「山梨で赤ワインは作られている?」
「山梨の赤ワインでおすすめの銘柄は?」
ここ数年、日本ワインは国内外から大きな注目を集めており、その日本ワインの中で最も評判が高いのが山梨県のワイン。
国内ワイン生産者の7割が集中する山梨県は、甲州種の白ワインのイメージが強いですが、赤ワインも豊富です。
しかし、山梨で生産されている赤ワインについて、全く知らないという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、山梨の赤ワインの特徴、選び方のコツから、おすすめ赤ワイン20選をソムリエがご紹介。
全国でも珍しい一升瓶ワインや、合わせる料理なども紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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山梨の赤ワインの特徴
しっとりとフルーティーな味わい
日本屈指のワイナリーが揃う山梨県。
そんな山梨県で生産される赤ワインは、しっとりとしたフルーティーな味わいが特徴です。
主な生産地である甲州盆地は雨量が少なく、昼夜の寒暖差の大きい気候風土。
ワイン用のブドウ栽培を行うには最適な条件が揃っています。
主に栽培されているブドウは日本固有の品種であるマスカット・ベーリーA。
カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどの国際品種の栽培も行われています。
醤油や味噌などと相性が良い
山梨の赤ワインは和食との相性が抜群です。
国産の赤ワインからは醤油やみりん、甘酒などの風味が感じられると言われています。
そのため、醤油や味噌を使った和食に山梨の赤ワインは最適と言えるでしょう。
海外産のワインは酸味や渋みの主張が強すぎて、和食とは合わせにくいことも。
一方で、山梨の赤ワインは強すぎない落ち着いた味わいがあります。
素材の個性を楽しむ繊細な味わいの和食にもぴたりと寄り添ってくれるのです。
和食とワインの組み合わせに悩んでいる方は、山梨の赤ワインを検討してみてはいかがでしょうか。
山梨の赤ワインの選び方
山梨の赤ワインは実に多様です。
山梨の赤ワインを選ぶポイントは4つあります。
・味わいで選ぶ
・ボディで選ぶ
・品種で選ぶ
・価格で選ぶ
以下で順に解説していきます。
さまざまな選び方で好みの赤ワインを見つけましょう。
味わいで選ぶ
山梨県では辛口はもちろん、甘口のワインも生産されています。
味わいの好みは美味しいワイン選びの大きなポイントとなるので、どちらが好みかしっかりと抑えておきましょう。
初心者も親しみやすい甘口
甘口の赤ワインは、ワインに馴染みのない方にも飲みやすい仕上がりとなっています。
山梨県では昔から甘口のワインが生産されていました。
いまでこそ食事との相性から辛口ワインが主流ですが、昭和後期まではフレッシュで甘口なワインが人気があったようです。
使われる品種はマスカット・ベーリーAやカベルネ・ソーヴィニヨンなどさまざま。
国産のぶどうで造っていないものも多いので、裏ラベルをしっかりチェックしましょう。
料理に合わせやすい辛口
赤ワインといえば辛口が人気。
ドライな味わいは料理に合わせやすく、軽やかなタイプからどっしりとしたタイプまで多様です。
山梨の赤ワインは華やかな香りがあるので、辛口でも飲みやすい銘柄が多くあります。
また、ミディアムボディのワインが中心で、日常の食卓に合わせやすい点も特徴。
和食とのペアリングを楽しみたい方は、辛口を選ぶことをおすすめします。
ボディで選ぶ
赤ワインを選ぶときに目安になるのがボディ。
ボディとは、ワインの味わいや風味の強さを表します。
ボディの種類によって、合う料理も変わってくることや、好みもあるので参考にしたいところですね。
軽やかでフルーティーなライトボディ
ライトボディはすっきりと軽やかに飲める赤ワイン。
口当たりが軽く渋みも少ないライトボディのワインは、前菜などの軽い料理に合います。
日本の固有品種であるマスカット・ベーリーAは、ライトボディのワインに仕上がることが多いです。
家庭料理の煮物などに合わせやすく、食事の邪魔をしない口当たりの良さが特徴。
程よい味わいが料理と合わせやすいミディアムボディ
ミディアムボディは渋みや重さも中庸で、程よいタイプのワイン。
山梨の赤ワインは、ミディアムボディのものが多くあります。
家庭料理から本格的なフレンチなどにも合う、許容範囲の広さも魅力のひとつです。
ボディの強さに迷ったときはミディアムボディを選ぶと良いでしょう。
しっかりとした重みのあるフルボディ
フルボディは渋みがしっかりあり、重厚感が感じられるタイプです。
軽やかさが魅力である山梨の赤ワインには、フルボディの銘柄はあまり多くありません。
その中でもカベルネ・ソーヴィニヨンを使った、フルボディの赤ワインを生産しているワイナリーもいくつかあります。
しっかりとした肉料理などにも合わせやすい、飲みごたえのあるタイプです。
品種で選ぶ
山梨ではさまざまな品種で赤ワインを造っています。
日本独自の品種や、地域ならではの品種もあるのですが、ここでは中心になっている品種をご紹介します。
フルーティーで親しみやすいマスカット・ベーリーA
日本の赤ワインを語る上で避けて通れないのがマスカット・ベーリーA。
日本ワインの品種では白の甲州の次に多く育てられている品種で、新潟県の岩の原葡萄園で交配されて生まれたブドウです。
山梨で造ったマスカット・ベーリーAは、いちごやキャンディのような甘い香りを感じます。
渋みは軽くなめらかで、ワインはフルーティーな仕上がりに。
まろやかでやわらかな口当たりのメルロー
フランスのボルドーなどで育てられ、世界的な品種としても知られるメルロー。
日本でも山梨をはじめ各地で栽培されており、素晴らしいワインを生んでいます。
山梨のメルローでつくられるワインは口当たりがやわらかく、スムースでエレガントなものが多いです。
しっかりとした渋みのカベルネ・ソーヴィニヨン
フランスのボルドーなどで育てられている世界的な品種。
渋みと骨格のしっかりした、ボリュームのあるワインが多く生まれます。
熟成に向いたフルボディのワインによく使われる品種です。
山梨で栽培されるカベルネ・ソーヴィニヨンは、少し軽やかな印象の赤ワインが生まれます。
価格で選ぶ
一般的には、予算によって購入できるワインの品質も変わっていきます。
低価格ではフレッシュで気軽なワイン、高価格では濃厚なフルボディなワイン、といった共通認識があるでしょう。
ただ、山梨の赤ワインは特に生産量が少ないということもあり、玉石混交だといえます。
高いワインだからといって必ずしも品質が高いとは限らなかったり、安いからといって質が低いわけではないのが山梨のワインのあなどれないところです。
そのため、どこのワインがどのような品質で好みのものなのかを知り、上手に選ぶことがとても大切になってきます。
山梨のおすすめ赤ワイン20選をソムリエが厳選!
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5位 錦城葡萄酒 錦城ルージュ
地域の人々に親しまれる軽やかな赤ワイン
勝沼にある、地域に根付いた小さなワイナリーの赤ワインです。
イチゴキャンディやジャムのような甘い香りと、軽やかな酸味、若々しくフレッシュな印象のワインです。
軽く冷やして肉じゃがなど、日本の家庭料理とともに楽しむのにぴったりです。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
中辛口 | ライトボディ | 赤ブレンド |
香り | イチゴキャンディ、イチゴジャム |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
4位 原茂ワイン ハラモアジロン
一度飲んだらくせになる品種、アジロンの赤
勝沼にある日本家屋が美しいワイナリーの赤ワインです。
甲州市のワイナリーでよく育てられているアジロンという品種を使ったもので、色が濃く、フレッシュなブドウを思わせる香りが人気です。
軽く冷やして肉豆腐などの家庭料理とともにどうぞ。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
辛口 | ライトボディ | アジロンダック |
香り | イチゴキャンディ、イチゴジャム |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
3位 シャトー・メルシャン 山梨マスカット・ベーリーA
メルシャンが造る親しみやすいマスカット・ベーリーA
山梨のワインを語る上で外せないのがメルシャンのワイン。
メルシャンのワインはいろいろありますが、中でも一番親しみやすいラインのマスカット・ベーリーAはいかがでしょうか。
いちごやラズベリーなどの香りに、綿菓子やキャンディのような香りが豊か。
適度な酸味とまろやかな味わいが特徴です。鶏肉の照り焼きや酢豚などと合わせてお楽しみください。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
辛口 | ミディアムボディ | マスカット・ベーリーA |
香り | イチゴ、綿菓子 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ☆☆☆☆☆ |
2位 イケダワイナリー ヴァン・ルージュ
料理に合わせやすいニュートラルな雰囲気の赤
勝沼のワイナリーが密集した地域にあるイケダワイナリーの赤。
カベルネ・ソーヴィニヨンとマスカット・ベーリーAをブレンドしたミディアムボディな仕上がりです。
マスカット・ベーリーA由来のキャンディやいちごの香りに、カベルネ・ソーヴィニヨンのインクのような香りが絡み合います。
渋味と酸味がとてもバランスの良い味わいです。
合わせるならミートソースのスパゲティやハンバーグなどの家庭的な洋食とともに。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
辛口 | ミディアムボディ | カベルネ・ソーヴィニヨン/マスカット・ベーリーA |
香り | イチゴ、インク、土 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
1位 シャトー酒折ワイナリー マスカットベリーA アンウッデッド
チャーミングという言葉がぴったりな赤
甲府市にあるワイナリーのマスカット・ベーリーAですが、このワインの特徴はあえて樽熟成をしていないこと。
ライトでチャーミングな印象のワインは、キャンディやいちごのような香りが豊かで、フルーティーという言葉がぴったりです。
乳酸のような余韻が残るので、ピッツァやチーズフォンデュのようなチーズを使った料理と相性抜群です。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
辛口 | ミディアムライト | マスカット・ベーリーA |
香り | イチゴキャンディ、綿アメ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ☆☆☆☆☆ |
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5位 ソレイユ ルージュ クサカベンヌ
エチケットが可愛らしいマスカット・ベーリーA
山梨市にあるワイナリーのマスカット・ベーリーAは、ブドウの木をモグラが見上げる可愛らしいエチケットが印象的なボトル。
イチゴキャンディのような香りが可愛らしく、フルーティーで軽やかでありながら、しっかりとした骨格を持っています。
鶏肉の照り焼きや、肉じゃがなどの家庭料理とともにいただきたい1本。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
中辛口 | ライトボディ | マスカット・ベーリーA |
香り | イチゴキャンディ、焼き芋 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
4位 甲州ワイン グレイス 茅ヶ岳
透き通るような美しいワインは茅ヶ岳山麓生まれ
山梨県の穂坂地区という、勝沼などからは少し離れた地域のブドウを使ったワインです。
透き通るような澄んだ雰囲気のワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンとマスカット・ベーリーAのブレンド。
クランベリーのような香りとかすかなスパイスの香りが印象に残ります。
ラザニアなどと合わせて週末の食卓で楽しみたいですね。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
辛口 | ミディアムボディ | カベルネ・ソーヴィニヨン/マスカット・ベーリーA |
香り | クランベリー、キノコ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
3位 奥野田葡萄酒 ラ・フロレット スミレ・ルージュ 赤
スミレの花の可憐な印象がエチケットのままのワイン
塩山にある小さなワイナリーの、エチケットが印象的な赤ワインはメルローを使ったもの。
エチケットの通り、スミレの花やカシスを思わせる香りと、ハーブやスパイスのようなニュアンスを感じる余韻。
ギュッと詰まった果実味と凝縮感を感じさせてくれます。いいお肉を使ったすき焼きなどとともにどうぞ。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
辛口 | ミディアムボディ | メルロー |
香り | カシス、スミレ |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
2位 シャトー酒折 マスカットベリーA キュヴェ・イケガワ
シャトー酒折のフラッグシップは栽培家の名前入り
シャトー酒折のマスカット・ベーリーAの中でも、栽培家の池川氏が育てたブドウのみを使ったキュヴェ。
マスカット・ベーリーAらしいイチゴなどのベリーの香りに、樽由来のほのかなバニラの香りが絡まります。
シンプルなステーキもいいですが、豚の角煮などとも相性が良いと思います。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
辛口 | ミディアムライト | マスカット・ベーリーA |
香り | イチゴリキュール、シナモン |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
1位 シャンテ Y.A ますかっと・べーりーA
若手ナンバーワンの呼び声が高い醸造家が造るワイン
勝沼にあるダイヤモンド酒造の雨宮吉男氏は、ブルゴーニュで修行経験を持つ若手ナンバーワンとの呼び声が高い醸造家。
マスカット・ベーリーAでありながら、キャンディのような香りは控えめで、しっかりとした骨格のあるワイン。
すき焼きや、ブルーチーズのソースを使ったステーキなどとともにお楽しみください。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
辛口 | ライトボディ | マスカット・ベーリーA |
香り | イチゴのコンポート、バラ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
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5位 中央葡萄酒 グレイス・メルロ
標高の高い土地で育ったメルローの繊細な味わい
山梨県の明野町という日照時間が長く、標高の高い土地で育てられたメルローを使ったワインです。
プルーンや土のような、メルローらしい香りに、リコリスやビターチョコレートのような甘い香りがほんのり漂います。
凝縮感としっかりしたタンニンを楽しむことができるでしょう。
意外かもしれませんが、鰻の蒲焼などがよく合います。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
辛口 | ミディアムボディ | メルロー |
香り | プルーン、リコリス、ビターチョコレート |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
4位 東夢ワイナリー 樽熟成 鳥居平ピノ・ノワール
山梨ではまだまだ少ないピノ・ノワールのワイン
勝沼にあるワイナリーが造るピノ・ノワールは、ラズベリーやチェリーのような赤い果物の香りが豊か。
口当たりもやわらかく、きめ細やかなタンニンと程よい酸味が心地よい味わいです。
ローストビーフなどと合わせてゆっくりいただきたいワイン。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
辛口 | ミディアムボディ | ピノ・ノワール |
香り | ラズベリー、チェリー、土 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
3位 丸藤葡萄酒工業 ルバイヤート・プティヴェルド 赤
単一で育てられるのは珍しいプティ・ヴェルドを使ったワイン
プティ・ヴェルドはフランスのボルドーなどで育てられている補助的な品種。
そんなプティ・ヴェルドを単一でワインにした珍しいものです。
スパイシーな香りとしっかりとしたタンニンのある、パワフルな味わいがとても印象的です。
牛肉の煮込み料理や、ロッシーニ風のステーキとともにいただきたい1本。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
辛口 | フルボディ | プティ・ヴェルド |
香り | プルーン、鉄分、スミレ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |
2位 登美 赤
サントリーの叡智の結晶のようなボルドーブレンドのワイン
山梨県内にあるサントリーの自社農園で栽培されたブドウのみで造られるワイン。
いわゆるボルドーブレンドで、しなやかで凛とした印象。
ダークチェリーやプラムなどの香りが豊かで、果実の味わいが感じられます。
上質な牛肉を使ったシンプルなステーキと一緒にいただきたい1本です。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
辛口 | フルボディ | メルロー/プティ・ヴェルド/カベルネ・ソーヴィニヨン |
香り | ダークチェリー、プラム |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
1位 シャトー・メルシャン 城の平 オルトゥス
シャトー・メルシャンの象徴的なワインのひとつ
メルシャンが勝沼に持つ城の平の畑で採れたブドウを使い、ボルドーブレンドに仕上げたワインです。
カシスや濃いめのベリー系の香りとともに、腐葉土などの香りが漂い、樽由来のココナッツのような香りも。
シルキーなタンニンとやわらかな口当たりが上品なワインです。
牛ヒレ肉のステーキを赤ワインソースなどで仕上げた料理とともにいただきたい1本。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
辛口 | フルボディ | メルロー/カベルネ・ソーヴィニヨン/カベルネ・フラン |
香り | カシス、腐葉土、ココナッツ |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
お得に飲みたい!山梨の一升瓶赤ワインベスト5
山梨県では古くから一升瓶に詰めた家庭用のワインが販売されています。
リーズナブルで気取らずに楽しめる山梨ならではの一升瓶もぜひご検討ください。
5位 TEKISEN WINE アジロン 無添加
希少なブドウ品種であるアジロンダック100%仕込み。
山梨県で古くから栽培されているアジロンダック種。
華やかなブドウらしい甘い風味がありますが、その栽培の難しさから生産量はごく僅か。
珍しい地ブドウを使った希少な赤ワインです。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
中辛口 | ミディアムボディ | アジロンダック |
香り | クランベリージュース、シナモン |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
4位 盛田甲州ワイナリー シャンモリ 山梨 マスカット・ベーリーA
すっきり爽快な甘口の1本。
マスカット・ベーリーAらしいイチゴやラズベリーのような香りが強調されています。
程よい甘味と酸味は和食ともぴったり合うちょうどいいバランス。
日常の食卓に華を添えてくれる山梨ワインです。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
甘口 | ライトボディ | マスカット・ベーリーA |
香り | イチゴ、ラズベリー |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ☆☆☆☆☆ |
3位 山梨ワイン モン シェル ヴァン 赤
50年以上の歴史を持つワインです。
輸入ワインと国産ブドウでつくったワインのブレンド。
飲み口はとってもさっぱりしており、毎日でも飲める軽やかさがあります。
カジュアルにどんな食事とも気軽に合わせてみてください。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
辛口 | ミディアムボディ | メルロー/カベルネ・ソーヴィニヨン/マスカット・ベーリーA |
香り | ブルーベリー、梅紫蘇 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
2位 錦城ワイン マスカット・ベーリーA
まろやかな味わいの1升瓶ワインです。
遅摘みのマスカット・ベーリーAを使用。
マイルドな飲み口と凝縮感のある赤いベリーの風味を楽しめます。
チャーミングな味わいが人気です。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
辛口 | ライトボディ | マスカット・ベーリーA |
香り | もぎたてイチゴ、焼き芋 |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
1位 蒼龍葡萄酒 スペシャル 赤
重厚感ある味わいの1本です。
輸入ワインのカベルネ・ソーヴィニヨン主体のため、しっかりとした飲みごたえがあります。
山梨産の赤ワインがブレンドされることで、飲みやすさも両立。
コクのある赤ワインがお好きな方におすすめです。
味わい | ボディ | 品種 |
---|---|---|
辛口 | フルボディ | カベルネ・ソーヴィニヨン/マスカット・ベーリーA |
香り | カシス、プルーン、キノコ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
山梨の赤ワインに合わせる料理
焼き鳥【タレ】
焼き鳥は日本で定番のおつまみのひとつ。
ビールやハイボールはもちろん、山梨の赤ワインともバッチリ合います。
味付けはぜひタレをチョイスしてみてください。
甘辛いタレは、山梨の赤ワインの特徴であるやさしい渋みと華やかな香りと絶妙にマッチします。
特にレバーや、つくねなどの濃厚な部位がおすすめです。
土手煮込み
味噌を使ったコク深い味わいの土手煮込み。
味噌の風味は山梨の赤ワインとよく馴染みます。
マスカット・ベーリーAのキャンディのような甘い風味は、煮込みに使うみりんや砂糖などの甘味と相性抜群。
酸味が穏やかで、果実味豊かな味わいの赤ワインとぜひ合わせてみてください。
ミートソース
山梨の赤ワインは和食以外とも合わせることができます。
手軽に洋食と合わせるなら、日本でも人気のパスタであるミートソースがおすすめ。
ワインの持つ赤いベリーのジャムのような甘さが、ミートソースの味わいにさらなるコクを与えてくれます。
ミートソースの濃厚さに合わせて、ワインもフレッシュなものや樽熟成のものなどに変えてみると良いでしょう。
エビチリ
ピリリとした辛みがクセになるエビチリ。
エビチリはチリソースの甘じょっぱさと、辛みが特徴です。
やや甘口の山梨の赤ワインを合わせることで、辛みが和らぎエビの旨味をワインが引き出してくれます。
渋みの穏やかなマスカット・ベーリーAはエスニック料理とも合わせやすいので、ぜひ試してみてください。
山梨の赤ワインは美味しい銘柄がたくさん!
山梨の赤ワインとひとくちに言っても、バラエティに富んでいます。
主力品種のマスカット・ベーリーAだけでも豊富なバラエティがあり、ワイナリーごとの個性が豊かです。
ひとつのワイナリーでいくつもの種類のブドウを育てている点も特徴のひとつ。
小さなワイナリーでもさまざまな種類のワインを楽しむことができるのは、他の国からしても珍しいかもしれません。
週末の食卓で楽しむだけではなく、実際に現地に行ってみるのもまた楽しいものです。
ワインを巡る旅が生活に加わることで、普段のワインライフもより深いものになりますよ。
山梨県のワインが気になった方はこちらの記事もぜひご覧ください。
>>【ソムリエ厳選】山梨のおすすめ白ワイン20選!選び方のコツも解説
>>【ソムリエ監修】シャトー勝沼のおすすめワイン11選!ラインナップも紹介
山梨県以外の日本の赤ワインはこちらの記事からどうぞ。
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