「スペインの有名な赤ワインは?」
「どのようなワインが造られている?」
スペインはワイン生産で世界第3位です。
スペインといえばシェリー酒のイメージが強いですが、21世紀にはいってからはワインの品質が上がってきており、注目を浴びているワイン生産国でもあります。
そこでこの記事では、スペイン産の赤ワインの特徴や選び方、おすすめ赤ワイン26選をご紹介します。
ソムリエが厳選して紹介しているので、ぜひワイン選びの参考にしてください。
\すぐにワインを探したい方はこちら/
スペインの有名な赤ワインを見る
スペインの赤ワインの特徴
スペインはイタリア、フランスに次いで世界第3位のワイン生産量を誇ります。
品種の固有品種を中心に栽培面積世界一
ブドウの栽培面積は世界一で、地中海の適した温暖な気候は完熟したブドウの栽培に適しています。
フルボディの赤ワインが多い
固有品種によるワイン造りが盛んで、フルボディに向いているテンプラニーリョが主体です。
ただ、リオハをはじめとする北部地方では、ライトボディなど軽めの赤ワインも多く造られています。
スペインの赤ワインの選び方
ここからはスペインの赤ワインの選び方について紹介していきます。
今回紹介する選び方のポイントは以下のとおりです。
・産地
・価格
ではそれぞれ見ていきましょう。
品種で選ぶ
まずは品種から選ぶ方法の紹介です。
テンプラニーリョ
スペインでは一番人気!豊かな香りのミディアムからフルボディ
テンプラニーリョはほとんどがスペインとポルトガルで生産されている品種です。
銘醸地はリオハとリベラ・デル・ドゥエロで、程よい酸と、滑らかなタンニンのワインに仕上がります。
ベリー系果実の、チャーミングで華やかな香りに繊細な味わいが特徴です。樽で熟成されたものも多く、その場合は複雑味が増し、なめし皮やバニラなどニュアンスも感じられます。
テンプラニーリョ単一(100%)もありますが、他の品種とブレンドされることも多いです。
ガルナッチャ(グルナッシュ)
繊細で果実味豊かなミディアムからややフルボディ
スペインのアンゴラ州が原産の黒ブドウで、世界中で幅広く栽培されています。
糖度が非常に上がりやすい特徴があり、多くの場合アルコール度数が高くなります。
イチジクやドライプルーンなどフレッシュで甘酸っぱい香りに、穏やかなボディとまろやかな味わいのワインに仕上がります。
単一での使用は珍しく、他の品種とブレンドされるのが一般的です。
カベルネ・ソーヴィニヨン
奥行きのある味わいでタンニンと酸もしっかりしたフルボディ
スペインでは1970年以降、国際品種の栽培を積極的に行っており、カベルネ・ソーヴィニヨンも盛んに栽培されています。
ベリー系果実やスミレ、ピーマンなど豊かな香りで、スペインの温暖な気候からは、さらによく熟したブラックチェリーやオリーブのニュアンスを感じます。
単一でもブレンドとしても使用されます。
産地で選ぶ
次は産地の選び方の紹介です。
リオハ
スペインを代表する産地で、スペインの原産地呼称制度で最上級のDOCaに認定されています。
テンプラニーリョを多く栽培しています。樽で熟成させた上品なワインも多く、様々な造り手が多用なスタイルにてワインを造っています。
デイリーワインから秀逸なものまで幅広く、スペインワイン初心者ならまずリオハから味わってみると良いのではないでしょうか。
究極の超高級ワイン「コンタドール」、リオハ最古でスペイン王室ご用達ワイナリー マルケス デ リスカルが有名です。
リベラ・デル・ドゥエロ
スペイン北西部、カスティーリャ・レオン州にある赤ワインの銘醸地です。
夏場と冬場の温度差が非常に激しく恵まれたテロワールではないものの、豊かな果実味と奥行きのある複雑な味わいに長い余韻が特徴です。
スペインの最高峰ドミニオ デ ピングスのピングス、スペインのラトゥール/ロマネコンティなどと讃えられるベガ・シシリアのウニコが有名です。
ペネデス
カタルーニャ州にあるワインの名産地です。スペインの原産地呼称制度で、DO デノミナシオン・デ・オリヘンに認定されています。
積極的に近代的な醸造技術を導入したり、国際品種の新しい栽培方法を取り入れるなどして、高品質な赤ワインの醸造に力を入れています。中でも初めて国際品種の栽培を始めたジャン レオンは、評価誌の常連で世界的に親しまれています。
予算で選ぶ
スペイン産のワインは、低価格でも品質のしっかりしたワインがとても多いです。
2,000円までの予算でも、家庭料理と合わせて楽しめるアイテムを購入でき、5,000円までの予算で、購入してすぐても愉しめる満足度の高いアイテムを購入できます。
独自の栽培方法にこだわる、手摘みで厳選したブドウを使用する、長い熟成期間を経て出荷されるワイン等は、それ以上の価格帯で数万円のアイテムもあります。
スペインの有名おすすめ赤ワイン26選
ここからはスペインの有名おすすめ赤ワインを予算別に紹介していきます。
今回は先程紹介した以下の選び方のポイントをふまえて選びました。
・産地
・価格
では早速ワインを見ていきましょう。
デイリーワインにおすすめ!予算2,000円
5位 マルケス・デ・リスカル テンプラニーリョ
マルケス・デ・リスカル社のワインは、時のスペイン国王が選んだ「国王専用ワイン」を持っている、スペイン王室の御用達ワイナリーです。
ルビーのような色合いと、ベリー類のフルーティーな香りが特徴。比較的酸味が少なく、フルボディでも飲みやすいタイプです。
香り | カシス、ローストアーモンド |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |
4位 クネ クリアンサ
スペインのリオハ名門ワイナリーのワイン。ベリーやカシスといった甘い風味とオーク樽の香りもあいまって、ワインらしい風味を楽しむことができます。
口当たりはまろやかで、フレッシュなアロマと程よい酸味が特徴のミィディアムボディワインで、女性的と例えられています。
ヴィンテージによりますが、1日目と2日目で風味が変化するタイプで、2日目のほうが全体の味わいが丸くなると評価が高いワインです。デイリーワインとして、ディナータイムや晩酌での1杯としておすすめです。
香り | ブラックベリー、シナモン |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
3位 ボデガ イニエスタ コラソン ロコ ティント
赤いハートのラベルが印象に残る、スペインの有名サッカー選手「イニエスタ」が所有するワイナリーのワイン。
ベリー類の甘い爽やかな香りに、スパイシーなシナモンなどを彷彿とさせる香りなど、複雑な香りが特徴。渋みがまろやかで、酸味がほどよいワインらしいワイン。アルコール度数は14%と高めです。
「コラソン・ロコ」は日本語で=熱狂的な心という意味なので、大切な人への思いを伝えるプレゼントにもおすすめです。
香り | ブルーベリー、バニラ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
2位 エル・コト・クリアンサ
テンプラニーリョという品種を使ったワインで、渋みと酸味が効いたスパイシーなミィディアムワイン。
樽の風味や杉のような香りが特徴的で、まろやかな口当たりです。
個人差がありますが、酸味や渋みが苦手な方はデキャンタージュしたもので、濃い味わいの肉料理とのマリアージュで楽しむのがおすすめのワインです。
香り | カシス、ミント |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |
1位 王様の涙
コスパにおいてこちらのワインの右に出るものはないといえるのではないか?と思うほどのハイコスパワイン。
スペイン国内販売数1位のワインで、定番のテーブルワインとして人気。クセのない甘口ワインで、冷やして飲む・空けて日を置いて飲むというのが人気の飲み方。
スペインワイン初体験の方や、甘口のお酒が好みの方に合うおすすめのワインです。
香り | カシス、シナモン |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
自分へのちょっとしたご褒美に!2,000円~5,000円
10位 VIVAZ
「生き生きとした」という意味を持つ「VIVAZ」。
力強い赤い果実の香りからは生命力を感じさせられます。
優しい口当たりでまろやかな味わいが魅力的。
Amazon限定での販売のためご注意ください。
香り | ブルーベリー、プラム |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
9位 ヴィニャ・マグナ 6メセス・バリカ ドミニオ・バスコンシリョス
オーガニック栽培で厳選されたブドウのみを使用し、6ヶ月熟成させたワイン。
自然の豊かな味わいが熟成によって凝縮されています。
飲みやすいためフルボディのワインが苦手な方にもおすすめです。
香り | ブルーベリー、シナモン |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
8位 クネ リオハ レセルバ
リオハの名門ワイナリーによる一本。
赤い果実の奥深いアロマと、オークからくるバルサミコスパイスなどが魅力的。
力強くも繊細な一面も兼ね備えるバランスのとれた赤ワインです。
香り | ラズベリー、バニラ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |
7位 クネ コンティノ レセルバ
上品で華やかな香りと樽由来のスパイスを感じられるワイン。
タンニンが溶け込んだ味わいは飲みやすく、果実味溢れるフレッシュさも味わえます。
広がりがある味わいは贅沢な仕上がりとなっています。
香り | カシス、ユーカリ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |
6位 クネ グラン・レセルバ
樽と瓶で合わせて60ヶ月もの期間、熟成させた深みある味わい。
ダークチェリーのような艷やかで奥行きのあるルビー色が上品さを演出しています。
優しくも複雑な味わいは、ぜひ時間をかけてゆっくりと楽しみたいものです。
香り | カシス、マッシュルーム |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
5位 ヌマンシア テルメス
濃いベリーやコーヒーのような風味と、しっかりと感じられる渋みが特徴のフルボディワインです。
アルコール度数が15%と高いため、ワインに飲み慣れている方やお酒に強い方におすすめ。
空けて1日おくと風味がまろやかになり、スッキリとした後味が楽しめるようになります。
香り | ブルーベリー、カカオ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
4位 ヴィニャ・アルバリ・グラン・レセルヴァ・デ・ファミリア
ブラックベリーやカシスなどの果実味に、コーヒーや杉のようなスパイスの香りが特徴のフルボディワインで、ややタンニンが濃い目。
さっぱりとしたドライな飲み口なので、普段からお酒をよく飲む方には好まれるタイプです。
苦味や渋みを感じやすいワインなので、濃い味の牛肉料理と一緒に飲むと、旨味やベリー類の香りを楽しむことができます。
香り | ブラックベリー、ミント |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
3位 ホルフェ オルドネス セレクション ボデガス ブレカ
シックなブラックとイエローのラベルが印象に残るフルボディワインです。
濃いガーネット色が美しく、ベリーやチェリーの甘い香りとカカオのような香ばしいスパイスの香りが楽しめます。口当たりはまろやかで飲みやすい風味です。
お酒に飲み慣れた方、飲みやすいフルボディを探している方におすすめのワインです。
香り | カシス、シナモン |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
2位 パラモス・デ・ニカシア・ティンタ・デ・トロ
ヴィンテージ感のあるラベルがおしゃれなミディアムボディワインです。
ブルーベリーやアメリカンチェリーを連想させるフレッシュなベリー系の香りと、シナモンや胡椒などのスパイスが合わさった複雑な香りが特徴。渋みをはっきり感じられる味わいですが、全体はまろやかで丸く収まっている印象を受けます。
落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした時間のドリンクとして。また、牛肉料理や濃い味の魚料理のマリアージュとしておすすめのワインです。
香り | ブラックベリー、黒コショウ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
1位 レガリス クリアンサ
非常に人気の高い、テンプラニーリョ種の単一ワインです。味わいの評価は「ジューシー」と称されるほどで、ベリー類のフレッシュな甘みが濃厚なタイプです。
赤ワイン特有の、深い甘味と旨味を感じることができ、渋みは控えめなので、濃い味のワインが苦手な方にもおすすめです。
女性にも人気が高いため、プレゼントの1本やディナータイムの食中酒としてもおすすめです。
香り | ココナッツ、ミント |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
プレゼントを選ぶならこれ!5,000円~10,000円
6位 クネ リオハ インペリアル レセルバ
ロバート・パーカー氏が92点をつけるほど高評価を得たワイン。
ラズベリーのような赤い果実やバニラのニュアンスなど、様々な香りや味わいが複雑に絡み合っています。
力強く上品な味わいは、別世界にいるかのよう。
長い余韻とともにお楽しみください。
香り | ブルーベリー、ローストアーモンド |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |
5位 マルケス・デ・リスカル ティント・グラン・レセルバ
リオハ最古のワイナリーであるリスカル社のフルボディワインです。
オーク樽で2年半~3年。瓶で最低3年の熟成期間を経て販売される非常に手間隙がかかっているワインです。
風味は、どっしりとした赤ワインらしい酸味と渋みがあり、甘草やラズベリーのような甘さを感じることができます。
ボトルに巻いてある針金はスペインでは「高級なもの」とわかるように巻いてあるそうで、「贈り物」や「特別な日」などのちょっとインパクトを残したいシーンの1本としておすすめです。
香り | カシス、バニラ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★★☆ |
4位 ティント・ペスケラ・レセルバ
2011~2012年のヴィンテージが人気のフルボディワインです。
この期間のヴィンテージはロバート・パーカーによる評価が非常に高く、味わいや香りもよいと言うのが人気の理由です。美しいルビー色に、ココアやバニラのようなアロマとベリーの香りがエレガントで、力強い味わいと渋みが特徴。
ジビエやシンプルに焼いたお肉とのマリアージュがおすすめで、肉自体の旨味を引き出しながら、ワイン本来の風味もより一層楽しむことができます。
香り | ブルーベリー、シナモン |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★★☆ |
3位 インペリアル グラン・セレルバ
近年、注目のスペインワインの名門ワイナリーが製造するフルボディワインです。
スペイン国王(2018年現在)の結婚式でも使用されたワインで、スペインワインの歴史を変えたとも評価されるのがこちらのインペリアルです。
味わいはフルーティーで、華やかなアロマが特徴。きめ細かいタンニンはしつこさがなくエレガントな余韻が残ります。いただくときは高級な牛肉料理や熟成チーズとのマリアージュがおすすめの1本です。
香り | ラズベリー、バラ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
2位 アラヤ ティエラ
他の品種とブレンドされることの多いガルナッチャ・ティントレラ種を単一で使用した、珍しいワインです。
赤みがかった黒い色合いから連想される通りの濃いワインで、どっしりと重みを感じる風味があります。
味わいはブルーべリーのジャムやココアのような重みのある甘い味わい。香りは樽やナッツのような木製の香りにしっかりとベリー類の香りがすると評価されています。
いただくときはちょっといい牛肉のステーキなどと合わせてマリアージュを楽しんでほしい1本です。
香り | プラム、胡椒 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |
1位 マリア アロンソ デル イェロ
シンプルなラベルが印象的なテンプラニーリョ種の単一ワインです。
ウェブワイン誌「エルムンド・ヴィーノ」の責任者が「エレガンスを表現する究極のワイン」と評価したフルボディワインで、どっしりとしながらも繊細な風味が特徴。
ベリー類やチェリーのようなフルーティーなアロマと、ほんのり塩のようなミネラルが感じられます。
いただく時は濃い味のチーズやシンプルに焼いた肉料理とのマリアージュにピッタリなので、パーティーなどの1本におすすめです。
香り | カシス、アーモンド |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
憧れの一品!予算10,000円以上
5位 アマンシオシエラ・カンタブリア
高級ワインのなかでも万人受けしやすい風味で人気なワインです。
テンプラニーリョ種の艷やかなアロマとなめらかな酸味と渋みが特徴で、長期熟成による凝縮されたフルボディワインらしい味わいを楽しむことができます。
酸味や果実味を強く感じる事ができるワインなので、濃い味付けの牛肉料理や魚の煮付け料理のマリアージュに。ディナータイムの食中酒としておすすめの1本です。
香り | カカオ、バニラ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
4位 ドミニオ デ ピングス
2014年ヴィンテージで、「パーカーポイント100点」を達成した辛口のミィディアムボディワインです。
なんと言っても特徴は果実の香りよりもスパイシーさを強く感じられるその風味で、飲みにくいのかと思われますが、タンニンは丸く柔らかな印象。
ミィディアムボディながら、フルボディにも負けない凝縮されたワインの旨味を感じることができるタイプなので、ぜひアヒージョや牛肉の煮込みなどの濃い味の料理と一緒に。旨味と程よい酸味で非常に良いマリアージュが完成します。
香り | ブルーベリー、コーヒー |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★★☆ |
3位 テルマンシア
深い紫の色合いが美しく妖艶なフルボディワインです。
2004年にはパーカーコメントで「グレートヴィンテージのように熟成させるべきであり、50年は持つだろう。」と評価されたワインで、香りはフレッシュな果実の香りに、トリュフやバルサミコ酢のようなスパイスが香る芳醇で複雑なアロマが特徴です。
時間とともに風味が開いてゆくワインなので、時間や日をまたいでゆっくりとその変化を楽しむのがおすすめ。
香り | カシス、マッシュルーム |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★★☆ |
2位 ビーニャ バロリア
テンプラニーリョ種の単一ワインで、非常に古いヴィンテージが流通しています。
幻のワインと言われる1968年ヴィンテージでは、非常に品質の高いブドウが生産され、長期熟成された素晴らしいワインが作られました。
濃いガーネットの色合いと、バニラのようなスパイスに完熟したベリーのフレッシュなアロマが特徴で、デキャンタージュすることでさらに香りを開かせることができます。大切な人との記念日ワインとしておすすめです。
香り | ラズベリー、シナモン |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
1位 ベガシシリア ウニコ
スペインの高級ワインといえばコレと言われるほどの有名なフルボディワインです。
このワインは毎年必ず販売されるわけではなく、「最良のぶどうが実り」「醸造責任者が飲み頃になったと判断して」はじめて出荷されるため、非常に希少性が高いワインとなっています。
今回のウニコの飲み頃は2016~2029年と幅広く、熟成期間もすでに10年を超えるため非常に深い味わいが楽しめる1本に仕上がっています。誕生日や銀婚式などの記念日まで寝かせてから楽しみたいワインで、贈り物や記念としての購入がおすすめです。
香り | ナツメグ、ドライフラワー |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
スペインの赤ワインの美味しい飲み方
ここからはスペインの赤ワインの美味しい飲み方について紹介していきます。
今回紹介するのは以下の通りです。
・ワイングラス
・合わせる料理
ではそれぞれ見ていきましょう。
温度は16~20℃で保存しよう
スペインの赤ワインは16〜20℃で保存することがおすすめです。
フルボディの多いスペインの赤ワインは、16〜20℃で保存することで最もワインの魅力を引き出せます。
また中にはミディアムボディのワインもありますが、その場合は16℃近くで保存しておけば問題ありません。
しかし16~20℃での保存は冷蔵庫では難しく、夏場の場合は常温では劣化や腐敗の心配があります。
そこでスペインの赤ワインの保存には積極的にワインセラーを利用することをおすすめします。
ワインセラーを利用すれば赤ワインだけでなく、様々な種類のワインを適切に保存できます。
家庭用のワインセラーについてはコチラを参考にしてみてください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめワインセラー17選!家庭用にはコレ!
口の広いグラスがおすすめ
スペインの赤ワインを飲むときは口の広いグラスを用意しましょう。
スペインの赤ワインはミディアム~フルボディの赤ワインが多いため、香りを充分に楽しめる口の広いワイングラスがおすすめです。
具体的にはブルゴーニュ型やボルドー型のグラスが望ましいでしょう。
ぜひ自分に合ったワイングラスを選んでみてください。
またワイングラスについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめのワイングラス15選!種類とブランドも紹介
デキャンタージュでさらに楽しむ
スペインの赤ワインを飲むときは、デキャンタを使ってみてみることもおすすめです。
デキャンタージュは若い赤ワインや熟成させた赤ワインをまろやかにしたり、渋みを取り除くことができます。
デキャンタージュによって味わいが変化することをぜひ楽しんでみてください。
リーズナブルなワインでは違いがあまり分かりづらいため、デキャンタージュするワインは5,000円以上がおすすめです。
しかしデキャンタという言葉を知っていても、使い方や選び方がわからない方も多いでしょう。
デキャンタについてより詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。
>>デキャンタとは?使い方から、おすすめのデキャンタ10選をご紹介!
相性が良い料理は肉類
ここではスペインの赤ワインと相性の良い料理について紹介していきます。
スペインの赤ワインと相性の良い自分だけのマリアージュを見つけてくださいね。
・濃厚なソースのハンバーグステーキ
・牛肉、豚肉をワインやトマトでじっくり煮込んだ料理
・すき焼き
・肉汁溢れる手作りハンバーガー
・ワインを加えてよく煮込んだシチュー
・鹿肉ステーキ赤ワインソース
・マグロのレアカツ
スペインの赤ワインの多くはミディアム~フルボディのワインのため、肉類全般が非常におすすめです。
スペインの赤ワインのタンニンの奥深さを引き出すために、特に濃い味付けで楽しむとよいでしょう。
長期熟成の赤ワインなら特に濃い味付け、若飲みなら少し優しくなど工夫してみると、自分にピッタリのマリアージュが見つけられますよ。
またスペインの赤ワインと合わせておつまみを楽しみたい方は、こちらをご覧ください。
>>【ソムリエ厳選】赤ワインにおすすめのつまみ!手軽に買える物から簡単レシピまでご紹介!
- ・高い
- ・飲み切るのが大変
- ・他と比較できない
という悩みがありますよね。
ホームワインは高級ワインが100mlで4本ずつ届くから、ワインの違いをわかりたい方にオススメ。本サイトの編集長ソムリエ佐々木が監修した学習コンテンツや、2023年にスタートしたソムリエによるコンシェルジュサービスも大人気。
ワインをもっと楽しむために、始めない理由がありません!▼
※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。
スペインの赤ワインを楽しもう!
スペインワインの種類の豊富さや、味わいの豊かさは本場フランスに負けていません。
ぜひ、今回の選び方のポイントを参考にして、世界でも急成長を遂げるスペインワインを楽しんで下さい。
関連記事
【ソムリエ監修】リオハの人気おすすめ赤ワイン18選!特徴も解説
リオハといえば、ワイン生産の75%を赤占める、スペインを代表する赤ワインの産地! ただ、リオハの赤ワインと
【ソムリエ監修】リベラ・デル・ドゥエロのおすすめ赤15選!産地の特徴、選び方など解説!
スペインのカスティーリャ・イ・レオン州にあるリベラ・デル・ドゥエロは、テンプラリーニョの生産地として非常に名の知