【ソムリエ監修】リオハの人気おすすめ赤ワイン18選!特徴も解説

2019/04/25 おすすめ赤ワイン

リオハといえば、ワイン生産の75%を赤占める、スペインを代表する赤ワインの産地!

ただ、リオハの赤ワインといっても種類も多く、どれを選んでよいか迷ってしまいますよね?

そこで今回はリオハの特徴や赤ワインの選び方、人気おすすめ18選を紹介していきます!

ぜひ自分にぴったりのリオハの赤ワインを見つけてくださいね。


執筆者/監修者

佐々木 健太

J.S.A. ソムリエ・エクセレンス

ソムリエ/年間受講者数日本一を誇るカリスマワインスクール講師  21歳でソムリエ資格を取得。南フランスにある一つ星レストラン「Keisuke Matsushima」にて研鑽を積み、帰国後は南青山「L’AS」を経て、株式会社WINE TRAILを創業。ワインのサブスク「HOME WiNE」を手掛ける。YouTubeチャンネル「ソムリエ佐々木」を運営。第9回全日本最優秀ソムリエコンクールファイナリスト。

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※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。

 

リオハの赤ワインの特徴

リオハの赤ワインの特徴

ここではリオハの赤ワインの特徴を解説します。

スペインを代表する赤ワインの産地

そもそもリオハはスペインを代表する赤ワインの産地として有名です。

夏冬どちらも厳しい暑さや寒さはなく、安定した気候が特徴。

味わいの特徴

栽培品種は、テンプラニーリョが一番多く、全体の約80%を占め、リオハ赤ワインのベースとなっています。

一般的にはこのテンプラニーリョに他の品種をブレンドして生産されますが、近年では、テンプラニーリョのみを使用したワインなど単一の品種によるワインも登場しています。

赤ワインは若飲みタイプから長期熟成タイプまで造られていますが、コクのあるものが多いです。

 

アメリカンオーク樽による香りの特徴

リオハの赤ワインは伝統的にアメリカンオーク樽を使って熟成されてきました。アメリカンオーク樽を使うとバニラやココナツのような甘い風味が出ます(最近ではフレンチオーク樽を使う生産者も多くなってきています)。

スペイン産の生ハムなどと相性が良いです。

 

熟成期間によるランク付け

伝統的にリオハのワインはアメリカンオーク樽でどれだけ長く熟成させるかで価値が決められてきました。

赤ワインとロゼ・白ワインでは熟成規定が異なり、赤ワインの方が熟成規定は厳しいです。

 

リオハの赤ワインの選び方

リオハの赤ワインの選び方

ここではリオハの赤ワインの選び方について紹介していきます。

リオハの赤ワインの選び方は大きく分けて品種・サブゾーン・樽熟成の期間の3つです。

では早速見ていきましょう。

品種で選ぶ

リオハの赤ワインではテンプラニーリョが主体で、ガルナッチャ(グルナッシュ)、モナストレルの2つを補助品種として使用さることが多いです。

 

テンプラニーリョ

テンプラニーリョはスペインで最も栽培されている黒ぶどう品種です。リオハの赤ワインを象徴する品種でもあります。スペイン全国で栽培されていて、他の地域では、ティント・フィノ、ティント・デ・トロ、センシベルなどと呼ばれています。テンプラニーリョは「早熟な」という意味で、名前のとおり熟すのが早い品種です。

テンプラニーリョの赤ワインはタンニンと酸が豊かで、華やかな香りがします。樽熟成させたリオハのテンプラニーリョはバニラ、なめし皮、タバコのような風味が出てきます。

テンプラニーリョは気候に寒暖差がある方が持ち味の酸が生きます。そのためリオハの中でも標高が高いか海風の影響を受けて涼しいエリアで、豊かな酸をもつ高品質のテンプラニーリョができます。

 

ガルナッチャ(グルナッシュ)

ガルナッチャは暖かく乾燥した地域で栽培され、糖度とアルコール度が高く、酸味は低い品種です。フランスでは「グルナッシュ」と呼ばれます。

ガルナッチャはリオハの中では標高の低い、地中海性気候の影響を受けたエリアで栽培されます。

イチジクのような豊かな果実味、クローヴやチョコレートのような風味があります。

ガルナッチャはスペインでも他の地域でも単一品種のワインというより、他の品種とブレンドされることが多いです。

 

モナストレル

モナストレルは地中海エリアで栽培される品種です。フランスで「ムールヴェードル」と呼ばれています。酸とタンニンが強く、長期熟成に向きます。

モナストレルは濃い色と渋みを与える役割を持ち、他の品種にブレンドされて使われます。

サブゾーンで選ぶ

リオハには注目すべき3つのサブゾーンがあります。

それぞれに特徴があるので、好みのサブゾーンを見つけてくださいね。

熟成ワインを楽しむなら「リオハ・アルタ」

リオハの西部にある産地で起伏があることが特徴。

長期熟成向けのワインが多く、酸の豊かなフルボディを楽しみたい方におすすめのサブゾーンです。

若飲みに適している「リオハ・アラベサ」

リオハ・アルタの北に位置しており、日当たりが良い南向きのはぶどう畑が多いことから早熟しやすい特徴があります。

若飲みに適したフルーティーなワインが多く、軽やかなリオハの赤ワインを楽しみたい方は、リオハ・アラベサを選んでみてはいかがでしょうか。

アルコール度数が高い「リオハ・バハ」

リオハ・バハはリオハの東部に位置しています。

平地が多く、高い気温と乾燥した気候が特徴的。

アルコール度の高い赤ワインが多く生産されているため、強いアルコールを楽しみたい方におすすめです。

熟成期間で選ぶ

リオハには、スペインの他の地域とは異なる独自の熟成規定があります。

 

リオハ

単に「リオハ」とだけラベルに記載されていたら、それは若飲みタイプのワインです。骨格や樽の風味は感じられませんが、テンプラニーリョやガルナッチャの果実本来の味わいがあります。

1,000円台前半で入手できます。

 

クリアンサ

「クリアンサ」は収穫年の10月1日から約2年樽と瓶で熟成(うち12か月は樽熟成)させた赤ワインのラベルに記載できます。

だいたい2,000円前後で手に入ります。適度にリッチでタンニンが感じられ、コストパフォーマンスが良いリオハワインです。

 

レセルバ

「レセルバ」は36か月以上熟成(うち12か月は樽熟成)させた赤ワインのラベルに記載できます。

多くの場合「レゼルバ」は最低期間よりかなり長めに熟成させ、高品質なぶどうを使っています。より熟成感が感じられるリオハワインです。

「レセルバ」は3,000円以上するものが多いです。

 

グラン・レセルバ

「グラン・レセルバ」は、24か月以上は樽熟成、36か月以上は瓶で熟成させた赤ワインのラベルに記載できます。

リオハの赤ワインの中で一番骨格のしっかりとしたランクです。ぶどうも最良のものを使っています。10年、20年寝かせて熟成感を楽しめるワインです。

「グラン・レゼルバ」は4,000円以上するものが多いです。

リオハのおすすめ赤ワイン18選

スペインを代表するリオハの赤ワインは、手軽に楽しめる2,000円以下のものから、オーク樽を使った長期熟成のワインまで幅広くあります。
日常のテーブルワインとして楽しんだり、人をもてなす時の普段よりちょっといいワイン、そして、お祝いなどのときに楽しみたいとっておきのワインなど、様々なシチュエーションに合わせて予算を決め選ぶことができます。
値段別におすすめのワインをセレクトしました。

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デイリーワインにおすすめ!予算2,000円

6位

マルケス・デ・グリニョン セレクション・エスペシャル クリアンサ

詳細情報
品種:‎テンプラニーリョ
味わい:フルボディ

リオハ・アルタに位置するぶどう畑で、丁寧に手摘みされて生み出されたワイン。

昼夜の寒暖差をうまく利用しており、糖度と酸のバランスの良い調律を楽しめます。

アメリカンオーク樽で18か月熟成を経て、バニラの風味が漂う味わいが魅力的。

リーズナブルにリオハらしい赤ワインを楽しみたい方にはおすすめです。

香りプラムジャム、オールスパイス、バニラ
酸味★☆☆☆☆
ボディ★★★★☆
渋み★★☆☆☆
佐々木
リオハ・アルタはリオハで最も歴史が長く、リオハを代表する著名な生産者が集中しています。酸味が大人しく、リッチでコクのある味わいが楽しめます。

5位

ラソン ボデガス・ヴァルサクロ

詳細情報
スペイン、フルボディ、ボデガス・ヴァルサクロ

低価格のテーブルワインですが、リオハのブドウを使い丁寧に造られたワインです。
安さの秘密は、Vino de Autor(醸造家のこだわりのワイン)として造られる、
DOCaの法律に縛られないワインだからです。

平均樹齢は35年、うちグルナッシュは樹齢70年以上の古木のブドウを使っており、本来ならリオハ産の高級ワインになるはずだったブドウを使って造っているので、低価格でも驚きの美味しさです。

ミディアムボディで、色は綺麗なルビーのワインです。プラムやイチゴの甘さを感じ、少しのバニラの香りとのバランスはよく複雑味のある味わいです。

香りプラム、イチゴ、バニラ
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★☆☆
佐々木
樹齢が古くなると収穫量が減ります。しかし房の数が少なくなることで風味の凝縮した高品質なブドウとなります。まさに天然の間引きといえるでしょう。

4位

クネ リオハ/クリアンサ

詳細情報
スペイン、ミディアムボディ、ドラジェ

130年以上も家族経営でワインを造っており、リオハの伝統を重んじながらも、常に進化することを目標に努力をしている、スペインを代表する革新的なワイナリーです。
樹齢30~40年のブドウを使用し、アメリカンオーク樽で12ヶ月熟成させています。若々しいスパイスの香りとバランスの良い酸味が特徴で、口当たりがエレガントです。ブルゴーニュのような香りの高さと、ボルドーのような重厚感を楽しめます。

香りアメリカンチェリー、シナモン、腐葉土
酸味★☆☆☆☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★☆☆
佐々木
まさにリオハを代表する著名な生産者で、質だけでなく量も多く生産していることから国内のワインショップやレストランでも見かけることができるでしょう。パワーに頼ることなく、力強さのなかにも確かな熟成感や発展的な香りが顕著に感じられ、1500円前後のワインのなかではコスパが頭一つ抜きんでています。

3位

ラクリムス・5・テンプラニーリョ


このボデガでは、土壌、地層の個性をリスペクトしたワイン造りに取り組んでいます。

この畑の土壌は石灰質を基調として粘土質と白亜が混じっています。さらに、ロースト後、その半分を削り取ったアメリカンオークの新樽で5ヶ月間熟成させています。熟したベリーの風味や、樽のバニラやカカオの香りが溶け込み、絶妙なバランスを感じます。力強い骨格としっかりとした果実感があります。

香り炒ったアーモンド、バニラ、カカオ
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★★☆
佐々木
樽の影響が強く前面に出ており、ローストしたコーヒー豆や、バニラのような甘い香りがグラスから溢れ出てきます。

2位

シグロ(赤) 2015 リオハDOCa

詳細情報
スペイン、辛口/ミディアムボディ、サントリー

シグロというのは、英語で言うセンチュリーで世紀を意味しています。
麻布に包まれたボトルがスペインらしさを感じさせます。
価格は比較的安いのに、ソフトで芳醇な味わいは、フランスの赤ワインにも引けを取らず、クオリティが高いので、大変人気があります。華やかな香りのなめらかな味わいが特徴のミディアムボディの赤ワインで、食事と合わせやすいので人気なのも頷けます。

香りチェリー、ナツメグ、カカオ
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★☆☆☆
佐々木
ほどよく熟成が進んでいることで、香りの要素が増え深みがもたらされており、味わいは荒々しさが消えバランスが整っています。どの銘柄のワインを飲むかも重要ですが、飲み頃を迎えたワインを、つまり「いつ飲むのか」が大切なのもワインの醍醐味といえるのではないでしょうか。

1位

オトニャル ホーベン ティント

詳細情報
スペイン、辛口/ミディアムボディ、ボデガス オラーラ

値段に騙されてはいけません。こちらは、2,000円以下のお手頃なワインですが、インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション(IWSC)にて、ベストワイナリースペインを獲得した、ボデガス オラーラが造るリオハの赤ワインなのです。
このワインは、世界的に有名なワイン評論家のパーカー氏が絶賛した赤ワインです。
さらに、ベルリン ワイン トロフィーでも、2012、2013、2016と2年連続を含む3回の金賞を受賞している実力のあるワインです。
色は少し紫がかった深いチェリーレッドで、赤い果実を感じさせる香りが特徴です。
フルーティーな風味と、滑らかな口当たり、最後に爽やかさを感じる、そんなワインです。

香りラズベリーのジャム、ビーフジャーキー
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★☆☆
佐々木
リオハでは珍しい樽の影響が控えめなワインに仕上がっています。その分ブドウ本来のニュアンスが前面に出ており誤魔化しのきかないスタイルですが、数々の賞を受賞しているのも納得の出来栄えです。

2,000円以下のリオハ赤ワイン比較表

商品画像オトニャル ホーベン ティントシグロ(赤) 2015 リオハDOCaラクリムス・5・テンプラニーリョクネ リオハ/クリアンサラソン ボデガス・ヴァルサクロ マルケス・デ・グリニョン セレクション・エスペシャル クリアンサ
商品名オトニャル ホーベン ティントシグロ(赤) 2015 リオハDOCaラクリムス・5・テンプラニーリョクネ リオハ/クリアンサラソン ボデガス・ヴァルサクロ マルケス・デ・グリニョン セレクション・エスペシャル クリアンサ
詳細スペイン、辛口/ミディアムボディ、ボデガス オラーラスペイン、辛口/ミディアムボディ、サントリースペイン、辛口スペイン、ミディアムボディ、ドラジェスペイン、フルボディ、ボデガス・ヴァルサクロ品種:‎テンプラニーリョ
味わい:フルボディ
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

週末や来客などがある日に2,000円~5,000円

6位

ムガ レセルバ

詳細情報
品種:‎テンプラニーリョ
味わい:ミディアム~フルボディ

リオハ・アルタにぶどう畑を持つボデガス・ムガは、手摘みによる丁寧な収穫が特徴的なワイナリー。

24か月という非常に長い期間、樽熟成させることで、広がりや奥行きを感じられる味わいが魅力的です。

タバコやコーヒー、ラズベリーのような果実味を感じられ、繊細かつ複雑に絡み合っているワインとなっています。

香りラズベリー、タバコ、セージ
酸味★☆☆☆☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★☆☆
佐々木
何と熟成に用いられる樽を自社で製造しており、最新のワイナリーでワインへのこだわりを貫ける体制を整えています。長期熟成させることで樽のニュアンスが完璧に液体に溶け込んでいます。

5位

2015年 アルトス・イベリコス・クリアンサ / トーレス スペイン リオハ

詳細情報
スペイン、辛口/ミディアムボディ、エノテカ

ペネデス地方でワインを造り続けて、140年以上という長い歴史を持つワイナリーのトーレスが出しているのがこのワインです。生ハムとの相性が抜群のワインですが、合わせられるのは生ハムだけではありません。

タパスやパエリヤ、アヒージョなどのお料理とも合い、「これぞスペインワイン!」とも言えるような、どんなお料理でも合わせやすいワインです。
シンプルにグリルした牛肉や豚肉などの肉料理に合わせると、ジューシーな果実味と適度にスパイシーなニュアンスがお肉の旨みをさらに引き立てます。

香りイチゴジャム、シナモン、ブラックオリーブ
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★☆☆☆
佐々木
生ハムに合わせる赤ワインは、渋味の少ないミディアムボディのワインが最適です。世界各地に進出している大手ワイナリーが造る安定感抜群のワインです。

4位

リオハ・ティント ライオス・ウヴァ オリヴィエ・リヴィエール


低価格でカジュアルなワインなのに、ハイレベルなワインのように感じます。
ブドウが育つのは、標高450mで、丸石と泥土を含む砂質土壌です。セパージュは、テンプラニ―リョ50%、グラシアーノ40%、ガルナッチャ10%で、それをステンレスタンクとフードルで10ヶ月発酵・熟成させました。
綺麗なガーネットの色をしており、わずかながらクランベリーやアセロラの風味、ハーブや土の芳香を感じます。 ほんのり甘やかな艶を感じる赤系の果実味に、酸とミネラルがバランス良く組み合わさっています。

香りクランベリー、アセロラ、ローズマリー
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★☆☆
佐々木
その土地で収穫されたブドウの良さを消すことなく、樽の影響を控えめに造られています。かといって物足りなさを感じることは全くなく、凝縮した味わいが楽しめます。

3位

プエージェス・リオハ・レセルバ 2008


プエージェス家は先祖代々この地でブドウ栽培を行っていた家族経営のボデガです。
オーガニック栽培にこだわり、天然酵母しか使用していません。
色は、濃厚なガーネットで、イチジク、ラズベリーの香りや、柑橘系のアロマも感じられます。アメリカンオーク樽とフレンチオーク樽を使い丁寧に熟成されており、まず感じられるのが、クローブ、シナモン、ナツメグなどのスパイスの香り、続いて、杉、タバコの葉、紅茶、マッシュルーム、ミネラルが感じられます。

香りイチジク、タバコ、紅茶
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★★☆
佐々木
ワインの醸造においては、リスクなくスムーズな発酵を促す必要があるため「培養酵母」を使用することが基本です。しかし、自然界にも酵母を存在しており、ブドウの皮に付着します。その「天然酵母」そ使用することでよりその土地ならではの味わいの追求した意欲作です。

2位

ヴァレンシソ リオハ・レゼルヴァ

詳細情報
スペイン、フルボディ、ヴァレンシソ

畑を大切にし、殺虫剤などの化学薬品は使わず、有機農法に加えビオディナミの手法も取り入れて栽培されています。剪定やビオディナミ 特有の調剤をまく時期を月の運行に合わせて決めるなど、こだわりが見られます。
厚みのあるアロマを目指して造られているワインで、赤いベリーの香りが際立ち、新鮮さと濃度のバランスが心地よく、長めの余韻を楽しめます。

香りザクロ、ローズマリー、ミント
酸味★★★☆☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★★☆
佐々木
「美味しいワインは畑から」という哲学を貫いており、世界中のソムリエ・ジャーナリストから評価の高い気鋭のワイナリーです。

1位

マルケス・デ・リスカル・ティント・レセルヴァ[2013]年・DOCリオハ

詳細情報
スペイン、辛口/フルボディ、サッポロビール

スペイン・リオハ地方最古のボデガで、DOCaリオハのワインでありながら、カベルネ・ソーヴィニヨンの使用を認められている唯一のボデガです。樹齢15年~30年のブドウから醸造され、ブドウは全て手作業にて選定が行われています。
アメリカンオーク樽で長期間にわたって熟成させており、最初はフルーティーな香りがし、次にオークやチーズの香りが感じられます。
やや長めのタンニンが口の奥の方で感じられます。

香りカシス、シナモン、針葉樹
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★☆☆
佐々木
リオハにおける樽熟成の礎をつくったとされる伝統的なワイナリーです。

2,000円~5,000円のリオハ赤ワイン比較表

商品画像マルケス・デ・リスカル・ティント・レセルヴァ[2013]年・DOCリオハヴァレンシソ リオハ・レゼルヴァプエージェス・リオハ・レセルバ 2008リオハ・ティント ライオス・ウヴァ オリヴィエ・リヴィエール2015年 アルトス・イベリコス・クリアンサ / トーレス スペイン リオハムガ レセルバ
商品名マルケス・デ・リスカル・ティント・レセルヴァ[2013]年・DOCリオハヴァレンシソ リオハ・レゼルヴァプエージェス・リオハ・レセルバ 2008リオハ・ティント ライオス・ウヴァ オリヴィエ・リヴィエール2015年 アルトス・イベリコス・クリアンサ / トーレス スペイン リオハムガ レセルバ
詳細スペイン、辛口/フルボディ、サッポロビールスペイン、フルボディ、ヴァレンシソスペイン、フルボディスペインスペイン、辛口/ミディアムボディ、エノテカ品種:‎テンプラニーリョ
味わい:ミディアム~フルボディ
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

特別な日に!5,000円以上

6位

クネ コンティノ ガルナッチャ

詳細情報
品種:‎ガルナッチャ(グルナッシュ)100%
味わい:ボディ

ガルナッチャをメインに使った赤ワイン。

樹齢30〜60年の木からなるブドウを手摘みで収穫し、22か月もの間フレンチオーク樽で熟成しています。

黒コショウのようなスパイシーな刺激と、サクランボのフルーティーな果実味のバランスが良い味わいです。

香りサクランボ、黒コショウ、ダークチョコレート
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★★★
渋み★★★★☆
佐々木
リオハの伝統は、リオハ各地の畑から良質なブドウを集め一つのワインに仕上げるという手法ですが、この「コンティノ」は単一畑に古くからこだわり続けているパイオニアとして有名です。その分生産量は少ないですが、今注目の「単一畑のリオハワイン」を語るには決して外すことのできないワインでしょう。

5位

ロダ・ウノ・レセルバ 2009


ロダでは樹齢30年以上の樹から収穫されるブドウしか使用しないというこだわりがあります。ボデガス・ロダの歴史は比較的浅く、1991年設立の造り手ですが、最新技術と設備を導入してあっという間にリオハのトップ・ボデガになりました。
果実味が豊かで、チェリー、ラズベリー、クランベリーなどの赤い果実の芳香がグラスから溢れんばかりです。樽の香りは抑えめで、ほのかにクリーミーな印象があります。フルーティーでフレッシュ、そしてどこか涼やかな果実味が特徴で、繊細な酸と上質な旨みがじわじわと口中に広がります。

香りクランベリー、腐葉土
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★☆☆
佐々木
スペイン最古の歴史を誇るリオハにおいて、90年代に設立された新しいワイナリーです。たった30年足らずでリオハの顔となったワイナリーの哲学を閉じ込めたワインです。

4位

インペリアル グラン レセルバ 2009 クネ DOCaリオハ


ほぼ全員が女性醸造家であり、醸造責任者も女性が務める、女性醸造家チームの手掛ける有名なワインです。
ブドウのセパージュは、テンプラニーリョ85%、グラシアーノ10%、マスエロ5%で、それをフレンチオーク樽やアメリカンオーク樽でしっかり熟成させています。エレガントでフレッシュなスタイルが特徴で、完熟した赤系果実を連想させる深い香りと、オーク由来のスパイス、かすかなバルサミコの香りがあります。バランスの良いタンニンを持ち、複雑で洗練された味わいです。

香りプラムのコンポート、モカ、バルサミコ
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★★☆
佐々木
「クネ」のトップレンジは名前を変え「インペリアル」として販売されます。より高品質なブドウにこだわり抜き、リオハのトップ生産者としての風格を感じることができる一本です。

3位

マルケス・デ・ムリエタ イガイ レセルバ エスペシャル


ボデガの創設は1852年と古く、スペインの銘醸地リオハを代表する名門ワイナリー、マルケス・デ・ムリエタ。
フラッグシップのイガイは、リオハ・アルタに300ヘクタールを構える、自社畑で育ったブドウで造られており、なんと、平均樹齢八十年という古樹になるブドウが使用されています。畑は水はけがよい土壌で、ミネラルに富んでいるので、複雑味を持ったワインが生まれます。
凝縮した豊満な果実味の中にスパイスを感じることができ、力強くもエレガントなワインです。

香り炒ったアーモンド、バニラ、カカオ
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★★☆
佐々木
上質なワインの生産の為には時間と労力を厭わないひたむきさが必要です。このワインは、広大な自社畑の中から最良のブドウを集められて生産されており、贅沢な一本に仕上がっています。

2位

ラ・クエバ・デル・コンタドール [2003] ベンハミン・ロメオ


数々の高品質な銘柄が誕生し、世界的な評価を受けているリオハという銘醸地において、ベンハミン・ロメオは トップクラスの実力者として知られています。 ラ・クエバ・デル・コンタドールはスペインの天才醸造家、ベンハミン・ロメオの熟成ヴィンテージワインです。

香りイチジク、カカオ、腐葉土
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★★☆
佐々木
ワインは最後は人が造るものです。原料ブドウが素晴らしくても、それを1つの作品に仕立て上げる人間の存在が必要です。気鋭のワインメーカーが表現するリオハを体験してみては如何でしょうか。

1位

カスティーリョ イガイ グラン レセルバ エスペシャル 2009

詳細情報
生産者:マルケス・デ・ムリエタ
品種:テンプラニーリョ(81%)マズエロ(19%)
生産地:リオハ

さまざまな情報誌でベストリオハと評価され、「王の中の王」と呼ばれるワインです。

決してリーゾナブルとは言えない価格ですが、このワインを飲んだ方は口を揃えて「コスパが良い」と言います。

つまり金額に見合う以上の素晴らしいワインだというわけですね。

料理と一緒なら、肉料理、特にステーキと合わせるのがおすすめ。

特別な日に最高級のワインと、最高級の肉料理で至福の時間を過ごしてみてください。

香りチェリーコンポート、杉、ドライハーブ、埃
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★★☆
佐々木
わかりやすさを求める方には向いていないが、一折のリオハワインを体験した後に、一度は飲んで頂きたい一品です。時間を忘れて没頭することのできる芸術作品といえるでしょう。

5,000円以上のリオハ赤ワイン比較表

商品画像カスティーリョ イガイ グラン レセルバ エスペシャル 2009ラ・クエバ・デル・コンタドール [2003] ベンハミン・ロメオマルケス・デ・ムリエタ イガイ レセルバ エスペシャル インペリアル グラン レセルバ 2009 クネ DOCaリオハ ロダ・ウノ・レセルバ 2009クネ コンティノ ガルナッチャ
商品名カスティーリョ イガイ グラン レセルバ エスペシャル 2009ラ・クエバ・デル・コンタドール [2003] ベンハミン・ロメオマルケス・デ・ムリエタ イガイ レセルバ エスペシャルインペリアル グラン レセルバ 2009 クネ DOCaリオハロダ・ウノ・レセルバ 2009クネ コンティノ ガルナッチャ
詳細生産者:マルケス・デ・ムリエタ
品種:テンプラニーリョ(81%)マズエロ(19%)
生産地:リオハ
スペイン、ドラジェスペインスペイン、辛口/フルボディ、クネスペイン、フルボディ、RODA(ロダ)品種:‎ガルナッチャ(グルナッシュ)100%
味わい:ボディ
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

リオハの赤ワインのおいしい飲み方

リオハの赤ワインのおいしい飲み方

ここではリオハの赤ワインの美味しい飲み方について紹介します。

今回紹介するのは温度・グラス・飲み方のコツです。

では解説していきます。

温度は16~20℃で保存しよう

リオハの赤ワインは16~20℃で保存することがおすすめです。

ミディアム~フルボディの多いリオハワインは、16~20℃で赤ワインを保存することによって一番タンニンの奥深さや味わいを充分に楽しめます。

具体的にはミディアムボディなら約16℃、フルボディなら約20℃で保存しましょう。

しかし16~20℃での保存は冷蔵庫では難しく、夏場の場合は常温では劣化や腐敗の心配がつきまといます。

そこでリオハの赤ワインの保存には積極的にワインセラーを利用することをおすすめします。

ワインセラーを利用すればリオハの赤ワインだけでなく、様々な種類のワインを適切に保存できます。

家庭用のワインセラーについてはコチラを参考にしてみてください。

>>【ソムリエセレクト】おすすめワインセラー17選!家庭用にはコレ!

口の広いグラスがおすすめ

リオハの赤ワインを飲むときは口の広いグラスを用意しましょう。

リオハの赤ワインはミディアム~フルボディの赤ワインが多いため、香りを充分に楽しめる口の広いワイングラスがおすすめです。

具体的にはブルゴーニュ型やボルドー型のグラスが望ましいでしょう。

ぜひ自分に合ったワイングラスを選んでみてください。

またワイングラスについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

>>【ソムリエセレクト】おすすめのワイングラス15選!種類とブランドも紹介

スワリングで香りを楽しむ

リオハの赤ワインを飲む際は、ワイングラスを軽く回して香りを楽しむことがおすすめです。

「スワリング」は香りを感じるためにグラスを回す行為で、赤ワインのような香りが特徴的なワインを楽しむ際に行われます。

スワリングをする際には、右利きの方であれば反時計回りにグラスを回しましょう。

グラスを内側方向へ回すことで、ワインがこぼれたときでも自分側にワインがこぼれるため周囲の方に迷惑がかかりにくいです。

またワイングラスを回さずに傾けて香りを引き出す方法も近年主流ですので、試してみてはいかがでしょうか。

ぜひどちらも試してみて自分に合った方法で赤ワインを楽しんでくださいね。

デキャンタージュでさらに楽しむ

リオハの赤ワインを飲むときは、デキャンタを使ってみましょう。

デキャンタージュは若い赤ワインから、熟成させた赤ワインをまろやかにしたり、渋みを取り除くことができます。

デキャンタージュによって味わいが変化することをぜひ楽しんでみてください。

ちなみにデキャンタを使ってワインを空気に触れさせることを「デキャンタ―ジュ」と言いますよ。

しかしデキャンタという言葉を知っていても、使い方や選び方がわからない方も多いでしょう。

デキャンタについてより詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。

>>デキャンタとは?使い方から、おすすめのデキャンタ10選をご紹介!

相性が良い料理は肉類

リオハの赤ワインと相性の良い料理

ここではリオハの赤ワインと相性の良い料理について紹介していきます。

リオハの赤ワインと相性の良い自分だけのマリアージュを見つけてくださいね。

リオハの赤ワインに合う料理

・濃厚なソースのハンバーグステーキ
・牛肉、豚肉をワインやトマトでじっくり煮込んだ料理
・すき焼き
・肉汁溢れる手作りハンバーガー
・ワインを加えてよく煮込んだシチュー
・鹿肉ステーキ赤ワインソース
・マグロのレアカツ

リオハの赤ワインの多くはミディアム~フルボディのワインのため、肉類全般が非常におすすめです。

リオハの赤ワインのタンニンの奥深さを引き出すために、特に濃い味付けで楽しむとよいでしょう。

またミディアムボディのリオハ赤ワインの場合は、上記の料理を優しい味付けにするとよく合うようになります。

長期熟成の赤ワインなら特に濃い味付け、若のみなら少し優しくなど工夫してみると、自分にピッタリのマリアージュが見つけられますよ。

またリオハの赤ワインと合わせておつまみを楽しみたい方は、こちらをご覧ください。

>>【ソムリエ厳選】赤ワインにおすすめのつまみ!手軽に買える物から簡単レシピまでご紹介!

リオハの赤ワインを楽しもう!

リオハの赤ワインを楽しもう!

いかがでしたか。スペインのワインを代表するリオハの赤ワインをご紹介しました。

テーブルワインとして気軽に飲むことができるワインから、フランスのボルドーやブルゴーニュにも引けを取らないプレミアムなワインまで選ぶことができます。

フルボディでしっかりとした口当たりが、赤ワイン好きな方には気に入っていただけるワインだと思います。

ぜひ、リオハのワインを楽しんでみてください。

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