カリフォルニアの隠れた銘醸地、サンタ・クルーズ・マウンテン。
当産地の特徴や代表的な造り手、おすすめの銘柄を尋ねられて、すぐに答えられる人は中々のカリフォルニアワイン通と言えるでしょう。
ナパ・ヴァレーやソノマの名声の影に隠れつつも、実はカリフォルニア屈指の類まれな気候条件を持つ産地であり、ナパに次ぐ古い歴史を持つAVAでもあるのです。
そんな当産地について今回は、産地の概要やワインの特徴、おすすの銘柄などを含めた総論をご紹介していきます。
目次
サンタ・クルーズ・マウンテンの概要
サンタ・クルーズ・マウンテン(Santa Cruz Mountains A.V.A)とは、サンフランシスコの南にあるサンタ・クルーズ山脈を主体に広がる広範囲なA.V.A。
ナパやソノマといった人気ワイン産地が「ノース・コースト」と呼ばれるカリフォルニアの北に位置するのに対し、サンタ・クルーズ・マウンテンは「*セントラル・コースト」という中部に位置します。
*厳密には、サンタ・クルーズ・マウンテンはその特殊な地勢条件からセントラル・コーストには含まれないが、あくまで地理的にはセントラル・コーストに位置するという意。
またカリフォルニアで最初に認定されたA.V.Aの一つ(ナパ・ヴァレーが1981年、当産地は1982年)としても知られ、歴史古い銘醸地として今も少量生産・高品質なワインが造られています。
American Viticultural Areas の略で「アメリカ政府承認ぶどう栽培地域」を指す言葉。
いわゆるフランスの「AOC」、スペインの「DOC」にあたります。
テロワール(気候・風土)
土壌は骨格のあるワインやミネラル感溢れるワインに仕上がりやすい、粘板岩や石灰岩を多く含むタイプ。
ブドウ畑の多くが起伏の激しい山地の中に点在することで場所によって標高が異なり、低い所では標高120m、高い所では標高800mにも達します。
実はこの標高の高さこそ、サンタ・クルーズ・マウンテンが独立したA.V.Aに認定された証。
サンタ・クルーズ・マウンテンはカリフォルニアの中でも屈指の標高の高さを誇るため、太平洋からの海風や霧の影響を受けずに、高標高ゆえの冷涼効果を受けているのが最大の特徴です。
高標高のメリットは冷涼ながらも日照量は増えるため、ブドウは見事に凝縮感を蓄えつつ上質な酸を保持することが期待できます。
一方、標高が低いところでは霧や海風の影響をダイレクトに受けるため、よりエレガントなワインに仕上がる傾向に。
サンタ・クルーズ・マウンテン ワインの特徴
サンタ・クルーズ・マウンテンのワインは、その他カリフォルニアワイン同様に大きく2パターンに分けられます。
それが、「ボルドータイプ」と「ブルゴーニュタイプ」。
カベルネ・ソーヴィニョンを主体としたボルドーブレンドは、同じカリフォルニアでもナパ・ヴァレー産と比べて全くの別物。
スパイシーさとミネラル感が調和した、カリフォルニアで最もエレガントなボルドーブレンドのワインが味わえます。
一方、太平洋岸では高品質なピノ・ノワールとシャルドネから造られる、ブルゴーニュスタイルが特徴的。
冷たい太平洋の影響を反映させた上品な果実味と酸を備えたワインが生み出されており、高騰著しいブルゴーニュの半額で同等の味わいが楽しめます。
サンタ・クルーズ・マウンテン ワインの選び方
サンタ・クルーズ・マウンテンの概要や特徴を知ると、実際にワインを選んでみたくなってきたのでは?
種類が豊富なナパやソノマとは違い、少量生産が特徴の当産地のワインは選択肢も限られてきます。
そこで今回は、初級者〜上級者に分けて、外さない簡単なワイン選びをご紹介します。
とはいえ、「少量生産・高品質」というのがサンタ・クルーズ・マウンテンのワインの特徴であり、基本的に粒揃いな産地ですのでワインの外れも少ないです!
【初級者】価格で選ぶ
粒揃いの産地にて、まず簡単に美味しいワインを選ぶ際は「価格」で決めて問題ありません。
「え、それだと少しテキトーすぎない?」と思われるかもしれませんが、価格と味わいの相関関係が未だにあるのが当産地の特徴だと思っています。
ナパやソノマのカルト的人気銘柄は高値を更新し、フランスにおいては同等のクオリティでありながら価格は倍以上。
こうした中で未だ影を潜めるサンタ・クルーズ・マウンテンのワインは狙い目ですし、ワイン選びに迷った際はおよそ1万円前後のものを購入すれば品質は間違いありません!
【中級者】ブドウ品種で選ぶ
より自分好みのワイン選びをしたい方におすすめなのが「品種」で選ぶ方法です。
サンタ・クルーズ・マウンテンに限らず、カリフォルニアワインでまず検討してほしい品種は大きく3つ。
アメリカはフランスとは違い、ボトルに品種名を記載することが多いため、ラベルの文字を手がかりに選んでみましょう。
カベルネ・ソーヴィニョン/Cabernet Sauvignon
“黒ブドウの王様”と称され、カリフォルニアで最も広く栽培されている品種がカベルネ・ソーヴィニョン。
カベルネ・ソーヴィニョン100%、又はボルドーブレンドといってメルローやプティ・ヴェルドなどとブレンドされるタイプの2パターンが主流です。
味わいはカシスやブルーベリー、ブラックチェリー、ブラックベリーの充実した果実味を中心に、後味にはカカオやモカを思わせるほろ苦さや深みも感じられます。
ピノ・ノワール/Pinot Noir
エレガントなワインの代名詞的品種がピノ・ノワール。
ブルゴーニュとは似ても似つかないふくよかなボディに仕上がることが多かった中、昨今は冷涼地での栽培が進んだことで上品さに磨きがかかっています。
ラズベリーやアメリカンチェリー、野いちごの赤系ベリーに、クローブや甘草のスパイス感が特徴で、カベルネとは違うシルキーなタンニンと伸びやかな酸が特徴です。
シャルドネ/Chardonnay
カリフォルニアで最も栽培されている白ブドウがシャルドネ。
産地や造り手の個性に染まる、まさにカメレオン品種。
だからこそ、優れた条件が揃った際には本場ブルゴーニュをも凌ぐ秀逸なワインが造られます。
廉価なものではただただ濃厚で厚化粧な味わいが多い中、上質なものでは果実味と樽香が見事に溶け合った素晴らしい出来になります。
柑橘類に白桃、洋梨、トーストやヴァニラの香ばしさに加えて、より洗練されたものではブリオッシュやヘーゼルナッツの印象も醸されます。
【上級者】生産者で選ぶ
ワイン選びにおいて最も通な選び方と言っても過言ではないのが、「生産者」で選ぶ方法です。
ワインの”テロワール”という言葉には、ワインを取り巻く環境的要因に加えて人的要因も含んでいる場合があります。
ワインを造る者が人間である以上、造り手による個性や魅力は大なり小なり変わるのです。
そこで今回は当産地を代表する造り手を厳選しましたので、ぜひ上級者向けワイン選びの方法として実践してみてくださいね。
リッジ・ヴィンヤーズ / RIDGE VINEYARDS
1976年のパリスの審判にて、フランス格付けシャトーに匹敵する実力を見せつけたことで一躍人気となった「リッジ・ヴィンヤーズ」。
世界最高の醸造家と称されるポール・ドレーパー氏を有し、今日までのカリフォルニアワインの躍進に大きく貢献したワイナリーの一つです。
そして、実は私たち日本人にとっても馴染み深いワイナリーでもあります。
というのも、当ワイナリーのオーナーは「大塚製薬」!
いい時代の日本企業の資本が入ったことも、品質向上の大きな要因だったことを覚えておきましょう。
リース ヴィンヤーズ / RHYS VINEYARDS
アントニオ・ガッローニ氏が「見つけたら迷わず手に入れてほしい」と称賛するワインが「リース・ヴィンヤーズ」。
メーリングリストのみで販売されるためアメリカ国内でさえ入手困難を極めているという、まさにコレクター心をくすぐる一品でもあります。
特にピノ・ノワールの評価が高く、サンタ・クルーズ・マウンテンのテロワールを最大限に反映させたエレガントな味わいが特徴的です。
ヴァーナー / VARNER
カリフォルニアを代表するシャルドネワインの一角へと上りつめた、期待の造り手が「ヴァーナー」。
パーカーポイント97点を叩き出して以降、瞬く間に人気を博したにもかかわらず、今なお10,000円で入手できるというお買い得な一品です!
自然農法と最小限の人的介入をモットーにしつつ、当産地の気候の恩恵もうまく取り入れたワイン造りを特徴に、熟成ポテンシャルの高いエネルギッシュなワインを生み出しています。
サンタ・クルーズ・マウンテンのおすすめ銘柄
それでは当産地を知る上で一度は飲むべし、サンタ・クルーズ・マウンテンのおすすめ銘柄をご紹介していきます。
先ほどの代表生産者のアイテムを含む豪華な顔ぶれになっていますので、気になる方はぜひ実際にお試しください!
商品画像 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | リッジ・ヴィンヤード モンテベロ | リース シャルドネ ホースシュー ヴィンヤード サンタ クルーズ マウンテン | マウント・エデン エステート シャルドネ | リッジ シャルドネ モンテベロ | マウント エデン エステート ピノ ノワール | アルノー ロバーツ カベルネソーヴィニヨン フェロム ランチ サンタ クルーズ マウンテンズ | ヴァーナー ピクニック ブロック ピノ ノワール | リース シャルドネ サンタクルーズマウンテン |
詳細 | 生産者:リッジ・ヴィンヤーズ 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン74%、メルロ 17%、プティ・ヴェルド 7%、カベルネ・フラン 2% | 生産者:リース・ヴィンヤーズ 品種:シャルドネ | 生産者:マウント・エデン 品種:シャルドネ | 生産者:リッジ・ヴィンヤーズ 品種:シャルドネ | 生産者:マウント・エデン 品種:ピノ・ノワール | 生産者:アルノー・ロバーツ 品種:カベルネ・ソーヴィニョン | 生産者:ヴァーナー 品種:ピノ・ノワール | 生産者:リース・ヴィンヤーズ 品種:シャルドネ |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
8位 リース シャルドネ サンタ・クルーズ・マウンテン
リース シャルドネ サンタクルーズマウンテン
品種:シャルドネ
新旧が融合したシャルドネと評され人気の一本がこちら。
若いうちはやや緊張感のある酸とミネラル感を備えつつも、時間が経てばまさにムルソーを彷彿とさせる肉厚なボディと樽のニュアンスが感じられます。
本来はピノ・ノワールで名声を誇る造り手ですが、シャルドネの品質も負けず劣らず素晴らしいです。
生産者 | 品種 | 価格 |
---|---|---|
リースヴィンヤーズ | シャルドネ | 7,480円(税込)〜 |
7位 ヴァーナー ピクニック ブロック ピノ ノワール
ヴァーナー ピクニック ブロック ピノ ノワール
品種:ピノ・ノワール
サンタ・クルーズ・マウンテン屈指のお買い得ワインがこちら。
有名ワイン雑誌の数々で95点前後を次々と叩き出しているにも関わらず、いまだに価格は1万円内に収まっているという、なんとも消費者にとっては嬉しい一本。
黒系ベリーのような凝縮感まで成熟したピノ・ノワールながら、その上品さと綺麗な酸味はしっかりと保たれています。
生産者 | 品種 | 価格 |
---|---|---|
ヴァーナー | ピノ・ノワール | 9,900円(税込)〜 |
6位 アルノー・ロバーツ カベルネ・ソーヴィニヨン フェロム ランチ サンタ・クルーズ・マウンテン
アルノー ロバーツ カベルネソーヴィニヨン フェロム ランチ サンタ クルーズ マウンテンズ
品種:カベルネ・ソーヴィニョン
今、ワイン業界で引っ張りだこの新進気鋭のワイナリーが手がけるカベルネ・ソーヴィニョンの一品がこちら。
従来の濃厚なカリフォルニアワインと一線を画するスタイルとして今話題の「ニューカリフォルニア」を代表する造り手であり、極めてエレガントなワインを手がけています。
ナパのカベルネと比べればその違いは一目瞭然。
よく熟れていながらも同時にフレッシュさも感じさせる果実味に、旧世界のようなタンニンと酸がワインのポテンシャルを形成しています。
生産者 | 品種 | 価格 |
---|---|---|
アルノー・ロバーツ | カベルネ・ソーヴィニョン | 22,000円(税込)〜 |
5位 マウント・エデン エステート シャルドネ
マウント エデン エステート ピノ ノワール
品種:ピノ・ノワール
過去にコンクールでモンラッシェ以上の点数を得て以降、一躍カリフォルニアを代表するシャルドネの一角へと躍り出たワインがこちら。
熟成を経てこそ真価を発揮する本場ブルゴーニュさながらの熟成ポテンシャルを備えている伝統的スタイル。
レモンバームに白い花やりんごの果実味を軸に、トーストやヴァニラのニュアンスが時間と共に輪郭を帯びては溶け込むようにワインへと馴染んでいきます。
高騰激しいブルゴーニュの中、1万円を切る価格にしてこの感動を味わえることに感謝しかありません。
生産者 | 品種 | 価格 |
---|---|---|
マウント・エーデン | シャルドネ | 9,500円(税込)〜 |
4位 リッジ モンテベロ シャルドネ
リッジ シャルドネ モンテベロ
品種:シャルドネ
2016年には「カリフォルニアのトップシャルドネ」に選ばれた実績もある、名実ともに同国を代表する一品がこちら。
過去にはホワイトハウスやサミットの晩餐会でも度々用いられるほど、このワインがいかに同国にとって重要な品であるかがうかがえます。
フレンチオークが主体の現代においてアメリカンオークでの熟成にこだわることで、重厚感とコクを備えた味わいを生み出しています。
冷涼な気候と石灰質土壌という高品質シャルドネワインに必要なテロワールは全て持ち合わせ、それを当ワイナリーの敏腕醸造家たちが手がけるのですから美味しくないはずがありません!
生産者 | 品種 | 価格 |
---|---|---|
リッジヴィンヤード | シャルドネ | 20,600円(税込)〜 |
3位 マウント・エデン エステート ピノ・ノワール
マウント・エデン エステート シャルドネ
品種:シャルドネ
ブルゴーニュの名門、ルイ・ラトゥールのスタイルを引き継いだ本格ピノ・ノワールがこちら。
本場を彷彿とさせるクラシカルな味わいは、1945年に受け継いだルイ・ラトゥールの株の芽が一つの要因でしょう。
野いちごやスミレのアロマの奥に広がる、湿った土や葉のニュアンスがワインの味わい深さに貢献。
さらに冷涼なテロワールが酸の保持に貢献することで、ブルゴーニュと何ら遜色ないエレガントな味に仕上がっています。
生産者 | 品種 | 価格 |
---|---|---|
マウント・エーデン | ピノ・ノワール | 8,800円(税込)〜 |
2位 リース シャルドネ ホースシュー ヴィンヤード サンタ クルーズ マウンテン
リース シャルドネ ホースシュー ヴィンヤード サンタ クルーズ マウンテン
品種:シャルドネ
8位でご紹介した、リースのシャルドネの頂点に君臨するトップキュヴェがこちら。
土壌や冷涼な気候の恩恵は言うまでもなく、ビオディナミ農法やドライファーミング、密植といった手法でとことんブドウにストレスをかけて品質を高めています。
こうして仕上がるブドウの品質は素晴らしく、柑橘類やストーンフルーツ、スパイスや樽の香ばしさ、鉱物的なミネラル感など、飲む度変わる表情の豊かさに驚かされます。
“質実剛健”という言葉がまさにぴったりの一品です!
生産者 | 品種 | 価格 |
---|---|---|
リースヴィンヤーズ | シャルドネ | 19,800円(税込)〜 |
1位 リッジ モンテベロ カベルネ・ソーヴィニョン
リッジ・ヴィンヤード モンテベロ
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン74%、メルロ 17%、プティ・ヴェルド 7%、カベルネ・フラン 2%
誰がなんと言おうと、”サンタ・クルーズ・マウンテンの顔”と呼ぶべきトップワインがこちら。
1976年に開かれたパリスの審判の再戦ではフランス高級ワインに大差をつけて2位を獲得し、若いカベルネの飲み比べ勝負では見事1位に輝いた歴史をもつ伝説的ワインです。
その最大の特徴とは、某ワイン雑誌が「ニュークラシック」と称するように、フランスのクラシカルさとアメリカのリッチさを備えた見事なバランス感。
カシスやブラックチェリーに交わるオリエンタルスパイスの香りが妖艶さを演出し、心地よい甘みを伴ったなめらかなタンニンが長い余韻への舵を取ります。
“世界最高峰のカベルネ・ブレンドの一つ”として、「モンテベロ」だけはこれを機に必ず覚えておいてくださいね。
生産者 | 品種 | 価格 |
---|---|---|
リッジヴィンヤード | カベルネ・ソーヴィニョン | 33,000円(税込)〜 |
サンタ・クルーズ・マウンテンのワインと合う料理
ラムチョップ×カベルネ・ソーヴィニョン
カベルネ・ソーヴィニョン単体又は主体としたボルドーブレンドの場合、真っ先に検討したいのはお肉料理。なかでもラム肉はおすすめです。
ワインの力強いタンニンがラム肉の脂身を中和しつつ、焼け目の香ばしいアロマと樽熟成の風味が調和。
噛めば噛むほど肉の旨味溢れるラム肉に、負けず寄り添うボディを備えたサンタ・クルーズ・マウンテンのカベルネワインは外せません。
すき焼き×ピノ・ノワール
繊細さと力強さを備えたサンタ・クルーズ・マウンテンのピノ・ノワールには、醤油を使った料理が好相性。
そこでおすすめなのが、すき焼きです。
カベルネ・ソーヴィニョンほどタンニンがないため厚みのあるお肉は避けつつ、カリフォルニアらしい果実味との同調を図って醤油ベースの甘い味付けで合わせてみましょう。
醤油や味醂の風味に、ピノ・ノワールの特徴的な果実味と酸が折り重なるペアリングが期待できます。
グラタン×シャルドネ
定番ではありますが、やはり樽熟成したサンタ・クルーズ・マウンテンの上質なシャルドネにグラタンは外せません。
このペアリングの肝となるのは、”ワインと料理に共通するクリーミーさと香ばしさの同調”。
料理の後にワインを飲むと乳製品的な酸味が新たに生まれ、ふわっと戻り香として感じられます。
樽熟成のシャルドネはチーズの風味と特に相性がいいため、お好みで追いチーズしてみるのもおすすめですよ。
おすすめの購入方法はしあわせワイン倶楽部
サンタ・クルーズ・マウンテンは少量生産が主流の産地になるため、通常のワインショップやスーパーで見かける機会はまずありません。
そこで信頼できるおすすめの購入方法としては、「しあわせワイン倶楽部」がおすすめです!
カリフォルニアワインと世界のピノ・ノワールに特化したワイン通販サイトが「しあわせワイン倶楽部」。
オンラインワッシーズと何ら遜色ないラインナップになっており、正直なところ甲乙つけられません..。
UIの観点でいうと「しあわせワイン倶楽部」の方が個人的に見やすくて助かるかな…というくらいで、あとは皆さん自身の使い勝手の良さで決まるかなと思います。
ホームページURL:https://www.shiawasewine-c.com/
まとめ
サンタ・クルーズ・マウンテンのワインが、まさかパリスの審判でも活躍していたことに驚いた方も多いのではないでしょうか。
そして日本企業がオーナーを務めていることや、ナパやソノマとは違う環境条件を備えていることも、当産地を語る上では欠かせないポイントでした。
普段見かける機会は少ない産地ですが、今回ご紹介した2社を参考にぜひ実際に手に取って飲んでみてはいかがでしょうか。
百聞は一見に如かず。ワインも学んだあとはやはり実際に飲んでみないことには、その産地や造り手の魅力というのは分からないものです。
知られざるカリフォルニアの銘醸地、サンタ・クルーズ・マウンテンのワインをぜひお試しください!
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