ナパ・ヴァレーと言えば、アメリカの赤ワインの名産地。
今回はナパの赤ワインの特徴から、選び方、おすすめの赤ワインをご紹介します。
目次
ナパ・ヴァレーの赤ワインはパリスの審判で有名に
ナパの赤ワインがその名を世界にとどろかせたのは、1976年のパリス審判です。
これは、フランスのパリでナパのワイナリーを招いて行われた、テイスティングイベントのこと。
世界的にも圧倒的にフランスワインが評価されている風潮の中で、ナパのワインが圧勝したのです。
ナパと言えばカルトワイン
ナパのワインを語る上で外せないのがカルトワインの存在です。
カルトワインとは、ロバート・パーカー氏など有名評論家がつけたスコアで100点、または100点に限りなく近いスコアを何度も獲得し、それを機に需要が高まることで、価格が高騰したワインのことです。
ずば抜けた品質で超高級なだけでなく、生産量が極端に少なく、メーリングリストや特別な顧客にしか販売しない「スーパーレア」なワインを指し、世界中のワインコレクター垂涎の的です。
現在でも驚異的人気は衰えず、「カルトワイン」と呼ばれるワイナリーはナパヴァレーに集中しています。
・ハーランエステート
・スクリーミングイーグル
・スローンエステート
・グレイスファミリー
・シュレーダーセラーズ
・ハンドレッドエーカー
・コルギン
ナパ・ヴァレーの赤ワインの特徴
ここではナパ・ヴァレーの赤ワインの特徴を紹介していきます。
多様なスタイルのワイン
カリフォルニア州内でも特に高級ワイン産地として知られるナパ・ヴァレー。
造られるワインは、ブドウが栽培される畑の場所や造り手によって異なり、味わいには多様性があるのが魅力です。
全体的には果実味が濃厚でパワフルなスタイルのワインが多く生産されています。
フランスよりも濃い果実味と甘さを含んだワイン
豊富な日照量と、収穫期に雨がほとんど降らない気候は、フランスよりも恵まれています。
そのため、ブドウの糖度が充分に上がり、フランスに比べて果実味が豊かで、濃厚な凝縮感と甘味を含んだ仕上がりです。
バランスをとるために、新樽を使用するケースも多く有ります。
若いうちからたのしめて満足度の高いワイン
力強く長期熟成に耐えるワインも多く造られていますが、ボルドーやブルゴーニュと比較すると、全体的に若いうちからたのしめるワインが非常に多いです。
例えば3,000円以内で購入できるワインを比較すると、ナパの赤ワインの方が購入後すぐでもたのしめて満足度も高いと言えます。
ナパ・ヴァレーの赤ワインの選び方
ここからはナパ・ヴァレーの赤ワインの選び方を紹介していきます。
ナパ・ヴァレーの赤ワインを選ぶ際は品種・産地・ワイナリー・価格の4つのポイントに注目することが大切です。
では早速見ていきましょう。
品種で選ぶ
まずは品種で選ぶ方法です。
今回はナパ・ヴァレーの赤ワインでよく使われるカベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、ピノ・ノワール、ジンファンデルの4つのブドウ品種を紹介します。
ではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
果実味溢れる「カベルネ・ソーヴィニヨン」
カベルネ・ソーヴィニヨンはフランスのボルドー原産の品種です。
ナパを代表する品種で、最も多く栽培されています。
フルボディに仕上がります。
ナパのカベルネ・ソーヴィニヨンで造られる赤ワインは、ボルドーと比べて果実味が高いのが特徴です。
土壌の個性が反映された、ミネラル感溢れる濃厚なワインに仕上がります。
またカベルネ・ソーヴィニョンについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
>>【ソムリエ監修】カベルネ・ソーヴィニヨンおすすめ18選を紹介!
若くても熟成させても美味しい「メルロー」
メルローはフランスのボルドー原産で、単一品種のワインもありますが、カベルネ・ソーヴィニヨンとブレンドされることが多いです。
ミディアムから、ややフルボディに仕上がります。
若いうちでも美味しく飲めるのが特徴です。
一方で、熟成したメルローは洗練さが増し、カベルネ・ソーヴィニヨンに劣らない重厚な味わいを醸し出します。
またメルロについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
>>【ソムリエ監修】メルロはどんな品種?特徴からおすすめワイン15選を紹介
エレガントで繊細「ピノ・ノワール」
ピノ・ノワールはフランスのブルゴーニュ地方が原産の品種です。
柔らかいタンニンで、エレガントで繊細な味わい。
比較的軽めのミディアムボディに仕上がります。
ナパのピノ・ノワールはブルゴーニュに比べて果実味の強い味わいです。
熟成により枯葉やジビエを思わせる複雑な香りへと変化し、円熟味も増します。
またピノ・ノワールについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
>>【ソムリエ監修】ピノ・ノワールとは?特徴、種類、おすすめのワインまで紹介!
パワフルさが魅力「ジンファンデル」
ジンファンデルはカリフォルニア州を中心に栽培されている品種です。
温暖な北部を中心に栽培され、フルボディのワインに仕上がります。
日照時間に恵まれたナパでは、果実の凝縮感があり、アルコール度数も高くパワフルなワインに仕上がります。
手頃なものから、高級なものまで用途に合わせて幅広い選択肢からチョイスできるのも魅力です。
またジンファンデルについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
>>ジンファンデルとは?特徴から、おすすめのワイン15選をソムリエが紹介!
おすすめワイナリーで選ぶ
ワイナリーで選ぶことも非常におすすめです。
ワイナリーで選ぶということは、ナパ・ヴァレーの赤ワインを味わいや香りなどの表面だけで楽しむだけでなく、歴史的背景など奥深さを感じることに繋がります。
今回紹介するワイナリーはフランシスカン・ステート、マーカムヴィンヤーズ、クロ デュ・ヴァル、スクリーミング・イーグルの4つです。
では早速見ていきましょう。
フランシスカン・ステート
ナパで最も愛されるワイナリーのひとつで、日本でもワインショップ・オンラインストアで大変入手しやすいワインです。
なかでもオークヴィルヴィンヤード(カベルネ・ソーヴィニヨン)はなんとオーパスワンの斜向かい、隣がシルバーオーク、その先がカルトワインで名高いスクリーミングイーグルの畑がある恵まれた場所にあり、大変素晴らしいワインが造られています。
マーカムヴィンヤーズ
ナパで4番目に古い老舗のワイナリーです。
まだマイナー品種だったメルローを、可能性のある素晴らしいワインだとして世に知らしめた第一人者です。
現在でも特にメルローの品質は高い評価を受けています。
クロ デュ・ヴァル
1976年「パリスの審判」、10年後のリターンマッチでボルドーのグランヴァンを差し置いて、見事1位に輝いたのがクロデュヴァルのカベルネソーヴィニヨン(1972年)でした。
それ以来、高品質のワインを造り続けているとして世界的に評価を受ける非常に有名なワイナリーです。
スクリーミング・イーグル
カルトワインの中でもずば抜けて人気が高く、世界最高峰のカベルネソーヴィニヨンとして讃えられています。
生産量は年600~700ケースと非常に少なく、入手困難を極めています。
知っておくべきエピソードとして、2000年のナパ・チャリティオークションにてスクリーミングイーグル1992のマチュザレムボトルが50万ドル(約550万円)で落札されたことです。
ナパ・ヴァレーの人気おすすめ赤ワイン17選
ここからはナパ・ヴァレーの人気おすすめ赤ワインを17選紹介していきます。
予算ごとにランキング形式で紹介しているので、自分の目的に合わせてお選びください。
では早速見ていきましょう。
日常使いにおすすめ!予算2,000円
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詳細情報
度数:14.6%
味わい:フルボディ
産地:アメリカ、カリフォルニア、ナパヴァレー
品種:カベルネソーヴィニヨン
人気の高いナパ産赤ワイン。ですが、価格も高いのがネックとなっています。
そんな中産まれたのが「シックス・エイト・ナイン」
十数年の間に築いたブドウ栽培農家との深い信頼関係から、良質なブドウを妥当な価格で入手し低価格帯のワインを実現。
香り | ブラックチェリー、リコリス |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
5位
フラット・ロック メルロー
オニールヴィントナーズは、もともとはバルクワインというブレンド用のワインを多く生産していました。
しかし、各家庭で楽しめるテーブルワインを作りたい、という想いからフラットロックをリリース。
シリーズではアメリカン航空アドミラルラウンジのファーストクラスにて、グラスワインで採用されています。
香り | カシス、キノコ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★★☆ |
4位
チェケッテイ レッドツリー カベルネソーヴィニヨン
チェケッテイは2007年設立、ナパ・バレー北部のワイナリーで、品質にこだわりながらリーズナブルなワインを生産しています。
醸造責任者はカリフォルニアで30年以上の経験を持ち、常にコストパフォーマンスに優れたワイン造りを目指しています。
チェリーの香りに、ほのかにオークや杉のニュアンス。優しいタンニンと赤い果実やジャムのような凝縮感溢れる味わいです。
ナパの濃厚なワインで毎日の食卓がワンランクアップするでしょう。
香り | ブラックベリー、森 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
3位
チェケッテイ レッドツリー ピノノワール
2位と同じワイナリー、チェケッテイが手がけるピノ・ノワールの赤ワインです。
ストロベリーを思わせる果実味豊かな香りと、かすかな樽のニュアンス。
柔らかなタンニンで、フレッシュな味わいのワインです。
軽めで毎日飲んでも飽きない美味しさ。ブルゴーニュのピノ・ノワールと飲み比べてみるのも楽しいでしょう。
香り | イチゴ、バラ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
2位
エイリアス メルロー カリフォルニア
エイリアスは、現在もカリフォルニアの有名ワイナリーで働いている8名が集まり、匿名でワイン造りをはじめたブランドです。
ブドウ品種と、ワイナリーはナパヴァレーに所在すること以外の情報は伏せられています。
庶民が楽しめる価格のカルトワインを届けたいというコンセプト通り、高いコストパフォーマンスを持つカリフォルニアワインになっています。
香り | カシス、杉 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
1位
ベリンジャー・ヴィンヤーズ ファウンダース・エステート・カベルネ・ソーヴィニヨン
ベリンジャー・ヴィンヤーズは1876年創業の老舗。プレミアムワイン生産ではアメリカ屈指のワイナリーです。
収穫された畑によって別々の樽で熟成された、バランスのよいワインです。ブルーベリーの香りに、シナモンやモカを思わせるニュアンス。絹のような舌触りで、長い余韻が残ります。
クセがなくまろやかな味わい。毎日のテーブルワインとして飲みやすく、洗練されている味わいなので来客に出しても遜色ないクオリティです。
香り | チョコレート、タバコ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |
2,000円以下のナパ・ヴァレー赤ワイン比較表
商品画像 | |||||
---|---|---|---|---|---|
商品名 | ベリンジャー・ヴィンヤーズ ファウンダース・エステート・カベルネ・ソーヴィニヨン | エイリアス メルロー カリフォルニア | チェケッテイ レッドツリー ピノノワール | チェケッテイ レッドツリー カベルネソーヴィニヨン | フラット・ロック メルロー |
詳細 | アメリカ、ミディアムボディ | 度数:13.7 % 味わい:ミディアムボディ 産地:アメリカ、カリフォルニア州 品種:メルロー | アメリカ、辛口/ミディアムボディ、レッド ツリー ピノノワール | アメリカ、辛口/ミディアムボディ | 度数:13.5 % 味わい:ミディアムボディ 産地:アメリカ、カリフォルニア州 品種:メルロー |
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週末や来客などがある日に!2,000円~5,000円ベスト6
6位
シックス・エイト・ナイン ナパ・ヴァレー レッド
コスパ最強のナパ・・ヴァレー赤ワイン。
優しい飲み口で、口に含むと赤い果実の味わいを次々に感じることができます。
フルボディですが、ソフトなタンニンとなっているため赤ワインが苦手な方にも試していただきたい1本です。
香り | カシス、シナモン |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★★☆ |
5位
クロ・デュ・ヴァル クラシック ナパ・ヴァレー ジンファンデル
クロ・デュ・ヴァルは、1972年にボルドー出身の醸造家がナパ・ヴァレーのスタッグス・リープに設立したワイナリーです。
1976年のパリ・ティスティングでカリフォルニアを代表する1本として選ばれ、1986年のリターンマッチではトップに選出されるという実力派ワイナリー。
ジンファンデル100%で造られているワインです。赤系果実の香りと、スパイスやシナモンのニュアンス。ソフトでしなやかなタンニンと、凝縮した果実味が口いっぱいに広がります。長い余韻が続くでしょう。
週末に時間をとってゆっくり味わいたい逸品です。
香り | ブラックベリー、落ち葉 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |
4位
ナパ・セラーズ ピノノワール ナパヴァレー
ナパ・セラーズはナパの中心・オークヴィルにあるワイナリーです。
その造るワインは高いコストパフォーマンスで、世界のワイン愛飲家を魅了し続けています。
醸造責任者のジョー・シアレー氏はセパージュやブレンドで7回優勝しているという熟練のワイン醸造家。
ナパの伝統的なスタイルを守りながら、数多くの品種による多様なセパージュを手がけています。
しっかりとした色調で、シガーボックスやチェリーパイを思わせる落ち着いたアロマ。シルクのような滑らかな飲み心地で、凝縮した果実味と酸味がバランスのとれた、深い味わいのピノ・ノワールです。
ブルゴーニュのピノ・ノワールと飲み比べて、ナパの個性的な味わいを確かめるのも楽しいでしょう。
香り | 苺、牡丹 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
3位
ナパ ハイランズ カベルネ・ソーヴィニヨン
味わい:フルボディ
産地:アメリカ、カリフォルニア州
品種:カベルネ・ソーヴィニョン90%、プティ・ヴェルド10%
ブドウはオーパス・ワンと隣接するオークヴィルの畑で収穫されたものを使用。
味わいはナパヴァレーらしさを体現したようなワインになります。
リッチでボリューミー、豊富なタンニンと果実味が心地よく折り重なり、非常に高いパフォーマンスを発揮するカベルネ・ソーヴィニョンです。
香り | カシス、キノコ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
2位
サン・スペリー・カベルネ・ソーヴィニヨン
サン・スペリーは、ナパでトップクラスのエステートワイナリーです。
寒暖の差があるナパの気候を活かし、カベルネ・ソーヴィニヨンを中心に生産。ワンランク上のワインを生産しています。
紫色を帯びた濃く鮮やかな赤色で、豊かで黒いプラムやスグリの香り。モカやブラウンシュガー、樽熟成によるトースト香が調和しています。
なめらかな口当たりで、ブラックベリーやダークチョコレート、エスプレッソビーンズの味わいが広がります。豊かで濃縮した、骨格のしっかりとしたワイン。来客のおもてなしにすれば、賞賛されること間違いないでしょう。
香り | ブルーベリー、カカオ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
1位
ダックホーン デコイ・メルロー
ダックホーンは1976年、ナパの中心部・セントヘレナの北に設立されたワイナリーです。
当時ブレンド用の品種とされていたメルローを中心にしたワインを造り、大成功をおさめたナパ・メルローの立役者です。
メルローを主体にカベルネ・ソーヴィニヨンを少しだけブレンド。メルローに特徴的なブラックチェリー、プラムの香りに、スパイスのフレーバーが感じられます。繊細で芳醇な味わい。長い余韻が続くでしょう。
ナパのメルローが飲みたいと思ったら、一番にこちらをおすすめします。
香り | 無花果、落ち葉 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
2,000円~5,000円のナパ・ヴァレー赤ワイン比較表
商品画像 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | ダックホーン デコイ・メルロー | サン・スペリー・カベルネ・ソーヴィニヨン | ナパ ハイランズ カベルネ・ソーヴィニヨン | ナパ・セラーズ ピノノワール ナパヴァレー | クロ・デュ・ヴァル クラシック ナパ・ヴァレー ジンファンデル | シックス・エイト・ナイン ナパ・ヴァレー レッド |
詳細 | アメリカ、辛口/フルボディ、ダックホーンヴィンヤーズ | アメリカ、辛口/フルボディ、アサヒビール | 度数:14 % 味わい:フルボディ 産地:アメリカ、カリフォルニア州 品種:カベルネ・ソーヴィニョン90%、プティ・ヴェルド10% | アメリカ、辛口/フルボディ、ナパ・セラーズ | アメリカ、辛口/フルボディ、クロ・デュ・ヴァル | 度数:13.5 味わい:フルボディ 産地:カリフォルニア |
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特別な日に!5,000円以上ベスト6
6位
ケイマス・ヴィンヤーズ カベルネ・ソーヴィニョン ナパ・ヴァレー
ケイマス・ヴィンヤーズは、まだ19歳だったチャック・ワグナー氏とその両親が1972年に設立したワイナリー。
世界中から圧倒的評価を受けており、特にカベルネ・ソーヴィニョンを使ったワインの人気が高いことが特徴です。
フルボディの奥深い味わいと香りを楽しみつつも、果実の甘みやアーモンド・バニラのエッセンスを感じられる一本となっています。
香り | カシス、カカオ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★★ |
渋み | ★★★☆☆ |
5位
エモロー メルロ ナパヴァレー
ワグナー・ファミリー・オブ・ワインは、カリフォルニアで最も歴史ある家族経営ワイナリーのひとつ。
ワイン愛好家や専門家から高い評価を受け続けているワイナリーです。
黒チェリー、熟したプラムなどの濃厚なアロマ。さらにダークチョコレートミント、バニラ、スパイスなどのニュアンスも複雑に重なります。
滑らかなタンニンと凝縮された果実の風味が豊かに広がり、とても滑らか。一度飲んだら忘れられない、豪華さと芳醇さが魅力です。
大切な人との思い出のディナーに添えれば、豪華な時間を演出してくれるでしょう。
香り | ブラックチェリー、シナモン |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
4位
ニュートン アンフィルタード カベルネ ソーヴィニヨン
ニュートンはナパでサステイナブル農法を採用。自然と一体になったワイン造りをしているワイナリーです。
カシスやカカオ、バニラが一体となったフレーバーは、とても官能的です。ナパ産のカベルネ・ソーヴィニヨンの力強さを華やかに表現しているワイン。
ボルドーに負けない、高いクオリティ。記念日など特別な日にゆっくり味わいたい極上の1本です。
香り | ブルーベリー、チョコレート |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |
3位
シルヴァー・オーク アレキサンダー・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン
シルヴァー・オークは今、ナパで最も人気のあるトップ・ワイナリーです。
多くのワイナリーがフレンチオークを使用してボルドースタイルに重きを置く中で、アメリカンオークによる熟成にこだわりを見せています。
使用する樽は、特別な風味をワインに与えるミズーリ州の最上級品。古き良き時代のワインを造りだしています。
上質なアメリカンオークから造られるワインは、濃厚かつ繊細で、驚くほどの力強さ。プラムやブラックベリーのようなたっぷりとした果実味に、後からバニラ香が押し寄せます。
穏やかな酸味と上品なタンニンがバランスのとれた、繊細で深い味わい。いつまでも飲み続けられる優しさが感じられます。
休日のゆっくりした時間に、思う存分味わいたい逸品です。
香り | カシス、シナモン |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
2位
ドミナス
ドミナスは、ペトリュス、オザンナ、ベレール・モナンジュなどボルドー右岸のスターワインを育てあげた世界屈指のワインメーカー、クリスチャン・ムエックス氏が今もっとも力を注いでいるワインです。
2011年ヴィンテージは、ドミナスが目指す洗練されたカリフォルニアワインの理想形が色濃く反映されたヴィンテージ。
凝縮した果実味に、シルキーなタンニンと柔らかな酸が溶け込みます。溢れる果実のアロマに幾層にも重なるキャラクターが複雑さを演出。深みのある味わいは、長い余韻を残すでしょう。
綺麗な酸が全体を支えていて、長期熟成のポテンシャルを有しています。
ボルドーの技術とナパのテロワールがみごとに融合したワイン。 一度は味わってみたい逸品です。
香り | |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |
>>同様の作り手が手がける最高級のボルドーワイン「ペトリュス」について詳しくはこちらから
1位
オーパス・ワン
バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵とロバート・モンダヴィ氏のコラボレーションで生まれた、最高級カリフォルニアワインです。
ブルーベリーやブラックベリーなど、熟した果実の豊かな香り。クリーミーで、層をなす複雑味が口の中に広がります。
凝縮した果実の味わいに、ベルベットのような舌触りのタンニンが溶け込みます。しっかりとしたストラクチャーと酸味が調和して、長い余韻が続きます。
ナパを代表する最高峰の赤ワイン。値段以上の価値があるのは間違いありません。特別な日の1本にまさしくふさわしいでしょう。
香り | カシス、カカオ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★★☆ |
5,000円以上のナパ・ヴァレー赤ワイン比較表
商品画像 | ||||||
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商品名 | オーパス・ワン | ドミナス | シルヴァー・オーク アレキサンダー・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン | ニュートン アンフィルタード カベルネ ソーヴィニヨン | エモロー メルロ ナパヴァレー | ケイマス・ヴィンヤーズ カベルネ・ソーヴィニョン ナパ・ヴァレー |
詳細 | アメリカ、辛口/フルボディ、オーパス・ワン | アメリカ、辛口/フルボディ、エノテカ | アメリカ、辛口/フルボディ、シルバー・オーク・セラーズ | アメリカ、辛口/フルボディ、MHD | アメリカ、オンラインワインストアWassy's | 度数:14.6 味わい:フルボディ 産地:カリフォルニア |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
ナパ・ヴァレーの赤ワインの美味しい飲み方
ここではナパ・ヴァレーの赤ワインの美味しい飲み方について紹介します。
今回紹介するのは温度・グラス・飲み方のコツ・デキャンタージュです。
では解説していきます。
温度は16~20℃で保存しよう
ナパ・ヴァレーの赤ワインは16~20℃で保存しておきましょう。
16~20℃で赤ワインを保存することで、タンニンの奥深さを強く感じられます。
また赤ワインの保存温度は13~20℃など幅広くとられていることが多いですが、理由はボディによって保存温度が変わるからです。
そのためナパ・ヴァレーの赤ワインはフルボディが多いことから、16~20℃と覚えておけば問題ありません。
しかし温度の細かい調整はもちろん、16~20℃での保存は冷蔵庫だと冷えすぎてしまい、夏場の場合は常温で保存しづらいことが現実です。
そこでナパ・ヴァレーの赤ワインの保存には積極的にワインセラーを利用することをおすすめします。
ワインセラーを利用すればナパ・ヴァレーの赤ワインはもちろん、白ワインなどの他ワインも適切に保存できますよ。
家庭用のワインセラーについてはコチラを参考にしてみてください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめワインセラー17選!家庭用にはコレ!
口の広いグラスがおすすめ
ナパ・ヴァレーの赤ワインを飲むときは口の広いグラスがおすすめです。
ナパ・ヴァレーの赤ワインはフルボディの赤ワインが多いことから、インパクトの強い香りやタンニンの奥深さを感じられる口の広いワイングラスが良いからです。
実際にワイングラスの口が広いと、ワインと空気がより触れ合うことで香りを感じやすくなっています。
具体的にはブルゴーニュ型やボルドー型のグラスを使うことがおすすめです。
ぜひ自分に合ったワイングラスを選んでみてください。
またワイングラスについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめのワイングラス15選!種類とブランドも紹介
香りを楽しむために軽く回してみよう
ナパ・ヴァレーの赤ワインを飲む際は、ワイングラスを軽く回して香りを楽しむことがおすすめです。
ワインを回す「スワリング」は香りを感じるためによく行われており、ナパ・ヴァレーの赤ワインの芳醇な香りやタンニンの深さを感じられ、味わいだけでなく香りも楽しめるようになります。
スワリングをする際には、右利きの方であれば反時計回りにグラスを回すことも覚えておきましょう。
グラスを内側方向へ回すことで、ワインがこぼれたときでも自分側にワインがこぼれるため、周りに迷惑をかけることがありません。
またワイングラスを回さずに傾けて香りを感じる行為も最近では良く行われています。
ぜひどちらも試してみて自分に合った方法で赤ワインを楽しんでくださいね。
デキャンタージュでさらに楽しむ
ナパ・ヴァレーの赤ワインを飲むときは、デキャンタを使ってみましょう。
デキャンタージュは若い赤ワインから、熟成させた赤ワインをまろやかにしたり、渋みを取り除くことができます。
デキャンタージュによって味わいが変化することをぜひ楽しんでみてください。
ちなみにデキャンタを使ってワインを空気に触れさせることを「デキャンタ―ジュ」と言いますよ。
しかしデキャンタという言葉を知っていても、使い方や選び方がわからない方も多いでしょう。
デキャンタについてより詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。
>>デキャンタとは?使い方から、おすすめのデキャンタ10選をご紹介!
ナパ・ヴァレーの赤ワインと相性が良い料理
ここではナパ・ヴァレーの赤ワインと相性の良い料理について紹介していきます。
ぜひ今回紹介する料理の中から、ナパ・ヴァレーの赤ワインと相性の良い自分だけのマリアージュを見つけてくださいね。
では早速見ていきましょう。
・牛肉、豚肉をワインやトマトでじっくり煮込んだ料理
・すき焼き
・肉汁溢れる手作りハンバーガー
・ワインを加えてよく煮込んだシチュー
・濃厚なソースのハンバーグステーキ
・鹿肉ステーキ赤ワインソース
・マグロのレアカツ
・トマトのミートパスタ
・サラダチキン
ナパ・ヴァレーの赤ワインの多くはフルボディのワインのため、濃い味付けの料理が相性と合わせることをおすすめします。
理由はナパ・ヴァレーの赤ワインの奥深さをより引き出せるように、料理も同じようにインパクトの強いものを選ぶことでより美味しく楽しめるからです。
味付けがしっかりとされており、主張の強い料理を選ぶようにしましょう。
またミディアムボィのナパ・ヴァレー赤ワインの場合は、上記の料理を少し優しめの味付けにすることで充分に楽しむことができます。
サラダチキンなどヘルシーな料理とも相性ばっちりです。
調理方法や味付け具合を工夫して、ぜひ今回紹介した以外にもマリアージュを見つけてくださいね。
またナパ・ヴァレーの赤ワインと合わせておつまみを楽しみたい方は、こちらをご覧ください。
>>【ソムリエ厳選】赤ワインにおすすめのつまみ!手軽に買える物から簡単レシピまでご紹介!
ナパ・ヴァレーの赤ワインを楽しもう!
ナパの赤ワインを17本、ランキングでご紹介しました。
ナパはワイナリーごとに個性があり、バラエティに富んだワインが楽しめます。品種ごとに選びやすく、それぞれの味わいを比べるのも面白いでしょう。
また、大切な人にワインをプレゼントしてみるのもおすすめですよ。
ソムリエが厳選したプレゼント用のワインを紹介しているので、こちらも合わせて確認してみてください。
アメリカの赤ワイン全体が気になる方はこちらの記事もどうぞ
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