品種主義を貫いているシャトーです。
他のシャトーが木樽熟成を続けている中、いちはやくステンレスタンクを導入するなどワイン造りに対して柔軟な姿勢も持ち合わせています。
ラベルに描かれた塔は、イギリスとの百年戦争で使われた要塞をモチーフにしています。
シャトー・ラトゥールの価格
ネットでのボリュームゾーンは90,000円~110,000円です。
シャトー・ラトゥールの当たり年
シャトー・ラトゥールのおすすめのグッドヴィンテージは、2009年、1996年、1982年です。
シャトー・マルゴー
シャトー・マルゴーは 5大シャトーの中で、最も女性的なワインです。
芳醇で複雑な香りにしっかりとしたボディ、ふくよかで妖艶な味わいは、ボルドーの宝石やワインの女王とも表現されるほど魅力に溢れています。
長期熟成により複雑さや奥行きが更に増して、より魅惑的なワインへと変化していきます。
畑での作業は伝統にこだわり手作業、肥料は有機のみを使用。
五大シャトーである事に甘んじる事なく、常に高いレベルを求めて躍進しているシャトーです。
マルゴーはアメリカ出身の世界的文豪ヘミングウェイが愛して止まなかったワインとしても良く知られています。
日本では映画にもなった小説「失楽園」でマルゴーが登場しており、五大シャトーの中でもマルゴーは国内で人気が高くなっています。
シャトー・マルゴーの価格
ネットでのボリュームゾーンは100,000円前後です。
シャトー・マルゴーの当たり年
おすすめの当たり年は、2009年、2010年、2015年です。
シャトー・オー・ブリオン
シャトー・オー・ブリオンは1855年格付発表時、メドック以外のグラーブ地区から第1級に選出されたワインです。
オーブリオンのワインの当時からあまりにも評価が高かったために、例外的にグラーブ地区から選出されました。
シャトーの規模もそれ程大きくはありませんが、伝統守りながらも積極的に技術の革新に取り組んでいます。
他の4シャトーよりもメルローの比率が高く、味わいは最もエレガントで滑らか。
また五大シャトーの中では一番リーズナブルな価格で取り引きされているワインです。
オーブリオンは「フランスを救ったワイン」としての有名な逸話もポイント。
ナポレオン戦争で敗戦国となったフランスは、ウィーン会議にてオーブリオンを他国の要人を毎晩振舞うことで、フランス領土のほとんどを失わずに済んだというエピソードがあります。
シャトー・オー・ブリオンの価格
日本で一般に出回っているシャトー・オー・ブリオンの相場は7万円台~10万円台ほどです。
シャトー・オー・ブリオンの当たり年
おすすめは1989年、2000年、2014年です。
シャトー・ムートン・ロートシルト
1973年の格付けで一級へと昇格したシャトー・ムートン・ロートシルト。
復活のシャトーとも呼ばれるムートンは、その華やかでリッチな味わいから心を奪われると賞賛されるほどです。
豊かなボディとしっかりしたタンニン、ダウンに包まれるように柔らかな口当たりとのバランスは最も理想的な赤ワインと賞賛されています。
ブドウ栽培にはリュットレゾネ(減農法)、樽での熟成期間は20カ月にも及びます。
毎年異なる著名画家が描くボトルのエチケットが、ワインコレクターに人気です。
シャトー・ムートン・ロートシルトの価格
80,000円~100,000円が現在出回っているボリュームゾーンです。
シャトー・ムートン・ロートシルトの当たり年
おすすめのヴィンテージは、近年ものでは2000年、2014年、2013年、古いものでは1982年です。
五大シャトーのセカンドワイン
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セカンドワインとは
セカンドワイン(またはセカンドラベル)とは、その生産者が造る二番手の銘柄です。
ボルドーの有名シャトーでファーストワインとしてはほんの僅かだけ基準に満たなかったワインに、別の名前をつけてリリースしたワインを指します。
例えば、まだ樹齢の若い樹からのブドウ、僅かに品質に達していないと判断されてはじかれたブドウや樽のワインが、セカンドワインとして価格帯を下げて売り出されます。
醸造の手法やシャトーこだわりなどはそのまま表現されたワインが、リーズナブルに入手出来るということです。
カリュアド・ド・ラフィット
カリュアド・ド・ラフィット
産地:フランス、ボルドー
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン48%、メルロ47%、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド
シャトー・ラフィット・ロートシルトのセカンドワインです。
カリュアド・ド・ラフィットは1845年にラフィットが購入した畑の総称「カリュアドの丘」に由来しています。
イチゴや黒すぐりなどの芳醇な果実のアロマに、ヴァニラの上品な香りからシガーやスミレのニュアンスが加わり複雑さを増します。
繊細な酸にしっかりとしたタンニンとのバランスも良好、ジューシーな果実感のあるセカンドワインです。
香り | カシス、西洋スギ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★★ |
レ・フォール・ドゥ・ラトゥール
レ・フォール・ドゥ・ラトゥール
シャトー・ラトゥールのセカンドワインです。
レ・フォール・ドゥ・ラトゥールは、3分の1は樹齢の若い樹から、3分の2がランクロ以外の畑から収穫されたブドウによって造られます。
醸造方法は全く同じ、セパージュの比率はファーストよりもメルローが多目です。
ジューシーで豊かな果実味にマイルドな酸と丸みを帯びた仕上がりは、ファーストに肩を並べる勢いの気品に溢れたワインです。
香り | ブラックチェリー、ヴァニラ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★★ |
パヴィヨンルージュ・デュ・シャトー・マルゴー
パヴィヨンルージュ・デュ・シャトー・マルゴー
味わい:フルボディ
産地:フランス、ボルドー
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフラン、プティヴェルドー
シャトー・マルゴーのセカンドワインです。
パヴィヨンルージュは、ファーストよりも樹齢の若い樹からのブドウで造られます。
ただしワインのスタイルはシャトー・マルゴーとは少し異なり、あえてファーストに使用しているメルローを用いています。
それにより果実味がチャーミングでより柔らか味わいのスタイルに仕上がっています。味わいの異なるもう一つのシャトーマルゴーとも呼べるパヴィヨンルージュはコスパ的にも最高です。
香り | プラム、トースト |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★★ |
渋み | ★★★★★ |
ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト
ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト
シャトー・ムートン・ロートシルトのセカンドワインです。
ムートンと同じ区画のまだ樹齢の若い樹のブドウを中心に造られています。
ヴィンテージによってはムートンよりも生産本数が少なく、大変希少で入手困難なセカンドです。
黒系果実やコーヒー、フローラル、スパイスなどの豊かな香りに気品溢れる穏やかな口当たりと果実の凝縮感溢れる味わいで、長い余韻が素晴らしい仕上がりです。
香り | ブラックチェリー、リコリス |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |
渋み | ★★★★★ |
クラレンス・ド・オー・ブリオン
クラレンス・ド・オー・ブリオン
シャトー・オー・ブリオンセカンドワインです。
クラレンス・ド・オー・ブリオンは、シャトー・オー・ブリオンと全く同じ畑で収穫したブドウを使用しており、樹の樹齢が若いブドウから造られています。
醸造などは全てファーストラベルと同じであり、ロバートパーカー氏に「ボルドーで最高のセカンドワインのひとつである」と言わしめたコストパフォーマンスに優れたワインです。
チャーミングアロマに伸びやかな酸とミネラル感が特徴的、繊細でありながらパワフルな骨格です。
香り | 完熟したブルーベリー、クローブ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |
渋み | ★★★★★ |
五大シャトーは人生で一度は飲みたい最高級赤ワイン!
五大シャトーという一括りになっていても、それそれのシャトーごとに歴史の背景やこだわりなどは異なります。
味わいももちろん世界のトップレベルですが、それぞれのシャトーで特徴やスタイルは異なり、そこが面白いところでもあります。
特別なお祝いにはやはり五大シャトーがふさわしいですよね。
また、ボルドー地方には五大シャトー以外にも高級赤ワインの産地として有名な「シャトー・ペトリュス」があります。
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