「アメリカのワインにはどんなものがある?」
「アメリカワインのおすすめは?」
アメリカのワインというと真っ先に思い浮かべるのは「カリフォルニアワイン」なのではないでしょうか。
アメリカにはカリフォルニア以外にも優秀な生産地があります。
そこでこの記事では、アメリカのワイン全体の特徴や産地・生産者の紹介ですが、カリフォルニア州以外にもスポットを当ててお伝えします。
フランスやイタリアのワインにはない魅力の詰まったアメリカワインのすばらしさをぜひ知ってください。
目次
アメリカのワインの特徴
アメリカワインの特徴はどんなところにあるのでしょうか? 実は、歴史の浅さを逆手にとって最大の長所を生み出したところがアメリカワイン最大の特徴なのです。
成長の背景
アメリカはワイン生産国としての歴史はそう古くはありません。最大生産地カリフォルニアでさえ、18世紀後半に修道士たちが造ったミサ用ワインがその始まりと言われています。まだ300年も経過していません。
古いワイン生産国には、長期に渡る経験の蓄積で得られた事実が存在します。そういった事実を科学的に研究し活用したのがアメリカのワイン造りです。
すなわち、気候・土壌・地形といったブドウ栽培の環境を、化学的根拠に基づいて選択したのです。もちろん、広大な国土という背景があったからできたこと。
このようにアメリカのワイン造りは、欧州各国に比較すると、とても化学的・合理的なのです。
マーケットの特徴
近年、アメリカのワイン生産量は、イタリア・フランス・スペインについで世界第4位。
世界有数のワイン生産国でありながら、国内の消費量が生産量より多いのは他の生産国にはない特徴です。特にプレミアムワインの消費量は膨大です。
このようなマーケットを従えているため、アメリカのワインメディア・ワイン評論家が世界のワイン消費者に与える影響は大きく、この巨大マーケットは、生産者の動向にも影響を及ぼすほどの存在です。
アメリカワインが選ばれる理由
アメリカワインが世界中で選ばれる理由は、品質の高さ、マーケティング戦略の巧みさ、そして手頃な価格設定にあります。
国際的なワインコンペティションでの高い評価は品質の証明であり、わかりやすいラベルデザインやネーミングは消費者に訴求力があります。
さらに、大量生産によるコストダウンにより、高品質なワインをリーズナブルな価格で提供しています。
以下に、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
- 国際的なワインコンペティションで高い評価
- わかりやすいラベルデザインやワインの個性を表現したネーミング
- 大量生産によるコストダウンを実現
国際的なワインコンペティションで高い評価
アメリカのワイン、特にカリフォルニアのナパバレーやソノマ産のワインは、国際的なワインコンペティションで常に高い評価を得ています。
インターナショナル・ワイン・チャレンジなどでは、毎年多くのアメリカワインがメダルを獲得しています。
これらの受賞は、アメリカワインの品質の高さを証明するものであり、消費者がアメリカワインを選ぶ理由の1つです。
また、高い評価を得たワインは、メディアでも選ばれることが多く、ブランド認知度の向上にも取り組んでいます。
わかりやすいラベルデザインやワインの個性を表現したネーミング
アメリカのワイン生産者は、マーケティングやブランディングにも力を入れています。
特に、ラベルデザインやネーミングは、消費者の目を引き、ワインの個性を表現する重要な要素です。
アメリカのワインラベルは、色鮮やかで印象的なデザインが多く、ワインの特徴やイメージを視覚的に伝えています。
例えば、「シックス・クローヴズ」や「アペラシオン」など、ストーリー、性のある名前や、ワインの味わいを連想させる名前が付けられています。
これらのラベルのデザインやネーミングは、消費者に強い印象を与えているのです。
大量生産によるコストダウンを実現
アメリカの大手ワイナリーは、大量生産体制を整えることで、コストダウンを実現しています。
広大な土地と機械化された生産設備を活用し、効率的ワインを生産することで、価格競争力を高めているのです。
また、アメリカでは、ワイン用ブドウの栽培も大規模に行われており、安定した供給が可能となっています。
そのため、高品質なワインを手頃な価格で提供することが可能です。
消費者にとって、品質とコストパフォーマンスの高さは、アメリカワインを選ぶ大きな理由の一つとなっています。
価格設定は、ワインを日常的に楽しむきっかけにもなり、アメリカ国内でのワイン文化の浸透にも貢献しています。
アメリカのワイン産地
アメリカの代表的なワイン産地をご紹介しましょう。
カリフォルニア産が9割!?
アメリカワインの90%はカリフォルニア州で造られています。一口にカリフォルニアと言っても土地は広大で、気候も温暖なところから冷涼なエリアまで多岐に渡ります。
多種多様のブドウが栽培され、生産されるワインもバラエティ豊かです。
価格帯も、日常消費用から、ロマネ・コンティやシャトー ル・パンといったフランスの高品質高額ワインに匹敵するものまでそろっています。
ナパ、ソノマ、モントレーといった銘醸地は覚えておきましょう。
カリフォルニア以外は?
カリフォルニア州以外で覚えておくべき生産州はオレゴン州とワシントン州です。
ワシントン州
米国内ワイン生産量はカリフォルニア州に続き第2位。ブルゴーニュやボルドーと同じ緯度に位置し、夏の日照時間がカリフォルニアより2時間ほど長く、昼夜の寒暖差が大きい気候です。
そのため、酸がしっかりとした風味豊かなブドウが育ち、バランスの良いワインが生産されます。
主要品種は、赤がカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ。白はシャルドネ、リースリングです。
代表的な生産地はヤマキ・バレー、コロンビア・バレーあたりでしょう。
オレゴン州
1979年、フランスで行われたブルゴーニュVSオレゴンのピノ・ノワール比較テイスティングでアイリー・ヴィンヤーズの「ピノ・ノワール1975」が第2位を獲得。
これがきっかけで、ピノ・ノワール生産地として一躍世界の注目を浴びることになりました。著名な生産地はウィラメット・ヴァレーです。
現在もピノ・ノワールはこの州の中心的な品種で、栽培スタートから約40年で驚異的な結果を残しています。
小規模生産者が多いのがこの州の特徴です。全米で最も厳しいと言われるラベル表示法を実践している州で、ストイックで真摯な生産姿勢は今後も変わることはないでしょう。
アメリカワインの選び方
アメリカワインを選ぶ際には、様々な要素を考慮することが大切です。
中でも、品種、産地、生産者、価格は重要なポイントで、自分の好みに合った品種を選ぶ必要があります。
有名な産地のワインまた、安心のある生産者のワインは品質が保証されており、価格帯に合わせて選ぶことができます。
以下に、それぞれの選び方について詳しく解説します。
品種で選ぶ
アメリカワインを選ぶ際には、まずは自分の好みに合った品種を選ぶことが大切です。
アメリカで人気の品種には、赤ワインではカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、ピノ・ノワール、ジンファンデルなどがあります。
白ワインでは、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングなどが人気です。
産地で選ぶ
アメリカには、非常に優れたワイン産地があり、産地を理解することで、高品質なワインを選ぶことができます。
カリフォルニア州のナパバレーとソノマは、世界的に有名な産地ワインで、特にカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネで知られています。
ナパバレーのワインは、フルボディで濃厚な味わいが特徴で、ソノマのワインは、エレガントで繊細な味わいです。
バレーは、ピノ・ノワールの産地として知られ、ブルゴーニュに似た繊細な味わいのワインを生産しています。
ワシントン州のコロンビアバレーは、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロなどのボルドー品種で有名で、果実味豊か。
ニューヨーク州のフィンガーレイクスは、リースリングやゲヴュルツトラミネールなどの白ワインの産地として知られ、爽やかで酸味のあるワインが特徴です。
生産者で選ぶ
アメリカには、非常に優れたワイン生産者がおり、こだわりのある生産者のワインを選ぶことで、品質の高いワインを入手できることができます。
・ロバート・モンダヴィ
・リッジ・ヴィンヤーズ
・ドメーヌ・ドルーアン
・シャトー・サン・ミッシェル
・コンスタンティア・ワイナリー
ロバート・モンダヴィは、ナパバレーのワイン産業の発展に大きく貢献した生産者で、高品質なカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネを生産しています。
同じくカリフォルニアのリッジ・ヴィンヤーズは、ジンファンデルの名手として有名。
オレゴンのドメーヌ・ドルーアンは、ブルゴーニュの名門ドメーヌが設立したワイナリーで、エレガントなピノ・ノワールを生産しています。
ワシントンのシャトー・サン・ミッシェルは、コロンビアバレーの大手ワイナリーで、優れたタカベルネ・ソーヴィニヨンとリースリングを製造。
ニューヨークのコンスタンティア・ワイナリーは、フィンガーレイクスの代表的なワイナリーで、ドイツ品種の白ワインを得意としています。
価格で選ぶ
アメリカワインは、手頃な価格帯から高級品まで、幅広い価格帯で選ぶことができます。
予算に合わせてワインを選ぶことが大切ですが、価格が高いからと言います手頃な価格帯(2,000〜3,000円)のワインは、日常的に楽しみやすいです。
中間価格帯(3,000〜5,000円)のワインは、特別な日に楽しむのに適しています。
この価格帯では、ナパバレーのフロッグス・リープやソノマのフェラーリ・カラノ、オレゴンのアーギュレ・ヌーなどのワインが人気です。
ハイエンド(5,000円)のワインは、コレクションや大切な席に適しています。
この価格帯では、ナパバレーのオーパス・ワンヤスクリーミング・イーグル、オレゴンのベッツ&シスターズなどの希少なワインが含まれます。
アメリカのワイン品種
世界各国で栽培されている国際品種が広く栽培されています。赤ならカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、ピノ・ノワール、シラー。
イタリア南部プーリア州で盛んに栽培されているプリミティーヴォはアメリカではジンファンデルと呼ばれ、フルボディ赤ワイン品種としてとても人気があります。
白ならシャルドネ、シュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングなどが主要栽培品種です。
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アメリカの人気おすすめワイン15選
ここからはアメリカの人気おすすめワインを15選紹介していきます。
赤ワインと白ワインを分けて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
では早速見ていきましょう。
アメリカの人気おすすめ赤ワイン10選
まずはアメリカの人気おすすめ赤ワイン10選を見ていきましょう。
リーズブルなものから、特別な日の一本までをご紹介しております。
10位
甘みと酸味のバランスが良いことが魅力のライトボディの赤ワインです。
カルロロッシのワインは味わいと親しみやすさで世界約60カ国で愛されています。
美しいガーネット色でチェリー系の爽やかな香りと、果実のまろやかさを口の中でお楽しみいただけます。
非常にリーズナブルな価格で、デイリーワインとして優秀な一本です。
香り | チェリー、バニラ |
酸味 | ★☆☆☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
9位
トロピカルフルーツとバニラの香りが魅力的な白ワイン。
カリフォルニアの家族経営ワイナリーが手がける、コストパフォーマンスに優れたシャルドネ。
パイナップルやマンゴーなどのトロピカルフルーツのアロマに、バニラやナッツのニュアンスが加わり、華やかで芳醇な香りを生み出します。
口当たりはリッチでまろやか。果実味とオーク樽熟成由来の風味が調和した、バランスの良い味わいが楽しめます。
香り | トロピカルフルーツ、バニラ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
8位
肉料理に合うように考えられて造られた一本。
炭火を連想させるような熟成した香り、フルーティーで果実味を感じられるとろみ、バランスの良いタンニンを感じられる味わいは、肉料理との相性抜群です。
焼き肉やバーベーキューなどで用意すると、最高のひとときが過ごせるでしょう。
香り | カシス、ロースト、杉 |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
7位
売上高世界第1位を獲得したこともある1本(IRC社調べ/2013年10月~2014年10月の一年間)。
その名前は“7つの大罪”を由来にしており、リッチななめらかさを感じられます。
バニラやスパイスなどオークを味わえ、バランスの良いタンニンが魅力的です。
香り | プラム、シナモン、オールスパイス |
酸味 | ★☆☆☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
6位
濃厚な果実味とスパイシーな風味が特徴の赤ワイン。
カリフォルニアの恵まれた気候と土壌が生み出す、凝縮感のあるカベルネソーヴィニヨンです。
ブラックベリーやカシスを思わせる果実のアロマに、バニラやクローブのニュアンスが加わり、複雑で奥行きのある香りを醸し出します。
口に含むと、力強いタンニンと豊かな果実味が見事に調和し、長く続く余韻へと導きます。
香り | 果実味、スバイシー |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
5位
三角形のラベルが特徴的なオー・ボン・クリマ。
ロマネ・コンティと間違われたこともあるというその味わいは、一度は飲んでみたいワインです。
上品な質を保ちつつ、ピノ・ノワールの良さを引き出していることが特徴です。
香り | ラズベリー、キノコ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
4位
ゴッドファーザーで有名な映画監督のフランシス・コッポラはワイナリーのオーナーでもあり、リリースするワインは高い評価を獲得しています。
ちなみに、欧米では、ワインビジネスは、地位・名声・富の全てを手に入れた人のみが許される特別な仕事です。
楽天に移籍したスペインサッカー界のスーパースター・イニエスタがワイナリーを経営しているのも、そういった背景こみで理解しておきましょう。
香り | チェリー、バニラ |
酸味 | ★☆☆☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
3位
カリフォルニアワインの実力を世界に知らせた伝説的なブラインド・テイスティング対決1976年の「パリスの審判」。
無名のカリフォルニアワインが著名なフランスワインを打ち破る結果は当時衝撃的なシュースでした。
その10年後に開かれたリターンマッチとも呼べるテイスティングでボルドー格付け第一級シャトーに勝利したのがクロ・デュ・ヴァルです。
香り | ブルーベリー、レザー、ナツメグ |
酸味 | ★☆☆☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
2位
ブルゴーニュの名門ロマネ・コンティ社で修行したオーナーが造るカレラのワインは、正統派のブルゴーニュスタイル。
「カリフォルニアのロマネ・コンティ」と称され、世界的に知名度の高いワイナリーです。
香り | ミックスベリー、カルダモン |
酸味 | ★☆☆☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
1位
圧倒的な知名度を誇るのは「オーパス・ワン」。カリフォルニアワインの大立者ロバート・モンダヴィとフランスワイン界の名門貴族フィリップ・ロスチャイルド男爵の共同事業としてスタートしたワイン。
名前は「作品番号一番」という意味です。まさに「作品」と呼ぶにふさわしい堂々とした風格を持っています。
香り | ブラックベリー、杉、バニラ |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
渋み | ★★★☆☆ |
またアメリカの赤ワインについて詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。
>>【ソムリエ監修】アメリカの赤ワインおすすめ20選!選び方のコツも解説
アメリカの人気おすすめ白ワイン5選
次は白ワインを見ていきましょう。
5位
トロピカルフルーツを思わせる豊かな香りが魅力的な白ワイン。
カリフォルニアの太陽の恵みを受けて育ったシャルドネを使用。
パイナップルやマンゴーなどの甘美な果実のアロマに、バターやバニラのニュアンスが加わり、華やかで芳醇な香りを生み出します。
口当たりはリッチでクリーミー。フルーティな味わいが心地よく広がります。
香り | パイナップル、マンゴー、バター、バニラ |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
4位
爽やかな酸味とみずみずしい果実味が魅力的な白ワイン。
映画監督としても知られるフランシス・コッポラ氏が手がける、イタリア品種のピノグリージョを使用したワイン。
レモンやライムを思わせる爽やかな柑橘系のアロマに、青リンゴやナシのニュアンスが加わり、フレッシュで軽快な香りを生み出します。
口に含むと、キリッとした酸味とジューシーな果実味が調和し、さっぱりとした後味へと導きます。
香り | 柑橘系、青リンゴ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
3位
トロピカルフルーツとバニラの香りが魅力的な白ワイン。
カリフォルニアの家族経営ワイナリーが手がける、コストパフォーマンスに優れたシャルドネ。
パイナップルやマンゴーなどのトロピカルフルーツのアロマに、バニラやナッツのニュアンスが加わり、華やかで芳醇な香りを生み出します。
口当たりはリッチでまろやか。果実味とオーク樽熟成由来の風味が調和した、バランスの良い味わいが楽しめます。
香り | トロピカルフルーツ、バター |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
2位
リッチでクリーミーな口当たりが魅力的な白ワイン。
“ブレッド&バター”という名前の通り、バターのようになめらかでコクのある味わいが特徴です。
シャルドネ特有の柑橘系果実やリンゴの香りに、オーク樽熟成由来のバニラやナッツのニュアンスが加わり、複雑で奥行きのある香りを醸し出します。
口に含むと、豊かな果実味とまろやかな酸味が調和し、長く続く余韻へと導きます。
香り | 樽、バター |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★★☆ |
1位
ジューシーな果実味とフローラルな香りが魅力的な白ワイン。
“シンフォニー”というユニークな品種を使用。マスカットとグルナッシュ・ブランの交配品種で、アロマティックな香りが特徴です。
ジューシーな白桃やアプリコットの果実味に、ジャスミンやオレンジの花を思わせる華やかな香りが加わります。
口当たりは滑らかでフレッシュ。心地よい甘みとフルーティな味わいが楽しめます。
香り | マスカット、白桃 |
酸味 | ★★★★☆ |
ボディ | ★★★☆☆ |
またアメリカの白ワインについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
>>【ソムリエ監修】アメリカのおすすめ白ワイン20選!選び方のコツも解説
アメリカワインの美味しい飲み方
ここではアメリカワインの美味しい飲み方について紹介していきます。
今回は保存温度とワイングラスに焦点を当てて解説していきます。
では早速見ていきましょう。
適温で保存する
アメリカワインはそれぞれの適温で保存することが大切です。
アメリカワインの中でも赤ワイン、白ワインの2つを抑えておくと良いでしょう。
そのため赤ワインなら13~20℃、白ワインなら8~12℃で保存がおすすめです。
ただそれぞれ冷蔵庫の保存では冷えすぎてしまい、夏場は常温だと暖かすぎるなどの問題があります。
そこでアメリカワインの保存には積極的にワインセラーを利用することをおすすめします。
ワインセラーを利用すればすべてのアメリカワインに対応することができます。
家庭用のワインセラーについてはコチラを参考にしてみてください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめワインセラー17選!家庭用にはコレ!
ワイングラスを使い分ける
ワインの保存温度と同じように、ワイングラスを使い分けることもおすすめです。
赤ワインであれば口の広いワイングラスを使うことで、アメリカワインの奥深いタンニンや果実の香りを感じられます。
白ワインであれば辛口は万能型グラスを使うことで、ワインの品質を損なうことなく楽しめます。
ただ万能型グラスが1本あれば、アメリカワインをすべて楽しめるため、まずは万能型グラスを用意しましょう。
ぜひ自分に合ったワイングラスを選んでみてください。
またワイングラスについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめのワイングラス15選!種類とブランドも紹介
アメリカのワインを知りつくそう!
アメリカワインの魅力、ご理解いただけましたか? 広大な土地で造られるワインは多様性に富んでいます。
カリフォルニアでそのおいしさに気づかれたら、生産者に注目して選んで見てください。益々カリフォルニアワインに夢中になってしまうでしょう。
他の州に注目するのもおすすめです。ピノ・ノワールがお好きな方ならぜひオレゴン州のピノ・ノワールを試してみてください。
ブルゴーニュとカリフォルニアのいいところ両方合わせ持った味わいに、一層ピノ・ノワールの魅力にとりつかれるでしょう。
アメリカワインは知れば知るほど魅力的です。
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