「ウイスキーは種類が多くてどれを選べば良いか分からない。」
「美味しい飲み方や、合うつまみが知りたい。」
ウイスキーに関して、こんな疑問をお持ちの方も多いのでは?
今回は、ウイスキーの種類から、おすすめの人気ウイスキー、飲み方や、合うつまみまでご紹介します。
目次
ウイスキーの特徴と種類
ここからはウイスキーの特徴と種類について解説していきます。
ウイスキーの特徴
ウイスキーとは、穀物原料の蒸留酒を、樽で熟成させることによって作られるお酒です。
もともとは薬用として研究されていた蒸留技術が、15世紀までにアイルランド、スコットランドへたどり着き、最初のウイスキーが蒸留されました。
※アイルランド、スコットランドどちらが発祥かには諸説あります。
そして農民の中の密造酒として広まっていきます。
官吏の摘発から逃れるために密造したお酒を樽へ隠したことが、樽熟成の始まりとも言われています。
その後、次第に政府はウイスキー蒸留所を公式に認めていき、世界に発信するお酒となっていきました。
ウイスキーのアルコール度数
一般的に販売されているウイスキーの度数は40%以上です。
バーボンウイスキーでは50%のものが多いです。
スコッチでもカスクストレングスという樽出しの原酒ですと60%を超えてるものもあります。
ウイスキーのカロリー
ウイスキーワンショット、30mlのカロリーが約70kcalです。
だいたい3~4杯分でご飯一杯分とかなり高カロリーなのが分かります。
ただし、ウイスキーは糖質を含まないため、醸造酒に比べるとヘルシーです。
さらにエンプティカロリーといって、摂取したアルコールの消費に同程度のカロリーを消費することから、単体で飲むだけでは太りにくいとも言われています。
ウイスキーの種類
ウイスキーは製法によって、種類が分けられます。
今回は製法と原料について紹介してきます。
ウイスキーの製法
まずは製法の紹介です。
今回紹介する製法は以下のとおりです。
・シングルグレーン
・ブレンデッドモルト
・ブレンデッドグレーン
・シングルカスク
ではそれぞれ見ていきましょう。
シングルモルト
単一の蒸留所から得られたモルトウイスキーをブレンドして作るウイスキーです。
世界的に熱狂的なファンが存在し、カルト的な価格のアイテムも数多くあります。
・ザ・マッカラン
・ラフロイグ
・山崎
シングルグレーン
同じく一つの蒸留所で蒸留したグレーン原酒をブレンドしたウイスキーです。
癖のない味わいが特徴で、低価格帯で気軽に楽しむことが出来ます。
現在では連続式蒸留機を使って大量に生産していることが多いです。
・ロッホ・ローモンド
・知多
・ニッカ・カフェグレーン
ブレンデッドモルト
複数蒸留所のモルト原酒をブレンドしたモルトウイスキーです。
以前はヴァッテッドモルトと呼ばれることが主流でした。
バット=vatとはウイスキーをブレンドする際の大きな桶を意味していましたが、バッド=bad(悪い)の響きと近いため、最近では使われることは少なくなりました。
日本ではピュアモルトという言葉も同義でよく使われています。
・バランタイン12年
・ジョニーウォーカー グリーンラベル
・竹鶴 ピュアモルト
ブレンデッドグレーン
複数蒸留所で生産されたグレーン原酒をブレンドしたウイスキーです。
ほとんどがブレンド用に出荷されます。商品化されることは珍しく、市場に出回ることはあまり多くありません。
シングルカスク
原料を醸造すると、7~9%の度数のもろみが出来上がります。
それらを蒸留し、樽の中で熟成の期間に入ります。
通常、熟成が終わったウイスキーは複数の樽の原酒とブレンド、加水され出荷されます。
安定した味わいの商品を供給するための製法ですが、一部はブレンドされずにボトリングされ、樽の個性を強く受けたウイスキーとして出荷。
度数は60%前後になることが多く、出荷される本数も限られます。
美味しいものと出会っても次に同じものと出会うのは難しいかもしれません。
ウイスキーの原料
ウイスキーは原料の酒類によって、名称が異なります。
今回紹介する原料は以下の通り。
・グレーンウイスキー
・ブレンデッドウイスキー
・ライウイスキー
・コーンウイスキー
ではそれぞれ見ていきましょう。
モルトウイスキー
二条大麦の麦芽を主原料に作られます。
多くは単式蒸留器での製造が義務付けられ、他のウイスキーに比べると生産量は多くありません。
過去にはシュヴァリエ種やゴールデンプロミス種といった品種が使われてきました。
現在はさらにアルコール収率の良いオプティック種等が使われることがほとんどです。
スムースでリッチ、重厚なウイスキーが多く作られます。
グレーンウイスキー
モルトウイスキーが大麦麦芽から作られるのに対し、グレーンウイスキーとは、その他の穀物から作られるウイスキー全般を指します。
トウモロコシやライ麦、小麦、オート麦などが使われます。
できあがるスピリッツに穀物由来の甘い香りがあり、軽い酒質が特徴。
価格も手ごろなアイテムが多いです。
ブレンデッドウイスキー
上記2種類、モルトとグレーンで作ったウイスキーをブレンドすることによって作られるウイスキーです。
一般的にグレーンウイスキーのブレンド割合が70%~90%を占めます。
モルトの重厚感にグレーンの軽さが加わり、飽きの来ない味わいになります。
スコットランドで作られているものが有名です。
ライウイスキー
グレーンウイスキーの一種ですが、その中でもライ麦を主原料としたウイスキーです。
ドライでスパイス感のある味わいで、カクテルベースなどに使われることも多いです。
コーンウイスキー
こちらもグレーンウイスキーの一つです。
トウモロコシ由来の甘さを強く感じ、香ばしい風味があります。
酒質はやはり軽めになります。
ウイスキーのおすすめの選び方
ここからはウイスキーのおすすめの選び方について紹介していきます。
今回紹介する選び方は以下のとおりです。
・樽で選ぶ
・年数で選ぶ
上記の選び方は後の人気おすすめウイスキー紹介にも反映されているので、ぜひ参考にしてください。
では早速見ていきましょう。
フルーティーかスモーキーかの香りで選ぶ
ウイスキーを選ぶ際はフルーティー・スモーキーかの香りから選びましょう。
フルーティーな香りのウイスキーは果実の風味を楽しめるフレッシュさが特徴。
また爽やかな香りや味わいから飲みやすいことも魅力の1つです。
対してスモーキーな香りは、燻製のような少しクセのある感覚を楽しめます。
クセのあるスモーキーな香りの奥深さに、のめり込む人も多いですよ。
まずはフルーティー・スモーキーから選べるようになると、一気にウイスキー選びが楽しくなるのでおすすめです。

初心者の方ならフルーティーのものから選ぶのがおすすめです。
ハイボールで飲むならスモーキーも飲んでみるといいと思いますよ。
樽で選ぶ
次は樽で選ぶ方法を紹介します。
ウイスキーは樽熟成したものが多く、香りや味わい、風味に大きな影響を与えるので見ておきたいポイント。
今回は樽を大きく分けてバーボン樽とシェリー樽の2種類を紹介します。
ではそれぞれ見ていきましょう。
香ばしさや爽やかさが魅力のバーボン樽
香ばしく爽やかなウイスキーが仕上がるバーボン樽。
その名の通りウイスキーバーボンの熟成に使用された樽であることが特徴です。
バーボン樽で熟成したウイスキーはバニラやクリームのようなまろやかさを帯び、シェリー樽よりもカジュアルに楽しみやすいウイスキーに仕上がります。
またバーボン樽は現在ウイスキーに最も使用されており、比較的リーズナブルあることも魅力の1つ。
「カジュアルに楽しめる安いウイスキーが飲みたい」と考えている方は、バーボン樽から選んでみてはいかがでしょうか。
上品に仕上がるシェリー樽
シェリー樽はウイスキーが上品で繊細な味わいに仕上がることが特徴。
濃厚な味わいの中にチョコレートやドライフルーツのほのか甘みを感じられます。
また高級ウイスキーにはシェリー樽が使われていることも多いです。
「特別な日の一本にしたい」と考えている方は、シェリー樽から選んでみましょう。


バーボン樽(バーボンを作る際に使われていた樽)を利用しているものが基本です。
シェリー樽のものもなれてきたら挑戦してみてはどうでしょう。ただバーボン樽の方が蒸留所の個性が分かりやすいです。
年数で選ぶ
最後は年数から選ぶ方法です。
熟成年数が長いほど濃厚で奥深い香りと風味を帯び、高価になっていきます。
多くのウイスキーは10年ほどで飲み頃を迎えるため、10年・12年熟成のものがおすすめ。
またウイスキーの年数表記は少し特殊で、使われている熟成年数が最も低いものを表しています。
例を上げると10年熟成のウイスキーには、10年熟成したものと20年熟成したウイスキーがブレンドされている可能性もあるのですよ。


樽の熟成期間によって、ウイスキーは味が変化します。
年数がたてばたつほど、まろやかな味になるので、まずは18年から21年など熟成年数が長いものを選ぶ方がストレートで飲むならおすすめです。
世界五大ウイスキー
スコットランド、アメリカ、アイルランド、日本、カナダの5ヵ国を、ウイスキーの主要産地として「世界五大ウイスキー」と呼びます。
ウイスキー初心者の方は、まず五大ウイスキーの中から選ぶのがおすすめです。
フランス、中国などのウイスキー新興国の発展も目覚ましいですが、今回は五大ウイスキーについてのみ触れさせて頂きます。
スコッチ
スコットランドで造られるウイスキーの名称です。
基本的にはシングルモルト、ブレンデッドウイスキーが広く名声を得ています。
ハイランド、ローランド、アイラ、キャンベルタウン、スペイサイド、アイランズの6つの産地から構成されています。
スコッチのモルトウイスキーを選ぶ際には、6つの産地ごとの特徴を抑えておきましょう。
・ジョニー・ウォーカー
・グレンフィディック
・ラガヴーリン
バーボン(アメリカ)
アメリカのウイスキーと言えば、バーボン!
ケンタッキー州を中心に作られています。
51%以上をトウモロコシから作り、表面を焼き付けた新樽で熟成することが義務付けられています。
禁酒法時代のダークなイメージやドライな飲み口、度数の高さから男性の飲み物としてストレートやロックで飲まれることが多かったようです。
最近では甘い香りやソーダ割の普及から女性にも人気があります。
現地では牛乳で割る飲み方などもあるようです。
・エライジャ・クレイグ
・ウッドフォード・リザーブ
・メーカーズ・マーク
アイリッシュ
アイルランドで製造されるウイスキーです。
スコットランドと同じく古い起源を持ちます。
しかし輸入での販売が主体であったため、アメリカ禁酒法の影響を大きく受け、粗悪な模倣品が横行。
アイルランドの蒸留所の多くは閉鎖に追い込まれました。
その際に伝統的なシングルポットスチル製法は廃れてしまいました。
しかし20世紀後半以降は大手資本の参入や、志ある生産者によって伝統に則った高品質なウイスキーが再び作られ始めました。
スコッチと違い、モルトを乾燥させる際に石炭を使うことでニュートラルな味わいになります。
飲み慣れていない方や、強い香りのお酒が苦手な方でもソーダ割、ロックはもちろん、ストレートでも楽しめます。
・ジェムソン
・ティーリング
・タラモアデュー
・レッドブレスト
ジャパニーズウイスキー
ジャパニーズウイスキーの歴史は意外にも浅いです。
後のサントリー創業者である鳥井信治郎氏と竹鶴正孝氏によって日本初のウイスキー蒸留所「山崎蒸留所」が1923年に開設。
1929年に発売された「サントリー・ウイスキー白札」が初の国産ウイスキーです。
竹鶴氏がスコットランドの蒸留所へ留学していたことから、日本で作られるウイスキーはスコッチの流れを汲むものになっていきます。
基本的にスムースで飲みやすいハイランドの要素を抱えたシングルモルトやブレンデッドウイスキーが生産の中心になっています。
しかし余市や白州などピートと樽の使い方に工夫を凝らしたボトルは海外でも高い評価を得ています。
各大手メーカーによってブレンデッド用の原酒になるグレーンウイスキーも作っています。
・余市
・響
・イチローズモルト
カナディアンウイスキー
カナダでのウイスキー生産は古くから行われていました。
しかしその歴史の中では粗悪品として扱われることが多く、不遇の時代とされてきました。
転機になったのはアメリカで禁酒法が施行されたことです。
近接した地理を活かした密輸によって知名度、生産量を上げていきます。
当時アメリカ国内で消費されたウイスキーの2/3程がカナダ産のウイスキーだったといわれています。
原料はライ麦を主体にされる場合がほとんどでしたが、近年トウモロコシの比率も上がっています。
ライ麦由来のオイリーでドライな味わいが特徴で、カクテルベースにも多く使われています。
ソーダで割ってもスパイシーな風味が楽しめます。
・クラウン・ロイヤル
おすすめの美味しい人気ウイスキー17選
ここからは、価格帯ごとにおすすめのウイスキーをご紹介します。
先ほど紹介した以下の選び方を反映させています。
・樽で選ぶ
・年数で選ぶ
ではそれぞれ見ていきましょう。
2,000円以下で選ぶ安くて美味しいおすすめウイスキー
ここからは2,000円以下のリーズナブルで美味しいおすすめウイスキーを紹介します。
今回紹介するウイスキーは以下のとおりです。
商品画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
---|---|---|---|---|---|
商品名 | ジェムソン | ホワイトホース 12年 | カナディアンクラブ クラシック 12年 | デュワーズホワイトラベル | オールドクロウ |
詳細 | 度数:40 % 産地:アイルランド | 度数:40 % 産地:スコットランド | 度数:40 % 産地:カナダ | 度数:40 % 産地:イギリス | 度数:40 % 産地:アメリカ、ケンタッキー |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
では早速見ていきましょう。
5位 オールドクロウ
オールドクロウ
産地:アメリカ、ケンタッキー
カジュアルなバーボンとして長く愛されている一本です。
優しい甘みと、トーストのような風味があります。
炭酸で割って爽やかな飲み口をお楽しみください。
香り | 樽 | 年数 |
フルーティー | ホワイトオーク | – |
4位 デュワーズホワイトラベル
デュワーズホワイトラベル
産地:イギリス
シングルモルト「アバフェルディ」をキーモルトに用いたブレンデッドウイスキーです。
バーテンダー御用達のウイスキーとして定番の一本。
銀座のバーテンダーは皆様ハイボールで召し上がるとか。
香り | 樽 | 年数 |
スモーキー | – | – |
3位 カナディアンクラブ クラシック 12年
カナディアンクラブ クラシック 12年
産地:カナダ
ライ麦比率の高いカナダらしいブレンド。
爽やかでスパイシーな飲み口が特徴のウイスキーです。
少し濃い水割りに、レモンピールを一捻りすると大人の味に。
手ごろな価格でお店の雰囲気が味わえます。
香り | 樽 | 年数 |
– | オーク | 12年 |
2位 ホワイトホース 12年
ホワイトホース 12年
産地:スコットランド
「ラガヴーリン」「グレンエルギン」といった特徴あるモルト原酒を使った伝統的なブレンデッドウイスキーです。
バニラの香りの奥にはスコットランドの風土を思わせるピートの香りが感じられます。
ロックスタイルから、お好みで加水をして召し上がっていただくのがお勧めです。
香り | 樽 | 年数 |
フルーティー | – | 12年 |
1位 ジェムソン
ジェムソン
産地:アイルランド
低価格のウイスキーに求められるスムースさと飲み飽きない味わいを兼ね備えています。
硬質な香りをロックスタイルで楽しむもよし、ソーダ割にして爽やかに飲むのもよしの万能タイプです。
香り | 樽 | 年数 |
フルーティー | シェリー樽 | 7年 |
2,000円~5,000円で選ぶおすすめウイスキー
ここからは2,000円~5,000円で選ぶおすすめウイスキーを紹介します。
商品画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
---|---|---|---|---|---|
商品名 | ザ・グレンリベット 12年 | ベイゼル・ヘイデン | ウッドフォード リザーブ | ニッカ フロム ザ バレル | イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベル |
詳細 | 度数:40 % 産地:スコットランド | 度数:40 % 産地:アメリカ | 度数:45 % 産地:アメリカ | 度数:51 % 産地:日本 | 度数:46% 産地:日本 |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
今回紹介するウイスキーは以下のとおりです。
ではそれぞれ見ていきましょう。
5位 イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベル
イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベル
産地:日本
イチローズモルトシリーズの中でチャレンジしやすい一本。
ワールドブレンドなので海外原酒も入っていますが、やはり秩父の原酒が持つ強い香木の香りが魅力的です。
甘さよりスパイシーさが強調された味わい。
ハイボールにすると、チョコレートの香味も出てくるため楽しみ方が幅広いことも特徴です。
香り | 樽 | 年数 |
フルーティー | – | – |
4位 ニッカ フロム・ザ・バレル
ニッカ フロム ザ バレル
産地:日本
漫画「レモンハート」でも男のためのウイスキーとして紹介された国産ウイスキーです。
アルコール度数51%と樽出し並みの度数!
モルト原酒とグレーン原酒を合わせてから再熟成させるダブルマリッジ製法による味わいのバランスが楽しめます。
ストレートやロックスタイルで度数や香りを楽しんで頂きたいウイスキーです。
香り | 樽 | 年数 |
フルーティー・スモーキー | – | – |
3位 ウッドフォード・リザーブ
ウッドフォード リザーブ
産地:アメリカ
アメリカ、ケンタッキーダービーで公式ドリンクとされている「ミント・ジュレップ」に欠かせないのがこちらのバーボンウイスキーです。
勿論ミント・ジュレップにしてもおいしいですが、ストレートやオン・ザ・ロックでの美味しさを楽しんでみてください。
香り | 樽 | 年数 |
フルーティー | オーク | – |
2位 ベイゼル・ヘイデン
ベイゼル・ヘイデン
産地:アメリカ
クラフトバーボンという言葉のパイオニアとも言えるこちらのウイスキー。
バーボンの大胆さの中にある繊細な味わいは氷を入れずに、まずはストレートで!
香り | 樽 | 年数 |
フルーティー | – | – |
1位 ザ・グレンリベット 12年
ザ・グレンリベット 12年
産地:スコットランド
スコットランド、ハイランド地方のスペイ川流域で作られるシングルモルトです。
イギリス政府に初めて公認されたウイスキー蒸留所でありながら、飽きのこない秀逸な味わいです。
どんな飲み方にも応えてくれます。ウイスキーの歴史を感じながらお好みの飲み方で頂きましょう。
香り | 樽 | 年数 |
フルーティー | ヨーロピアンオーク アメリカンオーク | 12年 |
5,000円以上で選ぶ高級おすすめウイスキー
ここからは5,000円以上の高級ウイスキーについて紹介していきます。
今回紹介するウイスキーは以下のとおりです。
商品画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
---|---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | バランタイン17年 | レッドブレスト 15年 | 山崎 12年 | ブッカーズ 2020 | ウシュクベ ピュアモルト15年 | 響 | 余市 |
詳細 | 度数:40 % 産地:イギリス | 度数:46 % 産地:イギリス | 度数:43 % 産地:日本 | 度数:63 % 産地:アメリカ、ケンタッキー | 度数:40 % 産地:スコットランド | 度数:43% 産地:日本 | 度数:43~45% 産地:日本 |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
では早速見ていきましょう。
7位 余市
余市
産地:日本
北海道で生み出された力強さが特徴のウイスキー。
重く濃厚な味わいの中には、やわらかな樽熟成香と麦のほんのりとした甘みを感じられます。
長く優しい余韻とオークの甘さ、スモーキーな後味をお楽しみください。
香り | 樽 | 年数 |
スモーキー | – | 1年 |
6位 響
響
産地:日本
サントリーのブレンデッドウイスキーを象徴する1本。
年数物は入手困難でプレミアもついていますが、こちらは手に入れやすいためおすすめ。
調和の取れた味わいは飲みやすく品を感じられます。
ハイボールに使用されることも多いですが、ウイスキーの魅力を存分に味わえるストレートかロックでお楽しみください。
香り | 樽 | 年数 |
フルーティー | バーボン樽 | – |
5位 ウシュクベ ピュアモルト 15年
ウシュクベ ピュアモルト15年
産地:スコットランド
スコットランド産のブレンデッドモルトウイスキーです。
メロウでうっとりするような香り、舌触りは驚くほど滑らか。
ウイスキーの語源となったUsquaebachの名前に恥じない良質なウイスキーです。
香り | 樽 | 年数 |
スモーキー | オーク | 15年 |
4位 ブッカーズ 2020
ブッカーズ 2020
産地:アメリカ、ケンタッキー
アルコール度数60度以上を誇る高級バーボンウイスキー。
強い酒精だけでなく、樽を焦がした香り、トウモロコシの持つ甘みが絶妙とも言えるバランスを保っています。
オン・ザ・ロックでゆっくりと飲むのもよいですが、ストレートでちびちびと舐めるように味わうのもおすすめです。
香り | 樽 | 年数 |
フルーティー | – | 6~8年 |
3位 山崎 12年
山崎 12年
産地:日本
日本が世界に発信するシングルモルトウイスキーです。
他では類を見ない高貴な香りはシェリー樽の扱いと、良質な山崎の水源によるもの。
ソーダ割も美味しいですが、ストレートで香りとともに楽しんで下さい。
香り | 樽 | 年数 |
フルーティー | シェリー樽 | 12年 |
2位 レッドブレスト 15年
レッドブレスト 15年
産地:イギリス
アイリッシュ伝統のシングルポットスチル製法で作られたウイスキーです。
本来のレシピでは大麦麦芽のほかにオート麦やライ麦などを一緒に使います。
レッドブレストでは大麦麦芽と未発芽の大麦のみで3回蒸留を行っているのでドライな酒質ですが、シェリー樽の風味が全体に厚みを与えています。
少し大きめのグラスを使ってストレートで飲むのがおすすめです。
ブランデーのように手で温めながら飲むのも面白いでしょう。
香り | 樽 | 年数 |
フルーティー | シェリー樽 | 15年 |
1位 バランタイン 17年
バランタイン17年
産地:イギリス
イギリスで「THE Scotch」といえばこの一本。
グレンバーギ、ミルトンダフ、スキャパといった複数のモルト原酒とグレーン原酒を巧みにブレンド。
ブレンデッドの芸術品ともいえる一本です。
香り | 樽 | 年数 |
スモーキー | オーク | 17年 |
よりおすすめの高級ウイスキーを知りたい方は「おすすめの高級ウイスキー14選!1万円前後から超高級ウイスキーまでご紹介」の記事をチェック!
岡村 天翔さんが選ぶ初心者におすすめのウイスキー3選
ここからは岡村 天翔さんが選ぶウイスキー3選を紹介していきます。
岡村 天翔さんは下北沢にてシングルモルトをメインに900種類以上のウイスキーを取り揃える「cafe&bar TEN」のオーナー。
その他にもYouTubeチャンネル「ウイスキー専門TEN」や、会員制ウイスキーコミュニティ「ウイスキー専門コミュニティTEN」を運営など一流のウイスキー知識を持っています。
本記事の監修者でもある岡村天翔さんが紹介する初心者におすすめウイスキーは以下のとおりです。
今回紹介するのはフルーティー・中間・スモーキーの基準となる3種類。
まずはこの3つを試して、気に入った香りや味わいの種類からウイスキーを楽しんでいきましょう。
ではそれぞれ解説していきます。
フルーティー:グレンモーレンジィ
グレンモーレンジィ
産地:イギリス
「完璧すぎるウイスキー」友いわれるグレンモーレンジィ。
滑らかでエレガントな雰囲気に、フルーティーな味わいが特徴的です。
有名な銘柄であることからバーに行った際に「グレンモーレンジィが好き」と伝えればフルーティーなウイスキーを提供してくれます。
ウイスキー初心者の方は基準を知るためにも一度試してみてはいかがでしょうか。
香り | 樽 | 年数 |
フルーティー | バーボン樽 | 10年 |
中間:タリスカー 10年
タリスカー 10年
産地:スコットランド
スコットランド西部に浮かぶ霧の島、スカイ島で作られる唯一のシングルモルトウイスキーです。
強いピートとヨードの香りをシェリー樽で上手にまとめた中級者向けの味わいです。
タリスカーを使ったハイボールの上から黒コショウを一振り。複雑な大人の香りを楽しめます。
香り | 樽 | 年数 |
フルーティー・スモーキー | – | 10年 |
スモーキー:アードベック
アードベッグ
程よいパワフルなスモーキーさが魅力の1本。
さっぱりとしたハーブにナシやバニラの感覚がありながら黒胡椒のスパイシーさと煙のスモーキーさが特徴的。
スモーキーなウイスキーとして有名であるため、バーに足を運んだ際、基準にできるウイスキーでもあります。
一度味わったらクセになる味わい!
香り | 樽 | 年数 |
スモーキー | アメリカンオーク | 10年 |
ウイスキーのおすすめの割り方
ここからはウイスキーのおすすめの割り方について紹介していきます。
今回紹介する割り方は以下のとおりです。
・トワイス・アップ
・水割り
・ハイボール
・オンザロック
ではそれぞれ見ていきましょう。
ストレート
ウイスキーとして最も多くの要素を楽しめる飲み方です。
5000円を超えてくるようなウイスキーでしたら、一度はストレートで楽しんでいただきたいところ。
トワイス・アップ
ウイスキーは低くても40度前後のアルコール度数、飲み慣れてない方にはアルコールの強さが気になることと思います。
そういった場合はウイスキーと同量のお水を加えるトワイス・アップという飲み方がおすすめです。
こちらはウイスキーブレンダーが味わいを確認する時に使う飲み方です。
加水することによって顔を出す香りや味わいも増えていきます。
水割り
家庭やスナックなどでもポピュラーな飲み方です。
しかし実は、日本のトップバーテンダーでも上手に作るのが難しいと言われているのが水割り!
1:3程度でウイスキーを練るようにする、冷やしすぎない、いい氷を使うというのが大事です。
慣れてきたらウイスキーによって丁度良い水の割合を探してあげると良いでしょう。
ハイボール
ハイボールといえば、今では居酒屋でも定番のメニューです。
気軽なブレンデッドウイスキーを1:4程度の割合で爽やかに飲むのもおいしい飲み方です。
モルトウイスキーや少し高級なバーボンウイスキーなどは1:3~1:3.5程度で優しく割ってあげます。
そうするとウイスキーの持つ香りを損なわず、炭酸が心地よい玄人向けの飲み方にもなります。
できれば純氷を使うとより美味しく作れます。
オン・ザ・ロック
ウイスキーの持つアルコール感は損なわず、氷が入ることによる飲み口の柔らかさを楽しめる。
それがオン・ザ・ロックスタイルの特徴でしょう。
全体的に高アルコールなバーボンウイスキーや、シングルモルトのカスクストレングスなどがおすすめです。
氷が溶けるにつれて加水され、変化していくウイスキーに思いを馳せるのも楽しみ方の一つです。
ウイスキーの人気おすすめカクテル
ここからはウイスキーの人気カクテルについて紹介していきます。
今回紹介するカクテルは以下のとおりです。
今回紹介する割り方は以下のとおりです。
・トワイス・アップ
・ゴッドファーザー
・サイレントサード
・オンザロック
ラスティ・ネイル
ではそれぞれ見ていきましょう。
マンハッタン
ニューヨークのマンハッタンをイメージして作られたショートカクテルです。
映画「お熱いのがお好き」の劇中でマリリン・モンローが作ったことでも有名です。
ウイスキーとスウィートベルモットの妖艶な香り、アンゴスチュラビターズの苦みが複雑にあり重なって感じられます。
お好みでオレンジピールを絞ると、フレッシュで快活な味わいになります。
材料
・バーボンウイスキー、又はライウイスキー
・スウィートベルモット
・アンゴスチュラビターズ
割合
ウイスキー:スウィートベルモット=3:1
アンゴスチュラビターズを一滴垂らしてステア、カクテルグラスに注ぐ。
ゴッドファーザー
同名の名画「ゴッドファーザー」にちなんで、イタリアを代表するリキュールを使って作られたカクテルです。
優しい甘さの中に、スコッチの風味が溶け込みます。葉巻と一緒にマフィアの気分を楽しんでみて下さい。
材料
・スコッチウイスキー
・アマレットリキュール
割合
ウイスキー:アマレットリキュール=3:1
氷と材料をグラスに注いでステアする。
サイレントサード
サイレントサードは、度数25~30%ですが、比較的飲みやすい各手です。
車好きのバーテンダーが考案したと言われており、自身の愛車が第3ギアで走行する様を重ねて名付けたといわれています。
使うウイスキーによってさまざまな表情を見せます。
スペイサイドのモルトや、それをキーモルトにした12年程度のブレンデッドがベースとしておすすめです。
材料
・スコッチウイスキー
・ホワイトキュラソー
・レモン果汁
割合
ウイスキー:ホワイトキュラソー:レモン果汁=2:1:1
優しくシェイクしてカクテルグラスへ注ぐ。
ラスティ・ネイル
直訳では「錆びた釘」という意味になりますが、スラングで古めかしいものという意味もあります。
スカイ島にまつわるドランブイの歴史を考えると、ベースになるウイスキーはタリスカーや、それに近いウイスキーを選びたいですね。
材料
・スコッチウイスキー
・ドランブイ
割合
ウイスキー:ドランブイ=3:1
グラスに氷と材料を入れてステアする。
ウイスキーに合うおつまみ
ウイスキーに合うおつまみや料理を選ぶポイントは、「割り方」です。
ここからは、割り方ごとにおすすめのおつまみをご紹介します。
ストレート
ストレートのウイスキーを楽しむ際はおつまみの水分にも注意しましょう。
口の中に残るウイスキーの香りがおつまみの水分で消えてしまうのは何とも惜しいです。
ドライフルーツなどの甘いものや、薫香、焙煎香があるものだと、ウイスキーとの相乗効果が楽しめます。
・枝付きのドライレーズン
・熟成したミモレット
・カラスミ
・焼きみそ
・焙ったコーヒー豆
ロック
ロックスタイルの場合は味わい、香りともにしっかりとしたおつまみを合わせるのがベターです。
チーズや、お肉のように動物性のおつまみと合わせても美味しく召し上がれるでしょう。
・チョコレート、オランジェット
・ナチョス
・薄焼きタイプのピザ
・ガーリックトースト
ハイボール
ハイボールの場合は少し酸味のあるものと合わせると香りが締まります。
油分、塩分のあるものとの相性もとても良いです。
フィッシュアンドチップスなどは同じ原料のモルトヴィネガーを合わせると、なお良いと思います
・生ハムとルッコラ
・ミラノサラミ
・フィッシュアンドチップス
・フライドポテト
水割り
水割りですと、日常のお食事にほとんど合わせられます。
和食から、ハンバーグのような洋食まで相性が良いです。
お肉系の食事の時はバーボンウイスキー、魚介系の食事の時は香りの強いスコッチ、というように使い分けることで普段の食卓をよりリッチにしてくれます。
・アサリの酒蒸し
・ハンバーグ
・ビーフシチュー
・南蛮漬け
自分だけのおすすめウイスキーを見つけよう!
今回、簡単にウイスキーについてのお話をさせて頂きました。
ウイスキーにはいろいろな種類があって、側面があることがお分かり頂ければ幸いです。
ウイスキーを生き物だと言う方も多くいます。
「少しだけ、対話をしてあげる」それが一番美味しく飲むためのポイントなのかもしれません。


今まで飲んだウイスキーの中で気になったボトラーを探してみるといいでしょう。
シングルカスクに今は美味しいウイスキーが集まっているので、ぜひ本当に美味しいウイスキーを飲んでみたいという方はシングルカスクに挑戦してみてほしいです。
値段と味が比例して変わることが一般的には多いため、段階的に楽しんでみるといいでしょう。
本当に種類が多いので、ぜひバーにもきていただいて、色んな種類のウイスキーを一緒に楽しみましょう。
関連記事


サントリーのウイスキー、知多とは?人気の理由、値段、飲み方を徹底解説!
日本のグレーンウイスキーと言えば、サントリーの「知多」。 俳優の佐藤健さんがCMを務めることでご存知の方も多いので


品薄の人気ウイスキー「白州」とは?人気の理由から種類・値段まで解説!
大人気ジャパニーズウイスキーの一つである「白州」。 その入手難度は年々増していき、白州は現在最も手に入りにくいジャパニ


イチローズモルトはどんなウイスキー?人気の理由、種類、味、値段を徹底解説!
革新的なウイスキー造りをすすめるベンチャーウイスキーの「イチローズモルト」。 今回はそんなイチローズモルトのこだわ


【決定版】ザ・マッカランはどんなウイスキー?種類・値段・味を徹底解説
ウイスキー界のロールスロイスとも呼ばれているザ・マッカラン。そんなスコッチウイスキーの王様的な存在のザ・マッカ


世界5大ウイスキーの「バーボン」とは?特徴や魅力、おすすめ銘柄を徹底解説!
今回はお酒のプロが、バーボンの魅力からおすすめ銘柄を分かりやすく徹底解説。 ・バーボンってよく聞くけどどんなウイス


アードベッグのおすすめ銘柄ランキング10選!こだわりの製法や個性のある味わいも解説!
アードベッグはウイスキーの聖地と名高いスコットランドの「アイラ島」で製造されるウイスキー。 アイラ島のウイスキーは


アイラウイスキーとは?特徴から、おすすめのアイラモルト10選をご紹介!
1990年代後半から2000年代にかけて世界中でアイラモルトが人気となりました。 アイラウイスキーでしか味わえない


バーボンとは?おすすめのバーボンから、美味しい飲み方まで徹底解説!
「バーボン」や、「バーボンウイスキー」という言葉は、みなさん聞いたことがあるかと思います。 ただ、「バーボンってな


"完璧すぎるウイスキー"グレンモーレンジとは?人気の理由やおすすめ銘柄をご紹介!
スコッチウイスキーを代表する人気銘柄であるグレンモーレンジィ。 蒸留所設立以来、「完璧すぎるウイスキー」として今もな


響はどんなウイスキー?こだわり、種類、値段、味を徹底解説!
日本が世界に誇る高級ウイスキー、「響」。 今回は、そんな響の評価や特徴から、種類、味、値段までご紹介します。 響とは
人気記事ランキング


【ワイン教養】高級シャンパンおすすめ35選ランキング!シャンパンの基礎知識からギフトにおすすめな銘柄までをご紹介!


【ソムリエ厳選】おすすめの赤ワイン20選!選び方・飲み方も解説!


【編集部厳選】おすすめの高級焼酎25選!人気のプレミアム焼酎を厳選!


高級ウイスキーのおすすめ人気ランキング21選!美味しい飲み方も紹介


【2022年版】人気おすすめ焼酎26選!種類から選び方まで徹底解説
特集記事


日本酒スキンケア用品ランキング6選!併せて楽しめる日本酒もご紹介!


人気おすすめの純米酒ランキング31選!選び方や美味しい飲み方も紹介


【ソムリエ厳選】おすすめの赤ワイン20選!選び方・飲み方も解説!


リキュールとは?種類から、おすすめのリキュール一覧、飲み方まで徹底解説!

