ナパ・ヴァレーやソノマ・ヴァレーがあることで有名なノース・コースト。
アメリカ有数の高級ワイン産地ですが、リーズナブルな価格帯で美味しい赤ワインも数多くあります。
今回はノース・コーストの赤ワインの特徴から、おすすめのワインをソムリエがご紹介します。
目次
ノース・コーストとは
ノースコーストはアメリカのワイン産地における最重要地域です。
カリフォルニア州サンフランシスコ北部の海と山に囲まれた地域で、アメリカ国内の約半数にあたる800のワイナリーがあります。
その中でもナパ・バレー、ソノマカウンティなどの産地が特に有名です。
ノースコーストは暖かい日照と涼しい夜間の温度差を持つ産地で、アメリカ有数の高級ワインを生み出しています。
海岸部に近い産地は海風がもたらす冷涼な特性を持ち、内陸部は温暖で乾燥した気候である二面性を持ち合わせている点も特徴。
赤ワインは濃厚な味わいのフルボディタイプが多く生産されており、繊細な味わいのエレガントなワインも近年は評価が高まっています。
ノース・コーストの赤ワインの特徴
ノースコーストで生産される赤ワインの特徴をこちらで3つに分けてご紹介します。
パワフルで重厚な味わい
ノース・コーストで造られるワインはブドウが栽培される畑の場所や造り手によって異なり、味わいには多様性があるのが魅力です。
フランスなどのワインに比べて複雑味や個性が控え目で、万人ウケするタイプの味わいに仕上がる傾向があります。
赤ワインの全体的な傾向としては、豊かなアロマにしっかりした果実味や甘みを感じるパワフルなタイプが多いです。
特にナパ・バレー産のカベルネ・ソーヴィニヨンは、そのパワフルで重厚な味わいから多くのワインファンから支持されています。
カリフォルニア州は太平洋から流れ込む風が冷たく、海に近いほど冷涼な気候となります。
逆に内陸に行くほど暑く乾燥した気候となり、海から離れて山脈に隠れた地域はノースコーストの最北部でも大変温暖な気候となります。
この地域の温暖な気候は葡萄の糖度を高め、アルコール度数の高いパワフルなワインを生み出す要因となっています。
冷涼な太平洋側ではピノ・ノワール、温暖な内陸側ではジンファンデルやカベルネ・ソーヴィニヨンが盛んに栽培されています。
アメリカ最大のワイン産地
アメリカは「ニューワールド」と呼ばれる新興ワイン産地の筆頭として知られています。
その中でもさらに重要なワイン産地として知られているのが、カリフォルニア州北部のノースコーストです。
カリフォルニア州は全米のワイン生産量の約85%を占めており、世界のワイン生産量でも第4位にランクインしています。
特にカリフォルニアの中でも最も有名なワイン産地は、ノースコーストのナパ・バレーとソノマカウンティです。
ナパ・バレーは特にカベルネ・ソーヴィニヨンの生産で評価されており、パワフルで重厚な味わいのワインが特徴です。
また、カリフォルニアはその多様な気候と土壌の種類により、多種多様なブドウ品種を栽培できるという利点も持っています。
温暖な地中海性の気候から涼しい海岸部の気候まで、それぞれの地域で異なるブドウ品種が最良の状態で育ちます。
このように、カリフォルニアにおけるノースコーストはその規模、品質、多様性において、アメリカ最大のワイン産地としての地位を確立しています。
>>【ソムリエ監修】アメリカワインを徹底解説!各産地の特徴や味わい、人気15銘柄をご紹介!
有名ワイナリーが多い
カリフォルニアのノースコースト地域は多くの有名ワイナリーがあることで知られています。
ナパ・バレーはその中でも特に名高く、その顔ぶれはロバート・モンダヴィ、オーパス・ワン、ドミナスなど。
どれも1本数万〜数十万円する超高級赤ワインを生産するワイナリーです。
アメリカのワインは1976年に起きた「パリスの審判」という、フランスワインとアメリカワインのブラインドティスティングによって、その名声を大きく高めることとなります。
そのブラインドテイスティングの結果は、フランス側が圧倒的に優位な状況であったのにも関わらず、上位にランクインしたワインがアメリカ産の銘柄となったのです。
なお、その際に出品されていたアメリカのワインはいずれもカリフォルニア州で生産された銘柄でした。
赤ワインはフランス・ボルドーの有名シャトーと比肩する銘柄も数多く、ノースコーストのワイナリーは世界中から高い評価を受けています。
>>【ソムリエ監修】ロバート・モンダヴィのワインを徹底解説!各銘柄の特徴も詳しくご紹介
>>【ソムリエ解説】オーパス・ワンとは?特徴や当たり年を完全解説!
ノース・コーストの赤ワインの選び方
こちらでノースコーストの赤ワインの選び方をご紹介します。
お好みの1本を選ぶためにもぜひご参考ください。
味わいで選ぶ
ノース・コーストの赤ワインは、辛口主体でしっかりとしたタンニン由来の渋みや果実味を味わうことができます。
また、ワインには長期熟成向きの品種が使われているため、しっかりとした味わいで余韻も長く楽しめる重厚なボディのものが多いのが特徴です。
フルボディ
ノース・コーストのフルボディは、がっちりとした骨格に、上品なアロマや風味が合わさったエレガントな味わいを堪能できます。
タンニンや酸もしっかりと存在感を表しながらも、バランスがキレイに取れているのが特徴です。
フルボディながらも重すぎず、飲み疲れなども感じさせません。
ミディアムボディ
ピノ・ノワールやシラーを主体としたノース・コーストの赤ワインは、ミディアムボディに仕上がることが多いです。
フルボディに比べると、繊細で軽やかな味わいを感じることができます。
ジューシーで生き生きとした果実味の中にしっかりとしたコクと旨味を感じさせ、後味もスッキリと心地よいので赤ワインを初めて味わうという人にもオススメできます。
ブドウ品種で選ぶ
ノース・コーストの赤ワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンとピノ・ノワールのほか、シラーやメルロー、ジンファンデル(プリミティーヴォ)などが主に使われています。
その中でも特にメジャーなのがナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンと、ソノマのピノ・ノワールです。
そのほか、シラーやメルローなどはブレンドとして使われることもあるのですが、単一品種で造られたものもあり、カベルネ・ソーヴィニヨンやピノ・ノワールとはまた違った個性を感じさせます。
カベルネ・ソーヴィニヨン
ノースコーストのカベルネ・ソーヴィニヨンはこの産地を代表する品種。
フランスのボルドーと比べて強い日差しをしっかりと浴びるため、しっかりと成熟しやすく糖度も豊かです。
そのため、ボルドースタイルの赤ワインよりも濃厚で、ギュッと濃縮された果実味に、力強い骨格を感じさせる味わいに仕上がります。
力強い味わいの赤ワインが好みの方におすすめです。
ピノ・ノワール
「気難し屋のお嬢様」と評されるピノ・ノワールは、その繊細さから産地の個性に左右されやすい品種です。
ノース・コーストのピノ・ノワールはブルゴーニュ産のものと比べると、ややぽってりとしていて、果実の強い甘みを感じさせる濃厚な味わいです。
それでいてピノ・ノワール特有の繊細さはしっかりと残され、まろやかな口当たりとフルーティーな風味が実に魅力的。
フランス・ブルゴーニュのものと比べても決して負けないくらい絶品と言えます。
シラー
ノース・コーストのシラーは、「野性的」と評されるほど、タンニン由来の豊かな渋さとしっかりとした酸味を持っています。
ブラックチェリーやシナモンを思わせる甘く、香ばしさを感じさせる香りやコショウのようなスパイシーさが特徴的です。
それでいてピノ・ノワールのような繊細さも感じさせる、奥深い味わいを楽しめます。
肉料理はもちろん、スパイシーな味付けの料理と相性ピッタリです。
産地で選ぶ
ナパ・バレー
ナパ・バレーはアメリカで最も有名なワイン生産地です。
世界的に有名なワイン、オーパス・ワンやロバート・モンダヴィ、クロ・デュ・ヴァル、ドミナスなど高級ワインが多く造られています。
地中海性の気候と多様な土壌を持つこの地域は、特にカベルネ・ソーヴィニヨンの生産で世界的に有名です。
暖かな日中と涼しい夜間の温度差が特徴で、これによりブドウは熟す一方で適度な酸味も保持します。
ブラックベリーやカシスの香り、力強く濃厚な渋味、オーク樽由来のバニラやスパイスの風味が特徴。
濃厚なフルボディタイプの赤ワインが好みの方はぜひナパ・バレーのカベルネ・ソーヴィニヨンをお試しください。
>>【ワイン教養】ナパワインとは?産地の特徴や価格別おすすめ20銘柄をご紹介!
ソノマカウンティ
ソノマカウンティはナパ・バレーと並ぶ、カリフォルニア州を代表するプレミアムワインの産地です。
面積はナパ・バレーの2倍ほどあり、550を超えるワイナリーが存在します。
ワイン生産量はカリフォルニアワイン全体の約6%を占めていますが、生産者の約8割は100エーカー以下の畑を所有する小規模なワイナリーです。
ソノマカウンティは、太平洋から岩だらけの沿岸沿いの山脈まで広がる冷涼な地域で、内陸にあるナパ・バレーよりも霧が発生しやすい特徴があります。
そのため赤ワインではピノ・ノワールが主要な品種となり、力強くも気品ある華やかな仕上がりのワインが生産されています。
一方で、温暖な内陸部では、カベルネ・ソーヴィニヨンやジンファンデルなどのブドウ品種も成功しています。
華やかなタイプの赤ワインが好みの方は、ソノマカウンティの銘柄を選ぶと良いでしょう。
>>【ソムリエ厳選】ソノマのおすすめ赤ワイン10選!産地の特徴や選び方のコツも解説!
メンドシーノ
メンドシーノは温暖な気候と冷涼な気候の二面性を持ち合わせた産地です。
海岸部は涼しく霧が多く発生し、ブドウの成熟が遅くなることで酸味と風味が保たれます。
一方、山岳地帯はより暖かく、ブドウを完熟させるまで育てることが可能です。
メンドシーノのワインは総じてフレッシュでエレガントな風味が特徴で、その風土を反映した独特の表現力を持っています。
特に、この地域で生産されるピノ・ノワールは、その華やかなアロマとエレガントな酸味で高く評価されています。
ナパ・バレーやソノマカウンティには知名度が劣るためか、メンドシーノのワインはリーズナブルな銘柄が多いです。
コストパフォーマンスに優れたノースコーストのワインをお求めの方はメンドシーノ産の赤ワインがおすすめ。
価格で選ぶ
近年では、ノース・コーストの赤ワインはフランスに引けを取らないほど高品質なものが増えている状況です。
中には数万~数十万円もの価値があるヴィンテージワインも出回ってきています。
とはいえ、価格は上昇傾向にあるものの、有名ワイナリーが手掛けるワインでも1万円未満で購入できるものも少なくありません。
また、3,000円未満でも高品質なものも多いので、日常使いとして選ぶなら比較的リーズナブルなものを選ぶと良いでしょう。
ノース・コーストのおすすめ赤ワイン15選
デイリーワインにおすすめ!予算3,000円ベスト5
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商品名 | クロ・デュ・ボワ・ピノ・ノワール | ベリンジャー・ヴィンヤーズ・カリフォルニア カベルネ・ソーヴィニヨン | バリック ソノマ・コースト ピノ・ノワール | カートリッジ&ブラウン ノース・コースト ピノ・ノワール | クライン・シラー ソノマ・カウンティ |
詳細 | アルコール度数:13.5% ミディアムボディ 原料:ピノ・ノワール97%、シラー3パーセント | アルコール度数:13% ミディアムボディ 原料:カベルネ・ソーヴィニヨン | アルコール度数:13.5% ミディアムボディ 原料:ピノ・ノワール | アルコール度数:13.85% フルボディ 味わい:辛口 原料:ピノ・ノワール | アルコール度数:14% ミディアムボディ 原料:シラー |
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第5位
クライン・シラー ソノマ・カウンティ
クライン・セラーズが手掛けるこちらのワインは、白コショウなどを思わせるスパイシーな香りとブルーベリーのようなフレッシュな香りが合わさった芳香が印象的な一本です。
一口含むごとにまるでジャムのように凝縮されたフルーティーさと軽快なスパイスの風味が口内に広がります。
引き締まったタンニン由来の渋さと酸味も程よく、実に心地よい余韻が楽しめるでしょう。
ボディ | ブドウ品種 | 産地 |
ミディアムボディ | シラー | ソノマカウンティ |
香り | ブルーベリー、ハーブ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |
第4位
カートリッジ&ブラウン ノース・コースト ピノ・ノワール
カートリッジ&ブラウンが手掛けるピノ・ノワールは、リーズナブルながらもワイン界の重鎮、ロバート・パーカー氏も絶賛するほどのポテンシャルがあります。
まるでバラのような深紅の色合いからは、チェリーやイチゴを思わせる赤い果実の芳香。
シナモンやオレガノなどの香りもほのかに合わさり、複雑かつ繊細なアロマが漂います。
滑らかな口当たりはまるでシルクのようで、すっと飲みやすいのも魅力的。
ラズベリーなどの赤い果実系や熟したトマトの中に、土のようなフレーバーを微かに感じさせ、奥行きのある風味を感じさせます。
ボディ | ブドウ品種 | 産地 |
ミディアムボディ | ピノ・ノワール | ナパ・バレー |
香り | レッドプラム、ローズマリー |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

第3位
バリック ソノマ・コースト ピノ・ノワール
バリックの手掛けるピノ・ノワールは、プラムやブラックチェリーといった黒い果実に、ハイビスカスといったトロピカルな花の香りが特徴的な、南国風の赤ワインです。
口当たりはまろやかで、滑らかなタンニンと酸味のバランスがほどよく、複雑ながらもしっかりとしたコクがあります。
また、余韻に樽由来のほのかなバニラ香が口内に漂い、実に充実感のある飲み心地です。
ボディ | ブドウ品種 | 産地 |
ミディアムボディ | ピノ・ノワール | ソノマカウンティ |
香り | アメリカンチェリー、ゼラニウム |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

第2位
ベリンジャー・ヴィンヤーズ・カリフォルニア カベルネ・ソーヴィニヨン
ベリンジャー・ヴィンヤーズは、1876年に創業した、ナパ屈指の実力派ワイナリーです。
プレミアムワインからリーズナブルなテーブルワインまで幅広く手がけ、常に上質な味わいを楽しめるワインを提供し続けています。
こちらのワインは、日本の食卓向けの味わいを楽しめる”カリフォルニア”シリーズの一つで、口当たりが滑らかで、タンニン由来の渋さを抑えた果実味豊かな1本です。
特に、ぶりの照り焼きや肉じゃが、すき焼きなどの醤油ベースの和食とマッチし、風味や旨味を引き立たせ合います。
ボディ | ブドウ品種 | 産地 |
ミディアムボディ | カベルネ・ソーヴィニヨン | ナパ・バレー |
香り | ブラックチェリー、クローブ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |

第1位
クロ・デュ・ボワ・ピノ・ノワール
クロ・デュ・ボワのピノ・ノワールは、ノース・コースト周辺で採れる最高品質のブドウだけを使うというこだわりぶりです。
そのアロマは実に芳醇で力強く、イチゴやチェリーなどの赤い果実を思わせる香りに、ラベンダーやバラなどの優雅な芳香。
そして生命感のある樹木の香りと複雑ながらも生き生きとしています。
口当たりの良いソフトなタンニンと滑らかな飲み口が特徴で、イチゴやチェリーを思わせる甘く豊かな果実味が口の中で広がり、スモーキーな余韻が充足感を与えてくれます。
ボディ | ブドウ品種 | 産地 |
ミディアムボディ | ピノ・ノワール | ソノマカウンティ |
香り | レッドチェリー、クローブ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

来客のある日にはコレ!3,000円~5000円ベスト5
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商品名 | ラ・クレマ ソノマ・コースト ピノ・ノワール | ザ・ヘスコレクション カベルネ・ソーヴィニヨン ”セレクト” ノース・コースト | ベイクストーン・セラーズ byケークブレッド カベルネ・ソーヴィニヨン | フランシスカン ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー | ダッチ・ビル・クリーク byチャールズ・ハインツ ピノ・ノワール |
詳細 | アルコール度数:13.5% ミディアムボディ 原料:ピノ・ノワール | アルコール度数:13.5% ミディアムボディ 原料:カベルネ・ソーヴィニヨン79%、プティ・シラー11%、マルベック4%、シラー2%、メルロ2%、ジンファンデル2% | アルコール度数:14.8% フルボディ 原料:カベルネ・ソーヴィニヨン | アルコール度数:13.5% フルボディ 原料:カベルネソーヴィニヨン81%、メルロー10%、プティヴェルド6%、マルベック3% | アルコール度数:14.1% ミディアムボディ 原料:ピノ・ノワール |
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第5位
ダッチ・ビル・クリーク byチャールズ・ハインツ ピノ・ノワール
チャールズ・ハインズの手掛けるこちらのワインは、淡いルビー色にブラックチェリーやクランベリーなどのフルーティーさとドライローズのエレガントな香りが実に印象的です。
一口含めば、しっかりとした旨味とともに、チェリーやラズベリーといった赤い果実を思わせる風味を感じます。
繊細ながらもはつらつとした酸味が舌の上に踊り、心地よい気分を与えてくれます。
ボディ | ブドウ品種 | 産地 |
ミディアムボディ | ピノ・ノワール | ソノマカウンティ |
香り | フランボワーズ、ラベンダー |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

第4位
フランシスカン ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー
フルボディ
原料:カベルネソーヴィニヨン81%、メルロー10%、プティヴェルド6%、マルベック3%
こちらのワインはカベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、メルローやマルベック、プティヴェルドといった赤ワイン品種をブレンドするいわゆるボルドーブレンドです。
芳醇で重厚な、正統派赤ワインに仕上がっています。
その風味はカシスやブラックチェリーなどの黒い果実味がしっかりとしていて、その中にドライフルーツやミントなどのニュアンスを感じさせ、実に豊かです。
カベルネ・ソーヴィニヨン特有のがっしりとしたタンニンとしっかりとした酸味が実に力強く、カシスやバニラを思わせる長い余韻が実に心地よく口中に広がります。
ボディ | ブドウ品種 | 産地 |
フルボディ | カベルネソーヴィニヨン/メルロー/プティヴェルド/マルベック | ソノマカウンティ |
香り | ブラックベリー、トースト |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |
渋み | ★★★★★ |

第3位
ベイクストーン・セラーズ byケークブレッド カベルネ・ソーヴィニヨン
ケークブレッド・セラーズのセカンドワインのポジションにある、こちらのカベルネ・ソーヴィニヨンの特徴は、なんといってもソフトで暖かみのある味わいです。
ブルーベリーやブラックベリーなどの黒い果実系の香りに、熟したブラックチェリー特有の甘い風味。
タンニンと酸のバランスも程よく、柔らかく、それでいてしっかりとしたボディと実に豊かで心地よい味わいを楽しめます。
ボディ | ブドウ品種 | 産地 |
フルボディ | カベルネ・ソーヴィニヨン | ノースコーストAVA |
香り | ブルーベリージャム、リコリス |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★★ |
渋み | ★★★★★ |

第2位
ザ・ヘスコレクション カベルネ・ソーヴィニヨン ”セレクト” ノース・コースト
ミディアムボディ
原料:カベルネ・ソーヴィニヨン79%、プティ・シラー11%、マルベック4%、シラー2%、メルロ2%、ジンファンデル2%
ヘス・コレクション・ワイナリーが生み出したこちらのカベルネ・ソーヴィニヨンは、果実味、タンニン、酸味と実に均整の取れた味わいが特徴的です。
黒い果実系の香りやココア、ほんのりとココナッツやバニラを思わせる芳醇なアロマを感じます。
熟したプラムやチェリー、ラズベリーを思わせる果実味が実に心地よく、ジューシーで柔らかな飲み心地を堪能できます。
ボディ | ブドウ品種 | 産地 |
ミディアムボディ | カベルネ・ソーヴィニヨン/プティ・シラー/マルベック ほか | ナパ・バレー |
香り | ブラックチェリー、チョコ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |

第1位
ラ・クレマ ソノマ・コースト ピノ・ノワール
ラ・クレマが手掛けるピノ・ノワールは、まさに『お手本』と呼ぶにふさわしいほど、ピノ・ノワールの特徴を活かした、気品ある味わいを楽しめます。
そのアロマは実に濃厚かつ繊細で、熟したチェリーのような果実味とザクロやココア、紅茶やスパイシーな香りが幾重にも合わさっています。
ジューシーな口当たりは実にまろやかで、バランスのとれたタンニンと酸味が、ギュッと凝縮されたカシスを思わせる甘い果実味とともに、実に心地よく口内に上品に広がります。
ボディ | ブドウ品種 | 産地 |
ミディアムボディ | ピノ・ノワール | ソノマカウンティ |
香り | ざくろ、ナツメグ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

プレゼントや特別な日に!5,000円以上ベスト5
商品画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
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商品名 | スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ アルテミス カベルネ・ソーヴィニヨン | クロ・デュ・ヴァル ”エステート” ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン | アルノー・ロバーツ シラー ソノマ・コースト | ケイマス カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー | アントヒル・ファームズ ピノ・ノワール コンプチ・リッジ・ヴィンヤード |
詳細 | アルコール度数:14.5% フルボディ 原料:カベルネ・ソーヴィニヨン98% 、メルロー、マルベック2% | アルコール度数:14.1% フルボディ 原料:カベルネ・ソーヴィニヨン93%、メルロー3.5%、カベルネ・フラン3.5% | アルコール度数:12.2% フルボディ 原料:シラー | アルコール度数:14.6% フルボディ 原料:カベルネ・ソーヴィニヨン | アルコール度数:12.9% フルボディ 原料:ピノ・ノワール |
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詳細情報
度数:14.5%
味わい:フルボディ
産地:アメリカ、カリフォルニア、ナパヴァレー
品種:カベルネソーヴィニヨン、プティ・ヴェルド
明石家さんまさんも太鼓判を押したことで、一躍市場から姿を消すほど人気を博した一本。
それがこちらの「ナパ・ハイランズ カベルネソーヴィニヨン」。
ナパ・ヴァレーの醍醐味とも言うべき、凝縮した果実味と豊かな樽香、飲み応えある力強いボディが堪能できます。
香り | ブラックチェリー、リコリス |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★★ |
渋み | ★★★★★ |
第5位
アントヒル・ファームズ ピノ・ノワール コンプチ・リッジ・ヴィンヤード
アントヒル・ファームズのピノ・ノワールは、その繊細さを活かした、堅実な味わいが特徴です。
グラスに注げば、ラズベリーをはじめとするベリー系や、ドライフラワー特有のフローラルな香り、そしてスパイシーな香りが複雑に絡みあうアロマが漂います。
口当たりもシルキーで、一口含むごとにチェリーソースのような豊かな果実味と、バニラを思わせる風味が広がり、滑らかなタンニンとほのかに漂うスパイシーな余韻が心地良く続き、豊かな充足感を与えてくれる1本です。
ボディ | ブドウ品種 | 産地 |
ミディアムボディ | ピノ・ノワール | メンドシーノ |
香り | クランベリー、トースト |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |

第4位
ケイマス カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー
ケイマス・ヴィンヤーズは、銘醸地ナパ・ヴァレーの中でも世界最高峰のカベルネ・ソーヴィニヨンを手掛ける生産者として知られている名ワイナリーです。
その味わい、風味ともに重厚かつ気品に満ちていて、きめ細やかなタンニンはまるでビロードのよう。
成熟した複雑な香りとビターさ、そしてリッチな口当たりとカベルネ・ソーヴィニヨンの魅力を如実に表現しています。
ボディ | ブドウ品種 | 産地 |
フルボディ | カベルネ・ソーヴィニヨン | ナパ・バレー |
香り | ドライフルーツ、ヴァニラ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★★ |
渋み | ★★★★★ |

第3位
アルノー・ロバーツ シラー ソノマ・コースト
『栽培の魔術師』として知られるアルノー・ロバーツ氏が手掛けるシラーは、柔軟性があり、それでいて実に表現力が豊かです。
ブラックチェリーやラベンダー、セージやリコリスなどが複雑に混ざり合った、甘く、さわやかで奥行きのある風味。
凝縮された果実味とタンニンのバランスも美しく、一口味わうごとに穏やかで繊細な味わいを楽しめます。
ボディ | ブドウ品種 | 産地 |
フルボディ | シラー | ソノマカウンティ |
香り | 黒胡椒、スミレ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |
渋み | ★★★★★ |

第2位
クロ・デュ・ヴァル ”エステート” ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン
フルボディ
原料:カベルネ・ソーヴィニヨン93%、メルロー3.5%、カベルネ・フラン3.5%
クロ・デュ・ヴァルは『パリ試飲事件』でカリフォルニア代表として初ヴィンテージが選ばれるほどの高い実力を誇る名ワイナリーです。
その10年後のリターンマッチにて、1972年のクロ・デュ・ヴァルのカベルネ・ソーヴィニヨンが見事優勝を勝ち取ることで、世界中にその名をとどろかせました。
こちらのカベルネ・ソーヴィニヨンは、まるでシルクを思わせるような滑らかな口当たりと、ブラックベリーのジャムを思わせるような濃厚さが特徴。
葉巻や杉の木のようなアロマが特徴的で、しっかりとしたタンニンと、複雑で華麗な味わいを堪能できます。
ボディ | ブドウ品種 | 産地 |
フルボディ | カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー/カベルネ・フラン | ナパ・バレー |
香り | ブラックチェリー、西洋スギ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |
渋み | ★★★★★ |

第1位
スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ アルテミス カベルネ・ソーヴィニヨン
かつて『パリ試飲事件』にて一躍名を馳せた、スタッグス・リープ・ワイン・セラーが手掛けるカベルネ・ソーヴィニヨンは、まさに珠玉の逸品と呼ぶに相応しい味わいです。
ギリシャの狩猟の女神、アルテミスの名を冠したこちらのワインは、プルーンや黒い果実、コーヒーなどの香ばしくビターな香りが印象的。
時が経つにつれ、切り株を思わせるような渋みある芳香が鼻孔をくすぐります。
肉厚なボディながらも、実に洗練された味わいは、まさにボルドー1級シャトーを抑えた名ワイナリーならではの高い実力を感じさせます。
余韻も実に優雅で心地よく、まったりとしたひと時の中で味わうのにふさわしい1本です。
ボディ | ブドウ品種 | 産地 |
フルボディ | カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー/マルベック | ナパ・バレー |
香り | ブラックベリー、タバコ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |
渋み | ★★★★★ |

ノースコーストの赤ワインに合わせるおすすめの料理
Tボーンステーキ
ナパ・バレーのカベルネ・ソーヴィニヨンはTボーンステーキと非常に良く合います。
力強い渋味と豊かなフルーツの風味が特徴のカベルネ・ソーヴィニヨンは、Tボーンステーキのボリュームある味わいと相性ぴったりです。
また、樽熟成によるリッチで風味が、ステーキの焦げた香ばしさが絶妙にマッチして両者の味わいを引き立てます。
シンプルかつ豪快に焼き上げたTボーンステーキと、フルボディな赤ワインの王道の組み合わせをぜひお楽しみください。
鴨肉のスモーク
ソノマカウンティのピノ・ノワールは、その華やかなアロマとエレガントな酸味がスモーク鴨肉と相性が良いです。
ノースコーストならではのややふくよかなピノ・ノワールのフレッシュな果実の風味と酸味が、鴨肉のスモーキーな味わいと独特の脂身によく合います。
また、ピノ・ノワールの華やかな香りが、スモーク鴨肉の独特の香ばしさと相まって、一層の複雑さを生み出します。
ピノ・ノワールと鴨肉の相性は世界中で楽しまれているので、ぜひお試しください。
ハンバーガー
アメリカの国民食とも言えるハンバーガー。
ジューシーで食べ応えのある味わいのハンバーガーは、カジュアルで果実味のある赤ワインと相性ぴったりです。
あまり高級ではない温暖な産地のカベルネ・ソーヴィニヨンや、シラーなどの濃い目の赤ワインと最高の相性となるでしょう。
特にスパイシーな風味を持つシラーはベストマッチと言えます。
味噌カツ
味噌カツは赤ワインとおすすめの日本料理。
味噌ダレの甘辛い濃厚な味わいが、黒いベリー系の風味を持ったノースコーストの赤ワインとバッチリ合います。
こちらも温暖な地域で生産される、ベリーのジャムを思わせる風味を持った赤ワインがおすすめ。
味噌とワインの風味の相性はもちろん、豚肉の脂身とワインの渋味が溶けあうような味わいもお楽しみいただけるでしょう。
ノース・コースト産赤ワインは果実味豊かで濃厚な味わい!
今回は、カリフォルニアワインの中でも特に高品質と謳われる、ノース・コーストの赤ワインについてご紹介していきました。
ノース・コーストではナパ・ヴァレーやソノマ、メンドシーノなど数多くの銘醸地を抱えています。
数多くの名ワインを世界中に算出し、今やノースコーストはカリフォルニアワインになくてはならない地域です。
それでいて低価格帯でも絶品と言える上質な赤ワインが数多く存在するのも、ノース・コーストの魅力と言えます。
今回のまとめを参考に、ぜひノース・コーストの赤ワインの味わいを堪能してみてください。
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