ロゼワインのおすすめフランス銘柄を10本厳選!楽しみ方や合わせる料理も紹介

2019/02/08 ■ワイン■

「ロゼワインにはどんなものがある?」
「おすすめの銘柄は?」

日本ではまだまだ馴染みがないとも言えるロゼワイン。

しかし、フランスでは白ワインの出荷量を上回るほどの人気があり、ポピュラーなものとなっています。

この記事では、そんなフランスのロゼワインについて、魅力やおすすめ銘柄をソムリエがご紹介します。

選び方なども解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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執筆者/監修者

佐々木 健太

J.S.A. ソムリエ・エクセレンス

ソムリエ/年間受講者数日本一を誇るカリスマワインスクール講師  21歳でソムリエ資格を取得。南フランスにある一つ星レストラン「Keisuke Matsushima」にて研鑽を積み、帰国後は南青山「L’AS」を経て、株式会社WINE TRAILを創業。ワインのサブスク「HOME WiNE」を手掛ける。YouTubeチャンネル「ソムリエ佐々木」を運営。第9回全日本最優秀ソムリエコンクールファイナリスト。

フランスのロゼワインの選び方

フランスのロゼワインには、いくつかの種類があります。

こちらでその選び方についてご紹介します。

味わいで選ぶ

辛口

辛口のロゼワインはスッキリとした口当たりが特徴です。

華やかなフルーティーな香りが前面に出ているものの、味わいはドライでクリスピーな酸味を楽しむことができます。

産地によってはミネラル感や塩味を感じさせるものもあり、食事の味を引き立てる効果があります。

辛口のロゼワインは、食事と一緒にワインを楽しみたい方や、すっきりとしたドライな味わいを好む方におすすめです。

特に夏の暑い季節に野外で飲むには、辛口のロゼワインは最高の選択肢の一つとなるでしょう。

甘口

甘口のロゼワインは口当たりがまろやかで、フルーツの甘みが豊かに感じられます。

ベリー系果実の濃厚な香りがしっかりと感じられ、飲みやすい味わいが特徴です。

甘口のロゼワインはしばしばデザートやスパイシーで辛味のある料理と合わせて楽しまれます。

ワイン入門者や甘いドリンクを好む方に甘口のロゼワインは最適です。

近年はほどよい甘味のあるロゼワインと、中華料理やエスニック料理との組み合わせが楽しまれています。

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産地で選ぶ

プロヴァンス

フランスで大人気のプロヴァンスのロゼは、フランスのロゼの代表と言っても過言ではありません。

ロゼワインの生産量はフランストップで、さまざまなワインが造られています。

淡い色調の外観と重くないドライな味わいは、世界中のロゼワインのお手本とも言える仕上がりです。

品種はタナやムールヴェードルなど、いくつかの品種のブレンドのものが多く、すっきりとした辛口のものが多いと言えます。

>>【ソムリエ監修】ロゼワインのおすすめ10選・プロヴァンスを解説!

ボルドー

赤ワインの銘醸地として知られるボルドーでもロゼワインが造られています。

主にアントル・ドゥ・メールという地区がメインになりますが、上品でキリッとした辛口のワインが中心に造られています。

ロゼワインからもボルドー特有のしっかりとした果実味とエレガンスさを楽しめるでしょう。

>>【ソムリエ監修】ボルドーワインの特徴を徹底解説!産地の特徴、選び方、おすすめ銘柄もご紹介

ロワール

ロワール川の流域で造られるロゼワインはとてもバラエティに富んでいるのが特徴です。

ピノ・ノワールやカベルネ・フランを用いたロゼワインが生産されています。

この地域のロゼワインは、酸味とミネラル感が際立ち、フレッシュで軽やかなスタイルが魅力です。

アンジェでは甘口のロゼ・ダンジュ、サンセールでは辛口のロゼが造られています。

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品種で選ぶ

グルナッシュ

ローヌを始めとした南フランスで多く造られているのがグルナッシュを使ったロゼです。

イチゴやラズベリー、チェリーのようなフルーティーな香りのしっかりとしたロゼワインができあがります。

暖かい地域で栽培されるこのブドウは、太陽の恵みを受けて熟すことで甘美な味わいとなるため、ロゼワインにするとその果実の風味が引き立ちます。

>>【ソムリエ監修】グルナッシュとは? 特徴やおすすめ人気ワインを紹介

ピノ・ノワール

ブルゴーニュの赤ワイン品種として知られるブドウ品種ですが、ロワールやブルゴーニュでロゼワインが造られています。

ピノ・ノワールのロゼは、赤い果実のアロマに加えて柑橘類や花の香りも楽しめ、食事との相性も抜群です。

フルーティーでやさしい味わいの、エレガントで繊細な風味を持つ上品なタイプが多いです。

>>【ソムリエ監修】ピノ・ノワールとは?おすすめのワインや特徴まで解説

カベルネ・ソーヴィニヨン

ボルドーの主要品種でもあるカベルネ・ソーヴィニヨン。

ボルドーやフランス南西部などの地域で造られているロゼに使用されています。

カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴は、豊かなベリーの風味とスパイシーさ、そしてコクのある渋みです。

ロゼワインにすることで、きれいなルビー色のフローラルなニュアンスのあるワインが出来上がります。

>>【ワイン教養】カベルネ・ソーヴィニヨンを解説!品種特徴や豆知識、おすすめ銘柄などご紹介!

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価格で選ぶ

フランスのロゼワインの場合、極端に高級なものというのは存在せず手頃な価格のものが多いのが特徴です。

比較的入手しやすいデイリーな価格帯のものが多く、高くても5,000円程度の価格帯になるため、親しみやすいのもいいところです。

1,000円代で購入できる銘柄も豊富にあり、毎日飲めるテーブルワインとして十分に楽しむことができるでしょう。

フランスのおすすめロゼワイン10選

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フランス3大ロゼワインはほんのりとした甘さ

ロワール川流域で造られるほんのりと甘いロゼです。

グロローという品種で作られるロゼは、イチゴなどの赤いフルーツの香りが豊かで、甘みと酸のバランスが良いワインに仕上がっています。

中華料理の中でもカニ玉や酢豚などとの相性が良いです。

味わい辛口
産地ロワール
ブドウ品種グロロー

4位 デュオ・ミティーク

赤ワインで有名なワイナリーのロゼ

ラングドックの造り手の中でも名を馳せた赤ワインの造り手が生み出すロゼです。

シラーとグルナッシュから造られるロゼはイチゴなどのベリーの香りが豊かで、スパイスのニュアンスが感じられる一本です。

中華料理やトマトソースのパスタ、ピッツァとともにどうぞ。

味わい辛口
産地ラングドック
ブドウ品種シラー/グルナッシュ

3位 マレノン クラシック・ロゼ

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ローヌの協同組合のリーズナブルなロゼ

ローヌのリュベロン地区の造り手が設立した協同組合が造るロゼワインは、リーズナブルで人気のある1本。

ピンクグレープフルーツやチェリー、バラの花などの繊細な香りが心地よい、バランスの良い味わいのワインです。

中華料理の点心や炒め物と合わせてお楽しみください。

味わい辛口
産地コート・デュ・ローヌ
ブドウ品種グルナッシュ/シラー

2位 レザマン・ドュ・シャトー・モンペラ ロゼ

神の雫で取り上げられたモンペラの造るロゼ

ボルドーのロゼワインの一大産地でもある、アントル・ドゥ・メールのワイン。

神の雫で取り上げられたシャトー・モンペラが造っています。

フレッシュなピンクグレープフルーツの香りと、ミントやハーブのニュアンスに、軽やかでバランスの取れた味わいが特徴的です。

トマトを使ったパスタやピッツァとともにどうぞ。

味わい辛口
産地ボルドー
ブドウ品種カベルネ・ソーヴィニヨン

1位 アラン・ブリュモン ガスコーニュ・ロゼ

さまざまな雑誌で賞をとった実力派のワイナリーのロゼ

ヴォーグやワイン王国など、さまざまな雑誌の特集でベストバイワインに選ばれた、ガスコーニュの実力派、アラン・ブリュモンの手がけるロゼ。

さくらんぼのようなきれいな色、木苺や野ばらのような香り、野いちごやさくらんぼのようなフレッシュな味わいとボリュームのある果実味が口いっぱいに広がります。

中華料理や冷しゃぶなどとともにどうぞ。

味わい辛口
産地ガスコーニュ
ブドウ品種タナ/シラー/メルローほか

プレゼントや特別な日におすすめ!2,000円~10,000円

5位 タヴェル・ロゼ E.ギガル

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3大ロゼワインのひとつはグルナッシュ主体

フランス3大ロゼワインのひとつでもあるローヌのタヴェル・ロゼは、グルナッシュが主体のブレンド。

赤い果実の香りが豊かで、スパイシーなニュアンスのある、クリスピーな飲み心地の1本です。

中華料理はもちろん、ハーブを使ったポークのグリルなどとも合います。

味わい辛口
産地コート・デュ・ローヌ
ブドウ品種グルナッシュ/サンソー/シラー

4位 ドメーヌ・オット バンドール・ロゼ クール・ド・グレン・シャトー・ロマサン

プロヴァンスナンバーワンの造り手が造るロゼ

プロヴァンスでもっともよく知られているワイナリーのロゼは、デリケートに圧搾した果汁を使った繊細な一本。

グレープフルーツやアプリコット、オレンジのフレッシュなアロマが感じられ、はちみつやスパイスのニュアンスがあるワインです。

魚介を使った料理やパエリアなどと合います。

味わい辛口
産地プロヴァンス
ブドウ品種グルナッシュ

3位 マルサネ・ロゼ ブリュノ・クレール

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ブルゴーニュの数少ないロゼのトップと言えるワイン

ロゼの生産量が少ないブルゴーニュで造られるマルサネのロゼは、ロゼ好きの間では高品質でよく知られています。

ピノ・ノワールらしい赤い果実の香りが豊かで、ボリューム感のある味わいです。

鶏のローストなどと合わせてどうぞ。

味わい辛口
産地ブルゴーニュ
ブドウ品種ピノ・ノワール

2位 サンセール ロゼ ヴィニョーブル・ベルティエ

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ピノ・ノワールのフルーティーさを引き出したロゼ

ロワールの上流に広大な畑を所有するヴィニョーブル・ベルティエの造るサンセールのロゼは、ピノ・ノワールの特徴を最大限に引き出しています。

アプリコットやマンゴーなどの香りが豊かで、果実のみずみずしさとしなやかさ、さわやかな酸味が調和した1本です。

中華料理や天ぷらなどと一緒にどうぞ。

味わい辛口
産地ロワール
ブドウ品種ピノ・ノワール

1位 シャトー・デスクラン レ・クラン

ロゼワインの新時代の幕開けを感じられる希少なロゼ

50haほどの畑のほとんどが樹齢40年を超える樹というプロヴァンスきってのシャトーが、巧みなアッサンブラージュで生み出したロゼ。

赤い果実の複雑な香りと、ミネラルや梨、ローズウォーターのような香りなど華やかでフルーティーな香りが豊かなワインです。

ハーブを使ったポークのグリルなどと一緒にお楽しみください。

味わい辛口
産地プロヴァンス
ブドウ品種グルナッシュ/ロール

フランスとロゼワイン

フランスではロゼワインが広く親しまれています。

こちらでフランスとロゼワインについての概要をご説明します。

世界最大のロゼワイン生産国

ワイン大国であるフランスは、世界最大のロゼワイン生産国及び消費国としての地位を築き上げています。

フランス国内でのロゼワインの消費量は、1990年以降着実に増加を続けており、2013年には全ワイン消費量の約30%を占めるまでに至りました。

この23年間でフランスにおけるロゼワインの消費量は約3倍にまで拡大。

今やフランスにおいて、ロゼワインは白ワインよりも多く飲まれているのです。

フランスのロゼワインと言えば、南フランスに位置するプロヴァンスが最も有名ですが、ボルドーやロワールなど各地域でロゼワインは生産されています。

なお、ロゼワインの消費量はフランスのみならず、世界的に増加傾向にあることも特徴です。

ロゼワインの人気が高まっている背景には、食文化のトレンドの変化やSNSの台頭、多様性を求める消費者など、様々な要素が絡んでいると考えられます。

そんなロゼワインブームが起きている中、世界最大の消費国であり生産国であるフランスはロゼワインを語るうえで欠かせません。

ロゼワインの作り方

ロゼワイン造りには赤ワインに用いられる黒ブドウ品種が使用されます。

しかし、赤ワインとは異なる製法を用いることで、鮮やかなロゼ色のワインが仕上がるのです。

ロゼワインにはさらにいくつかの製法があるので、以下で代表的な3つの製法を簡単にご紹介します。

 

セニエ法

セニエ法は赤ワイン造りをアレンジしたロゼワインの製法です。

ブドウを潰して果汁と果皮をタンクに入れるまでは赤ワインと同じ工程ですが、発酵が始まる直後に一部の果汁をタンクから引き抜きます。

短時間ではありますが果汁が果皮と接触するため、ワインには鮮やかなピンク色が付きます。

味わいはより赤ワインに近く、程よい渋味と豊かな果実味を持つのが特徴です。

 

直接圧搾法

赤ワイン用の黒ブドウを、白ワイン造りの製法で作るロゼワインです。

黒ブドウを時間をかけてゆっくり圧搾することで果汁を抽出しています。

その際に僅かな色素が果汁に移るので、直接圧搾法のロゼワインは非常に淡い色合いとなります。

味わいは白ワインに近く、酸味が心地よく口当たりはなめらかです。

 

混醸法

混醸法は黒ブドウと白ブドウを混ぜて発酵させるロゼワインの製法。

黒ブドウと白ブドウの比率によって、仕上がるロゼワインの色合いや味わいが変化します。

なお、すでに完成した白ワインと赤ワインをブレンドして作られるロゼワインもあります。(アッサンブラージュ法)

しかし、この作り方はヨーロッパのワイン法において一部を除き、正式なロゼワインの製法としては認められていません。

フランスのロゼワインの特徴

フランスのロゼワインにはどのような特徴があるのでしょうか。

こちらでその特徴を解説していきます。

爽快な辛口が主体

フランスのロゼワインは、一般的にそのフレッシュで爽やかな口当たりが特徴です。

ロゼワインはその色合いから甘口だと思われることも多いですが、フランスの多くのロゼワインは辛口に仕上げられています。

フランスで生産されるロゼワインは幅広い料理に合わせやすく、フレッシュな果実の味わいを楽しむ早飲みタイプが主流です。

特に南部のプロヴァンス地方で生産されるロゼワインは、辛口でありながらも果実味が豊かで、バランスが取れていることで人気があります。

このようなワインは温暖な季節の屋外での食事や、軽やかな料理との相性が抜群です。

レモンやベリー、桃などのフルーツのアロマが感じられ、後味はスッキリとしていて、口の中をリフレッシュしてくれます。

辛口が主体ではありますが、ロワール地方で生産される「ロゼ・ダンジュ」など甘口のロゼワインも人気です。

甘口のロゼワインは1900年代中頃に大きなヒットを魅せましたが、食生活の変化により現在は辛口のワインが世界的に好まれるようになっています。

最近の流行りはガラス栓のロゼワイン

近年はフランスでガラス栓を使ったロゼワインが増えています。

ガラス栓はオープナーが要りませんし、見た目が涼しげです。

ビジュアル的にもモダンでスタイリッシュな印象を与えるため、特に若い消費者層からの支持を集めています

ロゼワインはその色合いを美しく魅せるために、ボトル自体も透明な瓶が使われることが多いです。

ガラス栓と透明なボトルはよりロゼワインを美しく見せる手法として、多くの生産者が取り入れています。

味わいだけでなく、美しい見た目も楽しめる点がロゼワインの大きな魅力と言えるでしょう。

フランスのロゼワインの楽しみ方

最後にフランスのロゼワインの楽しみ方についてご紹介します。

フランスでロゼワインは非常にカジュアルに飲まれていますので、肩ひじ張らず、ぜひ気軽にロゼワインを楽しんでみてください。

おすすめのシーンは夏!

フランスのロゼワインはぜひ夏に楽しんでいただきたいところ。

その爽やかな味わいとエレガントな色合いは、太陽の日差しが降り注ぎ、青空が広がる夏の季節にぴったりの選択肢です。

フランスは夏が長期休暇の期間となり、バカンス地として自然豊かな南フランスがよく選ばれます。

夏のバカンス=南フランス=プロヴァンス=ロゼワインというように、フランス人は夏にロゼワインを飲む文化が根付いているのです。

暑い夏の日に良く冷やしたロゼワインを楽しむことは、瞬く間に気分をリフレッシュさせ、日々の暑さを忘れさせてくれます。

野外でのピクニックやテラス席でのランチ、ビーチで夕日を眺めながらなど…。

ぜひロゼワインで夏の思い出に彩りを添えてみてください。

良く冷やして飲む

ロゼワインを飲む際はしっかりと冷やすことをおすすめします。

ロゼワインの魅力はその爽やかさとフルーティーな風味であり、これを最大限に引き出すためには良く冷やして飲むことが推奨されます。

具体的にはロゼワインの味わいにもよりますが、8〜10℃の間がおすすめ。

あまり冷やし過ぎると風味が抑えられてしまいますが、適切に冷やすことで暑い季節にぴったりの、リフレッシングな飲み口を楽しむことができます。

一方で、うだるような暑さの時期には、氷水でキンキンに冷やしたロゼワインも最高の選択肢となるでしょう。

飲み方アレンジ

オンザロック

ロゼワインに氷を入れて楽しむ「オンザロック」は、特に暑い日にぴったりの飲み方です。

氷を入れることでワインがしっかりと冷え、味わいが薄まることでさらに爽やかで飲みやすくなります。

フルーティーなロゼワインを選べば、氷が溶けるにつれて味の変化も楽しめます。

グラスに氷をたっぷりと入れ、冷えたロゼワインを注ぎ、軽く混ぜてからお楽しみください。

ソーダ割り

ロゼワインにソーダ水を加えることで、爽快なスプリッツァーを作ることができます。

ロゼワインのフルーティーさはそのままに、軽やかで飲みやすい一杯に仕上げます。

ロゼワインとソーダ水を1:1の比率で混ぜるのが基本ですが、お好みで調整してください。

レモンやライムのスライスを添えると、見た目にも美しくさらに爽やかさが増すのでおすすめ。

カクテル

ロゼワインはフランス現地でカクテルベースとしても使用されています。

フルーツやハーブ、リキュールと組み合わせることで、オリジナルのロゼワインカクテルを楽しむことができます。

以下に、簡単なカクテルレシピを紹介します。

ロゼ・パンプルムース

ロゼワインとグレープフルーツジュースを合わせた、フランスでも定番のワインカクテルです。

作り方が簡単かつ材料も手に入りやすいので、ロゼワインカクテルの入門としておすすめ。

ロゼ・パンプルムース 作り方
①氷を入れたグラスにグレープフルーツ果汁またはグレープフルーツジュースを入れる
②お好みでハチミツやガムシロップを入れて混ぜる
③同量のロゼワインをグラスに注ぎ、グレープフルーツのスライスを飾る
ロゼ・マルガリータ

テキーラベースの人気カクテル、マルガリータのロゼワインアレンジです。

テキーラの刺激的な味わいと爽快感がロゼワインとマッチし、夏の季節にピッタリ。

ロゼ・マルガリータ 作り方
①グラスの縁をレモンで湿らせ、塩を付ける
②シェイカーにロゼワイン・テキーラ・シロップ・レモンジュース・氷を入れて混ぜる
③氷を取り除きながらグラスに②を注ぎ、お好みでミントを飾る
フロゼ

凍らせたロゼワインにフルーツを加えた、いわゆるフローズンカクテル。

ニューヨーク発祥のおしゃれなカクテルで、味わいはもちろん写真映えする見た目も人気です。

フロゼ 作り方
①タッパーにロゼワインを入れ、冷凍庫で6時間以上凍らせる
②ブレンダーに冷凍したロゼワイン・グレープフルーツジュース・シロップ・イチゴ・黄桃を入れて撹拌する
③シャーベット状になったらグラスに移し、お好みでフルーツやミントを飾る

合わせる料理

ピンチョス

ピンチョスはスペイン発祥のおつまみです。

カジュアルなロゼワインには、ピンチョスのような簡単なおつまみがよく合います。

生ハムやオリーブ、チーズ、サーモンなどを組み合わせたピンチョスと一緒に、よく冷やしたロゼワインを合わせてみてください。

ワインはプロヴァンスの安価な辛口ロゼワインのほか、オンザロックやカクテルにしたロゼワインを合わせても良いでしょう。

サンドイッチ

手軽に楽しめるサンドイッチもロゼワインのお供にはぴったりです。

野菜やハム、たまご、チーズなどの定番から、ツナや海老、チキンなどお好みの具材で楽しんでみてください。

軽くトーストして香ばしく焼き上げたパンを使った方がロゼワインにはよく合います。

ピクニックや屋外でのランチタイムなど、カジュアルなシーンにおすすめです。

中華料理

ロゼワインは中華料理と相性が良いワインとして知られています。

中華料理は甘辛いソースや香辛料、酸味を効かせた料理など、様々な味わいが特徴です。

ロゼワインはそのフレッシュな酸味とフルーティーな味わいで、中華料理の味の濃さを引き立てながら、口の中をリフレッシュする効果があります。

また、酢豚やエビチリ、回鍋肉、餃子、たくさんの種類の料理を小皿に分けて食べる中華料理は、赤ワインと白ワインの中間の味わいであるロゼワイン1本だけでも楽しむことができます。

中華料理にはやや濃い味わいのロゼワインを合わせると良いでしょう。

エスニック料理

エスニック料理とロゼワインも近年注目を集めている組み合わせのひとつ。

スパイシーで甘酸っぱい味付けのタイ料理やベトナム料理は、ロゼワインのほのかな甘味や華やかな香りと相性抜群です。

生春巻きやパッタイなどに合わせ、やや甘味のあるロゼワインを合わせてみてください。

また、ハーブやスパイスを多用したメキシコ料理には、キリっとドライな辛口のロゼワインがおすすめ。

フランスのロゼワインはカジュアルに楽しもう!

フランスのロゼワインはとてもバラエティが豊かなのに、価格帯も親しみやすいゾーンの物が多くあります。

食事にも合わせやすいのでデイリーに楽しめるものがとても多いのが特徴。

タンニンの渋味も少なく、すっきりとして飲みやすいので、初心者の入り口としても適していると言えます。

フランクに楽しみやすいロゼワインを、日常のテーブルで楽しんでみてはいかがでしょうか。

フランスワインについてより詳しく知りたい方は以下の記事もご参考ください

>>【ソムリエ監修】フランスのワインを徹底解説!産地やおすすめを紹介


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