日本の反対側、南米大陸にある「チリ」は世界的に有名なワイン生産国です。
チリワインは日本でも安定した人気がありますが、よく知らないという方も多いと思います。
そこで今回はチリワインの特徴やおすすめの有名銘柄について詳しくご紹介していきます!
チリワインの特徴
「渋みがマイルドで果実風味が豊か」「安くて美味しい」
チリワインの特徴といえば、この2点があげられるでしょう。なぜこのような特徴があるのか掘り下げていきます。
味わいはマイルドで果実風味豊か
チリワインというと、果実風味が豊富で渋みが少ない大変親しみやすい味わいが特徴です。
その理由はチリの気候にあります。
ワイン用のブドウを栽培する上でのポイントは主に日照量の多さ、昼と夜の寒暖差の大きさ、降水量の少なさの3つになります。日照量が多く、寒暖差が大きい場合、糖度の高いブドウが育ち、降水量が少ない場合、生育に程よい水分を与えながらも害虫が発生しづらいという環境を作ることができるためです。
チリの気候は冬の一時期にしか雨が降らない「地中海性気候」であることからも、これらの条件によくあてはまり、糖度の高いブドウを安定して栽培することができるのです。
あるイギリスの研究機関がチリで作られるブドウとワインには、世界で一番ポリフェノールが多く含まれており、それはチリの日照時間が長いことと関係しているという結果も出しています。
こうした理由から、果実風味が大変豊かでまろやかなワインが作られるわけです。
コスパが良い理由
なぜチリワインは価格が安いのでしょうか?
それには「日本とチリの関税」が大きく関係しています。
2007年に日本とチリはEPAという経済的な協定を結びました。内容は経済活動の自由化を推し進めるもので、その中には商品にかかる関税を引き下げるという項目があります。よって、チリワインの関税は2007年より年々安くなり、2019年4月1日には全廃になりました。
この他にも大規模ワイナリーが多く低コストで生産できるなどの理由もありますが、日チリEPAによりワインに関税がかからないことが日本でコスパの良いチリワインを実現していると言えます。
チリカベで一大ブームに!
渋みが少なく果実風味豊かな味わいをコスパ良く楽しめるチリワインですが、日本で広まったのにはきちんと理由があるんです。
突然ですが、あなたは「チリカベ」という言葉を聞いたことがありますか?
ワイン通の方ならパッと思い浮かぶかもしれませんが、名前の通り「チリのカベルネ・ソーヴィニョン」を使ったワインのことで、略して「チリカベ」と呼びます。
実はこの言葉、1990年代後半にワイン業界で流行った言葉でした。
この頃、日本では”赤ワインに含まれているポリフェノールが体に良い効果をもたらすのではないか”と考えられ、赤ワインが爆発的人気になりました。しかし、市場のワインは渋みが強く、初心者には飲みにくい…。
そこで注目されたのが、「チリのカベルネ・ソーヴィニョン」を使ったワインです。渋みがあまりなく果実風味が豊か、そして購入しやすいお手頃な価格ということで一気に人気が広がりました。
この「チリカベ」ブームが引き金となり、チリワインは安くて美味しいワインとして、現在まで日本で愛されています。
チリワインの産地
チリワインの産地は南北約1,400㎞の間に位置し、大きく「北部」「中央部」「南部」のに分けることができます。
縦長の独特な地形を持ち、東側にそびえるアンデス山脈の影響などを受け、それぞれの地域で気候差があります。
それでは、各エリアを詳しく見ていきましょう。
砂漠に囲まれた産地「北部」
北部はアタカマ地方やコキンボ地方にワイン産地があります。冷涼な気候ですが、年間を通じてほとんど雨が降らない半砂漠地帯です。栽培面積は2地方合わせてもチリ全体で最も小さく、またこのエリアではブドウを原料とした「ピスコ」という蒸留酒も作られているのが特徴です。
コキンボ地方
有名な産地は「エルキ・バレー」「リマリ・バレー」で、標高2,000m前後の高地にブドウ畑があったりと、特徴的な気候でブドウが栽培されています。日照量や寒暖差などの条件は良いですが、一年を通して雨量が少ないため、手作業で畑に水を送る灌漑(かんがい)という作業が必要になります。
チリワインの銘醸地が集まる「中央部」
チリワインの重要な産地が集まっており、場所によって赤ワイン用ブドウ、白ワイン用ブドウに適した地域があります。中央部では北側に位置する「アコンカグア地方」と中央に位置する「セントラル・バレー」を押さえておきましょう。
アコンカグア地方
中でも「アコンカグア・バレー」は晴天率が大変高く、アンデス山脈と太平洋からの冷たい空気により昼と夜の寒暖差が大きいため、赤ワイン用ブドウの生育に特に適しています。また、太平洋側には「カサブランカ・バレー」と呼ばれる冷涼な地域があり、白ワインの銘醸地として有名です。
セントラル・バレー
国内での生産量が最も多く、特に赤ワインの銘醸地として有名です。日差しが強く、夜はアンデス山脈からの冷たい空気により昼と夜の寒暖差が大きく、ブドウがしっかり熟します。
中でも「マイポ・バレー」ではカベルネ・ソーヴィニョン種、「ラペル・バレー」ではメルロー種が有名です。白ワインでは「クリコ・バレー」での生産比率が高く、ソーヴィニョン・ブラン種の栽培面積は国内最大となっています。
また、長い間メルロー種と混同されていたカルムネールが栽培されている「マウレ・バレー」もこの地方にあります。
国内生産の約10%「南部」
国内消費がほとんどで、小規模生産者がこだわりのワインを作っています。他の地域と比べると降雨量が多く、灌漑を行わずとも十分な水分を確保できます。
また、家庭用ワインに使用されているスペイン系の「パイス」という黒ブドウが伝統的に栽培されている地域です。中でも「イタタ・バレー」はチリでのブドウ栽培の始まりの地としても知られています。現在は、ヨーロッパ系品種へ移行する生産者も増え、新たな生産地として注目され始めています。
チリワインのブドウ品種
チリは1800年後半にアメリカやヨーロッパで大流行し、ブドウ畑を壊滅的な状況に追いやった害虫「フィロキセラ」の被害に遭わなかった唯一の国です。
そのため、それ以前に植えられていたヨーロッパ系品種の子孫が自根で今も残っており、チリでの栽培品種の主になっています。
生産量の割合としては、黒ブドウが7割以上を占めており、その中でもカベルネソーヴィニヨンが最も多く栽培されています。
ちなみに、チリではブドウの成熟度が高いことからブレンドのワインよりも単一品種のワインが多く、品種そのものの味わいを楽しむのにも適しています。
ここでは、そんなチリで栽培されている代表的なブドウ品種を、赤・白それぞれご紹介します。
赤ワイン
しっかり濃厚な味わい「カベルネ・ソーヴィニョン」
チリ国内で生産量第1位の黒ブドウ品種です。カベルネ・ソーヴィニョンは遅熟なため、十分な太陽の光を浴び完熟しないとピーマンのような香りをもたらすことがあります。その点、チリは雨量が少なく乾燥しており、昼夜の寒暖の差も大変大きいことから、ブドウがしっかり熟す環境のため、カベルネ・ソーヴィニョンの育成に最適です。
カシスやブラックベリーなどのジャムを彷彿とさせる、濃厚な黒系果実風味が強く、口当たりは大変なめらかです。
まろやかで口当たりの良い「メルロー」
カベルネ・ソーヴィニョンに続いてチリで生産量が多い黒ブドウ品種です。
チリの日差しをたっぷり浴びて熟したメルローは、通常のメルローよりも濃厚です。プルーンシロップやブラックチェリージャムなどの濃い黒系果実風味をベースに、チョコレートのようなまろやかさも感じられます。
チリ特有のブドウ品種「カルメネール」
カルメネールは1863年にフィロキセラという害虫がヨーロッパのブドウの樹に被害を及ぼした際、世界から全滅したと言われていたブドウ品種です。
そんなカルメネールがどうして現在もチリで栽培されているのでしょうか?
実はチリではカルメネールを長年メルローだと思って栽培していたのです。その理由は見た目と味わいがメルローにとても似ているため。1994年にあるフランス人醸造家がDNAを調べた際、なんとカルメネールであったいう事実が発覚し、チリ特有の品種として知られることになりました。
プラムやブラックベリーを思わせる黒系果実が中心となった味わいで、未熟なものは青ピーマンのような香りがします。
チリに最初に持ち込まれたとされている品種「パイス」
育てやすく、収穫量も高いことから家庭用の紙パックや大瓶で販売されてきたスペイン系の品種です。
フルーティーかつ穏やかな味わいで、軽く飲みやすいという特徴を持ちます。実はパイスは1997年までチリで最も栽培されていた品種でしたが、ヨーロッパ系品種へ移行する生産者が増えたこともあり、生産量は落ち着いています。
最近では、主にパイスと一緒にブレンドされていた「カリニャン」という品種も注目されています。
白ワイン
作り手の個性を色濃く反映する「シャルドネ」
世界で最も知られている白ワインのブドウ品種。チリの白ワインでも多くに使用されています。
チリのシャルドネは、パイナップルやマンゴーなどのトロピカルフルーツのような果実風味のものが多く、酸味はまろやかなタイプが多いです。
爽快感溢れる味わい「ソーヴィニョン・ブラン」
シャルドネと共にチリで有名な白ワイン用ブドウ品種。
チリのソーヴィニョン・ブランは、柑橘系果実風味を主体としながら、ハーブやミネラルの香りが特徴的です。
チリワインおすすめの有名銘柄5選
日本の市場には色々なメーカーのチリワインがあります。
ここでは代表的な5ブランド、全10商品を紹介します。
- ・高い
- ・飲み切るのが大変
- ・他と比較できない
という悩みがありますよね。
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今回ご紹介する全商品一覧はこちら!
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
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商品名 | コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ビシクレタ | コノスル シャルドネ レゼルバ | サンタ・ヘレナ・アルパカ・シャルドネ・セミヨン | サンタ・ヘレナ・アルパカ・カルメネール | サンタ・バイ・サンタカロリーナ カベルネ・ソーヴィニョン | サンタ・バイ・サンタカロリーナ カルメネール/プティ・ヴェルド | サンタ・リタ スリー・メダルズ メルロー | サンタ・リタ 120(シェント・ベインテ)ソーヴィニョン・ブラン | モンテス アルファ・カベルネ | モンテス・スパークリング・エンジェル・ブリュット |
詳細 | アルコール度数 13 % ボディー ミディアムフルボディ 原産国名 チリ メーカー名 スマイル 果実 % カべルネ・ソーヴィニヨン87 % メルロー8 % カルメネール2 % シラー2 % マルベック1 % | アルコール度数 14 % 味わい 辛口 原産国名 チリ メーカー名 スマイル 果実 % シャルドネ | 味わい 辛口 原産国名 チリ メーカー名 アサヒビール 果実 % シャルドネ、セミヨン | アルコール度数 13 % ボディー フルボディ 原産国名 チリ 果実 % カルメネール | アルコール度数 13% ボディー ミディアムボディ 原産国名 チリ メーカー名 サントリー 果実 % カベルネソーヴィニヨン、シラー | アルコール度数 13% ボディー フルボディ 原産国名 チリ メーカー名 サントリー 果実 % プティヴェルド、カルメネール | アルコール度数 13% ボディー ミディアムボディ 原産国名 チリ メーカー名 サッポロビール 果実 % メルロー100% | アルコール度数 13.5% ボディー ミディアムボディ 原産国名 チリ メーカー名 サッポロビール 果実 % ソーヴィニヨンブラン98%、セミヨン2% | アルコール度数 14.5% ボディー ミディアムフルボディ 原産国名 チリ メーカー名 エノテカ 果実 % カベルネソーヴィニヨン | アルコール度数 12% 味わい 辛口 原産国名 チリ メーカー名 エノテカ 果実 % ピノノワール70%、シャルドネ30% |
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詳しく見ていきます!
1. 高品質で高パフォーマンスなコノスル
高品質で高パフォーマンスなことで大変有名なチリワインブランド「コノスル」。
名前の意味は「南の円錐」。円錐の形をした南米大陸から世界に向けてワインの魅力を発信していこうという想いが込められています。
1993年の創立より、革新的なワインづくりをモットーとして「スクリューキャップの導入」「新興ワイン産地にて自社畑の拡大」「新しい農法の実施」などを行っており、チリワイン業界の時代の先駆者となっています。
そんな「コノスル」おすすめの2商品はこちら!
コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ビシクレタ
コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ビシクレタ
ボディー ミディアムフルボディ
原産国名 チリ
メーカー名 スマイル
果実 % カべルネ・ソーヴィニヨン87 % メルロー8 % カルメネール2 % シラー2 % マルベック1 %
ビシクレタはコノスルの定番シリーズで、ラベルに描かれた自転車は「毎日畑へペダルをこぐ労働者達への敬意」と「自然のサイクルを基本としたコノスルのブドウづくり」を表現しています。
カシスやチェリーなどの果実風味にミントやコショウのニュアンスが加わり、お手頃な価格ながら満足のいく味わいを楽しめます。
産地 | 品種 |
---|---|
セントラルバレー | カべルネ・ソーヴィニヨン87 %、メルロー8 %、カルメネール2 %、シラー2 %、マルベック1 % |
香り | カシス、ミント |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
コノスル シャルドネ レゼルバ
コノスル シャルドネ レゼルバ
味わい 辛口
原産国名 チリ
メーカー名 スマイル
果実 % シャルドネ
レゼルバシリーズはワンランク上の畑からとったブドウを使用し、果実の凝縮勘と複雑性を表現しています。
パイナップルのようなトロピカルフルーツの香りを中心に、ミネラルや蜂蜜の香りを楽しむことができ、完成度の高い一本です。
産地 | 品種 |
---|---|
セントラルバレー | シャルドネ100% |
香り | 洋梨、白桃 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |

2. 究極のデイリーワイン「アルパカ」
2017年3月~2018年2月の統計で、日本の輸入量No.1の座に輝いたワインです。1,000円以下で楽しめる美味しいチリワインとして巷で大人気で、気を張らずカジュアルに飲むことができます。
醸造元は、創業1942年の歴史ある名門サンタ・ヘレナ社。世界50か国以上で飲まれており、チリワインの中でも輸出ブランドのパイオニアとして有名です。
そんな「アルパカ」おすすめ2商品はこちら!
サンタ・ヘレナ・アルパカ・シャルドネ・セミヨン
サンタ・ヘレナ・アルパカ・シャルドネ・セミヨン
原産国名 チリ
メーカー名 アサヒビール
果実 % シャルドネ、セミヨン
チリのシャルドネとセミヨンをブレンドした、大変バランスの取れた白ワイン。
果実風味と酸味がほどよく、毎日飲みたくなるような味わいに仕上がっています。
産地 | 品種 |
---|---|
セントラルバレー | シャルドネ、セミヨン |
香り | レモン、花梨 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |

サンタ・ヘレナ・アルパカ・カルメネール
サンタ・ヘレナ・アルパカ・カルメネール
ボディー フルボディ
原産国名 チリ
果実 % カルメネール
チリ特有のブドウ品種カルメネールをお手頃価格で美味しく味わえます。
カシスなどの特徴も良く出ており、ブドウ品種の味わいを気軽に楽しめます。
産地 | 品種 |
---|---|
セントラルバレー | カルメネール |
香り | ブラックチェリー、ハーブ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★★☆ |

3. 日本のために作られたチリワイン「サンタ・バイ・サンタカロリーナ」
1875年にルイス・ペレイラ・コタポス氏によって創られた「サンタカロリーナ」と日本の「サントリー」が共同で味わいを追求しているシリーズ。
サンタカロリーナは、1889年にフランスで行われた世界万博にて金賞を受賞したワインの作り手で、チリワインが世界的に認められる先駆けとなりました。
日本の食卓に合うようにと考えられているため、どれを選んでも食事との相性は抜群。
ラベルには”チリワインの王者を目指す”という意味を込めてピューマが描かれており、ワイン作りへの情熱が感じられます。
そんな「サンタ・バイ・サンタカロリーナ」のおすすめ2商品はこちら!
サンタ・バイ・サンタカロリーナ カベルネ・ソーヴィニョン
サンタ・バイ・サンタカロリーナ カベルネ・ソーヴィニョン
ボディー ミディアムボディ
原産国名 チリ
メーカー名 サントリー
果実 % カベルネソーヴィニヨン、シラー
カシスやブラックチェリーを思わせるボリューミーな果実感が特徴。
程よいタンニンで飲み飽きない味わいも魅力です。
産地 | 品種 |
---|---|
セントラルバレー | カベルネソーヴィニヨン、シラー |
香り | ブルーベリー、スパイス |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★★☆ |

サンタ・バイ・サンタカロリーナ カルメネール/プティ・ヴェルド
サンタ・バイ・サンタカロリーナ カルメネール/プティ・ヴェルド
ボディー フルボディ
原産国名 チリ
メーカー名 サントリー
果実 % プティヴェルド、カルメネール
濃厚な果実の香りとコーヒーやチョコレートのニュアンスが絶妙。
肉厚な果実感とはっきりとしたタンニンでしっかりと骨格のある味わいが楽しめます。
産地 | 品種 |
---|---|
セントラルバレー | プティヴェルド、カルメネール |
香り | ブラックベリー、カカオ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |

4. チリ国内販売シェアNO.1「サンタリタ」
2013年~3年連続でチリ国内販売シェアNO.1を獲得した実績ある作り手です。
他にも、米国ワイン専門誌「Wine & Spirits」で「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を通算10回獲得するなど、世界的にも認められています。
ちなみに、1994年にそれまで「メルロー」と勘違いされていた「カルメネール」が発見されたのは、このサンタリタグループの畑だったとか!
そんな「サンタリタ」のおすすめ2商品はこちら!
サンタ・リタ スリー・メダルズ メルロー
サンタ・リタ スリー・メダルズ メルロー
ボディー ミディアムボディ
原産国名 チリ
メーカー名 サッポロビール
果実 % メルロー100%
サンタリタの全8シリーズの中で最もカジュアルなシリーズ「スリー・メダルズ」の商品です。
ルビーのような濃い色合いと熟した果実の香りが特徴で、酸味やタンニンは主張し過ぎず、まろやかで繊細な味わいが楽しめます。
産地 | 品種 |
---|---|
ー | メルロー100% |
香り | レッドプラム、トマトの葉 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

サンタ・リタ 120(シェント・ベインテ)ソーヴィニョン・ブラン
サンタ・リタ 120(シェント・ベインテ)ソーヴィニョン・ブラン
ボディー ミディアムボディ
原産国名 チリ
メーカー名 サッポロビール
果実 % ソーヴィニヨンブラン98%、セミヨン2%
品種の味わいを最大限に活かしたシリーズ「120(シェント・ペインテ)」の商品です。
ソーヴィニヨンブラン特有のハーブの香りと柑橘果実やピーチを思わせるフルーティーなアロマが特徴です。フレッシュな味わいが余韻を残しながら抜けていきます。
産地 | 品種 |
---|---|
ー | ソーヴィニヨンブラン98%、セミヨン2% |
香り | トロピカルフルーツ、レモングラス |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |

5. プレミアムチリワインの先駆け「モンテス」
1988年に「チリ発、チリ人によるチリワインカンパニー」を掲げて造られたワイナリー「モンテス」。
醸造家のアウレリオ・モンテスを始めとした、4人の分野の違うスペシャリストが「世界最高峰のチリワインを造る」という信念をもとにプレミアムチリワインの生産を行っています。
ボトルに描かれた天使がトレードマークで”天使のワイン”として愛されています。
そんな「モンテス」おすすめ2商品はこちら!
モンテス アルファ・カベルネ
モンテス アルファ・カベルネ
ボディー ミディアムフルボディ
原産国名 チリ
メーカー名 エノテカ
果実 % カベルネソーヴィニヨン
モンテスの看板シリーズであり、ロングセラー商品となっている「モンテス アルファ」シリーズ。中でも「カベルネ」は、モンテス初、チリ初のプレミアムワインとして高評価を受けた革新的な1品です。
凝縮した果実感と骨格を備えた力強さがあり、フルボディながらもカベルネの繊細さを感じさせます。
産地 | 品種 |
---|---|
セントラルバレー | カベルネソーヴィニヨン |
香り | カシス、スギ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |

モンテス・スパークリング・エンジェル・ブリュット
モンテス・スパークリング・エンジェル・ブリュット
味わい 辛口
原産国名 チリ
メーカー名 エノテカ
果実 % ピノノワール70%、シャルドネ30%
規定が厳しいことで有名な”シャンパン”と同じ瓶内二次発酵で作られるスパークリングワインです。
熟成期間はシャンパンの基準を優に超える36カ月と長く、力強くかつ繊細な泡と丸みのある味わいを作り出しています。長い余韻も感じられ、ボリューミーな食事を合わせても負けることなく楽しめます。
産地 | 品種 |
---|---|
アコンカグア | ピノノワール70%、シャルドネ30% |
香り | 白桃、トースト |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |

コスパ最高なチリワインを味わいつくそう!
いかがでしたか?今回はチリワインについて、その特徴からおすすめの有名銘柄までご紹介しました。
よく見かけるチリワインも知識をつけて飲めば、更に美味しさ倍増すること間違いなし!
これからさらにチリワインを楽しんでいきましょう!
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